JPH0816481A - 外部記憶媒体の情報保護システム - Google Patents

外部記憶媒体の情報保護システム

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JPH0816481A
JPH0816481A JP6149447A JP14944794A JPH0816481A JP H0816481 A JPH0816481 A JP H0816481A JP 6149447 A JP6149447 A JP 6149447A JP 14944794 A JP14944794 A JP 14944794A JP H0816481 A JPH0816481 A JP H0816481A
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JP6149447A
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Inventor
Koichi Kato
幸一 加藤
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NIPPON DENKI FIELD SERVICE
NEC Fielding Ltd
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NIPPON DENKI FIELD SERVICE
NEC Fielding Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気テープ媒体や磁気ディスク媒体を介してな
される外部記憶媒体の情報の不正使用を防止する。 【構成】中央処理装置1に、個々のシステムを識別する
ためのシステム識別情報を予め設定,記憶する不揮発性
の識別情報記憶部11を設け、磁気テープ媒体3への情
報の書込み時には、このシステム識別情報を含むボリュ
ームラベルを書込んだ後、所定の情報を書込む。磁気テ
ープ媒体3からの情報の読出し時には、先ずボリューム
ラベルを読出してこのボリュームラベルのシステム識別
情報を識別情報記憶部のシステム式別状法とを比較し、
これらが一致したときのみ所定の情報が読み出せるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外部記憶媒体の情報保護
システムに関し、特にコンピュータシステムにおける磁
気テープなどの外部記憶媒体の情報保護システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムで実行され
るプログラムや処理するデータなどの情報は、磁気テー
プ媒体やフレキシブルディスク媒体などの外部記憶媒体
に記録される。この外部記憶媒体は、長期保存が可能で
持ち運びでき、大量の情報を記録できるという性質か
ら、情報のバックアップや有償プログラムの出荷媒体と
して多く利用されている。
【0003】しかし、この外部記憶媒体の用途が広範囲
であるためにその記憶情報の保護が重要な問題である。
【0004】従来、この種の磁気テープ媒体を含む外部
記憶媒体の情報保護システムは、例えば特開昭64−9
552号公報に示されるように、個々のコンピュータシ
ステムそれぞれを識別するための固有情報を外部記憶媒
体に設定,記憶し、外部記憶媒体に設定,記憶した固有
情報と同じ固有情報を持つコンピュータシステムでのみ
読出し可能とする方法が用いられている。
【0005】図6は、この種の従来の外部記憶媒体の情
報保護システムの一例を示すブロック図である。
【0006】この外部記憶媒体の情報保護システムは、
コンピュータシステム全体を制御する中央処理装置10
0部分と、ディスクドライブ装置200と固有情報登録
ツール300とフレキシブルディスク210とを含んで
構成されている。
【0007】中央処理装置100には、不揮発性メモリ
101と、システムバス102と、フレキシブルディス
クアダプタ103と、固有情報記憶部104と、演算部
105とを含んでいる。
【0008】フレキシブルディスク210は、実際の情
報を記録する特定領域211と、固有情報などを記録
し、通常のユーザプログラムでは読出しできない固有領
域212とに分かれている。
【0009】固有情報記憶部104に記憶されている固
有情報は、各コンピュータシステムそれぞれの製造番号
であって、出荷時あらかじめ設定,記憶されており、同
一の固有情報は複数存在しないようになっている。
【0010】まず最初に、コンピュータシステムの運用
前の準備作業として、保守員等が固有情報登録ツール3
00を用いて、固有情報記憶部104に記憶されている
固有情報をシステムバス102,フレキシブルディスク
アダプタ103,ディスクドライブ装置200を介して
フレキシブルディスク210の固有領域212に書き込
む作業を実施する。
【0011】次にコンピュータシステムの運用開始後
は、フレキシブルディスク210の固有領域212内の
固有情報が読み出され、中央処理装置100内の固有情
報記憶部104に記憶されている固有情報と演算部10
5によって比較される。比較の結果、2つの固有情報が
一致した場合には、フレキシブルディスク210の特定
領域211の読出し処理が行われ、一致しない場合に
は、エラー情報を表示して、フレキシブルディスク21
0の特定領域211の読出し処理は行われないようにす
る。従って万一、第3者にフレキシブルディスク210
の特定領域211と固有領域212の全ての領域が複製
されたとしても、同一の固有情報を持つコンピュータシ
ステムでは読出し処理が行えるが、他のコンピュータシ
ステムでは別の固有情報を有するため、読出し処理は行
われず、結果として不正使用を防止でき、記録されてい
る情報を保護することができる。
【0012】なお、図6には、磁気テープ装置及び磁気
テープ媒体、並びに磁気テープ媒体への書込み,読出し
手段は表示されていないが、突然これらの手段は備えて
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この従来の外部記憶媒
体の情報保護システムでは、例えば磁気テープ媒体に書
き込まれた固有情報と同じ固有情報を有するコンピュー
タシステムで磁気テープ媒体の情報を読み出して、ディ
スク装置に書き込んだ後、ディスク装置内の情報は自由
に読み出すことができ、別の固有情報を書き込んでいな
い磁気テープ媒体へ情報を書き込むことができることか
ら、磁気テープ媒体とは別のディスク装置などの二次記
憶媒体を介して複製された情報を読み出すことができる
ので、情報を不正に使用することができるという問題が
ある。
【0014】また、保守員等が固有情報登録ツール等の
特殊なプログラムを使用して、磁気テープ媒体に固有情
報を書き込むという準備作業が必要であり、人為的な誤
りにより磁気テープ媒体の情報が保護できない場合があ
った。
【0015】本発明の目的は、磁気テープ媒体や磁気デ
ィスク媒体を介してなされる外部記憶媒体の情報の不正
使用を防止することができる外部記憶媒体の情報保護シ
ステムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の外部記憶媒体の
情報保護システムは、保護すべき情報を含む諸情報を記
録し、記録されている情報を読み出す磁気テープ媒体及
び磁気テープ装置と、保護すべき情報を含む諸情報を記
録し、記録されている情報を読み出すディスク媒体を含
むディスク装置と、個々のシステムを識別するためのシ
ステム識別情報を予め記憶しておく読出し専用の不揮発
性の識別情報記憶部を備え、前記磁気テープ媒体に情報
の書込みを行うときに供給された媒体名,所有者名及び
前記システム識別情報を含むボリュームラベルを生成し
て前記磁気テープ媒体に書込んだ後、所定の情報を書込
み、前記磁気テープ媒体から情報の読出しを行うときに
は先ずボリュームラベルを読出してこのボリュームラベ
ル中のシステム識別情報と前記識別情報記憶部のシステ
ム識別情報とが一致したとき所定の情報を読出し、一致
しないときは情報の読出しを停止すると共に、一致,不
一致のメッセージを出力し、かつ前記ディスク装置に対
する情報の書込み及び読出しを制御すると共にシステム
全体の動作を制御する中央処理装置と、前記媒体名及び
所有者名を入力して前記中央処理装置へ供給し、この中
央処理装置からのメッセージを表示するシステム操作卓
とを有している。
【0017】また、中央処理装置が、個々コンピュータ
システムをそれぞれ識別するめの固有情報をシステム識
別情報として設定し記憶する識別情報記憶部と、磁気テ
ープ媒体に対して書込みを行う場合、システム操作卓か
ら媒体名と所有者名を受け取り、前記システム識別情報
と合わせて、前記磁気テープ媒体を特定するためのボリ
ュームラベルを生成して前記磁気テープ媒体に書込んだ
後、所定の情報の書込みを行う磁気テープ書込み制御手
段と、前記磁気テープ媒体に記録されている情報の読出
しを行う場合、先ずボリュームラベルを読み出してこの
ボリュームラベル中のシステム識別情報が前記識別情報
記憶部に記憶されているシステム識別情報と一致してい
るとき前記磁気テープ媒体に記録されている所定の情報
の読出しを行い、一致しないときは、前記磁気テープ媒
体の取り外しを指示する磁気テープ読出し制御手段と、
前記磁気テープ媒体から読出された情報を前記磁気テー
プ読出し制御手段より受け取り、ディスク装置に対して
その情報の書込みを行うディスク書込み制御手段と、前
記磁気テープ媒体へ情報を書込む場合に、前記ディスク
装置に記録されている情報を読み出し、前記磁気テープ
書込み制御手段へ渡すディスク読出し制御手段と、前記
磁気テープ媒体に前記ディスク装置の情報を書き込む場
合、前記磁気テープ書込み制御手段から磁気テープ媒体
への書込み処理通知を受け、前記ボリュームラベルに前
記識別情報記憶部に記憶されているシステム識別情報を
追加して書き込むことを制御し、前記磁気テープ媒体の
情報を読み出しディスク装置に書き込む場合、前記磁気
テープ読出し制御手段により読み出されたボリュームラ
ベル中のシステム識別情報を渡されて前記識別情報記憶
部に記憶されているシステム識別情報と比較しその比較
結果を前記磁気テープ読出し制御手段に通知する識別情
報制御手段と、この識別情報制御手段に制御され、ボリ
ュームラベル中にシステム識別情報の書込みを処理する
識別情報書込み処理部と、識別情報制御手段に制御さ
れ、前記磁気テープ媒体のボリュームラベル中のシステ
ム識別情報と前記識別情報記憶部に記憶されているシス
テム識別情報とを比較処理しその比較結果のメッセージ
を出力する識別情報比較処理部とを備えて構成される。
また識別情報制御手段を、磁気テープ媒体の情報の書込
みを行う場合、識別情報書込み処理部により、前記磁気
テープ媒体を特定させるためのボリュームラベル中のシ
ステム識別情報を自動的に書き込み、かつ、前記磁気テ
ープ媒体に記録する情報の種類とは無関係にシステム識
別情報を付加して書き込むようにして構成される。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。
【0020】この実施例は、コンピュータシステム全体
を制御する中央処理装置部分と、情報を記録するディス
ク装置と、保護すべき情報を記録する磁気テープ3と、
磁気テープ媒体3を装着する磁気テープ装置4と、磁気
テープ媒体3に与える媒体名,所有者名を入力したり、
システム識別情報が一致したか一致しなかったかの結果
をメッセージとして表示するシステム操作卓5とを含ん
で構成される。
【0021】図2は、この実施例の磁気テープ媒体3に
記録され、この磁気テープ媒体3を特定するめのボリュ
ームラベルVLの形式を示すフォーマット図である。
【0022】中央処理装置1には、磁気テープ媒体3に
対して書込みを行う場合、システム操作卓5から媒体名
と所有者名を受け取り、磁気テープ媒体3を特定するボ
リュームラベルVLを生成して磁気テープ媒体3に書き
込んだ後、この磁気テープ媒体3に他の情報の書込みを
行う磁気テープ書込み制御部18と、磁気テープ媒体3
に記録されている情報の読出しを行う場合、ボリューム
ラベルVLを読み出し、ボリュームラベルVL中のシス
テム識別情報IIが当確コンピュータシステムの識別情
報(SII)と一致している場合には、磁気テープ媒体
3に記録されている情報の読出しを行い、一致しない場
合には、磁気テープ媒体3の取り外しを指示する磁気テ
ープ読出し制御部17と、コンピュータシステムを特定
するシステム固有のシステム識別情報SIIを記録して
いる不揮発性メモリの識別情報記憶部11と、ディスク
装置2に対して情報の書込みを行うディスク書込み制御
16と、このディスク装置2から記録されている情報を
読み出すディスク読み出し制御部15と、磁気テープ媒
体3にディスク装置の情報を書込み処理を行うことを通
知され、磁気テープ媒体3に書き込むボリュームラベル
VL中に識別情報記憶部11からのシステム識別情報S
IIを追加して書き込むことを制御し、また、磁気テー
プ3の情報を読み出してディスク装置2に書き込む場
合、磁気テープ読み出し制御部17により読み出された
ボリュームラベルVL中のシステム識別情報IIを渡さ
れ、識別情報記憶部11からのシステム識別情報SII
と比較し、その比較結果を磁気テープ読出し制御部17
に通知する識別情報制御部14と、この識別情報制御部
14に制御され、ボリュームラベルVLに対してシステ
ム識別情報の追加書込みを処理する識別情報書込み処理
部13と、識別情報制御部14に制御され、磁気テープ
媒体3からのシステム識別情報IIと識別情報記憶部1
1からのシステム識別情報SIIとを比較処理する識別
情報比較処理部12とを有している。
【0023】識別情報記憶部11に記憶されているシス
テム識別情報SIIは、コンピュータシステム出荷時あ
らかじめ中央処理装置1の製造番号が不揮発性の読出し
専用メモリに記録されているので変更は不可能な情報で
ある。
【0024】次にこの実施例の動作について図3,図
4,図5に示された流れ図を併せて参照し説明する。
【0025】図3は、磁気テープ書込み制御部18の動
作を示す流れ図であり、図4は、磁気テープ読出し制御
部17の動作を示す流れ図であり、図5は、識別情報制
御部14の動作を示す流れ図である。
【0026】まず、ディスク装置2に記録されている情
報を磁気テープ媒体3に書き込む場合、ディスク読出し
制御部15は、ディスク装置の情報を読み出し、磁気テ
ープ書込み制御部18へわたす。次に、磁気テープ書込
み制御部18は、ディスク読出し制御部15からディス
ク装置2の情報を受け取り(ステップA1)、磁気テー
プ媒体3が磁気テープ装置4に装着され、BOT位置ま
で走行されたことを確認し(ステップA2)、システム
操作員がシステム操作卓5より入力した磁気テープ媒体
3に与える媒体名と所有者名を受け取り(ステップA
3)、受け取った媒体名と所有者名よりボリュームラベ
ルVLを生成し(ステップA4)、磁気テープ媒体3に
対して書込み処理を行うことを識別情報制御部14へ通
知する(ステップA5)。この時、識別情報制御部14
は、磁気テープ媒体3に対して書込み処理が行われるこ
とを知り(ステップC1)、識別情報記憶部11よりシ
ステム識別情報SIIを入力し(ステップC7)、識別
情報書込み処理部13を使って、システム識別情報をS
IIを磁気テープ書込み制御部18が生成したボリュー
ムラベルVLへ追加して書き込み(ステップC8)、ボ
リュームラベルVLに対してシステム識別情報の追加書
込みが完了したことを磁気テープ書込み制御部18に通
知して処理を卒わる(ステップC9)。そして、磁気テ
ープ書込み制御部18は、ステップA6に示すように、
ボリュームラベルVLにシステム識別情報IIが書込ま
れたことを知り、ボリュームラベルVLを磁気テープ媒
体3へ書き込むよう磁気テープ装置4へ指示して、磁気
テープ媒体3にボリュームラベルVLが書き込まれ(ス
テップA7)、ディスク読出し制御部15からのディス
ク装置2のその他の情報を受け取り(ステップA8)、
受け取った情報を磁気テープ媒体3に書き込むよう磁気
テープ装置4に指示し、情報を書き込ませる(ステップ
A9)。
【0027】以上に説明した通り、磁気テープ媒体3に
情報を書き込む場合に磁気テープ媒体3を特定するため
のボリュームラベルVLを記録させるが、このボリュー
ムラベルVL中に磁気テープ媒体3の媒体名,所有者名
と合わせて、情報の書込み処理を行ったコンピュータシ
ステムのシステム識別情報SIIを入手によらず自動的
に、磁気テープ媒体3に記録する全ての情報にシステム
識別情報を付加して書き込むことができるため、情報の
種類や用途を選ばずその情報を保護できる。
【0028】また、システム識別情報が聞き込まれた磁
気テープ媒体3を物理的な方法により直接複写してもシ
ステム識別情報を変更することはできないため、情報は
他のコンピュータシステムにおいて読み出すことはでき
ない。
【0029】次に、磁気テープ媒体3に記録されている
情報を読み出し、ディスク装置2に書き込む場合、磁気
テープ読み出し制御部17は、磁気テープ媒体3が磁気
テープ装置4に装着され、BOT位置まで走行されたこ
とを確認し(ステップB1)、磁気テープ媒体3よりボ
リュームラベルVLを入力し(ステップB2)、入力し
たボリュームラベルVLより媒体名と所有者名とシステ
ム識別情報IIを取り出し(ステップB3)、システム
識別情報IIを識別情報制御部14へ渡して比較処理を
指示する(ステップB4)。この時、識別情報制御部1
4は、システム識別情報の比較処理が指示されたことを
知り(ステップC2)、磁気テープ読出し制御部17よ
り磁気テープ媒体3中のシステム識別情報IIを受け取
り(ステップC3)、識別情報記憶部11よりシステム
識別情報SIIを入力し(ステップC4)、識別情報比
較処理部12を使って、システム識別情報IIとシステ
ム識別情報SIIとを比較して(ステップC5)、これ
ら2つのシステム識別情報が一致したか一致しなかった
かの比較結果を磁気テープ読出し制御部17へ渡して処
理を終了する(ステップC6)。そして、磁気テープ読
出し制御部17は、ステップB5に示すように、2つの
システム識別情報が一致したか一致しなかったかの比較
結果を受け取り、比較結果を判定し(ステップB6)、
比較結果が一致であった場合、磁気テープ媒体3の媒体
名を媒体装着メッセージとしてシステム操作卓5に表示
させ(ステップB7)、磁気テープ媒体3から情報を読
み出し(ステップB8)、読み出した情報をディスク書
込み制御部16へわたす(ステップB9)。ディスク書
込み制御部16は、ディスク装置2に磁気テープ媒体3
の情報の書込みを行う。システム識別情報の比較結果が
一致しなかった場合は、磁気テープ媒体3は使用できな
い旨のメッセージをシステム操作卓5に表示させ(ステ
ップB10)、磁気テープ媒体3の情報が読み出させな
いために磁気テープ媒体3の取り外しを磁気テープ装置
4に指示する(ステップB11)。磁気テープ装置4
は、装着されている磁気テープ媒体3を取り外す。
【0030】以上説明した通り、磁気テープ媒体3の情
報を読み出す場合、ボリュームラベルVL中のシステム
識別情報IIと識別情報記憶部11に記憶されているシ
ステム識別情報SRRとを比較し、2つのシステム識別
情報が一致した場合のみ、磁気テープ媒体3の情報を読
み出すことができ、一致しなかった場合は、磁気テープ
媒体3の取り外して行って、この磁気テープ媒体3に対
する一切の処理を中断させるため、同じシステム識別情
報を持つコンピュータシステム以外の一切の使用を禁止
させることができる。このことにより、他のコンピュー
タシステムにおいて磁気テープ媒体を不正に使用するこ
とを防止でき、記録されている情報を保護できる。
【0031】なお、本発明では、磁気テープ媒体に対す
る情報の読出し処理と情報の書込み処理でシステム識別
情報による情報の保護を制御しているため、磁気テープ
媒体の情報を読み出し、ディスク装置などの二次記憶媒
体に一旦書き込みを行って、再度、別の磁気テープ媒体
に書き込むような間接的な複写を行っても磁気テープ媒
体への書込み処理でシステム識別情報が設定,記録され
るため、複写された情報を保護できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、磁気テー
プ媒体に情報を書き込む場合に磁気テープ媒体を特定す
るためのボリュームラベルを記録させ、このボリューム
ラベル中に磁気テープ媒体の媒体名,所有者名と合わせ
て、情報の書込み処理を行ったコンピュータシステムの
システム識別情報を入手によらず自動的に設定し付加す
るので、人為的な誤りによる磁気テープ媒体に記録され
た情報の不正使用を防止することができ、また、磁気テ
ープ媒体に格納しようとする情報がどのような情報であ
ろうと無条件にシステム識別情報を設定し付加すること
ができるため、情報の種類や用途を選ばず保護の対象と
することができる。更に、一度システム識別情報が書き
込まれた磁気テープ媒体は、同じシステム識別情報を持
つコンピュータシステム以外での一切の使用を禁止させ
ることができるため、他のコンピュータシステムにおい
て磁気テープ媒体を不正に使用することを防止でき、記
録されている情報を保護できるという効果を有し、ま
た、システム識別情報が書き込まれる保護されている磁
気テープ媒体を物理的に直接複写してもシステム識別情
報を変更することはできないため、情報は他のコンピュ
ータシステムにおいて読み出すことはできない上、磁気
テープ媒体の情報を読み出し、ディスク装置などの二次
記憶媒体に一旦書込みを行って、再度別の磁気テープ媒
体に書き込むような間接的な複写を行っても磁気テープ
媒体への書込み処理でシステム識別情報が設定,記録さ
れるため複写された情報を保護できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1に示された実施例の磁気テープ媒体のボリ
ュームラベルの内容を示すフォーマット図である。
【図3】図1に示された実施例の磁気テープ書込み制御
部の動作を説明するための流れ図である。
【図4】図1に示された実施例の磁気テープ読出し制御
部の動作を説明するための流れ図である。
【図5】図1に示された実施例の識別情報制御部の動作
を説明するための流れ図である。
【図6】従来の外部記憶媒体の情報保護システムの一例
のブロック図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 ディスク装置 3 磁気テープ媒体 4 磁気テープ装置 5 システム操作卓 11 識別情報記憶部 12 識別情報比較処理部 13 識別情報書込み処理部 14 識別情報制御部 15 ディスク読出し制御部 16 ディスク書込み制御部 17 磁気テープ読出し制御部 18 磁気テープ書込み制御部 100 中央処理装置 101 不揮発性メモリ 102 システムバス 103 フレキシブルディスクアダプタ 104 固有情報記憶部 105 演算部 200 ディスクドライブ装置 210 フレキシブルディスク 300 固有情報登録ツール A1〜A9,B1〜B11,C1〜C9 ステップ II システム識別情報 VL ボリュームラベル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護すべき情報を含む諸情報を記録し、
    記録されている情報を読み出す磁気テープ媒体及び磁気
    テープ装置と、保護すべき情報を含む諸情報を記録し、
    記録されている情報を読み出すディスク媒体を含むディ
    スク装置と、個々のシステムを識別するためのシステム
    識別情報を予め記憶しておく読出し専用の不揮発性の識
    別情報記憶部を備え、前記磁気テープ媒体に情報の書込
    みを行うときに供給された媒体名,所有者名及び前記シ
    ステム識別情報を含むボリュームラベルを生成して前記
    磁気テープ媒体に書込んだ後、所定の情報を書込み、前
    記磁気テープ媒体から情報の読出しを行うときには先ず
    ボリュームラベルを読出してこのボリュームラベル中の
    システム識別情報と前記識別情報記憶部のシステム識別
    情報とが一致したとき所定の情報を読出し、一致しない
    ときは情報の読出しを停止すると共に、一致,不一致の
    メッセージを出力し、かつ前記ディスク装置に対する情
    報の書込み及び読出しを制御すると共にシステム全体の
    動作を制御する中央処理装置と、前記媒体名及び所有者
    名を入力して前記中央処理装置へ供給し、この中央処理
    装置からのメッセージを表示するシステム操作卓とを有
    することを特徴とする外部記憶媒体の情報保護システ
    ム。
  2. 【請求項2】 中央処理装置が、個々のコンピュータシ
    ステムをそれぞれ識別するための固有情報をシステム識
    別情報として設定し記憶する識別情報記憶部と、磁気テ
    ープ媒体に対して書込みを行う場合、システム操作卓か
    ら媒体名と所有者名を受け取り、前記システム識別情報
    と合わせて、前記磁気テープ媒体を特定するためのボリ
    ュームラベルを生成して前記磁気テープ媒体に書き込ん
    だ後、所定の情報の書込みを行う磁気テープ書込み制御
    手段と、前記磁気テープ媒体に記録されている情報の読
    出しを行う場合、先ずボリュームラベルを読み出してこ
    のボリュームラベル中のシステム識別情報が前記識別情
    報記憶部に記憶されているシステム識別情報と一致して
    いるとき前記磁気テープ媒体に記録されている所定の情
    報の読出しを行い、一致しないときは、前記磁気テープ
    媒体の取り外しを指示する磁気テープ読出し制御手段
    と、前記磁気テープ媒体から読出された情報を前記磁気
    テープ読出し制御手段より受け取り、ディスク装置に対
    してその情報の書込みを行うディスク書込み制御手段
    と、前記磁気テープ媒体へ情報を書込む場合に、前記デ
    ィスク装置に記録されている情報を読み出し、前記磁気
    テープ書込み制御手段へ渡すディスク読出し制御手段
    と、前記磁気テープ媒体に前記ディスク装置の情報を書
    き込む場合、前記磁気テープ書込み制御手段から磁気テ
    ープ媒体への書込み処理通知を受け、前記ボリュームラ
    ベルに前記識別情報記憶部に記憶されているシステム識
    別情報を追加して書き込むことを制御し、前記磁気テー
    プ媒体の情報を読み出しディスク装置に書き込む場合、
    前記磁気テープ読出し制御手段により読み出されたボリ
    ュームラベル中のシステム識別情報を渡されて前記識別
    情報記憶部に記憶されているシステム識別情報と比較し
    その比較結果を前記磁気テープ読出し制御手段に通知す
    る識別情報制御手段と、この識別情報制御手段に制御さ
    れ、ボリュームラベル中にシステム識別情報の書込みを
    処理する識別情報書込み処理部と、識別情報制御手段に
    制御され、前記磁気テープ媒体のボリュームラベル中の
    システム識別情報と前記識別情報記憶部に記憶されてい
    るシステム識別情報とを比較処理しその比較結果のメッ
    セージを出力する識別情報比較処理部とを備えて構成さ
    れた請求項1記載の外部記憶媒体の情報保護システム。
  3. 【請求項3】 識別情報制御手段を、磁気テープ媒体の
    情報の書込みを行う場合、識別情報書込み処理部によ
    り、前記磁気テープ媒体を特定させるためのボリューム
    ラベル中のシステム識別情報を自動的に書き込み、か
    つ、前記磁気テープ媒体に記録する情報の種類とは無関
    係にシステム識別情報を付加して書き込むようにした請
    求項2記載の外部記憶媒体の情報保護システム。
  4. 【請求項4】 固有情報を、コンピュータシステム製造
    時の製造番号とする請求項2記載の外部記憶媒体の情報
    保護システム。
JP6149447A 1994-06-30 1994-06-30 外部記憶媒体の情報保護システム Pending JPH0816481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6149447A JPH0816481A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 外部記憶媒体の情報保護システム

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