JPH08169319A - 車両の移送装置 - Google Patents

車両の移送装置

Info

Publication number
JPH08169319A
JPH08169319A JP31227594A JP31227594A JPH08169319A JP H08169319 A JPH08169319 A JP H08169319A JP 31227594 A JP31227594 A JP 31227594A JP 31227594 A JP31227594 A JP 31227594A JP H08169319 A JPH08169319 A JP H08169319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
forks
fork
main
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31227594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Sakata
明彦 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Umpanki Co Ltd filed Critical Toyo Umpanki Co Ltd
Priority to JP31227594A priority Critical patent/JPH08169319A/ja
Publication of JPH08169319A publication Critical patent/JPH08169319A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両を容易かつ速やかに移送できるようにす
る。 【構成】 車両8の駐車面Gに沿って走行される台車1
を設け、その台車1のフレーム2に、2本の主フォーク
13・14と1本の補助フォーク24とを支持する。上
記フレーム2に対して上記の主フォーク13・14を水
平方向へ移動可能に構成すると共に、一方の主フォーク
13に対して上記の補助フォーク24を移動可能に構成
する。駐車中の車両8を他の場所へ移送する場合には、
まず、(B)図と(C)図に示すように、台車1を前進させ
て上記の3本のフォーク13・14・24を車両8の下
側へ挿入し、次いで、(D)図と(E)図に示すように上記
の各フォーク13・14・24を前後のタイヤ8a・8
bに接当させ、その後、(F)図に示すように、上記の3
本のフォーク13・14・24によって前後のタイヤ8
a・8bを持ち上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗用車・建設車両・
農作業用車両・産業用車両等の車両を車幅方向へ移送す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が対象とする移送装置は、例えば
中古車オークション会場の駐車場に駐車中の車両を移送
する際に利用される。従来、この種の駐車場では、駐車
場に多数列にわたって縦列駐車された車両を順にオーク
ション会場に自走させて、オークションを終えた車両を
再び元の順番で縦列駐車させていた。この場合、限られ
たスペース内に多数の車両を駐車させるため、各車両は
前後の間隔を狭くした状態で駐車される。
【0003】上記の縦列駐車中の車両のうちの縦列方向
の途中部分の車両を取出す操作は、次の手順で行なわれ
る。まず、取出し対象の車両の縦列方向の前側あるいは
後側に駐車されている他の車両を自走させて全て移動さ
せ、次いで、上記の取出し対象の車両を自走等によって
所定の場所へ移送し、その後、前記の他の車両を元の位
置へ戻すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対象と
なる車両の移送作業を完了するには、上述のように他の
車両を全て移動させた後に元の位置へ戻す必要があるの
で、その移送作業が煩雑であるうえ時間がかかる。
【0005】上記の問題点を解決するため、本発明者
は、特開平5−248114号公報に記載の技術を利用
することを本発明に先立って考えた。上記の従来公報に
は、立体駐車場の格納ラックと入出庫口との間でフォー
ク式移送設備によって自動車を移送する技術が記載され
ている。即ち、スタッカークレーンの昇降ケージの床部
分に2本の前フォークと2本の後フォークとを設け、こ
れら2本の前フォーク及び2本の後フォークを長手方向
へ伸縮可能に構成し、上記の前フォーク同士を拡縮可能
に構成するとともに後フォーク同士を拡縮可能に構成
し、上記の前フォークと後フォークとの前後方向の離間
距離を調節可能に構成したものである。
【0006】そして、本発明者が本発明に先立って考え
た提案とは、駐車面に沿って走行される台車に上記の従
来技術のフォーク機構を装備することにある。この先提
案例によれば、前述した縦列駐車中の車両のうちの縦列
方向の途中部分の車両を移送する操作は次の手順で行わ
れる。
【0007】まず、取出しの対象となる車両の車幅方向
の横側位置へ台車を走行させ、前フォークと後フォーク
との離間距離を調節することによって、2本の前フォー
クの中心を車両の前車軸に一致させるとともに2本の後
フォークの中心を車両の後車軸に一致させる。次いで、
前タイヤ径に応じて2本の前フォーク同士の距離を調節
するとともに後タイヤ径に応じて2本の後フォーク同士
の距離を調節する。引き続いて、上記の前後のフォーク
を伸長させて、2本の前フォークによって前タイヤの下
部を挟み込むとともに2本の後フォークによって後タイ
ヤの下部を挟み込む。その後、上記の前後のフォークを
台車に対して上昇させて車両を駐車面から持ち上げる。
最後に、台車を走行させて、縦列駐車中の車両を車幅方
向へ取り出すのである。
【0008】上記の先提案例は、車両を車幅方向へ取り
出すことによって、その車両の前側または後側に位置す
る他の車両を移動させる必要が無くなるので、車両の移
送を容易かつ速やかに行える点で優れる。しかしなが
ら、上記の先提案例では、4本のフォークを伸縮させる
手段と、2本の前フォーク同士を拡縮する手段と、2本
の後フォーク同士を拡縮する手段とと、前後のフォーク
同士の離間距離を調節する手段と、これら前後のフォー
クを昇降させる手段とが必要なので、構造が複雑であ
る。さらに、その先提案例は、前後のフォークをタイヤ
へ向けて伸長させる前にタイヤ位置を正確に検出してお
く必要があるので、タイヤ検出手段と制御回路が必要と
なって、その点からも構成が複雑である。本発明は、車
両を容易かつ速やかに移送できるとともに簡素な構成の
移送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、例えば図1から図4に示すように、車
両の移送装置を、次のように構成したものである。
【0010】(請求項1の発明)車両8の駐車面Gに沿っ
て移動される台車1と、上記の車両8の前後のタイヤ8
a・8bの間へ挿入されると共に同上の車両8の前後方
向Xへ移動可能な状態で上記の台車1のフレーム2に設
けた2本の主フォーク13・14と、上記の前後のタイ
ヤ8a・8bのいずれか一方8aに対して同上の前後方
向Xの外側から対面されるとともに上記の主フォーク1
3・14のうちのいずれか一方(13)に連結した補助フ
ォーク24と、上記の主フォーク13・14を前後方向
へ移動させる拡縮手段Aと、上記の駐車面Gに対して上
記の主フォーク13・14および上記の補助フォーク2
4を上下方向へ移動させる昇降手段11とを備えたもの
である。
【0011】上記の拡縮手段Aとしては、流体圧シリン
ダやネジ式進退機構などが考えられる。また、昇降手段
11としては、リンク機構や油圧機構などが考えられ
る。なお、上記の補助フォーク24は、上記の一方の主
フォーク13に対して相対移動させる場合と、その相対
移動をさせない場合とが考えられる。
【0012】(請求項2の発明)上記の請求項1の構成に
おいて、前記の一方の主フォーク13に対して前記の補
助フォーク24を前記の前後方向Xへ移動させる別の拡
縮手段25を設けたものである。
【0013】
【作用】本発明は、例えば図4に示すように、次のよう
に作用する。 (請求項1の発明)請求項1の発明は次のように作用す
る。駐車面Gに駐車中の車両8を他の場所へ移送する場
合には、まず、(A)図に示すように、車両8の車幅方向
Yの横側位置へ台車1を走行させ、2本の主フォーク1
3・14および補助フォーク24を所定の位置へ移動さ
せておく。次いで、(B)図と(C)図に示すように、台車
1を前進させて、2つの主フォーク13・14を上記の
車両8の前後のタイヤ8a・8bの間へ挿入するととも
に、補助フォーク24を前タイヤ8aに前側から対面さ
せる。この場合、後述するタイヤ持ち上げ作業を円滑に
行なうために、同上の(C)図中の破線図に示すように、
上記の補助フォーク24が前タイヤ8aにできるだけ接
近するように車両8を前進させることが好ましい。
【0014】引き続いて、(D)図と(E)図に示すよう
に、拡縮手段A(図3参照)によって一方の主フォーク1
3を左側へ移動させて前タイヤ8aに接当させるととも
に、他方の主フォーク14を右側へ移動させて後タイヤ
8bに接当させる。その後、(F)図に示すように、昇降
手段11(図1参照)によって、上記の3本のフォーク1
3・14・24を介して前後のタイヤ8a・8bを上昇
させる。上記のように車両8を持ち上げた状態で台車1
を後退させて、その車両8を車幅方向Yへ取り出し、そ
の後、台車1を所定の移送場所へ走行し、そこで車両8
を降ろすのである。その降ろす手順は、上記の持ち上げ
の手順とは逆の手順でなされる。
【0015】なお、上記の車両8の持ち上げ時におい
て、車両8が前後方向Xへ移動することを主フォーク1
3と補助フォーク24とによって阻止できるので、仮に
車両8のサイドブレーキをかけ忘れてタイヤ8a・8b
が自由に回転する状態であっても、その車両8がズレ落
ちるのを防止できる。
【0016】(請求項2の発明)請求項2の発明は次のよ
うに作用する。3本のフォーク13・14・24を車両
8の下側へ挿入する際には、図4(C)中の実線図に示す
ように、補助フォーク24が前タイヤ8aから大きく離
れたままで台車1を前進させていけばよい。次いで、前
記の(D)図および(E)図に示すように、2本の主フォー
ク13・14を前後のタイヤ8a・8bに接当させると
ともに、上記の補助フォーク24を別の拡縮手段25
(図3参照)によって右方向へ移動させて前タイヤ8aへ
接当させて、2本のフォーク13・24によって上記の
前タイヤ8aを接地状態のままで挟み込む。その後、上
記の3本のフォーク13・14・24によって前後のタ
イヤ8a・8bを持ち上げるのである。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。 (請求項1の発明の効果)駐車中の車両を台車の3本のフ
ォークによって持ち上げて車幅方向へ取出し、その後、
その車両を台車によって所望の場所へ移送できるので、
車両の移送を容易かつ速やかに行える。
【0018】上記の効果を達成するにあたり、2本の主
フォークと1本の補助フォークとの合計3本のフォーク
を備えればよいので、4本のフォークを備えるものに比
べるとフォークの本数が少ない。また、台車を走行させ
ることによって上記の3本のフォークを車両の下側へ挿
入できるので、これらフォークを長手方向へ伸縮させる
手段も必要でない。さらに、上記の2本の主フォーク
は、車両の下側へ挿入した後に前後方向へ移動させて前
後のタイヤへ接当させるだけでよいので、特別な調節手
段や制御手段が必要でない。以上により、移送装置の構
成が簡素である。
【0019】(請求項2の発明の効果)一方の主フォーク
に対して補助フォークを前後方向へ移動可能に構成した
ので、台車を前進させて3本のフォークを車両の下側に
挿入する際に、上記の補助フォークと一方のタイヤとの
間が大きく離れていても差し支えない。このため、台車
の運転操作に手間がかからない。また、上述のように、
補助フォークを前後方向へ移動可能に構成したので、そ
の補助フォークと一方のフォークとによってタイヤを接
地状態のままで挟み込むことが可能となる。このため、
前後のタイヤを持ち上げる際の3本のフォークの上昇リ
フトが小さくてよく、昇降手段をコンパクトに造れる。
【0020】
【実施例】図1から図4は、本発明の一実施例を示して
いる。まず、図1から図3によって車両の移送装置の構
成を説明する。図1は移送装置の平面図である。図2
は、上記の図1中のII−II線矢視断面図である。図3
は、同上の図1中のIII−III線矢視断面図である。
【0021】台車1は、そのフレーム2に設けた1つの
駆動輪3と複数の接地輪4・4とによって、車両の駐車
面Gに沿って走行可能に構成されている。即ち、上記フ
レーム2に固定した走行駆動部5の電動機(図示せず)に
よって上記の駆動輪3が駆動される。また、上記の走行
駆動部5の運転席6に設けた操行ハンドルや各種の操作
スイッチ(いずれも図示せず)によって台車1が運転され
る。
【0022】上記フレーム2に昇降台10が固定され、
その昇降台10の先端寄り部がリンク機構11によって
駐車面Gに対して上下方向へ移動される。上記の昇降台
10に水平方向へ延びるガイド部材12が固定され、そ
のガイド部材12に2本の主フォーク13・14が支持
される。これら主フォーク13・14は、それぞれ、図
2に示すように側面視で横L字状に形成されて、上下の
ブラケット15・16と上下のローラ17・18とによ
って上記ガイド部材12に水平方向へ移動自在に支持さ
れる。
【0023】上記の一方の主フォーク13と上記ガイド
部材12との間に第1流体圧シリンダ21が設けられ、
他方の主フォーク14と同上ガイド部材12との間に第
2流体圧シリンダ22が設けられる。上記の第1流体圧
シリンダ21を伸縮させることによって、上記の一方の
主フォーク13が実線図の位置と一点鎖線図の位置との
間で調節移動される。また、上記の第2流体圧シリンダ
22を伸縮させることによって、上記の他方の主フォー
ク14も実線図の位置と一点鎖線図の位置との間で調節
移動される。即ち、これら2つの流体圧シリンダ21・
22によって、主フォーク13・14の拡縮手段Aが構
成されている。
【0024】さらに、上記ガイド部材12に1本の補助
フォーク24が水平方向へ移動自在に支持され、その補
助フォーク24が第3流体圧シリンダ25によって前記
の一方の主フォーク13から離間または接近可能とされ
る。そして、前記リンク機構11によって駐車面Gに対
して昇降台10を上下方向へ移動させると、上記ガイド
部材12を介して上記の主フォーク13・14及び補助
フォーク24が上下方向へ移動される。
【0025】上記の台車1によって車両を移送する手順
を、主として図4中の(A)から(F)の模式図によって説
明する。(A)・(B)・(D)の各図は平面図であって、前記
の図1に相当する図である。(C)図は、上記の(B)図中
のC−C線矢視図である。(E)図は、上記の(D)図中の
E−E線矢視図である。(F)図は、車両の持ち上げ状態
を示し、上記の(E)図に相当する図である。なお、図中
の符号Xは車両8の前後方向を示し、符号Yは車両8の
車幅方向を示している。
【0026】(A)図に示すように、まず、駐車面Gに駐
車中の車両8の車幅方向Yの横側位置へ台車1を走行さ
せる。この状態で、2つの主フォーク13・14を、上
記の車両8の前後のタイヤ8a・8bの間へ挿入可能な
位置へ移動させるとともに、補助フォーク24を前タイ
ヤ8aよりも外側へ挿入可能な位置へ移動させる。次い
で、(B)図と(C)図に示すように、台車1を前進させ
て、2つの主フォーク13・14を上記の前後のタイヤ
8a・8bの間へ挿入するとともに、補助フォーク24
を前タイヤ8aに外側から対面させる。
【0027】引き続いて、(D)図及び(E)図に示すよう
に、前記の第1流体圧シリンダ21(図3参照)によって
一方の主フォーク13を左側へ移動させて前タイヤ8a
に接当させるとともに、前記の第2流体圧シリンダ22
(図3参照)によって他方の主フォーク14を右側へ移動
させて後タイヤ8bに接当させ、さらに、前記の第3流
体圧シリンダ25(図3参照)によって補助フォーク24
を右側へ移動させて前タイヤ8aに接当させる。その
後、前記リンク機構11(図1参照)によって駐車面Gに
対して昇降台10を上昇させる。すると、その昇降台1
0に固定したガイド部材12が上昇されるので、(F)図
に示すように、上記の主フォーク13・14および補助
フォーク24が前後のタイヤ8a・8bを上昇させる。
【0028】上記のように車両8を持ち上げた状態で台
車1を後退させて、その車両8を車幅方向Yへ取り出
し、その後、台車1を所定の移送場所へ走行し、そこで
車両8を降ろすのである。その降ろす手順は、上記の持
ち上げの手順とは逆の手順でなされる。
【0029】上記の実施例は次の長所がある。前記の車
両8の持ち上げ時において、前後のタイヤ8a・8bの
うちの一方のタイヤ(ここでは前タイヤ8a)を主フォー
ク13と補助フォーク24とによって挟み込んだので、
仮に車両8のサイドブレーキをかけ忘れてタイヤ8a・
8bが自由に回転する状態であっても、その持ち上げ時
に車両8が前後方向Xへ移動することを阻止でき、従っ
て、その車両8がズレ落ちるのを防止できる。そして、
2本の主フォーク13・14と1本の補助フォーク24
との合計3本のフォークによって上記のズレ落ち防止を
達成できるので、移送装置の構成が簡素ですむ。
【0030】一方の主フォーク13に対して補助フォー
ク24を移動可能に構成したので、台車1を前進させて
3本のフォーク13・14・24を車両8の下側に挿入
する際に、上記の補助フォーク24と前タイヤ8aとの
間が離れていても差し支えない。このため、台車1の運
転操作に手間がかからない。また、上述のように補助フ
ォーク24を移動可能に構成したので、図4(E)に示す
ように、前タイヤ8aを接地状態で挟みつけることが可
能となる。このため、前後のタイヤ8a・8bを持ち上げ
る際に、フォーク13・24を上向きに空走させる必要
がない。その結果、フォーク13・14・24の上昇リフ
トが小さくてよく、昇降手段である前記リンク機構11
をコンパクトに造れる。
【0031】上記の3本のフォーク13・14・24によ
って車両8を持ち上げる際には、図4(A)に示すように
3本のフォーク13・14・24を大まかに位置決めし、
その後、図4(D)に示すように各フォーク13・14・2
4を前後のタイヤ8a・8bに接当させればよい。従っ
て、駐車中の車両8の前後のタイヤ8a・8bの位置を
正確に検出する手段を設ける必要がなく、その点からも
移送装置の構成が簡素ですむ。
【0032】また、駐車面Gに沿って自由走行可能な台
車1によって車両8を持ち上げ可能に構成したので、そ
の車両8を所望の場所へ移送可能である。さらに、その
台車1は、既存のフォークリフト等を改造することによ
って製作可能なので、安価に造れる。
【0033】上記の実施例は次のように変更可能であ
る。昇降手段は、前記リンク機構11に代えて、カム機
構やチェーン機構などを利用したものであってもよく、
また、油圧等の流体圧装置であってもよい。前記の昇降
台10は、フレーム2に固定することに代えて、そのフ
レーム2に上下移動自在に支持してもよい。この場合、
その昇降台10が、上記リンク機構11等の昇降手段に
よって、フレーム2(及び駐車面G)に対して上下方向へ
移動される。
【0034】補助フォーク24は、一方の主フォーク1
3に連結することに代えて、他方の主フォーク14に連
結してもよい。2つの主フォーク13・14を2本の流
体圧シリンダ21・22によって個別に移動させること
に代えて、その2つの主フォーク13・14を1本の流
体圧シリンダによって移動させてもよい。さらに、拡縮
手段は、上記の流体圧シリンダに代えて、ネジ式進退機
構やチェーン機構等を利用したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、車両の移送装置の平
面図である。
【図2】上記の図1中のII−II線矢視断面図である。
【図3】同上の図1中のIII−III線矢視断面図である。
【図4】上記の移送装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1…台車、2…フレーム、8…車両、8a…前タイヤ、
8b…後タイヤ、11…昇降手段(リンク機構)、13・
14…主フォーク、24…補助フォーク、25…別の拡
縮手段(第3流体圧シリンダ)、A…拡縮手段(第1流体
圧シリンダ21・第2流体圧シリンダ22)、G…駐車
面、X…車両8の前後方向。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(8)の駐車面(G)に沿って移動され
    る台車(1)と、上記の車両(8)の前後のタイヤ(8a)
    (8b)の間へ挿入されると共に同上の車両(8)の前後方
    向(X)へ移動可能な状態で上記の台車(1)のフレーム
    (2)に設けた2本の主フォーク(13)(14)と、上記の
    前後のタイヤ(8a)(8b)のいずれか一方(8a)に対し
    て同上の前後方向(X)の外側から対面されるとともに上
    記の主フォーク(13)(14)のうちのいずれか一方(1
    3)に連結した補助フォーク(24)と、上記の主フォー
    ク(13)(14)を前後方向へ移動させる拡縮手段(A)
    と、上記の駐車面(G)に対して上記の主フォーク(13)
    (14)および上記の補助フォーク(24)を上下方向へ移
    動させる昇降手段(11)とを備える、ことを特徴とする
    車両の移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車両の移送装置にお
    いて、 前記の一方の主フォーク(13)に対して前記の補助フォ
    ーク(24)を前記の前後方向(X)へ移動させる別の拡縮
    手段(25)を設けた、ことを特徴とする車両の移送装
    置。
JP31227594A 1994-12-16 1994-12-16 車両の移送装置 Withdrawn JPH08169319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31227594A JPH08169319A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 車両の移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31227594A JPH08169319A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 車両の移送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08169319A true JPH08169319A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18027285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31227594A Withdrawn JPH08169319A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 車両の移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08169319A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190054616A (ko) * 2017-11-14 2019-05-22 조민서 복층 일렬주차 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190054616A (ko) * 2017-11-14 2019-05-22 조민서 복층 일렬주차 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10590669B2 (en) Movable conveyors for moving a four-wheel vehicle
JP2872962B2 (ja) 車両の搬送装置
JP5900982B2 (ja) 保管施設において自動車を横方向に自動保管する装置及び方法
US2629507A (en) Car parking mechanism
CN211032326U (zh) 一种agv搬运小车
WO1988004350A1 (en) A transporting arrangement for transporting motor vehicles
JP5921183B2 (ja) 荷役車両
JPH08169319A (ja) 車両の移送装置
CN109798010B (zh) 一种移动式可偏置载车板
JP5818464B2 (ja) 荷役車両および荷役車両による荷役方法
JP5566206B2 (ja) サイドフォークリフト車及び自動車の積込み方法
JP3116224B2 (ja) 機械式駐車装置
CN218715578U (zh) 易于泊车的立体车库
CN109823253B (zh) 一种六位半挂智能型轿运车
JPH0693756A (ja) 車両の移送装置
JP2597945B2 (ja) 車両の搬入搬出装置及びこの装置を用いた駐車装置
CN219864330U (zh) 车位分配移动装置
JPH074107A (ja) 立体駐車設備における移動台車のタイヤ止め装置
JP3537397B2 (ja) 大型機器の運搬装置及びそれを用いた搬入据付方法
JP2572234Y2 (ja) 車両の移送装置
JP2923832B2 (ja) 立体電留基地
JPH06229139A (ja) 車両の移送装置
CN114165083A (zh) 一种侧式举升机器人装置及其实现方法
JP2018118648A (ja) 自動車用ジャッキ
JP2591903B2 (ja) 駐車場設備

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305