JPH09186960A - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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JPH09186960A
JPH09186960A JP8090078A JP9007896A JPH09186960A JP H09186960 A JPH09186960 A JP H09186960A JP 8090078 A JP8090078 A JP 8090078A JP 9007896 A JP9007896 A JP 9007896A JP H09186960 A JPH09186960 A JP H09186960A
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JP
Japan
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signal
recording
recording method
reproduced
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JP8090078A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tanaka
豊 田中
Yutaka Ichii
豊 一井
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ信号あるいはディジタル信号を再生
するとき、その記録方式を判別することによって最適な
自動トラッキングを行う磁気再生装置を提供する。 【解決手段】 第1の記録方式によって記録された信号
を再生する第1の回転ヘッド群(H1)と、第2の記録方式
又は第3の記録方式によって記録された信号を夫々選択
的に再生する第1の回転ヘッド群(H1)と異なるアジマス
角度を有する第2の回転ヘッド群(H2)と、第1の回転ヘ
ッド群(H1)から得た再生FMレベル検出を行う第1の検
出手段(11)と、第2の回転ヘッド群(H2)から得た信号に
ついて、所定の周波数帯域に応じた再生FMレベル検出
を行う第2の検出手段(12)と、それ以外の周波数帯域に
応じた再生レベル検出を行う第3の検出手段(14)と、第
1〜第3の検出手段(11, 12, 14)の検出結果に基づいて
再生すべき信号が記録された方式を判別する判別手段(1
5)とを備え、判別手段(15)の判別結果に基づいて自動ト
ラッキング制御を行うことを特徴とする磁気再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアナログ信号及びデ
ジタル信号が選択的に記録された磁気テープから信号を
再生するとき再生すべき信号の記録方式を判別し、常に
再生される信号に応じた最適な自動トラッキングを行う
磁気再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用VTRのトラッキング制御
を行うものとして、オーディオヘッドから再生される音
声FM信号の有無を検出し、音声FM信号が存在する場
合には、該音声FM信号のレベルに基づいて回転ヘッド
のトラッキング誤差を検出し、音声FM信号が存在しな
い場合には、前記ビデオヘッドから再生される映像FM
信号のレベルに基づいて回転ヘッドのトラッキング誤差
を検出してトラッキング制御を行うようにしたVTRの
トラッキング制御方式(特公平6−14723号公報)
があった。
【0003】上記した家庭用VTRにおいて、アナログ
映像信号は、周知のように、映像信号を構成する輝度信
号(Y信号)と色信号(C信号)とに分離され、Y信号
はFM変調により約3.4MHz〜4.4MHzの記録帯域幅に変換
され(FM輝度信号)、C信号は輝度信号の記録帯域幅
以外の低域成分に変換され(低域カラー信号)、YC混
合された上で第1の回転ヘッド群を介して磁気テープ上
に記録される。音声信号はテープの幅方向の端に設けら
れるリニアトラックに記録される(第1の記録方式)。
【0004】更に上記したリニアトラックに加えて、2
チャンネルのステレオハイファイ(HiFi)信号とす
るアナログ音声信号はキャリア周波数が夫々1.3MHz, 1.
7MHzである音声FM信号(以下、FM音声信号ともい
う)にFM変調され、第2の回転ヘッドを介して磁気テ
ープ上に記録されるものがある。このとき、音声信号成
分は映像信号成分と信号帯域が重なっているが、上記し
たように、音声FM信号は映像信号を記録する第1の回
転ヘッドとは異なるアジマス角度を有し、この第1の回
転ヘッドに先行する第2の回転ヘッドによって磁気テー
プの深層に記録されるので、実用上問題はなく映像信号
と音声信号とが記録される(第2の記録方式)。
【0005】一方、回転ヘッドを有するVTRにおい
て、上記したように記録されたアナログ映像信号及び音
声信号を再生すると共に、アナログ音声信号を再生する
オーディオヘッドと同じアジマス角度の回転ヘッドを用
いてディジタル情報信号を記録再生するアナログ/デジ
タルVTRが提案されている。
【0006】上記したアナログ/デジタルVTRにおい
て、ディジタル情報信号を記録するとき、ディジタル情
報信号は上記したアナログ信号とは根本的に異なり符号
化されたデータなので、専用の記録処理が施される。こ
こで、専用の記録処理が施されるディジタル情報信号
も、専用の回転ヘッドによって磁気テープT上に記録さ
れることが望ましいが、回転ドラムに搭載する回転ヘッ
ドの効率的な利用を考慮して、例えば、上記した第2の
回転ヘッドと兼用する方法がある(第3の記録方式)。
【0007】こうしたアナログ/デジタルVTRについ
て、例えば、アナログ映像信号のH-SyncあるいはV-Sync
信号の有無を判別することによりアナログ/デジタルの
再生方式を切り換えるビデオ信号再生方式(特開平6−
84107号公報)等があった。
【0008】尚、上記した回転ドラム上には、第1、第
2の回転ヘッドのヘッドペアが180°対称の位置に搭
載されている。即ち、第1と第2の回転ヘッドが回転ド
ラム上一方で隣り合って取り付けられ、その回転ドラム
の反対側には残りの第1と第2の回転ヘッドが取り付け
られている。
【0009】上記した第1〜第3の記録方式によって磁
気テープT上にアナログ信号、あるいはディジタル情報
信号を記録することができる。そこで、上記した家庭用
VTR及びアナログ/ディジタルVTRに対応したビデ
オカセット(磁気テープが収納されたカセット)に対し
て、上記した家庭用VTRで第1、第2の記録方式によ
り信号を記録し、また、上記したアナログ/ディジタル
VTRで第3の記録方式により信号を記録することによ
って、例えば、1つのビデオカセットの磁気テープ上に
アナログ信号とディジタル信号とを記録することもでき
る。そして、上記したアナログ/ディジタルVTRはそ
うしたビデオカセットに記録された信号を夫々再生する
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たアナログ/デジタルVTR磁気記録装置によって磁気
テープ上に記録された信号を再生する磁気再生装置にお
いて、上記したVTRのトラッキング制御方式(特公平
6−14723号公報)では、ディジタル情報信号を再
生するときのトラッキング制御について何等考慮されて
いなかった。
【0011】また、上記したビデオ信号再生方式(特開
平6−84107号公報)では、アナログ映像信号のH-
SyncあるいはV-Syncの有無を判別することについてのみ
記載されているに過ぎず、ディジタル情報信号を再生す
るときのトラッキング制御について何等考慮されていな
かった。
【0012】このため、こうしたアナログ信号及びディ
ジタル情報信号を夫々再生する信号処理装置においても
最適なトラッキング制御を行う磁気再生装置の出現が望
まれていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は上記し
た課題を解決するため、以下(1)〜(6)の構成を提
供するものである。
【0014】(1) 第1の発明は、異なるアジマス角
度を有する複数の回転ヘッド(H1, H2)を有し、アナログ
信号及びディジタル信号とが夫々選択的に記録された磁
気テープ(T) を前記回転ヘッド(H1, H2)が搭載された回
転ドラムに巻き付けて、記録された信号を再生する磁気
再生装置において、アナログ映像信号を記録する第1の
記録方式によって記録処理された記録信号を磁気テープ
(T) から再生する第1のアジマス角度を有する第1の回
転ヘッド群(H1)と、アナログ映像信号及び音声信号を記
録する第2の記録方式において、アナログ音声信号を記
録する記録方式によって記録処理された記録信号、又
は、ディジタル情報信号を記録する第3の記録方式によ
って記録処理された記録信号を磁気テープ(T) から再生
する第1のアジマス角度と異なる角度を有する第2のア
ジマス角度を有する第2の回転ヘッド群(H2)と、前記第
1の回転ヘッド群(H1)から再生された再生信号のレベル
検出を行う第1の検出手段(11)と、前記第2の回転ヘッ
ド群(H2)から再生された再生信号の所定の周波数帯域に
応じたレベル検出を行う第2の検出手段(12)と、前記第
2の回転ヘッド群(H2)から再生された再生信号の所定の
周波数帯域以外の周波数帯域に応じたレベル検出を行う
第3の検出手段(14)と、前記第1〜第3の検出手段(11,
12, 14)の検出結果に基づいて再生すべき信号が記録さ
れた方式を判別する判別手段(15)とを備え、前記判別手
段(15)において前記第1の記録方式が判別されたときは
前記第1の検出手段(11)のレベル検出が最大となるよう
に、前記第2の記録方式が判別されたときは前記第2の
検出手段(12)のレベル検出が最大、あるいは前記第2の
検出手段(12)のレベル検出が所定レベルを超えない範囲
で第1の検出手段(11)のレベル検出が最大となるよう
に、前記第3の記録方式が判別されたときは第3の検出
手段(14)のレベル検出が最大となるように自動トラッキ
ング制御を行うことを特徴とする磁気再生装置を提供す
るものである。
【0015】(2) 第2の発明は、前記第2の回転ヘ
ッド群(H2)から再生された再生信号(7a)に所定の復合処
理を施してディジタル情報信号を復合する復合手段(以
下「ディジタル信号処理回路」ともいう)(10)とを備
え、前記復合手段(10)において前記ディジタル情報信号
を復合するための同期符号(10b) を検出することによ
り、前記判別手段(15)において前記した第3の記録方式
を判別すると共に前記第3の検出手段(14)のレベル検出
が最大となるように自動トラッキング制御を行うことを
特徴とする上記(1)記載の磁気再生装置を提供するも
のである。
【0016】(3) 第3の発明は、前記第2の回転ヘ
ッド群(H2)から再生された再生信号(7a)に所定の復合処
理を施してディジタル情報信号を復合する復合手段(10)
とを備え、前記復合手段(10)において前記ディジタル情
報信号を復合するためのIDパリティあるいは誤り訂正
パリティを検出することにより、前記判別手段において
前記した第3の記録方式を判別すると共に前記第3の検
出手段(14)のレベル検出が最大となるように自動トラッ
キング制御を行うことを特徴とする上記(1)記載の磁
気再生装置を提供するものである。
【0017】(4) 第4の発明は、異なるアジマス角
度を有する複数の回転ヘッド(H1, H2)を有し、アナログ
信号及びディジタル信号とが夫々選択的に記録された磁
気テープ(T) を前記回転ヘッド(H1, H2)が搭載された回
転ドラムに巻き付けて、記録された信号を再生する磁気
再生装置において、アナログ映像信号を記録する第1の
記録方式によって記録処理された記録信号を磁気テープ
(T) から再生する第1のアジマス角度を有する第1の回
転ヘッド群(H1)と、アナログ映像信号及び音声信号を記
録する第2の記録方式において、アナログ音声信号を記
録する記録方式によって記録処理された記録信号、又
は、ディジタル情報信号を記録する第3の記録方式によ
って記録処理された記録信号を磁気テープ(T) から再生
する第1のアジマス角度と異なる角度を有する第2のア
ジマス角度を有する第2の回転ヘッド群(H2)と、前記第
1の回転ヘッド群(H1)から再生された再生信号のレベル
検出を行う第1の検出手段(11)と、前記第2の回転ヘッ
ド群(H2)から再生された再生信号の所定の周波数帯域に
応じたレベル検出を行う第2の検出手段(12)と、前記第
2の回転ヘッド群(H2)から再生された再生信号の所定の
周波数帯域以外の周波数帯域に応じたレベル検出を行う
第3の検出手段(14)と、前記第1の検出手段(11)の検出
結果が所定レベル以上かつ前記第2の検出手段(12)の検
出結果が所定レベル以下のときは前記した第1の記録方
式を判別し、前記第1、第2の検出手段(11, 12)の検出
結果が夫々所定レベル以上かつ前記第3の検出手段(14)
の検出結果が所定レベル以下のときは前記した第2の記
録方式を判別し、少なくとも前記第3の検出手段(14)の
検出結果が所定レベル以上であるとき前記した第3の記
録方式を判別する判別手段(15)とを備えたことを特徴と
する磁気再生装置を提供するものである。
【0018】(5) 第5の発明は、前記第2の回転ヘ
ッド群(H2)から再生された再生信号(7a)に所定の復合処
理を施してディジタル情報信号を復合する復合手段(10)
とを備え、前記判別手段(15)は、前記復合手段(10)にお
いて前記ディジタル情報信号を復合するための同期符号
を検出することにより前記した第3の記録方式を判別す
ることを特徴とする上記(4)記載の磁気再生装置を提
供するものである。
【0019】(6) 第6の発明は、前記第2の回転ヘ
ッド群(H2)から再生された再生信号(7a)に所定の復合処
理を施してディジタル情報信号を復合する復合手段(10)
とを備え、前記判別手段(15)は、前記復合手段(10)にお
いて前記ディジタル情報信号を復合するためのIDパリ
ティあるいは誤り訂正パリティを検出することにより前
記した第3の記録方式を判別することを特徴とする上記
(4)記載の磁気再生装置を提供するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の磁気再生装置を説
明するブロック図である。以下、図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を第1実施例、第2実施例で説明する。
また、前述したものと同一の構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0021】(第1実施例)さて、本発明の磁気再生装
置は、図1に示すように、磁気テープT上に記録された
信号を再生する互いに異なるアジマスを有する回転ヘッ
ドH1, H2、夫々の回転ヘッドH1, H2からの再生信号を所
定レベルに増幅するプリアンプ1, 7、プリアンプ1で所
定レベルに増幅された信号1aから低域カラー信号成分2a
を抽出するローパスフィルタ(LPF)2、同様に増幅
された信号1aからFM輝度信号成分5aを抽出するハイパ
スフィルタ(HPF)5、低域カラー信号成分2aに所定
の信号復調再生処理(記録時と相補的な信号処理)を施
すカラー信号再生処理回路3、FM輝度信号成分5aに所
定の信号復調再生処理(記録時と相補的な信号処理)を
施す輝度信号再生処理回路6、カラー信号再生処理回路
3及び輝度信号再生処理回路6において夫々再生復調さ
れたカラー信号3a及び輝度信号6aとをYC混合し映像信
号4aを出力する加算手段4、プリアンプ7で所定レベル
に増幅された再生信号7aからFM音声信号成分8aを抽出
するバンドパスフィルタ(BPF)8、FM音声信号成
分8aに所定の信号復調再生処理(記録時と相補的な信号
処理)を施し音声信号9aを出力する音声信号再生処理回
路9、上記した再生信号7aに含まれるディジタル情報信
号成分に所定の信号復調処理(記録時と相補的な信号処
理)を施しこれを出力するディジタル信号処理回路10、
FM輝度信号成分5aのFM信号レベルを検出する第1の
レベル検出手段11、FM音声信号成分8aのFM信号レベ
ルを検出する第2のレベル検出手段12、上記した再生信
号7aからFM音声信号以外で且つディジタル情報信号の
スペクトラムを抽出するBPF13、BPF13で抽出され
たディジタル情報信号成分13a の信号レベルを検出する
第3のレベル検出手段14、第1〜第3のレベル検出手段
11, 12, 14の検出結果A,B,Cより再生すべき信号が
上記した第1〜第3のいずれの記録方式によるものであ
るかを判別する判別手段15、判別手段15の判別結果に応
じて出力される制御信号15a に基づいてドラムサーボ系
18を制御するマイコン16、磁気テープTに記録されたコ
ントロールパルスを再生するコントロールヘッドH3、コ
ントロールヘッドH3が再生したコントロールパルスと基
準パルスとを位相比較などの処理を施しドラムサーボ系
18に供給する制御信号処理回路17とから構成される。
【0022】上記したBPF8は、FM変調されたFM
音声信号のキャリア周波数を中心とする狭帯域の特性を
有するフィルタであり、BPF13は、上記したFM音声
信号のキャリア周波数以外の帯域(例えば、3MHz〜10MH
z )で且つディジタル信号情報のスペクトラムを含む帯
域の特性を有するフィルタで、夫々所定の周波数帯域の
FM信号を抽出する。
【0023】ここで、ディジタル情報信号は、FM変調
された音声信号よりも広い周波数帯域の信号となるの
で、その信号レベルを検出するためにBPF13によって
周波数成分の抽出が行われる。
【0024】こうして得られたFM輝度信号、FM音声
信号、ディジタル情報信号は、上記した第1〜第3のレ
ベル検出手段11, 12, 14に夫々供給され、夫々のFM信
号レベルあるいは信号レベルが検出される。
【0025】本発明の磁気再生装置は、上記した第1〜
第3のレベル検出手段11, 12, 14の夫々の検出結果に基
づいて、判別手段15が上記した第1〜第3の記録方式の
いずれかを判別するというものである。
【0026】第1〜第3のレベル検出手段11, 12, 14に
は、例えば、夫々所定のスレシホールド値が予め設定さ
れており、供給される再生信号のレベルとこのスレシホ
ールド値とを夫々比較し、その結果A,B,Cを判別手
段15に供給する。例えば、第1のレベル検出手段11はF
M輝度信号の有無が識別できるスレシホールド値Sa、第
2のレベル検出手段12はFM音声信号の有無が識別でき
るスレシホールド値Sb、第3のレベル検出手段14はディ
ジタル情報信号の有無が識別できるスレシホールド値Sc
が設定されている。
【0027】例えば、ディジタル情報信号は、FM変調
された映像信号(特にFM輝度信号)、FM音声信号と
比べて広い周波数帯域を持つので、FM輝度信号に相当
する帯域、あるいはFM音声信号に相当する帯域に夫々
検出される。そこで上記した第3のレベル検出手段14が
ディジタル情報信号の有無を識別しているとき、第1の
レベル検出手段11又は第2のレベル検出手段12によって
FM輝度信号成分、FM音声信号成分に夫々含まれるデ
ィジタル情報信号成分を検出することによって更に確実
な判別を行うことができる。
【0028】但し、第1の回転ヘッドと第2の回転ヘッ
ドとはアジマス角度が異なるので、第1の回転ヘッドで
得られるディジタル情報信号成分は少ないはずであり、
第1のレベル検出手段11はこれをスレシホールド値Saa
(例えば、Saより小さい値)より小さい値として検出す
る。一方、第2の回転ヘッドで得られるディジタル情報
信号成分はFM音声信号成分とは異なる周波数帯域を持
つので、第2のレベル検出手段12はこれをスレシホール
ド値Sbb (例えば、Sbより小さい値)より小さい値とし
て検出する。
【0029】こうして検出された結果は判別手段15に供
給され、判別手段15にプリセットされた判別パターンに
基づいてこの検出結果から再生すべき信号の記録方式を
判別する。判別手段15には、例えば、表1のようなレベ
ル検出結果の判別を行う。
【0030】
【表1】 尚、第3の記録方式を判別するときはディジタル情報信
号の信号レベルが所定レベルより高いというだけで行っ
て、第1のレベル検出手段11のスレシホールド値Saa 、
第2のレベル検出手段12のスレシホールド値Sbb による
判別を省略しても良いことは勿論である。
【0031】パターンのときは検出結果Aが所定の値
Saより大きく、検出結果Bが所定の値Sbより小さいの
で、FM輝度信号が存在するがFM音声信号が存在しな
い状態、即ち、映像信号のみが記録あるいは映像信号と
ノーマル音声信号とが記録されているとして上記した第
1の記録方式を判別する。
【0032】このとき判別手段15は、判別された記録方
式を表す制御信号15a をマイコン16に供給し、マイコン
16はこの制御信号15a に基づいて上記したFM輝度信号
の信号レベルが最大となるように上記したドラムサーボ
系18を制御する。
【0033】ここでドラムサーボ系18は、上記したよう
に、コントロールヘッドH3によって磁気テープTから再
生されたコントロールパルスに基づいて回転ドラムの回
転制御及び磁気テープTの走行制御等の駆動系の制御を
行い、具体的には回転ヘッドが磁気テープ上の所定のト
ラックを走査するよう位置合わせを行うトラッキング制
御を行うものである。
【0034】このトラッキング制御は、回転ヘッドが所
定のトラック上を走査するよう制御を行うことである
が、トラッキングがずれると回転ヘッドの軌跡が所定の
トラックからずれるため回転ヘッドが再生する信号レベ
ルが小さくなり、トラッキングが合うと回転ヘッドの軌
跡が所定のトラックに合致して回転ヘッドが再生する信
号レベルが最大となる。
【0035】また、このときマイコン16はトラッキング
を任意にずらして検出結果A,Bが変化するかを調べ
る。もし検出結果Bが小さいままだと第1の記録方式が
確定され、逆に検出結果Aが小さくなって検出結果Bが
大きくなると後述するパターンとしてトラッキング制
御を行う。
【0036】判別手段15の判別結果がパターンのとき
は検出結果A及びBが夫々所定の値Sa, Sbより大きいの
で、FM輝度信号とFM音声信号とが存在する状態、即
ち、映像信号とHiFi音声信号とが記録されていると
して上記した第2の記録方式を判別する。
【0037】判別手段15は、判別された記録方式を表す
制御信号15a をマイコン16に供給し、マイコン16はこの
制御信号15a に基づいて上記した音声信号の信号レベル
が最大となるように上記したドラムサーボ系18を制御す
る。
【0038】ここで、判別手段15の判別結果が判別パタ
ーンであるとき、例えば、回転ヘッドの取り付け位置
などの機械的誤差によって検出結果A,Bの両者にレベ
ル最大を与えるトラッキング点が異なることがある。そ
こでこうした場合を考慮して、先ず検出結果Bが最大と
なるようトラッキングを行い、検出結果Aがその最大点
から著しく異なるとき検出結果Bが最大点からあまりず
れない範囲(音声信号の品質を著しく損なうことがない
とする所定の範囲)で検出結果Aが最大となるようにト
ラッキングを行っても良い。即ち、最終的に映像・音声
とが良好に得られるようにトラッキングを行っても良い
ことは勿論である。
【0039】このときマイコン16はトラッキングを任意
にずらして検出結果Cが変化するかを調べる。もし検出
結果Cが小さいままだと第2の記録方式が確定され、逆
に検出結果A,Bが上記した値Saa, Sbbより小さくなり
検出結果Cが大きくなると後述するパターンとしてト
ラッキング制御を行う。
【0040】判別手段15の判別結果がパターンのとき
は検出結果Cが大きいので、ディジタル情報信号が磁気
テープT上に記録されているとして上記した第3の記録
方式を判別する。判別手段15は、判別された記録方式を
表す制御信号15a をマイコン16に供給し、マイコン16は
この制御信号15a に基づいて上記したディジタル情報信
号の信号レベルが最大となるように上記したドラムサー
ボ系18を制御する。
【0041】因みに、判別手段15の判別結果により検出
結果Bのみが大きく得られる場合もある。このときはF
M音声信号のみが磁気テープ上に記録されているとして
上記した第2の記録方式のみが確定される。判別手段15
は、判別された記録方式を表す制御信号15a をマイコン
16に供給し、マイコン16はこの制御信号15a に基づいて
上記したFM音声信号の信号レベルが最大(B>Sb)と
なるように上記したドラムサーボ系18を制御する。
【0042】ところで、判別手段15の判別結果がパター
ンのときは磁気テープT上にはディジタル情報信号が
記録されているとしてディジタル情報信号の信号レベル
が最大となるように上記したトラッキング制御を行う。
【0043】一般にディジタル信号の再生においては、
クロック信号と再生信号の「1」、「0」のパルスのタ
イミングに合わせるビット同期と、バイトの区切りのタ
イミングを明確にするバイト同期が行われるが、例え
ば、上記したディジタル信号処理回路10において、この
ビット同期とバイト同期とが確立されたことを検出すれ
ば(例えば、検出結果を信号10b として出力)、判別手
段15は、ディジタル情報信号が存在するとして第3の記
録方式を判別し、上記したディジタル情報信号7aの信号
レベルが最大となるトラッキングを制御を行うようにし
ても良い。
【0044】更に、当然上記したディジタル信号処理回
路10は再生されたディジタル情報信号7aの誤り訂正を行
うが、このとき、例えば、誤り検出結果10c をマイコン
16に供給することによって、誤り検出結果10c が最小と
なるように、即ち例えば、トラッキングのずれに伴うド
ロップアウト等のディジタル情報信号欠落を最小となる
ようにトラッキング制御を行っても良い。
【0045】(第2実施例)例えば、ディジタル信号処
理回路10は、第2の回転ヘッド群H2からの再生信号7aに
記録時とは逆の処理により変調されたディジタル情報信
号を復調する復調器、この復調器において復調された信
号から誤り訂正符号を復合し、再生時のノイズによって
失われた情報ビットの訂正を行う誤り訂正復合器(いず
れもここでは図しない)とから概略構成される。
【0046】上記したビット同期とバイト同期とに相当
する同期符号はディジタル情報信号の信号処理に固有な
ものであるので、これを検出する、即ち、検出信号10b
を得ることにより再生すべき信号がディジタル情報信号
であると特定できる。またディジタル情報信号は、例え
ば、上記した同期符号と、ID符号、IDパリティ、誤
り訂正符号、データ(実際の情報内容)等を1組とした
所定の記録単位(あるいはパケット単位ともいう)毎に
記録/再生されるものがある。従って、上記した同期符
号のみならず、パケット単位毎に得られるID符号、I
Dパリティ、誤り訂正符号等を検出することによって、
再生すべき信号がディジタル情報信号であると特定し、
ディジタル情報信号のトラッキング制御を行っても良い
ことは勿論である。
【0047】尚、上記したように、ディジタル情報信号
に固有の同期符号、ID符号、誤り訂正符号等の検出に
より、ディジタル情報信号のトラッキング制御を行うこ
とができるので、第1実施例において述べたような、デ
ィジタル情報信号のスペクトラム抽出を行うためのBP
F13が不要となり、そのレベルのスレシホールドを設定
する必要もなくなるので、信号処理を簡易に行うことが
できる。
【0048】
【発明の効果】上述したように、本発明の構成によれ
ば、アナログ信号、ディジタル情報信号とが夫々選択的
に記録された磁気テープを再生する場合、再生すべき信
号が、アナログ信号を記録する第1の記録方式あるいは
第2の記録方式、ディジタル情報信号を記録する第3の
記録方式のいずれによって記録されたかを判別すること
によって、常に、アナログ映像信号、アナログ音声信号
(HiFi音声信号)、アナログ映像/音声信号、ディ
ジタル情報信号の最適な自動トラッキング制御を行うこ
とができるという効果がある。
【0049】また、上記した効果に加え、復合手段にお
いてディジタル情報信号に固有な同期符号、ID符号、
誤り訂正符号等を検出することによって、簡易な構成に
より再生すべき信号がディジタル情報信号であることを
特定すると共にそのための自動トラッキング制御を行う
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気再生装置を説明するためのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
H1,H2…回転ヘッド、T…磁気テープ、11…第1
の検出手段、12…第2の検出手段、14…第3の検出
手段、15…判別手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なるアジマス角度を有する複数の回転ヘ
    ッドを有し、アナログ信号及びディジタル信号とが夫々
    選択的に記録された磁気テープを前記回転ヘッドが搭載
    された回転ドラムに巻き付けて、記録された信号を再生
    する磁気再生装置において、 アナログ映像信号を記録する第1の記録方式によって記
    録処理された記録信号を磁気テープから再生する第1の
    アジマス角度を有する第1の回転ヘッド群と、 アナログ映像信号及び音声信号を記録する第2の記録方
    式において、アナログ音声信号を記録する記録方式によ
    って記録処理された記録信号、又は、ディジタル情報信
    号を記録する第3の記録方式によって記録処理された記
    録信号を磁気テープから再生する第1のアジマス角度と
    異なる角度を有する第2のアジマス角度を有する第2の
    回転ヘッド群と、 前記第1の回転ヘッド群から再生された再生信号のレベ
    ル検出を行う第1の検出手段と、 前記第2の回転ヘッド群から再生された再生信号の所定
    の周波数帯域に応じたレベル検出を行う第2の検出手段
    と、 前記第2の回転ヘッド群から再生された再生信号の所定
    の周波数帯域以外の周波数帯域に応じたレベル検出を行
    う第3の検出手段と、 前記第1〜第3の検出手段の検出結果に基づいて再生す
    べき信号が記録された方式を判別する判別手段とを備
    え、 前記判別手段において前記第1の記録方式が判別された
    ときは前記第1の検出手段のレベル検出が最大となるよ
    うに、前記第2の記録方式が判別されたときは前記第2
    の検出手段のレベル検出が最大、あるいは前記第2の検
    出手段のレベル検出が所定レベルを超えない範囲で第1
    の検出手段のレベル検出が最大となるように、前記第3
    の記録方式が判別されたときは第3の検出手段のレベル
    検出が最大となるように自動トラッキング制御を行うこ
    とを特徴とする磁気再生装置。
  2. 【請求項2】前記第2の回転ヘッド群から再生された再
    生信号に所定の復合処理を施してディジタル情報信号を
    復合する復合手段とを備え、 前記復合手段において前記ディジタル情報信号を復合す
    るための同期符号を検出することにより、前記判別手段
    において前記した第3の記録方式を判別すると共に前記
    第3の検出手段のレベル検出が最大となるように自動ト
    ラッキング制御を行うことを特徴とする請求項1記載の
    磁気再生装置。
  3. 【請求項3】前記第2の回転ヘッド群から再生された再
    生信号に所定の復合処理を施してディジタル情報信号を
    復合する復合手段とを備え、 前記復合手段において前記ディジタル情報信号を復合す
    るためのIDパリティあるいは誤り訂正パリティを検出
    することにより、前記判別手段において前記した第3の
    記録方式を判別すると共に前記第3の検出手段のレベル
    検出が最大となるように自動トラッキング制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気再生装置。
  4. 【請求項4】異なるアジマス角度を有する複数の回転ヘ
    ッドを有し、アナログ信号及びディジタル信号とが夫々
    選択的に記録された磁気テープを前記回転ヘッドが搭載
    された回転ドラムに巻き付けて、記録された信号を再生
    する磁気再生装置において、 アナログ映像信号を記録する第1の記録方式によって記
    録処理された記録信号を磁気テープから再生する第1の
    アジマス角度を有する第1の回転ヘッド群と、 アナログ映像信号及び音声信号を記録する第2の記録方
    式において、アナログ音声信号を記録する記録方式によ
    って記録処理された記録信号、又は、ディジタル情報信
    号を記録する第3の記録方式によって記録処理された記
    録信号を磁気テープから再生する第1のアジマス角度と
    異なる角度を有する第2のアジマス角度を有する第2の
    回転ヘッド群と、 前記第1の回転ヘッド群から再生された再生信号のレベ
    ル検出を行う第1の検出手段と、 前記第2の回転ヘッド群から再生された再生信号の所定
    の周波数帯域に応じたレベル検出を行う第2の検出手段
    と、 前記第2の回転ヘッド群から再生された再生信号の所定
    の周波数帯域以外の周波数帯域に応じたレベル検出を行
    う第3の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出結果が所定レベル以上かつ前
    記第2の検出手段の検出結果が所定レベル以下のときは
    前記した第1の記録方式を判別し、前記第1、第2の検
    出手段の検出結果が夫々所定レベル以上かつ前記第3の
    検出手段の検出結果が所定レベル以下のときは前記した
    第2の記録方式を判別し、少なくとも前記第3の検出手
    段の検出結果が所定レベル以上であるとき前記した第3
    の記録方式を判別する判別手段とを備えたことを特徴と
    する磁気再生装置。
  5. 【請求項5】前記第2の回転ヘッド群から再生された再
    生信号に所定の復合処理を施してディジタル情報信号を
    復合する復合手段とを備え、 前記判別手段は、前記復合手段において前記ディジタル
    情報信号を復合するための同期符号を検出することによ
    り前記した第3の記録方式を判別することを特徴とする
    請求項4記載の磁気再生装置。
  6. 【請求項6】前記第2の回転ヘッド群から再生された再
    生信号に所定の復合処理を施してディジタル情報信号を
    復合する復合手段とを備え、 前記判別手段は、前記復合手段において前記ディジタル
    情報信号を復合するためのIDパリティあるいは誤り訂
    正パリティを検出することにより前記した第3の記録方
    式を判別することを特徴とする請求項4記載の磁気再生
    装置。
JP8090078A 1995-11-01 1996-03-18 磁気再生装置 Pending JPH09186960A (ja)

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JP8090078A JPH09186960A (ja) 1995-11-01 1996-03-18 磁気再生装置
US08/816,997 US5903699A (en) 1996-03-18 1997-03-14 Apparatus for reproducing a signal from a magnetic recording medium

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30813195 1995-11-01
JP7-308131 1995-11-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0933766A2 (en) * 1998-01-16 1999-08-04 Victor Company of Japan, Ltd. Information reproduction apparatus and information recording and reproduction apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0933766A2 (en) * 1998-01-16 1999-08-04 Victor Company of Japan, Ltd. Information reproduction apparatus and information recording and reproduction apparatus
EP0933766A3 (en) * 1998-01-16 2000-08-23 Victor Company of Japan, Ltd. Information reproduction apparatus and information recording and reproduction apparatus

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