JP2006289674A - 印刷装置および操作機器および印刷システムおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

印刷装置および操作機器および印刷システムおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ある操作機器のユーザの印刷中に、印刷中のユーザの許可なく勝手に他の操作機器から印刷を中止されてしまうことを防止することである。
【解決手段】 操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器101と無線通信可能な印刷装置であって、印刷処理中におけるいずれかの操作機器101からの要求受信時に、要求元のID情報と記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、無線通信操作処理部205が前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムに関するものである。
従来より、印刷装置に情報処理装置を接続して、情報処理装置をリモコン操作して印刷を実行するものがある。このような形態の場合、ユーザは、リモコン側にメモリカードを装着して、リモコンのビューワに任意の画像を表示し、ユーザが選択した画像のデータを、リモコンのメモリカードから印刷装置に転送し、リモコンの印刷実行ボタンを押すことによって印刷するものである。
最近では、印刷装置自体が高機能になり、パソコンを介さなくてもさまざまな情報機器から画像データを直接受信し印刷できるようになっている。
例えば、印刷装置に無線通信機能が内蔵され、無線通信を利用したリモコン操作で印刷したり、無線通信を利用して携帯電話から画像データを受信して、直接印刷を行うものや、無線通信機能を内蔵したデジタルカメラで撮影した画像を直接印刷を行うもの等がある。
さらに、デジタルカメラや、携帯電話等、情報機器からのダイレクト印刷の仕組みは、規格化され、今後、一台の印刷装置に対して、種々複数の情報機器から遠隔操作できるようになる。
なお、この種の技術に関して、下記の特許文献1〜3が既に公開されている。
特開2004−220468号公報 特開2002−116898号公報 特開2003−216350号公報
しかしながら、上述した従来技術においては下記のような問題があった。
すなわち、従来の無線通信機能付き印刷装置は、常時、複数のリモコンおよび情報機器(以後、操作機器とする)からの操作が可能であるため、あるユーザの印刷中に、印刷中のユーザの許可なく勝手に他の操作機器から印刷を中止されてしまう恐れがあった。
また、従来の無線通信機能付き印刷装置は、常時、複数の操作機器からの操作が可能であるため、あるユーザが高級紙など特殊な用紙を利用して印刷していた場合、他のユーザが印刷要求を印刷装置に与えると、高級紙など特殊な用紙を利用して印刷しているユーザの許可なしに、印刷を実行してしまい、普通紙に印刷すればいいようなコンテンツを高級紙など特殊な用紙に印刷してしまう恐れがあった。
また、従来の無線通信機能付き印刷装置は、常時、複数の操作機器からの操作が可能であるため、あるユーザが年賀状等を連続印刷しているにもかかわらず、印刷中のユーザの許可がなくても、他のユーザが勝手に印刷を中止して、他の印刷要求を実行してしまう恐れがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置であって、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御することにより、ある操作機器のユーザの印刷中に、印刷中のユーザの許可なく勝手に他の操作機器から印刷を中止されてしまうことを防止することができる印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
第2の目的は、操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器であって、印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求した後、印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御することにより、処理中の印刷処理を中止してしまうような不用意な印刷中止指示が印刷装置に転送してしまうことを制限できる操作機器および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
第3の目的は、操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置が無線通信可能な印刷システムであって、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御するとともに、操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器であって、印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求した後、印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御することにより、ある操作機器のユーザの印刷中に、印刷中のユーザの許可なく勝手に他の操作機器から印刷を中止されてしまうことを防止することができるともに、処理中の印刷処理を中止してしまうような不用意な印刷中止指示が印刷装置に転送してしまうことを制限できる印刷システムおよび印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置であって、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶する記憶手段と、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の操作機器は以下に示す構成を備える。
操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器であって、前記操作機器固有のID情報を記憶する記憶手段と、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求手段と、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の印刷システムは以下に示す構成を備える。
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムであって、前記印刷装置は、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶する第1の記憶手段と、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記第1の記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する第1の制御手段とを備え、前記操作機器は、前記操作機器固有のID情報を記憶する第2の記憶手段と、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求手段と、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の印刷制御方法は以下に示す構成を備える。
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置における印刷制御方法であって、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶手段に記憶し、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへの切り替えを制御する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
また、操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器における印刷制御方法であって、前記操作機器固有のID情報を記憶手段に記憶し、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求ステップと、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する制御ステップと、を有することを特徴とする。
さらに、操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムにおける印刷制御方法であって、前記印刷装置は、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を第1の記憶手段に記憶し、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記第1の記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する第1の制御ステップとを備え、前記操作機器は、前記操作機器固有のID情報を第2の記憶手段に記憶し、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求ステップと、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する第2の制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ある操作機器のユーザの印刷中に、印刷中のユーザの許可なく勝手に他の操作機器から印刷を中止されてしまうことを防止することができる。
さらに、あるユーザが高級紙などの特殊な用紙を利用して印刷していた場合、他のユーザが印刷要求を印刷装置に与えても、高級紙など特殊な用紙を利用して印刷しているユーザの許可なしには、印刷を実行することができないため、普通紙に印刷すればいいようなコンテンツを高級紙などの特殊な用紙に印刷してしまうようなことを防止することができる。
また、例えばあるユーザが年賀状等を連続印刷していた場合には、印刷中のユーザの許可がなければ、他のユーザは勝手に印刷を中止できないので、他の印刷要求を実行してしまうようなことを防止することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
以下、本発明を無線通信機能付き印刷装置に適用した場合の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システムを説明する図であり、例えば無線通信機能付き印刷装置100および無線通信機能付き操作機器101a〜101cの例である。
図1において、無線通信機能付き操作機器101a〜101cは、内部に固有のID情報を記憶部に持ち、画像データを記録するための手段としてメモリカードを装着可能で、図示はしないが、印刷ボタン、印刷中止ボタンのほかに、メニューおよび画像選択の役割をもつ左ボタン、右ボタン、上ボタン、下ボタンがあり、ユーザは記録された画像データの中から、画像を選択して表示し、さらに選択した画像データを無線通信機能付き印刷装置100に転送し印刷実行操作ができる。
なお、無線通信機能を持ち画像データを転送し印刷実行操作ができる携帯電話101a,101bを含む複数の無線通信機能付き操作機器101a〜101cで操作が可能である。
無線通信機能付き印刷装置100は、無線通信機能付き操作機器101a〜101cから、印刷実行信号を受信すると、無線通信機能付き操作機器101a〜101cから画像データを受信し、印刷データに変換して印刷を行う。
また、本実施形態における無線通信機能付き印刷装置100は、常時すべての無線通信機能付き操作機器101a〜101cからの操作を実行する従来同様の通常モード(第2のモード)と、操作を実行した無線通信機能付き操作機器(101aまたは、101bまたは、101c)の操作のみ許可して実行する操作機器限定モード(第1のモード)を切り替える制御をCPU206が行っていおり、CPU206の指示に従い、後述する無線通信操作処理部205中であって、図5に示すモード設定部300が第1のモードから第2のモードへの切り替え、第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御している。
常時すべての無線通信機能付き操作機器101a〜101cからの操作を実行する通常モードの時は、本実施形態における無線通信機能付き印刷装置100は、従来同様に常時すべての無線通信機能付き操作機器101a〜101cからの操作信号を受け付けて実行する。
一方、操作を実行した無線通信機能付き操作機器(101aまたは、101bまたは、101c)の操作のみ実行する操作機器限定モードの時は、本実施形態における無線通信機能付き印刷装置100は、操作を実行中、操作機器のID情報を一時的に保持し、新たに操作信号を受信した場合、受信した操作機器IDと、一時的に保持しているID情報との比較により、あらたに受信した操作信号を実行するか否かを判定し操作を実行する。
〔第1実施形態〕
図2は、本発明の第1実施形態を示す無線通信機能付き印刷装置100の内部構成を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図2において、無線通信機能付き印刷装置100は、入力手段201、表示部208、画像処理部209、作業用メモリ202、プログラム格納メモリ203、動作終了検知部204、無線通信操作処理部205、無線通信I/F部207、電源216、プリンタユニット211、コントローラ210および各ブロックを制御するためのCPU206で構成されている。
101は操作機器で、図1に示した無線通信機能付き印刷装置(印刷装置)100を操作可能に構成され、印刷装置100の無線通信I/F部207を介して操作信号および画像データの送受信を行うことができる。
また、プリンタユニット211は、各種モータ214と各種モータ駆動部212、印字ヘッド215と印字ヘッド駆動部213で構成されている。
印刷装置100における入力手段201は、本実施形態における常時すべての無線通信機能付き操作機器101の操作を実行する通常モードと、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみ実行する操作機器限定モードを切り替えるためのモード設定ボタンの他、印刷実行、印刷中止、プラスボタンやマイナスボタン及び十字キー等が配置され、ユーザからの指示を入力しデジタル信号に変換してCPU206に伝える。
表示部208は、液晶表示素子等の画面を有する表示装置として構成されており、本実施形態における常時すべての無線通信機能付き操作機器101の操作を実行する通常モードと、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみ実行する操作機器限定モードのモード設定状態や、印刷ステータス、エラー/警告メッセージ等を表示する。また、画像データ再生時には、フレームメモリ500に記憶されているY、U、Vデータを、R、G、B(赤、緑、青の三原色成分)データに変換して再生し表示する。
画像処理部209は、入力された画像データを読み込み画像の回転およびバンドバッファメモリへの格納、印刷用紙の大きさに適した画像サイズに変更、RGBデータを印刷用YMCデータに変換、印刷データに変換するための2値化処理等を行う。
図3は、図2に示したプログラム格納メモリ203のメモリマップを示す図であり、図4は、図2に示した作業用メモリ202のメモリマップを示す図である。
図3に示すように、プログラム格納メモリ203は、制御プログラム400、各種アプリケーションプログラム401、印刷用画像データ作成手段403、ユーティリティプログラム404の他に、無線通信操作のソフトウエア処理を行う無線通信操作処理プログラム402を格納している。
なお、印刷用画像データ作成手段403は、画像処理部209のソフトウエア処理としてパーソナルコンピュータ等での印刷画像データ作成処理用のプログラムと同じ構成の、ラスタライザ、色補正モジュール及びハーフトーンモジュールからなる3つを、描画に必要な2値データを得るための基本的手段として備えており、YUVデータをK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、及びY(イエロー)の印刷用のCMYK階調ビットイメージデータに変換する。
また、図4に示すように、作業用メモリ202は、フレームメモリ500、印刷用データバッファ501、予備エリア502、プログラム用エリア503等が設定されている。
図4において、フレームメモリ500は、表示部208の画像表示用メモリとして用いられて、画像データがビットマップイメージで展開される。また、フレームメモリ500は、表示部208のメニュー表示用メモリとして用いられる。印刷用データバッファ501は、印刷時に印刷用データを一時的に記憶するために用いられる。予備エリア502は、空き領域であり、実行されているプログラムのサイズにより領域の大きさが変動する。プログラム用エリア503は、プログラム格納メモリ203から読み出された制御プログラム400及びその時点で起動されているプログラムが記憶され、CPU206の制御により実行される。
動作終了検知部204は、本発明において、プリンタユニット211およびコントローラ210から印刷終了を検知する手段を備えており、本実施例では印刷動作が終了したことを検知すると、CPU206を介して無線通信操作処理部205に印刷終了信号を通知する。
無線通信操作処理部205は、本発明において重要な役割を果たし詳細は後述するが、本発明における常時すべての無線通信機能付き操作機器101の操作を実行する通常モードと、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみ実行する操作機器限定モードのモード設定処理を行う他、無線通信機能付き操作機器101から受信した操作信号を解析してCPU206に伝える。
無線通信I/F部207は、無線通信機能付き印刷装置100と、無線通信機能付き印刷装置100を操作可能な無線通信機能付き操作機器101のデータの送受信を行うためのI/F部である。
コントローラ210は、プリンタユニット211全体の動作制御を行う。コントローラ210は、印刷用データ(及び制御データ)を受け取ると制御信号を送って印字ヘッド駆動部213及びモータ駆動部212を制御し、描画及び紙送りを行わせることで、印刷画像(カラー印刷画像)を得る。
CPU206は、上述の各回路等にバスラインを介して接続し、プログラム格納メモリ203に格納されている制御プログラム400により本無線通信機能付き印刷装置100全体の制御を行うと共に、本発明において入力手段201からの指示信号に対応して本無線通信機能付き印刷装置100の各機能の実行制御を行う。
次に、図5を用いて、本実施形態における無線通信操作処理部205について詳細に説明する。
図5は、本発明の第1実施形態を示す無線通信操作処理部の内部構成を説明するブロック図であり、図2に示した無線通信操作処理部205の詳細構成に対応する。
図5において、モード設定部300は、入力手段201からの指示信号に対応して、常時すべての無線通信機能付き操作機器101の操作を実行する通常モードと、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみを実行する操作機器限定モードのモード設定を行う。
操作信号実行部301は、操作信号検知部302で検知された操作信号が有効か否かを判定し、CPU206に実行信号を伝える手段であり、モード設定部300の常時すべての無線通信機能付き操作機器101の操作を実行する通常モードと、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみを実行する操作機器限定モードのモード設定状態と、ID比較部304の判定結果により本無線通信機能付き印刷装置100の実行を行う。
操作信号検知部302は、無線通信機能付き操作機器101からの操作信号を検知し、操作信号実行部301に与える。操作ID検知部303は、無線通信機能付き操作機器101からの操作信号に付加された無線通信機能付き操作機器101固有のID情報を検知し、ID比較部304およびID記憶部305に与える。ID記憶部305は、無線通信機能付き操作機器101から受信した無線通信機能付き操作機器101固有のID情報を格納する。
ID比較部304は、操作ID検知部303によって検知された無線通信機能付き操作機器101固有のID情報と、ID記憶部305に格納されているID情報とを比較し、判定結果を操作信号実行部301に通知する。CPU206は、図2に示すように各回路等にバスラインを介して接続されているものであり、さらに図5に示すように無線通信操作処理部205内部の各ブロックに接続され実行処理する。
次に、無線通信機能付き印刷装置100を操作可能な無線通信機能付き操作機器101の内部構成について図6を用いて説明する。
図6は、図2に示した無線通信機能付き印刷装置100の詳細構成を説明するブロック図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
図6において、100は無線通信機能付き印刷装置を表し、無線通信機能付き操作機器101の無線通信I/F部603を介して操作信号および画像データの送受信を行うことができる。
608は画像記録用メモリカードで、本実施形態では、例えば32MBのフラッシュメモリを用いており、容量に応じて複数の画像を記録することができる。
本実施例における無線通信機能付き操作機器101は、入力手段600、表示部601、電話機能602、無線通信操作処理部605、ID記憶部606、無線通信I/F部603、メモリカードI/F部607および各機能の実行を行うCPU604で構成される。
なお、電話機能602は、一般的な携帯電話の機能を備えるブロックであり、本実施形態では直接関わりない機能であるので詳細は省略する。
入力手段600は、メモリカード608に記録されている画像データから任意の画像を選択するための手段として、図示はしないが、プラスボタンやマイナスボタン及び十字キー等が配置され、さらに選択した画像を印刷実行するための印刷実行ボタン、印刷を中止させるための印刷中止ボタン等を備え、ユーザからの指示を入力しデジタル信号に変換してCPU604に与える。
表示部601は、液晶表示素子等の画面を有する表示装置として構成されており、メモリカード608に記録された画像データを表示できる。また、印刷時には、印刷ステータス、エラー/警告メッセージ等を表示する。
無線通信操作処理部605は、無線通信I/F部603を介して本発明における無線通信機能付き印刷装置100と操作信号、無線通信機能付き操作機器固有のID情報、印刷ステータス信号、エラー/警告メッセージ信号等を処理する。
ID記憶部606は本無線通信機能付き操作機器101固有のID情報が格納されている。
メモリカードI/F部607は、画像記録用メモリカード608の装着口であり、ユーザの操作信号に応じて、画像記録用メモリカード608内の画像データを本無線通信機能付き操作機器101内に読み込む手段を備える。
CPU604は、本無線通信機能付き操作機器101の各回路等にバスラインを介して接続されており、各機能の実行処理を行う。
次に、上記の如く構成された本無線通信機能付き印刷装置100および無線通信機能付き操作機器101の動作について図7〜図10を参照しながら詳細に説明する。
なお、本実施形態における無線通信機能付き印刷装置100は、本無線通信機能付き印刷装置100のモード設定部300が、常時すべての無線通信機能付き操作機器101a〜101cの操作を実行する通常モードに設定されている時は、従来同様の動作であり、常時すべての無線通信機能付き操作機器101a〜101cの操作信号を受け付けて実行するので、説明は省略する。
図7は、本発明に係る操作装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本無線通信機能付き印刷装置100を操作可能な無線通信機能付き操作機器101の印刷実行時のデータ処理手順に対応する。なお、S700〜S710は各ステップを示し、各ステップは、CPU604がメモリに記憶される制御プログラムをワークメモリにロードして実行することで実現される。以下、印刷実行操作を行うときの無線通信機能付き操作機器101の動作を説明する。
ステップS700で処理を開始して、無線通信機能付き操作機器101は、ユーザが画像データを選択し印刷実行ボタンを押すと、印刷実行要求信号およびID記憶部606に記憶されている操作機器IDを無線通信機能付き印刷装置100に対して送信する(S701)。
次に、無線通信機能付き操作機器101は、無線通信機能付き印刷装置100から画像データ転送要求信号および操作機器IDを受信するまで待機する(S702)。そして、ステップS702で画像データ転送要求信号および操作機器IDを受信できなかったと判断した場合、つまり、印刷要求が拒否されたと判断し、無線通信機能付き操作機器101の表示部601に印刷要求が拒否された旨を表示して(S703)、ステップS704で処理を終了する。
一方、ステップS702で、画像データ転送要求信号および操作機器IDを受信すると、無線通信機能付き操作機器101は、受信した操作機器IDと本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606にあらかじめ格納されている本無線通信機能付き操作機器101固有のID情報と比較する。
ステップS705で受信した操作機器IDと本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606にあらかじめ格納されている本無線通信機能付き操作機器101固有のID情報が一致しないと判断した場合、つまり、他の無線通信機能付き操作機器に対しての画像データ転送要求信号であると判断し、本無線通信機能付き操作機器101の表示部601に印刷要求が拒否された旨を表示して(S703)、本処理を終了する(S704)。
一方、ステップS705で、受信した操作機器IDと本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606にあらかじめ格納されている本無線通信機能付き操作機器101固有のID情報が一致したと判断した場合、すなわち、画像データ転送要求信号が本無線通信機能付き操作機器101に対する画像データ転送要求信号であると判断し、本無線通信機能付き操作機器101は、無線通信I/F部603を介して印刷装置100に画像データを転送して(S706)、印刷処理を開始する(S707)。
次に、本無線通信機能付き操作機器101は、一定時間、印刷装置100からのエラーメッセージ信号の検知を待機する(S708)。そして、ステップS708で一定時間、エラーメッセージが検知されなければ本無線通信機能付き操作機器101は印刷実行動作を終了する(S704)。
一方、ステップS708で、印刷中にエラーメッセージを検知した場合は、受信した操作機器IDが本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606にあらかじめ格納されている本無線通信機能付き操作機器101固有のID情報と一致するかどうかを判断して(S709),一致すると判断した場合、本無線通信機能付き操作機器101で実行した印刷が、印刷中にエラーを起こしたと認識し、本無線通信機能付き操作機器101の表示部601にエラーメッセージを表示し(S710)、本無線通信機能付き操作機器101の印刷実行動作を終了する(S704)。
図8は、本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本無線通信機能付き印刷装置100のモード設定部300が、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみを実行する操作機器限定モードに設定されている場合の本無線通信機能付き印刷装置100の印刷実行時の動作手順に対応する。なお、S800〜S820は各ステップを示し、各ステップは、CPU206がプログラム格納メモリ203に格納された制御プログラムを作業用メモリ202にロードして実行することで実現される。
ステップS800で処理を開始して、本無線通信機能付き印刷装置100は、操作を実行した無線通信機能付き操作機器の操作のみを実行する操作機器限定モードに設定されている時、印刷実行要求信号および操作機器IDを受信すると(S801)、本無線通信機能付き印刷装置100が印刷動作中か否かを判定する(S802)。ステップS802で本無線通信機能付き印刷装置100が印刷動作中でない場合、すなわち、待機状態の場合、本無線通信機能付き印刷装置100は、受信した操作機器IDを無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納する(S804)。次に、本無線通信機能付き印刷装置100は、画像データ要求信号と無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された操作機器IDを送信する(S805)。
一方、画像データ要求信号と無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された操作機器IDを受信した無線通信機能付き操作機器101は、本無線通信機能付き印刷装置100に対して画像データを転送する。
次に、本無線通信機能付き印刷装置100は、無線通信機能付き操作機器101から画像データを受信し(S806)、印刷用データに変換して(S807)印刷を開始する(S808)。
そして、本無線通信機能付き印刷装置100は、印刷中にエラーが発生するか否かを監視して(S809)、エラーが発生していると判断した場合、エラーメッセージと無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された操作機器IDを送信し(S810)、受信した画像データに対する印刷処理を終了する(S811)。
そして、印刷終了後、最後に本無線通信機能付き印刷装置101は、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された操作機器IDを消去し(S812)、本処理を終了して(S813)、待機状態となる。
以後、図8に示す点線で囲んだステップS804からステップS812までの一連の動作を印刷実行動作S803と記す。
一方、ステップS802で、本無線通信機能付き印刷装置100が印刷動作中である場合、本無線通信機能付き印刷装置100の表示部208に印刷中である旨を表示しユーザに警告する(S814)。次に、ステップS801で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された現在の印刷を実行した操作機器IDとを比較する(S815)。ステップS815で、ステップS801で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された現在の印刷を実行した操作機器IDが一致しない場合、すなわち、ステップS801で受信した印刷実行要求が、現在の印刷動作を実行した操作機器とは異なる無線通信機能付き操作機器からのものであると判断し、ステップS816で本無線通信機能付き印刷装置100は現在の印刷動作を継続して、印刷処理終了後、ステップS813へ進む。
これにより、印刷中の要求を発している無線通信機能付き操作機器と異なるIDの要求を受信しても、印刷処理中の印刷処理が中断される事態が回避され、印刷要求者と異なる操作機器からの指示で勝手に処理中の印刷が中断されたり、取り消されたりしてしまう事態を確実に回避することができる。
一方、ステップS815で、ステップS801で受信した操作機器IDが、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された現在の印刷を実行した操作機器IDと一致すると印刷装置100のCPU206が判断した場合、すなわち、ステップS801で受信した印刷実行要求が、現在の印刷動作を実行した操作機器のものであると判断(要求者が同一であると推量される場合)し、本無線通信機能付き印刷装置100は、印刷中を伝えるメッセージと無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された現在の印刷を実行した操作機器IDを送信する(S817)。
次に、印刷中を伝えるメッセージと無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納された現在の印刷を実行した操作機器IDを受信した無線通信機能付き操作機器101において、ユーザは現在印刷中の印刷を中止してステップS801で要求した印刷を実行するか否かの判断を行い(S818)、ユーザがステップS801で要求した印刷をキャンセルする指示を行っていると判断した場合は、本無線通信機能付き印刷装置100は現在の印刷動作を継続する(S816)。
一方、ステップS818でユーザが現在の印刷を中止してステップS801で要求した印刷を実行すると判断した場合、本無線通信機能付き印刷装置は100、現在の印刷動作を中止して(S819)、ステップS801で要求された印刷実行動作S803を行う(S820)。
これにより、印刷中の要求を発している無線通信機能付き操作機器と同一IDの要求を受信した場合には、印刷処理中の印刷処理が中断されても支障がないので、先行する印刷処理を積極的に中断して、次の画像データの印刷処理に移行して、次の画像データ印刷処理を開始することができる。
また、無線通信機能を内蔵した複数の操作機器で利用可能な印刷装置において、操作要求を現在実行中の操作機器からのみ有効とする操作機器限定モードに設定することによって、あるユーザの印刷中に、印刷中のユーザの許可なく勝手に他の操作機器から印刷を中止されてしまうことを防止することができる。
さらに、あるユーザが高級紙などの特殊な用紙を利用して印刷していた場合、他のユーザが印刷要求を印刷装置に与えても、高級紙など特殊な用紙を利用して印刷しているユーザの許可なしには、印刷を実行することができないため、普通紙に印刷すればいいようなコンテンツを高級紙などの特殊な用紙に印刷してしまうようなことを防止することができる。
また、あるユーザが年賀状等を連続印刷していた場合には、印刷中のユーザの許可がなければ、他のユーザは勝手に印刷を中止できないので、他の印刷要求を実行してしまうようなことを防止することができる。
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、印刷システムにおける印刷実行時の処理について説明したが、本システムは、印刷要求を指示している操作機器からそのIDを照合して、印刷処理を中止させることも可能に構成されている。以下、その実施形態について説明する。
次に、図9、図10を用いて本無線通信機能付き印刷装置100および無線通信機能付き操作機器101の印刷中止時の動作について説明する。
図9は、本発明に係る操作装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本無線通信機能付き印刷装置100を操作可能な無線通信機能付き操作機器101の印刷中止時の動作手順に対応する。なお、S900〜S909は各ステップを示し、各ステップは、CPU604がプログラム格納メモリ203に格納された制御プログラムを作業用メモリにロードして実行することで実現される。
ユーザが無線通信機能付き操作機器101の入力手段600に備える印刷中止ボタンを押すと、無線通信機能付き操作機器101は、印刷中止要求信号および本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606に記憶されている本無線通信機能付き操作機器固有の操作機器IDを印刷装置100に対して無線送信し(S901)、印刷装置100から印刷中止の確認メッセージおよび本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDを受信するまで一定時間待機する(S902)。
そして、ステップS902で、印刷装置100から印刷中止の確認メッセージおよび本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDを受信できたか否かを判断して、受信できなかったと判断した場合、本無線通信機能付き操作機器101は、現在印刷中の印刷中止要求が拒否されたと判断し、本無線通信機能付き操作機器101の表示部601に、印刷中止要求が拒否された旨を表示して(S903)、本処理を終了する(S904)。
一方、ステップS902で、印刷装置100から印刷中止の確認メッセージおよび本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDを受信した場合、本無線通信機能付き操作機器101は、受信した操作機器IDと、本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606に記憶されている本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDとを比較して一致しているか否かを判断する(S905)。
そして、ステップS905で、ステップS901で受信した操作機器IDと、本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606に記憶されている本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDが一致しないと判断した場合、ステップS901で受信した操作機器IDは、他の操作機器に対して送信されたものであり、本無線通信機能付き操作機器101は印刷中止要求が拒否されたと判断し、本無線通信機能付き操作機器101の表示部601に、印刷中止要求が拒否された旨を表示して(S903)、本処理を終了する(S909)。
一方、ステップS905で、ステップS901で受信した操作機器IDと、本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606に記憶されている本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDが一致した場合、ステップS901で受信した印刷中止の確認メッセージは、本無線通信機能付き操作機器に対する印刷中止確認メッセージであり、本無線通信機能付き操作機器101の表示部601に、印刷を中止する旨の確認メッセージを表示する(S906)。そして、ステップS907で、ユーザが印刷中止をキャンセルすると、印刷装置は現在印刷中の印刷を継続する。一方、ステップS907で、ユーザが印刷中止を確認し実行すると、本無線通信機能付き操作機器101は、印刷装置100に対して印刷中止確認信号と、本無線通信機能付き操作機器101のID記憶部606に記憶されている本無線通信機能付き操作機器101固有の操作機器IDを送信し(S908)、本無線通信機能付き操作機器101は、本無線通信機能付き操作機器101の表示部601に印刷を中止した旨を伝える印刷中止メッセージを表示し(S909)、印刷装置100は印刷動作を中止する。
図10は、本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、本無線通信機能付き印刷装置100のモード設定部300が、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみを実行する操作機器限定モードに設定されている場合の本無線通信機能付き印刷装置100の印刷中止時の動作手順に対応する。なお、S1000〜S1011は各ステップを示し、各ステップは、CPU206がプログラム格納メモリ203に格納された制御プログラムを作業用メモリ202にロードして実行することで実現される。
本処理が開始されると(S1000)、本無線通信機能付き印刷装置100は、印刷動作中に印刷中止要求信号と操作機器IDを受信すると(S1001)、本無線通信機能付き印刷装置100の表示部208に、現在印刷動作中である旨を表示部208上に表示し(S1002)、ステップS1001で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDを比較して(S1003)、ステップS1001で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDが一致しないとCPU206が判断した場合、現在の印刷を実行指示した操作機器からの印刷中止要求ではないと判断し、現在の印刷動作を継続する(S1004)。
一方、ステップS1003で、ステップS1001で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDが一致していると判断した場合、現在の印刷を実行指示した操作機器からの印刷中止要求であると判断し、ユーザに印刷中止を確認する旨を伝える印刷中止確認メッセージと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDを送信し(S1008)、本無線通信機能付き印刷装置100は、無線通信機能付き携帯機器101からの印刷中止確認信号および操作機器IDを受信するまで一定時間待機する(S1009)。
そして、ステップS1009で、印刷中止確認信号と操作機器IDが一定時間受信されなかったとCPU206が判断した場合は、印刷中止要求がキャンセルされたと判断し、現在印刷中の印刷動作を継続する(S1004)。
一方、ステップS1009で、印刷中止確認信号と操作機器IDを一定時間内に受信すると、本無線通信機能付き印刷装置100は、受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDを比較して(S1010)、ステップS1009で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDが一致しないと判断した場合、印刷中止はキャンセルされ、現在の印刷動作を継続する(S1004)。
一方、ステップS1010で、ステップS1009で受信した操作機器IDと、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている現在の印刷を実行指示した操作機器IDが一致したとCPU206が判断した場合、本無線通信機能付き印刷装置100は、現在印刷中の印刷動作を中止して(S1011)、印刷動作を終了し(S1005)、無線通信操作処理部205のID記憶部305に格納されている操作機器IDを消去して(S1006)、動作を終了する(S1007)。
これにより、印刷処理中の操作機器からの印刷中止要求を認識して、その操作機器からの印刷中止要求を実行させ、その他の操作機器からの印刷中止要求については、それを拒否して、その旨を要求しているその他の操作機器に通知して、それぞれ他の操作機器においてその旨が表示される。
〔第3実施形態〕
上記実施形態では、操作機器から受信した前記操作信号をすべて実行するモード(第2のモード)と、印刷中は前記ID比較手段の判定結果に応じて前記操作機器で受信した前記操作信号を実行するモード(第1のモード)を動的に制御する場合について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施形態が可能であることは言うまでもない。
尚、本発明は、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみを実行する操作機器限定モードに設定されている場合、印刷装置本体の入力手段からの操作は、操作を実行した無線通信機能付き操作機器からの操作と見なし、印刷装置を制御可能とする形態も考えられる。
さらに、本発明は、複数の操作機器のID情報を、あらかじめ本印刷装置のメモリ内にグループ登録(制御可、制御不可グループ等)しておき、操作を実行した無線通信機能付き操作機器101の操作のみを実行する操作機器限定モードに設定されている場合、グループ登録されている操作機器からの操作は、登録内容に応じて、印刷装置を制御可能とする形態も考えられる。
〔第4実施形態〕
上記第1実施形態では、印刷処理中に、同一のIDの操作機器からの印刷要求がある場合には、実行中の印刷処理を中止して、新たな印刷要求を受信して印刷する場合について説明したが、中止の代わりに、中断して、該中断したページ等の情報を他の記憶装置に一時的にスプールして、中断した印刷処理を再開可能に制御してもよい。その際、同様の認証処理を行う。これにより、操作機器からの割込み印刷処理が可能となる。
〔第5実施形態〕
以下、図11,図12に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷装置、操作機器で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図11は、本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図であり、図12は、本発明に係る操作機器で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7〜図10に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜14について説明する。
〔実施態様1〕
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置であって、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶する記憶手(例えば図5に示すID記憶部305)と、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する制御手段(例えば図5に示す無線通信操作処理部205による制御)とを備えたことを特徴とする印刷装置。
これにより、印刷処理中の画像データの印刷指示を行っている操作機器以外からの印刷処理要求を受け付けることがなくなり、印刷処理中に後続の操作機器からの印刷処理要求により、処理中の印刷処理が取り消されてしまう事態を回避できる。
〔実施態様2〕
前記制御手段は、第1のモード時に、処理中の印刷処理の中止または継続を制御する(図8に示すステップS815〜S820)ことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
これにより、記憶されている操作機器のIDと一致する操作機器からの要求で、処理中の印刷処理の中止または継続のいずれにも対応することができる。
〔実施態様3〕
前記制御手段は、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報との照合結果を要求元の操作機器に送信する(図8に示すステップS817)ことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
これにより、操作機器から印刷装置への要求が送信された後、すでにIDが記憶された操作機器と、それ以外の操作機器とで通知する内容が異なり、要求元の操作機器のユーザに現在の状況を認知させることができる。
〔実施態様4〕
前記制御手段は、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とが一致する場合、処理中の印刷処理を中止して、新たな印刷要求を受信する(図8に示すステップS820)ことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
これにより、ID照合が取れている操作機器からは、実行中の印刷処理を継続させることも、中断して、新たな印刷要求を実行させることも可能となり、ユーザの利便性が向上する。
〔実施態様5〕
前記制御手段は、印刷処理中に発生するエラー情報を記憶されているIDに対応する操作機器に送信する(図8に示すステップS810)ことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
これにより、印刷処理中に発生するエラー情報を送信すべき操作機器が一意に決定され、不要なエラー情報を他の操作機器に送信してしまう事態を回避できる。
〔実施態様6〕
前記制御手段は、印刷処理終了後、記憶されている操作機器のID情報を消去する(図8に示すステップS812)ことを特徴とする実施態様1記載の印刷装置。
これにより、印刷装置は、印刷処理終了毎に、次の印刷処理要求を受け付け可能な状態、すなわち、第2のモードへ遷移して、すべての操作機器からの印刷要求を受け付け可能な状態に遷移させることができる。
〔実施態様7〕
操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器であって、前記操作機器固有のID情報を記憶する記憶手段(図6に示すID記憶部606)と、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求手段(図6に示す無線通信操作処理部605による処理)と、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する制御手段(図6に示す無線通信操作処理部605による処理)とを有することを特徴とする操作機器。
これにより、印刷装置に対する印刷処理要求を発行しても、すでに印刷装置に記憶されているIDとの照合が一致しないと、新たな印刷要求の送信が制限されるため、印刷装置で処理中の印刷処理を中止させてしまうような要求が印刷装置に送信されてしまう事態を回避できる。
〔実施態様8〕
前記制御手段は、印刷処理中に、前記印刷装置からエラー情報を受信した場合に、該エラー情報とともに通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、エラーメッセージの表示実行を制御する(図7に示すS710)ことを特徴とする実施態様7記載の操作機器。
これにより、印刷装置に対する印刷処理要求を発行しても、すでに印刷装置に記憶されているIDとの照合が一致しないと、受信したエラーメッセージを無意味に表示することがなくなり、ユーザの利便性が向上する。
〔実施態様9〕
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムであって、前記印刷装置は、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶する第1の記憶手段(例えば図5に示すID記憶部305)と、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記第1の記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する第1の制御手段(例えば図5に示す無線通信操作処理部205による制御)とを備え、前記操作機器は、前記操作機器固有のID情報を記憶する第2の記憶手段(図6に示すID記憶部606)と、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求手段(図6に示す無線通信操作処理部605による処理)と、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する第2の制御手段(図6に示す無線通信操作処理部605による処理)とを有することを特徴とする印刷システム。
これにより、印刷処理中の画像データの印刷指示を行っている操作機器以外からの印刷処理要求を受け付けることがなくなり、印刷処理中に後続の操作機器からの印刷処理要求により、処理中の印刷処理が取り消されてしまう事態を回避できる。
また、印刷装置に対する印刷処理要求を発行しても、すでに印刷装置に記憶されているIDとの照合が一致しないと、新たな印刷要求の送信が制限されるため、印刷装置で処理中の印刷処理を中止させてしまうような要求が印刷装置に送信されてしまう事態を回避できる。
〔実施態様10〕
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置における印刷制御方法であって、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶手段に記憶し、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する制御ステップ(図8に示すステップS814〜S820)とを備えたことを特徴とする印刷制御方法。
これにより、実施態様1と同等の効果が期待できる。
〔実施態様11〕
操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器における印刷制御方法であって、前記操作機器固有のID情報を記憶手段に記憶し、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求ステップ(図9に示すステップS901)と、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する制御ステップ(図9に示すステップS905〜S909)と、
を有することを特徴とする印刷制御方法。
これにより、実施態様6と同等の効果が期待できる。
〔実施態様12〕
操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムにおける印刷制御方法であって、前記印刷装置は、印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を第1の記憶手段に記憶し、印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記第1の記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する第1の制御ステップ(図8に示すステップS814〜S820)とを備え、前記操作機器は、前記操作機器固有のID情報を第2の記憶手段に記憶し、前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求ステップ(図9に示すステップS901)と、前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する第2の制御ステップ(図9に示すステップS905〜S909)とを有することを特徴とする印刷制御方法。
これにより、実施態様1または6と同等の効果が期待できる。
〔実施態様13〕
実施態様10〜12のいずれかに記載の印刷制御方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
これにより、実施態様10〜12と同等の効果が期待できる。
〔実施態様14〕
実施態様10〜12のいずれかに記載の印刷制御方法を実行させることを特徴とする特徴とするプログラム。
これにより、実施態様10〜12と同等の効果が期待できる。
本発明に係る印刷装置を適用可能な印刷システムを説明する図である。 本発明の第1実施形態を示す無線通信機能付き印刷装置の内部構成を示すブロック図である。 図2に示したプログラム格納メモリのメモリマップを示す図である。 図2に示した作業用メモリのメモリマップを示す図である。 図2に示した無線通信操作処理部の内部構成を説明するブロック図である。 図2に示した無線通信機能付き印刷装置の詳細構成を説明するブロック図である。 本発明に係る操作装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る操作装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。 本発明に係る操作機器で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
100 無線通信機能付き印刷装置
101 無線通信機能付き操作機器
201 入力手段
202 作業用メモリ
203 プログラム格納メモリ
204 動作終了検知部
205 無線通信操作処理部

Claims (14)

  1. 操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置であって、
    印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶する記憶手段と、
    印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへ、または第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、第1のモード時に、処理中の印刷処理の中止または継続を制御することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段は、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報との照合結果を要求元の操作機器に送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とが一致する場合、処理中の印刷処理を中止して、新たな印刷要求を受信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、印刷処理中に発生するエラー情報を記憶されているIDに対応する操作機器に送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、印刷処理終了後、記憶されている操作機器のID情報を消去することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  7. 操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器であって、
    前記操作機器固有のID情報を記憶する記憶手段と、
    前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求手段と、
    前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする操作機器。
  8. 前記制御手段は、印刷処理中に、前記印刷装置からエラー情報を受信した場合に、該エラー情報とともに通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、エラーメッセージの表示実行を制御することを特徴とする請求項6記載の操作機器。
  9. 操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶する第1の記憶手段と、
    印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへ、または第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する第1の制御手段とを備え、
    前記操作機器は、
    前記操作機器固有のID情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求手段と、
    前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する第2の制御手段とを有することを特徴とする印刷システム。
  10. 操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と無線通信可能な印刷装置における印刷制御方法であって、
    印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を記憶手段に記憶し、
    印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへの切り替えを制御する制御ステップとを備えたことを特徴とする印刷制御方法。
  11. 操作機器固有のID情報を印刷装置に通知可能な操作機器における印刷制御方法であって、
    前記操作機器固有のID情報を記憶手段に記憶し、
    前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求ステップと、
    前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  12. 操作機器固有のID情報を備えた複数の操作機器と印刷装置とが無線通信可能な印刷システムにおける印刷制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    印刷処理を受け付けた操作機器固有のID情報を第1の記憶手段に記憶し、
    印刷処理中におけるいずれかの操作機器からの要求受信時に、要求元のID情報と前記第1の記憶手段に記憶されているID情報とを照合して印刷処理を実行する第1のモードと、すべての操作機器からの操作要求を実行する第2のモードとを有し、前記第1のモードによる印刷処理状態に基づいて、第1のモードから第2のモードへまたは第2のモードから第1のモードへの切り替えを制御する第1の制御ステップとを備え、
    前記操作機器は、
    前記操作機器固有のID情報を第2の記憶手段に記憶し、
    前記印刷装置への操作要求時に、前記操作機器固有のID情報を前記印刷装置に送信して、印刷処理を要求する要求ステップと、
    前記印刷装置から通知されるID情報と記憶されているID情報とを照合して、処理中の印刷を中止するための印刷中止要求の送信を制御する第2の制御ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の印刷制御方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  14. 請求項10〜12のいずれかに記載の印刷制御方法を実行させることを特徴とする特徴とするプログラム。
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