JPH0816906A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機の照明装置において、この照明装
置を点灯させるタイミングである基準照度値を細かく設
定できるものを提供する。 【構成】 自動販売機の照明装置２０と、自動販売機の
周りの明るさを検知する光センサ１０と、光センサ１０
からのアナログ出力信号をデジタル出力信号に変換する
Ａ／Ｄ変換器１２と、基準照度値をデジタル式に入力す
るためのキーボード１４と、基準照度値とデジタル出力
信号を比較し、デジタル出力信号が、基準照度値以下の
場合には、照明装置２０を点灯させるＣＰＵ２２とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機の照明装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動販売機の陳列棚や広告灯を照
明するための照明装置においては、その照明を自動的に
点灯させる自動点灯装置が設けられている。

【０００３】この自動点灯装置は、自動販売機の本体に
この周りの明るさを検知する光センサを設け、この光セ
ンサからの信号により照明装置を点灯または消灯させて
いた。すなわち、光センサからの信号が基準照度値以上
のときは照明を消し、それ以下のときは照明を点灯させ
ていた。

【０００４】しかしながら、基準照度値を固定にする
と、自動販売機を管理する環境によって、照明装置を点
灯させるタイミングが異なり、自動販売機の多数の管理
者の希望を全て満たすことができなかった。

【０００５】そこで、図２に示すような自動点灯装置１
００がある。

【０００６】この自動点灯装置１００は、光センサ１０
２からの信号と、可変抵抗器１０４からの信号をコンパ
レータ１０６で比較し、光センサ１０２からの信号が、
可変抵抗器１０４からの信号を上まわると、ＣＰＵ１０
８が、照明装置を点灯させるものである。

【０００７】これによって、自動点灯させる明るさが、
可変抵抗１０４によって変化させることができる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような可変抵抗器１０４を使用した自動点灯装置１００
であると、基準照度値を可変抵抗器１０４によって変化
させるため、その細かい設定をすることが難しかった。

【０００９】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、基準
照度値を細かく設定することができる自動販売機を提供
するものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の自動
販売機は、自動販売機の陳列棚や広告板等を照明するた
めの照明手段と、自動販売機の周りの明るさを検知する
光センサと、この光センサからのアナログ出力信号をデ
ジタル出力信号に変換するＡ／Ｄ変換手段と、基準照度
値をデジタル式に入力するための入力手段と、この入力
手段より入力された基準照度値と、前記Ａ／Ｄ変換手段
により変換されたデジタル出力信号とを比較し、このデ
ジタル出力信号が基準照度値以下の場合には、前記照明
手段を点灯させる制御手段とを有するものである。

【００１１】請求項２の自動販売機は、請求項１のもの
において、前記デジタル出力信号の値を表示するための
表示手段を有するものである。

【００１２】

【作 用】請求項１の自動販売機について説明する。

【００１３】自動販売機の管理者は、基準照度値を、入
力手段からデジタル式に入力する。

【００１４】制御手段は、この入力手段により入力され
た基準照度値と、Ａ／Ｄ変換手段により変換されたデジ
タル出力信号とを比較し、このデジタル出力信号が基準
照度値以下の場合には、照明手段を点灯させる。

【００１５】これにより、自動販売機の管理者は基準照
度値をデジタル式に入力することができる。

【００１６】請求項２の自動販売機においては、現在の
明るさのデジタル出力信号の値が、表示手段によって表
示されているため、この値を参考に、基準照度値を入力
することができる。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１に基づいて説
明する。

【００１８】図１は自動販売機に設けられた自動点灯装
置のブロック図である。

【００１９】符号１０は光センサである。この光センサ
１０は、自動販売機の本体の表面に設けられており、こ
の自動販売機の周りの明るさを検出して、その明るさに
応じたアナログ出力信号を出力する。

【００２０】符号１２は、光センサ１０からのアナログ
出力信号をデジタル出力信号に変換するＡ／Ｄ変換器で
ある。そして、このＡ／Ｄ変換器１２は、変換したデジ
タル出力信号を出力する。

【００２１】符号１４は、自動販売機のコントロールボ
ックスに設けられたキーボードであって、基準照度値を
テンキーによってデジタル式に入力することができる。
なお、この数値入力の範囲は、例えば、０〜２５５であ
る。そして、２５５が、最も暗い状態で照明装置が点灯
する値である。

【００２２】符号１６は、キーボード１４に設けられた
デジタル式の表示器であって、キーボード１４からの入
力値等を表示する。

【００２３】符号１８は、キーボード１４と表示器１６
とを制御するキーボード処理部であって、このキーボー
ド処理部１８から、キーボード１４を通じて入力された
基準照度値を出力する。

【００２４】符号２０は、照明装置である。この照明装
置２０は、自動販売機の陳列棚や広告灯に設けられた蛍
光灯とそれを点灯させる点灯装置から構成されている。

【００２５】符号２２は、Ａ／Ｄ変換器１２，キーボー
ド処理部１８および照明装置２０が接続された中央制御
装置（以下、ＣＰＵという）である。以下、このＣＰＵ
の動作について説明する。

【００２６】光センサ１０から、Ａ／Ｄ変換器１２を通
じて変換されたデジタル出力信号が入力し、キーボード
処理部１８からは、デジタル式の基準照度値が入力す
る。そして、この２つの値を比較し、デジタル出力信号
が、基準照度値以下の場合には、照明装置２０を点灯さ
せ、それ以上の場合には消灯させる。そして、このキー
ボード処理部１８から入力される基準照度値は、キーボ
ード１４からの入力により変化するため、変化するたび
にその制御を行う。また、デジタル出力信号の値も、０
〜２５５であるので、基準照度値の設定を２５６段階に
設定することができ、照明装置２０を点灯させるタイミ
ングを細かく設定することができる。

【００２７】さらに、ＣＰＵ２２は、Ａ／Ｄ変換器１２
からのデジタル出力信号を、キーボード処理部１８を介
して、表示器１６に表示させる。これにより、自動販売
機の管理者は、現在の明るさがデジタル値に変換してど
れぐらいの明るさかが一目で判り、これを参考に基準照
度値を設定することができ、その基準照度値の決定を容
易に判断することができる。

【００２８】

【発明の効果】以上により請求項１の自動販売機である
と、基準照度値をデジタル式に入力することができるた
め、この基準照度値を細かく設定することができ、自動
販売機の管理を容易にすることができる。

【００２９】請求項２の自動販売機であると、現在の明
るさが表示手段によって表示されるため、基準照度値の
設定を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す自動販売機の自動点灯
装置のブロック図である。

【図２】従来の自動販売機の自動点灯装置の回路図であ
る。

【符号の説明】

１０ 光センサ １２ Ａ／Ｄ変換器 １４ キーボード １６ 表示器 ２０ 照明装置 ２２ ＣＰＵ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動販売機の陳列棚や広告板等を照明する
   ための照明手段と、 自動販売機の周りの明るさを検知する光センサと、 この光センサからのアナログ出力信号をデジタル出力信
   号に変換するＡ／Ｄ変換手段と、 基準照度値をデジタル式に入力するための入力手段と、 この入力手段より入力された基準照度値と、前記Ａ／Ｄ
   変換手段により変換されたデジタル出力信号とを比較
   し、このデジタル出力信号が基準照度値以下の場合に
   は、前記照明手段を点灯させる制御手段とを有すること
   を特徴とする自動販売機。
2. 【請求項２】前記デジタル出力信号の値を表示するため
   の表示手段を有することを特徴とする請求項１記載の自
   動販売機。