JPH0816521A - 情報通信システム、入力装置および携帯情報端末 - Google Patents

情報通信システム、入力装置および携帯情報端末

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JPH0816521A
JPH0816521A JP6174769A JP17476994A JPH0816521A JP H0816521 A JPH0816521 A JP H0816521A JP 6174769 A JP6174769 A JP 6174769A JP 17476994 A JP17476994 A JP 17476994A JP H0816521 A JPH0816521 A JP H0816521A
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JP
Japan
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data
information terminal
keyboard
portable information
computer
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Application number
JP6174769A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kaneko
克義 金子
Takashi Orimoto
孝 折本
Koji Moriya
孝司 守屋
Kazuyoshi Watanabe
一嘉 渡辺
Takayuki Hiroya
孝幸 廣谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH0816521A publication Critical patent/JPH0816521A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部機器との間で、正確にかつ容易にデータ
伝送できる情報通信システム、入力装置および携帯情報
端末を提供する。 【構成】 まず、データ転送処理を実行するに先だっ
て、携帯情報端末10で、受信ソフトが起動される。次
に、キーボード4において、データ送信の開始指示をキ
ー入力すると、コンピュータ1で送信ソフトが起動され
る。キーボード4では、キーマトリクス6の走査を停止
し、キーボード4の筐体上に設けられた赤外線モジュー
ル7をイネーブル状態とする。次いで、コンピュータ1
のデータを上記赤外線モジュール7によって送信する。
赤外線モジュール7から送信されたデータ(赤外線)
は、携帯型の携帯情報端末10に受信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器との間でデー
タを授受する情報通信システム、入力装置および携帯情
報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スケジュールや、住所録、メモ機
能を有し、システム手帳のように携帯される携帯情報端
末(PDA;パーソナル・デジタル・アシスタントと呼
ばれる)とコンピュータ(特に、パーソナルコンピュー
タ)との間で、データを授受する情報通信システムが知
られている。このような情報通信システムは、携帯情報
端末とコンピュータとの間では、例えば赤外線等を媒体
として相互に通信を行うようになっており、赤外線の送
受信を可能とするための赤外線通信装置が双方に設けら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯情報端
末とのデータ交換を意識した従来の情報通信システムで
は、一般に、コンピュータの後部に設けられた外部スロ
ットに上記赤外線通信装置を組み込むか、あるいは本体
自体に組み込まれるという構成になっていたため、以下
の問題点があった。 (イ)情報通信システムであるコンピュータと携帯情報
端末との間で、赤外線通信によってデータを転送しよう
とすると、コンピュータ側の赤外線通信装置が後部の外
部スロットに設けられているので、正常な通信を行うた
めに双方の位置を調整しなければならず、手間がかかる
という問題があった。 (ロ)また、赤外線通信装置が本体自体に設けられてい
る場合でも、その発光部あるいは受光部が障害物で隠れ
てしまうとか、対向する角度が不適切になってしまうの
で、やはり正常な通信を行うためには調整が必要となる
ので、手間がかかるという問題があった。 (ハ)また、双方の位置が適切でないと、通信途中で通
信エラーが生じ、正常に通信できないという問題があっ
た。 (ニ)また、携帯情報端末では、データの入力装置も小
型のため、多量のデータが入力するには不向きであると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明は、外部機器との間で、正確
にかつ容易にデータ伝送できる情報通信システム、入力
装置および携帯情報端末を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による情報通信システムは、多量のデ
ータを処理可能な電子機器と、データ入力およびデータ
処理が可能で、かつ携帯可能な携帯情報端末と、前記電
子機器とは別体であって、前記携帯情報端末との間で無
線でデータを授受する、筐体上へ配設された送受信手段
と、前記電子機器からのデータを前記送受信手段へ供給
するとともに、前記送受信手段からのデータを前記電子
機器へ送出する制御手段と、少なくとも文字データまた
は座標データのいずれか一方が入力されるデータ入力手
段とを備える入力装置とを具備することを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、前記データ入
力手段は、例えば請求項2記載のように、前記文字デー
タを入力するキーボードとしてもよい。また、前記送受
信手段は、例えば請求項3記載のように、少なくとも1
組の赤外線の発光部と受光部とを備え、赤外線によって
前記携帯情報端末とデータを授受するようにしてもよ
い。また、前記制御手段は、例えば請求項4記載のよう
に、前記データ入力手段と前記電子機器との間でのデー
タ形式と同じデータ形式で、前記送受信手段を介して前
記携帯情報端末との間でデータを授受するようにしても
よい。
【0007】また、前記入力装置は、例えば請求項5記
載のように、前記電子機器と前記携帯情報端末との間で
授受されるデータを格納する記憶手段を有し、前記電子
機器または前記携帯情報端末のいずれか一方から供給さ
れる全てのデータを、一旦、前記記憶手段に格納した
後、該記憶手段に格納したデータを他方へ順次送出する
ようにしてもよい。また、前記入力装置は、例えば請求
項6記載のように、前記電子機器に座標データを入力す
るポインティングデバイスであってもよい。
【0008】また、請求項7記載の発明による入力装置
は、多量のデータを処理可能な電子機器に接続され、少
なくとも文字データまたは座標データのいずれか一方が
入力されるデータ入力手段と、筐体上へ配設され、外部
機器との間でデータを無線で授受する送受信手段と、前
記電子機器から供給されるデータを前記送受信手段を介
して前記外部機器へ送出するとともに、前記送受信手段
で受信した前記外部機器からのデータを前記電子機器へ
送出する制御手段とを備えることを特徴とする。また、
好ましい態様として、前記制御手段は、例えば請求項8
記載のように、前記データ入力手段から特定のキー入力
があると、前記データ入力手段から入力されるデータ
を、前記送受信手段を介して、前記外部機器へ送出する
ようにしてもよい。
【0009】また、請求項9記載の発明による携帯情報
端末は、データ入力およびデータ処理が可能で、かつ携
帯可能であって、外部機器との間でデータを無線で授受
する送受信手段を具備することを特徴とする。また、好
ましい態様として、前記外部機器は、例えば請求項10
記載のように、多量のデータを処理可能な電子機器に接
続され、少なくとも文字データまたは座標データのいず
れか一方が入力されるデータ入力手段を備える入力装置
であってもよい。
【0010】また、請求項1記載の情報通信システムに
おいては、請求項11記載のように、前記電子機器また
は前記携帯情報端末のいずれか一方が送信状態となると
ともに、他方が受信状態となった後に、前記送信状態と
なった一方は、前記入力装置の前記送受信手段を介し
て、前記受信状態となった他方へデータを転送するよう
にしてもよい。また、請求項1記載の情報通信システム
においては、請求項12記載のように、前記電子機器ま
たは前記携帯情報端末のいずれか一方が送信状態となっ
て受信要求を送出すると、他方が強制的に受信状態とな
り、前記送信状態となった一方は、前記入力装置の前記
送受信手段を介して、前記受信状態となった他方へデー
タを転送するようにしてもよい。
【0011】また、請求項1記載の情報通信システムに
おいては、請求項13記載のように、前記電子機器また
は前記携帯情報端末のいずれか一方が受信状態となって
送信要求を送出すると、他方が強制的に送信状態とな
り、前記送信状態となった他方は、前記入力装置の前記
送受信手段を介して、前記受信状態となった一方へデー
タを転送するようにしてもよい。また、請求項1記載の
情報通信システムにおいては、請求項14記載のよう
に、前記電子機器または前記携帯情報端末のいずれか一
方が送信状態となって受信要求を送出すると、他方は受
信可能状態となるまで前記受信要求を無視して他の処理
を実行し続け、受信可能となった時点で受信状態とな
り、前記送信状態となった一方は、前記入力装置の前記
送受信手段を介して、前記受信状態となった他方へデー
タを転送するようにしてもよい。
【0012】また、請求項1記載の情報通信システムに
おいては、請求項15記載のように、前記電子機器また
は前記携帯情報端末のいずれか一方が受信状態となって
送信要求を送出すると、他方は送信可能状態となるまで
前記送信要求を無視して他の処理を実行し続け、送信可
能となった時点で送信状態となり、前記受信状態となっ
た一方は、前記入力装置の前記送受信手段を介して、前
記送信状態となった他方へデータを転送するようにして
もよい。また、請求項5記載の情報通信システムにおい
ては、請求項16記載のように、前記電子機器または前
記携帯情報端末のいずれか一方が送信状態となってデー
タを送信すると、該データの全ては前記入力装置の前記
記憶手段に一旦、格納され、その後、前記入力装置が他
方へ受信要求を送出し、他方が受信状態となると、前記
入力装置は前記記憶手段に格納したデータを前記受信状
態となった他方へ順次送出するようにしてもよい。
【0013】また、請求項5記載の情報通信システムに
おいては、請求項17記載のように、前記電子機器また
は前記携帯情報端末のいずれか一方が受信状態となって
送信要求を送出すると、他方が強制的に送信状態とな
り、該送信状態となった他方がデータを送信すると、該
データの全ては前記入力装置の前記記憶手段に一旦格納
され、その後、前記入力装置は前記記憶手段に格納した
データを前記受信状態となった一方へ順次送出するよう
にしてもよい。。また、請求項1記載の情報通信システ
ムにおける前記入力装置は、請求項18記載のように、
前記データ入力手段で特定のキーが押下されると、前記
データ入力手段から入力されるデータを前記送受信手段
を介して前記携帯情報端末に送出するようにしてもよ
い。
【0014】
【作用】本発明では、多量のデータを処理可能な電子機
器と携帯可能な携帯情報端末との間におけるデータ授受
が、上記電子機器とは別体で、データ入力手段を備える
入力装置の筐体上に設けられた送受信手段によって行わ
れる。したがって、携帯情報端末と入力装置との位置が
非常に容易に調整でき、正常な通信を行うことが可能と
なる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 A.実施例の構成 (a)情報通信システムのブロック構成 図1は本発明の実施例による情報通信システムの構成を
示すブロック図である。図において、1は主情報処理装
置であるコンピュータであり、通常、スタンドアローン
型、もしくはネットワーク上に接続された端末として、
種々のアプリケーションソフトウエアにより、さまざま
な業務を遂行する。コンピュータ1は、図示しないCP
U(中央処理装置)、主記憶装置等を内蔵する本体2
と、モニタ3と、キーボード4から構成されている。コ
ンピュータ1は、種々のアプリケーションソフトウエア
を実行することが可能であり、また、キーボード4によ
って多量のデータを入力することができる。これらデー
タは、図示していない、多量のデータを記憶するハード
ディスク、光磁気ディスク等の外部記憶装置に記憶され
るようになっている。キーボード4は、キーマトリクス
6のキー操作を検出したり、赤外線モジュール7を制御
して後述する携帯情報端末との通信処理等を行うように
なっている。なお、キーボード4の詳細な構成について
は後述する。
【0016】次に、10は携帯情報端末であり、液晶表
示部11と機能スイッチ12,13,14とを備えてい
る。携帯情報端末10は、利用者に携帯され、持ち運び
できるよう小型化されている。また、液晶表示部11
は、タッチパネルになっており、表示されたアイコン等
を所定のペン(図示略)、または利用者の指によって触
れることにより、データの入力や機能指示等が行われ
る。しかしながら、このような入力方式では、多量のデ
ータを入力することは難しく、簡単なメモや、スケジュ
ール等が入力される。この携帯情報端末10には、赤外
線通信のための図示しない赤外線モジュールが内蔵され
ており、上述したキーボード4に設けられた赤外線モジ
ュール7との赤外線通信により、データの授受を行うよ
うになっている。
【0017】(b)キーボードの構成 ここで、図2は、本実施例のキーボードの構成を示すブ
ロック図である。図において、キーボード4は、前述し
たように、CPU5、キーマトリクス6、赤外線モジュ
ール7およびバッファ8から構成されている。CPU5
は、キーマトリクス6の走査処理、および赤外線モジュ
ール7を制御して携帯情報端末10との通信処理を行
う。走査処理では、CPU5はキーマトリクス6を走査
し、キーが押下された場合には、どのキーが押下された
かを示すコードをコンピュータ1にシリアルデータで転
送する。例えば、キーマトリクス6の「A」が押下され
放たれた場合には、「1C,F0,1C」という3バイ
トのコードを送出する。なお、通信処理については後述
する。コンピュータ1とキーボード4との間のシリアル
転送は、データ長を8ビットで行われるので、コマンド
とデータを転送しようとすると、00〜FFまでのコー
ドしか転送できない。そこで、本実施例では、コンピュ
ータ1からのデータは、キーボード4からのデータと同
様に、1文字分のデータを複数バイドで表現するように
する。
【0018】キーマトリクス6は、アルファベットや、
数値、ファンクション等のキーが複数配列されたもので
ある。また、赤外線モジュール7は、赤外線ダイオード
等の発光素子を備える発光部7aと、赤外線フォトダイ
オード等の受光素子を備える受光部7bとから構成され
ている。発光部7aは、上記CPU5から供給されるデ
ータを赤外線として外部へ送信する。一方、受光部7b
は、外部からの赤外線を受光し、これを電気信号に変換
してCPU5へ供給する。なお、赤外線モジュール7に
は、図示しないが、デジタル信号を増幅する増幅器や、
上記電気信号を整形する整形回路等が備えられている。
また、バッファ8は、揮発性のRAM(ランダム・アク
セス・メモリ)等から構成され、後述する携帯情報端末
10との通信おいてデータが一時格納される記憶装置と
して用いられる。
【0019】(c)外観構成 次に、本実施例の情報通信システムの外観構成について
説明する。図3は本実施例の情報通信システムの外観構
成を示す斜視図である。なお、図1に対応する部分には
同一の符号を付けて説明を省略する。図において、コン
ピュータ1とキーボード4とは一般的なケーブルにより
接続されており、キーボード4上には、前述した赤外線
モジュール7が配設されている。キーボード4は、利用
者によって操作されるので、一般に、机上に置かれてお
り、また、利用者の手元にある。したがって、このキー
ボード4上に赤外線モジュール7を配設することで、赤
外線ユニットが障害物で隠れるとか、対向する角度が不
適切になるという問題が生ぜず、また、双方の位置の調
整が容易になり、コンピュータ1と携帯情報端末10と
の赤外線通信が円滑に行える。
【0020】B.実施例の動作 次に、上述した実施例の動作について図4ないし図24
を参照して説明する。本実施例では、下りデータ転送処
理、上りデータ転送処理、強制割り込み下りデータ転送
処理、強制割り込み上りデータ転送処理など、コンピュ
ータ1と携帯情報端末10との間でのデータ転送に異な
る方式がある。以下では、その動作毎に順次説明する。
なお、コンピュータ1から携帯情報端末10へのデータ
の流れを下りとし、携帯情報端末10からコンピュータ
1へのデータの流れを上りとする。
【0021】B−1.第1動作例 本第1動作例では、コンピュータ1および携帯情報端末
10の双方で、送信ソフト、あるいは受信ソフトを起動
しておいてから、コンピュータ1と携帯情報端末10と
の間でデータの転送を行う。 (a)下りデータ転送処理 図4は第1動作例によるコンピュータ1から携帯情報端
末10へデータを送信する下りデータ転送処理を説明す
るためのフローチャートである。以下に述べるステップ
S10〜ステップS18は携帯情報端末10の処理、ス
テップS30〜ステップS44はキーボード4の処理、
ステップS50〜ステップS58はコンピュータ1の処
理を示すものである。まず、下りデータ転送処理を実行
するに先だって、携帯情報端末10で、ステップS10
で受信ソフトを起動する。次いで、ステップS12へ進
み、キーボード4からの転送要求を受信したか否かを判
断する。そして、転送要求を受信していない場合には、
ステップS12における判断結果は「NO」となり、転
送要求を受信するまで、ステップS12を繰り返し実行
する。
【0022】次に、キーボード4において、ステップS
30で、下りデータ送信の開始指示をキー入力する。下
りデータ送信の開始指示がキー入力されると、キーボー
ド4のCPU5がそのコードをコンピュータ1へ送出す
る。次に、ステップS32へ進み、コンピュータ1から
の転送要求を受信したか否かを判断する。そして、転送
要求を受信していない場合には、ステップS32におけ
る判断結果は「NO」となり、転送要求を受信するま
で、同ステップS32を繰り返し実行する。
【0023】一方、コンピュータ1においては、上記下
りデータ送信の開始指示のコードを受信すると、ステッ
プS50で送信ソフトを起動する。次いで、ステップS
52へ進み、転送要求をキーボード4へ送出する。その
後、ステップS54において、キーボード4からのAC
K信号を受信したか否かを判断する。そして、ACK信
号を受信していない場合には、ステップS54における
判断結果が「NO」となり、キーボード4からのACK
信号を受信するまで、同ステップS54を繰り返し実行
する。
【0024】キーボード4では、上記転送要求を受信す
ると、ステップS32における判断結果が「YES」と
なり、ステップS34へ進む。ステップS34では、キ
ーマトリクス6から赤外線モジュール6へ制御を切り替
える。すなわち、キーマトリクス6の走査を停止し、赤
外線モジュール7をイネーブル状態とする。次いで、ス
テップS36へ進み、赤外線モジュール7を介して携帯
情報端末10へ転送要求を送信する。そして、ステップ
S38で、携帯情報端末10からのACK信号を受信し
たか否かを判断する。ACK信号を受信していない場合
には、ステップS38における判断結果は「NO」とな
り、ステップS36へ戻る。そして、ACK信号を受信
するまで、ステップS36を実行し、携帯情報端末10
へ転送要求を繰り返し送出する。
【0025】これに対して、携帯情報端末10では、キ
ーボード4からの上記転送要求を受信すると、ステップ
S12における判断結果が「YES」となり、ステップ
S14へ進む。ステップS14では、キーボード4へA
CK信号を送出した後、ステップS46へ進む。一方、
キーボード4では、上記携帯情報端末10からのACK
信号を赤外線モジュール7によって受信すると、ステッ
プS38における判断結果が「YES」となり、ステッ
プS40へ進む。ステップS40では、コンピュータ1
へACK信号を送出した後、ステップS42へ進む。コ
ンピュータ1では、上記キーボード4からのACK信号
を受信すると、ステップS54における判断結果が「Y
ES」となり、ステップS56へ進む。
【0026】以上の処理で、コンピュータ1、キーボー
ド4および携帯情報端末10は、通信可能状態となり、
通信回線が確立される。そして、コンピュータ1はステ
ップS56で、キーボード4はステップS42で、携帯
情報端末10はステップS16で、各々が同期をとりな
がら、コンピュータ1→キーボード4→携帯情報端末1
0の方向で、データ転送(下り処理)を行う。なお、こ
の下り処理の詳細については後述する。
【0027】そして、携帯情報端末10では、上記ステ
ップS16での下り処理が終了すると、ステップS18
へ進み、終了処理を行う。このステップS18の終了処
理では、例えば、データ転送(受信)が正常に終了した
か、あるいはエラーが発生したかなどを液晶表示部11
に表示した後、受信ソフトを終了する。また、キーボー
ド4では、上記ステップS42での下り処理が終了する
と、ステップS44へ進み、赤外線モジュールからキー
マトリクス6へ制御を切り替えた後、当該処理を終了す
る。一方、コンピュータ1では、上記ステップS56で
の下り処理が終了すると、ステップS58へ進み、終了
処理を行う。このステップS58の終了処理では、上述
した携帯情報端末10と同様に、例えば、データ転送
(送信)が正常に終了したか、あるいはエラーが発生し
たかなどをモニタ3に表示した後、送信ソフトを終了す
る。
【0028】(b)下り処理 次に、上述した図4に示すステップS16、S42、S
56で説明した下り処理について図5を参照して説明す
る。図5は本実施例の下り処理の動作を示すフローチャ
ートである。この下り処理は、サブルーチン化されてお
り、後述する別の下りデータ転送処理でも用いられる。
以下に述べるステップS60〜S68はコンピュータ1
の処理、ステップS80〜S94はキーボード4の処
理、ステップS100〜S106は携帯情報端末10の
処理を示すものである。
【0029】まず、コンピュータ1において、ステップ
S60で、1文字分のデータをキーボード4へ送出す
る。次に、ステップS62へ進み、キーボード4からの
ACK信号を受信したか否かを判断する。そして、AC
K信号を受信していない場合には、ステップS62にお
ける判断結果は「NO」となり、ステップS60へ戻
り、キーボード4からのACK信号を受信するまで、1
文字分の同データを繰り返し送出する。
【0030】これに対して、キーボード4では、ステッ
プS80で、コンピュータ1からのデータを受信したか
否かを判断する。そして、データを受信していない場合
には、ステップS80における判断結果は「NO」とな
り、データを受信するまで、同ステップS80を繰り返
し実行する。一方、データを受信すると、ステップS8
0における判断結果が「YES」となり、ステップS8
2へ進む。ステップS82では、コンピュータ1から受
信した1文字分のデータを赤外線モジュール7を介して
携帯情報端末10へ送信する。次に、ステップS84へ
進み、携帯情報端末10からのACK信号を受信したか
否かを判断する。そして、ACK信号を受信していない
場合には、ステップS84における判断結果は「NO」
となり、ステップS82へ戻り、携帯情報端末10から
のACK信号を受信するまで、繰り返しデータを送信す
る。
【0031】携帯情報端末10では、ステップS100
で、キーボード4からのデータを受信したか否かを判断
する。そして、データを受信していない場合には、ステ
ップS100における判断結果は「NO」となり、デー
タを受信するまで、同ステップS100を繰り返し実行
する。一方、キーボード4からのデータを受信すると、
ステップS100における判断結果が「YES」とな
り、ステップS102へ進む。ステップS102では、
データを受信したことを示すACK信号をキーボード4
へ送出する。次に、ステップS104へ進み、キーボー
ド4からの終了コマンドを受信したか否か、すなわちス
テップS102で受信したデータが最後のデータである
か否かを判断する。そして、終了コマンドを受信してい
ない場合には、ステップS104における判断結果は
「NO」となり、ステップS100へ戻る。
【0032】一方、キーボード4では、携帯情報端末1
0からのACK信号を受信すると、ステップS84にお
ける判断結果が「YES」となり、ステップS86へ進
む。ステップS86では、携帯情報端末10が1文字分
のデータを受信したことを示すACK信号をコンピュー
タ1へ送出する。次いで、ステップS88へ進み、コン
ピュータ1からの終了コマンドを受信したか否か、すな
わちステップS80で受信したデータが最後のデータで
あるか否かを判断する。そして、終了コマンドを受信し
ていない場合には、ステップS88における判断結果は
「NO」となり、ステップS80へ戻る。
【0033】一方、コンピュータ1では、キーボード4
からのACK信号を受信すると、ステップS62におけ
る判断結果が「YES」となり、ステップS64へ進
む。ステップS64では、送信すべきデータが無くなっ
たか否か、すなわちステップS60で送信したデータが
最後のデータであるか否かを判断する。そして、最後の
データでない場合には、ステップS64における判断結
果は「NO」となり、ステップS60へ戻る。
【0034】以下、コンピュータ1では、最後のデータ
を送出するまで、ステップS60〜S64を繰り返し実
行して、1文字分づつキーボード4へデータを送出す
る。また、キーボード4では、ステップS80〜S88
を繰り返し実行して、コンピュータ1から送出されてき
たデータを順次、携帯情報端末10へ送出する。また、
携帯情報端末10では、ステップS100〜S104を
繰り返し実行して、キーボード4から送出されてきたデ
ータを順次受信する。
【0035】そして、コンピュータ1において、送信す
べきデータが無くなると、ステップS64における判断
結果が「YES」となり、ステップS66へ進む。ステ
ップS66では、送信すべきデータがなくなり、送信を
終了することを示す終了コマンドをキーボード4へ送出
する。次に、ステップS68へ進み、キーボード4から
のACK信号を受信したか否かを判断する。そして、A
CK信号を受信していない場合には、ステップS68に
おける判断結果は「NO」となり、キーボード4からA
CK信号を受信するまで、同ステップS68を繰り返し
実行する。
【0036】これに対して、キーボード4では、上記終
了コマンドを受信すると、ステップS88における判断
結果が「YES」となり、ステップS90へ進む。ステ
ップS90では、送信を終了することを示す終了コマン
ドを赤外線モジュール7を介して携帯情報端末10へ送
出する。次に、ステップS92へ進み、携帯情報端末1
0からのACK信号を受信したか否かを判断する。そし
て、ACK信号を受信していない場合には、ステップS
92における判断結果は「NO」となり、携帯情報端末
10からACK信号を受信するまで、同ステップS92
を繰り返し実行する。一方、携帯情報端末10では、キ
ーボード4からの終了コマンドを受信すると、ステップ
S104における判断結果が「YES」となり、ステッ
プS106へ進む。ステップS106では、終了コマン
ドを受信したことを示すACK信号をキーボード4へ送
出する。その後、当該サブルーチンを終了し、前述した
図4に示す下り転送処理へ戻る。
【0037】これに対して、キーボード4では、携帯情
報端末10からのACK信号を赤外線モジュール7を介
して受信すると、ステップS92における判断結果が
「YES」となり、ステップS94へ進む。ステップS
94では、携帯情報端末10が終了コマンドを受信した
ことを示すACK信号をコンピュータ1へ送出する。そ
の後、当該サブルーチンを終了し、前述した図4に示す
下り転送処理へ戻る。また、コンピュータ1では、キー
ボード4からのACK信号を受信すると、ステップS6
8における判断結果が「YES」となり、当該サブルー
チンを終了して、前述した図4に示す下り転送処理へ戻
る。
【0038】このようにして、図5に示す下り処理で
は、コンピュータ1から送出されるデータが1文字づつ
キーボード4を介して携帯情報端末10へ送信される。
携帯情報端末10で受信されたデータは所定のメモリな
どに格納される。
【0039】(c)上りデータ転送処理 次に、図6は第1動作例による携帯情報端末10からコ
ンピュータ1へデータを送信する上りデータ転送処理を
説明するためのフローチャートである。以下に述べるス
テップS110〜ステップS124はキーボード4の処
理、ステップS130〜ステップS138はコンピュー
タ1の処理、ステップS140〜ステップS148は携
帯情報端末10の処理を示すものである。まず、下りデ
ータ転送処理を実行するに先だって、携帯情報端末10
において、ステップS140で送信ソフトを起動する。
次いで、ステップS142へ進み、キーボード4からの
転送要求を受信したか否かを判断する。そして、転送要
求を受信していない場合には、ステップS142におけ
る判断結果は「NO」となり、転送要求を受信するま
で、ステップS142を繰り返し実行する。
【0040】次に、キーボード4では、ステップS11
0において、上りデータ送信の開始指示をキー入力す
る。上りデータ送信の開始指示がキー入力されると、キ
ーボード4のCPU5がそのコードをコンピュータ1へ
送出する。次に、ステップS112へ進み、コンピュー
タ1からの転送要求を受信したか否かを判断する。そし
て、転送要求を受信していない場合には、ステップS1
12における判断結果は「NO」となり、転送要求を受
信するまで、同ステップS112を繰り返し実行する。
一方、コンピュータ1では、上記上りデータ送信の開始
指示のコードを受信すると、ステップS130で受信ソ
フトを起動する。次いで、ステップS132へ進み、転
送要求をキーボード4へ送出する。その後、ステップS
134において、キーボード4からのACK信号を受信
したか否かを判断する。そして、ACK信号を受信して
いない場合には、ステップS134における判断結果は
「NO」となり、キーボード4からのACK信号を受信
するまで、同ステップS134を繰り返し実行する。
【0041】キーボード4では、コンピュータ1からの
転送要求を受信すると、ステップS112における判断
結果が「YES」となり、ステップS114へ進む。ス
テップS114では、キーマトリクス6から赤外線モジ
ュール6へ制御を切り替える。すなわち、キーマトリク
ス6の走査を停止し、赤外線モジュール7をイネーブル
状態とする。次いで、ステップS116へ進み、赤外線
モジュール7を介して携帯情報端末10へ転送要求を送
出する。そして、ステップS118で、携帯情報端末1
0からのACK信号を受信したか否かを判断する。AC
K信号を受信していない場合には、ステップS118に
おける判断結果は「NO」となり、ステップS116へ
戻る。そして、ACK信号を受信するまで、ステップS
116を実行し、携帯情報端末10へ転送要求を繰り返
し送出する。
【0042】これに対して、携帯情報端末10では、キ
ーボード4からの転送要求を受信すると、ステップS1
42における判断結果が「YES」となり、ステップS
144へ進む。ステップS144では、キーボード4へ
ACK信号を送出した後、ステップS146へ進む。ま
た、キーボード4では、上記携帯情報端末10からのA
CK信号を赤外線モジュール7によって受信すると、ス
テップS118における判断結果が「YES」となり、
ステップS120へ進む。ステップS20では、コンピ
ュータ1へACK信号を送出した後、ステップS122
へ進む。また、コンピュータ1では、上記キーボード4
からのACK信号を受信すると、ステップS134にお
ける判断結果が「YES」となり、ステップS136へ
進む。
【0043】以上の処理で、コンピュータ1、キーボー
ド4および携帯情報端末10は、通信可能状態となり、
通信回線が確立される。そして、キーボード4はステッ
プS122で、コンピュータ1はステップS136で、
携帯情報端末10はステップS146で、各々が同期を
とりながら、携帯情報端末10→キーボード4→コンピ
ュータ1の方向でデータ転送(上り処理)を行う。な
お、この上り処理の詳細については後述する。
【0044】そして、キーボード4では、上記ステップ
S122での下り処理が終了すると、ステップS124
へ進み、赤外線モジュールからキーマトリクス6へ制御
を切り替えた後、当該処理を終了する。また、コンピュ
ータ1では、上記ステップS136での下り処理が終了
すると、ステップS138へ進み、終了処理を行う。こ
のステップS138の終了処理では、例えば、データ転
送(受信)が正常に終了したか、あるいはエラーが発生
したかなどをモニタ3に表示した後、受信ソフトを終了
する。一方、携帯情報端末10では、上記ステップS1
46での下り処理が終了すると、ステップS148へ進
み、終了処理を行う。このステップS148の終了処理
では、上述したコンピュータ1と同様に、例えば、デー
タ転送(送信)が正常に終了したか、あるいはエラーが
発生したかなどを液晶表示部11に表示した後、送信ソ
フトを終了する。
【0045】(d)上り処理 次に、上述した図6に示すステップS122、S13
6、S146で説明した上り処理について図7を参照し
て説明する。図7は本実施例の上り処理の動作を示すフ
ローチャートである。この上り処理は、前述した下り処
理と同様に、サブルーチン化されており、後述する別の
上りデータ転送処理でも用いられる。以下に述べるステ
ップS150〜S158は携帯情報端末10の処理、ス
テップS160〜S174はキーボード4の処理、ステ
ップS180〜S186はコンピュータ1の処理を示す
ものである。
【0046】まず、携帯情報端末10において、ステッ
プS150で、1文字分のデータを赤外線モジュール7
を介してキーボード4へ送出する。次に、ステップS1
52へ進み、キーボード4からのACK信号を受信した
か否かを判断する。そして、ACK信号を受信していな
い場合には、ステップS152における判断結果は「N
O」となり、ステップS150へ戻り、キーボード4か
らのACK信号を受信するまで、1文字分の同データを
繰り返し送出する。
【0047】これに対して、キーボード4では、ステッ
プS160で、携帯情報端末10からのデータを受信し
たか否かを判断する。そして、データを受信していない
場合には、ステップS160における判断結果は「N
O」となり、データを受信するまで、同ステップS16
0を繰り返し実行する。一方、赤外線モジュール7によ
ってデータを受信すると、ステップS160における判
断結果が「YES」となり、ステップS162へ進む。
ステップS162では、携帯情報端末10から受信した
1文字分のデータをコンピュータ1へ送出する。次に、
ステップS164へ進み、コンピュータ1からのACK
信号を受信したか否かを判断する。そして、ACK信号
を受信していない場合には、ステップS164における
判断結果は「NO」となり、ステップS162へ戻り、
コンピュータ1からのACK信号を受信するまで、繰り
返しデータを送出する。
【0048】一方、コンピュータ1では、ステップS1
80で、キーボード4からのデータを受信したか否かを
判断する。そして、データを受信していない場合には、
ステップS180における判断結果は「NO」となり、
データを受信するまで、同ステップS180を繰り返し
実行する。一方、キーボード4からのデータを受信する
と、ステップS180における判断結果が「YES」と
なり、ステップS182へ進む。ステップS182で
は、データを受信したことを示すACK信号をキーボー
ド4へ送出する。次に、ステップS184へ進み、キー
ボード4からの終了コマンドを受信したか否か、すなわ
ちステップS180で受信したデータが最後のデータで
あるか否かを判断する。そして、終了コマンドを受信し
ていない場合には、ステップS184における判断結果
は「NO」となり、ステップS180へ戻る。
【0049】一方、キーボード4では、コンピュータ1
からのACK信号を受信すると、ステップS164にお
ける判断結果が「YES」となり、ステップS166へ
進む。ステップS166では、コンピュータ1が1文字
分のデータを受信したことを示すACK信号を赤外線モ
ジュール7を介して携帯情報端末10へ送信する。次い
で、ステップS168へ進み、携帯情報端末10からの
終了コマンドを受信したか否か、すなわちステップS1
60で受信したデータが最後のデータであるか否かを判
断する。そして、終了コマンドを受信していない場合に
は、ステップS168における判断結果は「NO」とな
り、ステップS160へ戻る。
【0050】これに対して、携帯情報端末10では、キ
ーボード4からのACK信号を受信すると、ステップS
152における判断結果が「YES」となり、ステップ
S154へ進む。ステップS154では、送信すべきデ
ータが無くなったか否か、すなわちステップS150で
送信したデータが最後のデータであるか否かを判断す
る。そして、最後のデータでない場合には、ステップS
154における判断結果は「NO」となり、ステップS
150へ戻る。
【0051】以下、携帯情報端末10では、最後のデー
タを送出するまで、ステップS150〜S154を繰り
返し実行して、1文字分づつキーボード4へデータを送
信する。また、キーボード4では、ステップS160〜
S168を繰り返し実行して、携帯情報端末10からの
データを赤外線モジュール7によって受信するととも
に、順次、コンピュータ1へ送出する。また、コンピュ
ータ1では、ステップS180〜S184を繰り返し実
行して、キーボード4から送出されてきたデータを順次
受信する。
【0052】そして、携帯情報端末10において、送信
すべきデータが無くなると、ステップS154における
判断結果が「YES」となり、ステップS156へ進
む。ステップS156では、送信すべきデータがなくな
り、送信を終了することを示す終了コマンドをキーボー
ド4へ送信する。次に、ステップS158へ進み、キー
ボード4からのACK信号を受信したか否かを判断す
る。そして、ACK信号を受信していない場合には、ス
テップS158における判断結果は「NO」となり、キ
ーボード4からACK信号を受信するまで、同ステップ
S158を繰り返し実行する。
【0053】これに対して、キーボード4では、携帯情
報端末10からの終了コマンドを赤外線モジュール7に
よって受信すると、ステップS168における判断結果
が「YES」となり、ステップS170へ進む。ステッ
プS170では、送信を終了することを示す終了コマン
ドをコンピュータ1へ送出する。次に、ステップS17
2へ進み、コンピュータ1からACK信号を受信したか
否かを判断する。そして、ACK信号を受信していない
場合には、ステップS172における判断結果は「N
O」となり、コンピュータ1からACK信号を受信する
まで、同ステップS172を繰り返し実行する。一方、
コンピュータ1では、キーボード4からの終了コマンド
を受信すると、ステップS184における判断結果が
「YES」となり、ステップS186へ進む。ステップ
S186では、終了コマンドを受信したことを示すAC
K信号をキーボード4へ送出する。その後、当該サブル
ーチンを終了し、前述した図6に示す上り転送処理へ戻
る。
【0054】また、キーボード4では、コンピュータ1
からのACK信号を受信すると、ステップS172にお
ける判断結果が「YES」となり、ステップS174へ
進む。ステップS174では、コンピュータ1が終了コ
マンドを受信したことを示すACK信号を、赤外線モジ
ュール7を介して携帯情報端末10へ送信する。その
後、当該サブルーチンを終了し、前述した図6に示す上
り転送処理へ戻る。また、携帯情報端末10では、キー
ボード4からのACK信号を受信すると、ステップS1
58における判断結果が「YES」となり、当該サブル
ーチンを終了して、前述した図6に示す上り転送処理へ
戻る。
【0055】このようにして、図7に示す上り処理で
は、携帯情報端末10から送出されるデータが1文字づ
つキーボード4を介してコンピュータ1へ送信される。
コンピュータ1で受信されたデータは所定のメモリなど
に格納される。
【0056】B−2.第2動作例 次に、本実施例の第2動作例について説明する。前述し
た、第1動作例による下り・上りデータ転送処理では、
コンピュータ1および携帯情報端末10の双方で、送信
ソフト、あるいは受信ソフトを起動しておいてから、デ
ータの転送を行うようにした。これに対して、本第2動
作例では、送信側、あるいは受信側のいずれか一方から
相手側に送信要求、受信要求を出して割り込みをかけ、
強制的にデータの転送を行うものである。割り込みがか
けられる側では、強制的に受信ソフト、あるいは送信ソ
フトが起動されて、受信状態、あるいは送信状態となる
ので、利用者が受信ソフト、あるいは送信ソフトを起動
する必要はない。
【0057】(a)PCの強制割り込み下りデータ転送
処理 図8は第2動作例においてコンピュータ1の強制割り込
みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へデー
タを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を説明す
るためのフローチャートである。以下に述べるステップ
S190〜ステップS204はキーボード4の処理、ス
テップS210〜ステップS218はコンピュータ1の
処理、ステップS230〜ステップS236は携帯情報
端末10の処理を示すものである。まず、キーボード4
において、ステップS190で、強制割り込み下りデー
タ送信の開始指示をキー入力する。強制割り込み下りデ
ータ送信の開始指示がキー入力されると、キーボード4
のCPU5は、そのコードをコンピュータ1へ送出す
る。次に、ステップS192へ進み、コンピュータ1か
らの転送要求を受信したか否かを判断し、転送要求を受
信していない場合には、同ステップS102を繰り返し
実行する。
【0058】一方、コンピュータ1では、キーボード4
からの下りデータ送信の開始指示のコードを受信する
と、ステップS210で送信ソフトを起動する。次い
で、ステップS212へ進み、受信要求をキーボード4
へ送出する。その後、ステップS214において、キー
ボード4からのACK信号を受信したか否かを判断し、
ACK信号を受信していない場合には、キーボード4か
らのACK信号を受信するまで、同ステップS214を
繰り返し実行する。
【0059】これに対して、キーボード4では、コンピ
ュータ1からの受信要求を受信すると、ステップS19
2における判断結果が「YES」となり、ステップS1
94へ進む。ステップS194では、キーマトリクス6
の走査を停止し、赤外線モジュール7をイネーブル状態
とする。次いで、ステップS196へ進み、赤外線モジ
ュール7を介して携帯情報端末10へ受信要求を送信す
る。そして、ステップS198で、携帯情報端末10か
らのACK信号を受信したか否かを判断し、ACK信号
を受信していない場合には、ステップS196へ戻る。
そして、ACK信号を受信するまで、ステップS196
を実行し、携帯情報端末10へ転送要求を繰り返し送出
する。
【0060】一方、携帯情報端末10では、キーボード
4からの受信要求を受信すると、ステップS230で受
信ソフトを起動し、ステップS232へ進む。ステップ
S232では、キーボード4へACK信号を送出した
後、ステップS234へ進む。また、キーボード4で
は、上記携帯情報端末10からのACK信号を赤外線モ
ジュール7によって受信すると、ステップS198から
ステップS200へ進み、コンピュータ1へACK信号
を送出した後、ステップS202へ進む。また、コンピ
ュータ1では、上記キーボード4からのACK信号を受
信すると、ステップS214における判断結果が「YE
S」となり、ステップS216へ進む。
【0061】以上の処理で、コンピュータ1、キーボー
ド4および携帯情報端末10は、通信可能状態となり通
信回線が確立される。そして、キーボード4はステップ
S202で、コンピュータ1はステップS216で、携
帯情報端末10はステップS234で、各々が同期をと
りながら、コンピュータ1→キーボード4→携帯情報端
末10の方向で、前述した図5に示す下り処理に従って
データを転送する。
【0062】そして、キーボード4では、上記ステップ
S202での下り処理が終了すると、ステップS204
へ進み、赤外線モジュールからキーマトリクス6へ制御
を切り替えた後、当該処理を終了する。また、コンピュ
ータ1では、上記ステップS216での下り処理が終了
すると、ステップS218へ進み、例えば、データ転送
(送信)が正常に終了したか、あるいはエラーが発生し
たかなどをモニタ3に表示した後、送信ソフトを終了す
る。一方、携帯情報端末10では、上記ステップS23
4での下り処理が終了すると、ステップS236へ進
み、上述したコンピュータ1と同様に、例えば、データ
転送(受信)が正常に終了したか、あるいはエラーが発
生したかなどを液晶表示部11に表示した後、受信ソフ
トを終了し、割り込みがかかる前の処理へ戻る。
【0063】(b)強制割り込みによる下りデータ転送
処理 次に、図9は第2動作例における携帯情報端末10の強
制割り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末1
0へデータを送信する強制割り込み下りデータ転送処理
を説明するためのフローチャートである。以下に述べる
ステップS240〜ステップS248は携帯情報端末1
0の処理、ステップS260〜ステップS270はキー
ボード4の処理、ステップS280〜ステップS288
はコンピュータ1の処理を示すものである。この強制割
り込み下りデータ転送処理では、携帯情報端末10で、
コンピュータ1へ強制的にデータ転送を指示してデータ
の受信を行う。コンピュータ1では、自動的に送信ソフ
トが起動するので、利用者は操作しなくともよい。
【0064】まず、携帯情報端末10において、ステッ
プS240で、受信ソフトを起動する。次いで、ステッ
プS242へ進み、キーボード4へ送信要求を送信す
る。その後、ステップS244で、キーボード4からの
ACK信号を受信したか否かを判断し、ACK信号を受
信していない場合には、キーボード4からのACK信号
を受信するまで、同ステップS244を繰り返し実行す
る。
【0065】一方、キーボード4では、携帯情報端末1
0からの送信要求を受信すると割り込みがかかり、これ
まで実行していた処理を中断して、まず、ステップS2
60で、コンピュータ1へ送信要求を送出する。次い
で、ステップS262へ進み、キーマトリクス6の走査
を停止し、赤外線モジュール7をイネーブル状態とす
る。そして、ステップS264で、コンピュータ1から
のACK信号を受信したか否かを判断し、ACK信号を
受信していない場合には、ACK信号を受信するまで、
ステップS264を繰り返し実行する。
【0066】これに対して、コンピュータ1では、キー
ボード4からの送信要求を受信すると割り込みがかか
り、ステップS280で、送信ソフトを起動する。次い
で、ステップS282へ進み、携帯情報端末10へ送信
すべきデータを検索し確保する。そして、ステップS2
84で、キーボード4へACK信号を送出した後、ステ
ップS286へ進む。また、キーボード4では、コンピ
ュータ1からのACK信号を受信すると、ステップS2
64における判断結果が「YES」となり、ステップS
266へ進む。ステップS266では、赤外線モジュー
ル7を介して携帯情報端末10へACK信号を送出した
後、ステップS268へ進む。また、携帯情報端末10
では、上記キーボード4からのACK信号を受信する
と、ステップS244における判断結果が「YES」と
なり、ステップS246へ進む。
【0067】以上の処理で、コンピュータ1、キーボー
ド4および携帯情報端末10は、通信可能状態となり、
通信回線が確立される。そして、携帯情報端末10はス
テップS246で、キーボード4はステップS268
で、コンピュータ1はステップS286で、各々が同期
をとりながら、コンピュータ1→キーボード4→携帯情
報端末10の方向で前述した図5に示す下り処理に従っ
てデータを転送する。
【0068】そして、携帯情報端末10では、上記ステ
ップS246での下り処理が終了すると、ステップS2
48へ進み、例えば、データ転送(受信)が正常に終了
したか、あるいはエラーが発生したかなどを液晶表示部
11に表示した後、受信ソフトを終了する。また、キー
ボード4では、上記ステップS268での下り処理が終
了すると、ステップS270へ進み、赤外線モジュール
7からキーマトリクス6へ制御を切り替えた後、当該処
理を終了する。また、コンピュータ1では、上記ステッ
プS286での下り処理が終了すると、ステップS28
8へ進み、例えば、データ転送(送信)が正常に終了し
たか、あるいはエラーが発生したかなどをモニタ3に表
示した後、送信ソフトを終了し、割り込みがかかる前の
処理へ戻る。
【0069】(c)強制割り込みによる上りデータ転送
処理 次に、図10は第2動作例においてコンピュータ1の強
制割り込みによる携帯情報端末10からコンピュータ1
へデータを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を
説明するためのフローチャートである。以下に述べるス
テップS300〜ステップS314はキーボード4の処
理、ステップS330〜ステップS338はコンピュー
タ1の処理、ステップS350〜ステップS358は携
帯情報端末10の処理を示すものである。この強制割り
込み上りデータ転送処理では、キーボード4を含むコン
ピュータ1で、携帯情報端末10へ強制的にデータ転送
を指示してデータの送信を行う。携帯情報端末10で
は、自動的に受信ソフトが起動するので、利用者は操作
しなくともよい。
【0070】まず、キーボード4において、ステップS
300で、強制割り込み上りデータ送信の開始指示をキ
ー入力し、キーボード4のCPU5がそのコードをコン
ピュータ1へ送出する。次に、ステップS302へ進
み、コンピュータ1からの転送要求が受信されたか否か
を判断し、転送要求が受信されていない場合には、同ス
テップS302を繰り返し実行する。
【0071】一方、コンピュータ1では、上記キーボー
ド4から上りデータ送信の開始指示のコードを受信する
と、ステップS330で、送信ソフトを起動する。次い
で、ステップS332へ進み、送信要求をキーボード4
へ送出する。その後、ステップS334において、キー
ボード4からのACK信号を受信したか否かを判断し、
ACK信号を受信していない場合には、キーボード4か
らのACK信号を受信するまで、同ステップS334を
繰り返し実行する。
【0072】これに対して、キーボード4では、コンピ
ュータ1からの転送供給を受信すると、ステップS30
2からステップS304へ進み、キーマトリクス6の走
査を停止し、赤外線モジュール7をイネーブル状態とす
る。次いで、ステップS306へ進み、赤外線モジュー
ル7を介して携帯情報端末10へ送信要求を送信する。
そして、ステップS308で、携帯情報端末10からの
ACK信号を受信したか否かを判断し、ACK信号を受
信していない場合には、ステップS306へ戻り、携帯
情報端末10へ転送要求を繰り返し送出する。
【0073】一方、携帯情報端末10では、キーボード
4からの送信要求を受信すると割り込みがかかり、これ
まで実行していた処理を中断して、ステップS350
で、送信ソフトを起動し、ステップS352へ進む。ス
テップS352では、コンピュータ1へ送信すべきデー
タを検索して確保する。そして、ステップS354へ進
み、キーボード4へACK信号を送出した後、ステップ
S356へ進む。また、キーボード4では、上記携帯情
報端末10からのACK信号を赤外線モジュール7によ
って受信すると、ステップS308からステップS31
0へ進み、コンピュータ1へACK信号を送出した後、
ステップS312へ進む。また、コンピュータ1では、
上記キーボード4からのACK信号を受信すると、ステ
ップS334からステップS336へ進む。
【0074】以上の処理で、コンピュータ1、キーボー
ド4および携帯情報端末10は、通信可能状態となり通
信回線が確立される。そして、キーボード4はステップ
S312で、コンピュータ1はステップS336で、携
帯情報端末10はステップS356で、各々が同期をと
りながら、携帯情報端末10→キーボード4→コンピュ
ータ1の方向で、前述した図7に示す上り処理に従って
データを転送する。
【0075】そして、上述したキーボード4では、上記
ステップS312での上り処理が終了すると、ステップ
S314へ進み、赤外線モジュール7からキーマトリク
ス6へ制御を切り替えた後、当該処理を終了する。一
方、コンピュータ1では、上記ステップS336での上
り処理が終了すると、ステップS338へ進み、例え
ば、データ転送(受信)が正常に終了したか、あるいは
エラーが発生したかなどをモニタ3に表示した後、受信
ソフトを終了する。また、携帯情報端末10では、上記
ステップS356での上り処理が終了すると、ステップ
S358へ進み、上述したコンピュータ1と同様に、例
えば、データ転送(送信)が正常に終了したか、あるい
はエラーが発生したかなどを液晶表示部11に表示した
後、送信ソフトを終了し、割り込みがかかる前の処理へ
戻る。
【0076】(d)強制割り込みによる上りデータ転送
処理 次に、図11は第2動作例において携帯情報端末10の
強制割り込みによる携帯情報端末10からコンピュータ
1へデータを送信する強制割り込み上りデータ転送処理
を説明するためのフローチャートである。以下に述べる
ステップS370〜ステップS378は携帯情報端末1
0の処理、ステップS390〜ステップS400はキー
ボード4の処理、ステップS420〜ステップS426
はコンピュータ1の処理を示すものである。この強制割
り込み上りデータ転送処理では、携帯情報端末10で、
コンピュータ1へ強制的にデータ転送を指示してデータ
の送信を行う。コンピュータ1では、自動的に受信ソフ
トが起動するので、利用者は操作しなくともよい。
【0077】まず、携帯情報端末10において、ステッ
プS370で、送信ソフトを起動する。次いで、ステッ
プS372へ進み、受信要求をキーボード4へ送信す
る。その後、ステップS374において、キーボード4
からのACK信号を受信したか否かを判断し、ACK信
号を受信していない場合には、キーボード4からのAC
K信号を受信するまで、同ステップS374を繰り返し
実行する。一方、キーボード4では、受信要求を赤外線
モジュール7により受信すると割り込みがかかり、ま
ず、ステップS390で、コンピュータ1へ受信要求を
送出する。次いで、ステップS392へ進み、キーマト
リクス6の走査を停止し、赤外線モジュール7をイネー
ブル状態とする。この結果、キーボード4による操作は
無視される。そして、ステップS394で、コンピュー
タ1からのACK信号を受信したか否かを判断し、AC
K信号を受信していない場合には、ACK信号を受信す
るまで、ステップS394を繰り返し実行する。
【0078】これに対して、コンピュータ1では、キー
ボード4からの送信要求を受信すると割り込みがかか
り、まず、ステップS420で、受信ソフトを起動す
る。次いで、ステップS422で、キーボード4へAC
K信号を送出した後、ステップS424へ進む。また、
キーボード4では、上記コンピュータ1からのACK信
号を受信すると、ステップS394からステップS39
6へ進む。ステップS396では、赤外線モジュール7
を介して携帯情報端末10へACK信号を送出した後、
ステップS398へ進む。また、携帯情報端末10で
は、上記キーボード4からのACK信号を受信すると、
ステップS374からステップS376へ進む。
【0079】以上の処理で、コンピュータ1、キーボー
ド4および携帯情報端末10は、通信可能状態となり、
通信回線が確立される。そして、携帯情報端末10はス
テップS376で、キーボード4はステップS398
で、コンピュータ1はステップS427で、各々が同期
をとりながら、携帯情報端末10→キーボード4→コン
ピュータ1の方向で前述した図7に示す上り処理に従っ
てデータを転送する。
【0080】そして、携帯情報端末10では、上記ステ
ップS376での上り処理が終了すると、ステップS3
78へ進み、例えば、データ転送(送信)が正常に終了
したか、あるいはエラーが発生したかなどを液晶表示部
11に表示した後、送信ソフトを終了する。また、キー
ボード4では、上記ステップS398での上り処理が終
了すると、ステップS400へ進み、赤外線モジュール
7からキーマトリクス6へ制御を切り替えた後、当該処
理を終了する。また、コンピュータ1では、上記ステッ
プS424での上り処理が終了すると、ステップS42
6へ進み、例えば、データ転送(受信)が正常に終了し
たか、あるいはエラーが発生したかなどをモニタ3に表
示した後、受信ソフトを終了し、割り込みがかかる前の
処理へ戻る。
【0081】B−3.第3動作例 次に、本実施例の第3動作例について説明する。前述し
た、第2動作例による強制割り込み下り・上りデータ転
送処理では、送信側、あるいは受信側のいずれか一方か
ら相手側に送信要求、受信要求を出して割り込みをか
け、強制的にデータの転送を行うようにした。これに対
して、第3動作例では、送信側、あるいは受信側のいず
れか一方から相手側に送信要求、受信要求を出して割り
込みをかけるものの、割り込みがかけられる側では、現
在実行中の処理を優先し、この処理が終了してからデー
タの転送を開始するようになっている。
【0082】(a)割り込み待ち下りデータ転送処理 図12は第3動作例においてコンピュータ1の割り込み
によってコンピュータ1から携帯情報端末10へデータ
を送信する割り込み待ち下りデータ転送処理を説明する
ためのフローチャートである。なお、図において、図8
に対応するステップには、同一の符号を付けて説明を省
略する。この割り込み待ち下りデータ転送処理では、携
帯情報端末10のステップS226とステップS228
だけが異なっている。まず、キーボード4において、ス
テップS190で、割り込み下りデータ送信の開始指示
をキー入力し、そのコードをコンピュータ1へ送出す
る。この結果、コンピュータ1では、ステップS210
で送信ソフトを起動する。そして、キーボード4は、ス
テップS196で、赤外線モジュール7を介して携帯情
報端末10へ受信要求を送信する。
【0083】このとき、携帯情報端末10では、他の処
理を行っており、キーボード4からの受信要求を受信す
ると、ステップS226において、受信可能であるか否
かを判断する。そして、受信可能な状態でないときに
は、ステップS226における判断結果が「NO」とな
り、ステップS228へ進む。ステップS228では、
上述した他の処理を続行する。そして、ステップS22
8における他の処理が終了するなどして、受信可能とな
ると、ステップS226における判断結果が「YES」
となり、ステップS230へ進み、受信ソフトを起動す
る。
【0084】以下、前述した図8に示す強制割り込み下
りデータ転送処理と同様の処理により、コンピュータ
1、キーボード4および携帯情報端末10は、通信可能
状態となり通信回線が確立される。そして、コンピュー
タ1はステップS216で、キーボード4はステップS
202で、携帯情報端末10はステップS234で、各
々が同期をとりながら、コンピュータ1→キーボード4
→携帯情報端末10の方向で、前述した図5に示す下り
処理に従ってデータを転送する。
【0085】(b)割り込み待ち下りデータ転送処理 次に、図13は第3動作例において携帯処理端末1の割
り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へ
データを送信する割り込み待ち下りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。なお、図におい
て、図9に対応するステップには、同一の符号を付けて
説明を省略する。この割り込み待ち下りデータ転送処理
では、コンピュータ1におけるステップS276とステ
ップS278だけが異なっている。
【0086】まず、携帯情報端末10において、ステッ
プS240で受信ソフトを起動した後、ステップS24
2で送信要求をキーボード4へ送信する。この結果、キ
ーボード4では、ステップS260で送信要求をコンピ
ュータ1へ送出する。このとき、コンピュータ1では、
他の処理を行っており、キーボード4からの送信要求を
受信すると、ステップS276において、送信可能であ
るか否かを判断する。そして、送信可能な状態でないと
きには、ステップS276における判断結果が「NO」
となり、ステップS278へ進む。ステップS278で
は、上述した他の処理を続行する。そして、ステップS
278における他の処理が終了するなどして、送信可能
となると、ステップS276における判断結果が「YE
S」となり、ステップS280へ進み、送信ソフトを起
動する。
【0087】以下、前述した図9に示す強制割り込み下
りデータ転送処理と同様の処理により、コンピュータ
1、キーボード4および携帯情報端末10は、通信可能
状態となり通信回線が確立される。そして、携帯情報端
末10はステップS246で、キーボード4はステップ
S268で、コンピュータ1はステップS286で、各
々が同期をとりながら、コンピュータ1→キーボード4
→携帯情報端末10の方向で、前述した図5に示す下り
処理に従ってデータを転送する。
【0088】(c)割り込み待ち上りデータ転送処理 次に、図14は第3動作例においてコンピュータ1の割
り込みによって携帯情報端末10からコンピュータ1へ
データを送信する割り込み待ち上りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。なお、図におい
て、図10に対応するステップには、同一の符号を付け
て説明を省略する。この割り込み待ち上りデータ転送処
理では、携帯情報端末10におけるステップS346と
ステップS348だけが異なっている。
【0089】まず、キーボード4において、ステップS
300で割り込み上りデータ送信の開始指示をキー入力
し、そのコードをコンピュータ1へ送出した後、ステッ
プS332でキーボード4へ送信要求を送出する。この
結果、コンピュータ1では、ステップS330で受信ソ
フトを起動する。そして、キーボード4は、ステップS
306で、送信要求を赤外線モジュール7を介して携帯
情報端末10へ送信する。このとき、携帯情報端末10
では、他の処理を行っており、キーボード4からの送信
要求を受信すると、ステップS346において、送信可
能であるか否かを判断する。そして、送信可能な状態で
ないときには、ステップS346における判断結果が
「NO」となり、ステップS348へ進む。ステップS
348では、上述した他の処理を続行する。そして、ス
テップS348における他の処理が終了するなどして、
送信可能となると、ステップS346における判断結果
が「YES」となり、ステップS350へ進み、送信ソ
フトを起動する。
【0090】以下、前述した図10に示す強制割り込み
下りデータ転送処理と同様の処理により、コンピュータ
1、キーボード4および携帯情報端末10は、通信可能
状態となり通信回線が確立される。そして、キーボード
4はステップS312で、コンピュータ1はステップS
336で、携帯情報端末10はステップS356で、各
々が同期をとりながら、携帯情報端末10→キーボード
4→コンピュータ1の方向で、前述した図7に示す上り
処理に従ってデータを転送する。
【0091】(d)割り込み待ち上りデータ転送処理 図15は第3動作例において携帯処理端末1の割り込み
によって携帯情報端末10からコンピュータ1へデータ
を送信する割り込み待ち上りデータ転送処理を説明する
ためのフローチャートである。なお、図において、図1
1に対応するステップには、同一の符号を付けて説明を
省略する。この割り込み待ち上りデータ転送処理ではコ
ンピュータ1におけるステップS416とステップS4
18だけが異なっている。
【0092】まず、携帯情報端末10において、ステッ
プS370で送信ソフトを起動した後、ステップS37
2で受信要求をキーボード4へ送信する。この結果、キ
ーボード4では、ステップS390で受信要求をコンピ
ュータ1へ送出する。このとき、コンピュータ1では、
他の処理を行っており、送信要求を受信すると、ステッ
プS416において、受信可能であるか否かを判断す
る。そして、受信可能な状態でないときには、ステップ
S416における判断結果が「NO」となり、ステップ
S418へ進む。ステップS418では、上述した他の
処理を続行する。そして、ステップS418における他
の処理が終了するなどして、受信可能となると、ステッ
プS416における判断結果が「YES」となり、ステ
ップS420へ進み、受信ソフトを起動する。
【0093】以下、前述した図11に示す強制割り込み
上りデータ転送処理と同様の処理により、コンピュータ
1、キーボード4および携帯情報端末10は、通信可能
状態となり通信回線が確立される。そして、携帯情報端
末10はステップS376で、キーボード4はステップ
S398で、コンピュータ1はステップS424で、各
々が同期をとりながら、携帯情報端末10→キーボード
4→コンピュータ1の方向で、前述した図7に示す上り
処理に従ってデータを転送する。
【0094】B−4.第4動作例 次に、本実施例の第4動作例について説明する。前述し
た、第1動作例ないし第3動作例では、図5に示す下り
処理、あるいは図7に示す上り処理で、1文字づつデー
タを転送した。これに対して、本第4動作例では、キー
ボード4に設けられた、図2に示すバッファ8を用い
て、このバッファ8に転送すべき全データを一旦、記憶
した後、受信側へ転送する。
【0095】(a)強制割り込み下りデータ転送処理 図16および図17は、第4動作例においてコンピュー
タ1の強制割り込みによってコンピュータ1から携帯情
報端末10へデータを送信する強制割り込み下りデータ
転送処理を説明するためのフローチャートである。以下
に述べるステップS500〜S526はキーボード4の
処理、ステップS540〜S552はコンピュータ1の
処理、ステップS570〜S582は携帯情報端末10
の処理を示すものである。まず、キーボード4におい
て、ステップS500で強制割り込み下りデータ送信の
開始指示をキー入力する。強制割り込み下りデータ送信
の開始指示がキー入力されると、キーボード4のCPU
5がそのコードをコンピュータ1へ送出する。次に、ス
テップS502へ進み、コンピュータ1からのデータを
受信したか否かを判断し、データを受信していない場合
には、ステップS502における判断結果が「NO」と
なりステップS502を繰り返し実行する。
【0096】一方、コンピュータ1では、キーボード4
からのコードを受信すると、ステップS540におい
て、送信ソフトを起動し、ステップS542へ進む。ス
テップS542では、1文字分のデータをキーボード4
へ送出する。次いで、ステップS544でキーボード4
からのACK信号を受信したか否かを判断し、ACK信
号を受信していない場合には、ステップS544におけ
る判断結果が「NO」となり、キーボード4からのAC
K信号を受信するまで、ステップS542を繰り返し実
行する。一方、ACK信号を受信すると、ステップS5
46へ進み、送信すべきデータが無くなったか否かを判
断し、データがあれば、ステップS542へ戻る。
【0097】これに対して、キーボード4では、コンピ
ュータ1からのデータを受信すると、ステップS502
における判断結果が「YES」となり、ステップS50
4へ進む。ステップS504では、受信したデータを図
2に示すバッファ8へ記憶する。そして、ステップS5
06へ進み、データを受信したことを示すACK信号を
コンピュータ1へ送出する。次いで、ステップS508
において、コンピュータ1からの終了コマンドを受信し
たか否かを判断し、終了コマンドを受信していない場合
には、ステップS502へ戻る。
【0098】以下、コンピュータ1では、最後のデータ
を送出するまで、ステップS542〜S546を繰り返
し実行して、1文字分づつキーボード4へデータを送出
する。また、キーボード4では、ステップS502〜S
508を繰り返し実行して、コンピュータ1から送出さ
れてきたデータを順次、バッファ8へ記憶する。
【0099】そして、コンピュータ1において、送信す
べきデータが無くなると、ステップS546における判
断結果が「YES」となり、ステップS548へ進む。
ステップS548では、送信すべきデータがなくなり、
送信を終了することを示す終了コマンドをキーボード4
へ送出する。次に、ステップS550へ進み、キーボー
ド4からのACK信号を受信したか否かを判断する。そ
して、ACK信号を受信していない場合には、ステップ
S550における判断結果は「NO」となり、キーボー
ド4からACK信号を受信するまで、同ステップS55
0を繰り返し実行する。
【0100】これに対して、キーボード4では、コンピ
ュータ1からの終了コマンドを受信すると、ステップS
508における判断結果が「YES」となり、ステップ
S509へ進む。ステップS509では、終了コマンド
を受信したことを示すACK信号をコンピュータ1へ送
出する。一方、コンピュータ1は、キーボード4からの
ACK信号を受信すると、ステップS552へ進み、デ
ータ転送(送信)が正常に終了したか、あるいはエラー
が発生したかなどをモニタ3に表示した後、送信ソフト
を終了するなどの終了処理を行い、当該処理を終了す
る。
【0101】また、キーボード4では、ステップS51
0へ進み、コンピュータ1から赤外線モジュール6へ制
御を切り替える。すなわち、コンピュータ1との入出力
を中止し、赤外線モジュール7をイネーブル状態とす
る。次いで、ステップS512進み、赤外線モジュール
7を介して携帯情報端末10へ受信要求を送信した後、
ステップS514で、携帯情報端末10からのACK信
号を受信したか否かを判断する。そして、ACK信号を
受信していない場合には、ステップS514における判
断結果が「NO」となり、ステップS512へ戻り、携
帯情報端末10からのACK信号を受信するまで、受信
要求を送信し続ける。
【0102】一方、携帯情報端末10では、キーボード
4からの受信要求を受信すると、ステップS570で、
受信ソフトを起動する。次いで、ステップS572で、
受信要求に従って受信ソフトを起動したことを示すAC
K信号をキーボード4へ送信した後、図17に示すステ
ップS574で、キーボード4からのデータを受信した
か否かを判断する。そして、データを受信していない場
合には、データを受信するまで、同ステップS574を
繰り返し実行する。
【0103】これに対して、キーボード4では、携帯情
報端末10からのACK信号を受信すると、図17に示
すステップS516へ進み、バッファ8に記憶したデー
タを赤外線モジュール7を介して携帯情報端末10へ送
信する。次いで、ステップS518において、携帯情報
端末10からのACK信号を受信したか否かを判断す
る。そして、ACK信号を受信していない場合には、ス
テップS518における判断結果が「NO」となり、携
帯情報端末10からのACK信号を受信するまで、ステ
ップS516で同データを再び送信する。
【0104】一方、携帯情報端末10では、キーボード
4からのデータを受信すると、ステップS574からス
テップS576へ進み、データを受信したことを示すA
CK信号をキーボード4へ送信した後、ステップS57
8でキーボード4からの終了コマンドを受信したか否か
を判断する。そして、終了コマンドを受信していない場
合には、ステップS574へ戻る。
【0105】一方、キーボード4では、携帯情報端末1
0からのACK信号を受信すると、ステップS518か
らステップS520へ進み、バッファ8に記憶したデー
タがなくなったか否かを判断し、ステップS516で送
信したデータが最終データでなければ、ステップS51
6へ戻る。
【0106】以下、キーボード4では、ステップS51
6〜S520を繰り返し実行し、バッファ8からデータ
を読み出し、赤外線モジュール7を介して、携帯情報端
末10へ送信する。また、携帯情報端末10では、ステ
ップS574〜ステップS578を繰り返し実行し、キ
ーボード4から送信されるデータを受信し、所定のメモ
リへ順次格納する。
【0107】そして、キーボード4において、送信すべ
きデータがなくなると、ステップS520における判断
結果が「YES」となり、ステップS522へ進む。ス
テップS522では、終了コマンドを携帯情報端末10
へ送信した後、ステップS524で、携帯情報端末10
からのACK信号を受信したか否かを判断する。そし
て、ACK信号を受信していないければ、ステップS5
20およびS522を繰り返し実行する。
【0108】これに対して、携帯情報端末10では、キ
ーボード4からの終了コマンドを受信すると、ステップ
S578からS580へ進み、終了コマンドを受信した
ことを示すACK信号をキーボード4へ送信する。その
後、ステップS582へ進み、例えば、データ転送(受
信)が正常に終了したか、あるいはエラーが発生したか
などを液晶表示部11に表示した後、受信ソフトを終了
するなどの終了処理を行い、当該処理を終了し、割り込
みかかる前の処理へ戻る。一方、キーボード4では、携
帯情報端末10からのACK信号を受信すると、ステッ
プS524からS526へ進み、コンピュータ1との入
出力を復帰し、赤外線モジュール7を停止状態とした
後、当該処理を終了する。
【0109】(b)強制割り込み下りデータ転送処理 次に、図18および図19は、第4動作例において携帯
情報端末10の強制割り込みによってコンピュータ1か
ら携帯情報端末10へデータを送信する強制割り込み下
りデータ転送処理を説明するためのフローチャートであ
る。以下に述べるステップS600〜S614は携帯情
報端末10の処理、ステップS630〜S656はキー
ボード4の処理、ステップS670〜S686はコンピ
ュータ1の処理を示すものである。まず、携帯情報端末
10において、ステップS600で受信ソフトを起動
し、ステップS602でキーボード4へ送信要求を送信
する。そして、ステップS604において、キーボード
4からのACK信号が受信されたか否かを判断し、受信
されていない場合には、ステップS604を繰り返し実
行する。
【0110】これに対して、キーボード4では、携帯情
報端末10からの送信要求を受信すると、ステップS6
30において、コンピュータ1へ送信要求を送出する。
そして、ステップS632において、コンピュータ1か
らのACK信号が受信されたか否かを判断し、受信され
ていない場合には、ステップS632を繰り返し実行す
る。一方、コンピュータ1では、キーボード4からの送
信要求を受信すると、ステップS670で送信ソフトを
起動した後、ステップS672へ進み、送信すべきデー
タを検索して確保する。次いで、ステップS674にお
いて、キーボード4へACK信号を送出する。そして、
ステップS676〜S680で、1文字分のデータをキ
ーボード4へ順次送出する。これに対して、キーボード
4では、コンピュータ1からのACK信号を受信する
と、ステップステップS634〜S640で、コンピュ
ータ1からのデータを受信し、順次、バッファ8へ記憶
する。
【0111】そして、コンピュータ1において、送信す
べきデータがなくなると、ステップS680からステッ
プS682へ進み、終了コマンドをキーボード4へ送出
する。キーボード4では、上記終了コマンドを受信する
と、ステップS640からステップS642へ進み、コ
ンピュータ1へACK信号を送出した後、ステップS6
44で、コンピュータ1との入出力を停止し、赤外線モ
ジュール7をイネーブル状態とする。一方、コンピュー
タ1では、キーボード4からのACK信号を受信する
と、ステップS684からステップS686へ進み、前
述した終了処理を行い、当該処理を終了し、割り込みが
かかる前の処理へ戻る。
【0112】一方、キーボード4は、上記ステップS6
44から図19に示すステップS646へ進む。そし
て、ステップS646〜S650で、バッファ8に記憶
したデータを赤外線モジュール7を介して携帯情報端末
10へ順次送信する。これに対して、携帯情報端末10
では、キーボード4からのデータを受信すると、ステッ
プS604〜S608で、キーボード4からのデータを
受信し、順次、所定のメモリへ記憶する。
【0113】そして、キーボード4において、バッファ
8内のデータがなくなると、ステップS650からステ
ップS652へ進み、赤外線モジュール7を介して携帯
情報端末10へ終了コマンドを送信する。携帯情報端末
10では、上記終了コマンドを受信すると、ステップS
608からステップS610へ進み、ACK信号をキー
ボード4へ送信した後、ステップS612で、終了処理
を行い、当該処理を終了する。一方、キーボード4で
は、携帯情報端末10からのACK信号を受信すると、
ステップS654からステップS656へ進み、コンピ
ュータ1との入出力を復帰し、赤外線モジュール7を停
止状態とした後、当該処理を終了する。
【0114】(c)強制割り込み上りデータ転送処理 次に、図20および図21は、第4動作例においてコン
ピュータ1の強制割り込みによって携帯情報端末10か
らコンピュータ1へデータを送信する強制割り込み上り
データ転送処理を説明するためのフローチャートであ
る。以下に述べるステップS700〜S730はキーボ
ード4の処理、ステップS750〜S762はコンピュ
ータ1の処理、ステップS780〜S796は携帯情報
端末10の処理を示すものである。まず、キーボード4
において、ステップS700で、強制割り込み上りデー
タ送信の開始指示をキー入力する。強制割り込み上りデ
ータ送信の開始指示がキー入力されると、キーボード4
のCPU5がそのコードをコンピュータ1へ送出する。
コンピュータ1では、キーボード4からのコードを受信
すると、ステップS750で受信ソフトを起動し、ステ
ップS752でキーボード4へ送信要求を送出する。キ
ーボード4では、コンピュータ1からの送信要求を受信
すると、ステップS702が「YES」となり、ステッ
プS704へ進む。ステップS704では、携帯情報端
末10へ赤外線モジュール7を介して送信要求を送信す
る。そして、ステップS706へ進み、コンピュータ1
との入出力を停止し、赤外線モジュール7をイネーブル
状態とする。次いで、ステップS708で携帯情報端末
10からのACK信号を受信したか否かを判断し、AC
K信号を受信するまで、ステップS708を繰り返し実
行する。
【0115】これに対して、携帯情報端末10では、キ
ーボード4からの送信要求を受信すると、ステップS7
80で送信ソフトを起動した後、ステップS782で送
信すべきデータを検索して確保する。そして、ステップ
S784で、キーボード4へACK信号を送信した後、
ステップS786へ進む。そして、ステップS786〜
S790で、1文字分のデータをキーボード4へ順次送
信する。これに対して、キーボード4では、コンピュー
タ1からのACK信号を受信すると、ステップステップ
S6710〜S716で、携帯情報端末10からのデー
タを赤外線モジュール7によって受信し、順次、バッフ
ァ8へ記憶する。
【0116】そして、携帯情報端末10において、送信
すべきデータがなくなると、ステップS790からステ
ップS792へ進み、終了コマンドをキーボード4へ送
信する。キーボード4では、上記終了コマンドを受信す
ると、ステップS716からステップS718へ進み、
ACK信号を携帯情報端末10へ送出した後、ステップ
S720で、コンピュータ1との入出力を復帰し、赤外
線モジュール7を停止状態とする。一方、携帯情報端末
10では、キーボード4からのACK信号を受信する
と、ステップS794からステップS796へ進み、前
述した終了処理を行い、当該処理を終了し、割り込みが
かかる前の処理へ戻る。
【0117】一方、キーボード4は、ステップS720
からステップS722へ進む。そして、ステップS72
2〜S726で、バッファ8に記憶したデータをコンピ
ュータ1へ順次送信する。これに対して、コンピュータ
1では、キーボード4からのデータを受信すると、ステ
ップS754〜S758で、キーボード4からのデータ
を受信し、順次、所定のメモリへ記憶する。そして、キ
ーボード4において、バッファ8内のデータがなくなる
と、ステップS726からステップS728へ進み、コ
ンピュータ1へ終了コマンドを送出する。コンピュータ
1では、上記終了コマンドを受信すると、ステップS7
58からステップS760へ進み、ACK信号をキーボ
ード4へ送信した後、ステップS762で、終了処理を
行い、当該処理を終了する。一方、キーボード4では、
コンピュータ1からのACK信号を受信すると、ステッ
プS730における判断結果が「YES」となり、当該
処理を終了する。
【0118】(d)強制割り込み上りデータ転送処理 次に、図22および図23は、第4動作例において携帯
情報端末10の強制割り込みによって携帯情報端末10
からコンピュータ1へデータを送信する強制割り込み上
りデータ転送処理を説明するためのフローチャートであ
る。図において、ステップS800〜S816は携帯情
報端末10の処理、ステップS830〜S858はキー
ボード4の処理、ステップS870〜S882はコンピ
ュータ1の処理を示すものである。まず、携帯情報端末
10において、ステップS800で送信ソフトを起動
し、ステップS802でキーボード4へ受信要求を送信
する。そして、ステップS804において、キーボード
4からのACK信号が受信されたか否かを判断し、受信
されていない場合には、ステップS804を繰り返し実
行する。
【0119】これに対して、キーボード4では、携帯情
報端末10からの受信要求を受信すると、ステップS8
30で、コンピュータ1との入出力を中止し、赤外線モ
ジュール7をイネーブル状態とした後、ステップS83
2で、携帯情報端末10へACK信号を送信する。一
方、携帯情報端末10では、キーボード4からのACK
信号を受信すると、ステップS804からステップS8
06へ進む。そして、ステップS806〜S810で、
1文字分のデータをキーボード4へ順次送信する。これ
に対して、キーボード4では、ステップS834〜S8
40で、携帯情報端末10からのデータを赤外線モジュ
ール7により受信し、順次、バッファ8へ記憶する。
【0120】そして、携帯情報端末10において、送信
すべきデータがなくなると、ステップS810からステ
ップS812へ進み、終了コマンドをキーボード4へ送
信する。キーボード4では、上記終了コマンドを受信す
ると、ステップS840からステップS842へ進み、
ACK信号を携帯情報端末10へ送信した後、ステップ
S844で、コンピュータ1との入出力を復帰し、赤外
線モジュール7を停止状態とする。一方、携帯情報端末
10では、キーボード4からのACK信号を受信する
と、ステップS814からステップS816へ進み、前
述した終了処理を行い、当該処理を終了する。
【0121】一方、キーボード4は、上記ステップS8
44から図23に示すステップS846へ進み、コンピ
ュータ1へ受信要求を送出する。次いで、ステップS8
48で、コンピュータ1からのACK信号を受信したか
否かを判断し、ACK信号を受信するまで、同ステップ
S848を繰り返し実行する。これに対して、コンピュ
ータ1では、上記受信要求を受信すると、ステップS8
70で受信ソフトを起動し、ステップS872で、キー
ボード4へACK信号を送出する。この結果、キーボー
ド4では、ステップS848からステップS850へ進
む。そして、ステップS850〜S854で、バッファ
8に記憶したデータをコンピュータ1へ順次送出する。
これに対して、コンピュータ1では、ステップS874
〜S878で、キーボード4からのデータを受信し、順
次、所定のメモリへ記憶する。
【0122】そして、キーボード4において、バッファ
8内のデータがなくなると、ステップS854からステ
ップS856へ進み、コンピュータ1へ終了コマンドを
送出する。コンピュータ1では、上記終了コマンドを受
信すると、ステップS878からステップS880へ進
み、ACK信号をキーボード4へ送信した後、ステップ
S882で、終了処理を行い、当該処理を終了し、割り
込みがかかる前の処理へ戻る。一方、キーボード4で
は、コンピュータ1からのACK信号を受信すると、ス
テップS858における判断結果が「YES」となり、
当該処理を終了する。
【0123】B−5.第5動作例 次に、本実施例の第5動作例について説明する。前述し
た第1動作例ないし第4動作例では、コンピュータ1と
携帯情報端末10との間でデータを転送した。これに対
して、本第5動作例では、コンピュータ1に接続された
キーボード4で入力したデータをそのまま携帯情報端末
10へ送出する。図24は、本第5動作例による動作を
説明するためのフローチャートである。以下に述べるス
テップS900〜S920はキーボード4の処理で、ス
テップS930〜S944は携帯情報端末10の処理を
示すものである。まず、キーボード4において、ステッ
プS900で、キーマトリクス6を走査し、キーの操作
状態を取り込む。次いで、ステップS902で、予め設
定しておいた特殊キーが押下されたか否かを判断する。
この例では、「CTL」+「ALT」+「HEL」が同
時に押下された場合を特殊キーが押下されたものとして
いる。そして、特殊キーが押下されていない場合には、
ステップS902における判断結果は「NO」となり、
特殊キーが押下されるまで、ステップS900を繰り返
し実行する。
【0124】一方、特殊キーが押下されると、ステップ
S902における判断結果は「YES」となり、ステッ
プS904へ進む。ステップS904では、コンピュー
タ1との入出力を中断し、赤外線モジュール7をイネー
ブル状態とする。そして、ステップS906へ進み、携
帯情報端末10との回線を接続する。これに対して、携
帯情報端末10では、ステップS930で、外部キーボ
ードによる入力処理の実行を設定する。次いで、ステッ
プS932で、上記ステップS906と同様に、キーボ
ード4との回線を接続し、ステップS934へ進み、デ
ータ受信の準備が整ったことを示すコマンドをキーボー
ド4へ送出する。
【0125】キーボード4では、回線が接続し、携帯情
報端末10からの上記コマンドを受信すると、ステップ
S910へ進み、キー入力を待つ。そして、キー入力が
あると、ステップS912で、そのキーに対応するキー
コードを赤外線モジュール7を介して携帯情報端末10
へ送信する。そして、ステップS914で、特殊キーが
押下されたか否かを判断し、押下されていなければ、ス
テップS910へ戻る。以下、特殊キーが押下されるま
で、ステップS910〜S914を繰り返し実行し、キ
ー入力される度に、そのキーコードを携帯情報端末10
へ送信する。
【0126】これに対して、携帯情報端末10では、ス
テップS936で、キーボード4からのキーコードを待
ち、キーボード4からキーコードが送信されると、ステ
ップS938で、そのキーコードを受信する。そして、
ステップS940へ進み、受信したキーコードが特殊キ
ーであるか否かを判断し、特殊キーでなければ、ステッ
プS936へ戻り、特殊キーのキーコードを受信するま
で、ステップS936〜S940を繰り返し実行し、キ
ーボード4から供給されるキーコードを受信し、所定の
メモリへ記憶する。
【0127】一方、キーボード4において、特殊キーが
押下されると、ステップS914における判断結果が
「YES」となり、ステップS916へ進み、回線を切
断するなどの終了処理を行う。次いで、ステップS91
8で、コンピュータ1との入出力を復帰し、赤外線モジ
ュール7を停止状態とする。この結果、ステップS92
0で、通常のキー入力待ちとなる。これに対して、携帯
情報端末10においても、特殊キーのキーコードを受信
するので、ステップS940における判断結果が「YE
S」となり、ステップS942へ進み、回線を切断する
などの終了処理を行う。この結果、ステップS944
で、通常動作に復帰する。
【0128】なお、上述した実施例では、赤外線モジュ
ール7をキーボード4上へ配設したが、マウス、トラッ
クボールなどのポインティングデバイスであってもよ
い。また、上述した実施例では、赤外線モジュール7に
よってデータ転送をしたが、これに限定されず、無線で
あれば、電磁波(電波)、光(可視光、非可視光)であ
ってもよい。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、多量のデータを処理可
能な電子機器と携帯可能な携帯情報端末との間における
データ授受が、上記電子機器とは別体で、データ入力手
段を備える入力装置の筐体上に設けられた送受信手段に
よって行うようにしたので、以下の効果を得ることがで
きる。 (1)主情報処理装置であるコンピュータと携帯情報端末
との間で、赤外線通信によってデータを転送しようとし
た場合であっても、双方の位置が非常に容易に調整でき
る。 (2)また、送受信手段の発光部および受光部が障害物で
隠れないため、正常な通信を行うことができる。 (3)また、通信途中で通信エラーが生じにくく、正常な
通信できる伝送経路を容易に確保できる。 (4)また、入力手段からの入力を外部機器へ伝送できる
ので、外部機器へ多量のデータが入力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による情報通信システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のキーボードの構成を示すブロック図
である。
【図3】本実施例の情報通信システムの外観構成を示す
斜視図である。
【図4】第1動作例によるコンピュータ1から携帯情報
端末10へデータを送信する下りデータ転送処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】本実施例の下り処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】第1動作例による携帯情報端末10からコンピ
ュータ1へデータを送信する上りデータ転送処理を説明
するためのフローチャートである。
【図7】本実施例の上り処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】第2動作例においてコンピュータ1の強制割り
込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へデ
ータを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を説明
するためのフローチャートである。
【図9】第2動作例における携帯情報端末10の強制割
り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へ
データを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。
【図10】第2動作例においてコンピュータ1の強制割
り込みによる携帯情報端末10からコンピュータ1へデ
ータを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を説明
するためのフローチャートである。
【図11】第2動作例において携帯情報端末10の強制
割り込みによる携帯情報端末10からコンピュータ1へ
データを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。
【図12】第3動作例においてコンピュータ1の割り込
みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へデー
タを送信する割り込み待ち下りデータ転送処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図13】第3動作例において携帯処理端末1の割り込
みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へデー
タを送信する割り込み待ち下りデータ転送処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図14】第3動作例においてコンピュータ1の割り込
みによって携帯情報端末10からコンピュータ1へデー
タを送信する割り込み待ち上りデータ転送処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図15】第3動作例において携帯処理端末1の割り込
みによって携帯情報端末10からコンピュータ1へデー
タを送信する割り込み待ち上りデータ転送処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図16】第4動作例においてコンピュータ1の強制割
り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へ
データを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。
【図17】第4動作例においてコンピュータ1の強制割
り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10へ
データを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。
【図18】第4動作例において携帯情報端末10の強制
割り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10
へデータを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を
説明するためのフローチャートである。
【図19】第4動作例において携帯情報端末10の強制
割り込みによってコンピュータ1から携帯情報端末10
へデータを送信する強制割り込み下りデータ転送処理を
説明するためのフローチャートである。
【図20】第4動作例においてコンピュータ1の強制割
り込みによって携帯情報端末10からコンピュータ1へ
データを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。
【図21】第4動作例においてコンピュータ1の強制割
り込みによって携帯情報端末10からコンピュータ1へ
データを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を説
明するためのフローチャートである。
【図22】第4動作例において携帯情報端末10の強制
割り込みによって携帯情報端末10からコンピュータ1
へデータを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を
説明するためのフローチャートである。
【図23】第4動作例において携帯情報端末10の強制
割り込みによって携帯情報端末10からコンピュータ1
へデータを送信する強制割り込み上りデータ転送処理を
説明するためのフローチャートである。
【図24】本第5動作例による動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータ(電子機器) 2 本体 3 モニタ 4 キーボード(入力装置) 5 CPU(制御手段、切換手段) 6 キーマトリクス(データ入力手段) 7 赤外線モジュール(送受信手段) 7a 発光部 7b 受光部 8 バッファ(記憶手段) 10 携帯情報端末 11 液晶表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 29/08 (72)発明者 渡辺 一嘉 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 廣谷 孝幸 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多量のデータを処理可能な電子機器と、 データ入力およびデータ処理が可能で、かつ携帯可能な
    携帯情報端末と、 前記電子機器とは別体であって、 前記携帯情報端末との間で無線でデータを授受する、筐
    体上へ配設された送受信手段と、前記電子機器からのデ
    ータを前記送受信手段へ供給するとともに、前記送受信
    手段からのデータを前記電子機器へ送出する制御手段
    と、少なくとも文字データまたは座標データのいずれか
    一方が入力されるデータ入力手段とを備える入力装置と
    を具備することを特徴とする情報通信システム。
  2. 【請求項2】 前記データ入力手段は、前記文字データ
    を入力するキーボードであることを特徴とする請求項1
    記載の情報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送受信手段は、少なくとも1組の赤
    外線の発光部と受光部とを備え、赤外線によって前記携
    帯情報端末とデータを授受することを特徴とする請求項
    1記載の情報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記データ入力手段と
    前記電子機器との間でのデータ形式と同じデータ形式
    で、前記送受信手段を介して前記携帯情報端末との間で
    データを授受することを特徴とする請求項1記載の情報
    通信システム。
  5. 【請求項5】 前記入力装置は、前記電子機器と前記携
    帯情報端末との間で授受されるデータを格納する記憶手
    段を有し、前記電子機器または前記携帯情報端末のいず
    れか一方から供給される全てのデータを、一旦、前記記
    憶手段に格納した後、該記憶手段に格納したデータを他
    方へ順次送出することを特徴とする請求項1記載の情報
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記入力装置は、前記電子機器に座標デ
    ータを入力するポインティングデバイスであることを特
    徴とする請求項1記載の情報通信システム。
  7. 【請求項7】 多量のデータを処理可能な電子機器に接
    続され、 少なくとも文字データまたは座標データのいずれか一方
    が入力されるデータ入力手段と、筐体上へ配設され、外
    部機器との間でデータを無線で授受する送受信手段と、
    前記電子機器から供給されるデータを前記送受信手段を
    介して前記外部機器へ送出するとともに、前記送受信手
    段で受信した前記外部機器からのデータを前記電子機器
    へ送出する制御手段とを備えることを特徴とする入力装
    置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記データ入力手段か
    ら特定のキー入力があると、前記データ入力手段から入
    力されるデータを、前記送受信手段を介して、前記外部
    機器へ送出することを特徴とする請求項7記載の入力装
    置。
  9. 【請求項9】 データ入力およびデータ処理が可能で、
    かつ携帯可能であって、外部機器との間でデータを無線
    で授受する送受信手段を具備することを特徴とする携帯
    情報端末。
  10. 【請求項10】 前記外部機器は、多量のデータを処理
    可能な電子機器に接続され、少なくとも文字データまた
    は座標データのいずれか一方が入力されるデータ入力手
    段を備える入力装置であることを特徴とする請求項9記
    載の携帯情報端末。
  11. 【請求項11】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が送信状態となるとともに、他方が受信
    状態となった後に、前記送信状態となった一方は、前記
    入力装置の前記送受信手段を介して、前記受信状態とな
    った他方へデータを転送することを特徴とする請求項1
    記載の情報通信システム。
  12. 【請求項12】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が送信状態となって受信要求を送出する
    と、他方が強制的に受信状態となり、前記送信状態とな
    った一方は、前記入力装置の前記送受信手段を介して、
    前記受信状態となった他方へデータを転送することを特
    徴とする請求項1記載の情報通信システム。
  13. 【請求項13】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が受信状態となって送信要求を送出する
    と、他方が強制的に送信状態となり、前記送信状態とな
    った他方は、前記入力装置の前記送受信手段を介して、
    前記受信状態となった一方へデータを転送することを特
    徴とする請求項1記載の情報通信システム。
  14. 【請求項14】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が送信状態となって受信要求を送出する
    と、他方は受信可能状態となるまで前記受信要求を無視
    して他の処理を実行し続け、受信可能となった時点で受
    信状態となり、前記送信状態となった一方は、前記入力
    装置の前記送受信手段を介して、前記受信状態となった
    他方へデータを転送することを特徴とする請求項1記載
    の情報通信システム。
  15. 【請求項15】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が受信状態となって送信要求を送出する
    と、他方は送信可能状態となるまで前記送信要求を無視
    して他の処理を実行し続け、送信可能となった時点で送
    信状態となり、前記受信状態となった一方は、前記入力
    装置の前記送受信手段を介して、前記送信状態となった
    他方へデータを転送することを特徴とする請求項1記載
    の情報通信システム。
  16. 【請求項16】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が送信状態となってデータを送信する
    と、該データの全ては前記入力装置の前記記憶手段に一
    旦、格納され、その後、前記入力装置が他方へ受信要求
    を送出し、他方が受信状態となると、前記入力装置は前
    記記憶手段に格納したデータを前記受信状態となった他
    方へ順次送出することを特徴とする請求項5記載の情報
    通信システム。
  17. 【請求項17】 前記電子機器または前記携帯情報端末
    のいずれか一方が受信状態となって送信要求を送出する
    と、他方が強制的に送信状態となり、該送信状態となっ
    た他方がデータを送信すると、該データの全ては前記入
    力装置の前記記憶手段に一旦格納され、その後、前記入
    力装置は前記記憶手段に格納したデータを前記受信状態
    となった一方へ順次送出することを特徴とする請求項5
    記載の情報通信システム。
  18. 【請求項18】 前記入力装置は、前記データ入力手段
    で特定のキーが押下されると、前記データ入力手段から
    入力されるデータを前記送受信手段を介して前記携帯情
    報端末に送出することを特徴とする請求項1記載の情報
    通信システム。
JP6174769A 1994-07-04 1994-07-04 情報通信システム、入力装置および携帯情報端末 Abandoned JPH0816521A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233563A (ja) * 1996-02-22 1997-09-05 Nec Home Electron Ltd 携帯情報端末及び本体情報機器並びにこれらの通信システム
JPH1115761A (ja) * 1997-06-02 1999-01-22 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 赤外線通信機能を持つ情報処理装置及びその制御方法
JP2002204201A (ja) * 2001-09-27 2002-07-19 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 赤外線通信機能を持つ情報処理装置及びその制御方法
JP2003033573A (ja) * 2002-05-30 2003-02-04 Bandai Co Ltd ネットワークを利用した育成シミュレーション装置
WO2008050743A1 (fr) * 2006-10-25 2008-05-02 Media Exchange, Inc. Système de transmission/réception de messages électroniques
JP2011138524A (ja) * 2011-01-13 2011-07-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 赤外線通信機能を持つ情報処理装置及びその制御方法

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