JPH08162886A - 位相補償付き高周波用可変電子減衰器 - Google Patents
位相補償付き高周波用可変電子減衰器Info
- Publication number
- JPH08162886A JPH08162886A JP30340694A JP30340694A JPH08162886A JP H08162886 A JPH08162886 A JP H08162886A JP 30340694 A JP30340694 A JP 30340694A JP 30340694 A JP30340694 A JP 30340694A JP H08162886 A JPH08162886 A JP H08162886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high frequency
- phase
- electronic attenuator
- attenuation
- voltage
- Prior art date
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- Pending
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- Filters And Equalizers (AREA)
- Attenuators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】位相特性の乱れの無い高周波用可変電子減衰器
を提供する。 【構成】可変減衰素子２に直列に位相調整器３を接続
し、一方これ等素子を制御するために、制御電圧をＡ／
Ｄ変換器６によりディジタル化しＲＯＭ８に予め記録さ
れた減衰量−位相関係補正用の変換テーブル及びマイク
ロプロセッサユニット７を用いて減衰量制御データを
得、さらにＤ／Ａ変換器９により制御電圧に再び変換し
て上記２素子に供給する。 【効果】本発明により位相変化を伴わない高周波用可変
電子減衰器を実現し得る。
を提供する。 【構成】可変減衰素子２に直列に位相調整器３を接続
し、一方これ等素子を制御するために、制御電圧をＡ／
Ｄ変換器６によりディジタル化しＲＯＭ８に予め記録さ
れた減衰量−位相関係補正用の変換テーブル及びマイク
ロプロセッサユニット７を用いて減衰量制御データを
得、さらにＤ／Ａ変換器９により制御電圧に再び変換し
て上記２素子に供給する。 【効果】本発明により位相変化を伴わない高周波用可変
電子減衰器を実現し得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波回路における
可変電子減衰器において生ずる位相変化を自動的に補償
する機能を有する高周波用可変電子減衰器に関するもの
である。
可変電子減衰器において生ずる位相変化を自動的に補償
する機能を有する高周波用可変電子減衰器に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】高周波（交流）信号の振幅を電子的に制
御する可変減衰器は、従来半導体ダイオードの順方向抵
抗の電圧依存性を利用する方式が一般的に用いられて来
た。これは直流電圧が印加された状態の半導体ダイオー
ドでは、その電圧に応じて順方向インピーダンス特性が
変化することを利用するものである。この変化の状況の
一例を図２に示す。図２において曲線Ａは印加直流電圧
に対する減衰量の変化を示すものである。また、曲線Ｐ
は同じく直流印加電圧に対する位相変化分を示す。即
ち、信号レベルの減衰量制御を行なうと位相特性も同時
に変化してしまうことになる。このため信号の振幅のみ
ならず位相も問題とする信号処理システムにおいてはこ
の種の減衰器を利用するには限界があった。
御する可変減衰器は、従来半導体ダイオードの順方向抵
抗の電圧依存性を利用する方式が一般的に用いられて来
た。これは直流電圧が印加された状態の半導体ダイオー
ドでは、その電圧に応じて順方向インピーダンス特性が
変化することを利用するものである。この変化の状況の
一例を図２に示す。図２において曲線Ａは印加直流電圧
に対する減衰量の変化を示すものである。また、曲線Ｐ
は同じく直流印加電圧に対する位相変化分を示す。即
ち、信号レベルの減衰量制御を行なうと位相特性も同時
に変化してしまうことになる。このため信号の振幅のみ
ならず位相も問題とする信号処理システムにおいてはこ
の種の減衰器を利用するには限界があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、半導体を
用いた可変減衰器において、減衰量変化と共に変動する
位相特性の補償が本方式実用上の課題となっていた。
用いた可変減衰器において、減衰量変化と共に変動する
位相特性の補償が本方式実用上の課題となっていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては位相特性を印加電圧により制御
し得る素子、例えばｐ−ｎ接合を有する可変容量ダイオ
ード或いは圧電特性を示す強誘電体材料等を用いた位相
調整器を接続することにより可変減衰器において変化し
た位相特性の変化を補償することが出来る。
めに、本発明においては位相特性を印加電圧により制御
し得る素子、例えばｐ−ｎ接合を有する可変容量ダイオ
ード或いは圧電特性を示す強誘電体材料等を用いた位相
調整器を接続することにより可変減衰器において変化し
た位相特性の変化を補償することが出来る。
【０００５】
【作用】以上説明したように、本発明においては印加電
圧により減衰量を変化せしめる素子と、同じく印加電圧
により位相特性を変化せしめる素子とを組み合わせるこ
とにより位相変化が補償された可変電子減衰器を実現し
ている。
圧により減衰量を変化せしめる素子と、同じく印加電圧
により位相特性を変化せしめる素子とを組み合わせるこ
とにより位相変化が補償された可変電子減衰器を実現し
ている。
【０００６】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【０００７】図１は本発明の構成を示すもので、入力端
子１に入力された信号は高周波用可変減衰素子２を経て
位相調整器３に入力され位相補償を与えられた後出力端
子４を経て出力される。ここで減衰量調整用の直流電圧
は以下のようにして発生される。即ち、減衰量を制御す
るため外部から入力される制御信号が制御信号入力端子
５を経てＡ−Ｄ変換器６に入力され減衰量制御電圧発生
用の処理を行なうためのディジタルデータに変換され
る。次いで、この変換されたディジタルデータはさらに
マイクロプロセッサユニット７により上記高周波用可変
減衰素子２および位相調整器３を制御するための２種の
ディジタル信号にさらに変換される。この変換は、図２
に示す制御電圧と減衰量及び位相変化の関係によりＲＯ
Ｍ８に記録された電圧−減衰特性及び電圧−位相特性の
変換テーブルを用いて行なわれる。このようにして変換
された制御用のディジタル信号は上記素子２、３の制御
用電圧として２基のＤ−Ａ変換器９によりアナログ信号
としての直流電圧に再変換されそれぞれ可変減衰素子２
及び可変位相調整器３に加えられる。これにより、図２
の曲線Ａに対応した減衰特性を有し、かつ直線Ｃに示す
ように位相変化が補償された高周波用可変電子減衰器を
実現し得る。
子１に入力された信号は高周波用可変減衰素子２を経て
位相調整器３に入力され位相補償を与えられた後出力端
子４を経て出力される。ここで減衰量調整用の直流電圧
は以下のようにして発生される。即ち、減衰量を制御す
るため外部から入力される制御信号が制御信号入力端子
５を経てＡ−Ｄ変換器６に入力され減衰量制御電圧発生
用の処理を行なうためのディジタルデータに変換され
る。次いで、この変換されたディジタルデータはさらに
マイクロプロセッサユニット７により上記高周波用可変
減衰素子２および位相調整器３を制御するための２種の
ディジタル信号にさらに変換される。この変換は、図２
に示す制御電圧と減衰量及び位相変化の関係によりＲＯ
Ｍ８に記録された電圧−減衰特性及び電圧−位相特性の
変換テーブルを用いて行なわれる。このようにして変換
された制御用のディジタル信号は上記素子２、３の制御
用電圧として２基のＤ−Ａ変換器９によりアナログ信号
としての直流電圧に再変換されそれぞれ可変減衰素子２
及び可変位相調整器３に加えられる。これにより、図２
の曲線Ａに対応した減衰特性を有し、かつ直線Ｃに示す
ように位相変化が補償された高周波用可変電子減衰器を
実現し得る。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば位相特性の乱れを生ずる
こと無く、しかも機構部分を含むことが無いため、信頼
性の高い高周波用の電子的可変減衰器を実現し得る。
こと無く、しかも機構部分を含むことが無いため、信頼
性の高い高周波用の電子的可変減衰器を実現し得る。
【図１】本発明による実施例
【図２】高周波用可変電子減衰器の特性の例
１ 信号入力端子 ２ 可変減衰素子 ３ 位相調整器 ４ 信号出力端子 ５ 制御信号入力端子 ６ Ａ／Ｄ変換器 ７ マイクロプロセッサユニット ８ ＲＯＭ ９ Ｄ／Ａ変換器
Claims (1)
- 【請求項１】半導体ダイオードの順方向抵抗の電圧依存
性を利用した高周波用可変電子減衰器において、該高周
波用電子減衰器に直列に接続され電圧により静電容量が
制御される可変容量素子を用いた位相調整器と、減衰量
と位相変化の関係が変換テーブルとして記録されたＲＯ
Ｍと、該ＲＯＭの変換テーブルにより該電子減衰器と位
相調整器を制御する制御信号発生用マイクロプロセッサ
とからなり、かつ該マイクロプロセッサ入出力部にそれ
ぞれＡ／Ｄ、Ｄ／Ａ変換器が接続されていることを特徴
とする位相補償付き高周波用可変電子減衰器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30340694A JPH08162886A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 位相補償付き高周波用可変電子減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30340694A JPH08162886A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 位相補償付き高周波用可変電子減衰器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08162886A true JPH08162886A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17920647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30340694A Pending JPH08162886A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 位相補償付き高周波用可変電子減衰器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08162886A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040027034A (ko) * | 2002-09-27 | 2004-04-01 | 주식회사 유니콘테크놀러지 | 무선통신용 가변 감쇄장치 |
| JP2016208220A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 可変減衰器 |
| WO2016209407A3 (en) * | 2015-06-26 | 2017-02-09 | Peregrine Semiconductor Corporation | State change stabilization in a phase shifter/attenuator circuit |
| US20180034444A1 (en) * | 2016-08-01 | 2018-02-01 | Nxp B.V. | Method and system for attenuator phase compensation |
| CN108768402A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-11-06 | 上海东软医疗科技有限公司 | 信号输出方法及装置 |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP30340694A patent/JPH08162886A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040027034A (ko) * | 2002-09-27 | 2004-04-01 | 주식회사 유니콘테크놀러지 | 무선통신용 가변 감쇄장치 |
| JP2016208220A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 可変減衰器 |
| WO2016209407A3 (en) * | 2015-06-26 | 2017-02-09 | Peregrine Semiconductor Corporation | State change stabilization in a phase shifter/attenuator circuit |
| CN107787555A (zh) * | 2015-06-26 | 2018-03-09 | 派瑞格恩半导体有限公司 | 移相器/衰减器电路中的状态改变稳定化 |
| CN107787555B (zh) * | 2015-06-26 | 2022-01-11 | 派赛公司 | 移相器/衰减器电路中的状态改变稳定化 |
| US20180034444A1 (en) * | 2016-08-01 | 2018-02-01 | Nxp B.V. | Method and system for attenuator phase compensation |
| EP3280049A1 (en) * | 2016-08-01 | 2018-02-07 | Nxp B.V. | Method and system for attenuator phase compensation |
| JP2018023099A (ja) * | 2016-08-01 | 2018-02-08 | エヌエックスピー ビー ヴィＮｘｐ Ｂ．Ｖ． | 減衰器位相補償方法及びシステム |
| CN107681988A (zh) * | 2016-08-01 | 2018-02-09 | 恩智浦有限公司 | 用于衰减器相位补偿的方法和系统 |
| US10659009B2 (en) | 2016-08-01 | 2020-05-19 | Nxp B.V. | Method and system for attenuator phase compensation |
| CN107681988B (zh) * | 2016-08-01 | 2023-09-29 | 恩智浦有限公司 | 用于衰减器相位补偿的方法和系统 |
| CN108768402A (zh) * | 2018-05-24 | 2018-11-06 | 上海东软医疗科技有限公司 | 信号输出方法及装置 |
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