JP5320042B2 - 光変調器 - Google Patents

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本発明は高速で駆動電圧が低く、かつバイアス電圧が小さく、製作の歩留まりの良い光変調器の分野に属する。
リチウムナイオベート(LiNbO)のように電界を印加することにより屈折率が変化する、いわゆる電気光学効果を有する基板(以下、リチウムナイオベート基板をLN基板と略す)に光導波路と進行波電極を形成した進行波電極型リチウムナイオベート光変調器(以下、LN光変調器と略す)は、その優れたチャーピング特性から2.5Gbit/s、10Gbit/sの大容量光伝送システムに適用されている。最近はさらに40Gbit/sの超大容量光伝送システムにも適用が検討されており、キーデバイスとして期待されている。
(第1の従来技術)
近年の40Gbit/sでは、z−カット基板を使用するタイプとx−カット基板(あるいはy−カット基板)を用いるDQPSKやDPSKなどの位相変調方式が使用されつつある。
光変調器の例としてDQPSKを考える。図8に特許文献1に開示されたDQPSKのLN光変調器の構造を示す。図8からわかるように、DQPSKのLN光変調器は2つの小さなマッハツェンダ(あるいは、チャイルドマッハツェンダ)光導波路が大きなマッハツェンダ(あるいは、ペアレントマッハツェンダ)光導波路に組み込まれた構造(ネスト構造、あるいはネスト型とも呼ばれる)となっている。
ここで、1はz−カットLN基板、3aは入力光導波路、3bと3cはペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、3dと3eはチャイルドマッハツェンダ光導波路の直前にある平行光導波路、3f、3g、3h、3iはチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、3j、3k、3l、3mは高周波電気信号と光が相互作用する相互作用光導波路、3n、3o、3p、3qはチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、3rと3sはチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路、3tと3uはペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、3vは出力光導波路、4a、4b、4c、4dは高周波電気信号と相互作用光導波路3j、3k、3l、3mを伝搬する光が相互作用する領域(相互作用部という)に形成した進行波電極の中心導体、5a、5b、5c、5d、5eは相互作用部の進行波電極の接地導体、6はπ/2シフトをさせるバイアス部(あるいは、π/2シフト部)である。なお、説明を簡単にするために、z−カットLN基板1の上に堆積されるSiOバッファ層と温度ドリフト抑圧用のSi導電層は省略している。
換言すると、図8の構造はペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3t、3uと平行光導波路3r、3sからなるペアレントマッハツェンダ光導波路に、チャイルドマッハツェンダ光導波路が組み込まれたネスト構造と言うことができる。なお、一般に平行光導波路3r、3sは10mm程度の長さを設けるのが普通である。
なお、実際のLN光変調器では電極を光導波路の上に形成するので、電極の上からは光導波路を見ることはできないが、電極や光導波路に付与している番号を明確にするために本明細書では電極を透過して光導波路を見ることができるように図を描いている。さらに、本明細書ではπ/2シフト部のようにバイアスを印加する部分について考察しており、高周波電気信号が伝搬する進行波電極の構造に依存しない。従って、以降の図では進行波電極を省略する。
図8のDQPSK用LN光変調器のπ/2シフト部についての実際の電極を図9に示す。ここで、7aはπ/2シフト部の中心導体(あるいは、バイアス電圧用の中心導体)、7bはπ/2シフト部の接地導体(あるいは、バイアス電圧用の接地導体)である。このように、従来技術ではDQPSK用LN光変調器のπ/2シフト部ではチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3r、3sを使用していた。
通常、チャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3r、3sの長さ(印加したバイアスと光とが相互作用する長さ)は約10mmと短いので、π/2シフトに必要な電圧は25V程度と高くなる。実際の光通信では供給できるバイアス電圧に限界があるので、20年以上と長い期間にわたる信頼性上の問題があった。
(第2の従来技術)
図10には第2の従来技術のπ/2シフト部についての電極を示す。8aと8bが各々π/2シフト部の中心導体と接地導体である。この図からわかるように、この第2の従来技術においても、π/2シフト部の中心導体(あるいは、バイアス電圧用の中心導体)8aと接地導体(あるいは、バイアス電圧用の接地導体)8bはチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後に形成された長さが約10mmと比較的短い平行光導波路3r、3sに形成されている。第1の従来技術と比較して、この第2の従来技術ではπ/2シフトに必要な電圧が低減できてはいるものの、それでも23V程度と高く、やはり実際の光通信システムにおいて使用するには長期信頼性における問題があった。
特開2007−208472号公報
チャイルドマッハツェンダ光導波路同士間の光の位相差を与えるための相互作用長が短かったので、その位相差を与えるためのバイアス電圧が高く、実際の使用において信頼性上の問題があった。
本発明の請求項の光変調器は、電気光学効果を有するz−カット基板と、該z−カット基板に形成された光を導波するための光導波路と、前記z−カット基板の一方の面側に形成され、前記光を変調する高周波電気信号を印加するための高周波電気信号用の中心導体及び接地導体からなる進行波電極と、前記光にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧用の中心導体及び接地導体からなるバイアス電極とを有し、前記光導波路には前記進行波電極に前記高周波電気信号を印加することにより前記光の位相を変調するための高周波電気信号用相互作用部と、前記バイアス電極にバイアス電圧を印加することにより前記光の位相を調整するためのバイアス用相互作用部とを具備しており、前記光導波路は、ペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路上にチャイルドマッハツェンダ光導波路をそれぞれ有するネスト型光導波路でなる光変調器において、前記バイアス電極は、前記チャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐部を含まず、前記チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームと前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路に沿って設けられ、当該バイアス電極の少なくとも一部は当該チャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐部を除く当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームと当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路の直上に設けられており、これにより、当該バイアス電極は、当該チャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐部を除く当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームと、当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路とにバイアス電圧を印加するようになっていることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、電気光学効果を有するz−カット基板と、該z−カット基板に形成された光を導波するための光導波路と、前記z−カット基板の一方の面側に形成され、前記光を変調する高周波電気信号を印加するための高周波電気信号用の中心導体及び接地導体からなる進行波電極と、前記光にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧用の中心導体及び接地導体からなるバイアス電極とを有し、前記光導波路には前記進行波電極に前記高周波電気信号を印加することにより前記光の位相を変調するための高周波電気信号用相互作用部と、前記バイアス電極にバイアス電圧を印加することにより前記光の位相を調整するためのバイアス用相互作用部とを具備しており、前記光導波路は、ペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路上にチャイルドマッハツェンダ光導波路をそれぞれ有するネスト型光導波路でなる光変調器において、前記バイアス電極は、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路の一部から前記チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路に沿って設けられ、当該バイアス電極の少なくとも一部は当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路の一部から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路の直上に設けられており、これにより、当該バイアス電極は、当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路の一部から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路にバイアス電圧を印加するようになっていることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、電気光学効果を有するz−カット基板と、該z−カット基板に形成された光を導波するための光導波路と、前記z−カット基板の一方の面側に形成され、前記光を変調する高周波電気信号を印加するための高周波電気信号用の中心導体及び接地導体からなる進行波電極と、前記光にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧用の中心導体及び接地導体からなるバイアス電極とを有し、前記光導波路には前記進行波電極に前記高周波電気信号を印加することにより前記光の位相を変調するための高周波電気信号用相互作用部と、前記バイアス電極にバイアス電圧を印加することにより前記光の位相を調整するためのバイアス用相互作用部とを具備しており、前記光導波路は、ペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路上にチャイルドマッハツェンダ光導波路をそれぞれ有するネスト型光導波路でなる光変調器において、前記バイアス電極は、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路から前記チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路に沿って設けられ、当該バイアス電極の少なくとも一部は当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路の直上に設けられており、これにより、当該バイアス電極は、当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路にバイアス電圧を印加するようになっていることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、前記バイアス電極は、前記高周波電気信号用相互作用部よりも出力側の光導波路にバイアス電圧を印加するよう形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、前記バイアス電極は、前記高周波電気信号用相互作用部よりも入力側の光導波路にバイアス電圧を印加するよう形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路のうちの一方の側における、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路から前記チャイルドマッハツェンダ光導波路の前記Y分岐アームにわたる領域の少なくとも一部の下方に、分極反転領域が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項の光変調器は、前記バイアス電極は、少なくとも2つのマッハツェンダ型光導波路を伝搬した光の位相を互いにmπ/n(mとnは整数)異ならしめることを特徴とする。
π/2シフト部としてチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路のみを使用する従来技術と異なり、本発明では、さらにペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐の分岐部、さらにはペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームなどにもバイアス電圧用電極を形成し、π/2シフト部のようにチャイルドマッハツェンダ同士間の位相差を形成する部位としてのバイアスと光との相互作用長を実質的に長くしている。π/2シフトに必要な電圧はこの実質的な相互作用長に正確に反比例するので、本発明を適用することにより、π/2シフトに必要なバイアス電圧を著しく低減することができる。従って、実際の光通信システムにおける長期信頼性を飛躍的に改善することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について説明するが、図8から図10に示した従来の実施形態と同一番号は同一機能部に対応しているため、ここでは同一番号を持つ機能部の説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に本発明における第1の実施形態の上面図を示す。図中、20が本実施形態による新しいπ/2シフト部であり、15aはπ/2シフト部の中心導体、15bはπ/2シフト部の接地導体である。つまり、中心導体15aと接地導体15bはバイアス電圧用の電極である。この図からわかるように、この第1の実施形態ではπ/2シフト部として、従来技術において用いられてきたチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3rと3sのみでなく、ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3tと3u、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3n、3o、3p、3qも使用されている。さらに、図1からはわかりにくいが、図2で説明するようにY分岐アーム3nと3oの根元のY分岐部(図2の9a)も使用している。
本発明の目的は、π/2シフト部の実質的な長さを長くすることにより、π/2シフトをさせるために必要なバイアス電圧を小さくすることである。以下において本発明の効果について考察する。
図2には本実施形態におけるπ/2シフト部の一部について光導波路の上面図を示す(光導波路は図中の一点鎖線に対して上下に対称な構造であるので、上下に対して半分の概略構造のみを示している)。ここで、Lはチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3n、3o、3p、3qの長さ、Lはチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐の分岐部(正確には、光を分岐する場合には分岐光導波路、逆に光を合波する場合には合波光導波路であるが、これらを総称して分岐光導波路と呼ぶ。またテーパ部とも呼ばれる)9aの長さ、Lはチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3rと3sの長さ、Lはペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3tと3uの長さである。通常、テーパの角度は1度程度と小さいので、Y分岐の分岐部9aもある程度の長さを有する。従って、本実施形態ではこのY分岐の分岐部9aもπ/2シフト部の一部として使用している。
ここで、θはチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームや分岐部、及びペアレントマッハツェンダ光導波路におけるY分岐アームやテーパの開き角である。光の挿入損失を低減するために、通常この開き角θは1度程度と小さな角度で設計する。また、Gは相互作用光導波路3j、3k、3l、3mのギャップの半幅、Gはチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3rと3sのギャップの半幅である。
なお、Y分岐アーム3nや3oと分岐部9aから構成される光導波路をチャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路と呼ぶ。この呼び方は相互作用光導波路3j、3kの前のいわゆる入力側についても同様であるし、他のチャイルドマッハツェンダ光導波路についても適用できる。また、平行光導波路3r、3sとY分岐アーム3t、3uから構成される光導波路をペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路と呼ぶ。この呼び方は相互作用光導波路3j、3kの前のいわゆる入力側についても同様である。
相互作用光導波路3j、3k、3l、3mのギャップの半幅Gを150μm、光導波路の幅を10μm、チャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3rと3sのギャップの半幅Gを300μmとすると、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームや分岐部、ペアレントマッハツェンダ光導波路におけるY分岐アームや分岐部の長さL、L及びLは以下の式のように与えられる。
=G/tanθ≒8.6mm (1)
=20μm/tanθ≒1.2mm (2)
=G/tanθ≒17.2mm (3)
π/2シフト部として従来技術において使用されてきたチャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3rと3sの長さLの長さは10mmであったが、本発明を使用することにより、π/2シフト部をさらにL+L+L≒27mmも長くでき、π/2シフト部全体としての長さLとして37mmを確保できることになる。
さて、図3には、横軸にπ/2シフト部の長さL(従来技術ではL=L、本実施形態ではL=L+L+L+L)を、縦軸にπ/2シフトに必要なバイアス電圧を示す。図からわかるように、π/2シフトに必要なバイアス電圧はπ/2シフト部の長さLに完全に半比例する。従来技術におけるLはLのみ、つまり約10mmであったが、本実施形態におけるLはL+L+L+Lであり、約37mmもの長さになり、π/2シフトに必要なバイアス電圧は第2の従来技術の約23Vから6.1Vへと大幅に低減できる。
そして、本実施形態においては、図1において光導波路3n、3o、3r、3tの上方にのみバイアス用電極を形成し、3p、3q、3s、3uの上方には電極を形成しなくても本発明としての効果を発揮することができる。なお、これは光導波路の上方に中心導体を形成する方が接地導体を形成するよりも効率が高いためである。また、図1についてのみ説明したが、このことは本発明のすべての実施形態について適用可能である。
なお、図2において、分岐部9aはこの図のように、テーパで形成してもよいし、多モード干渉型(Multimode Interferometer:MMI)カプラなどテーパ以外の各種のカプラを用いても良いことは言うまでもない。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。図4は本実施形態に適用する電極を除く構造の上面図である。本実施形態ではチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3pと3q、チャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3s、ペアレントマッハツェンダ光導波路におけるY分岐アーム3uを含む領域10の分極を反転している。
図5にはπ/2シフト部に形成する中心導体11a、接地導体11bも示している。ここで、中心導体11aと接地導体11bがバイアス電圧用の電極である。図からわかるように分極反転領域10にあるチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3pと3q、チャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路3s、ペアレントマッハツェンダ光導波路におけるY分岐アーム3uの上方に中心導体11aが形成されている。一般に、光導波路の上方に中心導体がある方が、接地導体がある場合よりも屈折率変化の効率が高いので、π/2シフトに必要なバイアス電圧は低くなる。
(第3の実施形態)
図6に本発明の第3の実施形態についてその上面図を示す。ここで16aはπ/2シフト部における中心導体、16bはπ/2シフト部における接地導体である。つまり、中心導体16aと接地導体16bはバイアス電圧用の電極である。
本実施形態では、本発明の第1の実施形態で追加したペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3tと3u、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3n、3o、3p、3qの他に、ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3bと3c、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3f、3g、3h、3i(さらには、チャイルドマッハツェンダ光導波路の直前にある平行光導波路3d、3e)にもπ/2シフト部の役割を担わせている。従って、π/2シフト部としての全体の長さLは第1の実施形態の2倍となり、π/2シフトに必要なバイアス電圧が半減する。なお、本実施形態では入力側と出力側の中心導体と接地導体が各々接続されているので、π/2シフトに必要なバイアス電源は一つで済む。
(第4の実施形態)
図7に本発明の第4の実施形態についてその上面図を示す。本実施形態では、ペアレントマッハツェンダ光導波路におけるY分岐アーム3c、チャイルドマッハツェンダ光導波路の直前にある平行光導波路3e、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム3hと3iを含む領域10aの分極を反転している。ここで17aはπ/2シフト部における中心導体、17bはπ/2シフト部における接地導体である。つまり、中心導体17aと接地導体17bはバイアス電圧用の電極である。この構造を採用することにより、π/2シフトに必要なバイアス電圧は本発明における第2の実施形態の半分で済む。なお、本実施形態では入力側と出力側の中心導体と接地導体が各々接続されているので、π/2シフトに必要なバイアス電源は一つで済む。
(各実施形態について)
以上においては、DQPSKを例にとり説明したが、チャイルドマッハツェンダ光導波路が2個よりも多い構造についても適用できるし、π/2シフトではなく、mとnを整数としてmπ/nシフトのようにチャイルドマッハツェンダ光導波路同士間の光の位相を与える全ての光変調器に適用できる。また、Y分岐アームにバイアス電圧を印加するという本発明の考え方はDPSKのようにMZが1個の場合にも適用可能である。
さらに、チャイルドマッハツェンダ光導波路の前後に長さが10mm程度の平行光導波路を設けるとしたが、この平行導波路の長さは、さらに短くても長くても良いし、極端には長さはゼロでも良い。また、平行導波路の代わりに湾曲していても良い。なお、ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アームやチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームは直線として説明したが、曲線でも良い。
また、本発明の実施形態として、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームからペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでにバイアス電圧が印加される構成で説明してきたが、本発明はこれに限られるものではない。平行光導波路にバイアス電圧が印加される構成に加え、ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐部、およびチャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームの少なくとも1つにさらにバイアス電圧が印加される構成であれば、本発明に属すると言うことができる。そして、上述した平行光導波路がゼロである構成の場合にあっては、ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アームにバイアス電圧が印加される構成に加え、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐部と、チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームの少なくとも一方にさらにバイアス電圧が印加される構成であれば、本発明に属することになる。
また、進行波電極としてはCPW電極を例にとり説明したが、非対称コプレーナストリップ(ACPS)や対称コプレーナストリップ(CPS)などの各種進行波電極、あるいは集中定数型の電極でも良いことは言うまでもない。また、光導波路としてはマッハツェンダ型光導波路の他に、方向性結合器や直線など、その他の光導波路でも良いことは言うまでもない。
また、一般にバイアス部には高周波電気信号は印加されないので、バイアス相互作用部の特性インピーダンスは考える必要はなく、バイアス相互作用部の中心導体の幅は高周波電気信号用相互作用部の中心導体の幅よりも広くする、あるいはバイアス相互作用部における中心導体と接地導体の間のギャップを高周波電気信号用相互作用部における中心導体と接地導体の間のギャップよりも狭くすることが可能であることは言うまでもない。
また、以上の実施形態においては、z−カット基板について説明したが、x−カット、y−カットもしくはz−カットの面方位、即ち、基板表面(カット面)に対して垂直な方向に結晶のx軸、y軸もしくはz軸を持つ基板について適用可能であるし、以上に述べた各実施形態での面方位を主たる面方位とし、これらに他の面方位が副たる面方位として混在しても良い。また、LN基板のみでなく、リチウムタンタレートや半導体などその他の基板でも良いことは言うまでもない。
本発明の光変調器における第1の実施形態の模式的な上面図 本発明の原理を説明するための光導波路の上面図 本発明の原理を説明するための図 本発明の第2の実施形態についてその原理を説明するための光導波路の上面図 本発明の光変調器における第2の実施形態の模式的な上面図 本発明の光変調器における第3の実施形態の模式的な上面図 本発明の光変調器における第4の実施形態の模式的な上面図 第1の従来技術の上面図 第1の従来技術についての実際の構造の上面図 第2の従来技術の上面図
符号の説明
1:z−カットLN基板
3a:入力光導波路
3b、3c:ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム
3d、3e:チャイルドマッハツェンダ光導波路の直前にある平行光導波路
3f、3g、3h、3i:チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム
3j、3k、3l、3m:相互作用光導波路
3n、3o、3p、3q:チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム
3r、3s:チャイルドマッハツェンダ光導波路の直後にある平行光導波路
3t、3u:ペアレントマッハツェンダ光導波路のY分岐アーム
3v:出力光導波路
4a、4b、4c、4d:高周波電気信号用進行波電極の中心導体
5a、5b、5c、5d、5e:高周波電気信号用進行波電極の接地導体
6、20:π/2シフト部
7a、8a、11a、15a、16a、17a:バイアス電圧用の中心導体
7b、8b、11b、15b、16b、17b:バイアス電圧用の接地導体
9a:分岐部
10、10a:分極反転領域

Claims (7)

  1. 電気光学効果を有するz−カット基板と、該z−カット基板に形成された光を導波するための光導波路と、前記z−カット基板の一方の面側に形成され、前記光を変調する高周波電気信号を印加するための高周波電気信号用の中心導体及び接地導体からなる進行波電極と、前記光にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧用の中心導体及び接地導体からなるバイアス電極とを有し、
    前記光導波路には前記進行波電極に前記高周波電気信号を印加することにより前記光の位相を変調するための高周波電気信号用相互作用部と、前記バイアス電極にバイアス電圧を印加することにより前記光の位相を調整するためのバイアス用相互作用部とを具備しており、
    前記光導波路は、ペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路上にチャイルドマッハツェンダ光導波路をそれぞれ有するネスト型光導波路でなる光変調器において、
    前記バイアス電極は、前記チャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐部を含まず、前記チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームと前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路に沿って設けられ、当該バイアス電極の少なくとも一部は当該チャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐部を除く当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームと当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路の直上に設けられており、これにより、当該バイアス電極は、当該チャイルドマッハツェンダ光導波路の分岐部を除く当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームと、当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路とにバイアス電圧を印加するようになっていることを特徴とする光変調器。
  2. 電気光学効果を有するz−カット基板と、該z−カット基板に形成された光を導波するための光導波路と、前記z−カット基板の一方の面側に形成され、前記光を変調する高周波電気信号を印加するための高周波電気信号用の中心導体及び接地導体からなる進行波電極と、前記光にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧用の中心導体及び接地導体からなるバイアス電極とを有し、
    前記光導波路には前記進行波電極に前記高周波電気信号を印加することにより前記光の位相を変調するための高周波電気信号用相互作用部と、前記バイアス電極にバイアス電圧を印加することにより前記光の位相を調整するためのバイアス用相互作用部とを具備しており、
    前記光導波路は、ペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路上にチャイルドマッハツェンダ光導波路をそれぞれ有するネスト型光導波路でなる光変調器において、
    前記バイアス電極は、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路の一部から前記チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路に沿って設けられ、当該バイアス電極の少なくとも一部は当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路の一部から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路の直上に設けられており、これにより、当該バイアス電極は、当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路の一部から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路にバイアス電圧を印加するようになっていることを特徴とする光変調器。
  3. 電気光学効果を有するz−カット基板と、該z−カット基板に形成された光を導波するための光導波路と、前記z−カット基板の一方の面側に形成され、前記光を変調する高周波電気信号を印加するための高周波電気信号用の中心導体及び接地導体からなる進行波電極と、前記光にバイアス電圧を印加するためのバイアス電圧用の中心導体及び接地導体からなるバイアス電極とを有し、
    前記光導波路には前記進行波電極に前記高周波電気信号を印加することにより前記光の位相を変調するための高周波電気信号用相互作用部と、前記バイアス電極にバイアス電圧を印加することにより前記光の位相を調整するためのバイアス用相互作用部とを具備しており、
    前記光導波路は、ペアレントマッハツェンダ光導波路の分岐光導波路上にチャイルドマッハツェンダ光導波路をそれぞれ有するネスト型光導波路でなる光変調器において、
    前記バイアス電極は、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路から前記チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路に沿って設けられ、当該バイアス電極の少なくとも一部は当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路の直上に設けられており、これにより、当該バイアス電極は、当該ペアレントマッハツェンダ光導波路の当該分岐光導波路から当該チャイルドマッハツェンダ光導波路のY分岐アームまでの連続した光導波路にバイアス電圧を印加するようになっていることを特徴とする光変調器。
  4. 前記バイアス電極は、前記高周波電気信号用相互作用部よりも出力側の光導波路にバイアス電圧を印加するよう形成されていることを特徴とする請求項2もしくは請求項3に記載の光変調器。
  5. 前記バイアス電極は、前記高周波電気信号用相互作用部よりも入力側の光導波路にバイアス電圧を印加するよう形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の光変調器。
  6. 前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路のうちの一方の側における、前記ペアレントマッハツェンダ光導波路の前記分岐光導波路から前記チャイルドマッハツェンダ光導波路の前記Y分岐アームにわたる領域の少なくとも一部の下方に、分極反転領域が形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の光変調器。
  7. 前記バイアス電極は、少なくとも2つのマッハツェンダ型光導波路を伝搬した光の位相を互いにmπ/n(mとnは整数)異ならしめることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の光変調器。
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