JPH08162173A - 円筒形空気電池 - Google Patents

円筒形空気電池

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JPH08162173A
JPH08162173A JP6283353A JP28335394A JPH08162173A JP H08162173 A JPH08162173 A JP H08162173A JP 6283353 A JP6283353 A JP 6283353A JP 28335394 A JP28335394 A JP 28335394A JP H08162173 A JPH08162173 A JP H08162173A
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晃 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集電体層と触媒層と多孔膜層とからなる円筒
形正極の上下部の封口状態を良好にし、正極の内側に配
されたゲル状亜鉛負極から電解液が電池外部に漏出する
ことを防ぐ。 【構成】 円筒形の金属集電体とその周囲に配された触
媒層とフッ素樹脂多孔膜からなる空気極を正極とし、こ
の正極の上部に外カップとカップとを圧着して挟持する
もので、これにより正極上部からの電解液の漏液を防止
するものである。また、正極下部の封口は、正極下部に
嵌合する環状の凹部を備えた樹脂封口体を用い、凹部内
に正極下部を挿入して樹脂封口体を正極缶内に収納した
後、樹脂封口体の側面をこれに対面する正極缶の側面を
内側に押圧して正極下部と樹脂封口体の凹部とを密着さ
せるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形空気電池の、と
くにその空気極からなる正極の上、下部の封口構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】円筒形空気電池は実開昭47−2512
7号公報に示されているように、その構造について種々
の検討がなされてきた。
【0003】従来の円筒形空気電池亜鉛電池において円
筒形空気極からなる正極の上下端部の封口構造を図12
を用いて説明する。
【0004】円筒形空気電池の正極9は、集電体層1、
触媒層2、撥水性のフッ素樹脂多孔膜3とで3層構造と
した円筒形空気極を用いている。この正極9の上端部を
内側へ折り曲げ、この部分をキャップ端子36と接触さ
せ蓋37内に収納して封口を行う構造となっていた。
【0005】また、正極9の下端部の封口は、正極を構
成するフッ素樹脂多孔膜3の下部を樹脂封口体33と正
極缶7の間で挟持して封口していた。
【0006】このような構造にすることにより、円筒形
正極の内側に充填された電解液と亜鉛からなるゲル状亜
鉛負極中の電解液が電池外部に漏液することを防止しよ
うとしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属集
電体1と触媒層2とフッ素樹脂多孔膜3とから構成され
た円筒形空気極からなる正極9の上端部を折り曲げて電
池を構成するとこの折り曲げ時に触媒層2に亀裂が入っ
たり、フッ素樹脂多孔膜3にしわが生じることがあり、
蓋37内で完全に密封封口することが困難であった。ま
た、正極9の下端部の封口構造を上記のようにするとフ
ッ素樹脂多孔膜3のみを樹脂封口体33と缶7で挟持し
ているので膜に亀裂破損部が生じ易く、完全な密封状態
にすることができなかった。
【0008】空気電池はアルカリ電解液を使用してお
り、封口部に微小なしわや亀裂等が発生した場合には、
電池の保存や使用中に漏液が容易に発生するという問題
が生じていた。
【0009】さらに、正極9から正極缶7への導通は単
に正極と正極缶の接触によって行っていたので電池に振
動や衝撃が加えられた場合これらの接触状態が不安定に
なり電池から安定した電流が取り出せなくなるという問
題が生じていた。
【0010】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、集電体層と触媒層と多孔膜層とからなる円筒形
正極の上下部の封口状態を良好にし、正極の内側に充填
されたゲル状亜鉛負極から電解液が電池外部に漏出する
ことを防止するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は円筒形の金属集電体とその周囲に配され
た触媒層とフッ素樹脂多孔膜からなる空気極を正極と
し、この正極の上部に外カップとカップとを圧着して挟
持するもので、これにより正極上部からの電解液の漏液
を防止するものである。
【0012】さらに、上端部が内側に折り曲げられた円
筒形の金属集電体層を用いて正極を構成し、この折り曲
げ部分と外カップとを溶接し、外カップと内カップを前
記折り曲げ部分に圧着させるものである。
【0013】また、正極下部の封口は、正極下部に嵌合
する環状の凹部を備えた樹脂封口体を用い、凹部内に正
極下部を挿入して樹脂封口体を正極缶内に収納した後、
樹脂封口体の側面をこれに対面する正極缶の側面を内側
に押圧して正極下部と樹脂封口体の凹部とを密着させる
ものである。
【0014】
【作用】円筒形金属集電体とその側面に配された触媒層
とフッ素樹脂多孔膜からなる正極の上部を内径の異なる
2種類の金属製カップにより挟み込み、さらにこれらの
金属製カップの側面それぞれを正極に圧着させることで
正極に亀裂やしわが発生することなく正極上部を完全に
密封することができ、電解液の正極上部からの漏液を防
止できる。
【0015】また、上端部が内側に折り曲げられた円筒
形の集電体を用い、この折り曲げ部分を外カップの内側
と溶接し、外カップと内カップを前記折り曲げ部分に圧
着させることにより、正極と金属製カップ間の導通を良
好にできる。さらに外カップの上部を正極缶の内側に溶
接することにより、正極上部と金属製カップおよび正極
缶との導通状態を良好にでき、電池に衝撃や振動が加え
られても、集電体とカップとの間の接触状態は安定して
おり接触不良が発生することを防止して、内部抵抗の小
さい円筒形空気電池を提供することができる。
【0016】さらに、正極下部を樹脂封口体の凹部内に
収納した後、凹部側面の正極缶を機械的に押圧して、正
極下部と樹脂封口体凹部とを密着させることにより、正
極下部完全密封封口することができる。
【0017】さらに、樹脂封口体の凹部内にセパレータ
の下端部を収納することにより、封口時に正極に余分な
力が加わらないとともにさらに封口状態を向上させて耐
漏液性に優れ、正,負極の内部短絡の無い信頼性の高い
円筒形空気電池がえられる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例を図面を参照にしな
がら説明する。
【0019】図1(A)に本発明の円筒形空気亜鉛電池
の側面断面図を示し、図1(B)に同電池の要部断面を
示す。また、図2に同電池の上部の拡大断面図を示す。
【0020】図において9は円筒形空気極からなる正極
で、円筒形の集電体層1の両面に配されたマンガン酸化
物と炭素材料を主体とする触媒層2と撥水性のフッ素樹
脂樹脂多孔膜層8により構成されている。この正極の作
製時には、まずニッケルメッキを施したステンレス鋼製
の金網からなる長尺状の金属集電体層1をその両端部を
重ね合わせてスポット溶接し、この重ね合わせた部分が
これを除く集電体側面と同一面をなすように円筒形にし
た。そして、この円筒形集電体の側面に、あらかじめ成
形された触媒層2をプレスにより圧着した。
【0021】ここで、触媒層2は、活性炭、マンガン酸
化物、アセチレンブラック、フッ素樹脂粉末を所定の混
合比に混合し、この混合物にエチルアルコールを加えて
混練した後、これを押し出し成形によって帯状のシート
としたものであり、厚み0.6mmとしたものである。
前記マンガン酸化物は、γ−MnOOHを窒素気流中4
00℃で熱処理したものであり、フッ素樹脂粉末にはポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂を用いた。
また、活性炭には粒状または鎖状で粒径が10〜40μ
mのものを用いた。
【0022】一方、触媒層2の片面にはPTFEフッ素
樹脂の微粉末を分散させたフッ素樹脂分散液を塗布し、
230℃で乾燥させた。このフッ素樹脂分散液を塗布す
ることにより、電解液が電極内に浸透し、正極への酸素
ガス供給が妨害されることを防ぐことができる。230
℃での乾燥は、分散液中に含まれる界面活性剤を除去す
るためである。さらにフッ素樹脂分散液を塗布した面に
ガス透過能を有する撥水性のフッ素樹脂多孔膜3をプレ
スにより圧着して空気極を構成しこれを正極とした。
【0023】上記のようにして作製した正極9を触媒層
2が内側になるように巻回して筒形に構成した。
【0024】この円筒形の正極9の上部には鋼板にニッ
ケルメッキを施した金属製でキャップ形の外カップ4と
内カップ5が装着されており、外カップは前記多孔膜層
3の外周上端部に密着しているとともに内カップ5は前
記触媒層2の内周上端部に密着している。そして、正極
9の上部は外カップ4と内カップ5で挟み込まれて封口
されている。外カップ4の外周側面はローラー等で溝入
れされて正極9の外側に押し付けられているとともに、
内カップ5は触媒層2の内側で拡口されて正極9の内側
に押しつけられており、正極9は内カップ5と外カップ
4に密着した状態となって気密で耐漏液特性の優れた状
態になっている。
【0025】さらに、図2に示したように外カップ4の
内側側面全体に、例えば、クロロスルフォン化ポリエチ
レンを主成分とする合成ゴム系のシール剤17を塗布す
ると、封口部の気密性、耐漏液性を向上させることがで
き、信頼性の高い封口構造とすることができる。
【0026】このようにして正極上部を封口した後、多
孔膜3の外周側面、および外カップ4の外周側面から上
面R部までをポリプロピレン樹脂製の不織布28を包み
込んだ。
【0027】ここで、図3(A)(B)に示したように
外カップ4の上面には小突起部6が3箇所一直線上に並
ばないように設けられており、これらの小突起部6は正
極缶7の上面の端子部8の内側にスポット溶接される。
また、前記不織布28の上部は、前記小突起部6より外
側に位置する外カップ4の外周部とこれに対面する正極
缶7の内周面との間に配されていて、外カップと正極缶
の接触を防いでいる。この構成にすることにより外カッ
プ4の小突起部と正極缶の内面とを溶接する際溶接電流
が外カップ小突起部のみに集中して流れるため、正極缶
7と外カップ4の小突起部との溶接強度が強くなり溶接
状態を良好にできる。さらに内カップ5の上面中央部に
開口部11を設けており、外カップ4と正極缶7との溶
接時に内カップの開口部内に溶接棒を挿入して溶接棒が
外カップ4に接触できる構造にして外カップと正極缶と
の溶接を安定して行えるようにしている。
【0028】また、不織布に代えて多孔膜3の外周側
面、および外カップ4の外周の側面から上面にかけての
部分を、空気透過能を付与したPETなどの多孔質熱収
縮樹脂チューブや側面に穴開け加工を施して開口部を設
けた熱収縮チューブを用いてもよい。
【0029】正極の触媒層2の内周面にはセパレータ1
2が配されており、セパレータ12の内側にはゲル状の
亜鉛負極13が充填されている。
【0030】27は底紙、16はシール剤、29は絶縁
チューブ、30は空気取り入れ孔で電池を使用するまで
は、密封シール31でシールされている。
【0031】円筒形空気極9下部は樹脂封口体33と正
極缶7で封口されている。この本発明の円筒形空気亜鉛
電池Aと、正極の上端部を内側に折り曲げこの折り曲げ
部分を電池蓋と接触させた従来の電池C、および本発明
の電池においてさらに外カップの内側にシール剤を塗布
した本発明の電池Bと従来の電池において正極上端部に
シール剤を塗布した従来の電池Dをそれぞれ10個ずつ
用いて60℃での保存試験を行い、電池上部の封口部分
からの漏液状態を調べた。
【0032】その結果を(表1)に示した。
【0033】
【表1】
【0034】(表1)に示すように、従来の電池C,D
ではシール剤の有無にかかわらず漏液が短時間で甚だし
く発生した。
【0035】一方、本発明の電池Bでは60℃において
1ヵ月保存しても漏液が発生するものはなかった。しか
し、電池Aでは保存後3週間で漏液がすべての電池に発
生した。
【0036】このように、本発明の電池の場合、従来の
電池に比べ耐漏液性が顕著に向上しており、さらにシー
ル剤を塗布することにより耐漏液性がさらに安定してい
ることが確認できた。
【0037】なお、金属集電体の重ね合わせ部分の幅が
小さいと引っ張り強度が弱く、放電による負極亜鉛の体
積膨張により、集電体両端部の溶接部が切れて漏液が起
こるため、この重ね合わせ部分の幅は円筒形集電体の外
周の長さに対して1.3%以上は必要である。
【0038】また、前記重ね合わせ部分の幅が大きくな
ると、重ね合わせによって集電体の細孔の塞がれる部分
が増大して放電容量が低下するが、この重ね合わせ部分
の幅を円筒形集電体の外周の長さに対して9%以内にす
ると放電容量の低下を抑制できる。
【0039】さらに、本実施例では、長尺状のステンレ
ス鋼製の金網の両端部を重ね合わせて円筒形の集電体を
構成したが、これ以外に金属製の独立した多数の縦線
に、金属製の1本の長い横線を螺旋状に織り込んで円筒
形に構成した集電体であってもよい。
【0040】また、この縦線および横線は、ステンレス
線にニッケルメッキを施したり、ステンレス線に代えて
ニッケル線を用いることにより集電体のアルカリ電解液
による腐食を少なくすることができ、電池の保存特性を
向上させることができる。
【0041】(実施例2)図4に示したように、円筒形
の集電体層を用いる代わりに、上端部が内側に折り曲げ
られた折り曲げ部10を有する円筒形の集電体を用い、
外カップ4を前記折り曲げ部10の上面と多孔膜3の外
周上端部に密着して嵌合されるとともに内カップ5を前
記折り曲げ部10の下面と触媒層2の内周上端部に密着
して嵌合させ、外カップ4を前記折り曲げ部10を溶接
した以外は、(実施例1)と同様の電池を作製し、これ
を本発明の電池Eとした。
【0042】本発明の電池EとAをそれぞれ10個ずつ
用い、電池の内部抵抗を測定した。この結果を(表2)
に示した。
【0043】
【表2】
【0044】(表2)に示したように、本発明の電池E
では外カップと内カップにより集電体上部の折り曲げ部
を挟持して密着させているので内部抵抗値を低減でき
た。また、60℃での20日間保存時においても、本発
明の電池Eでは内部抵抗値を低減できた。
【0045】なお、電池Eでは外カップと集電体の折り
曲げ部とを溶接したが、溶接せずに挟持しても良い。
【0046】(実施例3)図5に(実施例1)で用いた
正極の下部を、樹脂封口体14で封口したものを示し
た。
【0047】樹脂封口体14には正極の下部と合致する
環状の凹部が設けられており、正極下部を前記凹部内に
挿入すると樹脂封口体34は正極缶7内に収納される。
【0048】そして、樹脂封口体14の凹部側面と対面
する正極缶の側面を外側からローラーにより機械的に押
圧して、溝入れ部38を形成し、これによって前記凹部
側面を正極の下部に密着させて、正極下部の封口してい
る。
【0049】樹脂封口体凹部内および樹脂封口体側面と
正極缶側面との間に、シール剤16を塗布すると、さら
に正極下部の封口状態を良好にできる。
【0050】図5に示した電池を本発明の電池Fとし
た。本発明の電池Fと電池Cとをそれぞれ10個ずつ用
い、60℃において3ヵ月間の保存試験を行い、正極下
部からの漏液状態を調べた。
【0051】この結果を(表3)に示す。
【0052】
【表3】
【0053】(表3)に示したように、本発明の電池F
では60℃において3ヵ月の保存経過後も漏液する電池
はなかった。
【0054】(実施例4)図6に示すように、正極の下
部と合致する環状の凹部を備えた円環形の樹脂成形体A
17とこの樹脂成形体Aを保持する凸型の樹脂成形体B
18とからなる樹脂封口体14を用いた以外は、(実施
例3)と同様の電池を作製し、これを本発明の電池Gと
した。
【0055】本発明の電池Gを用いて、(実施例3)と
同様の試験を行った結果を(表3)に示す。
【0056】(表3)に示したように、本発明の電池G
では60℃において3ヵ月の保存経過後も漏液する電池
はなかった。
【0057】(実施例5)図7に示したように樹脂成形
体Aと樹脂成形体Bとの間に金属リング23を配した以
外は(実施例4)と同様の電池を作製し、これを本発明
の電池Hとした。
【0058】本発明の電池Hを用いて、(実施例3)と
同様の試験を行った結果を(表3)に示す。
【0059】(表3)に示したように、本発明の電池H
では60℃において3ヵ月保存経過後も漏液する電池は
なかった。
【0060】なお、(実施例4)と(実施例5)で用い
た樹脂成形体Aの環状凹部の側壁が、図8に示すように
上方に向かって拡がる傾斜壁19であれば、凹部に正極
下部を挿入する際の作業性が良くなる。
【0061】この電池の構成時には、上部に外カップ4
を内カップ5が嵌合された正極9を、正極9の外側に配
された不織布28とともに正極缶7の内部に収納した
後、正極9の下部を前記樹脂成形体Aの凹部内に収納
し、ついで樹脂成形体Aの側面の一部に設けられた金属
リング保持部に金属リング23を設置する。そして、前
記凹部の側面と対面する正極缶の側面を外側からローラ
ーにより機械的に押圧して溝入れ部38を形成する。こ
のとき樹脂成形体Aと正極缶7には押圧方向に力が加え
られるが、金属リングの存在によって樹脂成形体Aが押
圧方向に移動することを防止することができ、樹脂成形
体Aと正極下部の封口状態をさらに良好にできる。
【0062】また、図8に示すように凹部15の内側の
側壁上部に段差部20を設けて、この段差部20内でセ
パレータの下部22を保持すると、図9に示したような
電池構造になり正極と負極との接触を完全に防止するこ
とができる。
【0063】(実施例6)図9に示す電池において電池
上部を図4に示す構造にした電池を作製した。これを図
10に示し、本発明の電池Iとした。
【0064】本発明の電池Iを用いて、(実施例3)と
同様の試験を行った結果を(表3)に示す。
【0065】(表3)に示すように、本発明の電池Iで
は60℃において3ヵ月の保存経過後も漏液する電池は
なかった。
【0066】また、樹脂成形体Bは円柱形の台座B1と
この台座の中央部上面に配され台座の直径より小さい直
径を有する円柱部B2とからなっているが、図11に示
すようにこの台座B1において円柱部B2より外側に位
置する部分の内部に金属製のワッシャー35を配する
と、正極缶下部を樹脂成形体B側に絞る際、このワッシ
ャーの存在によって樹脂成形体Bを固定することがで
き、正極缶と樹脂封口体Bとの密着性を向上させること
ができる。
【0067】なお、本実施例では正極の外側にフッ素樹
脂の多孔膜層を配したが、正極への酸素ガスの供給をさ
らに充分に行うためにガス拡散層を配しても良い。この
ガス拡散層としては、アセチレンブラックとフッ素樹脂
粉末を混合して成型したシートなどがある。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の円筒形空気電池
は、筒形の金属集電体層と、前記金属集電体層側面の周
囲に成形された触媒層と、触媒層の外周に配された撥水
性の多孔膜とからなる円筒形空気極を正極とし、この正
極の外周上端部に密着して装着される金属製の外カップ
と、前記正極の内周上端部に密着して装着される金属製
の内カップとを備えたものであり、正極の上部を外カッ
プと内カップで押圧して挟持することにより正極上部の
封口状態を良好にし、気密性および耐漏液性に優れた電
池を提供することができる。
【0069】また、筒形の金属集電体の上端に折り曲げ
部を設け、この部分を金属製の外カップと内カップで圧
着するとともに集電体と外カップとを溶接することによ
り、これらの接触状態を良好に保つことができ、集電体
と内カップおよび外カップとの接触不良による内部抵抗
の上昇を防止することができる。
【0070】さらに、正極の下部に嵌合する環状の凹部
を備えた樹脂封口体を正極下部に配して正極缶内に収納
した後、前記樹脂封口体の側面をこれに対面する正極缶
の側面を内側に押圧して正極下部と前記樹脂封口体の環
状凹部とを密着させる封口構造にすることにより正極下
部の耐漏液性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) 本発明の実施例1の円筒形空気電池の
側面断面図 (B) 同電池の要部断面図
【図2】本発明の実施例1における正極上部の封口部分
の拡大断面図
【図3】(A) 外カップの上面図 (B) 外カップのA−B線での断面図
【図4】本発明の実施例2における正極上部の封口部分
の拡大断面図
【図5】(A) 本発明の実施例3の円筒形空気電池の
側面断面図
【図6】本発明の実施例4の円筒形空気電池の側面断面
【図7】本発明の実施例5の円筒形空気電池の側面断面
【図8】環状樹脂成形体Aの側面断面図
【図9】本発明の実施の円筒形空気電池の側面断面図
【図10】本発明の実施例6の円筒形空気電池の側面断
面図
【図11】本発明の実施例6に金属製ワッシャーを配し
た電池の側面断面図
【図12】従来の円筒形空気電池の側面断面図
【符号の説明】
1 金属集電体層 2 触媒層 3 フッ素樹脂多孔膜 4 外カップ 5 内カップ 6 小突起部 7 正極缶 8 正極缶の端子部 9 円筒形正極 10 金属集電体の上端折り曲げ部 11 開口部 12 セパレータ 13 ゲル状亜鉛負極 14 樹脂封口体 15 凹部 16 シール剤 17 樹脂成形体A 18 樹脂成形体B 19 傾斜壁 20 段差部 22 セパレータ下端部 23 金属リング 24 底板 25 集電子 27 底紙 28 不織布(空気拡散紙) 29 絶縁チューブ 30 空気取り入れ口 31 密封シール 32 樹脂封口体凹部の底部 33 従来の樹脂封口体 35 金属ワッシャー 36 キャップ端子 37 電池蓋 38 溝入れ部 B1 台座 B2 円柱部
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】本発明の実施例3の円筒形空気電池の側面断面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−12042 (32)優先日 平6(1994)2月4日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−19116 (32)優先日 平6(1994)2月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−22281 (32)優先日 平6(1994)2月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−29567 (32)優先日 平6(1994)2月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−241231 (32)優先日 平6(1994)10月5日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 藤原 隆文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三浦 晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 江田 信夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒形の金属集電体層と、前記金属集電体層
    の側面の周囲に形成された触媒層と、触媒層の外周に配
    された撥水性の多孔膜とからなる空気極を正極とし、前
    記多孔膜の外周上端部に密着して嵌め込まれたキャップ
    形の金属製外カップと、前記触媒層の内周上端部に密着
    して嵌め込まれたキャップ形の金属製内カップを備えた
    円筒形空気電池。
  2. 【請求項2】筒形の金属集電体層は、金網、エキスパン
    ドメタル、またはパンチングメタルからなる長尺状の金
    属シートの両端部を重ね合わせ、この重ね合わせた部分
    を溶接して構成したものであり、前記両端部を重ね合わ
    せた部分はこの重ね合わせた部分を除く集電体側面と同
    一面をなす請求項1記載の円筒形空気電池。
  3. 【請求項3】両端部を重ね合わせた部分の幅は、円筒形
    集電体の外周全体の1.3〜9.0%の範囲である請求
    項2記載の円筒形空気電池。
  4. 【請求項4】筒形の集電体層は、金属製の独立した多数
    の縦線に、1本の金属製の横線を螺旋状に織り込んで筒
    形に構成した金網である請求項1記載の円筒形空気電
    池。
  5. 【請求項5】縦線および横線の少なくとも一方はニッケ
    ルメッキされた請求項4記載の円筒形空気電池。
  6. 【請求項6】縦線および横線の少なくとも一方はニッケ
    ル線である請求項4記載の円筒形空気電池。
  7. 【請求項7】金属製外カップの内側面から底面R部にか
    けてシール剤を塗布したことを特徴とする請求項1記載
    の円筒形空気電池。
  8. 【請求項8】金属製外カップの上面に少なくとも3箇所
    以上の小突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の円筒形空気電池。
  9. 【請求項9】金属製内カップの上面に開口部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の円筒形空気電池。
  10. 【請求項10】上端部が内側に折り曲げられた折り曲げ
    部を有する筒形の金属集電体層と、前記金属集電体層の
    折り曲げ部を除く側面周囲に形成された触媒層と、触媒
    層の外周に配された撥水性の多孔膜とからなる空気極を
    正極とし、前記多孔膜の外周上端部と集電体層の折り曲
    げ部上面に密着して嵌め込まれたキャップ形の金属製外
    カップと、前記触媒層の内周上端部と集電体層の折り曲
    げ部下面に密着して嵌め込まれたキャップ形の金属製内
    カップとを備えた円筒形空気電池。
  11. 【請求項11】金属集電体層は、金網、エキスパンドメ
    タル、またはパンチングメタルからなる長尺状の金属シ
    ートの両端部を重ね合わせ、この重ね合わせた部分を溶
    接して構成したものであり、前記両端部を重ね合わせた
    部分はこの重ね合わせた部分を除く集電体側面と同一面
    をなす請求項10記載の円筒形空気電池。
  12. 【請求項12】両端部を重ね合わせた部分の幅は、円筒
    形集電体の外周全体の1.3〜9.0%の範囲である請
    求項11記載の円筒形空気電池。
  13. 【請求項13】集電体層は、金属製の独立した多数の縦
    線に、1本の金属製の横線を螺旋状に織り込んで筒形に
    構成した金網である請求項10記載の円筒形空気電池。
  14. 【請求項14】縦線および横線の少なくとも一方はニッ
    ケルメッキされた請求項13記載の円筒形空気電池。
  15. 【請求項15】縦線および横線の少なくとも一方はニッ
    ケル線である請求項13記載の円筒形空気電池。
  16. 【請求項16】内カップの中央部には開口部があり、金
    属集電体層の折り曲げ部と金属製の外カップとが溶接さ
    れた請求項10記載の円筒形空気電池。
  17. 【請求項17】触媒層はマンガン酸化物と炭素材料を主
    体とする請求項10記載の円筒形空気電池。
  18. 【請求項18】上端部が内側に折り曲げられた折り曲げ
    部を有する筒形の金属集電体層と、前記金属集電体層の
    折り曲げ部を除く側面周囲に形成された触媒層と、触媒
    層の外周に配されたガス拡散層と、ガス拡散層の外周に
    配された撥水性の多孔膜とからなる空気極を正極とし、
    前記多孔膜の外周上端部と集電体層の折り曲げ部上面に
    密着して嵌め込まれたキャップ形の金属製外カップと、
    前記触媒層の内周上端部と集電体層の折り曲げ部下面に
    密着して嵌め込まれたキャップ形の金属製内カップとを
    備えた円筒形空気電池。
  19. 【請求項19】金属集電体層は、金網、エキスパンドメ
    タル、またはパンチングメタルからなる長尺状の金属シ
    ートの両端部を重ね合わせ、この重ね合わせた部分を溶
    接して構成したものであり、前記両端部を重ね合わせた
    部分はこの重ね合わせた部分を除く集電体側面と同一面
    をなす請求項18記載の円筒形空気電池。
  20. 【請求項20】両端部を重ね合わせた部分の幅は、円筒
    形集電体の外周全体の1.3〜9.0%の範囲である請
    求項19記載の円筒形空気電池。
  21. 【請求項21】集電体層は、金属製の独立した多数の縦
    線に、1本の金属製の横線を螺旋状に織り込んで筒形に
    構成した金網である請求項18記載の円筒形空気電池。
  22. 【請求項22】縦線および横線の少なくとも一方はニッ
    ケルメッキされた請求項21記載の円筒形空気電池。
  23. 【請求項23】縦線および横線の少なくとも一方はニッ
    ケル線である請求項21記載の円筒形空気電池。
  24. 【請求項24】内カップの中央部には開口部があり、金
    属集電体層の折り曲げ部と金属製の外カップとが溶接さ
    れた請求項18記載の円筒形空気電池。
  25. 【請求項25】触媒層はマンガン酸化物と炭素材料を主
    体とする請求項18記載の円筒形空気電池。
  26. 【請求項26】筒形の金属集電体層と、前記金属集電体
    層の側面の周囲に形成された触媒層と、触媒層の外周に
    配された撥水性の多孔膜とからなる空気極を正極とし、
    前記多孔膜の外周上端部に密着して嵌め込まれたキャッ
    プ形の金属製外カップと、前記触媒層の内周上端部に密
    着して嵌め込まれたキャップ形の金属製内カップと、上
    面に端子部を備えた筒形を有し、前記端子部の内側には
    前記外カップの上面が溶接されていて前記筒形の正極を
    内部に収納した正極缶とを備え、前記外カップと正極缶
    との溶接部より外側に位置する外カップ外周部とこの外
    カップ外周部に対面する正極缶の内周面との間を絶縁し
    た円筒形空気電池。
  27. 【請求項27】外カップの上面には小突起部が設けられ
    ており、この小突起部が正極缶の端子部上面内側に溶接
    された請求項26記載の円筒形空気電池。
  28. 【請求項28】小突起部より外側に位置する外カップ外
    周部および正極の多孔膜の外周面と、正極缶の内周面と
    の間に不織布を配した請求項27記載の円筒形空気電
    池。
  29. 【請求項29】小突起部より外側に位置する外カップ外
    周部および正極の多孔膜の外周面と、正極缶の内周面と
    の間に空気透過能を有する多孔質熱収縮樹脂チューブを
    配した請求項27記載の円筒形空気電池。
  30. 【請求項30】熱収縮樹脂チューブの側面には、開孔部
    が設けられている請求項29記載の円筒形空気電池。
  31. 【請求項31】上端部が内側に折り曲げられた折り曲げ
    部を有する筒形の金属集電体層と、前記金属集電体層の
    折り曲げ部を除く側面周囲に形成された触媒層と、触媒
    層の外周に配された撥水性の多孔膜とからなる空気極を
    正極とし、前記多孔膜の外周上端部と集電体層の折り曲
    げ部上面に密着して嵌め込まれたキャップ形の金属製外
    カップと、前記触媒層の内周上端部と集電体層の折り曲
    げ部下面に密着して嵌め込まれたキャップ形の金属製内
    カップと、上面に端子部を備えた筒形を有し、前記端子
    部の内側には前記外カップの上面が溶接されていて前記
    筒形の正極を内部に収納した正極缶とを備え、前記外カ
    ップと正極缶との溶接部より外側に位置する外カップ外
    周部とこの外カップ外周部に対面する正極缶の内周面と
    の間を絶縁した円筒形空気電池。
  32. 【請求項32】外カップの上面には小突起部が設けられ
    ており、この小突起部が正極缶の端子部上面内側に溶接
    された請求項31記載の円筒形空気電池。
  33. 【請求項33】小突起部より外側に位置する外カップ外
    周部および正極の多孔膜の外周面と、正極缶の内周面と
    の間に不織布を配した請求項32記載の円筒形空気電
    池。
  34. 【請求項34】小突起部より外側に位置する外カップ外
    周部および正極の多孔膜の外周面と、正極缶の内周面と
    の間に空気透過能を有する多孔質熱収縮樹脂チューブを
    配した請求項32記載の円筒形空気電池。
  35. 【請求項35】熱収縮樹脂チューブの側面には、開孔部
    が設けられている請求項34記載の円筒形電池。
  36. 【請求項36】筒形の金属集電体層と、前記金属集電体
    層の側面周囲に形成された触媒層と、触媒層の外周に配
    された撥水性の多孔膜とからなる空気極を正極とし、こ
    の正極を内部に収納した正極缶と、前記正極の下部が嵌
    合された環状の凹部を有し、正極缶内に収納された樹脂
    封口体とを備え、樹脂封口体の外周側面を正極缶の側面
    で押圧することによって封口体の凹部側面を正極と密着
    させて封口した円筒形空気電池。
  37. 【請求項37】樹脂封口体の凹部は上方に向かって拡が
    る傾斜壁を備えた請求項36記載の円筒形空気電池。
  38. 【請求項38】樹脂封口体の凹部内に合成ゴム系の封止
    剤を塗布した請求項36記載の円筒形空気電池。
  39. 【請求項39】触媒層と撥水性の多孔膜との間にはガス
    拡散層が配されている請求項36記載の円筒形空気電
    池。
  40. 【請求項40】筒形の金属集電体層と、前記金属集電体
    層の側面周囲に形成された触媒層と、触媒層の外周に配
    された撥水性の多孔膜とからなる空気極を用いた正極
    と、この正極の内周面に配されたセパレータと、前記正
    極とセパレータを内部に収納した正極缶と、前記正極と
    セパレータの下部が嵌合された環状の凹部を有し、正極
    缶内に収納された樹脂封口体とを備え、樹脂封口体の外
    周側面を正極缶の側面で押圧することによって封口体の
    凹部側面を正極と密着させて封口した円筒形空気電池。
  41. 【請求項41】樹脂封口体凹部は上方に向かって拡がる
    傾斜壁を備えた請求項40記載の円筒形空気電池。
  42. 【請求項42】樹脂封口体の凹部内に合成ゴム系の封止
    剤を塗布した請求項40記載の円筒形空気電池。
  43. 【請求項43】触媒層と撥水性の多孔膜との間にはガス
    拡散層が配されている請求項40記載の円筒形空気電
    池。
  44. 【請求項44】筒形の金属集電体層と、前記金属集電体
    層の側面の周囲に形成された触媒層と、触媒層の外周に
    配された撥水性の多孔膜とからなる空気極を正極とし、
    この正極を内部に収納した正極缶と、前記正極の下部が
    嵌合された環状の凹部を有する樹脂成形体Aと、この樹
    脂成形体Aを保持する樹脂成形体Bとで構成され、正極
    缶内に収納された樹脂封口体とを備え、樹脂封口体の外
    周側面を正極缶の側面で押圧することによって封口体の
    凹部側面を正極と密着させて封口した円筒形空気電池。
  45. 【請求項45】樹脂封口体Aの凹部は上方に向かって拡
    がる傾斜壁を備えた請求項44記載の円筒形空気電池。
  46. 【請求項46】樹脂成形体Aと樹脂成形体Bとの間に金
    属リングを装着した樹脂封口体を備えた請求項44記載
    の円筒形空気電池。
  47. 【請求項47】樹脂成形体Aの凹部内に合成ゴム系の封
    止剤を塗布した請求項44記載の円筒形空気電池。
  48. 【請求項48】触媒層と撥水性の多孔膜との間にはガス
    拡散層が配されている請求項44記載の円筒形電池。
  49. 【請求項49】樹脂成型体は環状の凹部を備えた円環形
    であり、樹脂成型体Bは円柱形の台座と、この台座の中
    央部上面に配され台座の直径より小さい直径を有する円
    柱部とからなり、前記台座上面の円柱部を除く部分に前
    記円環形の樹脂封口体Aを設置するものであって、前記
    台座において少なくとも前記円柱部より外側に位置する
    部分の内部には金属製のワッシャーが備えられた請求項
    44記載の円筒形空気電池。
  50. 【請求項50】筒形の金属集電体層と、前記金属集電体
    層の側面周囲に形成された触媒層と、触媒層の外周に配
    された撥水性の多孔膜とからなる空気極を用いた正極
    と、この正極の内周面に配されたセパレータと、前記正
    極とセパレータを内部に収納した正極缶と、前記正極と
    セパレータの下部が嵌合された環状の凹部を有する環状
    の樹脂封口体Aと、この樹脂成形体Aを保持する樹脂成
    形体Bとで構成され、正極缶内に収納された樹脂封口体
    とを備え、樹脂封口体の外周側面を正極缶の側面で押圧
    することによって封口体の凹部側面を正極と密着させて
    封口した円筒形空気電池。
  51. 【請求項51】樹脂封口体Aの凹部は上方に向かって拡
    がる傾斜壁を備えた請求項50記載の円筒形空気電池。
  52. 【請求項52】樹脂成形体Aと樹脂成形体Bとの間に金
    属リングを装着した樹脂封口体を備えた請求項50記載
    の円筒形空気電池。
  53. 【請求項53】樹脂成形体Aの凹部内に合成ゴム系の封
    止剤を塗布した請求項50記載の円筒形空気電池。
  54. 【請求項54】触媒層と撥水性の多孔膜との間にはガス
    拡散層が配されている請求項50記載の円筒形電池。
  55. 【請求項55】樹脂成型体Aは環状の凹部を備えた円環
    形であり、樹脂成型体Bは円柱形の台座と、この台座の
    中央部上面に配され台座の直径より小さい直径を有する
    円柱部とからなり、前記台座上面の円柱部を除く部分に
    前記円環形の樹脂封口体Aを設置するものであって、前
    記台座において少なくとも前記円柱部より外側に位置す
    る部分の内部には金属製のワッシャーが備えられた請求
    項50記載の円筒形空気電池。
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