JP2006261853A - 通信装置及びその制御方法 - Google Patents

通信装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006261853A
JP2006261853A JP2005073956A JP2005073956A JP2006261853A JP 2006261853 A JP2006261853 A JP 2006261853A JP 2005073956 A JP2005073956 A JP 2005073956A JP 2005073956 A JP2005073956 A JP 2005073956A JP 2006261853 A JP2006261853 A JP 2006261853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
wireless
usb
terminal device
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005073956A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetada Nago
秀忠 名合
Hajime Shimura
元 志村
Hiroshi Mashita
博志 真下
Takahiro Shichino
隆広 七野
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Takatoshi Hirose
崇俊 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005073956A priority Critical patent/JP2006261853A/ja
Publication of JP2006261853A publication Critical patent/JP2006261853A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 ユーザが通信装置の有線インタフェースに端末装置を接続する際に、端末装置の給電能力を意識することなく、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】 端末装置と有線で接続するための有線インタフェースと、無線で接続するための無線部とを有する無線通信装置において、起動時の給電状態を判別し、その判別の結果に基づいて、有線インタフェースに接続する端末装置とのデータ通信を制御するか、端末装置と無線部により接続する他の端末装置との間のデータ通信を中継する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、端末装置と有線で接続するための有線インタフェースと、無線で接続するための無線部とを有する通信装置及びその制御方法に関する。
デジタルカメラとプリンタとを直接有線で接続し、印刷を行う方法が提案されている。プリンタとデジタルカメラとの間では、例えば特許文献1に記載された動作フローで制御情報と印刷データがやり取りされる。
また、物理層の異なるネットワーク間で信号を乗せ換える技術に関しては、例えば特許文献2に開示されている。
以下、本発明においては、プリンタとはデジタルカメラとの間を物理的若しくは論理的に接続し、デジタルカメラからのデータを直接受け取ることができるものをいう。
特登録03530847号公報 特開平10-257119号公報
カメラとプリンタの間で直接印刷処理を行うことをダイレクトプリントと呼んでいる。従来のダイレクトプリントは、図1に示すようにデジタルカメラ101とプリンタ102とを直接USBなどの有線のケーブル103で接続することで実現している。従来の場合、使用前後に、ケーブルの抜き差しを行わなければならず、わずらわしいとの声があり、無線化の検討も行われている。
このダイレクトプリントの無線化を実現するにはいくつかの方法がある。まず、第1の方法は、無線対応のカメラと無線対応のプリンタとの組み合わせで実現するものである。次に、第2の方法は、有線接続専用のプリンタに取り付ける無線通信装置を用意する方法である。この第2の方法は、更に詳細に検討すると、無線通信装置が登場する前からあるプリンタに接続する場合と、無線通信装置と同じか以後に登場したプリンタに取り付ける場合がある。前者は、カメラ若しくはコンピュータと接続することを考えており、何れの場合も電源上の問題を持たないのでUSBバス給電の必要が無い。そのため、前者のプリンタは、規格上最小限のUSBバス給電能力しか持っていない。一方、後者は、無線通信装置を接続することを考慮しているため、無線通信装置を動作させるために十分なUSBバス給電能力を持つ。
従って、第2の方法でUSBバス給電が不可能なプリンタに無線通信装置を取り付ける場合には無線通信装置は外部給電が必要であり、またUSBバス給電が可能なプリンタに取り付ける場合にはUSBバスからの給電で無線通信装置は動作する。この第2の方法で無線ダイレクトプリントを実現するためには、ユーザがプリンタのUSBバス給電能力に関する知識を持ち、外部給電で動作する無線通信装置か、USBバス給電で動作する無線通信装置かを区別して使用する必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ユーザが通信装置の有線インタフェースに端末装置を接続する際に、端末装置の給電能力を意識することなく、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
本発明は、端末装置と有線で接続するための有線インタフェースと、無線で接続するための無線部とを有する通信装置であって、起動時の給電状態を判別する判別手段と、前記判別の結果に基づいて前記有線インタフェースに接続する端末装置とのデータ通信を制御する又は前記端末装置と無線部により接続する他の端末装置との間のデータ通信を中継する通信制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、端末装置と有線で接続するための有線インタフェースと、無線で接続するための無線部とを有する通信装置の制御方法であって、起動時の給電状態を判別する判別工程と、前記判別の結果に基づいて前記有線インタフェースに接続する端末装置とのデータ通信を制御する又は前記端末装置と無線部により接続する他の端末装置との間のデータ通信を中継する通信制御工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが通信装置の有線インタフェースに端末装置を接続する際に、端末装置の給電能力を意識することなく、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図2は、本実施形態におけるデジタルカメラとプリンタとの接続形態例を示す図である。図2において、201は無線対応のデジタルカメラであり、IEEE802.11b/11g/11aなどに代表されるWLAN(Wireless Local Area Network)やBluetooth(登録商標)などの無線通信機能を有する。202は無線通信装置であり、USBや無線LANなどの複数の通信インタフェースを有する無線通信装置である。また、無線通信装置202はUSBケーブル203でプリンタ204と接続されると共に、無線LANによりデジタルカメラ201と通信を行い、デジタルカメラ201から送信された画像データをUSBケーブル203を介してプリンタ204へ送信する。204は既存の有線(USBケーブル)対応のプリンタである。
205はパーソナルコンピュータ(PC)であり、PC205から無線通信装置202への無線情報設定のペアリングを行う際に、USBケーブル206によって無線通信装置202とUSB接続が行われる。また、PC205は上述の近距離無線通信機能を有し、無線通信装置202と無線LANにより通信することも可能である。
また、無線通信装置202は、デジタルカメラ201とUSBケーブル207によってUSB接続された場合、デジタルカメラ201と無線情報設定のペアリングを行う。
次に、図3を用いて、上述した複数の動作モードと複数の通信インタフェースを有する無線通信装置202の構成について説明する。
図3は、本実施形態における無線通信装置202の構成の一例を示すブロック図である。図3において、301はCPU、302はRAM、303はROM、304は電源制御部、305はUSBデバイスコントローラ(USB-Device-Ctr)、306はUSBホストコントローラ(USB-Host-Ctr)、307は無線部、308は無線通信装置202の内部バスである。
309はUSBデバイス(USB-Device)コネクタ、310はUSBホスト(USB-Host)コネクタ、311はUSBデバイスが接続されたか否かを検出する信号(Vbus)である。312は電源制御部304をCPU301が制御するための制御信号、313は電源制御部304により制御されるUSBホストコントローラ306用電源、314は電源制御部304により制御される無線部307用電源、315は電源制御部304により制御されるUSBデバイスコントローラ305用電源である。
そして、316は無線通信装置202の接続状態などを表示するLCDやLEDなどで構成された表示器である。
図4は、USBデバイス側でデータ信号線を用いたUSBバスリセットの構成の一例を示す図である。図4において、401、402はUSBデータ信号線、403、404はプルアップ抵抗(PullUP抵抗)、405、406はプルアップ抵抗とデータ信号線の接続を制御するスイッチである。
ここで、図5を用いてUSBデバイスコントローラ305が行うUSBバスリセットについて説明する。尚、このUSBバスリセットは、CPU301が信号(Vbus)311をモニタし、USBデバイスコントローラ305を制御してプルアップ抵抗403、404をオン又はオフにすることで行われる処理である。
図5は、本実施形態におけるUSBバスリセットの処理を示すフローチャートである。まず、ステップS501において、USBのデータ信号線401、402に取り付けられたプルアップ抵抗403、404をスイッチ405、406によって切り離す。次に、ステップS502において、信号(Vbus)311をモニタし、ロー(Low)であれば、USBホスト機器がUSBデバイスコネクタ309に接続していないため、エラーを表示し、終了する。
また、信号311をモニタし、ハイ(High)であれば、USBホスト機器がUSBデバイスコネクタ309に接続しているので、ステップS503へ進み、データ信号線401、402と切り離されているプルアップ抵抗403、404をスイッチ405、406によってデータ信号線401、402に接続する。この時、2つのプルアップ抵抗403、404をデータ信号線401、402にそれぞれ接続するか、どちらか1つを接続するかは自身がサポートするUSB通信速度によるものとする。
次に、図6を用いて、無線通信装置202のUSBデバイスコネクタ309又はUSBホストコネクタ310に他の機器としてPC206やプリンタ204又はカメラ201がUSBケーブルで接続された場合に、CPU301が実行する接続制御処理について説明する。
図6は、本実施形態における無線通信装置の接続制御処理を示すフローチャートである。無線通信装置202は、電源が投入されると、ステップS601において、給電状態をチェックする。ここで、給電がUSBバス給電によるものであると判定すると、ステップS602へ進み、電源制御部304を制御し、USBデバイスコントローラ305に給電する。そして、ステップS603において、USB接続機器からのUSBデバイスクラスの問い合わせに対して「通信アダプタ」を返すことを決定する。USBバス給電を受けているということは、この時点で何らかの機器とUSBで接続しているということなので、ステップS604において、上述したUSBデバイスのバスリセットを行い、USB接続している相手機器に対してUSBデバイスが接続していることを認識させる。
次に、ステップS605において、USBデバイスの接続を認識した相手機器が、無線通信装置202に対してUSBデバイスクラスを問い合わせてくるので、この問い合わせに対してステップS603で決定した「通信アダプタ」を返す。一方、「通信アダプタ」と接続していることが判った相手機器は無線通信装置202に対して何らかのコマンドを送ってくる。そこで、ステップS606において、相手機器から送られてくるコマンドを判定し、そのコマンドが「ペアリング処理要求」であれば、相手機器はPC205とみなし、ステップS607へ進み、ペアリング処理を実行する。
具体的には、予め無線通信装置202が持っている無線通信設定情報をPC205側に渡すか、PC205側で設定した無線通信設定情報を無線通信装置202が受け取る処理である。無線通信設定情報とは、例えば無線LANに接続するためのネットワーク識別子(SSID)、暗号化情報、ダイレクトプリント用機器IDなどの通信を行う上で必要となる情報のことである。このペアリング情報の授受が終了すると、LEDなどの表示器316でペアリング処理終了をユーザに通知し、ユーザが無線通信装置202とPC205とを接続しているUSBケーブル206を取り外す。
このように、PC205とのペアリング処理が終了すると、ステップS608において、ペアリング終了フラグをセットし、この処理を終了する。
また、上述のステップS606において、コマンドが「通信の可否問い合わせ」であれば、USBバス給電可能なプリンタが通信を要求していると判定し、ステップS609へ進み、電源制御部304を制御し、無線部307に給電する。次に、ステップS610において、この時点では無線通信が不可能であるので、「通信不可」を通知し、プリンタが定期的に「通信の可否の問い合わせ」を無線通信装置202に送り、無線通信装置202はその時の通信の可否の結果を通知する。
次に、ステップS611において、無線通信装置202はペアリングを行った通信相手と無線接続を試みる。そして、無線接続が完了した後、プリンタからの「通信の可否問い合わせ」を受けると、ステップS612において「通信可能」を通知し、プリンタが無線接続相手との通信を開始する。
尚、「通信アダプタ」と接続していることが判った相手機器が、無線通信装置202に送ってきたコマンド「通信の可否問い合わせ」を更に2つのコマンドとすることが可能である。2つのコマンドは、「上位層アプリの通信の可否」又は「無線通信の可否」であり、「上位層アプリの通信の可否」であれば相手機器はプリンタなどの機器であり、PTP通信の実行を求めているものである。また、「無線通信の可否」であればPC205などの無線リンクが確立すれば通信が可能な機器であることがわかる。
これにより、プリンタなどの上位層アプリの通信種別が固定されているものには上位層の通信を促すことが可能となり、またPC205のように、様々な通信アプリが動作する機器であれば無線リンクの確立後、ユーザが使用する任意の通信アプリを使用可能とすることができる。
また、「通信の可否問い合わせ」が2つになったとしても、無線通信装置202が上位層アプリの開始可能を通知することにより自動的に上位層アプリ通信を開始するプリンタと、無線リンクの確立後、ユーザが上位層アプリ通信を開始するPC205の場合とでは上位層アプリを開始する主体が変わるだけであり、図6に示すフローチャートはそのままで良い。
尚、無線通信装置202は、USBデバイスコネクタ309に接続している相手機器に対してUSBバス給電の給電電流として最大値を要求する。この要求は、USBデバイスクラスの応答の後か、相手機器からのコマンドが「通信の可否問い合わせ」であった後に行う。何れの場合でも、動作シーケンス上問題ないが、PC205とのペアリング処理には無線部307は動作しないため、より好ましくは、相手機器からのコマンドが「通信の可否問い合わせ」であった後に行うほうが望ましい。
また、上述したステップS606において、相手機器からのコマンドがその他であれば表示器316を用いてエラーをユーザに通知し、この処理を終了する。
一方、ステップS601において、給電状態をチェックした結果、この給電が外部給電であると判定すると、ステップS613へ進み、USBデバイスクラスの問い合わせに対してカメラなどと同じ「スティルイメージ」を返すことを決定する。この後の動作に関しては2通り考えられる。
まず、図7を用いて、外部から電源が投入された場合に、無線通信装置202のCPU301が実行する第1の処理について説明する。図7は、本実施形態における外部給電時の第1の処理を示すフローチャートである。
ステップS701において、電源制御部304を制御し、USBデバイスコントローラ305及びUSBホストコントローラ306に電源を給電する。次に、ステップS702において、USBデバイスコントローラ305をモニタし、接続機器の有無を確認する。ここで、USBデバイスコントローラ305で接続機器を検出すると、ステップS703へ進み、電源制御部304を制御し、無線部307に電源を給電する。そして、ステップS704において、無線接続処理を行い、無線接続完了後、ステップS705において、上述したUSBバスリセットを行い、接続機器とUSBデバイスクラスを交換する。
次に、ステップS706において、接続機器から送られてくる情報がPTPオープンセッションであるか否かをチェックする。ここで、PTPオープンセッションでない場合には、ダイレクトプリントに対応したプリンタ204でない装置と接続しているとみなし、ユーザに予期しない機器と接続している旨を表示器316によって通知し、無線を切断して終了する。また、PTPオープンセッションであった場合は、無線接続相手とのダイレクトプリントのシーケンスを実行する。
次に、図8を用いて、外部から電源が投入された場合に、無線通信装置202のCPU301が実行する第2の処理について説明する。図8は、本実施形態における外部給電時の第2の処理を示すフローチャートである。
ステップS801において、電源制御部304を制御し、USBデバイスコントローラ305及びUSBホストコントローラ306に電源を給電する。次に、ステップS802において、USBデバイスコントローラ305をモニタし、接続機器の有無を確認する。ここで、USBデバイスコントローラ305で接続機器を検出すると、ステップS803へ進み、上述したUSBバスリセットを行う。次に、ステップS804において、第1のタイマを起動し、ステップS805において、接続機器にUSBデバイスクラスを通知し、接続機器とUSBデバイスクラスを交換する。その後、ステップS806で、接続機器から送られてくる情報がペアリングか否かをチェックし、ペアリングであればステップS807へ進み、ペアリングを実行する。そして、ステップS808において、ペアリング終了フラグをセットし、ペアリングが終了したことをユーザに通知して終了する。
また、上述のステップS806において、接続機器から送られてくる情報がペアリングでなければステップS809へ進み、PTPオープンセッションか否かをチェックする。ここで、PTPオープンセッションでもなければステップS810へ進み、第1のタイマで規定された時間が満了したか否かをチェックする。そして、満了していなければ、ステップS806に戻り、接続機器からの情報がペアリングか、PTPオープンセッションかのチェックを繰り返し、第1のタイマが規定値を満たすとダイレクトプリントに対応したペアリング機能を有しない機器か、ダイレクトプリントに対応しない機器に接続したことをユーザに通知し、この処理を終了する。
一方、上述のステップS809において、PTPオープンセッションの情報を受けるとステップS811へ進み、ダイレクトプリントに対応したプリンタ204が接続しているので、一旦USBバスのプルアップ抵抗403、404を解除し、擬似的にUSBが外れたように見せかける。そして、ステップS812において、無線接続を行い、無線接続の開始と同時に、ステップS813において、第2のタイマを起動する。その後、ステップS814において、規定時間内にペアリングを行った通信相手との無線接続が確立できない場合にはステップS817からステップS818へ進み、無線を切断し、ユーザに無線通信相手が存在しないことを通知し、この処理を終了する。
また、ステップS814において、規定時間内に相手装置との無線接続が確立できるとステップS815へ進み、第2のタイマを停止する。そして、ステップS816において、USBバスのプルアップ抵抗403、404を有効にし、プリンタ204からのPTPオープンセッションを通信相手に渡し、ダイレクト印刷を開始する。
次に、図9を用いて,USBバス給電時で無線通信を行う状態に遷移した時、又は外部給電で無線通信を行う状態に遷移した時に無線通信装置202のCPU301が実行する処理について説明する。
図9は、USBホストに相手機器が接続された場合の処理を示すフローチャートである。まず、ステップS901において、無線通信装置202は、USBホストコントローラ306に接続機器の有無を確認する。この時、接続機器があるとステップS902へ進み、接続機器に対してデバイスクラスを問い合わせる。そして、ステップS903において、接続機器が「スティルイメージ」であるか否かをチェックし、「スティルイメージ」でない機器が接続していれば、ユーザに接続機器エラーを通知する。
また、「スティルイメージ」であればステップS904へ進み、ペアリング処理を実行する。そして、ペアリングが終了後、ステップS905において、接続しているスティルイメージがコネクタから外れたか否かをチェックする。ここで、外れたことを確認するとステップS906へ進み、ペアリング終了フラグを立てて、ペアリング処理を終了する。尚、このペアリング処理は、無線通信の処理とは別個に実行できるため、無線通信を実行している時でも並行して行うことが可能である。
次に、図10、図11を用いて、上述した無線接続処理(図6に示すS611、図7に示すS704、図8に示すS812)の詳細について説明する。
図10は、デジタルカメラ201が無線通信装置202を介してプリンタ204と無線接続を行う処理の詳細を示すフローチャートである。また、図11は、デジタルカメラと無線通信装置とプリンタとの間で行われる無線接続時のシーケンスを示す図である。
図11に示すように、無線通信装置202のUSBデバイスコネクタ309にプリンタ204が接続されると、上述したバスリセットが行われる(1101)。そしてプリンタ204から無線通信装置202へUSBデバイスクラスの問い合わせが行われ(1102)、無線通信装置202からUSBデバイスクラスが通知される(1103)。
ここで、無線接続が開始されると、まず、ステップS1001において、ペアリングを実施済みか否かを確認する。ここでは、ペアリングが終了した後にセットしたペアリング終了フラグを確認することで行う。ペアリングが行われていれば、無線通信すべき相手が存在するということなので、ステップS1002へ進み、無線LAN接続を行う。
無線通信装置202からデジタルカメラ201へ無線接続要求(1104)が送られ、デジタルカメラ201が無線接続許可(1105)を返す。その後、無線通信装置202から無線LANネットワークにブロードキャストでネットワーク参加通知(1106)が送信される。このネットワーク参加通知(1106)を受信したデジタルカメラ201は、無線LANネットワーク内にブロードキャストで自身が望むサービスを持つ端末を捜索するためにサービス能力問い合わせ(1107)を送信する。一方、無線通信装置202は、サービス能力問い合わせ(1107)を送信した相手に対して自身のサービス能力を通知する(1108)。
ステップS1003において、デジタルカメラ201がサービス能力通知(1108)を受信すると、無線通信装置202宛に機器情報を問い合わせ(1109)、無線通信装置202が機器情報応答(1110)を返信する。そして、機器情報応答(1110)の結果、ペアリングを行った無線通信装置202であると判定すると、無線通信装置202にTCP接続(1111)を実施する。
ステップS1004において、無線通信装置202が、このTCP接続(1111)を受けるまでは、プリンタ204からの通信可否問い合わせ(1112)に対して通信不可通知(1113)を通知し、このTCP接続(1111)を受けると無線接続の成功終了となる。そして、プリンタ204からの通信可否問い合わせ(1112)に対して通信可通知(1114)を通知し、プリンタ204からPTPオープンセッション(1115)がデジタルカメラ201へ送られ、PTPセッションが実行される(116)。
また、ステップS1001において、ペアリング処理終了フラグを確認し、ペアリング処理をまだ一切行っていない場合、ペアリング処理が行われ、完了するまでは無線LAN接続以降の処理を行わない。
また、無線通信装置202がデジタルカメラ201へ機器情報応答(1110)を返信し、所定時間内にTCP接続(1111)が実施されなかった場合は、ペアリングをしていない装置からの無線接続とみなし、ステップS1005へ進み、無線LANを切断し、接続すべき装置が存在しないことをユーザに通知し、この処理を終了する。
尚、USBデバイスコントローラ305で接続機器を検出した場合に、無線通信相手がPC205の場合であっても同様の手順でPC205から無線ダイレクトプリントが可能である。
また、無線接続の形態が、IEEE802.11で規定されたインフラストラクチャモードとアドホックモードの何れであっても同様に動作する。例えば、アドホックモードの場合、通信相手となるデジタルカメラ201若しくはPC205との間で無線接続を行い、無線アドホックネットワーク内に対してのみブロードキャスト信号を送信する。
また、図12に示すインフラストラクチャモードの場合、無線通信装置202はアクセスポイント1201と無線接続を行い、アクセスポイント1201が管理する無線ネットワークと、アクセスポイント1201が接続している有線ネットワーク1202とに対してブロードキャスト信号を送信する。
従って、インフラストラクチャモードとアドホックモードの違いは、アドホックモードの時には相手装置も同じ無線ネットワークに接続している必要があるが、インフラストラクチャモードでは相手装置はブロードキャスト信号が届くネットワーク内であれば、有線接続でも無線接続でもかまわないという点だけである。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
デジタルカメラとプリンタとの有線接続例を示す図である。 本実施形態におけるデジタルカメラとプリンタとの接続形態例を示す図である。 本実施形態における無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 USBデバイス側でデータ信号線を用いたUSBバスリセットの構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるUSBバスリセットの処理を示すフローチャートである。 本実施形態における無線通信装置の接続制御処理を示すフローチャートである。 本実施形態における外部給電時の第1の処理を示すフローチャートである。 本実施形態における外部給電時の第2の処理を示すフローチャートである。 USBホストに相手機器が接続された場合の処理を示すフローチャートである。 デジタルカメラ201が無線通信装置202を介してプリンタ204と無線接続を行う処理の詳細を示すフローチャートである。 デジタルカメラと無線通信装置とプリンタとの間で行われる無線接続時のシーケンスを示す図である。 インフラストラクチャモードにおける接続形態の一例を示す図である。
符号の説明
101 デジタルカメラ
102 プリンタ
103 USBケーブル
201 無線対応のデジタルカメラ
202 無線通信装置
203 USBケーブル
204 有線対応のプリンタ
205 パーソナルコンピュータ(PC)
206 USBケーブル
207 USBケーブル
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 電源制御部
305 USBデバイスコントローラ(USB-Device-Ctr)
306 USBホストコントローラ(USB-Host-Ctr)
307 無線部
308 内部バス
309 USBデバイス(USB-Device)コネクタ
310 USBホスト(USB-Host)コネクタ
311 信号(Vbus)
312 制御信号
313 USBホストコントローラ306用電源
314 無線部307用電源
315 USBデバイスコントローラ305用電源
316 表示器
401 USBデータ信号線
402 USBデータ信号線
403 プルアップ抵抗(PullUP抵抗)
404 プルアップ抵抗(PullUP抵抗)
405 スイッチ
406 スイッチ

Claims (7)

  1. 端末装置と有線で接続するための有線インタフェースと、無線で接続するための無線部とを有する通信装置であって、
    起動時の給電状態を判別する判別手段と、
    前記判別の結果に基づいて前記有線インタフェースに接続する端末装置とのデータ通信を制御する又は前記端末装置と無線部により接続する他の端末装置との間のデータ通信を中継する通信制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記判別手段は、前記有線インタフェースに接続した端末装置から給電された状態か、外部電源から給電された状態かを判別することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信制御手段は、前記起動時の給電状態が前記有線インタフェースに接続した端末装置から給電された状態で、かつ当該端末装置がプリンタの場合、該プリンタと前記無線部により接続する他の端末装置との間のデータ通信を中継することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記通信制御手段は、前記無線部により撮像装置が接続される場合、当該撮像装置との無線接続が完了するまでの間、前記プリンタとのデータ通信を抑制することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 端末装置と有線で接続するための有線インタフェースと、無線で接続するための無線部とを有する通信装置の制御方法であって、
    起動時の給電状態を判別する判別工程と、
    前記判別の結果に基づいて前記有線インタフェースに接続する端末装置とのデータ通信を制御する又は前記端末装置と無線部により接続する他の端末装置との間のデータ通信を中継する通信制御工程とを有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  6. 請求項5記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2005073956A 2005-03-15 2005-03-15 通信装置及びその制御方法 Withdrawn JP2006261853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073956A JP2006261853A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 通信装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005073956A JP2006261853A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 通信装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006261853A true JP2006261853A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37100636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005073956A Withdrawn JP2006261853A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 通信装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006261853A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042872A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Fujitsu Telecom Networks Ltd 監視装置
JP2010055406A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Corp 無線装置および電力制御方法
JP2010093735A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Sony Computer Entertainment Inc 通信システム、ホスト装置及び端末装置
JP2014078263A (ja) * 2013-12-18 2014-05-01 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、及び、撮像装置
US9374439B2 (en) 2009-02-10 2016-06-21 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and control method thereof, service providing apparatus and control method thereof, information processing system, information processing method, program, and recording medium

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042872A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Fujitsu Telecom Networks Ltd 監視装置
JP2010055406A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Corp 無線装置および電力制御方法
JP2010093735A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Sony Computer Entertainment Inc 通信システム、ホスト装置及び端末装置
JP4586089B2 (ja) * 2008-10-10 2010-11-24 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 通信システム、ホスト装置及び端末装置
US9374439B2 (en) 2009-02-10 2016-06-21 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and control method thereof, service providing apparatus and control method thereof, information processing system, information processing method, program, and recording medium
JP2014078263A (ja) * 2013-12-18 2014-05-01 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、及び、撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4502389B2 (ja) 通信装置及びその制御方法
KR100815509B1 (ko) 통신장치 및 방법
EP3209065B1 (en) Transmission of wlan configuration via blutooth
KR101702293B1 (ko) 통신장치, 통신장치의 제어방법 및 기억매체
JP4689339B2 (ja) 通信装置及びその通信用パラメータの設定方法
JP5853981B2 (ja) 機能実行装置
JP6558965B2 (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP6344893B2 (ja) 通信装置、通信方法およびプログラム
JP6305023B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム
EP3382528B1 (en) Information processing method to be performed by information processing apparatus configured to communicate with communication apparatus using predetermined communication method
JP6074257B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
JP5149715B2 (ja) 通信システム、通信装置及びその制御方法、プログラム
JP2006229360A (ja) 無線通信装置及び無線通信、プログラム、記憶媒体
JP2008035416A (ja) 通信装置及びその通信パラメータ設定方法
JP2006261853A (ja) 通信装置及びその制御方法
JP6482262B2 (ja) 通信装置および通信装置の制御方法、プログラム
EP3500050B1 (en) Communication device, communication method and program
CN107277743B (zh) 通信系统、通信装置和控制方法
WO2015040827A1 (en) Handover between two communication devices from nfc communication mode to wlan/bluetooth communication mode based on service priorities
JP6452379B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法及びコンピュータプログラム
JP6172954B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム
JP2017200019A (ja) 端末装置、制御方法、プログラムおよび通信システム
JP2017112432A (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP2023162062A (ja) 通信装置、その制御方法、並びにプログラム
JP2013055426A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603