JPH08167197A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH08167197A
JPH08167197A JP6311914A JP31191494A JPH08167197A JP H08167197 A JPH08167197 A JP H08167197A JP 6311914 A JP6311914 A JP 6311914A JP 31191494 A JP31191494 A JP 31191494A JP H08167197 A JPH08167197 A JP H08167197A
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JP6311914A
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Inventor
Tadashi Kunihira
宰司 國平
Yoshifumi Yanagawa
良文 柳川
Atsuo Ochi
厚雄 越智
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ信号記録かディジタル信号記録かの
判別が可能な磁気記録再生装置を提供することを目的と
する。 【構成】 信号が入力端子51に入力されると、アナロ
グ信号/ディジタル信号判別回路53によりその判別が
行われる。判別結果がアナログ信号であれば、コントロ
ール信号発生回路は従来のアナログ信号記録時と同じ信
号を磁気テープのコントロールトラックに記録する。ま
た、音声信号は入力されたアナログ信号の音声部分が磁
気テープの音声トラックに記録される。判別結果がディ
ジタル信号であれば、コントロール信号発生回路54は
従来のアナログ信号記録時とは異なる信号を磁気テープ
のコントロールトラックに記録することにより、アナロ
グ信号記録とディジタル信号記録の識別情報を、コント
ロール信号に重畳して記録することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号または
アナログ信号を記録再生する磁気記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アナログ信号の記録再生ができる
磁気記録再生装置として家庭用VTR(VHS−VT
R,8mm−VTRなど)が製品化されており、また、
ディジタル信号の記録再生ができる磁気記録再生装置と
して業務用ディジタルVTR(D1,D2,D3など)
が製品化されている。以下に図面を参照しながら、上記
した従来の磁気記録再生装置の一例について説明する。
【0003】図8は従来のアナログ信号記録再生の磁気
記録再生装置の信号処理ブロック図を示すものである。
図8において、入力端子1に入力されたコンポジット映
像信号は低域フィルタ及びくし形フィルタ2に供給され
て輝度信号成分に分離され、プリエンファシス回路3に
より高域増強され、FM変調器4に供給され、例えばV
HS方式では搬送波周波数3.4MHz〜4.4MHz
を用いてFM変調が行われ、加算器5に供給される。一
方、入力端子1に入力されたコンポジット映像信号は帯
域フィルタ6によりクロマ信号とされ、記録クロマ処理
回路7にて低域変換搬送色信号に信号処理された後加算
器5でFM輝度信号と加算される。加算器5の出力は記
録アンプ8で増幅されて、磁気ヘッド9に供給され磁気
テープ10に記録される。なお、磁気ヘッド9は回転シ
リンダ(図示せず)に搭載されている。
【0004】再生時には、磁気テープ10に記録されて
いるFM輝度信号と低域変換搬送色信号との周波数多重
信号は、磁気ヘッド9により再生され、プリアンプ11
で増幅された後高域フィルタ12及び低域フィルタ13
に供給される。高域フィルタ12により分離されたFM
輝度信号はイコライザ回路14、AGC回路15を経て
リミッタ16に供給され、FM復調器17、低域フィル
タ18及びデエンファシス回路19に供給される。低域
フィルタ13により分離された低域変換搬送色信号は再
生クロマ処理回路20により周波数変換されも、との帯
域の再生搬送色信号に戻される。加算回路21は再生搬
送色信号とデエンファシス回路19の再生出力である再
生輝度信号とを加算合成した再生カラー映像信号として
出力端子22に出力する。
【0005】以上の信号処理により、映像信号のアナロ
グ記録再生を行うことができる。次に、図9は従来のデ
ィジタル信号記録再生の磁気記録再生装置の信号処理ブ
ロック図を示すものである。図9において、入力端子3
1に入力されたディジタル信号は誤り訂正符号器32に
より誤り訂正符号を付加され、チャンネルコーディング
回路33、記録イコライズ回路34により信号処理され
た後記録アンプ35にて増幅され、磁気ヘッド36によ
り磁気テープ10に記録される。なお、磁気ヘッド36
は回転シリンダ(図示せず)に搭載されている。
【0006】再生時には、磁気テープ10に記録されて
いる信号が磁気ヘッド36により再生され、再生アンプ
37により増幅された後、再生イコライズ及びAGC処
理回路38、チャンネルデコーディング回路39により
信号処理された後、誤り訂正復号器40により再生され
たディジタルデータの誤りを訂正し、出力端子41にデ
ィジタル信号を出力する。ディジタル信号として、例え
ばMPEG信号の映像ビットストリームとすれば、再生
ディジタル信号をMPEGデコーダに送ることによりM
PEGデコーダより映像出力を得ることができる。
【0007】以上の信号処理により、ディジタル信号の
記録再生を行うことができる。現在、家庭用VTRで
は、VHS方式のようなアナログ信号の記録再生が主流
であるが、CATV等でディジタル信号による放送が開
始されるとディジタル信号の記録再生ができるVTRが
必要になる。そこで、アナログ信号及びディジタル信号
を1つの磁気記録再生装置で記録再生するには、図8、
図9に示した信号処理回路を備えることにより可能とな
る。また、同一性能の磁気テープを用いてアナログ信号
及びディジタル信号の記録も可能とすることにより、記
録時において、磁気テープの性能による選択すなわち磁
気テープが収納されたカセットの選択をする事なく、ア
ナログ信号、ディジタル信号のどちらも同一のカセット
に記録することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、同じカセットまたは同じ種類のカセット
にアナログ信号とディジタル信号の記録を行うので、再
生時にアナログ信号記録かディジタル信号記録か判別で
きなくなり、磁気記録再生装置をアナログ信号処理系ま
たはディジタル信号処理系のどちらの動作モードに設定
すればよいかということがわからないという問題点を有
していた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、再生時におい
てアナログ信号記録かディジタル信号記録かの判別が可
能な磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の磁気記録再生装置は、アナログ信号または
ディジタル信号のどちらの信号が記録されているかを識
別する識別情報を磁気テープ上に記録するという構成を
備えたものである。また、アナログ記録かディジタル記
録かの判別順序が設定できる構成としたものである。ま
た、アナログ信号記録再生用磁気ヘッドとディジタル信
号記録再生用磁気ヘッドで記録再生されるヘリカルトラ
ックのトラック位置が同じになるようにそれぞれの磁気
ヘッドを回転シリンダ上に配置する構成としたものであ
る。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、磁気テープ上
に記録されたアナログ信号記録かディジタル信号記録か
の識別情報により磁気記録再生装置の動作モードを設定
することが可能になる。また、判別順序を設定できるの
で、アナログ信号記録モードかディジタル信号記録モー
ドかの判別を迅速に行うことができる。また、アナログ
信号記録再生用磁気ヘッドとディジタル信号記録再生用
磁気ヘッドにより記録されるヘリカルトラックのトラッ
ク位置が同じになるように、それぞれの磁気ヘッドを配
置することにより、アナログ信号記録モードかディジタ
ル信号記録モードかの判別を同時に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例における磁気記録再
生装置について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の磁気記録再生装置の一実施
例における識別信号記録再生部のブロック図を示すもの
である。図1において、51、52はアナログ信号、デ
ィジタル信号がそれぞれ入力される入力端子である。5
3はアナログ信号/ディジタル信号判別回路であり、入
力端子51、52から入力される信号により、入力され
た信号がアナログ信号かディジタル信号かを判別し、判
別信号をコントロール信号発生回路54、オーディオ信
号発生回路57に入力する。コントロール信号発生回路
54の出力は記録アンプ55を通してコントロールヘッ
ド56により磁気テープ10のリニア記録領域に記録さ
れる。オーディオ信号発生回路57の出力は記録アンプ
58を通してオーディオヘッド59により磁気テープ1
0のリニア記録領域に記録される。
【0014】図2は家庭用VTRにおけるテープ走行系
であり、テープカセット61から磁気テープ10が引き
出され回転シリンダ62に巻回され、回転シリンダ62
に搭載されている磁気ヘッド(図示せず)によりヘリカ
ルトラックにアナログまたはディジタル信号が記録再生
される。63は音声・コントロールヘッドであり、磁気
テープ10の幅方向の上端に設けられたリニア音声記録
領域に音声信号を、下端に設けられたコントロール信号
記録領域にコントロール信号の記録再生を行う。図3は
磁気テープ10に記録されるヘリカルトラック64、音
声トラック65、コントロールトラック66を示してい
る。
【0015】次に、図1の入力端子51、52にアナロ
グ信号またはディジタル信号が入力されたときの動作に
ついて説明する。
【0016】アナログ信号が入力端子51に入力される
と、アナログ信号/ディジタル信号判別回路53により
その判別が行われ、その判別信号がコントロール信号発
生回路54、オーディオ信号処理回路57に入力され
る。このとき、アナログ信号/ディジタル信号判別回路
53の判別結果はアナログ信号であるので、コントロー
ル信号発生回路は従来のアナログ信号記録時と同じ信号
を磁気テープ10のコントロールトラック66に記録す
る。図4にコントロール信号波形を示す。図4aは回転
シリンダ62のヘッド切り換え信号であり、bはコント
ロール信号である。VHS−VTRでは、デューティ比
6:4の矩形波信号が回転シリンダ62の回転に同期し
て記録される。また、音声信号は入力されたアナログ信
号の音声部分が磁気テープ10の音声トラック65に記
録される。
【0017】さて、ディジタル信号が入力端子52に入
力されると、アナログ信号/ディジタル信号判別回路5
3によりその判別が行われ、その判別信号がコントロー
ル信号発生回路54、オーディオ信号処理回路57に入
力される。このとき、アナログ信号/ディジタル信号判
別回路53の判別結果はディジタル信号であるので、コ
ントロール信号発生回路54は従来のアナログ信号記録
時とは異なる信号を磁気テープ10のコントロールトラ
ック66に記録することにより、アナログ信号記録とデ
ィジタル信号記録の識別情報を、コントロール信号に重
畳して記録することができる。図4cはディジタル信号
記録時のコントロール信号波形であり、アナログ記録時
のデューティ比6:4の矩形波信号とはデューティ比を
変えて、例えばデューティ比1:9で記録している。従
って、再生時には、識別信号検出回路23にてコントロ
ールトラック66に記録されているコントロール信号の
デューティ比を検出することにより、アナログ信号記録
とディジタル信号記録の判別し、この判別結果を出力端
子25より出力する。
【0018】音声信号処理回路57も判別結果がディジ
タル信号であるので、ディジタル信号が記録されている
ことが識別できる信号を音声トラック65に記録する。
この識別信号として例えば、特定の周波数の信号のみを
記録するようにしておけば、再生時に音声出力の周波数
を検知することにより、ディジタル信号記録であること
を識別できる。また、記録時に音声信号として人が判別
できる信号を記録しておけば、再生された音声により人
がディジタル信号記録であることを識別できる。例え
ば、音声信号として「ディジタル信号が記録されていま
す」のようなメッセージを繰り返し記録しておけば、再
生時に容易に識別することができる。
【0019】以上のように本実施例によれば、アナログ
信号またはディジタル信号のどちらの信号が記録されて
いるかを識別する識別情報を磁気テープ上に記録するこ
とにより、再生時に磁気テープにアナログ信号が記録さ
れているのかディジタル信号が記録されているのかの判
別を行うことができる。
【0020】なお、本実施例においては、ディジタル信
号記録を示す際のコントロール信号波形は、デューティ
比1:9で記録するとしたが、本発明はこのデューティ
比1:9に限定されるものではなく、アナログ信号記録
との判別ができるような波形であれば他の信号波形であ
っても勿論かまわない。
【0021】以下、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の第2の実施例
を示す磁気記録再生装置のブロック図である。図5にお
いて、70はアナログ信号/ディジタル信号記録判別処
理ブロック71(以下、判別処理ブロックと称す)、及
び第1の実施例の識別信号記録再生ブロック72からな
る磁気記録再生装置である。アナログ信号入力端子5
1、ディジタル信号入力端子52は、判別処理ブロック
71及び識別信号記録再生ブロック72に接続されてい
る。また、判別処理ブロック71には使用者からの判別
順序が入力可能な入力スイッチ73の出力が接続されて
いる。判別処理ブロック71の出力は、識別信号記録再
生ブロック72、および判別結果を表示する表示手段7
4に接続されている。識別信号記録再生ブロック72の
出力は判別処理ブロック71に接続され、また再生信号
の出力としてアナログ信号出力端子75とディジタル信
号出力端子76に接続されている。
【0022】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、以下その動作を説明する。図6は判別処理ス
テップ71の処理を説明するための処理フローであり、
処理ステップ80は入力スイッチ73から使用者より判
別順序の設定がされているかどうかを判別し、設定され
ていれば処理ステップ81へ進む。処理ステップ81で
はアナログ方式から判別するかどうかを判断し、アナロ
グ方式から判別するときは処理ステップ82においてア
ナログ方式の判別を実施する。処理ステップ82での判
別結果がアナログ方式の時は処理ステップ83におい
て、アナログ処理モードの設定を行って終了する。処理
ステップ82において判別結果がディジタル方式の時に
は処理ステップ85において、ディジタル処理モードの
設定を行って終了する。
【0023】処理ステップ81において、ディジタル方
式から判別するときは処理ステップ84でディジタル方
式の判別を実施する。判別結果がディジタルの時には処
理ステップ85の処理を、判別結果がアナログの時には
処理ステップ83の処理を行い、それぞれディジタルモ
ード、アナログモードを設定する。
【0024】処理ステップ80において、使用者より判
別順序の設定がなされていないときは、処理ステップ8
6によりあらかじめ機器固有の判別順序が設定されてい
るかどうかの判断を行い、設定されているときには処理
ステップ81に移行して、あらかじめ機器に設定されて
いる判別順序に従って処理を行う。すなわち、処理ステ
ップ81以下の処理を行うことによりモードの設定を行
うことができる。
【0025】処理ステップ86において、機器固有の判
別順序があらかじめ設定されていないときは処理ステッ
プ87に移行し、入力されている信号に応じて判別を行
う。処理ステップ87において、入力端子51にアナロ
グ信号が入力されていれば処理ステップ82に移行しア
ナログ方式から判別を行う。アナログ信号が入力されて
いないときには、処理ステップ84によりディジタル方
式から判別を行う。入力端子51、52の両方に信号が
入力されているか、どちらにも信号が入力されていない
場合には、処理ステップ87においてアナログ方式かデ
ィジタル方式かの判別はどちらから行ってもよい。
【0026】図6のような処理を施すことにより、判別
処理ブロック71で判別順序が決定され、その順序に従
って識別信号記録再生ブロック72は第1の実施例で説
明したような方法により記録信号の判別を行う。そし
て、その判別結果(図1においては、アナログ信号/デ
ィジタル信号判別回路53の出力)を判別処理ブロック
71に出力し、判別処理ブロック71は上記判別結果を
表示手段74に出力し、表示手段74にて判別結果を表
示する。また、識別信号記録再生ブロック72は判別処
理ブロックの判別結果をもとに、アナログ信号が記録さ
れているときには再生信号をアナログ信号出力端子75
に、ディジタル信号が記録されているときには再生信号
をディジタル信号出力端子76に出力する。
【0027】以上のように、本実施例のように、アナロ
グ信号記録かディジタル信号記録かの判別順序を使用者
が設定できるようにしたり、あらかじめ機器固有の判別
順序を設定したり、磁気記録再生装置の入力信号の種類
により判別順序を設定したりすることにより、アナログ
信号記録かディジタル信号記録かの判別を使用者が使い
やすい方法で迅速に行うことができる。なお、アナログ
信号記録/ディジタル信号記録の判別は、第1の実施例
のような識別信号を用いてコントロールヘッド56やオ
ーディオヘッド59による記録再生を行わなくても、磁
気テープからの再生信号そのものを用いて判別すること
も可能である。例えば、最初にアナログ信号用の磁気ヘ
ッドにてアナログ信号を再生し、得られた信号が正規の
再生信号(得られた信号波形から正規かどうかは判定で
きる。例えば、アナログ記録信号をディジタル記録再生
用の磁気ヘッドで再生しても正規の信号は得られな
い。)であればアナログ信号出力端子75に再生信号を
出力し、正規でなければ次に、ディジタル信号用の磁気
ヘッドにてディジタル信号を再生し、得られた信号が正
常な出力であればディジタル信号出力端子76に再生信
号を出力することによっても判別を行うことが出来る。
また、この順序とは逆にディジタル信号から判別を行っ
てもなんら問題はない。
【0028】以下、本発明の第3の実施例について図面
を参照しながら説明する。図7は本発明の第3の実施例
を示す磁気記録再生装置の回転シリンダ62上のヘッド
配置及びヘッドの相対高さと記録パターンの関係を示す
図である。
【0029】図7(a)は回転シリンダ62に搭載され
ているアナログ信号記録再生用ヘッド90とディジタル
信号記録再生用ヘッド91の配置関係を示しており、本
実施例ではアナログ信号記録用ヘッド90は互いに異な
るアジマス角のヘッドが180度対向して取り付けられ
ている。また、ディジタル信号記録再生用ヘッド91は
アナログ信号記録再生用ヘッド90から回転角θだけ離
れて互いに異なるアジマス角のヘッドが180度対向し
て取り付けられている。
【0030】アナログ信号記録再生及びディジタル信号
記録再生ともに同じトラックピッチTpで磁気テープに
記録される場合、アナログ、ディジタル信号記録再生用
ヘッド90、91の相対位置高さを図7(b)に示すよ
うにh=θ/180×Tpとすることにより、磁気テー
プは移送されながら回転シリンダにて回転走査されるた
め、図7(c)に示すようにそれぞれのヘッド90、9
1は回転角にしてθずれて配置されていながらも、同じ
記録トラックを再生することができる。
【0031】従って、アナログ信号記録再生用ヘッド9
0またはディジタル信号記録再生用ヘッド91のどちら
かがオントラックするようにトラッキングしてやれば、
どちらのヘッド90、91もオントラックすることがで
きる。本実施例の如くヘッド配置を回転シリンダ上に行
い、アナログ信号及びディジタル信号記録再生用ヘッド
90、91のどちらかをオントラックしてやれば、それ
ぞれのヘッドの出力信号を同時に、アナログ信号再生処
理及びディジタル信号再生処理をすることができる。な
お、磁気テープに記録されている信号に適した再生処理
が再生側にて行われた信号(アナログ信号又はディジタ
ル信号)が正常な再生信号を出力することになる。従っ
て、それぞれの再生処理後の信号のうちいずれの信号が
正常な再生信号となっているかを検出することにより、
記録されている信号の判別を瞬時に行うことが可能とな
る。
【0032】なお、本実施例では回転シリンダに搭載さ
れた磁気ヘッドを180度対向のアジマス角の異なるヘ
ッドとしたが、同一アジマス角あるいは異なるアジマス
角のペアヘッドとしてもよく、アナログ信号記録再生用
ヘッドとディジタル信号記録再生用ヘッドが同じ記録ト
ラックを再生できるような構成になっていればよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は、アナログ信号
またはディジタル信号のどちらの信号が磁気テープに記
録されているのかを識別する識別情報を磁気テープ上に
記録することにより、磁気テープ上に記録された信号が
アナログ信号記録かディジタル信号記録かを識別情報に
より識別し、磁気記録再生装置の動作モードを設定する
ことが可能になる。また、アナログ記録かディジタル記
録かの判別順序を使用者が設定できる構成とすることに
より、アナログ信号記録モードかディジタル信号記録モ
ードかの判別を迅速に行うことができる。また、アナロ
グ信号記録再生用磁気ヘッドとディジタル信号記録再生
用磁気ヘッドが同じヘリカルトラックを記録再生できる
ように、それぞれの磁気ヘッドを回転シリンダ上に配置
する構成とすることにより、アナログ信号記録モードか
ディジタル信号記録モードかの判別を瞬時に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気記録再生装
置の識別情報記録のブロック図
【図2】第1の実施例におけるテープ走行系の概略平面
【図3】第1の実施例における記録パターン図
【図4】第1の実施例におけるコントロール信号波形図
【図5】本発明の第2の実施例における磁気記録再生装
置の記録信号判別のブロック図
【図6】第2の実施例における判別処理フロー図
【図7】本発明の第3の実施例における磁気記録再生装
置のヘッド配置図
【図8】従来の磁気記録再生装置のアナログ信号記録再
生の信号処理ブロック図
【図9】従来の磁気記録再生装置のディジタル信号記録
再生の信号処理ブロック図
【符号の説明】
23 識別信号検出回路 24 識別信号検出回路 53 アナログ信号/ディジタル信号判別回路 54 コントロール信号発生回路 57 オーディオ信号処理回路 71 判別処理ブロック 72 識別信号記録再生ブロック 73 入力スイッチ 74 表示手段 90 アナログ信号記録再生用ヘッド 91 ディジタル信号記録再生用ヘッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生するように構成され、前記磁気テー
    プにアナログ信号またはディジタル信号のどちらの信号
    が記録されているかを識別する識別情報を磁気テープに
    記録することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生するとともに固定ヘッドにより前記
    磁気テープのリニア記録領域に信号を記録再生するよう
    に構成され、磁気テープの前記リニア記録領域にアナロ
    グ信号またはディジタル信号のどちらの信号が記録され
    ているかを識別する識別情報を記録することを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生するとともに前記磁気テープのリニ
    ア記録領域に固定ヘッドによりコントロール信号を記録
    再生するように構成され、前記磁気テープにアナログ信
    号またはディジタル信号のどちらの信号が記録されてい
    るかの識別情報を前記コントロール信号に重畳して記録
    することを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生するとともに前記磁気テープのリニ
    ア記録領域に固定ヘッドによりコントロール信号を記録
    再生するように構成され、前記磁気テープにアナログ信
    号またはディジタル信号のどちらの信号が記録されてい
    るかの識別情報を前記コントロール信号のデューティ比
    を変えることにより記録することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生するとともに前記磁気テープのリニ
    ア記録領域に固定ヘッドにより音声信号を記録再生する
    ように構成され、前記磁気テープにアナログ信号または
    ディジタル信号のどちらの信号が記録されているかの識
    別情報を前記リニア記録領域に記録することを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生する磁気記録再生装置において、前
    記磁気テープにアナログ信号またはディジタル信号のど
    ちらの信号が記録されているかの判別を、アナログ記録
    またはディジタル記録のどちらかを優先して行うことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生する磁気記録再生装置において、前
    記磁気テープにアナログ信号またはディジタル信号のど
    ちらの信号が記録されているかの判別を、前記磁気記録
    再生装置へ供給されている信号がアナログ信号であれば
    アナログ信号から、また供給されている信号がディジタ
    ル信号であればディジタル信号から優先して行うことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】磁気ヘッドの搭載された回転シリンダに磁
    気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させることに
    より順次ヘリカルトラックにアナログ信号またはディジ
    タル信号を記録再生する磁気記録再生装置において、前
    記磁気テープにアナログ信号またはディジタル信号のど
    ちらの信号が記録されているかの判別を、使用者がアナ
    ログ信号を指定すればアナログ信号から、また使用者が
    ディジタル信号を指定すればディジタル信号から優先し
    て行うことを特徴とする磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】アナログ信号記録再生用磁気ヘッドとディ
    ジタル信号記録再生用磁気ヘッドが搭載された回転シリ
    ンダに磁気テープを巻回し、前記磁気テープを走行させ
    ることにより順次ヘリカルトラックにアナログ信号また
    はディジタル信号を記録再生する磁気記録再生装置にお
    いて、前記アナログ信号記録再生用ヘッドと前記ディジ
    タル信号記録再生用ヘッドにより走査されるそれぞれの
    ヘリカルトラックのトラック位置が同じになるように前
    記アナログ信号記録再生用ヘッドと前記ディジタル信号
    記録再生用ヘッドを回転シリンダ上に配置することを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】アナログ信号記録再生用磁気ヘッドとデ
    ィジタル信号記録再生用磁気ヘッドが搭載された回転シ
    リンダに磁気テープを巻回し、前記磁気テープを走行さ
    せることにより順次ヘリカルトラックにアナログ信号ま
    たはディジタル信号を記録再生する磁気記録再生装置に
    おいて、前記アナログ信号記録再生用ヘッドと前記ディ
    ジタル信号記録再生用ヘッドにより記録されるそれぞれ
    のヘリカルトラックのトラック位置が同じになるように
    前記アナログ信号記録再生用ヘッドと前記ディジタル信
    号記録再生用ヘッドを回転シリンダ上に配置し、再生時
    にアナログ信号またはディジタル信号のいずれの信号が
    正規の信号として再生されるかにより、磁気テープに記
    録された信号がアナログ信号かディジタル信号であるか
    を判別して正規の信号を出力することを特徴とする磁気
    記録再生装置。
JP6311914A 1994-12-15 1994-12-15 磁気記録再生装置 Pending JPH08167197A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100301829B1 (ko) * 1998-06-01 2001-09-06 구자홍 영상 정보 기록/재생 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100301829B1 (ko) * 1998-06-01 2001-09-06 구자홍 영상 정보 기록/재생 장치

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