JPH08166566A - 光制御デバイス - Google Patents

光制御デバイス

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JPH08166566A
JPH08166566A JP31046194A JP31046194A JPH08166566A JP H08166566 A JPH08166566 A JP H08166566A JP 31046194 A JP31046194 A JP 31046194A JP 31046194 A JP31046194 A JP 31046194A JP H08166566 A JPH08166566 A JP H08166566A
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JP
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electrode
thickness
buffer layer
conductor
modulator
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JP31046194A
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Osamu Mitomi
修 三冨
Kazuto Noguchi
一人 野口
Hiroshi Miyazawa
弘 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特性インピーダンス整合と、マイクロ波・光
波速度整合とをとると共に、導体損失を低滅することに
より、低駆動電圧で高速動作が可能な光制御デバイスを
提供する。 【構成】 本発明にもとづく光制御デバイスは、リッジ
部が形成された基板と、該基板上に積層されたバッファ
層と、前記リッジ部に形成された光導波路と、前記バッ
ファ層を介して前記光導波路近傍に設けられた中心導体
と接地導体とからなる電極層とを少なくとも有し、さら
に、前記バッファ層の厚さが0.2μmないし2μm、
前記中心導体の幅が3μmないし10μm、前記中心導
体と前記接地導体との間隔が10μmないし50μm、
前記電極層の厚さが5μmないし50μm、および前記
リッジ部の高さが1μmないし10μmの範囲内である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数特性が極めて広
帯域で、かつ低駆動電圧の光変調器、光スイッチ等の光
制御デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムや光応用計測技術では、
電気光学効果を持つ強誘電体(例えばニオブ酸リチウム
(LiNbO3 、以下LNとする)結晶)を利用した光
変調器、光スイッチ、あるいは偏波制御器等のような電
気信号によって光の変調、スイッチング、偏波制御等を
行う光制御デバイスが数多く用いられている。
【0003】図7は、LN結晶を用いた従来の進行波形
高速光強度変調器の構成例を説明するためのもので、
(a)は非対称コンプレーナストリップ線路形変調電極
を用いた光変調器の断面図、(b)はコプレーナ線路を
用いたシールド形光強度変調器の断面図である。
【0004】図7(a)の非対称コプレーナストリップ
線路形変調電極を用いた光変調器は、電気光学効果を持
つzカットLiNbO3 基板701と、該基板上にTi
熱拡散により形成されたマッハ・ツェンダ形光導波路7
02と、SiO2 等の誘電体からなる厚さtb のバッフ
ァ層(光導波路のクラッド層)703と、該バッファ層
703上に形成されたAu, Al等の中心導体704お
よび接地導体705から構成される非対称コプレーナス
トリップ線路形変調電極とを有する。一方、図7(b)
のコプレーナ線路を用いたシールド形光強度変調器は、
さらに変調電極704および705上にシールド電極7
06が設けられている。
【0005】このような従来の変調器では、一般に電極
の寸法を中心導体幅(図中、矢印Wで示す範囲)が5μ
mないし10μm、中心導体と接地導体との間隔(図
中、矢印Gで示す範囲)が10μmないし30μm程度
となるようにする。また、高速動作を可能とするため
に、電極の特性インピーダンスZを信号源等の入出力イ
ンピーダンスに整合させる必要がある。そのため、通常
は特性インピーダンスZ=50Ωにする。この場合、変
調器の動作帯域は主に変調信号の伝搬速度と光導波路を
伝わる光波速度との不整合によって制限される。
【0006】マイクロ波変調信号に対する電極の実効屈
折率をnm 、光導波路の実効屈折率をn0 (波長λ=
1.55μm帯ではn0 =2.15)とすると、光変調
器の帯域幅Δf1 (エレクトリカル3dB)は、下記式
(1)の関係で与えられる。
【0007】
【数1】 Δf1 =1.4c/(π|nm −n0 |L) (1) 式中、cは真空中の高速、Lは変調電極の相互作用長で
ある。
【0008】また、変調器の駆動電圧Vπの大きさは変
調電極長Lに反比例する関係がある。したがって、上記
式(1)の関係から、駆動電圧を大きくすることなく広
帯域化を図るためには、Z=50Ωとし、さらにnm
大きさをn0 の大きさに近づけるように、電極厚tm
バッファ層厚tb 、あるいはシールド電極間隔ts の大
きさを設定している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、nm をn0 の値に近づけた場合、主に電極の抵
抗に起因する導体損失の大きさによって、帯域幅Δf2
が制限されるようになる。例えば、nm =n0 の場合、
【0010】
【数2】 Δf2 (GHz)=40/(αL)2 (2) (式中、αは1GHzでの減衰定数(dB/cm)) となる。したがって、さらに低駆動電圧化や広帯域・高
速化を達成するためには、特性インピーダンス整合、マ
イクロ波・光波速度整合とともに、変調電極の導体損失
を小さくすることが求められる。
【0011】したがって、本発明の目的は、上記従来の
問題点を解決し、特性インピーダンス整合と、マイクロ
波・光波速度整合とをとると共に、導体損失を低滅する
ことにより、低駆動電圧で高速動作が可能な光制御デバ
イスを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にもとづく光制御デバイスは、リッジ部が形
成された基板と、該基板上に積層されたバッファ層と、
上記リッジ部に形成された光導波路と、上記バッファ層
を介して光導波路近傍に設けられた中心導体と接地導体
とからなる電極層とを少なくとも有し、さらに、バッフ
ァ層の厚さが0.2μmないし2μm、中心導体の幅が
3μmないし10μm、中心導体と接地導体との間隔が
10μmないし50μm、前記電極層の厚さが5μmな
いし50μm、およびリッジ部の高さが1μmないし1
0μmの範囲内であることを特徴とする。
【0013】好ましくは、上記基板はニオブ酸リチウム
からなる。
【0014】
【作用】上記の構成により、特性インピーダンスが適当
な値に設定され、かつマイクロ波実効屈折率の大きさが
光の実効屈折率の大きさと合う。また、変調電極のマイ
クロ波減衰定数の値が小さくなり、低電圧で高速広帯域
動作が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明にもとづく光制
御デバイスの一例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明にもとづく光制御デバイス
の一例として、z軸(結晶軸)カット−LiNbO3
板とコプレーナ線路電極とを用いたマッハ・ツェンダ形
光強度変調器を示すもので、(a)は平面図、(b)は
(a)のA−A′線に沿う断面図である。
【0017】z軸(結晶軸)カット−LiNbO3 基板
101は、表面の一部107がエッチングされることに
よって形成された2つのリッジ部を有する。この場合、
電極中心導体104の幅W、中心導体−接地導体105
の間隔G、バッファ層103の厚さtb 、リッジ部の深
さtr、および電極の厚さtm は、マイクロ波・光波速度
整合を図ることが可能で、かつ特性インピーダンスZの
値が適当な大きさ(例えば、Z=50Ω)となり、さら
に駆動電圧Vπおよび電極の導体損失(減衰定数)の値
が小さくなるようにして決められる。
【0018】図2は、上記リッジ部を形成した場合に得
られる効果を説明するためのものである。ここでは、電
極中心導体104の幅Wと中心導体−接地導体105の
間隔Gとの比をW/G=8/15μm、SiO2 からな
るバッファ層103の厚さをtb =1.2μmする。リ
ッジ部の深さtr (μm)を変えて、電極の厚さt
依存した特性インピーダンスZ、マイクロ波実効屈折率
、減衰定数α、および単位長さ電極あたりの駆動
電圧VπLの値を求めた。図2(a)中、破線1〜4は
特性インピーダンスZの値の変化を示す曲線であり、破
線1はtm =5μm、破線2はtm =10μm、破線3
はtm =15μm、および破線4はtm =20μmの場
合を示す。また、実線5〜8は実効屈折率nm の値の変
化を示す曲線であり、実線5はtm =5μm、実線6は
m =10μm、実線7はtm =15μm、および実線
8はtm =20μmの場合を示す。図2(b)中、破線
9(tm = 5μm〜20μm)は単位長さ電極あたりの
駆動電圧VπL値の変化を示す曲線であり、一方実線1
0〜13は減衰定数αの値の変化を示す曲線である(実
線10はtm =5μm、実線11はtm =10μm、実
線12はtm =15μm、および実線13はtm =20
μmの場合を示す)。
【0019】図2から明らかなように、電極の厚さtm
を一定とし、リッジ部の深さtr を大きくすると、それ
にともなって特性インピーダンスZ、マイクロ波実効屈
折率nm 、および減衰定数αの値が小さくなる。これ
は、リッジ部の深さtr の値が大きくなるにつれて、強
誘電体のLiNbO3 に代わって低誘電率のSiO2
空気に置き換えられるために、実効的な誘電率が低下す
るためである。また、駆動電圧VπLの値については、
リッジ部の深さtr の値(以下、tr 値ともいう)が3
μm〜4μmで最小となり、さらにtr 値が大きくなる
とわずかに増加する傾向にある。これはtr 値が0から
3ないし4μm程度の大きさになると、LiNbO3
板中の光導波路近傍に電気力線が集中することによっ
て、マイクロ波電界強度が強まり、駆動電圧が低下する
効果が現れるためである。しかし、tr 値がさらに大き
くなると、中心導体と接地導体との間の実効的な距離が
大きくなる効果が強まり、電界強度が低下するためにV
πLの値は逆に大きくなる。
【0020】一方、リッジ部の深さtr を一定にし、電
極厚tm の値を大きくすると、特性インピーダンスZ、
マイクロ波実効屈折率nm 、および減衰定数αの値は小
さくなるが、駆動電圧VπLはほとんど変化しない。こ
れはtm 値が大きくなるにしたがって、中心導体と接地
導体との間の静電容量が大きくなる一方で、光導波路近
傍の電界強度の大きさがほとんど変化しないためであ
る。なお、図2では、バッファ層厚tb =1.2μmの場合
を示したが、tb 値を大きくすると、特性インピーダン
スZ、マイクロ波実効屈折率nm 、および減衰定数αの
値は小さくなるが、駆動電圧VπLの値は大きくなる。
【0021】ところで、高速光変調器を実現するために
は、マイクロ波と光波との速度整合をとる必要があり、
マイクロ波実効屈折率nm が光波の等価屈折率n0 とほ
ぼ等しい大きさ(波長λ=1.55μm帯ではn0
2.15)になるように、変調器構造が選ばれる。ま
た、リッジ部の深さtr の値が大きくなるにしたがっ
て、減衰定数αの値が減少して変調器の特性改善につな
がる。
【0022】そこで、一例として、tr =3μmまたは
5μmに設定し、電極中心導体の幅Wと中心導体−接地
導体の間隔Gとの比の値W/Gをパラメータとした場
合、速度整合条件(nm =n0 )を満たすために必要な
電極厚tm と、その場合の減衰定数α、駆動電圧Vπ
L、および変調器の性能指数pは、図3または図4に示
すようなバッファ層厚tb 依存性を示す。
【0023】図3は、tr =3μmの場合を示すもの
で、(a)はバッファ層厚tb と速度整合(nm =2.
15)のための電極厚tm との関係、(b)はバッファ
層厚tb と特性インピーダンスZとの関係、(c)はバ
ッファ層厚tb と減衰定数αとの関係、(d)はバッフ
ァ層厚tb と駆動電圧VπLとの関係、そして(e)は
バッファ層厚tb と変調器の性能指数pとの関係を示
す。また、図4は、tr =5μmの場合を示すもので、
(a)はバッファ層厚tb と速度整合(nm =2.15
のための電極厚tm との関係、(b)はバッファ層厚t
b と特性インピーダンスZとの関係、(c)はバッファ
層厚tb と減衰定数αとの関係、(d)はバッファ層厚
b と駆動電圧VπLとの関係、そして(e)はバッフ
ァ層厚tb と変調器の性能指数pとの関係を示す。
【0024】図3および図4中、●はW/G(μm)=
8/30,□はW/G(μm)=8/25,△はW/G
(μm)=8/20,そして○はW/G(μm)=8/
15である。
【0025】上記性能指数pは、下記式(3)で定義さ
れるパラメータである。
【0026】
【数3】 p=VπL・α (3) 変調器と信号源とのインピーダンス整合がとれている場
合、変調器の駆動電圧Vπ(V)、3dB帯域幅Δf
(GHz)は、
【0027】
【数4】 Vπ/Δf1/2 =p/6.4 (4) の関係で与えられる。すなわちpが小さい電極構造ほ
ど、高性能化(低駆動電圧化、広帯域化)が可能にな
る。
【0028】図3(b)および図4(b)より、tm
大きさを適当な値に設定して速度整合条件を満たした場
合、特性インピーダンスZは、W/Gの大きさにかかわ
らず、リッジ深さtr とバッファ層厚tb の大きさでほ
ぼ一義的に決まることが分かる。また、駆動電圧VπL
も図3(d)および図4(d)より、Wが一定の下では
Gの大きさにほとんど影響を受けず、リッジ深さtr
バッファ層厚tb の大きさで一義的に決まることが分か
る。これは、主にLiNbO3 基板の誘電率が、結晶軸
に対して平行方向と垂直方向で異方性を持つことに起因
している。
【0029】図3(e)および図4(e)中の破線は速
度整合条件を満たす電極厚tm (図3(a)および図4
(a))が、10,15,20,25,30μm一定に
なる関係を示したものであり、tm が一定の時pの大き
さはバッファ層厚tb の大きさに対する依存性は小さい
が、tm を厚くする程pパラメータを小さくできること
が分かる。以上のことから、例えば特性インピーダンス
をZ=50Ωにする場合、バッファ層厚tb はtb
1.2μm(リッジ深さtr =3μmの場合)、0.9
μm(リッジ深さtr =5μmの場合)に設定すればよ
い。この時、電極間隔Gを大きくする(それに伴って電
極厚tm は大きくなる)程pパラメータは小さくなり、
低駆動電圧で広帯域な高性能光変調器を実現できる。な
お、変調器構造を設計する場合、あるp値の電極構造に
おいて、例えばVπの大きさを設定すると、式(3)よ
りその時の3dB帯域幅Δfが決まり、図3(d)およ
び図4(d)のVπL特性の関係より必要な変調電極長
Lを設定することができる。
【0030】以上では、電極の中心導体幅はW=8μm
の場合を示したが、Wの大きさは、VπLの大きさを低
減するために、光導波路の幅と同程度にすればよく、光
導波路の幅に合わせてW=3μm〜10μm程度の大き
さにすればよい。中心導体−接地導体間隔Gについて
は、Gを大きくする程pパラメータが小さくなるが、必
要以上に大きくすると構造分散によるマイクロ波特性へ
の悪影響が出てくるために、G=10μm〜50μm程
度の大きさが選ばれる。変調電極の厚さtm について
は、tm が大きい程設計上は望ましいが、製作性の制限
からtm =5μm〜50μmにすればよい。バッファ層
の厚さtb は、主に特性インピーダンスの大きさの制約
から設計されるが、製作性や変調器の光挿入損失・安定
性を考慮してtb =0.2μm〜2μmになる。LiN
bO3 基板のリッジ深さtr については、VπL特性の
低減効果と、LiNbO3 エッチング工程の容易さを考
慮して、通常1〜10μm程度に設定される。
【0031】図5および図6は、本発明による高速Li
NbO3 光強度変調器の他の実施例の断面図であり、変
調電極としてそれぞれ非対称コプレーナストリップ線路
504,505、および対称コプレーナストリップ線路
604,605を用いた場合を示す。これらの場合も、
図1に示した例と同様の原理により、電極の中心導体5
04,604の幅W、中心導体−接地導体505,60
5の間隔Gと、バッファ層503,603の厚さtb
リッジ深さtr 、電極の厚さtm の大きさを、光とマイ
クロ波との速度整合を図り、特性インピーダンスZを適
当な大きさ(例えばZ=50Ω)にして、さらにpパラ
メータを小さくする変調器構成を採用すればよい。これ
によって電極のマイクロ波損失を小さくすることが可能
であり、低駆動電圧で広帯域な高性能光変調器を実現で
きる。
【0032】以上では電気光学効果を有する基板として
LiNbO3 を、バッファ層としてSiO2 を用いた高
速光強度変調器を例として本発明の原理・効果・実施例
を述べたが、この他に、電気光学効果を有する基板とし
てLiTaO3 やPLZT等の強誘電体や半導体、誘起
材料等を利用し、バッファ層として例えばAl23
ITO、ポリイミド等の誘電体を利用しても良い。ま
た、光強度変調器以外に光位相変調器、光スイッチ、偏
波制御器等のような、電気信号によって光出力を制御す
るあらゆる光制御デバイスに、本発明を適用できること
は自明である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
光制御デバイスは、リッジ部が形成された基板と、該基
板上に積層されたバッファ層と、前記リッジ部に形成さ
れた光導波路と、前記バッファ層を介して前記光導波路
近傍に設けられた中心導体と接地導体とからなる電極層
とを少なくとも有し、さらに、前記バッファ層の厚さが
0.2μmないし2μm、前記中心導体の幅が3μmな
いし10μm、前記中心導体と前記接地導体との間隔が
10μmないし50μm、および前記リッジ部の高さが
1mないし10μmの範囲内であることを特徴とする。
したがって、特性インピーダンスが適当な値に設定さ
れ、かつマイクロ波実効屈折率の大きさが光の実効屈折
率の大きさと合うようにしることが可能である。また、
変調電極のマイクロ波減衰定数の値が小さくなり、低電
圧で高速広帯域動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく光制御デバイスの一例とし
て、z軸(結晶軸)カット−LiNbO3 基板とコプレ
ーナ線路電極とを用いたマッハ・ツェンダ形光強度変調
器を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−
A′線に沿う断面図である。
【図2】本発明にもとづく光制御デバイスの一例とし
て、z軸(結晶軸)カット−LiNbO3 基板とコプレ
ーナ線路電極とを用いたマッハ・ツェンダ形光強度変調
器のリッジ部の効果を説明するための図で、(a)はリ
ッジ部の深さtr と特性インピーダンスZおよびマイク
ロ波実効屈折率nm との関係を示すもので、また(b)
はリッジ部の深さtr と減衰定数αおよび単位長さ電極
あたりの駆動電圧VπLとの関係を示すものである。
【図3】本発明にもとづく光制御デバイスの一例とし
て、z軸(結晶軸)カット−LiNbO3 基板とコプレ
ーナ線路電極とを用いたマッハ・ツェンダ形光強度変調
器のリッジ部の深さをtr =3μmとした場合の各特性
について説明するための図で、(a)はバッファ層厚t
b と速度整合(nm =2.15)のための電極厚tm
の関係、(b)はバッファ層厚tb と特性インピーダン
スZとの関係、(c)はバッファ層厚tb と減衰定数α
との関係、(d)はバッファ層厚tb と駆動電圧VπL
との関係、そして(e)はバッファ層厚tb と変調器の
性能指数pとの関係を示す。
【図4】本発明にもとづく光制御デバイスの一例とし
て、z軸(結晶軸)カット−LiNbO3 基板とコプレ
ーナ線路電極とを用いたマッハ・ツェンダ形光強度変調
器のリッジ部の深さをtr =5μmの場合を示す図で、
(a)はバッファ層厚tbと速度整合(nm =2.1
5)のための電極厚tm との関係、(b)はバッファ層
厚tb と特性インピーダンスZとの関係、(c)はバッ
ファ層厚tb と減衰定数αとの関係、(d)はバッファ
層厚tb と駆動電圧VπLとの関係、そして(e)はバ
ッファ層厚tb と変調器の性能指数pとの関係を示す。
【図5】本発明にもとづく光制御デバイスの他の例を説
明するための断面図である。
【図6】本発明にもとづく光制御デバイスの他の例を説
明するための断面図である。
【図7】LN結晶を用いた従来の進行波形高速光強度変
調器の構成例を説明するための図で、(a)は非対称コ
プレーナストリップ線路形変調電極を用いた光変調器の
断面図、(b)はコプレーナ線路を用いたシールド形光
強度変調器の断面図である。
【符号の説明】
101 LiNbO3 基板 102 光導波路 103 バッファ層 104 中心導体 107 リッジ部を形成する領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リッジ部が形成された基板と、該基板上
    に積層されたバッファ層と、前記リッジ部に形成された
    光導波路と、前記バッファ層を介して前記光導波路近傍
    に設けられた中心導体と接地導体とからなる電極層とを
    少なくとも有し、さらに、 前記バッファ層の厚さが0.2μmないし2μm、 前記中心導体の幅が3μmないし10μm、前記中心導
    体と前記接地導体との間隔が10μmないし50μm、
    前記電極層の厚さが5μmないし50μm、および前記
    リッジ部の高さが1μmないし10μmの範囲内である
    ことを特徴とする光制御デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光制御デバイスにおい
    て、前記基板はニオブ酸リチウムからなることを特徴と
    する光制御デバイス。
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