JP3563933B2 - 無線通信システム及び無線通信端末 - Google Patents

無線通信システム及び無線通信端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信チャネルにより接続された第1の端末と第2の端末との間でデータ通信を行う無線通信システム及び無線通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線を用いた有意なデータ(例えば、画像データ、文書データなど)のデータ通信のニーズが高まってきている。中でも、低価格で実現でき、消費電力が小さく、装置の小型化もしやすい、例えば赤外線などの媒体を用いて二端末間などの近距離をその無線通信チャネルで結び、データ通信を行うシステムが知られている。特に、モーバイル端末のように持ち運び便利な携帯端末のデータ通信に向いており、利用されるようになってきている。また、遠く離れた二ヵ所の建物などを無線通信チャネルで結び、データ伝送/受信するシステムも提案されてきている。
【0003】
このようなシステムにおいて、無線通信チャネルで接続された双方の端末は、デバイスの初期化、探索手順などを経てデータ通信を行い、データ伝送/受信を終了後に無線通信チャネルを切断、遮断したりするのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、データ伝送/受信の動作を行う前に、複雑な手順が必要である。そのため、次に述べるような問題点があった。
(1) 確実に無線通信チャネルを接続して本来のデータ伝送/受信動作を行うのに時間を要する。
(2) 指定する機能を持っていない間違った端末に無線通信チャネルを接続しがちであり、例えば無線通信チャネルを接続して所定の機能を動作させようとしても、その機能が無かったり何らかの理由により動作しない場合、その確認を簡単に行えなかったり、確認に時間がかかってしまう。
(3) 無線通信チャネルの接続状態が刻々と変わる場合に通信動作が困難である。(4) 無線通信チャネルに接続される双方の端末の距離が離れている場合、受信側の端末の状態を確認しにくい。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、安価で簡易な無線通信システム及び無線通信端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の端末と第2の端末との間で通信を行う無線通信システムにおいて、第1の端末から第2の端末へ所定の動作を要求するための起動信号を送出る起動手段と、前記起動信号によって要求された所定の動作が前記第1の端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合は、前記起動信号の受信を示す応答信号を前記第2の端末から前記第1の端末へ送信し、前記第1の端末が前記応答信号を受信した後に、前記第1の端末から前記第2の端末へデータを送信し、前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合は、前記第2の端末は前記応答信号を送信することなしに、前記第1の端末が所望するデータを前記第1の端末へ送信するデータ伝送手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、無線通信端末において、第2の端末へ所定の動作を要求するための起動信号を送出する送出手段と、前記起動信号によって要求した所定の動作が前記無線通信端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合は、前記起動信号の受信を示す応答信号を前記第2の端末から受信した後に、前記第2の端末へデータを送信し、前記所定の動作が前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合は、前記第2の端末からの前記応答信号を受信することなしに、前記第2の端末からデータを受信するデータ伝送手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、無線通信端末において、第1の端末が送信した、所定の動作を要求する起動信号を受信する受信手段と、前記起動信号によって要求された所定の動作が前記第1の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合は、前記起動信号の受信を示す応答信号を前記第1の端末へ送信し、前記第1の端末が前記応答信号を受信した後に送信するデータを受信し、前記所定の動作が前記無線通信端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合は、前記応答信号を送信することなしに、前記第1の端末が所望するデータを前記第1の端末へ送信するデータ伝送手段とを有することを特徴とする。
【0009】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。図示するように、本システムは第1の端末11と第2の端末12により構成されている。ここで、第1の端末は例えば、ノート型パソコンやラップトップパソコン等の携帯型情報端末であり、第2の端末はスキャナである。そして、第1の端末11とスキャナ12は、共に無線送受信部を内蔵しており、無線通信チャネルで接続されている。
【0010】
図2は、第1及び第2の端末11,12に内蔵されている無線送受信部22の構成を示すブロック図である。この無線送受信部22は赤外線を利用した光無線送受信部の一例であるが、各々の端末のメイン制御部21と接続され、データのやり取りをする赤外線モデム23と、赤外線送受信部24とを有する。
【0011】
図3は、上述の無線送受信部22で用いられる制御信号のフォーマットを示す図であり、フラグ31、アドレス32、制御パラメータ33、FCS(フレームチェックシーケンス)34、フラグ35で構成される。
【0012】
以上の構成において、第1の端末から第2の端末(スキャナ)へ起動信号(スキャナ読み取り要求制御信号)を送出し、スキャナから第1の端末へ有意なデータとして読み取られた画像ファイルデータを伝送する動作について以下に説明する。
【0013】
図4は、第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。また、図5は第1の端末側の動作を示すフローチャートであり、図6は第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【0014】
まず、第1の端末において、操作者の操作やタイマーの起動等によりスキャナ読み取り動作開始の要求が発生すると(ステップS101)、第1の端末の端末メイン制御部21が無線送受信部22(無線通信チャネル)を介してスキャナ側へ起動信号(スキャナ読み取り要求制御信号)を伝送する(ステップS102)。ここで、この起動信号は、図3に示すような制御信号フォーマットにより構成され、制御パラメータ33の部分に「スキャナ読み取り要求」を示すある特定のデータが挿入されたものである。
【0015】
一方、スキャナにおいて、この起動信号のフラグ31により同期をとり、続くアドレス32がスキャナのアドレスと一致すると(ステップS201のYes)、その起動信号の制御パラメータ33の内容を識別する(ステップS202)。この場合、「スキャナ読み取り要求」であるので、スキャナはセットされている原稿の読み取り動作を開始し、読み取ったデータを、例えば画像ファイルデータとして第1の端末へ伝送する(ステップS203)。尚、スキャナには読み取られるべき原稿が前もってセットされているいるものとする。そして、スキャナは有意なデータ(読み取った画像ファイルデータ)の伝送が終了するとスキャナの動作を終了する。
【0016】
一方、第1の端末において、スキャナへ起動信号を伝送した後、第1の端末の端末メイン制御部21が無線送受信部22を受信レディにセットする(ステップS103)。そして、スキャナから無線通信チャネルを介して送られてくる有意なデータの受信を待ち(ステップS104)、全ての必要なデータを受信すると第1の端末の動作を終了する。
【0017】
ここで、必要であれば、スキャナから第1の端末へ有意なデータの伝送の終了確認や第1の端末からスキャナへ有意なデータを受信した旨の受信確認を行っても良い。
【0018】
また、ステップS102において、第1の端末がスキャナへ起動信号を伝送すると同時にタイマーを起動し、所定の時間(例えば10秒)の間に有意なデータを受信しない場合には(ステップS105のYes)、無線通信チャネル或いはスキャナが何らかの理由で正常に動作していないと判断し、第1の端末はその旨を表示装置などを使って操作者に通知する(ステップS106)。
【0019】
ここで、例えば該当する機能を持っていないなど、間違った第2の端末に無線通信チャネルを接続しようとしても、当然有意なデータが伝送されてこないので、起動信号を伝送した後(ステップS102)、タイムアウトすると(ステップS105)、第1の端末は第2の端末が該当する機能を持っていないと判断し、その旨を表示手段等により操作者に通知する(ステップS106)。
【0020】
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る第2の実施形態について詳細に説明する。第1の実施形態では、第1及び第2の端末に無線送受信部を内蔵したが、第2の実施形態では、無線アダプタとして外部に接続する場合を例に説明する。
【0021】
図7は、第2の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。図示するように、本システムは第1の端末71と第2の端末72により構成されている。ここで、第1の端末は例えば、ノート型パソコンやラップトップパソコン等の携帯型情報端末であり、第2の端末はスキャナである。そして、第1の端末71とスキャナ72は、無線アダプタ71’,72’を介して無線通信チャネルで接続されている。尚、それぞれの端末と無線アダプタの間はシリアルインターフェースなどの一般的なインターフェースである。
【0022】
図8は、上述した無線アダプタ71’,72の構成を示すブロック図である。図において、82は赤外線を利用した光無線アダプタの一例であり、端末と接続されデータのやり取りをするシリアルバスコントローラを内蔵した赤外線モデム83と、赤外線送受信部84とを有する。
【0023】
以上の構成において、第1の端末から第2の端末(スキャナ)へ無線アダプタを介して起動信号(スキャナ読み取り要求制御信号)を送出し、スキャナの無線アダプタから第1の端末へ有意なデータとして読み取られた画像ファイルデータを伝送する動作について以下に説明する。
【0024】
図9は、第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。また、図10は第1の端末側の動作を示すフローチャートであり、図11は第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【0025】
まず、第1の端末において、操作者の操作やタイマーの起動等によりスキャナ読み取り動作開始の要求が発生すると、接続する無線アダプタに「スキャナ読み取り要求」を通知する。そして、第1の端末側の無線アダプタがこの要求を受けると(ステップS301)、第2の端末へ起動信号(スキャナ読み取り要求制御信号)を伝送する(ステップS302)。ここで、起動信号は第1の実施形態と同様に、図3に示すような制御信号フォーマットにより構成され、制御パラメータ33の部分に「スキャナ読み取り要求」を示すある特定のデータが挿入されたものである。
【0026】
一方、スキャナ側の無線アダプタが、この起動信号を受信すると(ステップS401)、第1の実施形態と同様にその起動信号の内容「スキャナ読み取り要求」を識別する(ステップS402)。ここで、スキャナ側の無線アダプタは、起動信号を受信したことをスキャナへ通知し、スキャナから第1の端末へ伝送する有意なデータをスキャナから受信可能状態とする(ステップS403)。
【0027】
これにより、スキャナはスキャナ読み取り動作を開始し、読み取ったデータを、例えば画像ファイルデータとして接続する無線アダプタへ出力し(ステップS404)、スキャナ側の無線アダプタが無線通信チャネルを介して第1の端末側へ伝送する(ステップS405)。そして、スキャナ側の無線アダプタから第1の端末側へ有意なデータ(読み取った画像データ)の伝送が終わると(ステップS406)、スキャナの無線アダプタの動作を終了する。
【0028】
一方、第1の端末側の無線アダプタは、スキャナ側へ起動信号を伝送した後、スキャナから有意なデータ(画像ファイルデータ)を無線通信チャネルを介して受信可能状態にし(ステップS303)、その有意なデータを受信するのを待つ(ステップS304)。その後、有意なデータを受信すると第1の端末へ伝送し(ステップS305)、全ての必要なデータを受信すると(ステップS306のYes)、第1の端末側の無線アダプタの動作を終了する。
【0029】
ここで、必要であれば、スキャナ側の無線アダプタから第1の端末側へ有意なデータの伝送の終了確認や、第1の端末側の無線アダプタからスキャナ側へ有意なデータを受信した旨の受信確認を行っても良い。
【0030】
また、ステップS302において、第1の端末側の無線アダプタがスキャナ側へプリンタ起動信号を伝送すると同時にタイマーを起動し、所定の時間(例えば10秒)の間に有意なデータを受信しない場合は(ステップS307のYes)、無線通信チャネル或いはスキャナ側が何らかの理由で正常に動作していないと判断し、第1の端末側の無線アダプタはその旨を表示装置などを使って操作者に通知或いはその旨を接続する第1の端末へ伝える(ステップS308)。
【0031】
ここで、例えば該当する機能を持っていないなど、間違った第2の端末に無線通信チャネルを接続しようとしても、当然有意なデータが伝送されてこないので、起動信号を伝送した後(ステップS302)、タイムアウトすると(ステップS307)、第1の端末側の無線アダプタは第2の端末が該当する機能を持っていないと判断し、その旨を第1の端末に通知する(ステップS308)。
【0032】
[第3の実施形態]
次に、本発明に係る第3の実施形態について詳細に説明する。第1及び第2の実施形態では、第2の端末としてプリンタを例に説明したが、第3の実施形態では、ファクシミリ装置を例に説明する。
【0033】
図12は、第3の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。図示するように、本システムは第1の端末121と第2の端末122により構成されている。ここで、第1の端末は例えば、ノート型パソコンやラップトップパソコン等の携帯型情報端末であり、第2の端末はファクシミリ装置である。そして、第1の端末121とファクシミリ122は無線アダプタに相当する無線送受信部を内蔵しており、無線通信チャネルで接続されている。
【0034】
図13は、本実施形態におけるファクシミリ装置122の構成を示すブロック図である。同図において、1301はCPUであり、本装置全体の制御を行う。1302はROMであり、CPU1301が実行するプログラムや制御データ等を格納する。1303はRAMであり、CPU1301の動作や本装置の動作に必要なパラメータやデータ、或いは伝送や受信する画像データなどを格納する。1304は操作パネルであり、使用者が本装置の動作を指示するための各種キーと装置の状態を表示する表示パネル等で構成される。
【0035】
1305はCCDラインセンサー等で構成される読取部であり、ファクシミリ送信原稿やコピー原稿の読み取りを行う。1306はインクジェットプリンタ等の記録部であり、ファクシミリ受信原稿やコピー原稿、ファイル原稿をプリントアウトする。1307は通信制御ユニットであり、ファクシミリ送受信のための通信プロトコルの制御やその送受信、信号の変復調の制御、公衆回線1308に接続し、発呼制御や着呼検出などを行う。1309は赤外線モデム、1310は赤外線送受信部であり、赤外線無線通信チャネル1311を形成するための無線送受信部である。
【0036】
以上の構成において、第2の端末であるファクシミリがファクシミリ受信した場合には、第1の端末がそれを認識し、第1の端末がファクシミリに起動信号を伝送し、ファクシミリからファクシミリ受信した時のパラメータや画像データなど有意なデータを第1の端末へ伝送する例と、第1の端末から第1の端末の画像データをファクシミリ送信する要求があった場合には、ファクシミリとの間で起動信号、起動Ack信号のやり取りを行った後、第1の端末が有意なデータとして発呼番号、送信パラメータ、画像データを無線通信チャネルを介してファクシミリに伝送し、ファクシミリがファクシミリ送信を行い、その結果パラメータを有意なデータとして無線通信チャネルを介して第1の端末へ伝送する例について説明する。
【0037】
図14及び図15は、第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。また、図16及び図17は第1の端末の動作を示すフローチャートであり、図18及び図19は第2の端末の動作を示すフローチャートである。
【0038】
まず、第1の端末において、ファクシミリ受信があったか否かを定期的に確認し、ファクシミリ受信があったと認識した場合は(ステップS501のYes)、第1の端末がファクシミリへ起動信号(ファクシミリ受信データ転送要求制御信号)を伝送する(ステップS502)。ここで、ファクシミリ起動信号は第1の実施形態と同様に、図3に示すような制御信号フォーマットにより構成され、制御パラメータの部分に「ファクシミリ受信データ転送要求」を示すある特定のデータが挿入されたものである。
【0039】
一方、ファクシミリがこの起動信号を受信すると(ステップS601)、第1の実施形態と同様にその起動信号の内容「ファクシミリ受信データ転送要求」を識別する(ステップS602)。この場合は、内容が「ファクシミリ受信データ転送要求」であるので、有意なデータとしてファクシミリパラメータ(解像度や受信枚数など)や画像データを無線通信チャネルを通じて第1の端末へ伝送する(ステップS603)。尚、場合によっては画像データだけでもよい。そして、ファクシミリは有意なデータ伝送が終わると、第2の端末の動作を終了する。
【0040】
一方、第1の端末はファクシミリヘ起動信号を伝送後、ファクシミリから有意なデータを無線通信チャネルを通じて受信可能状態とする(ステップS503)。そして、有意なデータを受信するのを待ち、全ての必要なデータを受信すると(ステップS504のYes)、第1の端末での動作が終了する。
【0041】
ここで、必要であれば、ファクシミリから第1の端末へ有意なデータの転送の終了確認や、第1の端末からファクシミリへ受信確認を行ってもよい。
【0042】
また、ステップS504において、第1の端末がファクシミリヘ起動信号を伝送すると同時にタイマーを起動し、所定の時間(例えば10秒)の間に、有意なデータを受信しなければ、第1の端末とファクシミリ間の無線チャネルが何らかの理由で接続されていない、或いは第2の端末のファクシミリ機能動作が不可能であると判断し、第1の端末はその旨を表示装置などを使って操作者に通知する(ステップS506)。
【0043】
ここで、例えば該当する機能を持っていないなど、間違った第2の端末に無線通信チャネルを接続しようとしても、当然有意なデータは伝送されてこないので、起動信号を伝送した後(ステップS502)、タイムアウトすると(ステップS505)、第2の端末が該当する機能を持っていないと判断し、その旨を表示装置などを使って操作者に通知する(ステップS506)。
【0044】
また、上述のステップS501において、ファクシミリ受信ではなく、操作者の操作やタイマーの起動等によりファクシミリ送信動作開始要求が発生した場合(ステップS507のYes)には、第1の端末はファクシミリヘファクシミリ起動信号(ファクシミリ送信要求制御信号)を伝送する(ステップS508)。ここで、ファクシミリ起動信号は第1の実施形態と同様に、図3に示すような制御信号フォーマットにより構成され、制御パラメータの部分に「ファクシミリ送信要求」を示すある特定のデータが挿入されたものである。
【0045】
一方、ファクシミリがファクシミリ起動信号を受信すると(ステップS601)、第1の実施形態と同様に、その起動信号の内容「ファクシミリ送信要求」を識別する(ステップS602)。この場合は、内容が「ファクシミリ送信要求」であるので、ファクシミリ送信するために必要な有意なデータを第1の端末から受信可能状態とする(ステップS604)。そして、無線通信チャネルを通じて起動Ack信号を第1の端末へ伝送する(ステップS605)。
【0046】
尚、この起動Ack信号は複雑に構成する必要はなく、例えば単純な識別子を持つ信号でよい。
【0047】
一方、第1の端末は、ファクシミリヘファクシミリ起動信号を伝送後、ファクシミリからの起動Ack信号の受信を待つ(ステップS509)。尚、この間に、ファクシミリヘ繰り返しファクシミリ起動信号を送ってもよい。そして、ファクシミリから起動Ack信号を受信すると(ステップS509のYes)、相手先ファクシミリ番号等ファクシミリから発呼するのに必要なパラメータや原稿の解像度画像の圧縮符号などファクシミリ送信するのに必要なパラメータ、ファクシミリ送信する画像のデータを、有意なデータとして無線通信チャネルを通じてファクシミリヘ伝送する(ステップS510)。
【0048】
一方、ファクシミリは第1の端末へ起動Ack信号を伝送後、発呼パラメータを受信すると(ステップS606のYes)、発呼動作を開始する(ステップS607)。そして、送信パラメータや画像データを受信し(ステップS608のYes)、呼が相手ファクシミリと接続されると(ステップS609のYes)、ファクシミリ送信動作を開始し(ステップS610)。その後、ファクシミリ送信動作が終了すると(ステップS611のYes)、回線を切断し(ステップS612)、ファクシミリ送信動作の結果を有意なデータとして無線通信チャネルを通じて第1の端末に伝送し(ステップS613)、本実施形態におけるファクシミリでの全動作が終了する。
【0049】
また、ステップS607における発呼動作の開始は画像データまで全て第1の端末から受信してから行っても構わない。
【0050】
一方、第1の端末は画像データをファクシミリヘ伝送し終わった時に(ステップS511のYes)、本実施形態の第1の端末の全動作を終了してもよいが、第1の端末がそのファクシミリ送信の管理(正常に終了したか否かなど)を行う必要がある場合は、ファクシミリから第1の端末へ伝送されてくる通信結果通知の受信を待つ(ステップS512)。そして、通信結果通知をファクシミリから受信すると、その通信結果通知の内容に応じた所定の動作、例えばそのデータの蓄積や「通信終了」の表示等を行い、本実施形態における第1の端末での全動作が終了する。
【0051】
また、ステップS509において、第1の端末がファクシミリヘファクシミリ起動信号を伝送すると同時にタイマーを起動し、所定の時間(例えば10秒)の間に起動Ack信号を受信しない場合には(ステップS513のYes)、無線チャネル、或いはファクシミリが何らかの理由で正常に動作していないと判断し、その旨を表示装置など使って操作者に通知する(ステップS514)。
【0052】
第3の実施形態では、第1の端末がファクシミリで受信しているかどうか確認した後、ファクシミリ送信要求する例を説明したが、逆にファクシミリ送信要求があった場合にはファクシミリの受信より送信を優先して、ファクシミリ受信があったかどうか確認せず、ファクシミリ送信要求に移ってもよい。
【0053】
また、第1の端末121と第2の端末としてのファクシミリ122が無線送受信部を内蔵しており、データの伝送、受信を行う例を説明したが、第1の端末やファクシミリの一方、或いは両方が無線送受信部を内蔵していない場合、第2の実施形態のようにそれぞれ無線アダプタを介して本発明を実現することも可能である。
【0054】
この場合、例えば第1の端末から無線アダプタを通してファクシミリへファクシミリ受信データ転送要求制御信号を伝送し、ファクシミリ側の無線アダプタがその信号をファクシミリヘ転送する。そして、ファクシミリから有意なデータを受信すると、それを無線通信チャネルを通じて第1の端末へ伝送する。
【0055】
また、第1の端末から無線アダプタを通してファクシミリへファクシミリ送信要求制御信号を伝送し、ファクシミリ側の無線アダプタから起動Ack信号が伝送され、第1の端末の無線アダプタがそれを受信できたら、第1の端末から無線アダプタを通してファクシミリ側へ有意なデータとして必要なパラメータや画像データを伝送し、ファクシミリ側の無線アダプタがそれを受信してファクシミリへ転送してファクシミリがファクシミリ送信を行う。そして、ファクシミリ送信が終了すると、その結果を有意なデータとして無線アダプタを通じて第1の端末へ伝送する。
【0056】
この場合も、必要であれば、例えば第1の端末の無線アダプタは第2の端末へ伝送する有意なデータを無線通信チャネルを通じて第1の端末から受け取った後、加工したりある一定時間蓄積した後、第2の端末へ伝送してもよい。また同様に、第2の端末の無線アダプタは無線通信チャネルを通じて第1の端末から伝送されてきた有意なデータを一旦蓄積したり、加工したりした後、第2の端末へ転送してもよい。
【0057】
[第4の実施形態]
図20は、第4の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。図示するように、本システムは第1の端末2011と第2の端末2012により構成されている。ここで、第1の端末は例えば、ノート型パソコンやラップトップパソコン等の携帯型情報端末であり、第2の端末はプリンタである。そして、第1の端末2011とプリンタ2012は、共に無線送受信部を内蔵しており、無線通信チャネルで接続されている。
【0058】
尚、第1及び第2の端末11,12に内蔵されている無線送受信部は前述した第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。また、この無線送受信部で用いられる制御信号のフォーマットも第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
【0059】
以上の構成において、第1の端末から第2の端末(プリンタ)へプリント要求を送出し、プリントを行う動作について以下に説明する。
【0060】
図21は、第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。また、図22は第1の端末側の動作を示すフローチャートであり、図23は第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【0061】
まず、第1の端末において、操作者の操作やタイマーの起動等によりプリント動作開始要求が発生すると(ステップS701)、第1の端末の端末メイン制御部21が無線送受信部22(無線通信チャネル)を介してプリンタ側へ起動信号(プリント要求信号)を伝送する(ステップS702)。ここで、起動信号は、図3に示すような制御信号フォーマットにより構成され、制御パラメータ33の部分に「プリント要求」を示すある特定のデータが挿入されたものである。
【0062】
一方、プリンタにおいて、この起動信号のフラグ31により同期をとり、続くアドレス32がプリンタのアドレスと一致すると(ステップS801のYes)、その起動信号の制御パラメータ33の内容を識別する(ステップS802)。ここで、この例では内容が「プリント要求」であるので、プリントするファイルデータを第1の端末から受信可能状態とし(ステップS803)、無線通信チャネルを介して起動Ack信号を第1の端末へ返送する(ステップS804)。
【0063】
尚、この起動Ack信号は複雑に構成する必要はなく、例えば単純な識別子を持つ信号でよい。
【0064】
一方、第1の端末において、プリンタへプリンタ起動信号を伝送後、プリンタからの起動Ack信号の受信を待つ(ステップS703)。尚、プリンタからの起動Ack信号の受信を待つ間、プリンタへ繰り返しプリンタ起動信号を送ってもよい。そして、プリンタから起動Ack信号を受信すると(ステップS703のYes)、プリントアウトするファイルのデータを無線通信チャネルを使ってプリンタへ伝送する(ステップS704)。その後、このプリンタへ伝送すべきファイルのデータ伝送が完了すると(ステップS705のYes)、本実施形態における第1の端末での動作が全て終了する。
【0065】
また、ステップS702において、第1の端末がプリンタへプリンタ起動信号を伝送すると同時にタイマーを起動し、所定の時間(例えば10秒)の間に起動Ack信号を受信しない場合には(ステップS706のYes)、無線チャネル或いはプリンタが何らかの理由で正常に動作していないと判断し、第1の端末はその旨を表示装置などを使って操作者に通知する(ステップS707)。
【0066】
一方、プリンタにおいて、プリント動作開始に必要なデータ、例えばプリントに必要なパラメータやファイルデータを第1の端末から受信すると(ステップS805のYes)、プリント動作を開始し(ステップS806)、プリント動作が終了すると(ステップS807のYes)、本実施形態におけるプリンタでの動作が全て終了する。
【0067】
尚、ステップS806において、プリント動作を開始する際に、必ずしも全てのファイルデータを第1の端末から受信しておく必要はない。
【0068】
[第5の実施形態]
次に、本発明に係る第5の実施形態について詳細に説明する。第4の実施形態では、第1及び第2の端末に無線送受信部を内蔵したが、第5の実施形態では、無線アダプタとして外部に接続する場合を例に説明する。
【0069】
図24は、第5の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。図示するように、本システムは第1の端末2471と第2の端末2472により構成されている。ここで、第1の端末は例えば、ノート型パソコンやラップトップパソコン等の携帯型情報端末であり、第2の端末はプリンタである。そして、第1の端末2471とプリンタ2472は、無線アダプタ2471’,2472’を介して無線通信チャネルで接続されている。尚、それぞれの端末と無線アダプタの間はシリアルインターフェースなどの一般的なインターフェースである。尚、無線アダプタ2471’,2472の構成は、前述した第2の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
【0070】
以上の構成において、第1の端末から第2の端末(プリンタ)へ無線アダプタを介してプリント要求を送出し、プリントを行う動作について以下に説明する。図25は、第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。また図26は第1の端末側の動作を示すフローチャートであり、図27は第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【0071】
まず、第1の端末において、操作者の操作やタイマーの起動等によりプリント動作開始要求が発生すると、無線アダプタにプリント要求を通知する(ステップS901)。これにより、第1の端末側の無線アダプタが第2の端末へ起動信号(プリント要求制御信号)を伝送する(ステップS902)。ここで、起動信号は第4の実施形態と同様に、図3に示すような制御信号フォーマットにより構成され、制御パラメータ33の部分に「プリント要求」を示すある特定のデータが挿入されたものである。
【0072】
一方、プリンタ側の無線アダプタが、この起動信号を受信すると(ステップS1001)、第4の実施形態と同様に、その起動信号の内容「プリント要求」を識別する(ステップS1002)。ここで、プリンタ側の無線アダプタは、起動信号を受信したことをプリンタへ通知し、無線通信チャネルを通じてプリントするファイルデータを受信可能状態とする(ステップS1003)。そして、第1の端末に起動信号を問題無く受信したことを通知するために起動Ack信号を第1の端末に伝送する(ステップS1004)。
【0073】
尚、この起動Ack信号は複雑に構成する必要はなく、例えば単純な識別子を持つ信号でよい。
【0074】
一方、第1の端末側の無線アダプタは、プリンタへプリンタ起動信号を伝送後、プリンタからの起動Ack信号の受信を待つ(ステップS903)。尚、プリンタからの起動Ack信号の受信を待つ間、第1の無線端末からプリンタへ繰り返しプリンタ起動信号を送ってもよい。そして、プリンタから起動Ack信号を受信すると(ステップS903のYes)、第1の端末へ起動Ack信号を受信した旨、即ちプリンタと接続される無線通信チャネルが正常に接続されている旨を通知する(ステップS904)。これにより、第1の端末から無線アダプタへプリントするファイルデータが転送され、無線アダプタにおいて第1の端末から受信したデータを無線通信チャネルを通じてプリンタ側へ伝送できる状態になると(ステップS905のYes)、ファイルのデータ伝送を開始する(ステップS906)。その後、プリンタへ伝送すべきファイルのデータ伝送が全て終了すると(ステップS907のYes)、本実施形態における第1の端末側の動作が全て終了する。
【0075】
また、ステップS902において、第1の端末側の無線アダプタがプリンタへプリンタ起動信号を伝送すると同時にタイマーを起動し、所定の時間(例えば10秒)の間に起動Ack信号を受信しない場合は(ステップS908のYes)、無線チャネル或いはプリンタ側が何らかの理由で正常に動作していないと判断し、第1の端末側の無線アダプタはその旨を表示装置などを使って操作者に通知或いはその旨を接続する第1の端末へ伝える(ステップS909)。
【0076】
一方、プリンタ側の無線アダプタにおいて、起動Ack信号を第1の端末へ伝送した後、プリント動作開始に必要なデータを受信すると(ステップS1005のYes)、そのデータをプリンタへ転送し(ステップS1006)、その転送が終了すると(ステップS1007のYes)、本実施形態におけるプリンタ側の無線アダプタでの動作が全て終了する。
【0077】
また、上述の実施形態では、第1の端末から転送されてきたファイルデータをそのままプリンタ側へ無線通信チャネルを通じて伝送する例を説明したが、必要であれば、第1の端末の無線アダプタにて解像度の変換や拡大、縮小など何らかのデータの加工を施したり、例えば予め第1の端末から転送されてきたファイルデータを一旦無線アダプタの中で蓄積したりすることも可能である。
【0078】
また同様に、無線通信チャネルを通じてプリンタ側の無線アダプタで受信したファイルデータをそのままプリンタへ転送する例を説明したが、必要であれば、プリンタ側の無線アダプタにて解像度の変換や拡大、縮小など何らからのデータの加工を施したり、例えば予め第1の端末から受信したファイルデータを一旦無線アダプタの中で蓄積したりすることも可能である。
【0079】
更に、第1の端末とプリンタの両方に無線アダプタを接続し、各無線アダプタを通じて無線通信チャネルによりファイルのデータ伝送を行う例を説明したが、例えば一方が無線送受信部を内蔵している場合も可能であり、その場合は第4の実施形態で説明したような動作になる。
【0080】
前述した第1、第2、第3の実施形態では、携帯型情報端末を第1の端末とし、スキャナ又はファクシミリを第2の端末としてスキャナの読み取り画像データ又はファクシミリ送受信データの伝送/受信を例に説明したが、例えばスキャナ読み取り又はファクシミリ受信の場合にスキャナ又はファクシミリを第1の端末、携帯型情報端末を第2の端末としても同様な効果を得ることができる。
【0081】
この場合、まず第1の端末であるスキャナが画像を読み取った時、又はファクシミリが相手ファクシミリから回線を通じてファクシミリ受信した時、無線通信チャネルを介して第2の端末へ起動信号を伝送する。これを受けて、第2の端末ではスキャナ読み取り画像データ又はファクシミリ受信データを受信可能状態にし、無線通信チャネルを介してスキャナ又はファクシミリから有意なデータとしてスキャナ読み取り画像データ又はファクシミリ受信画像データを受信する。
【0082】
また、前述した第1、第2、第3の実施形態では、第2の端末が無線通信チャネルを通じて起動信号を受信し、識別し、その起動信号に応じた機能が問題なく動作する例を説明したが、第2の端末が間違った起動信号を受信した場合、例えばその起動信号が指定する機能を第2の端末が持っていなかったり、或いは何らかの理由で動作が不可能な場合は、そのまま何も動作しないか、機能を持っていない、又は機能が動作しない旨を第1の端末に通知する、或いは第2の端末上で表示して操作者に通知することも可能である。
【0083】
更にまた、前述した第1、第2、第3の実施形態では、第1の端末が情報端末、第2の端末がスキャナやファクシミリである例を説明したが、例えばそれらが画像処理装置などのデータに何らかの加工を施すデータ加工装置やハードディスクなどのデータを蓄積するデータ蓄積装置、データを何らかの手段で表示する表示装置、外部からデータを入力する操作装置などであってもよい。
【0084】
また、第1、第2、第3の実施形態において、第2の端末に第1の端末の指定する機能があり、その機能が動作可能な場合に、動作する例を説明したが、例えば、第2の端末或いは接続される無線アダプタが起動信号を受けた時に、第2の端末のその指定された機能が動作中の場合は、動作が不可能と判断するか、又はその動作中の動作が終了した時点で動作可能な状態になった時に動作可能であると判断し、上述の実施形態の該当する制御を行ってもよい。
【0085】
また、各動作について1つの制御信号を第1の端末から第2の端末へ伝送する例を説明したが、もし第2の端末が複数の動作を連続して行う必要がある場合は、複数の制御信号を組み合わせて起動信号とし、第1の端末から第2の端末へ伝送してもよい。
【0086】
更に、前述した実施形態では、2台の端末側での通信方法を説明したが、このような制御方法を利用することにより、多元接続による複数の端末の同時動作制御も容易に実現可能である。
【0087】
また更に、前述した実施形態では、無線として赤外線など光を使用するとしていたが、媒体としては、電源を用いて周波数ホッピング方式や直接拡散方式などと組み合わせたりして実現することも可能である。
【0088】
また、光や電波の場合、その到達をエネルギーで検知することができるので、本発明によれば、そのエネルギー到達により第2の端末の電源をONし、動作を開始することも可能である。
【0089】
また、起動信号としては2値化データを無線媒体にのせて伝送/受信する方法を説明したが、光、或いは音声トーンを利用し、その周波数やON/OFF時間を変えて起動信号を構成して実現することも可能である。
【0090】
また更に、前述した実施形態では、起動Ack信号を簡単に構成し、第1の端末で第2の端末の機能動作の可、不可を識別するようにしたが、起動Ack信号にある程度の情報を持てる場合には、例えば第2の端末の指定された機能が動作不可である理由の情報(例えば紙切れ、トナー切れなど)を同時に第1の端末に伝送してもよい。
【0091】
また各実施形態では、それぞれの端末が無線送受信部を内蔵しているか、通常の端末に専用の無線アダプタを接続して無線チャネルを形成する例を説明したが、例えばデータ伝送/受信も可能な携帯電話を通常のスキャナ、ファクシミリ、複写機などに接続し、前述したような制御を行ってもよい。
【0092】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0093】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0094】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0095】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0096】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1の端末から第2の端末へのデータ送信を要求する場合には、データの受信端末(第2の端末)の状態を確認してからデータ送信するので、確実にデータを送受することができ、また第2の端末から第1の端末へのデータ送信を要求する場合には、応答信号の送受なしに所望データを送受するので、効率的に通信を行うことができる。
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図2】第1及び第2の端末に内蔵されている無線送受信部22の構成を示すブロック図である。
【図3】無線送受信部22で用いられる制御信号のフォーマットを示す図である。
【図4】図1に示す第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。
【図5】図1に示す第1の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図8】無線アダプタ71’,72の構成を示すブロック図である。
【図9】図7に示す第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。
【図10】図7に示す第1の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図11】図7に示す第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図13】第3の実施形態におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図14】図12に示す第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。
【図15】図12に示す第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。
【図16】図12に示す第1の端末の動作を示すフローチャートである。
【図17】図12に示す第1の端末の動作を示すフローチャートである。
【図18】図12に示す第2の端末の動作を示すフローチャートである。
【図19】図12に示す第2の端末の動作を示すフローチャートである。
【図20】第4の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図21】図20に示す第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。
【図22】図20に示す第1の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図23】図20に示す第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図24】第5の実施形態における無線通信システムの構成を示す図である。
【図25】図25に示す第1及び第2の端末における動作シーケンスを示す図である。
【図26】図24に示す第1の端末側の動作を示すフローチャートである。
【図27】図24に示す第2の端末側の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 携帯型情報端末
12 プリンタ
21 端末メイン制御部
22 無線送受信部
23 赤外線モデム
24 赤外線送受信部
71’ 無線アダプタ
72’ 無線アダプタ
122 ファクシミリ
1301 CPU
1302 ROM
1303 RAM
1304 操作パネル
1305 読取部
1306 記録部
1307 通信制御ユニット
1308 回線
1309 赤外線MODEM
1310 赤外線送受信部
1311 赤外線無線通信チャネル

Claims (21)

  1. 第1の端末と第2の端末との間で通信を行う無線通信システムにおいて、
    第1の端末から第2の端末へ所定の動作を要求するための起動信号を送出る起動手段と、
    前記起動信号によって要求された所定の動作が前記第1の端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合は、前記起動信号の受信を示す応答信号を前記第2の端末から前記第1の端末へ送信し、前記第1の端末が前記応答信号を受信した後に、前記第1の端末から前記第2の端末へデータを送信し、前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合は、前記第2の端末は前記応答信号を送信することなしに、前記第1の端末が所望するデータを前記第1の端末へ送信するデータ伝送手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合に、前記第1の端末は、前記第2の端末から前記データが伝送されない場合に、前記所定の動作を行う機能を第2の端末が持っていないと判定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合に、前記第1の端末は、前記第2の端末から前記データが伝送されない場合に、前記所定の動作を行う機能が第2の端末で動作不可能であると判定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合に、前記第1の端末は、前記第2の端末から前記データが伝送されない場合に前記第2の端末との前記無線通信チャネルが接続されていないと判定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記所定の動作が前記第1の端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合には、前記第2の端末は、前記第1の端末からのデータを他の装置へ転送することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記所定の動作が前記第1の端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合には、前記第1の端末は、前記第2の端末が前記他の装置へデータ転送するための各種パラメータを前記データと共に送信することを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合には、前記第2の端末は、他の装置から受信したデータを前記第1の端末に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  8. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合には、前記第2の端末は、前記他の装置から前記データを受信した際の各種パラメータを前記データと共に送信することを特徴とする請求項7記載の無線通信システム。
  9. 無線通信端末において、
    第2の端末へ所定の動作を要求するための起動信号を送出する送出手段と、
    前記起動信号によって要求した所定の動作が前記無線通信端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合は、前記起動信号の受信を示す応答信号を前記第2の端末から受信した後に、前記第2の端末へデータを送信し、前記所定の動作が前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合は、前記第2の端末からの前記応答信号を受信することなしに、前記第2の端末からデータを受信するデータ伝送手段とを有することを特徴とする無線通信端末。
  10. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合に、前記無線通信端末は、前記第2の端末から前記データが伝送されない場合には、前記所定の動作を行う機能を第2の端末が持っていないと判定することを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  11. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合に、前記無線通信端末は、前記第2の端末から前記データが伝送されない場合には、前記所定の動作を行う機能が第2の端末で動作不可能であると判定することを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  12. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合に、前記無線通信端末は、前記第2の端末から前記データが伝送されない場合には、前記第2の端末との前記無線通信チャネルが接続されていないと判定することを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  13. 前記無線通信端末から前記第2の端末へのデータ送信の要求は、前記無線通信端末からのデータを前記第2の端末から他の装置への転送要求であることを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  14. 前記所定の動作が前記無線通信端末から前記第2の端末へのデータ送信である場合には、前記無線通信端末は、前記第2の端末が前記他の装置へデータ転送するための各種パラメータを前記データと共に送信することを特徴とする請求項13記載の無線通信端末。
  15. 前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信の要求は、前記第2の端末が他の装置から受信したデータの前記無線通信端末への送信要求であることを特徴とする請求項記載の無線通信端末。
  16. 前記所定の動作が前記第2の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合には、前記第2の端末が前記他の装置から前記データを受信した際の各種パラメータを前記データと共に受信することを特徴とする請求項15記載の無線通信端末。
  17. 無線通信端末において、
    第1の端末が送信した、所定の動作を要求する起動信号を受信する受信手段と、
    前記起動信号によって要求された所定の動作が前記第1の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合は、前記起動信号の受信を示す応答信号を前記第1の端末へ送信し、前記第1の端末が前記応答信号を受信した後に送信するデータを受信し、前記所定の動作が前記無線通信端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合は、前記応答信号を送信することなしに、前記第1の端末が所望するデータを前記第1の端末へ送信するデータ伝送手段とを有することを特徴とする無線通信端末。
  18. 前記所定の動作が前記第1の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合には、前記第1の端末からのデータを他の装置へ転送することを特徴とする請求項17記載の無線通信端末。
  19. 前記所定の動作が前記第1の端末から前記無線通信端末へのデータ送信である場合には、前記他の装置へデータ転送するための各種パラメータを前記データと共に受信することを特徴とする請求項18記載の無線通信端末。
  20. 前記所定の動作が前記無線通信端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合には、他の装置から受信したデータを前記第1の端末に送信することを特徴とする請求項17記載の無線通信端末。
  21. 前記所定の動作が前記無線通信端末から前記第1の端末へのデータ送信である場合には、前記他の装置から前記データを受信した際の各種パラメータを前記データと共に送信することを特徴とする請求項20記載の無線通信端末。
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