JP3415090B2 - Pwmアンプ - Google Patents

Pwmアンプ

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JP3415090B2 JP2000029385A JP2000029385A JP3415090B2 JP 3415090 B2 JP3415090 B2 JP 3415090B2 JP 2000029385 A JP2000029385 A JP 2000029385A JP 2000029385 A JP2000029385 A JP 2000029385A JP 3415090 B2 JP3415090 B2 JP 3415090B2
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森本  英夫
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株式会社 デジアン・テクノロジー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWM(パルス幅
変調)アンプのスイッチング回路に係り、特に出力側の
直流オフセット電圧をキャンセルする直流電圧キャンセ
ル回路に関する。
【従来の技術】単一電源方式のPWMアンプの出力電圧
は、一般的に1/2電源電圧を基準とした振幅を示す。
これは、不必要な直流オフセット電圧を伴う事を意味す
る。これに対し、通常オーディオアンプの負荷となるへ
ッドホンやスピーカでは、入力される信号に直流オフセ
ット電圧があっては動作できない。このため、負荷の基
準線をグランド電圧に接続する構成をとった場合、図6
に示すように、直流カットキャパシタC0等で直流成分
を阻止する必要がある。この直流カットキャパシタC0
は大容量が必要とされ、スペースファクタが悪いと云っ
た欠点がある。
【0002】一方、任意のオフセット電圧を用意した上
で負荷の基準線をこれに接続する方法では、直流カット
キャパシタを使用せずとも直流成分の阻止が可能であ
り、スペースファクタは悪化しない。しかしながら、図
7に示すように一般的とされる電源電圧を抵抗(R1,
R2)分圧によって任意のオフセット電圧を得る構成で
は、リニアアンプ回路40が必要になり、このリニアア
ンプ回路40の出力側からオフセット電圧を取り出すこ
とになる。更にこの場合、PWMアンプのオフセット電
圧値との相関性が得られない為、高精度なオフセット電
圧キャンセルはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
単一電源方式のPWMアンプでは、その出力側に直流カ
ットキャパシタが必要であったり、或いは、直流カット
キャパシタを省略するために、電源電圧を抵抗分割し、
リニアアンプ回路を通すことで、任意のオフセット電圧
を得なければならなかった。
【0004】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、電源の抵抗分圧
回路やリニアアンプ回路を用いることなく直流カットキ
ャパシタを省略することが出来るPWMアンプを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、パルス幅変調を行うコン
トロール回路と、前記コントロール回路により同一周期
の制御を受ける第1のスイッチング回路と、前記コント
ロール回路により同一周期の制御を受け、前記第1のス
イッチング回路と同一特性を有する第2のスイッチング
回路と、前記コントロール回路により同一周期の制御を
受ける第3のスイッチング回路と、前記第1のスイッチ
ング回路の出力をアナログ信号化する第1のローパスフ
ィルタと、前記第2のスイッチング回路の出力をアナロ
グ信号化する第2のローパスフィルタと、前記第3のス
イッチング回路の出力をアナログ信号化する第3のロー
パスフィルタとを具備し、第1のローパスフィルタの出
力端子と第3のローパスフィルタの出力端子間に第1の
負荷を接続し、第2のローパスフィルタの出力端子と第
3のローパスフィルタの出力端子間に第2の負荷を接続
し、前記第1のスイッチング回路及び前記第2のスイッ
チング回路へは、夫々、パルス幅変調のなされた入力信
号が入力され、一方、前記第3のスイッチング回路へ
は、無信号時において前記第1のスイッチング回路及び
前記第2のスイッチング回路へ与えられる信号と同等の
信号が常に与えられていることにある。
【0006】請求項2の発明の前記コントロール回路は
オフセットパルス方式のPWM制御を行う。
【0007】請求項3の発明の前記第1のスイッチング
回路は1個のバッファを有し、前記第2のスイッチング
回路は前記バッファと同一の1個のバッファを有し、前
記第3のスイッチング回路は前記バッファと同一のバッ
ファを2個並列接続した回路を有する。
【0008】請求項4の発明の前記PWMアンプはデジ
タルオーディオ信号を増幅する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明のPWMアンプの
一実施形態を示した回路図である。PWMアンプは、1
周期当たり1パルスを守るオフセットパルス方式のPW
MをコントロールするPWMコントロール回路1、PW
Mコントロール回路1によりスイッチングされるスイッ
チング回路2−1、2−2、基準電圧スイッチング回路
3、デジタルオーディオ信号をアナログ化するインダク
タ10及びキャパシタ11から成るローパスフィルタ
4、5、6を有し、電力出力端子7、8には負荷20が
接続され、電力出力端子8、9には負荷21が接続され
ている。
【0010】図2はスイッチング回路2−1(又は2−
2)の構成を示した回路図であり、1個のスイッチング
動作をするバッファ31から成っている。
【0011】図3は基準電圧スイッチング回路3の構成
を示した回路図であり、1個のスイッチング動作する2
個のバッファ31が並列接続されている。
【0012】次に、本実施形態の動作について説明す
る。スイッチング回路2−1、2−2と、スイッチング
基準電圧発生回路3は、PWMコントロール回路1によ
り全て同一周期のスイッチング制御を受けており、スイ
ッチング回路2−1、2−2のパルスデューティーの動
作基準値に、スイッチング基準電圧発生回路3のパルス
デューティー値を合致させることで、無信号時における
出力電圧値は、電力出力端子7,8,9全て同一の電圧
値を示す。
【0013】ここで、電力出力端子7に図4(a)に示
すような信号出力があるとした場合、図4(b)に示し
た電力出力端子8の基準電圧が電力出力端子7のオフセ
ット電圧に等しい為、電力出力端子7,8,9に接続さ
れる負荷に供給されることになる。
【0014】ここで、PWMコントロール回路1はオフ
セットパルス方式のPWM制御を行っているが、このオ
フセットパルス方式は、図5(a)、(b)に示すよう
に、1周期に必ず1パルスを守る制御を行うものであ
る。
【0015】ところで、スイッチング回路2−1,2−
2及びスイッチング基準電圧発生回路3のパルス波形の
立上がり、立下りの遷移時間が異なる場合、理論的オフ
セット電圧に誤差電圧(図5(a)、(b)に示したパ
ルスの立上がり、立下りが寝てくることに起因する)が
発生する。しかしながら、PWMコントロール回路1は
1周期あたり1パルスを必ず含むオフセットパルス方式
を採るため、再び各誤差電圧は同一値となる。
【0016】これは、オフセット誤差電圧の発生がパル
ス波形の立上がりと、立下りの遷移時間が異なる事に起
因するものであり、本回路においてはいかなる一周期に
おいても、立上がりと、立下りを必ず一つずつ含むオフ
セットパルスを各動作信号に与える事及び回路条件に高
度な相似を持たせる事で、スイッチング回路2−1,2
−2及びスイッチング基準電圧発生回路3それぞれのオ
フセット誤差電圧を高度に相似させて、両者間の電圧差
を相殺(キャンセル)させている。
【0017】本実施形態によれば、PWMコントロール
回路1により同一周期のPWM制御を受けるスイッチン
グ回路2−1、2−2及び基準電圧スイッチング回路3
を設けることにより、電力出力端子7、8間及び電力出
力端子8、9間のDCレベルを常にほぼゼロにすること
ができるため、出力回路から直流カットキャパシタを省
略することができ、スペースファクタを良好とすると共
に、直流カットキャパシタによる音声信号の劣化を防止
して、音質を向上させることができる。又、電源電圧の
抵抗分圧やリニアアンプを必要とせず、上記効果を得る
ことができる。
【0018】更に、抵抗分圧とリニアアンプを用いる方
法に比べて、スイッチング回路2−1、スイッチング回
路3間とスイッチング回路2−2、スイッチング回路3
間の出力の相似性が高く、温度、負荷電流、電源電圧の
全ての変動に対して、これをキャンセルすることができ
る。
【0019】尚、スイッチング回路2−1,2−2とス
イッチング基準電圧発生回路3の位相関係は同位相、逆
位相どちらでも良い。本回路では、スイッチング回路2
−1,2−2とスイッチング基準電圧発生回路3の各動
作パルスの位相を同位相とする事で電力出力端子7,8
間及び,9,8間のコモンモードノイズを減少させてい
る。
【0020】又、スイッチング回路2−1,2−2とス
イッチング基準電圧発生回路3の動作周波数は同一でな
くても良い。但し、この場合はオフセット電圧誤差がキ
ャンセル出来ないことになる。
【0021】更に、PWMコントロール回路がオフセッ
トパルス方式を採らない場合は、理論的オフセット電圧
に誤差電圧が発生して、電力出力端子7、8、9間にD
Cレベル差が発生するが、これは必ずしも致命的なもの
では無く、消費電力が多くなって、負荷20、21が発
熱したりする程度であり、これが許容できるものであれ
ば、PWMコントロール回路はオフセットパルス方式を
採らなくとも、直流カットキャパシタを省略することが
できる。
【0022】ところで、本発明は基準線を共有しない負
荷にも適用できるが、この場合は基準電圧スイッチング
回路を2個用意する。4個のスイッチング回路で構成さ
れることに成るが、同様の効果を得ることができる。こ
の際、4個のスイッチング回路は全て同一の電気回路条
件を持たせると最良の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のP
WMアンプによれば、電源の抵抗分圧回路やリニアアン
プ回路を用いることなく、直流カットキャパシタを省略
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPWMアンプの一実施形態を示した回
路図である。
【図2】図1に示したスイッチング回路の構成を示した
回路図である。
【図3】図1に示した基準電圧スイッチング回路の構成
を示した回路図である。
【図4】図1に示したPWMアンプのオフセット電圧の
キャンセル動作を説明する図である。
【図5】図1に示したスイッチング回路又は基準電圧ス
イッチング回路から出力されるPWM変調出力を示した
波形図である。
【図6】従来のPWMアンプの出力回路例を示した回路
図である。
【図7】従来の抵抗分圧回路とリニアアンプ回路の構成
例を示した回路図である。
【符号の説明】
1 PWMコントロール回路 2−1、2−2 スイッチング回路 3 基準電圧スイッチング回路 4、5、6 ローパスフィルタ 7、8、9 電力出力端子 10 インダクタ 11 キャパシタ 20、21 負荷 31 バッファ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅変調を行うコントロール回路
    と、前記コントロール回路により同一周期の制御を受け
    る第1のスイッチング回路と、前記コントロール回路に
    より同一周期の制御を受け、前記第1のスイッチング回
    路と同一特性を有する第2のスイッチング回路と、前記
    コントロール回路により同一周期の制御を受ける第3の
    スイッチング回路と、前記第1のスイッチング回路の出
    力をアナログ信号化する第1のローパスフィルタと、前
    記第2のスイッチング回路の出力をアナログ信号化する
    第2のローパスフィルタと、前記第3のスイッチング回
    路の出力をアナログ信号化する第3のローパスフィルタ
    とを具備し、第1のローパスフィルタの出力端子と第3
    のローパスフィルタの出力端子間に第1の負荷を接続
    し、第2のローパスフィルタの出力端子と第3のローパ
    スフィルタの出力端子間に第2の負荷を接続し、前記第
    1のスイッチング回路及び前記第2のスイッチング回路
    へは、夫々、パルス幅変調のなされた入力信号が入力さ
    れ、一方、前記第3のスイッチング回路へは、無信号時
    において前記第1のスイッチング回路及び前記第2のス
    イッチング回路へ与えられる信号と同等の信号が常に与
    えられていることを特徴とするPWMアンプ。
  2. 【請求項2】 前記コントロール回路はオフセットパル
    ス方式のPWM制御を行うことを特徴とする請求項1記
    載のPWMアンプ。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチング回路は1個のバ
    ッファを有し、前記第2のスイッチング回路は前記バッ
    ファと同一の1個のバッファを有し、前記第3のスイッ
    チング回路は前記バッファと同一のバッファを2個並列
    接続した回路を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載のPWMアンプ。
  4. 【請求項4】 前記PWMアンプはデジタルオーディオ
    信号を増幅することを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    かに記載のPWMアンプ。
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