JP5239610B2 - マッハツェンダ型光変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、マッハツェンダ型光変調器の駆動電圧低減技術に関する。
大容量の光伝送ネットワークの構築が進められる中、さらなる伝送容量の拡大や伝送距離の延長が課題となっている。その課題を克服する手段の一つとして、光のオンオフを用いてデータを伝送する光強度変調方式に代わり、DPSK(Differential Phase Shift Keying)などの光位相変調方式を用いた光伝送ネットワークの検討が進められている。このような位相変調方式を用いた光伝送ネットワークで使用されるDPSK方式の光送信器について、図10に示す。
図示の光送信器は、半導体レーザ1から出力されたCW(Continuous Wave)光をマッハツェンダ型光位相変調器2に通して位相変調し、光信号として送出する構成を有する。その光位相変調器2は、DPSKプリコーダ3に通したデータ信号に従いドライバ4から出力される駆動信号により、位相変調光信号を出力するもので、その仕組みについて図11に示している。LiNbO(以下LNとする)に代表される電気光学結晶の基板20にマッハツェンダ型の光導波路21を形成してあり、当該基板20の表面上には進行波電極22,23を形成してある。光導波路21は、光を入力するため基板端面に臨んだ入力部と、該入力部から分岐して伸延している分岐変調部(アーム)と、該分岐変調部を結合して基板端面に臨む出力部と、を備えたマッハツェンダ型である。この光導波路21における分岐変調部の部分に、電極22,23からの電界が作用することにより、その屈折率が変化し、位相変調が行われる。
電極22,23に印加する駆動信号の電圧は、光導波路21の二つの分岐変調部を伝搬する光の位相差を半波長とする電圧がVπのとき、一方の電極22に電圧Vπ、他方の電極23(反転)に電圧−Vπを与えることで、出力光の位相をπ変化させることができる。したがって、ドライバ4から出力される駆動信号は、一方の電極22に対して0〜Vπで変化させ且つ他方の電極23に対して0〜−Vπで変化させることで、データ信号に従った位相0,πの光位相変調を行うことができる(非特許文献1)。
"40-Gb/s RZ-Differential Phase Shift Keyed Transmission", A. Gnauck, ThE1, pp. 450-451, Vol. 2, OFC 2003
上記方式の光位相変調器20の場合、両分岐変調部の電極22,23に対して逆相の電気信号を同時印加する必要があるため、40Gb/s等の高速伝送においては駆動信号のタイミング調整が難しいという解決課題がある。そこで、このようなデュアル駆動方式に対し、図12(A)に示すようなX−cutのLN基板を用いた光位相変調器や、図12(B)に示すようなZ−cutのLN基板に分極反転領域を形成した光位相変調器のように、駆動信号を印加する進行波電極を一つにしたシングル駆動方式のものも提案されている。
しかし、このシングル駆動方式とした場合、上記同様に分岐変調部における光位相差を半波長とする電圧をVπとすると、位相0,πの光位相変調を行うためには、駆動信号を0〜2Vπで変化させねばならない。すなわち、シングル駆動方式では駆動信号の電圧が大きくなってしまい、高速伝送に適用するにあたって解決すべき課題となっている。
本発明は、このような技術背景に着目したもので、シングル駆動方式を適用したときに従来よりも低い電圧の駆動信号で位相変調を行うことの可能なマッハツェンダ型光変調器を提案するものである。
上記課題を解決するためにここで提案するマッハツェンダ型光変調器は、LNなどの電気光学結晶基板内に形成されるその光導波路について、入力部と、該入力部から分岐して伸延する複数の分岐変調部と、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、その入力ポートが前記分岐変調部につながっており、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる干渉光カプラ部と、該干渉光カプラ部の出力ポートにつながった複数の入力ポートを有すると共に複数の出力ポートを有し、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる出力光カプラ部と、を備えた光導波路とする。
あるいは、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる入力光カプラ部と、該入力光カプラ部の出力ポートから伸延した複数の分岐変調部と、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、その入力ポートが前記分岐変調部につながっており、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる干渉光カプラ部と、を備えた光導波路とすることを提案する。
この提案に係るマッハツェンダ型光変調器は、入力端から出力端までの間の少なくとも二箇所に複数入力×複数出力の光カプラ部を設けている。このような光カプラは、入射光が干渉し合って出射される結果、出射光において位相シフトが発生する性質をもつ。この光カプラで起こる位相シフトを利用すれば、駆動信号の電圧が低くても、必要な光位相変化を得ることが可能となる。すなわち、光導波路中に光カプラ部を適切に設ければ、分岐変調部における光位相差を半波長とする電圧がVπのとき、上述のようなシングル駆動方式の進行波電極に印加する駆動信号について、0〜Vπの電圧変化によって、データ信号に従った位相0,πの光位相変調を行うことができるようになる。あるいは、上述のような分岐変調部毎に進行波電極を設けたデュアル駆動方式であれば、分岐変調部における光位相差を半波長とする電圧がVπのとき、各進行波電極に印加する駆動信号について、0〜Vπ/2の電圧変化によって、データ信号に従った位相0,πの光位相変調を行うことができるようになる。
したがって、マッハツェンダ型光変調器の駆動電圧を低減することができ、40Gb/s等の高速伝送に対応した光送信器の実現に寄与する。
まず最初に、複数入力×複数出力の光カプラに入出射される光の位相関係に関し説明する。図1に、上記提案の光導波路に設ける光カプラ部の一例として、2入力×2出力の光カプラについて入射光と出射光の位相関係を示してある。一方の図2には、2入力×1出力の光カプラについて入射光と出射光の位相関係を示している。
図2に示す2×1光カプラの場合、二つの入力ポートに入射する入射光A,Bが結合されて一つの出力ポートから出射するので、その出射光Cにおいて入射光A,Bに対する位相シフトは生じない。これに対し、図1に示す2×2光カプラの場合、二つの入力ポートに入射する入射光A,Bが互いに干渉し合った後に二つの出力ポートから出射するので、その各出射光C,Dにおいて入射光A,Bに対する±π/4の位相シフトが生じる。これは、図1のような2×2光カプラにおける入射光と出射光とが次式(1)の関係にあるからである(参考:"Monolithic Demodulator for 40-Gb/s DQSP Using a Star Coupler", Christopher R. Doerr et al., Journal of Lightwave Technology, Vol. 24, No. 1, January 2006)。なお、式中、φは入射光に対する出射光の位相変化量、mleftは入力ポート番号、mrightは出力ポート番号、Mは入出力のポート数。
φ(mleft,mright
=(2π/M){mleft−(M+1)/2}{mright−(M+1)/2}・・・(1)
この位相関係を利用した本実施形態のマッハツェンダ型光変調器を図3に示している。当該光変調器は、電気光学結晶基板としてZ−cutのLN基板100を使用し、該基板100内に、マッハツェンダ型の光導波路101を形成してある。光導波路101は、半導体レーザ等によるCW光を入力するために、基板100の一方の端面に臨んだ入力部102と、この入力部102から分岐して互いに平行に伸延する2本の分岐変調部103,104と、を備えている。そして、その分岐変調部103,104にそれぞれ入力ポートがつながっている2入力×2出力の干渉光カプラ部105が設けられている。さらに、この干渉光カプラ部105の二つの出力ポートそれぞれに入力ポートがつながり、且つ出力ポートが基板100の他方の端面に臨んでいる2入力×2出力の出力光カプラ部106が設けられている。該出力光カプラ部106の出力ポートの片方から出力光信号を得ることができる。
当該光導波路101において、分岐変調部103,104を経た変調光は、図1に示したような2×2光カプラとなっている干渉光カプラ部105の入力ポートへ入力される。したがって、分岐変調部103,104の変調光(図1のA,B相当)に対し、干渉光カプラ部105の出力ポートから出力される干渉光(図1のC,D相当)には、±π/4の位相シフトが生じることになる。さらに、干渉光カプラ部105から出力された干渉光は、それぞれ出力光カプラ部106の入力ポートに入力される。この出力光カプラ部106も図1に示したような2×2光カプラとなっているので、入力ポートに入力される干渉光(図1のA,B相当)に対し、出力ポートから出力される出力光(図1のC,D相当)には±π/4の位相シフトが生じている。
このような基板100内に形成された光導波路101における分岐変調部103,104に対し、そのうちの片方の分岐変調部103の屈折率を変化させるべく、一つの進行波電極107が基板100の表面上に形成されている。図示の進行波電極107は、分岐変調部103の上方に重なるように形成され、例えば図10に示したようなドライバによる駆動信号を受け、分岐変調部103に電界を加える。この進行波電極107に印加する駆動信号は、分岐変調部103,104における光位相差を半波長とする電圧がVπのとき、0〜Vπの電圧変化で、データ信号に従った位相0,πの光位相変調を加え得る。
すなわち、図4の数式にも示しているように、片方の分岐変調部103の変調光に対してのみφ(0〜π)の位相変調を付与すれば、干渉光カプラ部105及び出力光カプラ部106を経ることによって位相シフトが発生し、出力光にはφ(0〜π)の位相変調が現れる。つまり、本実施形態の光導波路101によると、一つの進行波電極107に印加する駆動信号の電圧を0〜Vπで変化させれば、出力光カプラ部106から出力される出力光に位相0,πの位相変調が加えられる。図11中の式に示すように、従来技術の光導波路では、一方の分岐変調部の変調光に+φ、他方の分岐変調部の変調光に−φの位相変調をそれぞれ与えなければ、出力光にφの位相変調が現れない。したがって、駆動信号の電圧は、シングル駆動方式の場合で0〜2Vπ、デュアル駆動方式の場合で0〜Vπ及び0〜−Vπを必要としていた。これに比較すると、本実施形態の光導波路101によれば、駆動信号の電圧はシングル駆動方式で0〜Vπと、従来の半分のレベルで済むことが分かる。
なお、図示の光導波路101において、出力光を取り出す出力光カプラ部106の出力ポートは、正相又は逆相のどちらの出力光を得るかによって選択する。また、分岐変調部が入力部から2本に分岐する光導波路の例を示しているが、3本以上に分岐する場合でも光カプラ部を適用することができる。あるいは、入力部から分岐した各分岐変調部がそれぞれさらに分岐しているような多値変調方式の場合にも、光カプラ部を応用することができる。
図5に、シングル駆動方式の進行波電極を備えたマッハツェンダ型光変調器の他の実施形態を示している。図5(A)はX−cutのLN基板、図5(B)はZ−cutのLN基板を用いた実施形態である。
図5(A)の実施形態において、LN基板200内に形成された光導波路201は、入力部として2入力×2出力の入力光カプラ部202が設けられ、その入力ポートが基板200の一方の端面に臨んでいる。該入力光カプラ部202の出力ポートからは、それぞれ分岐変調部203,204が伸延している。分岐変調部203,204には、2入力×2出力の干渉光カプラ部205の二つの入力ポートがつながる。そして、この干渉光カプラ部205の二つの出力ポートは、2入力×1出力とした出力光カプラ部206の入力ポートとつながっている。出力光カプラ部206の一つの出力ポートは、基板200の他方の端面に臨んでいる。
この光導波路201においては、入力光カプラ部202の入力ポートのいずれか一方に光を入力すると、出力光カプラ部206の出力ポートから位相変調した出力光が得られる。進行波電極207は、分岐変調部203,204の中間位置に伸延するようにして基板表面上に形成されており、その両脇に所定の間隔をあけて沿うように2本の接地電極208,209が延設されている。これら進行波電極207及び各接地電極208,209の間で生じる電界により、各分岐変調部203,204の屈折率がそれぞれ変化することになる。
図5(B)の実施形態において、LN基板300内に形成された光導波路301は、図5(A)の光導波路201と同構造であり、入力部として2入力×2出力の入力光カプラ部302が設けられて、その入力ポートが基板300の一方の端面に臨んでいる。該入力光カプラ部302の出力ポートからそれぞれ分岐変調部303,304が伸延し、これら分岐変調部303,304に、2入力×2出力の干渉光カプラ部305の二つの入力ポートがつながっている。そして、この干渉光カプラ部305の二つの出力ポートが、2入力×1出力とした出力光カプラ部306の入力ポートとつながり、該出力光カプラ部306の一つの出力ポートが基板300の他方の端面に臨んでいる。
この光導波路301の場合も、入力光カプラ部302の入力ポートのいずれか一方に光を入力すると、出力光カプラ部306の出力ポートから位相変調した出力光が得られる。このような光導波路301を有する基板300内には、その分岐変調部303,304を形成してある部位の一部に、分極反転領域307が形成されている。一つの進行波電極308は、分極反転領域307の外では一方の分岐変調部303上に重なり、分極反転領域307の内では他方の分岐変調部304の上に重なるようにして、基板300上に延設されている。すなわち、進行波電極308は、分極反転領域307の内と外とで別の分岐変調部303,304の屈折率を変化させるように階段状に伸延している。
これら図5に示す実施形態の場合の位相シフトの説明図を図6に、その数式を図7に示す。入力光カプラ部202,302の性質により、一方の分岐変調部203,303を伝搬する光と他方の分岐変調部204,304を伝搬する光とには、図1で説明した±π/4の位相シフトが最初に生じる。当該光に対して分岐変調部203,303と分岐変調部204,304とでそれぞれ位相変調φ(0〜π/2,0〜−π/2)を付与する変調光が、干渉光カプラ部205,305に入力されると、該光カプラの性質により、図1で説明した±π/4の位相シフトが各干渉光に生じる。これら干渉光が出力光カプラ部206,306で結合される結果、出力光には位相0,πの位相変調が現れる。つまり、分岐変調部203,303,204,304における光位相差を半波長とする電圧がVπのとき、進行波電極207,308に印加する駆動信号を0〜Vπで電圧変化させると、データ信号に従った位相0,πの光位相変調を加えることができる。
図8には、デュアル駆動方式の実施形態を示す。図示の実施形態は、Z−cutのLN基板400内に、図5の実施形態同様の光導波路401を形成したものである。すなわち、光導波路401は、2入力×2出力の入力光カプラ部402と、その出力ポートから伸延する分岐変調部403,404と、該分岐変調部403,404に入力ポートがつながっている2入力×2出力の干渉光カプラ部405と、該干渉光カプラ部405の出力ポートに入力ポートがつながっている2入力×1出力の出力光カプラ部406と、を備えている。そして、その分岐変調部403,404毎に、本実施形態の場合は計2本の進行波電極407,408が、各分岐変調部403,404の屈折率を変化させるように、それぞれ分岐変調部403,404の上に重なるようにして基板上に延設されている。
このデュアル駆動方式の場合、前述のように、両進行波電極407,408に対し相補信号を印加する必要がある。しかし、図4の数式を参考にするとわかるように、分岐変調部403,404における光位相差を半波長とする電圧がVπのとき、駆動信号の電圧は、0〜Vπ/2と0〜−Vπ/2で変化させれば、出力光に位相0,πの光位相変調を与えることができる。つまり、相補関係の駆動信号を両進行波電極に印加する必要があるが、その電圧は1/2で済むので、従来よりも高周波に対応しやすい。
図9に、干渉光カプラ部を経た干渉光を一部取り出してモニタし、該モニタ結果に従ってドライバ(図10参照)にフィードバックをかけることで、駆動信号を制御できるようにした実施形態を示す。
LN基板500には、図3の実施形態と同様の光導波路501が形成されている。すなわち、図示の光導波路501は、光を入力するため基板端面に臨んだ入力部502と、該入力部502から2本に分岐して平行に伸延する分岐変調部503,504と、これら分岐変調部503,504に入力ポートがそれぞれつながった2入力×2出力の干渉光カプラ部505と、該干渉光カプラ部505の出力ポートに入力ポートがそれぞれつながった2入力×2出力の出力光カプラ部506と、を備えている。出力光カプラ部506の出力ポートが基板500の端面に臨んでいる。ただし、光導波路の形態はこれに限らず、図5の実施形態と同様の光導波路などにすることもできる。
基板500上に形成される進行波電極507は、一方の分岐変調部503の上に重なるように形成されたシングル駆動方式である。この進行波電極507には、上記で説明したとおりの駆動信号(0〜Vπ)が印加され、これにより出力光には位相0,πの位相変調が付与される。
本実施形態の場合、干渉光カプラ部505の出力ポートから、それぞれ基板500内に形成したモニタ導波路510,511を通して、干渉光の一部がフォトダイオード512,513へ取り出されている。このフォトダイオード512,513も基板500に作り込まれたものである。フォトダイオード512,513で光電変換されて出力される電気モニタ信号が電気回路のモニタ514へ提供され、該モニタ信号により得られるモニタ結果に従ってモニタ514がドライバ515へフィードバックをかける。これによりドライバ515から出力される駆動信号の周期や電圧等が制御される。
干渉光カプラ部505を経た後の干渉光は強度変調情報を有しているので、これを制御用モニタ光として利用することにより、光位相変調器の制御を行いやすいという利点がある。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 電気光学結晶基板内に形成された光導波路であって、入力部と、該入力部から分岐して伸延する複数の分岐変調部と、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、その入力ポートが前記分岐変調部につながっている干渉光カプラ部と、該干渉光カプラ部の出力ポートにつながった複数の入力ポートを有すると共に複数の出力ポートを有する出力光カプラ部と、を備えた光導波路
を含んで構成されるマッハツェンダ型光変調器。
(付記2) 電気光学結晶基板内に形成された光導波路であって、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有する入力光カプラ部と、該入力光カプラ部の出力ポートから伸延した複数の分岐変調部と、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、その入力ポートが前記分岐変調部につながっている干渉光カプラ部と、該干渉光カプラ部の出力ポートにつながった複数の入力ポートを有すると共に一つの出力ポートを有する出力光カプラ部と、を備えた光導波路
を含んで構成されるマッハツェンダ型光変調器。
(付記3) 付記1又は付記2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
前記干渉光カプラ部の出力ポートから出力される光の一部を取り出してモニタするモニタ部をさらに含んで構成されるマッハツェンダ型光変調器。
(付記4) 付記3記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
前記モニタ部が、前記基板に形成されたフォトダイオードを備えるマッハツェンダ型光変調器。
(付記5) 付記1又は付記2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
駆動信号を印加することにより少なくとも一つの前記分岐変調部の屈折率を変化させる、少なくとも一つの進行波電極をさらに含んで構成されるマッハツェンダ型光変調器。
(付記6) 付記5記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
前記分岐変調部が形成されている部位の前記基板内に分極反転領域が部分的に形成されており、
前記進行波電極は、当該分極反転領域の内と外とで別の前記分岐変調部の屈折率を変化させるように形成されているマッハツェンダ型光変調器。
(付記7) 付記1又は付記2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
駆動信号をそれぞれ印加することにより前記各分岐変調部の屈折率を変化させる、前記分岐変調部毎の進行波電極をさらに含んで構成されるマッハツェンダ型光変調器。
(付記8) 付記5〜7のいずれかに記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
前記干渉光カプラ部の出力ポートから出力される光の一部を取り出してモニタするモニタ部をさらに含み、
該モニタ部のモニタ結果に従って前記駆動信号が制御されるマッハツェンダ型光変調器。
(付記9) 付記8記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
前記モニタ部が、前記基板に形成されたフォトダイオードを備えるマッハツェンダ型光変調器。
2×2光カプラにおける入力ポートと出力ポートの光位相関係を説明した図。 2×1光カプラにおける入力ポートと出力ポートの光位相関係を説明した図。 第1実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器を示した平面図及び位相変化説明図。 第1実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器における光の位相変化を説明する数式。 (A)は第2実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器を示した平面図、(B)は第3実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器を示した平面図。 第2及び第3実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器における光の位相変化説明図。 第2及び第3実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器における光の位相変化を説明する数式。 第4実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器を示した平面図。 第5実施形態に係るマッハツェンダ型光変調器を示した平面図。 従来技術に係る光送信器を示したブロック図。 従来技術に係るマッハツェンダ型光変調器を示した平面図及び位相変化説明図。 従来技術に係る他のマッハツェンダ型光変調器を示した平面図。
符号の説明
100,200,300,400,500 電気光学結晶基板
101,201,301,401,501 光導波路
102,502 入力部
202,302,402 入力光カプラ部
103,203,303,403,503 分岐変調部
104,204,304,404,504 分岐変調部
105,205,305,405,505 干渉光カプラ部
106,206,306,406,506 出力光カプラ部
107,207,308,407,408,507 進行波電極

Claims (8)

  1. 電気光学結晶基板内に形成された光導波路であって、
    入力部と、
    該入力部から分岐して伸延する複数の分岐変調部と、
    複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、その入力ポートが前記分岐変調部につながっており、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる干渉光カプラ部と、
    該干渉光カプラ部の出力ポートにつながった複数の入力ポートを有すると共に複数の出力ポートを有し、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる出力光カプラ部と、
    を備えた光導波路
    含むマッハツェンダ型光変調器。
  2. 電気光学結晶基板内に形成された光導波路であって、
    複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる入力光カプラ部と、
    該入力光カプラ部の出力ポートから伸延した複数の分岐変調部と、
    複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、その入力ポートが前記分岐変調部につながっており、当該入力ポートに入力される入力光に対し、当該出力ポートから出力される出力光にπ/4の位相シフトが生じる干渉光カプラ部と、
    該干渉光カプラ部の出力ポートにつながった複数の入力ポートを有すると共に一つの出力ポートを有する出力光カプラ部と、
    を備えた光導波路
    含むマッハツェンダ型光変調器。
  3. 請求項1又は請求項2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
    前記分岐変調部のうちの一つの屈折率を変化させるべく進行波電極が形成されているマッハツェンダ型光変調器。
  4. 請求項1又は請求項2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
    前記干渉光カプラ部の出力ポートから出力される光の一部を取り出してモニタするモニタ部をさらに含むマッハツェンダ型光変調器。
  5. 請求項1又は請求項2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
    駆動信号を印加することにより少なくとも一つの前記分岐変調部の屈折率を変化させる、少なくとも一つの進行波電極を含むマッハツェンダ型光変調器。
  6. 請求項5記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
    前記分岐変調部が形成されている部位の前記基板内に分極反転領域が部分的に形成されており、
    前記進行波電極は、当該分極反転領域の内と外とで別の前記分岐変調部の屈折率を変化させるように形成されているマッハツェンダ型光変調器。
  7. 請求項1又は請求項2記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
    駆動信号をそれぞれ印加することにより前記各分岐変調部の屈折率を変化させる、前記分岐変調部毎の進行波電極を含むマッハツェンダ型光変調器。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項記載のマッハツェンダ型光変調器であって、
    前記干渉光カプラ部の出力ポートから出力される光の一部を取り出してモニタするモニタ部をさらに含み、
    該モニタ部のモニタ結果に従って前記駆動信号が制御されるマッハツェンダ型光変調器。
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