JPH0816926B2 - カラ−画像処理装置 - Google Patents

カラ−画像処理装置

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JPH0816926B2
JPH0816926B2 JP61123722A JP12372286A JPH0816926B2 JP H0816926 B2 JPH0816926 B2 JP H0816926B2 JP 61123722 A JP61123722 A JP 61123722A JP 12372286 A JP12372286 A JP 12372286A JP H0816926 B2 JPH0816926 B2 JP H0816926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、入力画像に対して色バランスのずれを補正
するカラー画像処理装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、画像の色バランスに関しては、通常 :撮る前に色バランスを合わせる、 :撮つた後の画像を修正する、 という2通りの方法が行われている。
はビデオカメラの「ホワイトバランススイツチ」が
それに該当し、撮影を開始する前に白い紙等を写し、そ
の“白”を基準にホワイトバランスをとるようにしてい
る。は印刷の分野などで広く行われているが、その多
くは職人の勘と経験によるところが多い。このように、
未だ色バランスを合わせる一定のアルゴリズムが開発さ
れていないことが問題となっている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、輝度に応じた高精度の色バランス補正を行う
ことができると共に、簡単な構成で、かつ高速に高精度
の非線形な色バランス補正を行うことができるカラー画
像処理装置を提案することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を実現するための本発明のカラー画像処理装
置の構成は、 画像を構成する画像データの中から高輝度の画像デー
タを検出する検出手段と、 前記高輝度の画像データの色差を抽出する抽出手段
と、 対象となる画像データの色差を、前記抽出された色差
と前記対象画像データの輝度とに基づきテーブルを用い
て非線形に色バランス補正する色バランス補正手段とを
具備することを特徴とする。
[作用] 上記構成のカラー画像処理装置の色バランス補正は、
対象となる画像データの色差を、画像を構成する画像デ
ータの中から検出された高輝度の画像データの色差と前
記対象画像データの輝度とに基づき、テーブルを用いて
非線形に色バランス補正するものである。
[実施例] 以下添付図面を参照しつつ本発明に係る実施例を詳細
に説明する。
〈処理の概念〉 本実施例における色バランスの補正は画像中のハイラ
イトポイント(最も輝度の高い画素)に着目して行う。
即ち、色バランスが正しく合つた画像はハイライトポイ
ントの色差が“0"、つまり「白」である確率が高い。そ
こで本実施例のカラー画像処理装置の色バランス補正の
概要は、 :得られた画像中のハイライトポイント画素の色差量
は、色バランスの「ずれ」と考えられるから、その色差
量を色バランスを補正すべき値、ΔEとする。
:全画素に対して、各画素の色差量からΔE×輝度/
最大輝度を減じ、その差を補正後のカラー画像信号とす
ることにより色バランスを合わせる、というものであ
る。
第2図は色バランスのずれた画像の色立体を表わし、
第2図(b)は、色バランス補正後の画像の色立体であ
る。輝度(Y)が最大である画素の色差(R−Y,B−
Y)は、そのまま色バランスの「ずれ」を意味すると考
えられるから、それら色差量を補正量ΔE(ΔRY,Δ
BY)とみなして色補正を行うと、第2図(b)のような
補正画像が得られる。この補正量計算の際、画像中の任
意の画素の色差に対する補正量は、第2図(a)に示す
如くΔEを輝度/最大輝度(Y/Ymax)で比例配分した量
となるようにする。尚、以下の実施例では、ΔE(Δ
RY,ΔBY)の検出手法は2つの例を挙げる。
〈実施例装置の概要〉 第1図は実施例のカラー画像処理装置のブロツク図で
ある。第1図に示した画像処理装置の概要は以下のよう
である。
画像メモリ2にはA/D変換されたカラー画像信号Y,色
差(R−Y,B−Y)が格納されている。CPU8は画像メモ
リ2の内容を読取つて、第3図又は第4図(a),
(b)に示す手法のいずれかにより、補正量ΔEを検出
する。この補正量(ΔRY,ΔBY)は夫々補正ROM3,4に入
力される。補正ROM3,4の他の入力は輝度(Y)及び、夫
々R−Y,B−Yである。これら補正ROM3,4の出力及び輝
度(Y)がマスキング回路5に入力されて、C,M,Yeに変
換され、D/A変換されて、ヘツドドライバ7により印字
される。尚、第1図には補正ROMによる色バランス補正
が示されており、その詳細な説明は後でなされるが、そ
の他に画像の各構成画素に対する色バランス補正をCPU8
がソフト的に行うような実施例についても、後で説明す
る事とする。RAM9には第3図等に示した如き手順のプロ
グラムが格納されている。
〈ΔEの決定〉 第3図に示したΔEを決定する手法は最大輝度
(Ymax)をもつ画素の色差信号をΔEとするものであ
る。先ず、ステツプS1でハイライトポイントの画素を、
画像メモリ中で各画素の輝度Yを比較することにより見
つけ、ステツプS2で、その画素の色差量R−Y,B−Yを
色バランスの「ずれ」と考え、補正量ΔE(ΔRY,Δ
BY)とする。
第4図(a)に他のΔEを求める手法の概念を示し、
同(b)に、その手順を示す。これは、ΔEを求める上
述の手法では、最も輝度の高い点1点から求める事とし
ているために、補正量が不安定になる恐れがあるから
で、そこで、最も輝度の高い画素をサンプル数10点程を
集め、それらの画素の色差量の平均をとることによつて
補正量を求め、より安定した効果的な色バランスの補正
を行うものである。
第4図(b)は補正量ΔRY,ΔBYを決める処理のフロ
ーチヤートである。まず画像中からハイライトポイント
10点を捜すわけだが、このとき全ての画素から捜してい
たのでは非常に時間がかかる。そこで、第4図(a)に
示すように、入力画像が640×480画素の画像のとき、そ
の内側の(121〜520)×(86〜295)の領域で、その中
でも縦/横4画素おきにサンプリングし、ハイライトポ
イント10点を捜す。この間引きサンプリングでも、全て
の画素から捜す場合とほぼ同等の結果を得ることができ
る。
ハイライト10点の色差量R−Y,B−Yが、(R-Y)1,(R-
Y)2,…(R-Y)10、そして(B-Y)1,(B-Y)2,…(B-Y)10のと
き、ΔE(ΔRY,ΔBY)は ΔRY={(R-Y)1+(R-Y)2+…+(R-Y)10}/10 ΔBY={(B-Y)1+(B-Y)2+…+(B-Y)10}/10 となる。これによりハイライト1点から補正量を決定す
るよりも、より効果的な補正量を得ることが可能とな
る。
〈色バランス補正〉 こうして最大補正量が得られたので、次に色バランス
補正をCPU8がソフト的に行う場合の実施例を説明する。
この色バランス補正は前記補正量ΔRY,ΔBYを最大値と
して、画像の各構成画素の輝度に比例した可変の補正を
行うものである。これは、ΔRY,ΔBYを画像の各構成画
素のR−Y,B−Yからただ単に引いただけでは輝度の低
い画素になる程、補正し過ぎの結果となつてしまう事に
留意したためである。そこで、第2図(a)で説明した
ように、すべての画素に対して、 R−Y′←(R−Y)−ΔRY×Y/Ymax B−Y′←(B−Y)−ΔBY×Y/Ymax のように補正を行うことにより、輝度の低い画素程少な
い補正量を引くようにする。ここで、Y,R−Y,B−Yは画
像の各構成画素の画像信号、Ymaxは最大輝度を示す。そ
の手順を第5図に示す。以上の方法により、画像メモリ
中の第2図(a)に示す色バランスのずれた画像が第2
図(b)に示すように補正されることになる。
以上説明したようにハイライトポイントから求めた補
正量に輝度/最大輝度をかけたものを画像の各構成画素
の色差量から引くことにより、簡単な計算で高速、かつ
効果的な色バランスの補正を行い色修正方法となる。
尚、上記色バランス補正量は、輝度に応じたリニアーに
変化した補正量であつたが、輝度に応じた重みを加味し
て非線形な補正量としてもよい。
〈色バランス補正テーブル〉 次に、色バランス補正のための補正テーブルを構成す
る補正ROM3,4について説明する。このROMは第5図のス
テツプS21で行う演算をCPU8の代りにハード的に行つて
高速処理を実現するものである。
第1で図に示すように、このROMの入力は、R−Yに
ついては、Y,R−Y,補正量ΔRYの3入力で構成され、こ
の結果補正されたR−Y′が出力される。B−Yについ
ても同様である。補正量ΔRY,ΔBYは次式に基づいて前
もつて演算し格納しておく。
R−Y′←(R−Y)−ΔRY×Y/Ymax B−Y′←(B−Y)−ΔBY×Y/Ymax このように、テーブル変換にすることにより、高速な
処理が可能となる。このテーブル変換を用いたカラービ
デオプリンタのブロツク図が第1図である。ここで、第
1図に示されたROM3,4の入力は、例えばR−Yについて
は、R−Y,ΔRY及びYのみで、Ymaxは入力されていな
い。これは、ROMの入力ビツト数を少なくするために、Y
maxを固定したためである。例えば輝度(Y)が8ビツ
トであれば、Ymaxを例えば「255」として固定し、ROMに
は上式に従つてYmax=255で演算した値を格納するので
ある。このようにしても補正精度は下がらず、その分だ
けROMの規模が小さくなるという効果がある。
こうして、補正量(ΔE),輝度,色差量の3入力に
よるテーブル変換を用いたことにより、簡単な構成で高
速、かつ効果的な色バランスの補正を行う処理装置を実
現できる。
第6図に補正回路の変形例を示す。この変形例はROM
の規模を少なくするために、前述の式でΔRY×Y/Ymax
ΔBY×Y/Ymaxの部分のみをROMで行い、減算部分は減算
器22,23で行うものである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のカラー画像処理装置に
よれば、抽出された色差と対象画像データの輝度に基づ
き非線形に該対象画像データの色差を色バランス補正す
るので、輝度に応じた高精度の色バランス補正を行うこ
とができる。更に、非線形な色バランス補正をテーブル
を用いて行うので、複雑な回路構成を必要とせず簡単な
構成で、かつ高速に高精度の非線形な色バランス補正を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る実施例のカラー画像処理装置の
ブロツク図、 第2図(a),(b)は実施例における色バランス補正
の原理を説明するための、補正前と補正後の色立体図、 第3図は最大輝度の画素から補正量を検出する制御手順
に係るフローチャート、 第4図(a)は補正量を検出する他の実施例を説明する
図、 第4図(b)は第4図(a)の実施例の制御手順に係る
フローチャート、 第5図は、色バランス補正をソフト的に行う場合の制御
手順のフローチャート、 第6図は、色バランス補正の他の実施例の回路図であ
る。 図中、 1……A/D変換器、2……画像メモリ、3,4,20,21……補
正ROM、5……マスキング回路、6,10……D/A変換器、7
……ヘツドドライバ、8……CPU、9……RAM、20,21…
…減算器である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を構成する画像データの中から高輝度
    の画像データを検出する検出手段と、 前記高輝度の画像データの色差を抽出する抽出手段と、 対象となる画像データの色差を、前記抽出された色差と
    前記対象画像データの輝度とに基づきテーブルを用いて
    非線形に色バランス補正する色バランス補正手段とを具
    備することを特徴とするカラー画像処理装置。
JP61123722A 1986-05-30 1986-05-30 カラ−画像処理装置 Expired - Fee Related JPH0816926B2 (ja)

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US07/739,660 US5181105A (en) 1986-05-30 1991-08-02 Color image correction based on characteristics of a highlights or other predetermined image portion

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JPS5737992A (en) * 1980-08-15 1982-03-02 Hitachi Ltd Automatic white-balance regulating circuit of color video camera
JPS60180394A (ja) * 1984-02-28 1985-09-14 Sony Corp 白バランス調整装置
JPS6180988A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Fuji Photo Film Co Ltd カラ−ビデオカメラにおける自動ホワイトバランス調整装置

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