JPS61114355A - フアイルの機密保護方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフロッピィディスクや磁気バブル等計算機に着
脱可能な記憶媒体を用いるファイルシステムにおけるフ
ァイルの機密保護に関する。

〔従来の技術〕

従来、一般的に用いられているファイルの機密保護方法
はパスワード方式である。これを第２図に示す。

図において、１は計算機本体、２はＣＲＴディスプレイ
、３はキーボード、４はフロッピィディスク９５はフロ
ッピィディスク４のなかに収容されるファイル、６およ
び７はファイル５内のパスワード部およびプログラム、
データ等ファイル本来の内容部を示す。

従来のパスワード方式は上記の如く構成され、オペレー
タが計算機本体１に接続されたキーボード３によりデー
タ等を入力してファイル５を作成するが、ファイル内容
の機密を保護するため、当該ファイル５の作成に際して
、本来のファイル内容のほかに既に登録されているパス
ワードを付加するようにしている。当該ファイル５を読
み出し、ＣＲＴディスプレイ２やプリンタへ表示・印字
させたり、あるいは他のフロッピィディスク等にコピー
する場合には、オペレータがキーボード３にパスワード
を入力して登録されているパスワードと照合・確認した
うえで初めてこれが可能となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記パスワード方式は個人レベルで観た場合には機密保
護がほぼ全うし得る。しかし乍ら企業体レベルで当該シ
ステムを観た場合、他の企業体に対しての機密保護は必
ずしも十分とは言えないのみか、機密保護を必要としな
い同一企業体内に当該ファイル利用者が複数である場合
には、利用者全員がパスワードを知っていなければなら
ないので極めて厄介である。

本発明は、上記した問題点を解決するためになされたも
ので、企業体内では利用者全員がたとえパスワードを知
らな（でもファイルの利用が可能であり、必要あらばパ
スワードとの併用も可能であるにも拘わらず、他企業に
対しての機密保護を完全に維持可能なファイルの機密保
護方法を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るファイルの機密保護方法は、個々の計算機
本体のハードウェア内に当該計算機に固有のパスワード
に相当する暗号乃至符合を付加しておき、当該ハードウ
ェア上で、作成されさファイルには自動的に上記当該計
算機に固有の暗号乃至符合が付加されるようにし、必要
あらばパスワードと併用するようにしたものである。ま
た、上記手段を、複数のシステムを一単位グループとし
てグループ内複数の計算機本体を１台と見做して実施す
るようにしたものである。

〔作用〕

本発明方法によれば、当該計算機以外の計算機もしくは
グループ内計算機以外の計算機では読み出しが不可能と
なり、また必要に応じてパスワードと併用することによ
り特定の個人以外の読み出しをも不可能とする。

〔実施例〕

本発明方法を第２図に示す一実施例に従って以下に説明
する。

図において、第１図と同一番号を付しであるのは同一作
用をなす部分で、２はＣＲＴディスプレイ、３はキーボ
ードを示す。本発明における計算機本体は８として示さ
れ、当該計算機本体８内の９はそれぞれの計算機本体ご
とにハードウェア的に付加した一一一一一一・例えばＲ
ＯＭ内のデータとして−・・・固有のパスワードを示す
。ｌＯはフロッピィディスク、１１はフロッピィディス
クＩＯ内に収容されるファイルで、７はファイル本来の
内容部。

１２はハードウェア的固有のパスワード９が付加された
ファイル内パスワード部を示す。

上記実施例システム構成では、オペレータはＣＲＴディ
スプレー２を見ながらキーボード３を使用してデータ等
を入力してファイルを作成する。

当該ファイルを例えばフロッピィディスク１０等計算機
に着脱可能な記憶媒体にストアする際には、内部的に・
・−・−・即ちディスクオペレーテングシステムによっ
て当該計算機本体に固有のパスワード９が自動的に−・
−・・ファイルに付加され、ファイル内パスワード部１
２およびファイル本来の内容部７からなるファイル１１
が作成され、書込みが行われる。

当該ファイル１１をＣＲＴディスプレー２やプリンタ等
に出力する際には、内部的に−・・・−ディスクオペレ
ーテングシステムによってファイル１１内のパスワード
部１．２のパスワードがハードウェア的固有のパスワー
１′９と一致しているや否やが自動的に・・−一一一一
照合され、これが一致している場合にのみ出力される。

従って、オペレータは操作にあたりファイルごとのパス
ワード等に気を使う必要は全くない。

本発明方法を実施した計算機システムでは、計算機本体
ごとにハードウェア的固有のパスワード９がファイルｌ
ｌ内にパスワード部１２として付加されているので、当
該計算機システムで作成されたファイルは当該計算機シ
ステムにおける計算機本体を介してのみ読み出しが可能
である一方、他方では本発明方法を実施した計算機シス
テムであっても上記ファイル書込みに使用した計算機本
体と異なる計算機本体を介する限り読み出し不可能であ
る。

換言すれば、フロッピィデスク１０のコピーが何等かの
原因で企業体外に流出して本発明方法を実施した計算機
システムをもつ他企業体に渡ったとしても、ファイル内
容を読み取ることはできない。

本発明方法は、例えば−事業体内に当該方法を実施した
複数の計算機システムがあるような場合に拡大通用する
ことが出来る。即ち、複数の計算機システムを一単位グ
ループに形成し、当該グループ以外とは固有・しかしグ
ループ内では共通するパスワード９をグループ内容計算
機本体のハードウェア内に付加するように設定する。上
記設定とすれば、グループ内に備えられている本発明方
法による複数の計算機システム間でフロッピィディスク
等着脱可能な記録媒体に互換性が生ずるので高効率利用
が可能となり、しかも板金本発明方法を同様に実施した
計算機システムによるといえども、グループ外の計算機
システムではファイル内容の読み取りが不可能となる。

また、本発明方法は従来パスワード方式・−・−・−即
ちファイルをアクセスする際に当該ファイル特をのパス
ワードを入力する方式−・・・と併用しても何等支障は
ない。これによりファイルごとの機密性も維持可能とな
る。

〔発明の効果〕

上述の如（本発明を実施すると、所定の計算機本体を介
して作成されたファイルは当該計算機本体に限り、また
所定のグループ内容計算機本体を介して作成されたファ
イルは当該グループ内容計算機本体に限り読み出しが可
能とされるので、ユーザが作成したプログラム、データ
等のファイルは、板金本発明を実施した計算機システム
を備えた他企業体等が記録媒体原本乃至コピーを入手し
たとしても、これを簡単には利用し難いものとすること
が容易に実現され得るので、企業単位の機密保持が全う
される。また、オペレータは何等ハードウェア的パスワ
ードを意に懸ける必要がない。

さらにはファイルごとの機密保持が必要ならば、ファイ
ルをアクセスする際に、ファイルごとに特定されたパス
ワードを本発明に併用すれば、当該ファイルの機密保持
も全うされ、より高度な機密保護システムが構築される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図。 第２図は従来例を示すブロック図である。 図において、８は計算機本体、９は計算機本体内のハー
ドウェア的固有の符合乃至暗号、１１はファイル、１２
はハードウェア的固をの符合乃至暗号が付加されたファ
イル内パスワード部である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）計算機に着脱可能な記憶媒体を用いるファイルシ
   ステムにおいて、個々の計算機本体のハードウェア内に
   パスワードに相当する当該計算機本体固有の符合乃至暗
   号を付加しておき、上記ハードウェア上で作成されるフ
   ァイルに当該計算機本体固有の符合乃至暗号が自動的に
   書込まれるようにしたことを特徴とするファイルの機密
   保護方法。
2. （２）ファイルに個々の計算機本体固有の符合乃至暗号
   がパスワードと併存している特許請求の範囲第１項記載
   のファイルの機密保護方法。
3. （３）計算機に着脱可能な記憶媒体を用いるファイルシ
   ステムにおいて、複数のシステムを一単位としてグルー
   プを形成し、当該グループ内各計算機本体それぞれのハ
   ードウェア内にグループ内では共通し・グループ以外と
   は固有のパスワードに相当する符合乃至暗号を付加して
   おき、上記ハードウェア上で作成されるファイルに当該
   グループ内に共通する符合乃至暗号が自動的に書込まれ
   るようにしたことを特徴とするファイルの機密保護方法
   。