JPH08167057A - 自動改札システム - Google Patents

自動改札システム

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JPH08167057A
JPH08167057A JP6311484A JP31148494A JPH08167057A JP H08167057 A JPH08167057 A JP H08167057A JP 6311484 A JP6311484 A JP 6311484A JP 31148494 A JP31148494 A JP 31148494A JP H08167057 A JPH08167057 A JP H08167057A
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JP
Japan
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ticket
unit
usage information
automatic ticket
ticket gate
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JP6311484A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Tsuji
誠一郎 辻
Reiko Taguma
玲子 田熊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗車券の処理枚数に対するトラブルの発生回
数を容易に知ることができ、トラブル発生傾向が容易に
わかる自動改札システムを提供する。 【構成】 本発明の自動改札システムは、乗車券を搬送
する搬送手段と、搬送手段により乗車券が搬送されてい
ない動作異常を検出する検出手段と、検出手段による異
常動作の検出回数と搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚
数とに基づいて、前記乗車券の搬送枚数に対する動作異
常の検出回数の発生頻度を演算する演算手段と、演算手
段の演算結果を表示する表示手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、鉄道関係の
駅において、利用者が投入する乗車券を取込んで改札業
務を自動的に行なう自動改札装置などの記録媒体処理装
置、および、この記録媒体処理装置とそれを監視する監
視装置とからなる記録媒体処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、鉄道関係において、改札業務
の省力化を目的として、鉄道などの施設の入場口あるい
は出場口などに設けられ、施設を利用する利用者が施設
に入場あるいは出場する際、または、施設の乗換えを行
なう際、利用者が携帯する乗車券(記録媒体)を取込ん
で検査し、乗車券が正当であれば利用者の通過を許可
し、不当であれば利用者の通過を阻止する自動改札装置
が導入されている。
【0003】この自動改札装置は、入場、出場あるいは
乗換えの際に、利用客によって投入口に投入された乗車
券の片面(裏面)に形成された磁気記録部に記録されて
いる磁気情報(たとえば、入場駅および有効な料金な
ど)を読取り、この読取った情報に基づいて利用者の通
過の許可あるいは阻止を決定し、その乗車券に所定の処
理、たとえば、券面に対する印刷処理や、磁気記録部に
対する磁気記録処理などを施した後、その乗車券を取出
口に排出するものである。
【0004】ところで、通常、鉄道関係の駅には複数台
の自動改札装置が設置されているが、それらは監視制御
装置によって一括管理されている。監視制御装置は、各
自動改札装置の状態監視を行なうとともに、各種条件の
設定や各種情報の受信/収集なども行なっている。収集
される情報としては、たとえば、処理した乗車券の券種
別の通過枚数や各自動改札装置ごとの各種トラブルの発
生回数などである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動改札装置で何らか
のトラブルが発生した場合、それは、たとえばA,B,
C,Dなど、いくつかの分類された項目に振分けられ、
当てはまった項目がカウントアップするように、監視制
御装置に情報を転送するので、トラブルAは何件、トラ
ブルBは何件というように、単に自動改札装置ごとの累
積した回数があるのみである。
【0006】ところで、自動改札装置は、設置台数や駅
を利用する人の流れによって、同じ駅内にあっても、そ
の使用頻度に大きな差がつくことが少なくない。使用頻
度が多ければ多いほど券搬送に関するトラブルは多くな
るため、通過人員(乗車券の処理回数)とトラブルの発
生回数には相関関係がある。
【0007】たとえば、駅の構成によって、1号機と2
号機で1日の通過人員が1号機の方が多い場合、当然、
自動改札装置に関するトラブルも1号機の方が多くな
る。このようなケースで、監視制御装置にトラブルの発
生回数を吸い上げた場合、表示には累積したトラブル発
生回数のみがあがるので、通過人員との相関関係までは
わからない。そのため、場合によっては、「1号機は2
号機よりも壊れ易い」といった、誤った認識を持たれる
場合もある。
【0008】そこで、本発明は、記録媒体の処理回数に
対するトラブル発生回数を容易に知ることができ、トラ
ブル発生傾向が容易にわかる自動改札システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動改札システ
ムは、所定路線の利用が可能であることを示す利用情報
が記録された乗車券を搬送する搬送手段と、搬送手段で
搬送される乗車券から利用情報を読取る読取手段と、読
取手段で読取った利用情報に基づいて乗車券に対して所
定の処理を行なう処理手段と、搬送手段により乗車券が
搬送されない動作異常を検出する検出手段と、検出手段
による異常動作の検出回数を記憶する第1の記憶手段
と、搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
2の記憶手段と、第1、第2の記憶手段に記憶された各
情報に基づいて、乗車券の搬送枚数に対する動作異常の
検出回数の発生頻度を演算する演算手段と、演算手段の
演算結果を表示する表示手段とを具備したことを特徴と
する。
【0010】また、本発明の自動改札システムは、所定
路線の利用が可能であることを示す利用情報が記録され
た乗車券を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送される
乗車券から利用情報を読取る読取手段と、読取手段で読
取った利用情報に基づいて乗車券に対して所定の処理を
行なう処理手段と、搬送手段により乗車券が搬送されな
い動作異常を検出する検出手段と、検出手段による動作
異常の検出回数を記憶する第1の記憶手段と、搬送手段
で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第2の記憶手段
と、第1、第2の記憶手段に記憶された各情報に基づい
て、乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検出回数の発
生頻度を演算する演算手段と、演算手段により演算され
た発生頻度が所定限界値を越えたか否かを判定する判定
手段と、判定手段により発生頻度が所定限界値を越えた
と判定されたとき、搬送手段の修理を促す表示を行う表
示手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の自動改札システムは、所定
路線の利用が可能であることを示す利用情報が記録され
た乗車券を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送される
乗車券から利用情報を読取る読取手段と、読取手段で読
取った利用情報に基づいて乗車券に対して所定の処理を
行なう処理手段と、搬送手段により乗車券が搬送されな
い動作異常を検出する検出手段と、検出手段による動作
異常の検出回数を記憶する第1の記憶手段と、搬送手段
で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第2の記憶手段
と、第1、第2の記憶手段に記憶された各情報に基づい
て、乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検出回数の発
生頻度を演算する演算手段と、演算手段により演算され
た発生頻度が所定限界値を越えたか否かを判定する判定
手段と、判定手段により発生頻度が所定限界値を越えた
と判定されたとき、搬送手段の搬送を停止させる制御手
段とを具備したことを特徴とする。
【0012】また、本発明の自動改札システムは、所定
路線の利用が可能であることを示す利用情報が記録され
た乗車券を搬送する自動改札機とこの自動改札機から乗
車券の搬送状態を受信する監視制御装置とから構成され
る自動改札システムにおいて、自動改札機は、乗車券を
搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送される乗車券から
利用情報を読取る読取手段と、読取手段で読取った利用
情報に基づいて乗車券に対して所定の処理を行なう処理
手段と、搬送手段により乗車券が搬送されない動作異常
を検出する検出手段と、検出手段による異常動作の検出
回数を記憶する第1の記憶手段と、記搬送手段で搬送し
た乗車券の搬送枚数を記憶する第2の記憶手段とを備
え、監視制御装置は、第1、第2の記憶手段に記憶され
た各情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した各
情報に基づいて乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検
出回数の発生頻度を演算する演算手段と、演算手段の演
算結果を表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】また、本発明の自動改札システムは、所定
路線の利用が可能であることを示す利用情報が記録され
た乗車券を搬送する自動改札機とこの自動改札機から乗
車券の搬送状態を受信する監視制御装置とから構成され
る自動改札システムにおいて、自動改札機は、乗車券を
搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送される乗車券から
利用情報を読取る読取手段と、読取手段で読取った利用
情報に基づいて乗車券に対して所定の処理を行なう処理
手段と、搬送手段により乗車券が搬送されない動作異常
を検出する検出手段と、検出手段による異常動作の検出
回数を記憶する第1の記憶手段と、搬送手段で搬送した
乗車券の搬送枚数を記憶する第2の記憶手段とを備え、
監視制御装置は、第1、第2の記憶手段に記憶された各
情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した各情報
に基づいて、乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検出
回数の発生頻度を演算する演算手段と、演算手段の演算
結果を表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0014】さらに、本発明の自動改札システムは、所
定路線の利用が可能であることを示す利用情報が記録さ
れた乗車券を搬送する自動改札機とこの自動改札機から
乗車券の搬送状態を受信する監視制御装置とから構成さ
れる自動改札システムにおいて、自動改札機は、乗車券
を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送される乗車券か
ら利用情報を読取る読取手段と、読取手段で読取った利
用情報に基づいて乗車券に対して所定の処理を行なう処
理手段と、搬送手段により乗車券が搬送されない動作異
常を検出する検出手段と、検出手段による動作異常の検
出回数を記憶する第1の記憶手段と、搬送手段で搬送し
た乗車券の搬送枚数を記憶する第2の記憶手段とを備
え、監視制御装置は、第1、第2の記憶手段に記憶され
た各情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した各
情報に基づいて乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検
出回数の発生頻度を演算する演算手段と、演算手段によ
り演算された発生頻度が所定限界値を越えたか否かを判
定する判定手段と、判定手段により発生頻度が所定限界
値を越えたと判定されたとき、搬送手段の搬送を停止さ
せる制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の自動改札システムは、搬送手段で乗車
券を搬送する際に、搬送手段により乗車券が搬送されな
い動作異常を検出し、検出した異常動作の検出回数と搬
送手段で搬送した乗車券の搬送枚数とを記憶し、搬送枚
数に対する検出回数の発生頻度を演算し、この演算結果
を表示するように構成したものである。これにより、ト
ラブル発生傾向が容易にわかるので、保守性の向上が図
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図3は、本発明に係る記録媒体処理装置
の一例として、鉄道機関の駅の改札口に設置される自動
改札装置の構成を概略的に示すものである。すなわち、
自動改札装置本体1の上部一端部には、たとえば、磁気
記録方式によって所定の情報が記録されている磁気記録
部を裏面に備えるカード状記録媒体としての乗車券2を
受入れる投入口3が設けられ、他端部には投入口3から
投入された乗車券2が排出される取出口4が設けられて
いる。
【0017】乗車券2としては、本実施例では、たとえ
ば、金銭的価値を有する料金前払方式のもの(普通乗車
券、定期券、および回数券など)や、金銭的価値を有す
る料金前払で使用の都度減額する方式のもの(ストアー
ドフェアカード)など、厚さ、幅などがさまざまに異な
る乗車券が使用される。たとえば、普通乗車券は紙券で
あり、その幅は小形のいわゆる切符サイズであり、定期
券および回数券などはプラスチックカードであり、その
幅はいわゆる定期券サイズである。
【0018】なお、回数券とは、乗車ごとに券面の所定
位置にパンチ穴が穿孔されていく定期券サイズの乗車券
である。すなわち、乗車券2の幅は、大別して2種類、
厚みとなると、その素材によって、ほぼ0.18mm〜
0.45mm程度までばらつくことになる。
【0019】投入口3と取出口4との間には、投入口3
から投入された乗車券2を取出口4へ搬送するための搬
送路5が形成されている。搬送路5上には、複数の検知
器6,7,8,9が設けられており、これらによって搬
送路5上を搬送される乗車券2の通過が検知されるよう
になっている。各検知器6〜9は、たとえば、光源と受
光素子とからなる光学的なセンサであり、乗車券2が光
源と受光素子との間を通過したときの遮光により乗車券
2を検知するようになっている。
【0020】搬送路5上には、投入口3から取出口4ま
での間に、乗車券2の磁気記録部に記録されている磁気
情報を読取る読取手段としての読取ヘッド(磁気ヘッ
ド)10,11、乗車券2の磁気記録部に対して磁気情
報を書込む書込手段としての書込ヘッド(磁気ヘッド)
12,13、乗車券2に記録した磁気情報を読取る読取
手段としての読取ヘッド(磁気ヘッド)14,15が設
けられている。
【0021】各読取・書込ヘッド10〜15には、搬送
路5として所定の間隔をあけ、かつ、それぞれの間隔を
保持するようにそれぞれ回転ローラ16〜21が設けら
れている。
【0022】なお、各読取・書込ヘッド10〜15は、
乗車券2が表裏どちらかの状態で投入されたときにも、
裏面の磁気記録部に対して磁気情報の読取り、および、
書込みが可能なように、搬送路5の上下にそれぞれ1対
ずつ設けられている。
【0023】搬送路5上には、乗車券2を振り分ける振
分ゲート22,23が設けられている。振分ゲート22
は、普通乗車券とそれ以外のもので後処理が異なるた
め、乗車券2をその幅に応じて、たとえば、ストアード
フェアカード(以下、SFカードと略称する)などはS
F処理部24側に、普通乗車券はサーマルプリンタ2
5、および、入鋏パンチ26側にそれぞれ振り分けるた
めのものである。振分ゲート23は、投入された乗車券
2が排出すべきものであった場合に、その乗車券2を取
出口4の方向に振り分け、また、投入された乗車券2が
集札すべきものであった場合に、その乗車券2を集札部
27の方向へ振り分けるものである。
【0024】また、自動改札装置本体1の上面で、取出
口4の近傍には、乗車券2の判定結果や利用者に対する
各種案内メッセージなどを表示する表示部28が設けら
れている。さらに、自動改札装置本体1の取出口4側の
端部には、閉じることにより利用者の通行を阻止するた
めのドア29が開閉自在に設けられている。
【0025】図1は、上記のように構成された自動改札
装置の制御系統の構成を示すものである。すなわち、こ
の制御系統は、自動改札装置全体の制御を司るCPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)31、CP
U31の制御プログラムなどを記憶しているROM(リ
ード・オンリ・メモリ)32、乗車券2から読取った情
報の記憶、あらかじめ選択可能に作成された複数の表示
パターンの記憶、本装置で発生したトラブルの発生回数
情報の記憶、本装置を通過した通過人員情報(つまり、
本装置で処理した乗車券2の処理回数情報)の記憶、お
よび、制御プログラムのバッファとして情報を記憶する
記憶手段としてのRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)33、乗車券2の使用が開始された入場駅(あるい
は、入場駅に対応した入場駅コード)に対応した運賃情
報を記憶している運賃メモリ34、前記読取ヘッド1
0,11,14,15を制御する読取回路35、前記書
込ヘッド12,13を制御する書込回路36、前記検知
器6〜9などの検知出力に基づき乗車券2の搬送状況な
どを検知する乗車券検知回路37、前記搬送路5などの
搬送系を駆動する搬送用モータ38を制御する搬送制御
回路39、前記ドア29を駆動するドア開閉機構40を
制御するドア制御回路41、前記表示部28を駆動制御
する表示制御回路42、本装置を監視制御する監視制御
装置51との間で通信回線52を介して情報の伝達を行
なう伝達制御回路43などから構成されている。
【0026】自動改札装置においては、乗車券に予め記
録されている情報、すなわち、所定の鉄道路線において
その乗車券での利用が可能な有効利用区間を示す区間情
報が乗車券に記録されており、読取ヘッド10,11で
この区間情報を読取る。
【0027】そして、この区間情報と当自動改札装置が
設置される駅の位置情報とを比較判定し、区間情報が駅
の位置情報を含んでいるときには、その乗車券で当自動
改札装置が設置される駅での乗降が可能であると判定す
る。
【0028】この判定に基づいて、書込ヘッド12,1
3を制御し、乗車券に対して当自動改札装置の利用を示
す駅利用情報を記録し、読取ヘッド14,15で記録さ
れた駅利用情報を読取り、書込ヘッド12,13による
駅利用情報が正しく記録されているか否かを確認する。
【0029】なお、本装置で発生するトラブルとして
は、たとえば、搬送路5上における乗車券2の詰まり
(券詰まり)、検知器6〜9の故障、および、乗車券2
の判定におけるパリティチェックアウトなどが考えられ
る。
【0030】監視制御装置51には、表示手段としての
監視表示装置53が接続され、この監視表示装置53に
監視メニューや監視情報、制御内容などを表示させるよ
うになっている。また、監視制御装置51には、通信回
線54を介して上位装置としての駅制御コンピュータ5
5が接続されている。駅制御コンピュータ55は、たと
えば、電鉄会社または複数駅管理区単位に設置されてお
り、その各単位ごとにそれぞれ機器管理を行なうもので
ある。
【0031】図2は、前記監視制御装置51の構成を示
すものである。すなわち、この監視制御装置51は、全
体の制御を司るCPU61、CPU61の制御プログラ
ムなどを記憶しているROM62、図1および図2のよ
うに構成された自動改札装置66、前記駅制御コンピュ
ータ55、および、前記監視表示装置53との間でやり
とりする情報などを記憶する記憶手段としてのRAM6
3、前記監視表示装置53を駆動制御する表示制御回路
64、自動改札装置66から吸い上げた情報に基づき所
定の演算を行なう演算回路65、自動改札装置66との
間で通信回線52を介して情報の伝達を行なう伝達制御
回路67、前記駅制御コンピュータ55との間で通信回
線54を介して情報の伝達を行なう伝達制御回路68な
どから構成されている。
【0032】次に、上記のような構成において動作を説
明する。まず、本装置で発生するトラブルの検出の一例
として、搬送路5上における券詰まりの検出動作につい
て図4に示すフローチャートを参照して説明する。投入
口3に乗車券2が投入されて、それが検知器6で検知さ
れると、CPU31は、装置の処理回数カウンタを「+
1」し、処理回数のカウントを行う。また、CPU31
は、あらかじめ設定される時間t1 の計時を開始し、時
間t1 を経過しても検知器7が乗車券2を検知しなかっ
た場合、検知器6,7間で券詰まりが発生したものと判
定し、RAM33内の特定領域に確保された券詰まりエ
ラーカウンタを「+1」する。
【0033】時間t1 が経過する前に検知器7が乗車券
2を検知した場合、CPU31は、あらかじめ設定され
る時間t2 の計時を開始し、時間t2 を経過しても検知
器8が乗車券2を検知しなかった場合、検知器7,8間
で券詰まりが発生したもの、すなわち、動作異常である
と判定し、RAM33内の券詰まりエラーカウンタを
「+1」する。
【0034】時間t2 が経過する前に検知器8が乗車券
2を検知した場合、CPU31は、あらかじめ設定され
る時間t3 の計時を開始し、時間t3 を経過しても検知
器9が乗車券2を検知しなかった場合、検知器8,9間
で券詰まりが発生したものと判定し、RAM33内の券
詰まりエラーカウンタを「+1」する。
【0035】このようにして、搬送路5上で発生する券
詰まりを検出し、その発生回数をRAM33内の特定領
域に累積記憶するものである。また、CPU31は、投
入された乗車券2を処理するごとに、すなわち、本装置
を利用者が通過するごとに、RAM33内の特定領域に
確保された通過人員カウンタを「+1」することによ
り、通過人員情報(処理回数情報)をRAM33内の特
定領域に累積記憶するようになっている。
【0036】次に、監視制御装置51で監視表示装置5
3に自動改札装置66のトラブル発生回数情報を表示さ
せる場合の処理について、図5に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0037】最初、監視表示装置53には、たとえば、
図6に示すようなメニュー画面が表示されており、その
中から項目「データ」81を選択すると、サブメニュー
画面が表示されるので、そこから項目「トラブル件数表
示」82を選択することにより、その旨が監視制御装置
51に通知される。すると、監視制御装置51は、自動
改札装置66の伝達制御回路43を介して、RAM33
から前回クリアしてから現在までの累積したトラブル発
生回数情報および通過人員情報、たとえば、前述した券
詰まりエラーカウンタの内容、および、通過人員カウン
タの内容をそれぞれ吸い上げ(収集し)、その各情報に
基づき所定の演算(たとえば、券詰まり回数/通過人
員)を演算回路65で行なうことにより、券詰まり回数
と通過人員との割合を求める。
【0038】すなわち、たとえば、自動改札装置66の
1号機において、利用者が1000人通過した間に券詰
まりが10回発生したら0.01(券詰まり回数/通過
人員)という割合になる。それを、たとえば、図7に示
すように、全号機について比較表示することで、通過人
員に対比したトラブルの発生頻度を把握することができ
る。
【0039】なお、表示方法としては、図7に示すよう
に、1項目(券詰まり)のトラブルについて全号機を比
較表示する方法や、1号機について数項目を比較表示し
て、どの項目が発生頻度が高いかを把握するなども可能
である。
【0040】また、監視制御装置51は、たとえば、券
詰まりが0.02(券詰まり回数/通過人員)以上の頻
度で発生している場合など、トラブルの項目別に限界値
THを設定し、それを上回った場合には異常であると判
定し、機器に対して修理を行なう必要があるとして、監
視表示装置53に警告の表示を行なったり、警報を鳴ら
すなどして、係員に知らせる。図7の例では、たとえ
ば、3号機が限界値THを越えて、異常メッセージが表
示されている場合を示している。
【0041】このとき、さらに、CPU31は搬送機構
を停止させ、自動改札装置66は乗車券の搬送を停止す
る。さらに、駅制御コンピュータ55に対して、異常機
器があったという情報を送信し、保守員に連絡するよう
な利用方法も考えられる。
【0042】なお、RAM33内の券詰まりエラーカウ
ンタおよび通過人員カウンタは、その内容が監視制御装
置51によって収集されると、その後クリアされ、再び
最初からカウントするようになっている。
【0043】このように、上記実施例によれば、通過人
員に対応したトラブル発生回数を容易に知ることができ
る。これにより、自動改札装置のトラブル発生傾向が容
易にわかることから、保守性を向上させることができ
る。
【0044】なお、前記実施例では、鉄道関係の駅にお
いて改札業務を自動的に行なう自動改札装置に適用した
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、たとえば、遊園地などの利用施設の入出場口
において検札業務を自動的に行なう自動検札装置、ある
いは、磁気カードやICカードを受入れて、そのカード
に対して情報の読取りや書込みなどを行なうカードリー
ダライタなどの記録媒体処理装置にも同様に適用でき
る。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、券
の処理回数に対するトラブル発生回数を容易に知ること
ができ、トラブルの発生傾向が容易にわかる自動改札シ
ステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動改札装置の制御系
統構成を示すブロック図。
【図2】監視制御装置の構成を示すブロック図。
【図3】自動改札装置の構成を概略的に示す側面図。
【図4】券詰まりの検出動作を説明するフローチャー
ト。
【図5】自動改札装置のトラブル発生回数情報を表示さ
せる場合の処理を説明するフローチャート。
【図6】監視制御装置に表示されるメニュー画面例を示
す図。
【図7】監視制御装置に表示されるトラブル発生回数情
報の表示画面例を示す図。
【符号の説明】
1…自動改札装置本体、2…乗車券(記録媒体)、3…
投入口、4…取出口、5…搬送路、6〜9…検知器、1
0、11…読取ヘッド、12、13…書込ヘッド、29
…ドア、31…CPU、33…RAM、35…読取回
路、36…書込回路、37…乗車券検知回路、43…伝
達制御回路、51…監視制御装置、52…通信回線、5
3…監視表示装置、61…CPU、63…RAM、64
…表示制御回路、65…演算回路、66…自動改札装
置、67…伝達制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定路線の利用が可能であることを示す
    利用情報が記録された乗車券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される乗車券から前記利用情報を読
    取る読取手段と、 この読取手段で読取った前記利用情報に基づいて前記乗
    車券に対して所定の処理を行なう処理手段と、 前記搬送手段により前記乗車券が搬送されない動作異常
    を検出する検出手段と、 この検出手段による異常動作の検出回数を記憶する第1
    の記憶手段と、 前記搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
    2の記憶手段と、 前記第1、第2の記憶手段に記憶された各情報に基づい
    て、前記乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検出回数
    の発生頻度を演算する演算手段と、 この演算手段の演算結果を表示する表示手段とを具備し
    たことを特徴とする自動改札システム。
  2. 【請求項2】 所定路線の利用が可能であることを示す
    利用情報が記録された乗車券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される乗車券から前記利用情報を読
    取る読取手段と、 この読取手段で読取った前記利用情報に基づいて前記乗
    車券に対して所定の処理を行なう処理手段と、 前記搬送手段により前記乗車券が搬送されない動作異常
    を検出する検出手段と、 この検出手段による動作異常の検出回数を記憶する第1
    の記憶手段と、 前記搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
    2の記憶手段と、 前記第1、第2の記憶手段に記憶された各情報に基づい
    て、前記乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検出回数
    の発生頻度を演算する演算手段と、 この演算手段により演算された発生頻度が所定限界値を
    越えたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記発生頻度が所定限界値を越えた
    と判定されたとき、前記搬送手段の修理を促す表示を行
    う表示手段とを具備したことを特徴とする自動改札シス
    テム。
  3. 【請求項3】 所定路線の利用が可能であることを示す
    利用情報が記録された乗車券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される乗車券から前記利用情報を読
    取る読取手段と、 この読取手段で読取った前記利用情報に基づいて前記乗
    車券に対して所定の処理を行なう処理手段と、 前記搬送手段により前記乗車券が搬送されない動作異常
    を検出する検出手段と、 この検出手段による動作異常の検出回数を記憶する第1
    の記憶手段と、 前記搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
    2の記憶手段と、 前記第1、第2の記憶手段に記憶された各情報に基づい
    て、前記乗車券の搬送枚数に対する動作異常の検出回数
    の発生頻度を演算する演算手段と、 この演算手段により演算された発生頻度が所定限界値を
    越えたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記発生頻度が所定限界値を越えた
    と判定されたとき、前記搬送手段の搬送を停止させる制
    御手段とを具備したことを特徴とする自動改札システ
    ム。
  4. 【請求項4】 所定路線の利用が可能であることを示す
    利用情報が記録された乗車券を搬送する自動改札機とこ
    の自動改札機から前記乗車券の搬送状態を受信する監視
    制御装置とから構成される自動改札システムにおいて、 前記自動改札機は、 前記乗車券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される乗車券から前記利用情報を読
    取る読取手段と、 この読取手段で読取った前記利用情報に基づいて前記乗
    車券に対して所定の処理を行なう処理手段と、 前記搬送手段により前記乗車券が搬送されない動作異常
    を検出する検出手段と、 この検出手段による異常動作の検出回数を記憶する第1
    の記憶手段と、 前記搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
    2の記憶手段とを備え、 前記監視制御装置は、 前記第1、第2の記憶手段に記憶された各情報を受信す
    る受信手段と、 この受信手段で受信した各情報に基づいて、前記乗車券
    の搬送枚数に対する動作異常の検出回数の発生頻度を演
    算する演算手段と、 この演算手段の演算結果を表示する表示手段とを具備し
    たことを特徴とする自動改札システム。
  5. 【請求項5】 所定路線の利用が可能であることを示す
    利用情報が記録された乗車券を搬送する自動改札機とこ
    の自動改札機から前記乗車券の搬送状態を受信する監視
    制御装置とから構成される自動改札システムにおいて、 前記自動改札機は、 前記乗車券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される乗車券から前記利用情報を読
    取る読取手段と、 この読取手段で読取った前記利用情報に基づいて前記乗
    車券に対して所定の処理を行なう処理手段と、 前記搬送手段により前記乗車券が搬送されない動作異常
    を検出する検出手段と、 この検出手段による動作異常の検出回数を記憶する第1
    の記憶手段と、 前記搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
    2の記憶手段とを備え、 前記監視制御装置は、 前記第1、第2の記憶手段に記憶された各情報を受信す
    る受信手段と、 この受信手段で受信した各情報に基づいて、前記乗車券
    の搬送枚数に対する動作異常の検出回数の発生頻度を演
    算する演算手段と、 この演算手段により演算された発生頻度が所定限界値を
    越えたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記発生頻度が所定限界値を越えた
    と判定されたとき、 前記搬送手段の修理を促す表示を行う表示手段とを具備
    したことを特徴とする自動改札システム。
  6. 【請求項6】 所定路線の利用が可能であることを示す
    利用情報が記録された乗車券を搬送する自動改札機とこ
    の自動改札機から前記乗車券の搬送状態を受信する監視
    制御装置とから構成される自動改札システムにおいて、 前記自動改札機は、 前記乗車券を搬送する搬送手段と、 この搬送手段で搬送される乗車券から前記利用情報を読
    取る読取手段と、 この読取手段で読取った前記利用情報に基づいて前記乗
    車券に対して所定の処理を行なう処理手段と、 前記搬送手段により前記乗車券が搬送されない動作異常
    を検出する検出手段と、 この検出手段による動作異常の検出回数を記憶する第1
    の記憶手段と、 前記搬送手段で搬送した乗車券の搬送枚数を記憶する第
    2の記憶手段とを備え、 前記監視制御装置は、 前記第1、第2の記憶手段に記憶された各情報を受信す
    る受信手段と、 この受信手段で受信した各情報に基づいて、前記乗車券
    の搬送枚数に対する動作異常の検出回数の発生頻度を演
    算する演算手段と、 この演算手段により演算された発生頻度が所定限界値を
    越えたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記発生頻度が所定限界値を越えた
    と判定されたとき、 前記搬送手段の搬送を停止させる制御手段とを具備した
    ことを特徴とする自動改札システム。
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