JPH08167066A - 自動販売機の表示装置 - Google Patents

自動販売機の表示装置

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JPH08167066A
JPH08167066A JP33344294A JP33344294A JPH08167066A JP H08167066 A JPH08167066 A JP H08167066A JP 33344294 A JP33344294 A JP 33344294A JP 33344294 A JP33344294 A JP 33344294A JP H08167066 A JPH08167066 A JP H08167066A
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JP
Japan
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product
display
vending machine
coin
selection button
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JP33344294A
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English (en)
Inventor
Tomihiko Ota
富彦 大田
Takeshi Tsuhara
武 津原
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MEIHAN KK
Original Assignee
MEIHAN KK
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 顧客に感謝を表明するとともに、商品を探さ
ずに取り出すことができる自動販売機の表示装置を提供
する。 【構成】 貨幣投入口22、貨幣返却スイッチ23、商
品選択ボタン18及び商品取出口20を備えた自動販売
機10において、貨幣が投入されたことを検出する貨幣
検出センサと、歓迎の意を表示をするとともに、商品選
択ボタン18又は貨幣返却スイッチ23が押されたと
き、表示を消す歓迎表示盤26とを備えた。また、貨幣
投入口22に貨幣が投入されて商品を販売し得る状態に
あることを検出する販売状態検出センサと、商品選択ボ
タンが押されたとき、感謝の意を表示をするとともに、
一定の条件下で表示を消す感謝表示盤32とを備える。
更に、商品取出口20に商品落下検出手段28と、落下
した商品を照明する照明装置34及び落下した商品の落
下位置にある商品取出口20を照明する照明装置34と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機の表示装置に
関し、詳しくは、従来の自動販売機に付加することによ
り顧客に対して感謝の姿勢を表明し得る自動販売機の表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】今日、特
に我が国では各種の自動販売機は日常生活において無く
てはならないものとなっており、販売者側と顧客側のど
ちらもがその恩恵に浴している。すなわち、自動販売機
は顧客が「代金の支払いと釣り銭の受け取り、商品の選
択、購入後の持ち帰り」をセルフサービスで行う機械で
あり、販売者側は自動販売機に商品を入れておくだけで
何ら手を煩わすことなく、商品の販売をすることができ
る。一方、顧客側は店が閉まる時間を気にすることな
く、自分の好きな時に勝手に商品を選んで持ち帰ること
ができる。特に、生活時間が多様化して、24時間誰か
が活動しているような現在には、何時でも商品を購入で
きる自動販売機は大変便利である。しかしながら、販売
者側と顧客側との間に会話がなく、したがって、販売者
側が顧客側にお礼を述べることはなかった。
【0003】ところで、一般に自動販売機はコイン投入
口、商品表示窓とその選択ボタン及び商品取出口を備え
ており、通常、商品取出口は自動販売機の下方に設けら
れていることが多い。この自動販売機の動作の概要につ
いて簡単に説明すると、コイン投入口に規定料金又はそ
れ以上のコインを入れて、所望の商品選択ボタンを押す
と、自動販売機の下方に設けられた商品取出口に目的の
商品が重力により落下するようになっている。そして、
顧客が腰を屈めて、商品取出口に手を入れ、そこに落下
した目的の商品を取り出すとともに、コイン返却口から
釣り銭を受け取っている。
【0004】そのため、かかる自動販売機を利用した顧
客は商品を取り出すとき、腰を低くし、自動販売機に頭
を下げるようにして商品を取り出さなければならず、ま
るで顧客が自動販売機にお礼を言っているように見え
る。これでは、顧客に気持ちよく商品を購入してもらう
ことができず、お金を出して商品を購入する顧客の次の
購入意欲につながらない。
【0005】かかる問題を解決し顧客の購入意欲を向上
させるためには、頭を下げないで商品を取り出すことが
できるように、商品取出口を自動販売機の上方に設ける
ことが考えられる。しかしながら、商品取出口を自動販
売機の上方に設けるには、自動販売機の中で商品を引き
上げる動作が必要となる。ところが、商品を上方へ引き
上げるリフト機構は、機械の構造が複雑になり、故障し
やすくなるという問題がある。しかも、自動販売機の製
造に費用がかかる上、従来の自動販売機と比べて電気代
が高く、ランニングコストが高くなり、更に装置が大き
くなるため、設置場所の選定が問題になる等の問題があ
る。このため、かかる構造の自動販売機は普及が遅れて
いる。
【0006】そこで、顧客に対して感謝の姿勢を表明し
て顧客が気持ち良く商品を購入してもらうため、顧客が
コインを投入し、選択ボタンを押して商品を購入したと
き、音声により感謝等を表す自動販売機が提供されてい
る。しかし、音声の発声は市街地においては騒音の原因
となり、また暗騒音が小さくなった夜間においては、周
辺の住民に迷惑を与えるばかりか、却って顧客に対して
うるさいとの印象を与えてしまうものであった。
【0007】また近年、自動販売機は次第に大型化し、
商品取出口が複数設けられているものが多く、選択ボタ
ンを押すといずれかの商品取出口に商品が落下してくる
ようになっている。ところが、従来の自動販売機は、商
品がどの商品取出口に落下したのか何ら表示されないた
め、顧客が落下位置を耳で聞き分けて判断しており、ど
の商品取出口に商品が落下したのか、分かり難いという
問題があった。このため、商品取出口に手を入れて、一
つ一つ手探りで順番に探さねばならない場合があった。
特に夜間、自動販売機を利用したとき、商品が完全に下
まで落下しないで取出口近くにひっかかったりすると、
複数ある商品取出口から手を差し込んで順に商品を探さ
なければならず、不便なうえに自動販売機荒らしと間違
えられて大変気分を害することにもなりかねないことが
ある。
【0008】そこで、従来の自動販売機に付加すること
により上記問題を解決し、該自動販売機を利用する顧客
に対して歓迎・感謝の姿勢を表明するとともに、商品の
落下位置を表示し、更に夜間対応として落下商品を照明
することができる自動販売機の表示装置を提供すること
を目的に鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の表示装置の要旨とするところは、少なくとも貨幣投入
口と、貨幣返却スイッチと、商品選択ボタン及び商品取
出口を備えた自動販売機において、前記貨幣投入口に少
なくとも貨幣が投入されたことを検出する貨幣検出セン
サと、該貨幣検出センサが貨幣を検出したとき、顧客の
購入の意思に対して歓迎の意を視覚的に表す表示をする
とともに、前記商品選択ボタン又は貨幣返却スイッチが
押されたとき、該表示を消す歓迎表示盤とを備えて構成
されることにある。
【0010】また、本発明に係る自動販売機の表示装置
の他の要旨とするところは、少なくとも貨幣投入口と、
商品選択ボタン及び商品取出口を備えた自動販売機にお
いて、前記貨幣投入口に所定の金額以上の貨幣が投入さ
れて商品を販売し得る状態にあることを検出する販売状
態検出センサと、前記商品選択ボタンが押されたとき、
顧客の購入に対して感謝の意を視覚的に表す表示をする
とともに、一定の条件下で該表示を消す感謝表示盤とを
備えて構成されることにある。
【0011】更に、本発明に係る自動販売機の表示装置
の他の要旨とするところは、少なくとも貨幣投入口と、
商品選択ボタン及び商品取出口を備えた自動販売機にお
いて、前記商品取出口に商品が落下したことを検出する
落下検出手段と、該落下した商品を照明する照明装置及
び/又は該落下した商品の落下位置にある商品取出口を
照明する照明装置とを備えて構成されることにある。
【0012】更に、本発明に係る自動販売機の表示装置
の他の要旨とするところは、少なくとも貨幣投入口と、
貨幣返却スイッチと、商品選択ボタン及び商品取出口を
備えた自動販売機において、前記貨幣投入口に少なくと
も貨幣が投入されたことを検出する貨幣検出センサと、
該貨幣検出センサが貨幣を検出したとき、顧客の購入の
意思に対して歓迎の意を視覚的に表す表示をするととも
に、前記商品選択ボタン又は貨幣返却スイッチが押され
たとき、該表示を消す歓迎表示盤と、前記貨幣投入口に
所定の金額以上の貨幣が投入されて商品を販売し得る状
態にあることを検出する販売状態検出センサと、前記商
品選択ボタンが押されたとき、顧客の購入に対して感謝
の意を視覚的に表す表示をするとともに、一定の条件下
で該表示を消す感謝表示盤と、前記商品取出口に商品が
落下したことを検出する落下検出手段と、該落下した商
品を照明する照明装置及び/又は該落下した商品の落下
位置にある商品取出口を照明する照明装置とを備えて構
成されることにある。
【0013】
【作用】本発明に係る自動販売機の表示装置は貨幣検出
センサと歓迎表示盤とを備えて構成されていて、まず貨
幣投入口にコイン又は紙幣が投入されたとき、投入され
た貨幣の金額がいくらであるかを問わず、顧客が商品を
購入しようとする意思があるものとみなし、歓迎表示盤
によりたとえば「いらっしゃいませ」や、新商品を宣伝
するなどの歓迎の意を表す表示をたとえば電光表示など
によって視覚的にする。顧客はかかる表示を見ることに
より、歓迎されていることを感取し、購買意欲を高め且
つ気持ち良く購入することになる。そして、顧客が商品
を購入するためにいずれかの商品選択ボタンを押した
時、又は貨幣返却スイッチを押した時、同時にあるいは
一定の時間経過後に歓迎表示盤の表示が消される。
【0014】次に、本発明に係る自動販売機の表示装置
は販売状態検出センサと感謝表示盤とを備えて構成され
ていて、販売状態検出センサは貨幣投入口にコイン又は
紙幣が規定の料金以上の金額が投入されて、商品を販売
し得る状態にあることを検出する。販売状態検出センサ
が規定の料金以上の金額が投入されていることを検出し
たことを条件に、商品選択ボタンが押されて商品が購入
された時、感謝表示盤に顧客の購入に対して感謝の意を
表すため、たとえば「ありがとうございました」などの
表示をたとえば電光表示などによって視覚的にする。顧
客はかかる表示を見ることにより、多少なりとも販売者
に感謝されたことを感取し、心が和むことになる。この
感謝表示盤の表示は一定時間の経過後や、商品取出口か
ら商品が取り出されたことなどを条件に消される。
【0015】更に、本発明に係る自動販売機の表示装置
は商品取出口に商品が落下したことを検出する落下検出
手段と、該落下した商品を照明する照明装置及び/又は
該落下した商品の落下位置にある商品取出口を照明する
照明装置とを備えて構成されていて、まず落下検出手段
は商品が商品取出口に現実に落下したことを検出するよ
うに構成されていて、たとえば感圧センサ、接触センサ
など各種のセンサが用いられる。そして、この落下検出
手段が商品の落下を検出したとき、その検出位置にある
照明装置を点灯させて落下した商品又は落下位置の商品
取出口のいずれか一方又は双方を照明する。その結果、
顧客は迷わずに商品取出口から商品を円滑に取り出し
て、持ち帰ることができる。また、照明装置は一定の時
間が経過した後、あるいは顧客が商品を取り出したこと
を検出した後、自動的に消灯させるように構成される。
【0016】更に、上述の自動販売機の表示装置を適宜
組合せたり、あるいは全て組み込むことにより、顧客に
対する感謝の表明を自動販売機を通して行うことができ
ることになる。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る自動販売機の表示装置の
実施例を図面に基づいて、詳しく説明する。
【0018】図1に示すように、自動販売機10はたと
えば缶や瓶、紙容器、樹脂ボトルなどに入れられたジュ
ースやコーヒー、紅茶、お茶などの他、たばこ、アイス
クリーム、菓子類など、多種多様の商品をその品種毎に
対象として取り扱うことができ、特に限定されるもので
はない。ここでは説明のため、商品としてジュースなど
の入った缶を一例に説明する。
【0019】商品である缶は商品展示部12に固定具な
どによって固定されて順序よく展示され、透明な樹脂板
からなる商品展示窓14を通して外部から商品を見るこ
とができるようにされている。この商品展示部12に展
示された個々の商品に対応して、パネル16の前面には
商品選択ボタン18が配設されていて、所定の商品選択
ボタン18を押すことにより、指定した商品を商品取出
口20から取り出すことができるように構成されてい
る。また、パネル16の前面にはコイン投入口22と、
コイン返却スイッチ23及びコイン返却口24が設けら
れていて、更に、これらコイン投入口22などとともに
紙幣投入口と、紙幣返却スイッチ及び紙幣返却口を設け
ても良い。
【0020】このコイン投入口22に投入されたコイン
は自動販売機10の内部に設けられた通路を通過する際
に、各種のセンサによって正常な通貨であるか、そして
通貨の種類(金額)が検出されるとともに判定され、使
用できないコインについては通路が切り換えられて、コ
イン返却口24に返却される。一方、使用し得るコイン
であるときには、コインはコイン入れに収納されるとと
もに、投入されたコインの金額を計数し、続いて投入さ
れたコインの合計金額を計数する。このとき、ディジタ
ル表示のカウンターが設けられているときには、投入さ
れたコインの合計金額を表示することになる。
【0021】このようにコインがコイン投入口22に投
入されて、各種のセンサが作動したとき、あるいは好ま
しくは使用し得るコインが投入されて計数されたとき、
これらのセンサのうちいずれかの信号を取り出して貨幣
検出信号とし、また、そのセンサを貨幣検出センサとし
て利用することになる。なお、これらのセンサとは別
に、コイン又は紙幣が投入されたことを検出する貨幣検
出センサをコインや紙幣の通路に設けても良いのは言う
までもない。また、投入されたコインの合計金額が商品
の販売価格以上となり、商品を販売し得る状態になった
ことをスタンバイセンサが検出したとき、このスタンバ
イセンサを貨幣検出センサとし、貨幣検出信号を得るよ
うに構成しても良い。
【0022】これら各種のセンサのうちいずれかを貨幣
検出センサとし、かかるセンサは歓迎表示盤26に電気
的に接続されている。歓迎表示盤26は内部に蛍光灯そ
の他のランプが内蔵されていて、ランプが点灯される
と、たとえば「いらっしゃいませ」などの顧客を歓迎す
る文字が表れるように構成されていたり、あるいはそれ
とともに又は別個に顧客の購入しようとする意思に対し
て新商品を紹介したり、人気商品を紹介したりして、更
に顧客の購入しようとする意思を引き付けるように構成
されている。この歓迎表示盤26はバックライトなどに
より特定の文字や図形が表れるように構成されていても
良いが、液晶表示装置や回転式字幕装置などを用いて文
字や図形が順次表れるようにされていても良い。また、
新商品を紹介する場合には、商品展示部にたとえばスポ
ットライトなどを設けておき、歓迎表示盤26で新商品
を紹介するとともに新商品にスポットライトを当てるよ
うにしても良い。歓迎表示盤26はコイン投入口22の
近傍部などの顧客が気の付き易い位置に配設されるのが
好ましい。また、特に歓迎表示盤26が作動していない
ときには、文字などを読み取ることができず、作動した
ときに初めて文字などを読み取ることができるように構
成されているのが好ましい。
【0023】したがって、前記貨幣検出センサとして機
能するいずれかのセンサがコインを検出し貨幣検出信号
を発信したとき、上記歓迎表示盤26が作動して内部の
ランプが点灯し、あるいは液晶などが発光して、たとえ
ば「いらっしゃいませ」などの表示をする。これによ
り、顧客に対する歓迎の意を表明することができる。ま
た同時に、販売者の商標や新商品のPRの表示を点灯さ
せることにより宣伝効果をもたらすこともできる。
【0024】次に、規定料金と同額又はそれ以上の金額
のコインがコイン投入口22に投入されて、商品を販売
し得る状態になったときには、スタンバイセンサが検出
して商品選択ボタン18に内蔵されたランプを点灯させ
たり、あるいは商品選択ボタン18に対応させて設けた
ランプを点灯させて、顧客に対して商品が購入可能であ
ることを知らせる。次いで、顧客が特定の商品選択ボタ
ン18を押すと、それに対応する缶が収納庫より1個落
下させられて商品取出口20の中に落ち、それと同時に
あるいは一定の遅れ時間が経過した後、歓迎表示盤26
の「いらっしゃいませ」などの表示が消灯する。なお、
商品選択ボタン18を押さずに、コイン返却スイッチ2
3を操作した場合は、投入されたコイン又はそれと同額
のコインをコイン返却口24に返却するとともに、歓迎
表示盤26の「いらっしゃいませ」などの表示を消灯さ
せることになる。
【0025】1又は複数の商品取出口20の内部にはそ
れぞれ個別に、図2に示すように、床部などに感圧スイ
ッチ28が配設され、また、商品取出口20の扉30に
は感謝表示盤32と、その感謝表示盤32の照明装置を
兼ねるとともに商品を照明するための蛍光ランプ34と
が配設されている。感圧スイッチ28と蛍光ランプ34
とはタイマー36と電源38とインバータ40を介して
電気的に接続されていて、感圧スイッチ28がオンにさ
れると電源38からの電流がインバータ40を介して流
れて蛍光ランプ34を瞬時に点灯させ、感圧スイッチ2
8がオフにされるとタイマー36によって一定時間の経
過後に蛍光ランプ34が消灯するように構成されてい
る。
【0026】かかる感謝表示盤32は蛍光ランプ34が
点灯されると、前面に配置された文字板42を照明し
て、その文字板42に表示された、たとえば「ありがと
うございました」などの顧客に対する感謝の意を表明す
る文字が表れるように構成されている。したがって、感
謝表示盤32は商品取出口20のほぼ透明な扉30の一
部に取り付けられ、蛍光ランプ34が点灯されると、ほ
ぼ透明な扉30を通して上記感謝の意を表明する文字が
読み取れることになる。一方、蛍光ランプ34が点灯さ
れることにより、特定の商品取出口20の感謝表示盤3
2とともに扉30が明るくなるため、商品である缶44
の落下位置が示され、顧客はいずれの商品取出口20に
缶44が落下したのかを直ちに知ることができる。更
に、顧客が缶44を取り出すとき、缶44が蛍光ランプ
34により照明されていて、取り出し易くなる。このよ
うに、顧客は購入した缶44を取り出す前に、感謝表示
盤32によって販売者の感謝の意思を感取することがで
き、心が和むだけでなく、缶44がいずれの商品取出口
20にあるのかを順に探す必要がなく、しかも昼夜を問
わず缶44の存在を目で確認することができて、苛立ち
を与えることもない。
【0027】ここで、感圧スイッチ28はシート状のも
のが好ましく、たとえば薄くて且つ粘性流動し得る絶縁
層を挟んで両面に電極が配設されたものなどが用いら
れ、缶44が感圧スイッチ28の上に落下したとき、絶
縁層による絶縁が破れて両面の電極が接触し、その後、
絶縁が破れた箇所に絶縁体が粘性流動して絶縁するよう
に構成されたものが用いられる。これは一例であって、
感圧スイッチ28の構造は特に限定されるものではない
のは言うまでもなく、また、シート状のものが用いられ
るのは、いかなる箇所に缶44が落下しても検出し得る
ようにするためである。
【0028】このような感圧スイッチ28が用いられる
のは、商品取出口20に現実に落下してきた商品である
缶44を検出して、その落下位置を示すためである。し
たがって、商品選択ボタン18を押して缶44が落下さ
せられたとき、その缶44が自動販売機の内部通路で引
っ掛かり落下して来なかったときには、感圧スイッチ2
8は缶44を検出することはない。このような場合に
は、自動販売機の設置責任者などに、異常を知らせるよ
うに構成することも可能である。
【0029】以上、本発明に係る自動販売機の表示装置
の実施例を図面を参照しつつ説明したが、本発明は上述
の実施例に限定されるものではない。
【0030】たとえば感謝表示盤と、商品を照明する照
明ランプと、商品の落下位置を示す位置表示盤をそれぞ
れ個別に構成したり、任意に適宜組み合わせて構成する
ことも可能である。この場合、商品を照明する照明ラン
プは夜間のみ点灯し、昼間は消灯させるようにしても良
い。また、感謝表示盤は商品取出口20の扉30あるい
はその近傍部に取り付けられるのが好ましく、特に、顧
客が商品取出口20から商品を取り出すときに気が付き
易い位置に取り付けられるのが好ましい。更に、商品の
落下位置を示す位置表示盤は商品取出口20の扉30あ
るいはその近傍部に取り付けられるのが好ましい。この
位置表示盤は電球などを用いて点滅させたり、あるいは
矢印の形状に形成した液晶表示器などを用いて、矢印の
方向に動くように見せかけるなど、特に限定されるもの
ではない。
【0031】また、これら感謝表示盤、照明ランプ及び
位置表示盤、あるいは上記感謝表示盤32の蛍光ランプ
34は商品である缶44を取り出した後、一定時間の経
過後に消灯させるためにタイマー36を用いたが、かか
るタイマーは遅延回路によっても良く、同様の機能を生
ずるものであれば何でも良いのは言うまでもない。更
に、これら感謝表示盤などの表示などを消すのは、缶4
4を持ち上げた瞬間であっても良く、あるいは缶44を
取り出すと取り出さないとにかかわらず、一定時間たと
えば4〜5秒程度が経過すれば消灯し得るように構成す
ることも良い。
【0032】なお、上述の実施例で蛍光ランプ34を点
灯させるのにインバータ40を用いていたが、蛍光ラン
プ34として特に冷陰極蛍光ランプが用いられるのが好
ましい。蛍光ランプ34を用いるのは明るく見やすいな
どの点を考慮したものであるが、白熱灯などを用いても
良いのは言うまでもない。
【0033】また、本発明に係る自動販売機の表示装置
は歓迎表示盤を少なくとも備えることによって構成する
ことができる。更に、この歓迎表示盤とともに、あるい
は歓迎表示盤を設けずに感謝表示盤を少なくとも備える
ことによって構成することもできる。すなわち、歓迎表
示盤又は感謝表示盤をいずれか又は双方を設けることに
よって、顧客に対して少なからず販売者の謝意を表する
ことができることになる。
【0034】更に、落下した商品を照明する照明装置、
あるいは落下した商品の落下位置にある商品取出口を照
明する照明装置のいずれか一方又は双方を配設すること
により、顧客は迷わずに商品取出口から商品を取り出す
ことができる。これら照明装置は上記歓迎表示盤あるい
は感謝表示盤とは別個に配設することができ、それのみ
によっても一応、本発明を達成することができるもので
ある。
【0035】これら上述の歓迎表示盤、感謝表示盤、あ
るいは照明装置などは自動販売機の製造時に予め組み込
んでおいても良く、あるいは既設の自動販売機をメンテ
ナンスする際などに、後から取り付けることも可能であ
り、特に限定されない。これらの場合において、歓迎表
示盤などの作動電源は自動販売機内部に予め設けられて
いる予備のコネクタなどを利用することができ、また、
作動信号についても予備の端子を利用して適宜取り出す
ことができるものである。
【0036】更に、上述の感圧スイッチは単に一例であ
って、要は商品が落下したことを検出する手段であれば
何でも良く、あらゆる公知の手段を適用することが可能
である。
【0037】また、コイン返却口24にも感圧スイッチ
と照明ランプを取り付け、返却された釣り銭などのコイ
ンの取り忘れを防ぐようにしても良いのは言うまでもな
い。その他、本発明の自動販売機の表示装置は缶の自動
販売機の他、あらゆる商品についても適用することがで
き、特に限定されるものではないなど、本発明はその趣
旨を逸脱しない範囲内で当業者の知識に基づき、種々な
る改良、変更、修正を加えた態様で実施しうるものであ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の自動販売機の表示装置は、従来
の自動販売機に付加することにより、顧客に販売者側の
歓迎及び/又は感謝の姿勢を表明することができ、これ
までの無味乾燥で些か冷淡とも受け取れる自動販売機の
印象が改善され、顧客は気持ち良く便利に商品を購入す
ることができる。その結果、販売者は商品の売上げを伸
ばすことができる。
【0039】また、商品の落下位置の表示や商品の照明
をすることによって、顧客は昼夜を問わず、商品が落下
した商品取出口を順に探すことなく、直ちに商品を取り
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機の表示装置が適用され
た自動販売機の一実施例を示す正面説明図である。
【図2】図1に示す自動販売機の商品取出口における感
謝表示盤などの作動を説明するための側面断面説明図で
ある。
【符号の説明】
10:自動販売機 12:商品展示部 18:商品選択ボタン 20:商品取出口 22:コイン投入口 23:コイン返却スイッチ 24:コイン返却口 26:歓迎表示盤 28:感圧スイッチ(落下検出手段) 30:扉 32:感謝表示盤 34:蛍光ランプ(照明装置) 36:タイマー 38:電源 44:缶(商品)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも貨幣投入口と、貨幣返却スイ
    ッチと、商品選択ボタン及び商品取出口を備えた自動販
    売機において、前記貨幣投入口に少なくとも貨幣が投入
    されたことを検出する貨幣検出センサと、該貨幣検出セ
    ンサが貨幣を検出したとき、顧客の購入の意思に対して
    歓迎の意を視覚的に表す表示をするとともに、前記商品
    選択ボタン又は貨幣返却スイッチが押されたとき、該表
    示を消す歓迎表示盤とを備えて構成されることを特徴と
    する自動販売機の表示装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも貨幣投入口と、商品選択ボタ
    ン及び商品取出口を備えた自動販売機において、前記貨
    幣投入口に所定の金額以上の貨幣が投入されて商品を販
    売し得る状態にあることを検出する販売状態検出センサ
    と、前記商品選択ボタンが押されたとき、顧客の購入に
    対して感謝の意を視覚的に表す表示をするとともに、一
    定の条件下で該表示を消す感謝表示盤とを備えて構成さ
    れることを特徴とする自動販売機の表示装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも貨幣投入口と、商品選択ボタ
    ン及び商品取出口を備えた自動販売機において、前記商
    品取出口に商品が落下したことを検出する落下検出手段
    と、該落下した商品を照明する照明装置及び/又は該落
    下した商品の落下位置にある商品取出口を照明する照明
    装置とを備えて構成されることを特徴とする自動販売機
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも貨幣投入口と、貨幣返却スイ
    ッチと、商品選択ボタン及び商品取出口を備えた自動販
    売機において、前記貨幣投入口に少なくとも貨幣が投入
    されたことを検出する貨幣検出センサと、該貨幣検出セ
    ンサが貨幣を検出したとき、顧客の購入の意思に対して
    歓迎の意を視覚的に表す表示をするとともに、前記商品
    選択ボタン又は貨幣返却スイッチが押されたとき、該表
    示を消す歓迎表示盤と、前記貨幣投入口に所定の金額以
    上の貨幣が投入されて商品を販売し得る状態にあること
    を検出する販売状態検出センサと、前記商品選択ボタン
    が押されたとき、顧客の購入に対して感謝の意を視覚的
    に表す表示をするとともに、一定の条件下で該表示を消
    す感謝表示盤と、前記商品取出口に商品が落下したこと
    を検出する落下検出手段と、該落下した商品を照明する
    照明装置及び/又は該落下した商品の落下位置にある商
    品取出口を照明する照明装置とを備えて構成されること
    を特徴とする自動販売機の表示装置。
JP33344294A 1994-12-14 1994-12-14 自動販売機の表示装置 Withdrawn JPH08167066A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2827308A3 (en) * 2013-07-17 2015-03-18 Shoprobotic Ltd Vending machine and associated methods
CN108765707A (zh) * 2018-08-16 2018-11-06 浙江怡家电子科技股份有限公司 一种客房用的小型自动售货机

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