JPH0981090A - 液晶駆動回路 - Google Patents
液晶駆動回路Info
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- JPH0981090A JPH0981090A JP24035595A JP24035595A JPH0981090A JP H0981090 A JPH0981090 A JP H0981090A JP 24035595 A JP24035595 A JP 24035595A JP 24035595 A JP24035595 A JP 24035595A JP H0981090 A JPH0981090 A JP H0981090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】液晶表示装置の駆動に際し、印可する表示信号
の正極性負極性の両位相信号間の対称性を確保する事が
困難であった。 【解決手段】デジタル画像入力信号１０１と、その補数
を発生させる補数信号発生器１０３と、１０１，１０３
の信号を切り換え選択する信号切り換え器１０４と、１
０４の出力をアナログ信号に変換する画像信号Ｄ／Ａ変
換器１０５と、液晶表示装置の駆動信号に交番ＤＣバイ
アス電圧を与える為の交番バイアス電圧発生器１１４
と、画像信号Ｄ／Ａ変換器１０５と交番バイアス電圧発
生器１１４との出力電圧を加算若しくは減算増幅する出
力アンプ１１２とを備え、信号切り換え器１０４と交番
バイアス電圧発生器１１４の出力電圧の切り換え周期と
を連動して、液晶駆動信号の位相反転信号１０２に合わ
せて切り換える構成とした。
の正極性負極性の両位相信号間の対称性を確保する事が
困難であった。 【解決手段】デジタル画像入力信号１０１と、その補数
を発生させる補数信号発生器１０３と、１０１，１０３
の信号を切り換え選択する信号切り換え器１０４と、１
０４の出力をアナログ信号に変換する画像信号Ｄ／Ａ変
換器１０５と、液晶表示装置の駆動信号に交番ＤＣバイ
アス電圧を与える為の交番バイアス電圧発生器１１４
と、画像信号Ｄ／Ａ変換器１０５と交番バイアス電圧発
生器１１４との出力電圧を加算若しくは減算増幅する出
力アンプ１１２とを備え、信号切り換え器１０４と交番
バイアス電圧発生器１１４の出力電圧の切り換え周期と
を連動して、液晶駆動信号の位相反転信号１０２に合わ
せて切り換える構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の表
示駆動信号の処理方式に関する。
示駆動信号の処理方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から行われている液晶表示装置の駆
動用信号の位相反転回路は、アナログ回路による方式が
主流であった。
動用信号の位相反転回路は、アナログ回路による方式が
主流であった。
【０００３】具体的には、トランジスタのエミッタ接地
回路を用いた方式で、エミッタ抵抗とコレクタ抵抗を同
一とする事で、入力信号と同相出力をエミッタ端子か
ら、また、逆相の反転出力をコレクタ端子から取り出
し、両出力信号をアナログスイッチで切り換え選択して
交番出力信号を得る方式や、特公平５−２２０８の様な
図４に示す方式が一般的であった。
回路を用いた方式で、エミッタ抵抗とコレクタ抵抗を同
一とする事で、入力信号と同相出力をエミッタ端子か
ら、また、逆相の反転出力をコレクタ端子から取り出
し、両出力信号をアナログスイッチで切り換え選択して
交番出力信号を得る方式や、特公平５−２２０８の様な
図４に示す方式が一般的であった。
【０００４】即ち、画像信号入力Ｖｉｎから入った画像
信号は、反転増幅回路３０１及び非反転増幅回路３０２
に同時に入力される。
信号は、反転増幅回路３０１及び非反転増幅回路３０２
に同時に入力される。
【０００５】これらの増幅回路で増幅された画像信号
は、位相反転コントロール信号ＣＯＮＴによって選択さ
れるスイッチ回路３０４を介して入力画像信号と同一位
相（正極位相）の画像信号が、また、位相反転コントロ
ール信号ＣＯＮＴのインバータ出力によって選択される
スイッチ回路３０３を介して入力画像信号とは逆位相
（負極位相）の画像信号が、交互に切り換え出力されて
画像信号出力Ｖｏｕｔとして液晶表示装置に送られるよ
う構成された方式である。
は、位相反転コントロール信号ＣＯＮＴによって選択さ
れるスイッチ回路３０４を介して入力画像信号と同一位
相（正極位相）の画像信号が、また、位相反転コントロ
ール信号ＣＯＮＴのインバータ出力によって選択される
スイッチ回路３０３を介して入力画像信号とは逆位相
（負極位相）の画像信号が、交互に切り換え出力されて
画像信号出力Ｖｏｕｔとして液晶表示装置に送られるよ
う構成された方式である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の液晶表
示装置の駆動回路では、信号処理が全てアナログ信号で
行われている為、正極位相側の表示駆動電圧振幅と負極
位相側の表示駆動電圧振幅とを完全に基準電圧に対して
プラスマイナスの対称波形とする事が困難であった。
示装置の駆動回路では、信号処理が全てアナログ信号で
行われている為、正極位相側の表示駆動電圧振幅と負極
位相側の表示駆動電圧振幅とを完全に基準電圧に対して
プラスマイナスの対称波形とする事が困難であった。
【０００７】これは、トランジスタを用いた場合、コレ
クタ抵抗とエミッタ抵抗を同一値とするだけでは、コレ
クタ側とエミッタ側の出力増幅度に差が生ずる事や、ト
ランジスタの特性上、寄生容量の影響等によるコレクタ
端子とエミッタ端子との周波数特性にも大きな差が生じ
る為である。
クタ抵抗とエミッタ抵抗を同一値とするだけでは、コレ
クタ側とエミッタ側の出力増幅度に差が生ずる事や、ト
ランジスタの特性上、寄生容量の影響等によるコレクタ
端子とエミッタ端子との周波数特性にも大きな差が生じ
る為である。
【０００８】また、ＯＰアンプを用いた場合でも、非反
転増幅回路と反転増幅回路それぞれのアンプにバラツキ
が生じ調整等の厄介な工程を必要とした。
転増幅回路と反転増幅回路それぞれのアンプにバラツキ
が生じ調整等の厄介な工程を必要とした。
【０００９】その結果、表示画像にフリッカー等の画質
劣化を生じる原因ともなったり、画素数の多い高解像度
液晶表示装置に用いられる多系列並列駆動の場合特に、
系列間に於いて信号振幅がばらつく原因となり、系列間
ムラによる画質低下の問題を引き起こした。
劣化を生じる原因ともなったり、画素数の多い高解像度
液晶表示装置に用いられる多系列並列駆動の場合特に、
系列間に於いて信号振幅がばらつく原因となり、系列間
ムラによる画質低下の問題を引き起こした。
【００１０】そこで、本発明の液晶表示装置の駆動回路
は正極位相側の表示駆動電圧振幅と負極位相側の表示駆
動電圧振幅が無調整で正負完全対称電圧となる液晶表示
装置の駆動回路を実現する事を目的とする。
は正極位相側の表示駆動電圧振幅と負極位相側の表示駆
動電圧振幅が無調整で正負完全対称電圧となる液晶表示
装置の駆動回路を実現する事を目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶駆動回路で
は、液晶表示装置の表示信号処理回路に於いて、デジタ
ル画像入力信号と、該デジタル画像入力信号の補数を発
生させる補数信号変換器と、前記デジタル画像入力信号
と前記補数信号変換器の出力とを切り換え選択する信号
切り換え器と、該信号切り換え器の出力デジタル画像信
号をデジタル信号からアナログ信号に変換する画像信号
Ｄ／Ａ変換器と、液晶表示装置の表示駆動信号に正極位
相用若しくは負極位相用の交番ＤＣバイアス電圧を与え
る為の交番バイアス電圧発生器と、前記画像信号Ｄ／Ａ
変換器の出力画像信号と前記バイアス電圧発生器からの
出力バイアス電圧とを加算若しくは減算増幅する出力ア
ンプとを備えると共に、前記信号切り換え器の切り換え
周期と前記交番バイアス電圧発生器の正極位相用および
負極位相用の出力バイアス電圧切り換え周期とを連動し
て、液晶表示装置の表示駆動信号の位相反転周期に合わ
せ切り換えて前記出力アンプに入力するよう構成した事
で、表示駆動信号の正極位相側と負極位相側の電圧バラ
ンス（対称性）精度ばらつきの問題を解決した。
は、液晶表示装置の表示信号処理回路に於いて、デジタ
ル画像入力信号と、該デジタル画像入力信号の補数を発
生させる補数信号変換器と、前記デジタル画像入力信号
と前記補数信号変換器の出力とを切り換え選択する信号
切り換え器と、該信号切り換え器の出力デジタル画像信
号をデジタル信号からアナログ信号に変換する画像信号
Ｄ／Ａ変換器と、液晶表示装置の表示駆動信号に正極位
相用若しくは負極位相用の交番ＤＣバイアス電圧を与え
る為の交番バイアス電圧発生器と、前記画像信号Ｄ／Ａ
変換器の出力画像信号と前記バイアス電圧発生器からの
出力バイアス電圧とを加算若しくは減算増幅する出力ア
ンプとを備えると共に、前記信号切り換え器の切り換え
周期と前記交番バイアス電圧発生器の正極位相用および
負極位相用の出力バイアス電圧切り換え周期とを連動し
て、液晶表示装置の表示駆動信号の位相反転周期に合わ
せ切り換えて前記出力アンプに入力するよう構成した事
で、表示駆動信号の正極位相側と負極位相側の電圧バラ
ンス（対称性）精度ばらつきの問題を解決した。
【００１２】また、前記交番バイアス電圧発生器を、前
記表示駆動信号の正極位相時の基準バイアス電圧を発生
する正極基準電圧発生器と、前記表示駆動信号の負極位
相時の基準バイアス電圧を発生する負極基準電圧発生器
と、前記表示駆動信号の位相反転周期を制御する位相反
転信号により前記負極基準電圧発生器の出力電圧と前記
負極基準電圧発生器の出力電圧とを切り換えるアナログ
スイッチとで構成する事で表示駆動回路の精度向上と簡
素化を実現した。
記表示駆動信号の正極位相時の基準バイアス電圧を発生
する正極基準電圧発生器と、前記表示駆動信号の負極位
相時の基準バイアス電圧を発生する負極基準電圧発生器
と、前記表示駆動信号の位相反転周期を制御する位相反
転信号により前記負極基準電圧発生器の出力電圧と前記
負極基準電圧発生器の出力電圧とを切り換えるアナログ
スイッチとで構成する事で表示駆動回路の精度向上と簡
素化を実現した。
【００１３】また、交番バイアス電圧発生器を、デジタ
ル信号による交番バイアス信号を入力としたＤ／Ａ変換
器で構成する事によって、構成回路のデジタル化を可能
とし信号精度の向上およびＳ／Ｎ比の改善を可能とし
た。
ル信号による交番バイアス信号を入力としたＤ／Ａ変換
器で構成する事によって、構成回路のデジタル化を可能
とし信号精度の向上およびＳ／Ｎ比の改善を可能とし
た。
【００１４】また、前記出力アンプを差動増幅器で構成
し、且つ、前記出力アンプの非反転入力に前記画像信号
Ｄ／Ａ変換器の出力を、また、前記出力アンプの反転入
力に前記交番バイアス電圧発生器からの出力バイアス電
圧を入力するよう構成した事により、画像信号の入力イ
ンピーダンスを高く取れると同時に、画像信号入力とバ
イアス電圧との入力分離性能を向上させ前記出力アンプ
の周波数特性の向上ならびに出力の安定化の問題を解決
した。
し、且つ、前記出力アンプの非反転入力に前記画像信号
Ｄ／Ａ変換器の出力を、また、前記出力アンプの反転入
力に前記交番バイアス電圧発生器からの出力バイアス電
圧を入力するよう構成した事により、画像信号の入力イ
ンピーダンスを高く取れると同時に、画像信号入力とバ
イアス電圧との入力分離性能を向上させ前記出力アンプ
の周波数特性の向上ならびに出力の安定化の問題を解決
した。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
を用いて詳細に説明する。
【００１６】（実施例１）図１は本発明の液晶駆動装置
の一実施例を表した回路ブロック図である。
の一実施例を表した回路ブロック図である。
【００１７】ここで、ａビットで構成されるデジタル画
像入力信号１０１は、デジタルスイッチから成る信号切
り換え器１０４及びインバータで構成された補数信号変
換器１０３にそれぞれ送られる。
像入力信号１０１は、デジタルスイッチから成る信号切
り換え器１０４及びインバータで構成された補数信号変
換器１０３にそれぞれ送られる。
【００１８】補数信号変換器１０３では、入力されたデ
ジタル画像入力信号１０１の反転位相（負極位相）電圧
を得る為にａビットの補数デジタル画像入力信号がイン
バータによって作成される。
ジタル画像入力信号１０１の反転位相（負極位相）電圧
を得る為にａビットの補数デジタル画像入力信号がイン
バータによって作成される。
【００１９】次に、補数変換されたａビットの補数デジ
タル画像入力信号は、信号切り換え器１０４に送られ
る。
タル画像入力信号は、信号切り換え器１０４に送られ
る。
【００２０】更に、位相反転信号１０２により正極位相
の画像信号送出タイミングにはデジタル画像入力信号１
０１をそのまま、また、負極位相の画像信号送出タイミ
ングでは補数変換された補数デジタル画像信号が信号切
り換え器１０４で切り換え選択されて画像信号Ｄ／Ａ変
換器１０５に送られる。
の画像信号送出タイミングにはデジタル画像入力信号１
０１をそのまま、また、負極位相の画像信号送出タイミ
ングでは補数変換された補数デジタル画像信号が信号切
り換え器１０４で切り換え選択されて画像信号Ｄ／Ａ変
換器１０５に送られる。
【００２１】画像信号Ｄ／Ａ変換器１０５ではデジタル
信号がアナログ信号に変換され出力アンプ１１２に抵抗
１０９を介して入力される。
信号がアナログ信号に変換され出力アンプ１１２に抵抗
１０９を介して入力される。
【００２２】一方、正極位相及び負極位相のそれぞれの
画像信号に対して、適正なＤＣバイアス電圧を加えて液
晶表示装置に交番の表示駆動電圧を与える為に、正極基
準電圧発生器１０６及び負極基準電圧発生器１０７とア
ナログスイッチ１０８とから成る交番バイアス電圧発生
器１１４でつくられたバイアス電圧は、アナログスイッ
チ１０８で位相反転信号１０２の反転周期に合わせ切り
換え選択されて、前述の画像信号Ｄ／Ａ変換器１０５の
出力画像信号と共に出力アンプ１１２で加算入力され
る。
画像信号に対して、適正なＤＣバイアス電圧を加えて液
晶表示装置に交番の表示駆動電圧を与える為に、正極基
準電圧発生器１０６及び負極基準電圧発生器１０７とア
ナログスイッチ１０８とから成る交番バイアス電圧発生
器１１４でつくられたバイアス電圧は、アナログスイッ
チ１０８で位相反転信号１０２の反転周期に合わせ切り
換え選択されて、前述の画像信号Ｄ／Ａ変換器１０５の
出力画像信号と共に出力アンプ１１２で加算入力され
る。
【００２３】こうして、アナログ変換された交番の画像
入力信号に交番バイアス電圧が加算されて表示駆動信号
１１３として液晶表示装置に送られる訳である。
入力信号に交番バイアス電圧が加算されて表示駆動信号
１１３として液晶表示装置に送られる訳である。
【００２４】なお、前述の図１の回路構成で、画像入力
信号と交番バイアス電圧とを加算増幅とする為には、交
番バイアス電圧はマイナス電圧とする必要がある事、ま
た、その増幅度は抵抗１１０と抵抗１１１の抵抗値比に
よって決まる事は言うまでも無い。
信号と交番バイアス電圧とを加算増幅とする為には、交
番バイアス電圧はマイナス電圧とする必要がある事、ま
た、その増幅度は抵抗１１０と抵抗１１１の抵抗値比に
よって決まる事は言うまでも無い。
【００２５】更に、上述の実施例の構成回路によって位
相反転表示駆動電圧が生成される事を電位的に表したの
が図３に示した概念図である。
相反転表示駆動電圧が生成される事を電位的に表したの
が図３に示した概念図である。
【００２６】即ち、グランド２０５を基準に００からＦ
Ｆまで変化するデジタル画像入力信号２０１は液晶表示
装置の表示駆動信号２０４のような形に変換する為に
は、正極性電圧印可区間Ａと負極性電圧（位相反転電
圧）印加区間Ｂとを交互に作る必要がある。
Ｆまで変化するデジタル画像入力信号２０１は液晶表示
装置の表示駆動信号２０４のような形に変換する為に
は、正極性電圧印可区間Ａと負極性電圧（位相反転電
圧）印加区間Ｂとを交互に作る必要がある。
【００２７】そこで、デジタル画像入力信号２０１の補
数をとる事で、デジタル画像入力信号２０１が００から
ＦＦまで変化する時にＦＦから００まで変化する負極性
画像入力信号２０２を作成する。
数をとる事で、デジタル画像入力信号２０１が００から
ＦＦまで変化する時にＦＦから００まで変化する負極性
画像入力信号２０２を作成する。
【００２８】これら両位相のデジタル画像入力信号を、
デジタルからアナログ変換すると共に、グランド２０５
を基準とする負電位の交番バイアス電圧２０３と減算増
幅して信号の合成を行う。
デジタルからアナログ変換すると共に、グランド２０５
を基準とする負電位の交番バイアス電圧２０３と減算増
幅して信号の合成を行う。
【００２９】この結果、表示有効期間イおよびロの期間
について、正極位相と負極位相がコモン電位２０６を中
心に完全対称となる表示駆動信号２０４が作成されるも
のである。
について、正極位相と負極位相がコモン電位２０６を中
心に完全対称となる表示駆動信号２０４が作成されるも
のである。
【００３０】この際、交番バイアス電圧２０３は図１及
び図２で示した実施例の回路構成に合わせて負電圧によ
る減算増幅（負電圧をマイナスするので結果的にはプラ
スになる）の形をとったが、出力アンプ１１２の信号入
力構成によっては正電圧となる場合も有り得る。
び図２で示した実施例の回路構成に合わせて負電圧によ
る減算増幅（負電圧をマイナスするので結果的にはプラ
スになる）の形をとったが、出力アンプ１１２の信号入
力構成によっては正電圧となる場合も有り得る。
【００３１】即ち、出力アンプの非反転入力に画像入力
信号と交番バイアス電圧の両方を入力して信号の加算を
行う様な回路構成の時であるが、この様な信号入力構成
でも同様の結果が得られる事を付記しておく。
信号と交番バイアス電圧の両方を入力して信号の加算を
行う様な回路構成の時であるが、この様な信号入力構成
でも同様の結果が得られる事を付記しておく。
【００３２】（実施例２）本発明の請求項２に記載の液
晶駆動回路について説明する。
晶駆動回路について説明する。
【００３３】図１の中で破線で囲まれた交番バイアス電
圧発生器は、二つの基準電圧発生器、即ち、正極基準電
圧発生器１０６と負極基準電圧発生器１０７と、アナロ
グスイッチ１０８によるシンプルなアナログ回路構成に
よってその機能を満足する事を表している。
圧発生器は、二つの基準電圧発生器、即ち、正極基準電
圧発生器１０６と負極基準電圧発生器１０７と、アナロ
グスイッチ１０８によるシンプルなアナログ回路構成に
よってその機能を満足する事を表している。
【００３４】ここで、正極基準電圧発生器１０６と負極
基準電圧発生器１０７は定電圧回路で構成し、正極性お
よび負極性の表示駆動信号に必要なＤＣバイアス電圧値
を可変制御により規定して出力アンプ１１２に供給でき
る物であれば実施例１で説明の動作作用を満足する事が
できる。
基準電圧発生器１０７は定電圧回路で構成し、正極性お
よび負極性の表示駆動信号に必要なＤＣバイアス電圧値
を可変制御により規定して出力アンプ１１２に供給でき
る物であれば実施例１で説明の動作作用を満足する事が
できる。
【００３５】また、簡易的には二つの３端子レギュレー
タ等による構成でも問題はない。
タ等による構成でも問題はない。
【００３６】更に、厳密には出力アンプ１１２のゲイン
決定に当たり、抵抗器１１０に対しアナログスイッチ１
０８の内部抵抗を加算考慮する必要がある。
決定に当たり、抵抗器１１０に対しアナログスイッチ１
０８の内部抵抗を加算考慮する必要がある。
【００３７】（実施例３）図２は、本発明の請求項３に
記載の交番バイアス電圧発生器１１４を、Ｄ／Ａ変換器
を用いた全デジタル構成で実現した一実施例を表してい
る。
記載の交番バイアス電圧発生器１１４を、Ｄ／Ａ変換器
を用いた全デジタル構成で実現した一実施例を表してい
る。
【００３８】図中、破線で囲った交番バイアス発生器１
１４は、ｂビットで構成されたデジタル入力のバイアス
電圧信号１２１の反転位相バイアス電圧を生成する為の
補数バイアス変換器１２２と、デジタルスイッチで構成
されたバイアス切り換え器１２３とバイアス切り換え器
１２３の出力であるｂビット構成のデジタルバイアス電
圧信号をアナログ電圧に変換するバイアス電圧Ｄ／Ａ変
換器１２４とで構成されている。
１４は、ｂビットで構成されたデジタル入力のバイアス
電圧信号１２１の反転位相バイアス電圧を生成する為の
補数バイアス変換器１２２と、デジタルスイッチで構成
されたバイアス切り換え器１２３とバイアス切り換え器
１２３の出力であるｂビット構成のデジタルバイアス電
圧信号をアナログ電圧に変換するバイアス電圧Ｄ／Ａ変
換器１２４とで構成されている。
【００３９】ここで、ｂビットのデジタル信号で構成さ
れたバイアス電圧信号１２１と、このバイアス電圧信号
の補数を生成し交番の反転バイアス信号を作る補数バイ
アス変換器１２２との出力である補数デジタルバイアス
信号を、位相反転信号１０２によって切り換え制御する
バイアス切り換え器１２３を介してバイアス電圧Ｄ／Ａ
変換器１２４に交互に送る。
れたバイアス電圧信号１２１と、このバイアス電圧信号
の補数を生成し交番の反転バイアス信号を作る補数バイ
アス変換器１２２との出力である補数デジタルバイアス
信号を、位相反転信号１０２によって切り換え制御する
バイアス切り換え器１２３を介してバイアス電圧Ｄ／Ａ
変換器１２４に交互に送る。
【００４０】次に、バイアス電圧Ｄ／Ａ変換器１２４で
アナログ電圧に変換された交番バイアス電圧信号は、画
像信号Ｄ／Ａ変換器１０５を介して出力されるアナログ
画像信号と共に出力アンプ１１２に送られる。
アナログ電圧に変換された交番バイアス電圧信号は、画
像信号Ｄ／Ａ変換器１０５を介して出力されるアナログ
画像信号と共に出力アンプ１１２に送られる。
【００４１】この二つの信号は出力アンプ１１２で合成
加算増幅され、表示駆動信号１１３として液晶表示装置
に入力されるよう構成されている。
加算増幅され、表示駆動信号１１３として液晶表示装置
に入力されるよう構成されている。
【００４２】以上の動作中、画像信号の正極位相と負極
位相の切り換えと、バイアス信号の正極用負極用の反転
切り換えとは、位相反転信号１０２を制御入力とする信
号切り換え器１０４とバイアス切り換え器１２３とを連
動して切り換え制御する事で必要とする合成信号（表示
駆動信号）が出力アンプ１１２で作られる。
位相の切り換えと、バイアス信号の正極用負極用の反転
切り換えとは、位相反転信号１０２を制御入力とする信
号切り換え器１０４とバイアス切り換え器１２３とを連
動して切り換え制御する事で必要とする合成信号（表示
駆動信号）が出力アンプ１１２で作られる。
【００４３】また、各入力信号の処理は全てデジタル信
号で行われる為、外部ノイズに極めて強いと同時に、出
力される表示駆動信号の振幅誤差はＤ／Ａ変換器のオフ
セットおよび出力アンプのオフセットでほぼ決定される
ので極めて出力電圧誤差の少ない表示駆動信号生成回路
が実現される。
号で行われる為、外部ノイズに極めて強いと同時に、出
力される表示駆動信号の振幅誤差はＤ／Ａ変換器のオフ
セットおよび出力アンプのオフセットでほぼ決定される
ので極めて出力電圧誤差の少ない表示駆動信号生成回路
が実現される。
【００４４】（実施例４）以下に、本発明の請求項４の
液晶駆動回路を説明する。
液晶駆動回路を説明する。
【００４５】図１と図２には、本発明の請求項４を実現
した一実施例の回路が含まれている。
した一実施例の回路が含まれている。
【００４６】即ち、何れの図に於いても出力アンプ１１
２の非反転入力端子には抵抗１０９を介してアナログ画
像入力信号が、また、出力アンプ１１２の反転入力端子
には交番バイアス電圧信号が加えられた構成例である。
２の非反転入力端子には抵抗１０９を介してアナログ画
像入力信号が、また、出力アンプ１１２の反転入力端子
には交番バイアス電圧信号が加えられた構成例である。
【００４７】これは、出力アンプ１１２の回路構成を非
反転増幅器の形にして、入力インピーダンスの高い非反
転入力端子に周波数帯域の高いアナログ画像入力信号を
入力する事とし、同非反転入力端子に周波数帯域の低い
交番バイアス電圧信号を加算入力として加える事で、画
像入力信号に対する入力インピーダンスの低下と、交番
バイアス電圧信号との相互干渉を回避する事を実現した
物である。
反転増幅器の形にして、入力インピーダンスの高い非反
転入力端子に周波数帯域の高いアナログ画像入力信号を
入力する事とし、同非反転入力端子に周波数帯域の低い
交番バイアス電圧信号を加算入力として加える事で、画
像入力信号に対する入力インピーダンスの低下と、交番
バイアス電圧信号との相互干渉を回避する事を実現した
物である。
【００４８】
【発明の効果】本発明によれば、正極性と負極性の両画
像入力信号共に、出力アンプに於いて同一極性の合成信
号として処理される為、信号極性の違いによる増幅度に
差が生じる事はない。
像入力信号共に、出力アンプに於いて同一極性の合成信
号として処理される為、信号極性の違いによる増幅度に
差が生じる事はない。
【００４９】従って、直流電圧の蓄積による液晶表示装
置のフリッカー現象を防止する事ができる。
置のフリッカー現象を防止する事ができる。
【００５０】また、高精細液晶表示装置の画像信号処理
に多系列並列処理駆動（多相展開）を用いた場合でも、
各系列間の振幅差（電圧差）を生じない為、ラインむら
等の表示性能の低下を防ぐ事ができる。
に多系列並列処理駆動（多相展開）を用いた場合でも、
各系列間の振幅差（電圧差）を生じない為、ラインむら
等の表示性能の低下を防ぐ事ができる。
【００５１】また、出力アンプ部に用いる入力及び帰還
抵抗器の許容差を小さくする事で、多相展開に用いても
無調整で各相間の誤差を抑える事ができる上、単にアナ
ログ信号処理回路のデジタル信号処理回路への置き換え
では得られない優れた回路性能が生み出される。
抵抗器の許容差を小さくする事で、多相展開に用いても
無調整で各相間の誤差を抑える事ができる上、単にアナ
ログ信号処理回路のデジタル信号処理回路への置き換え
では得られない優れた回路性能が生み出される。
【００５２】また、図２の回路構成によれば、表示画像
の黒レベル調整やコントラスト調整をも、画像信号処理
と同時に外部からのデジタル制御によって施す事が可能
である。
の黒レベル調整やコントラスト調整をも、画像信号処理
と同時に外部からのデジタル制御によって施す事が可能
である。
【００５３】また、前段処理部を全デジタル構成として
いるのでＩＣ化が容易であり、装置に搭載する場合、実
装上小型軽量化に有利である。
いるのでＩＣ化が容易であり、装置に搭載する場合、実
装上小型軽量化に有利である。
【図１】本発明の構成の一実施例を表す回路ブロック
図。
図。
【図２】本発明の構成の一実施例を表す回路ブロック
図。
図。
【図３】本発明の概要を説明する為の概念図。
【図４】従来例を表す概略構成図。
１０１ デジタル画像入力信号 １０２ 位相反転信号 １０３ 補数信号変換器 １０４ 信号切り換え器 １０５ 画像信号Ｄ／Ａ変換器 １０６ 正極基準電圧発生器 １０７ 負極基準電圧発生器 １０８ アナログスイッチ １０９ 抵抗器 １１０ 抵抗器 １１１ 抵抗器 １１２ 出力アンプ １１３ 表示駆動信号 １１４ 交番バイアス電圧発生器 １２１ バイアス電圧信号 １２２ 補数バイアス変換器 １２３ バイアス切り換え器 １２４ バイアス電圧Ｄ／Ａ変換器
Claims (4)
- 【請求項１】 液晶表示装置の表示信号処理回路に於い
て、表示画像入力であるデジタル画像入力信号と、該デ
ジタル画像入力信号の補数を発生させる補数信号変換器
と、前記デジタル画像入力信号と前記補数信号変換器の
出力とを切り換え選択する信号切り換え器と、該信号切
り換え器の出力デジタル画像信号をデジタル信号からア
ナログ信号に変換する画像信号Ｄ／Ａ変換器と、液晶表
示装置の表示駆動信号に正極位相用若しくは負極位相用
の交番ＤＣバイアス電圧を与える為の交番バイアス電圧
発生器と、前記画像信号Ｄ／Ａ変換器の出力画像信号と
前記バイアス電圧発生器からの出力バイアス電圧とを加
算若しくは減算増幅する出力アンプとを備え、前記信号
切り換え器の切り換え周期と前記交番バイアス電圧発生
器の正極位相用および負極位相用の出力バイアス電圧切
り換え周期とを連動して、液晶表示装置の表示駆動信号
の位相反転周期に合わせ切り換えて前記出力アンプに入
力するよう構成した事を特徴とする液晶駆動回路。 - 【請求項２】 前記交番バイアス電圧発生器は、前記表
示駆動信号の正極位相時の基準バイアス電圧を発生する
正極基準電圧発生器と、前記表示駆動信号の負極位相時
の基準バイアス電圧を発生する負極基準電圧発生器と、
前記表示駆動信号の位相反転周期を制御する位相反転信
号により前記負極基準電圧発生器の出力電圧と前記負極
基準電圧発生器の出力電圧とを切り換えるアナログスイ
ッチとで構成される事を特徴とする請求項１記載の液晶
駆動回路。 - 【請求項３】 前記交番バイアス電圧発生器は、デジタ
ル信号による交番バイアス信号を入力としたＤ／Ａ変換
器で構成される事を特徴とする請求項１記載の液晶駆動
回路。 - 【請求項４】 前記出力アンプは差動増幅器で構成され
ると共に、前記出力アンプの非反転入力に前記画像信号
Ｄ／Ａ変換器の出力を、また、前記出力アンプの反転入
力に前記交番バイアス電圧発生器からの出力バイアス電
圧を入力する事を特徴とする請求項１記載の液晶駆動回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24035595A JPH0981090A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 液晶駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24035595A JPH0981090A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 液晶駆動回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0981090A true JPH0981090A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17058264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24035595A Withdrawn JPH0981090A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 液晶駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0981090A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004157519A (ja) * | 2002-11-04 | 2004-06-03 | Boe-Hydis Technology Co Ltd | 液晶表示装置の共通電圧調整回路 |
| US7091966B2 (en) | 2002-07-11 | 2006-08-15 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device, drive device and drive method for electro-optical device, and electronic apparatus |
| CN100454374C (zh) * | 2005-09-12 | 2009-01-21 | 三洋电机株式会社 | 自发光型显示装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP24035595A patent/JPH0981090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7091966B2 (en) | 2002-07-11 | 2006-08-15 | Seiko Epson Corporation | Electro-optical device, drive device and drive method for electro-optical device, and electronic apparatus |
| JP2004157519A (ja) * | 2002-11-04 | 2004-06-03 | Boe-Hydis Technology Co Ltd | 液晶表示装置の共通電圧調整回路 |
| CN100454374C (zh) * | 2005-09-12 | 2009-01-21 | 三洋电机株式会社 | 自发光型显示装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040108 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040330 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040422 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |