JP6020555B2 - 光変調器 - Google Patents
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Description
本発明は、光変調器に関する。
従来、電気光学基板上に光導波路が形成された光導波路構造の光変調器が知られている。マッハツェンダ干渉型光変調器は、異なる光導波路を通過した光が合波する構成であり、各々の光導波路を通過する光が受ける位相変化量の差により合波後の光の強度が決まるものである(例えば特許文献1参照)。位相変化量の差を変化させることによって、光変調器の出力強度を変化させることができる。
特許文献1に記載されたようなマッハツェンダ干渉型光変調器では、光導波路の近傍を掘り込み、光導波路をリッジ形状とすることがある。光導波路をリッジ形状とすることで、光導波路における、電気信号による電界と伝搬する光との実行重なり積分が改善し、駆動電圧の低減が図られる。また、光導波路をリッジ形状とすることで、高周波制御信号(電気信号)の実効屈折率(マイクロ波実効屈折率)、及び、特性インピーダンスが適正化され、マイクロ波特性の向上が図られる。
ここで、光導波路をリッジ形状とすることによる2つの効果、すなわち、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上を実現するために適正なリッジ形状の掘り込み深さは、リッジ形状、電極形状、及び電極が形成される場所によって異なる。光導波路をリッジ形状に加工するには、一般的にドライエッチング法が用いられる。加工後には、光導波路脇の溝は逆台形状に、リッジ形状は正台形状になる。正台形状であるリッジ形状の低角は、加工方法及び条件に依存し、30〜85度であるが、駆動電圧の低減効果を発現させるには、70度以上とされることが望ましい。しかしながら、特許文献1に記載された従来のマッハツェンダ干渉型光変調器のリッジ形状は、そのようなリッジ形状(リッジの幅及び角度)を十分には考慮しておらず、広帯域変調器の駆動電圧低減及びマイクロ波特性向上の双方の効果を十分には得ることができていない。
例えば、広帯域変調器の駆動Baudレートが、25GHzを超えるようなDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)変調器又はQAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調器の場合、駆動ドライバの出力電圧や出力が線形な電圧範囲が制限されている。このため、変調器の作用部電極を長尺化すること、ほぼ完全な高周波制御信号(電気信号)の実行屈折率(マイクロ波実行屈折率)と伝搬光の屈折率との整合をとること、及び、駆動電圧の低減に適した溝の掘り込みを行うことが必須となる。これらを設計の優先事項とすると、電極部のインピーダンスが、RF(Radio Frequency)信号コネクタ部のインピーダンス(標準的には50Ω)から乖離しやすい。インピーダンスが5〜10Ω程度乖離しても、反射減衰量は−20dB以下であり、制御電気信号の反射損失による振幅応答性の劣化は比較的軽微である。しかしながら、RF信号コネクタ部のインピーダンス50Ωとの不連続点の存在により、制御信号の位相遅延量の周波数依存性が不連続となり、光変調信号が劣化する。これは、光変調器に給電される制御信号が良好であっても、変調器のRFコネクタ部(制御信号入射端)、変調器の電極、及び終端抵抗(制御信号終端部)のインピーダンスが異なっているので、変調器の電極部を伝搬する制御信号には、不連続部での制御信号の反射、干渉、及び位相の変化に起因した位相遅延の周波数依存性が生じることが原因である。
これまで広く使われてきたRZ(Return to Zero)変調及びNRZ(Non Return to Zero)変調等のデジタル二値の強度変調の場合には、位相遅延量の周波数依存性の問題は実務上軽微であり、システム運用上無視できる程度であった。しかしながら、QPSK変調器及びQAM変調器のような多値の位相変調、又はアナログ変調の場合には、その劣化は、伝送品質に与える影響が大きく、無視できない問題である。そのため、電極部及び終端抵抗部のインピーダンスとRFコネクタのインピーダンスとの差を極力小さくすることが望ましい。好ましくは、上述したインピーダンスの差は、インピーダンス不整合によるSWR(定在波比:Standing Wave Ratio)が1.1以下になる、±5Ω以内である。より好ましくは、上述したインピーダンスの差は、インピーダンス不整合によるSWRが1.05以下になる、±2Ω以内である。
特許文献1には、表面を掘り込む幅Grが、信号電極と接地電極との間隔Gに対して、Gr≦Gの関係を満たすようにする、との記載がある。この設計方針は、電極間隔Grをむやみに狭くしないで電極のインピーダンスZを一定の大きさ以上に保つためには有効な策である。しかしながら、実際の加工においては、掘り込む溝の断面形状は逆台形型、光導波路部分の断面形状は正台形状になり、高い比誘電率材料である基板部分が多く残る構造となるので、電極のインピーダンスZを大きくするように設計するには不利な構成である。また、リッジの正台形の低角が小さいほど、溝形成による電極のインピーダンス向上の効果が薄く、インピーダンスを大きくすることが難しくなる。
駆動電圧の低減、及び、マイクロ波実行屈折率と伝搬光の屈折率との整合を実現した上で、電極のインピーダンスZをRF信号コネクタ部のインピーダンスに整合させるために、リッジ導波路の角度に応じた電極間隔Gr、溝の深さd、並びに、電極の形状及び位置を調整することが考えられる。ここで、高周波帯における駆動電圧の低減及び広帯域化を実現するためには、制御信号の伝搬損失を小さくすることが必要である。そのため、実用的な広帯域QPSK変調器又は広帯域QAM変調器を実現するためには、リッジ状の光導波路に加えて、表面積及び断面積の大きな電極構造を併せて用いる必要がある。このことで、実際には、インピーダンスをちょうど50Ωにすることが困難となっている。すなわち、駆動電圧の低減、及び、マイクロ波実行屈折率と伝搬光の屈折率との整合を優先して設計すると、特許文献2及び3に示されるように、インピーダンスは50Ωより低めの値になりやすい。以上より、速度整合、駆動電圧の低減、及び、インピーダンス整合を同時実現可能な、設計自由度が高い構成が求められている。
本発明の一態様は、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の双方の効果を十分に得ることができる広帯域低駆動電圧光変調器を提供する。
本発明の一側面に係る光変調器は、電気光学基板と、光導波路と、変調信号に応じた電界を該光導波路に印加する複数の信号電極と、を備える光変調器であって、電気光学基板は、電気光学基板表面が掘り込まれた掘り込み部と、該掘り込み部によりリッジ形状に形成されて光導波路が設けられたリッジ部と、を有し、掘り込み部は、一対の分岐された光導波路間の掘り込み部である第1の掘り込み部と、該第1の掘り込み部以外の掘り込み部である第2の掘り込み部とからなり、第1の掘り込み部と第2の掘り込み部とで掘り込み深さが異なっている。
このような光変調器では、光導波路の両脇に、光導波路をリッジ形状とするための掘り込み部が形成されており、一対の分岐された光導波路間の掘り込み部である第1の掘り込み部と、その他の掘り込み部である第2の掘り込み部とは、掘り込み深さが異なるように形成されている。光導波路の駆動電圧は主に第1の掘り込み部の掘り込み深さに基づいて決まり、光導波路のマイクロ波特性は第1及び第2の掘り込み部の掘り込み深さに基づいて決まるところ、第1の掘り込み部の掘り込み深さと第2の掘り込み部の掘り込み深さとを異ならせて形成することにより、第1の掘り込み部の掘り込み深さを光導波路の駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上に適した深さとするとともに、第2の掘り込み部の掘り込み深さをマイクロ波特性の向上に適した深さとすることができる。これにより、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の双方の効果を十分に得ることができる。
第1の掘り込み部の掘り込み深さと、第2の掘り込み部の掘り込み深さとの差が、2μm以下であってもよい。掘り込み深さの差が大きい場合には応力によって電気光学基板が歪み特性が変わることが問題となるところ、掘り込み深さの差を2μm以下とすることで、電気光学基板にかかる応力を低減することができる。
第1及び第2の掘り込み部の掘り込み深さの関係が、第1及び第2の掘り込み部の幅及びリッジ形状の少なくとも一方に応じて決まっていてもよい。掘り込み部の幅及びリッジ形状の少なくとも一方に応じて掘り込み深さを決定することで、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上が図られる。
第1及び第2の掘り込み部の幅が9μm以下の場合には、第1の掘り込み部の掘り込み深さが第2の掘り込み部の掘り込み深さよりも深く、第1及び第2の掘り込み部の幅が9μmより大きい場合には、第1の掘り込み部の掘り込み深さが第2の掘り込み部の掘り込み深さよりも浅い構成としてもよい。第1及び第2の掘り込み部の幅に応じて第1の堀り込み部の掘り込み深さを駆動電圧が低減される深さに決定するとともに、該第1及び第2の掘り込み部の幅が9μm以下の場合には第2の掘り込み部の掘り込み深さを第1の掘り込み部の掘り込み深さよりも浅くし、該第1及び第2の掘り込み部の幅が9μmより大きい場合には第2の掘り込み部の掘り込み深さを第1の掘り込み部の掘り込み深さよりも深くすることで、光の屈折率及び特性インピーダンスが適正化されマイクロ波特性が向上する。このため、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の双方の効果を十分に得ることができる。
本発明の一態様によれば、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の双方の効果が十分に得られる光変調器を提供できる。実用面では、特に、インピーダンス整合の実現に有効であり、DQPSK変調器及びQAM変調器のような多値変調、又はアナログ変調信号の品質改善への効果が高い。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る光変調器の構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、光変調器1は、光ファイバF1によって導入された入力光を変調して、光ファイバF2に変調光を出力する装置である。光変調器1は、光入力部2と、中継部3と、光変調素子4と、終端部5と、光出力部6と、モニタ部7と、筐体10と、を備え得る。なお、図1に示した光変調器1はいわゆるZカットのニオブ酸リチウムで構成された光変調器である。
筐体10は、一方向(以下、「方向A」という。)に延びる箱型の部材であって、例えばステンレス鋼から構成されている。筐体10は、方向Aにおける両端面である一端面10a及び他端面10bを有する。一端面10aには光ファイバF1を挿入するための開口が設けられている。他端面10bには光ファイバF2を挿入するための開口が設けられている。筐体10は、例えば、光入力部2、中継部3、光変調素子4、終端部5、光出力部6及びモニタ部7を収容する。
光入力部2は、光ファイバF1によって導入される入力光を光変調素子4に供給する。光入力部2は、光ファイバF1と光変調素子4との接続を補助するための補助部材を備えてもよい。
中継部3は、外部から供給される電気信号である変調信号を中継して光変調素子4に出力する。中継部3は、例えば筐体10の側面10cに設けられた変調信号入力用のコネクタを介して変調信号を入力し、光変調素子4に変調信号を出力する。
光変調素子4は、中継部3から出力される変調信号に応じて、光入力部2から供給される入力光を変調光に変換する素子であって、例えばLN光変調素子である。光変調素子4は、電気光学基板41と、光導波路42と、変調電極43(図1には図示せず)と、を備え得る。電気光学基板41は、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO3、以下「LN」という。)などの電気光学効果を奏する誘電体材料から構成されている。電気光学基板41は方向Aに沿って延びており、方向Aにおける両端部である一端部41a及び他端部41bを有する。
光導波路42は、電気光学基板41上に設けられている。光導波路42は、例えばマッハツェンダ(Mach-Zehnder)型の光導波路であって、光変調素子4の変調方式に応じた構造を有する。この例では、光変調素子4の変調方式は、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying:差動4値位相変調)方式である。この場合、光導波路42は、マッハツェンダ部420の2つの分岐導波路上に、マッハツェンダ部421及びマッハツェンダ部422が設けられた構造を有する。すなわち、マッハツェンダ部420の入力導波路42aは電気光学基板41の一端部41aから方向Aに沿って延び、分岐されてマッハツェンダ部421の入力端及びマッハツェンダ部422の入力端にそれぞれ接続されている。マッハツェンダ部420の出力導波路42bでは、マッハツェンダ部421の出力端及びマッハツェンダ部422の出力端から延びる導波路が合流して方向Aに沿って他端部41bまで延びている。
光変調素子4では、光入力部2から光変調素子4に入力される入力光は、入力導波路42aによってマッハツェンダ部421及びマッハツェンダ部422に分岐して入力される。入力光は、マッハツェンダ部421及びマッハツェンダ部422においてそれぞれ変調される。マッハツェンダ部421において変調された変調光及びマッハツェンダ部422において変調された変調光は、90度の位相差を付与され、出力導波路42bにおいて合波されて光変調素子4から出力される。
終端部5は、変調信号の電気的終端である。終端部5は、光変調素子4の変調電極43の各々に対応した抵抗器を備え得る。各抵抗器の一端は光変調素子4の変調電極43に電気的に接続され、各抵抗器の他端は接地電位に接続されている。各抵抗器の抵抗値は、例えば50Ω程度である。
光出力部6は、光変調素子4から出力される変調光を光ファイバF2に出力する。光出力部6は、電気光学基板41の他端部41bに設けられている。
モニタ部7は、例えば、各マッハツェンダ部421,422の光出力の相補的な光強度をモニタする。モニタ部7は光電変換素子を備え得る。光電変換素子は、光信号を電気信号に変換するための素子であって、例えばフォトダイオードである。光電変換素子は、例えばLN基板上で、マッハツェンダ部420の出力導波路42bと分岐した導波路51上に置かれ、分岐光を受光し、その光強度に応じた電気信号をバイアス制御部(図示せず)に出力する。
つぎに、図2及び図3を用いて、マッハツェンダ部421の詳細な構成について説明する。なお、マッハツェンダ部422の主要な構成は、マッハツェンダ部421と同様である。図2は、図1に示したマッハツェンダ部の模式図である。図3は、図2に示したマッハツェンダ部のIII-III線における断面図である。
マッハツェンダ部421は、光導波路42として、入力導波路421a、出力導波路421b、及び、一対の分岐された光導波路であって方向Aに沿って延びた分岐導波路421c,421dを備えている。すなわち、マッハツェンダ部421の光導波路42では、方向Aに沿って延びた入力導波路421aが、分岐点421xで分岐導波路421c,421dと接続されており、また、分岐導波路421c,421dが、合流点421yで方向Aに沿って延びた出力導波路421bと接続されている。なお、分岐点421x及び合流点421yは、LN基板上になくてもよく、例えば石英導波路で形成されていてもよい。
電気光学基板41上には、分岐導波路421c,421d内を通過する光を変調するための変調電極43が設けられている。光変調器1の動作帯域を広帯域化させる観点から、変調電極43には、電気信号と光波とが同方向に伝搬することで両者の速度整合が図られる進行波型電極が用いられている。具体的には、変調電極43には、信号電極44aと、信号電極44aを挟むように配置される接地電極44b,45a,45bとで構成されたコプレーナ型電極が用いられている。接地電極44bと接地電極45bとは、接続部48により電気的に接続されており、図2に示されるように接続部48は掘り込み部46cに方向Aに沿って複数設けられている。接続部48は、後述する掘り込み部46c全面に設けられていてもよい。なお、変調電極43の厚みHは、例えば10〜80μmである。また、変調電極43は、金(Au)などの低抵抗の金属で形成されている。
信号電極44aは、中継部3から出力される変調信号に応じた電界を分岐導波路421cに印加する電極であり、分岐導波路421cが延びる方向Aに延びている。信号電極44aは分岐導波路421c上に設けられている。信号電極44aの配置及び数は、電気光学基板41の結晶軸の向き及び光変調素子4の変調方式に応じて決定される。なお、信号電極44aの方向Aにおける長さは、分岐導波路421c,421dの方向Aに延びる部分の長さと同程度である。また、信号電極44aの幅(図中におけるy方向)は、少なくとも図中における分岐導波路421cの幅(図中におけるy方向)Wcよりも広い。
接地電極44b,45a,45bは、接地されグランド電位となった電極であり、分岐導波路421c,421dが延びる方向Aに延びている。接地電極45a,45bは、分岐導波路421c,421dが延びる方向A(図中におけるx方向)と交差する方向(図中におけるy方向)であって、分岐導波路421cと分岐導波路421dとが対向する方向において、信号電極44aを挟み込むようにして設けられている。接地電極44b,45a,45bの方向Aにおける長さは、信号電極44aの方向Aにおける長さと同程度である。
変調電極43と電気光学基板41との間には、電極金属による光波の伝搬損失を防ぐため、電気光学基板41を構成するLNよりも低屈折率の誘電体材料(例えばSiO2)からなるバッファ層が形成されている(図示せず)。また、変調電極43とバッファ層との間には、Si等の電荷分散膜が形成されている(図示せず)。
電気光学基板41には、電気光学基板41の表面が掘り込まれた(エッチングされた)掘り込み部46a,46b,46cが形成されている。掘り込み部46a,46b,46cが形成されていることによって、電気光学基板41における掘り込み部46a,46bに挟まれた部分、及び、電気光学基板41における掘り込み部46a,46cに挟まれた部分はリッジ形状(リッジ構造)のリッジ部とされている。電気光学基板41の該リッジ部には、分岐導波路421c,421dが設けられている。掘り込み部46aは、分岐導波路421cと分岐導波路421dとの間に形成された掘り込み部である(第1の掘り込み部)。また、掘り込み部46bは、第1の掘り込み部以外の掘り込み部である第2の掘り込み部であり、分岐導波路421cと接地電極45a直下の電気光学基板41部分との間に形成された掘り込み部である。
掘り込み部46a,46bの掘り込み深さの関係は、掘り込み部46aの幅(図中におけるy方向)G1、掘り込み部46bの幅(図中におけるy方向)G2及びリッジ形状の斜面角度の少なくとも一方に応じて決まっており、第1の掘り込み部である掘り込み部46aと、第2の掘り込み部である掘り込み部46bとでは、堀り込みの深さが異なっている。なお、掘り込み部46aの幅G1、掘り込み部46bの幅G2、掘り込み部46cの幅G3は、同一の広さGである。リッジ形状の斜面角度とは、リッジの上面として残した面あるいは掘り込んだ掘り込み部底面とリッジ斜面の為す角度をいい、本実施形態においては、リッジ形状の斜面角度は70度〜85度の範囲の値とする。
分岐導波路421c,421dがリッジ形状とされていることで、以下の効果が期待できる。すなわち、第1に、分岐導波路421c,421dにおける、電気信号による電界と伝搬する光との実行重なり積分を改善し、駆動電圧の低減を図ることができる。第2に、高周波制御信号(電気信号)の実効屈折率(マイクロ波実効屈折率)、及び、特性インピーダンスを適正化し、マイクロ波特性の向上を図ることができる。
上述したマイクロ波実効屈折率の適正化について説明する。光変調器1のように、広帯域光変調器においては、変調電極43を伝搬する電気信号(マイクロ波)と導波路を通過する光波との速度整合をとることが重要である。しかしながら、LNの屈折率は光波とマイクロ波とで大きく異なるので(光波1.55μmでの屈折率n=2.2、マイクロ波の屈折率nm=4.2)、何ら対処をしない場合には速度整合をとることができない。そこで、LN中に分布する電界を相対的に少なくしてマイクロ波の実効屈折率を光波の実効屈折率に近づけ、マイクロ波と光波との速度整合をとる必要がある。
上述した特性インピーダンスの適正化について説明する。特性インピーダンスの適正化とは、変調電極43のインピーダンスZを駆動回路及びコネクタの50Ω系に合わせ、マイクロ波の反射を少なくするものである。
ここで、上述した、分岐導波路421c,421dがリッジ形状とされていることによる効果のうち、駆動電圧については、掘り込み部46aの掘り込み深さd1が主な要因となる。また、マイクロ波特性(マイクロ波実効屈折率及び特性インピーダンス)については、掘り込み部46aの掘り込み深さd1、及び、掘り込み部46bの掘り込み深さd2に基づいて決まる。なお、掘り込み部46cの掘り込み深さd3は、応力及び光の閉じ込め等を考慮して掘り込み深さd2と同様の深さで形成すればよい。
図4〜図6を用いて、掘り込み深さと駆動電圧Vπ、マイクロ波実効屈折率nm、及びインピーダンスZとの関係について説明する。
図4は、掘り込み部の幅毎の、掘り込み部の掘り込み深さと駆動電圧との関係を示す図である。図4に示すグラフの縦軸は光変調器1の駆動電圧Vπ(V)を、横軸は掘り込み部46aの掘り込み深さd1(μm)をそれぞれ示している。図4に示されるように、掘り込み部の掘り込み深さと駆動電圧との関係は、下に凸の曲線の関係となっている。
そして、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μm以下の値である8μmの場合には、掘り込み部46aの掘り込み深さd1を7μmとすると駆動電圧Vπは最小値をとる。一方、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μmより大きい値である10μmの場合には、掘り込み部46aの掘り込み深さd1を8μmとすると駆動電圧Vπは最小値をとる。
図5は、掘り込み部の幅毎の、掘り込み部の掘り込み深さとマイクロ波実効屈折率との関係を示す図である。図5に示すグラフの縦軸はマイクロ波実効屈折率nmを、横軸は掘り込み部46aの掘り込み深さd1(μm)、掘り込み部46bの掘り込み深さd2(μm)をそれぞれ示している。図5に示されるように、掘り込み部の掘り込み深さとマイクロ波実効屈折率との関係は、単調な右下がりの曲線の関係となっている。
そして、掘り込み部46a,46bの幅Gが8μmの場合に、マイクロ波実効屈折率nmを光波の実効屈折率n(2.2)に近づけるためには、掘り込み部46aの掘り込み深さd1、及び掘り込み部46bの掘り込み深さd2を5.5μmとしてもよい。一方、掘り込み部46a,46bの幅Gが10μmの場合に、マイクロ波実効屈折率nmを光波の実効屈折率n(2.2)に近づけるためには、掘り込み部46aの掘り込み深さd1、及び掘り込み部46bの掘り込み深さd2を9μmとしてもよい。
図6は、掘り込み部の幅毎の、掘り込み部の掘り込み深さとインピーダンスとの関係を示す図である。図6に示すグラフの縦軸はインピーダンスZ(Ω)を、横軸は掘り込み部46aの掘り込み深さd1(μm)、掘り込み部46bの掘り込み深さd2(μm)をそれぞれ示している。図6に示されるように、掘り込み部の掘り込み深さとインピーダンスとの関係は、上に凸の曲線の関係となっている。
そして、掘り込み部46a,46bの幅Gが8μmの場合に、変調電極43のインピーダンスZを駆動回路及びコネクタの50Ω系に合わせるためには、掘り込み部46aの掘り込み深さd1、及び掘り込み部46bの掘り込み深さd2を5.5μmとしてもよい。一方、掘り込み部46a,46bの幅Gが10μmの場合に、変調電極43のインピーダンスZを駆動回路及びコネクタの50Ω系にマッチさせるためには、掘り込み部46aの掘り込み深さd1、及び掘り込み部46bの掘り込み深さd2を10μmとしてもよい。
上述したように、掘り込み部46a,46bの掘り込み深さd1,d2の関係は、掘り込み部46a,46bの幅Gに応じて決まっている。具体的には、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μm以下であるか9μmより大きいかによって、掘り込み部46a,46bの掘り込み深さd1,d2の関係が決まっている。すなわち、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μm以下の場合には、掘り込み部46aの掘り込み深さd1が掘り込み部46bの掘り込み深さd2よりも深く、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μmより大きい場合には、掘り込み部46aの掘り込み深さd1が掘り込み部46bの掘り込み深さd2よりも浅い。
掘り込み部46aの掘り込み深さd1、及び掘り込み部46bの掘り込み深さd2の具体的な決定手順について、図3及び図7を用いて説明する。図3、図7ともに、マッハツェンダ部の断面図であるが、図3は掘り込み部46a,46bの幅Gが8μmであるマッハツェンダ部421の断面図であり、図7は掘り込み部46a,46bの幅Gが10μmであるマッハツェンダ部421zの断面図である。
図3に示されるマッハツェンダ部421では、掘り込み部46a,46bの幅Gが8μmであるところ、まず、駆動電圧Vπ(V)が最小となるよう、掘り込み部46aの掘り込み深さd1の値を7μmに決定する(図4参照)。つづいて、マイクロ波実効屈折率nmを2.2に近づけ、且つ、インピーダンスZ(Ω)を50Ωに近づけるよう、掘り込み部46bの掘り込み深さd2を5.5μmに決定する(図5及び図6参照)。すなわち、掘り込み部46aの掘り込み深さd1が、掘り込み部46bの掘り込み深さd2よりも深くなるように決定する。
図7に示されるマッハツェンダ部421zでは、掘り込み部46a,46bの幅Gが10μmであるところ、まず、駆動電圧Vπ(V)が最小となるよう、掘り込み部46aの掘り込み深さd1の値を8μmに決定する(図4参照)。つづいて、マイクロ波実効屈折率nmを2.2に近づけ、且つ、インピーダンスZ(Ω)を50Ωに近づけるよう、掘り込み部46bの掘り込み深さd2を決定する。ここで、図5に示されるように、マイクロ波実効屈折率を適正化する観点からは、掘り込み部46bの掘り込み深さd2は、9μmとしてもよい。一方で、インピーダンスZ(Ω)の値を適正化する観点からは、掘り込み部46bの掘り込み深さd2は、10μmとしてもよい。この場合、掘り込み部46bの掘り込み深さd2は、9μm〜10μmの範囲の値に決定すればよい。すなわち、掘り込み部46aの掘り込み深さd1が、掘り込み部46bの掘り込み深さd2よりも浅くなるように決定する。
なお、第1の掘り込み部(掘り込み部46a)の掘り込み深さd1と、第2の掘り込み部(掘り込み部46b)の掘り込み深さd2との差は、例えば、2μm以下とすることが考えられるところ、上述した図3及び図7を用いて説明した例では、掘り込み部46aの掘り込み深さd1と、掘り込み部46bの掘り込み深さd2との差は2μm以下であり、当該条件を満たしている。
このように、本実施形態に係る光変調器1では、分岐導波路421c,421dの両脇に、分岐導波路421c,421dをリッジ形状とするための掘り込み部が形成されており、分岐導波路421cと分岐導波路421dとの間の掘り込み部である掘り込み部46a(第1の掘り込み部)と、その他の掘り込み部である掘り込み部46b(第2の掘り込み部)とは、掘り込み深さが異なるように形成されている。
光導波路の駆動電圧は主に第1の掘り込み部の掘り込み深さに基づいて決まり、光導波路のマイクロ波特性は第1及び第2の掘り込み部の掘り込み深さに基づいて決まるところ、従来はこのようなリッジ形状(幅及び角度)、電極形状、及び電極が形成される場所を考慮して各掘り込み部の掘り込み深さを決定することは行っておらず、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の点において、各掘り込み部の掘り込み深さは必ずしも適切な値となっていない。
この点、本実施形態に係る光変調器1では、第1の掘り込み部である掘り込み部46aの掘り込み深さd1と、第2の掘り込み部である掘り込み部46bの掘り込み深さd2とを異ならせて形成することにより、掘り込み部46aの掘り込み深さd1を光導波路の駆動電圧低減に適した深さとするとともに、掘り込み部46bの掘り込み深さd2をマイクロ波特性の向上に適した深さとすることができる。これにより、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の双方の効果を十分に得ることができる。
また、第1の掘り込み部(掘り込み部46a)の掘り込み深さd1と、第2の掘り込み部(掘り込み部46b)の掘り込み深さd2との差を2μm以下とすることにより、電気光学基板41にかかる応力を低減している。
また、第1の掘り込み部である掘り込み部46aの掘り込み深さd1と、第2の掘り込み部である掘り込み部46bの掘り込み深さd2との関係が、掘り込み部46a,46bの幅G及びリッジ形状の斜面角度の少なくとも一方に応じて決まっていることにより、掘り込み部46a,46bの幅G毎に、適切に、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上を実現している。
また、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μm以下の場合には掘り込み部46aの掘り込み深さd1を、掘り込み部46bの掘り込み深さd2よりも深くし、掘り込み部46a,46bの幅Gが9μmより大きい場合には掘り込み部46aの掘り込み深さd1を、掘り込み部46bの掘り込み深さd2よりも浅くすることで、図3〜図7を用いて説明したように、駆動電圧の低減及びマイクロ波特性の向上の双方の効果を十分に得ることができる。
ここまで、図3を用いて信号電極44aに変調信号を給電して変調する構成で説明してきたが、接地電極44bを接地電極45bから分離させて信号電極とし、信号電極44a,44bに差動信号を給電して光変調器を駆動する構成においても、同様に掘り込み部46a,46b,46cの掘り込み深さd1,d2,d3の違いを特性設計の自由度の改善に活かすことができる。また、接地電極45a,45bが掘り込み部46a,46b,46cの底部にまで張り出している構成の場合も、同様に掘り込み部46a,46b,46cの掘り込み深さd1,d2,d3の違いを特性設計の自由度の改善に活かすことができる。ただし、特性インピーダンスの掘り込み深さ依存性は、図5に示した特性曲線とはかなり異なったものになる。接地電極44bを信号電極として機能させた場合についても、同様に掘り込み部46a,46b,46cの掘り込み深さd1,d2,d3の違いを特性設計の自由度の改善に活かすことができる。
なお、本発明に係る光変調器は上記実施形態に限定されない。例えば、電気光学基板41上に設けられた光導波路42は、マッハツェンダ型の光導波路である、として説明したがこれに限定されず、光導波路と信号電極とを備えるその他の光変調器であってもよい。また、変調電極43としてコプレーナ型電極を用いるとして説明したが、変調電極43には、少なくとも信号電極を備えるその他の電極を用いてもよい。また、説明を簡単にするため、接地電極が溝部ではなくリッジ部に形成されている事例を用いて説明してきたが、接地電極が溝部に形成されている構成であっても、特性設計の自由度が高まることは言うまでもない。
1…光変調器、41…電気光学基板、42…光導波路、44a…信号電極、44b,45a,45b…接地電極、46a…掘り込み部(第1の掘り込み部)、46b,46c…掘り込み部(第2の掘り込み部)、420,421,421z,422…マッハツェンダ部、421c,421d…分岐導波路(光導波路)。
Claims (4)
- 電気光学基板と、光導波路と、変調信号に応じた電界を該光導波路に印加する信号電極と接地電極とから構成された変調電極と、を備える光変調器であって、
前記電気光学基板は、前記電気光学基板表面が掘り込まれた掘り込み部と、該掘り込み部によりリッジ形状に形成されて光導波路が設けられたリッジ部と、を有し、
前記信号電極は、前記リッジ部上に設けられ、該光導波路の延在方向に交差する方向の断面においてリッジ幅より広い構成であり、
前記接地電極は、前記掘り込み部の底部にまで張り出した構成であり、
前記掘り込み部は、一対の分岐された前記光導波路間の掘り込み部である第1の掘り込み部と、該第1の掘り込み部以外の掘り込み部である第2の掘り込み部とからなり、
前記第1の掘り込み部と前記第2の掘り込み部とで掘り込み深さが異なっている、多値の位相変調器である、光変調器。 - 前記第1の掘り込み部の掘り込み深さと、前記第2の掘り込み部の掘り込み深さとの差が、2μm以下である、請求項1に記載の光変調器。
- Zカットのニオブ酸リチウムにより構成されている、請求項1又は2に記載の光変調器。
- 前記リッジ部は、前記光導波路の延在方向に交差する方向の断面において正台形状であり、底角が70度以上とされている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光変調器。
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