JPH081691U - ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ

Info

Publication number
JPH081691U
JPH081691U JP007200U JP720096U JPH081691U JP H081691 U JPH081691 U JP H081691U JP 007200 U JP007200 U JP 007200U JP 720096 U JP720096 U JP 720096U JP H081691 U JPH081691 U JP H081691U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
cartridge
body case
main body
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP007200U
Other languages
English (en)
Inventor
昌司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP007200U priority Critical patent/JPH081691U/ja
Publication of JPH081691U publication Critical patent/JPH081691U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクチェンジャに装填されるディスクカ
ートリッジは、本体ケース内に、ディスクの収納領域を
区分する仕切板、およびディスクを保持する板ばねを組
み付けることが必要であり、組立て作業が複雑であっ
た。 【解決手段】 ディスクカートリッジCを構成する本体
ケース10は凹形状であり、その開口部に底板11が取
り付けられてケースが構成され、一側面がディスクの挿
入排出口となる。本体ケース10内へは開口部側から複
数枚の仕切板21が挿入され、仕切板21の穴21d内
に板ばね23が同じ方向から挿入される。仕切板21と
板ばね23が挿入された後、本体ケース10の開口部が
底板11で塞がれる。仕切板21、板ばね23および底
板11が同じ方向から取り付けられるため、組立て作業
が容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ディスクチェンジャと一体化されたディスクプレーヤに装填される ディスクカートリッジに係り、特に組立て作業が簡単でしかも挿入されたディス クの脱落防止が行なえるディスクチェンジャ用ディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のカーオーディオシステムなどにおいてディスクチェンジャを一体に備え たディスクプレーヤが実用化されている。 この種のディスクチェンジャ一体型ディスクプレーヤでは、例えば図7に示す ようなディスクカートリッジCが使用され、このディスクカートリッジC内に複 数枚のディスクDSが収納される。このディスクカートリッジCが装着されると 、昇降駆動部100によってディスクがサーチされ、一対の引き出しローラ10 1aならびに101bによって所定のディスクDSが引き出される。この昇降駆 動部100には、クランパ102ならびにこのクランパ102を回転自在に支持 するクランプアーム103などから成るディスククランプ機構、ならびにディス ク支持テーブル107などが装備されている。
【0003】 また昇降駆動部100が下降する位置には、ディスクDSを回転させるために モータによって駆動されるターンテーブル104ならびにディスクDSに対向し て情報の再生を行なう光ピックアップ105などを有したディスク駆動ユニット が設けられている。 引き出しローラ101aと101bによりディスクカートリッジCからディス クDSが引き出されると、これを保持した昇降駆動部100が下降し、ディスク DSがターンテーブル104上に設置されるとともに、ディスクDSがクランパ 102によってターンテーブル104にクランプされる。そしてターンテーブル 104によってディスクDSが回転駆動され、光ピックアップ105により情報 の再生が行なわれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のディスクチェンジャ一体型ディスクプレーヤに装填されるディスクカ ートリッジには種々の構造のものがある。その一例としては、ディスクカートリ ッジ内に回動式の複数のトレイが設けられ、各トレイ上にディスクが設置されて 収納されているものがある。このディスクカートリッジがディスクチェンジャに 装填されると、再生しようとするディスクが設置されているトレイが回動してカ ートリッジ外へ突出する。そして、この突出位置にターンテーブルならびに光ピ ックアップを有するディスク駆動ユニットが移動してディスクの再生が行なわれ る。
【0005】 しかしながら、この方式では、ディスクカートリッジからトレイが回動する際 の軌跡がカートリッジの外側に大きく突出することになるため、スペースが無駄 になる欠点がある。 これに対し、図7に示したようにディスクカートリッジC内からディスクDS を水平に引き出す方式では、トレイの回動軌跡のスペースを考慮する必要がなく なってスペース上有利である。
【0006】 しかし、ディスクDSを水平姿勢で引き出す構造のディスクカートリッジCで は、カートリッジ内にディスクDSを保持するためのばね機構、ディスクDSを 引き出しローラ101a,101bの方向へ押し出すためのイジェクタ、さらに はディスク収納部を区分する仕切板などを、それぞれ固定して設ける必要がある 。そのためディスクカートリッジ内の各部材の固定構造が複雑になり、また、カ ートリッジの厚さ寸法ならびに全体の寸法の大型化が避けられなくなる。さらに 、カートリッジ内に前記仕切板およびばね機構を取付けるための組立て作業も繁 雑となっていた。
【0007】 本考案は上記課題を解決するものであり、最少限のねじなどによる固定箇所を 設けることによって、内部に仕切板やばね機構を簡単で且つ効率良く組み付ける ことができ、小型化と薄型化および組立てやすさを実現できるディスクチェンジ ャ用ディスクカートリッジを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によるディスクカートリッジは、収納されるディスクの面と平行な面お よびディスクの周縁部に対向する複数の側板を有して凹形状に形成された本体ケ ースと、前記本体ケースの凹形状の開口部を塞いで前記面と平行に取り付けられ る板と、前記本体ケースと板とで構成されるケースの一側部に形成されたディス クの挿入排出口と、前記本体ケースの凹形状内に設けられてディスクの収納領域 を区分する仕切板と、前記収納領域へ挿入されるディスクの周縁部を挿入方向ヘ 付勢する押圧片ならびに前記挿入排出口方向ヘ排出されるディスクを排出方向ヘ 付勢する押圧片が設けられた板ばねとを有し、
【0009】 前記仕切板は、前記凹形状の開口部側から本体ケース内へ挿入されて取付け可 能とされ、前記板ばねも前記開口部側から、前記仕切板に形成された穴または切 欠き内に挿入可能とされており、本体ケース内に前記仕切板および板ばねが挿入 された状態で前記板により本体ケースの凹形状の開口部が閉鎖されていることを 特徴とするものである。
【0010】
【作用】
本考案によるディスクカートリッジでは、本体ケースの凹形状の開口部側から 仕切板を挿入し、さらに同じ方向から前記仕切板に形成された穴または切欠き内 に板ばねを挿入し、その後に本体ケースの前記本体ケースの開口部を板で塞ぎ、 板と本体ケースとを固定することにより組立てを完了できる。よって本体ケース 内の構造を簡単にでき、しかも組立て作業を容易にできる。このディスクカート リッジでは、ディスクが挿入されるときには板ばねに設けられた一方の押圧片に よってディスクが挿入方向へ付勢されて確実にケース内方へ収納され、ディスク の脱落が防止される。またディスクが排出されるときには、板ばねの他方の押圧 片によってディスクが確実に排出されるようになる。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案によるディスクカートリッジを示す斜視図であり、矢印がディス ク挿入方向を示している。図2はディスクカートリッジを図1と上下が逆の状態 で示した分解斜視図である。 図1に示すように、このディスクカートリッジCは、プラスチック製の本体ケ ース10ならびにこの本体ケース10の底部を覆う底板11とによってその外形 が形成されている。このカートリッジCは、矢印で示す挿入方向に対して右側面 となる部分がディスクの挿入排出口Caとなっている。また挿入方向の前端左側 の角部が傾斜面10aとなっている。このディスクカートリッジCの本体ケース 10の上面には挿入方向を示す矢印模様12が形成されているが、前記傾斜面1 0aが設けられていることによって、挿入方向がさらに容易に識別できるように なっている。また本体ケース10の上面には掛止凹部13が形成されている。こ のディスクカートリッジがディスクチェンジャから排出されるときには、この凹 部13内に後述の押圧ローラ31a(図4参照)が掛止されるなどして、カート リッジCの飛び出しが防止できるようになっている。
【0012】 図2に示すように、前記底板11の縁部の5箇所にねじ挿入穴11aが形成さ れている。本体ケース10は、前記上面(図2では下向き)と、3つの側板とを 有した凹形状で、本体ケース10の下面(図2では上向き)すなわち前記凹形状 の開口部の縁部の5箇所に、雌ねじ穴10bが形成されている。底板11はこの 5箇所のねじ挿入穴11aならびに雌ねじ穴10bとによってねじ止めされ、本 体ケース10の凹形状の開口部が閉鎖されるが、上記実施例では、ねじ止め箇所 がこの部分だけとなっている。
【0013】 この底板11の表面にはディスクチェンジャに装填されるときのガイドとなる ガイド溝14ならびに、ディスクチェンジャに挿入されるときに摺動する摺動レ ール15が形成されている。また底板11のやや後部中央にはロック穴16が形 成されている。ディスクチェンジャ内では、このロック穴16内に後述のロック 部材30b(図4参照)が嵌着されてカートリッジCのロックが行なわれる。
【0014】 本体ケース10内には複数枚の仕切板21が挿入されている。仕切板21の両 端部にはスペーサ21aが一体に設けられている。またこのスペーサ21aの前 端には段差21bが形成されており、本体ケース10の側板の内側前端にはこの 段差21bが係止される係止面10cが形成されている。同様に本体ケース10 の側板の内側後端には、スペーサ21aの後端21cが係止される係止面10d が形成されている。各仕切板21は、図2に示す本体ケース10の凹形状の開口 部側から挿入され、両側部のスペーサ21aの段差21bならびに後端21cが ケース内側の各係止面10cならびに10dの間に挿入されることによって、位 置決めされる。また積重ねられる仕切板21どうしは、スペーサ21aの厚みに よってその相互の間隔が設定される。この間隔によって、各仕切板21の中間に ディスク挿入スリットSが形成される。
【0015】 なお、スペーサ21aの内辺は、挿入されるディスクの両側部をガイドするガ イド面Aとなっている。図の実施例では、ディスク挿入スリットSが6区分され ており6枚のディスク(図の実施例の場合にはコンパクトディスク)が挿入でき るようになっている。 符号23は板ばねである。この板ばねは6個の弾性片24を有している。各弾 性片24は、6区分された各々のディスク挿入スリットSの側方にそれぞれ対向 するようになっている。各々の弾性片24はほぼV字形状に形成されており、2 4aがディスクを排出方向へ押圧する押圧片、24bがディスクを挿入方向へ押 圧する押圧片となっている。
【0016】 図2に示すように、各仕切板21の各々の側部にはほぼ三角形状の穴21dが 形成されており、各仕切板21が積重ねられた状態では各穴21dが連続する収 納室Bが形成される。前記各板ばね23は、この収納室B内に、本体ケース10 の凹形状の開口部側から挿入され、その両端が本体ケース10の上板と、底板1 1との間に拘束された状態で収納される。すなわち、板ばね23はねじなどの固 定手段を必要とすることなく、カートリッジ内の所定位置に設置されていること になる。 なお、図の実施例では仕切板21に穴21dが形成されて収納室Bが構成され ているが、仕切板21の両側部に凹状の切欠きが形成され、この切欠きと本体ケ ース10の側板内面とで収納室Bが形成されていてもよい。
【0017】 図2に示すように、本体ケース10の傾斜面10aの端部には切欠きEが設け られている。この切欠きEの部分には支持軸25が設けられており、この支持軸 25にはイジェクタ26が回動自在に支持されている。このイジェクタ26は6 個積重ねられており、その各々が各ディスク挿入スリットSの後端部に位置して いる。各イジェクタ26の先端には押圧突起26aが設けられている。またイジ ェクタ26の外側面にはギザ部26bが形成されている。図2においてイジェク タ26が時計方向へ回動させられると、押圧突起26aによって各ディスク挿入 スリットS内のディスクの後端が押圧され、ディスクが排出される。
【0018】 また本体ケース10には窓Fが形成されている。この窓Fは前記イジェクタ2 6が設けられている切欠きEと逆側の側面に設けられているものであり、この窓 Fに透明カバー28が固着されている。図の実施例ではこの透明カバー28が凸 形状であり、拡大レンズの機能を発揮できるようになっている。なお透明カバー 28は必ずしも凸レンズ形状である必要はなく、平板状の透明板であってもよい 。この透明カバー28を透してカートリッジC内に挿入されているディスクを目 視することができるようになっている。これにより、ディスクが何枚挿入されて いるか、またどのスリットS内にディスクが挿入されているかを直ちに知ること ができるようになる。特に図の実施例では透明カバー28が設けられている窓F に対向する部分にイジェクタ26を有する切欠きEが形成されているため、カー トリッジCをディスクチェンジャから取り出した状態では、切欠きEから入る外 光によって、透明カバー28を透してディスクが明瞭に目視できるようになる。
【0019】 また本体ケース10の後端(挿入排出口Caと逆側の部分)の内面にはディス ク支持溝29aと29bが形成されている。各々のディスク支持溝29aと29 bは6段に形成されており、各ディスク挿入スリットSに挿入されたディスクが この支持溝29aと29bに支持されるようになっている。
【0020】 次に上記カートリッジCが装填されるディスクチェンジャ一体型ディスクプレ ーヤの構造を説明する。 図4はディスクチェンジャ一体型ディスクプレーヤの全体構造を示す斜視図で ある。 このディスクチェンジャ一体型ディスクプレーヤは、符号Mで示すカートリッ ジ装着部と、Nで示すディスク演奏部とから構成されている。複数のディスクD Sが収納される前記ディスクカートリッジCは、カートリッジ装着部Mに対して 前方から挿入される。ディスク装着部Mの下側にはカートリッジテーブル30が 設置されている。このカートリッジテーブル30は底板34に固定されている。
【0021】 図5に詳しく示しているように、カートリッジテーブル30の上面には複数個 のガイドピン30aが固定されている。図2に示したように、ディスクカートリ ッジCの底板11にはガイド溝14が形成されているが、ディスクカートリッジ Cがディスク装着部Mに挿入されるときには、上記ガイド溝14がガイドピン3 0aにガイドされてカートリッジテーブル30の上面に設置される。また図4に 示すように、カートリッジテーブル30にはロック部材30bが突出自在に設け られている。ディスクカートリッジCが装着されると、このロック部材30bが 突出し、ディスクカートリッジCの底板11に設けられたロック穴16に嵌合し て、ディスクカートリッジCがロックされる。
【0022】 また図5に示すように、カートリッジテーブル30にはイジェクトレバー35 が設けられている。ディスクカートリッジCの交換などを行なう場合には、イジ ェクト機構(図示せず)によりこのイジェクトレバー35が駆動されてディスク カートリッジ30がカートリッジ装着部Mから排出される。一方、装置本体の天 井板32には押圧ローラ31ならびに31aが設けられている。この押圧ローラ 31ならびに31aはそれぞれ板ばね33によって付勢されており、装填された カートリッジCは、上記板ばね33の付勢力により、カートリッジテーブル30 に押し付けられるようになっている。 また前記イジェクトレバー35によってディスクカートリッジCが排出される ときには、カートリッジ挿入口側に設けられている押圧ローラ31aが、カート リッジCの上面に形成された係止凹部13に係止され、カートリッジCはある程 度突出した位置にて保持されるようになっている。
【0023】 図5に示すように、カートリッジ装着部Mに隣接するディスク演奏部Nには、 ディスク駆動ユニット40が配置されている。このディスク駆動ユニット40は 前記底板34の表面において前記カートリッジテーブル30と並んで固定されて いる。このディスク駆動ユニット40には、ターンテーブル41ならびに光ピッ クアップ42などが設けられている。このディスク駆動ユニット40は図4に示 す装置全体において最低部に配置されているものであり、後述の昇降動作部60 によってディスクカートリッジCから引出されたディスクDSは、この最低部へ 運ばれ、ディスク中央がターンテーブル41上に設置され、クランパによってク ランプされる。そしてモータの力によってターンテーブル41と共にディスクが 回転させられ、ガイド軸44に沿って移動する光ピックアップ42により演奏が 行なわれる。
【0024】 図4ならびに図5に示すように、装置内の3箇所には、昇降機構50が設けら れている。この昇降機構50は、いずれもガイドシャフト51、昇降スクリュー 52ならびにこの昇降スクリュー52に固定されたギヤ53とから構成されてい る。3箇所の昇降機構50のそれぞれに設けられているギヤ53は、底板34の 下面に設けられた駆動機構(図示せず)によってそれぞれ同期して回転駆動され るようになっている。上記ガイドシャフト51は、図4に示す昇降動作部60の ガイドスリーブ61に挿通され、また昇降スクリュー52は昇降動作部60に設 けられた雌ねじホルダ62に保持されている。
【0025】 前記駆動機構によって各昇降機構50におけるギヤ53が駆動されると、これ と一体の昇降スクリュー52の回転によって昇降動作部60が昇降駆動されるよ うになる。この昇降動作部60にはモータによって駆動される上側引き出しロー ラ66とその下側に対向している下側引き出しローラ69とを有している。さら に昇降動作部60には、前記ターンテーブル41にディスクDSをクランプする クランパ63ならびに、引き出しローラ66ならびに69によって引き出したデ ィスクDSが設置されるディスク支持テーブル64などが設けられている。
【0026】 さらに昇降動作部60には、ディスク排出部材70が設けられている。このデ ィスク排出部材70は昇降動作部60と共に昇降動作できるように設けられてい るものであるが、図3に示すように、ディスクのサーチ動作中は、このディスク 排出部材70がカートリッジ装着部Mの奥方向に位置している。そして装着され ているディスクカートリッジCの前端を横断しており、その端部に設けられたデ ィスク押圧片71が、ディスクカートリッジCの傾斜面10aに対向する位置に 延びている。
【0027】 このディスク排出部材70は、昇降動作部60に搭載されたモータによって駆 動されるようになっている。この駆動は、ディスクDSをカートリッジCから排 出するときに行なわれるものであるが、このときにはモータの始動とともに、デ ィスク排出部材70が図3においてf方向へ駆動され、また上側の引き出しロー ラ66がディスク引込み方向へ回転駆動される。
【0028】 次に、動作について説明する。 ディスクDSはディスクカートリッジC内に複数枚挿入される。図の実施例に 示すディスクカートリッジCの場合には、6枚のディスクDSの各々がディスク 挿入スリットS内に収納される。この収納動作は、ディスクカートリッジCの挿 入排出口CaからディスクDSを挿入することによって行なわれる。ディスクD Sが挿入排出口Caからいずれかのディスク挿入スリットSに挿入されると、デ ィスクカートリッジC内に設けられた一対の板ばね23の弾性片24にディスク DSの両端部が当たる。このディスクDSは図3においてβで示す位置にて板ば ね23の弾性片24に当たることになるが、それからさらにディスクDSを押し 込むと、ディスクDSの両縁部が弾性片24を乗り越え、この弾性片24の押圧 片24bによってディスクDSがカートリッジ内方へ自然に押し込まれる。
【0029】 また一旦挿入したディスクDSは板ばね23の弾性片24によって排出方向へ の移動が阻止されるため、ディスクカートリッジCの挿入排出口Caを重力の下 方向へ向けたとしても内部のディスクが落下することはない。 ディスクカートリッジCがディスクチェンジャのカートリッジ装着部Mに装填 されると、挿入排出口Caはディスク演奏部Nの方向へ向く。
【0030】 なお、ディスクカートリッジCがカートリッジ装着部Mに装填された状態では 、図6ならびに図7に示すように、ディスクカートリッジCに設けられた前記透 明カバー28は装置前方から目視できる位置となる。 ディスクカートリッジC内の所望のディスクの演奏を行なう場合には、まず演 奏予定のディスクのサーチが行なわれる。このサーチ動作は、底板34の下側に 設けられた駆動機構により各昇降機構50の昇降スクリュー52を同期させて回 転させることによって行なわれる。サーチ動作が完了した状態では、図6に示す ように、昇降動作部60が所定の高さ位置に停止し、このとき昇降動作部60に 設けられている一対の引き出しローラ66と69が、カートリッジCのいずれか のスリットSの前方に対向する。
【0031】 また図3に示すように、昇降動作部60に設けられているディスク排出部材7 0のディスク押圧片71はディスクカートリッジCの本体ケース10の傾斜面1 0aに対向し且つ、ディスク押圧片71は、イジェクタ26のうち、引き出しロ ーラ66と69が対向しているスリットSの後方に位置しているものに対向する 。
【0032】 この状態にて、昇降動作部60に設けられているモータが始動する。これによ りディスク排出部材70が図3に示すf方向へ駆動され、同時に上側の引き出し ローラ66がディスク引き出し方向(反時計方向)へ駆動される。このときのデ ィスク排出部材70のf方向への動作の際に、ディスク排出部材70のディスク 押圧片71が、図3に示すイジェクタ26を押圧する。このイジェクタ26の反 時計方向への回動動作により、その先端の押圧突起26aがディスクDSの後端 部を押す。ディスクDSは図3においてαで示す収納位置から挿入排出口Caの 方向へ押し出されるが、この押し出し過程において、ディスクDSの両側部が一 対の板ばね23の弾性片24を乗り越えると、押圧片24aによって強制的に挿 入排出口Caの方向へ排出される。そしてこのとき回転している引き出しローラ 66によってディスクDSが昇降動作部60内に導かれる。 そして昇降動作部60が下降し、ディスクDSが図5に示すディスク駆動ユニ ット40のターンテーブル41上に設置され、昇降動作部60内のクランパ63 によってクランプされる。そしてディスクDSがターンテーブル41によって回 転駆動され、光ピックアップ42によって再生が行なわれる。
【0033】 なお、ディスクカートリッジCがディスクチェンジャから排出されている状態 において、収納されているディスクDSの交換などを行なうときには、ディスク カートリッジCに設けられている複数のイジェクタ26のうち、排出しようとす るディスクの後端に対向しているものを押す。この操作は、イジェクタ26に形 成されているギザ部26bに指を添え、反時計方向(図2では時計方向)へイジ ェクタ26を押圧する。これによってイジェクタ26の押圧突起26aがディス クDSを押圧し、ディスクDSが板ばね23の弾性片24を乗り越えた段階で、 押圧片24aの弾性力によってディスクDSが挿入排出口Caの方向へ排出され る。
【0034】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ディスクカートリッジが非常に簡単で組立てや すい構造となっている。すなわち、図2に示すように、凹形状の本体ケースの開 口部側から仕切板を挿入し、また同じ方向から仕切板に形成された穴または切欠 き内に板ばねを挿入することによって、仕切板と板ばねを取付けることができる 。そして本体ケースの凹形状の開口部に板を固定して凹形状の開口部を閉鎖する ことにより、カートリッジ全体の組立てを完了できる。
【0035】 よってカートリッジ組立ての際のねじ止めなどによる固定箇所が最少限になり 、また固定箇所が少ないため、カートリッジは小型で且つ薄型に構成できるよう になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジの
斜視図、
【図2】ディスクカートリッジを図1と上下逆の向きで
示す分解斜視図、
【図3】ディスクチェンジャにおいてディスクを押し出
すための機構とカートリッジの内部機構とを示す平面
図、
【図4】ディスクチェンジャ一体型ディスクプレーヤの
全体構造を示す斜視図、
【図5】カートリッジ装着部とディスク演奏部を示す斜
視図、
【図6】ディスクが装着された状態のディスクチェンジ
ャ一体型ディスクプレーヤを示す部分正面図、
【図7】従来技術の課題を説明するためのディスクカー
トリッジならびにディスクチェンジャ一体型ディスクプ
レーヤの構造の概略を示す側面図、
【符号の説明】
C ディスクカートリッジ Ca 挿入排出口 DS ディスク 10 カートリッジの本体ケース 11 カートリッジの底板 21 仕切板 21d 穴 B 穴によって形成される板ばねの収納室 23 板ばね 24 弾性片 24a 排出方向への押圧片 24b 挿入方向への押圧片 26 イジェクタ 26a 押圧突起 M カートリッジ装着部 N ディスク演奏部 30 カートリッジテーブル 40 ディスク駆動ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納されるディスクの面と平行な面およ
    びディスクの周縁部に対向する複数の側板を有して凹形
    状に形成された本体ケースと、前記本体ケースの凹形状
    の開口部を塞いで前記面と平行に取り付けられる板と、
    前記本体ケースと板とで構成されるケースの一側部に形
    成されたディスクの挿入排出口と、前記本体ケースの凹
    形状内に設けられてディスクの収納領域を区分する仕切
    板と、前記収納領域へ挿入されるディスクの周縁部を挿
    入方向ヘ付勢する押圧片ならびに前記挿入排出口方向ヘ
    排出されるディスクを排出方向ヘ付勢する押圧片が設け
    られた板ばねとを有し、 前記仕切板は、前記凹形状の開口部側から本体ケース内
    へ挿入されて取付け可能とされ、前記板ばねも前記開口
    部側から、前記仕切板に形成された穴または切欠き内に
    挿入可能とされており、本体ケース内に前記仕切板およ
    び板ばねが挿入された状態で前記板により本体ケースの
    凹形状の開口部が閉鎖されていることを特徴とするディ
    スクチェンジャ用ディスクカートリッジ
JP007200U 1996-07-24 1996-07-24 ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ Pending JPH081691U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP007200U JPH081691U (ja) 1996-07-24 1996-07-24 ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP007200U JPH081691U (ja) 1996-07-24 1996-07-24 ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081691U true JPH081691U (ja) 1996-12-24

Family

ID=18528028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP007200U Pending JPH081691U (ja) 1996-07-24 1996-07-24 ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081691U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329392A (ja) * 1986-07-22 1988-02-08 Nippon Chemicon Corp デイスクマガジン
JPS63271780A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd デイスク用マガジン
JPH0253276A (ja) * 1988-08-16 1990-02-22 Sony Corp ディスク収納ケース及びディスクローディング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329392A (ja) * 1986-07-22 1988-02-08 Nippon Chemicon Corp デイスクマガジン
JPS63271780A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd デイスク用マガジン
JPH0253276A (ja) * 1988-08-16 1990-02-22 Sony Corp ディスク収納ケース及びディスクローディング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3384856B2 (ja) ディスクオートチェンジャー
KR0158055B1 (ko) 디스크 재생 장치
GB2224877A (en) Disk playing apparatus
JP3113772B2 (ja) ディスクオートチェンジャー
JP4740736B2 (ja) ディスクチェンジャ
JP2857125B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH081691U (ja) ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ
JPH0739111Y2 (ja) ディスクチェンジャ用ディスクカートリッジ
JPH06111449A (ja) ディスク記録装置
JPH0734554Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0753180Y2 (ja) ディスクチェンジャ
JPH0668583A (ja) ディスクチェンジャ及びディスクマガジン
JPH0620375A (ja) ディスク自動演奏装置
JP2559209Y2 (ja) ディスク交換式プレーヤ
KR920006638B1 (ko) 디스크 체인저 일체형 디스크 플레이어
JPH07111809B2 (ja) ディスクプレーヤのカートリッジイジェクト装置
JP2658557B2 (ja) ディスクチェンジャー装置
JP3607797B2 (ja) ディスクチェンジャ
JPH0289251A (ja) ディスクプレーヤにおけるディスクローディング装置
JP3130505B2 (ja) ディスクオートチェンジャー
JPH0755713Y2 (ja) ディスク自動交換装置のディスク引出機構
JP2595297Y2 (ja) ディスク装置
JP3434112B2 (ja) ディスクのオートチェンジャ
JP3078219B2 (ja) ディスク移送装置
JPH0650595B2 (ja) ディスクマガジン

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970527