JPH08160859A - ラベル部材 - Google Patents
ラベル部材Info
- Publication number
- JPH08160859A JPH08160859A JP6333724A JP33372494A JPH08160859A JP H08160859 A JPH08160859 A JP H08160859A JP 6333724 A JP6333724 A JP 6333724A JP 33372494 A JP33372494 A JP 33372494A JP H08160859 A JPH08160859 A JP H08160859A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- film
- coating layer
- adhesive coating
- label member
- Prior art date
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- Pending
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- Adhesive Tapes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】耐熱性、耐薬品性、光沢等の優れたタックラベ
ルを備えたラベル部材を提供せんとするものである。 【構成】印刷部6が形成された透明フィルム1の、前記
印刷部6を備えたフィルム面に、接着剤塗布層2が形成
されてなるタックラベルの、前記接着剤塗布層2とセパ
レーター5とが仮接着されてなることを特徴とするラベ
ル部材であって、例えば容器類等に貼付され、内容物が
充填された後に殺菌処理等の熱処理を施す時、他と接触
している印刷部が他に転移しない上に、熱や薬品等によ
って印刷部が変質しないものである。
ルを備えたラベル部材を提供せんとするものである。 【構成】印刷部6が形成された透明フィルム1の、前記
印刷部6を備えたフィルム面に、接着剤塗布層2が形成
されてなるタックラベルの、前記接着剤塗布層2とセパ
レーター5とが仮接着されてなることを特徴とするラベ
ル部材であって、例えば容器類等に貼付され、内容物が
充填された後に殺菌処理等の熱処理を施す時、他と接触
している印刷部が他に転移しない上に、熱や薬品等によ
って印刷部が変質しないものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性、耐薬品性、光沢
等の優れたタックラベルを備えたラベル部材に関する。
等の優れたタックラベルを備えたラベル部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりプラスチック容器、金属缶、壜
等の各種容器類、紙器類等ではタックラベルを貼付する
ことにより、商品等の表示等を行っているが、これらは
図2に示す如く透明フィルム1に接着剤2を塗布し、し
かる後離型剤3等の塗布された台紙4等のセパレーター
5と仮接着された構成のラベル基材を作成し、更にその
透明フィルム面に印刷6を施してラベル部材17として
いた。このようなラベル部材17はその使用時等にタッ
クラベル18とセパレーター5との境界面で剥離し、し
かる後容器類等に貼付され、使用に供されていたのであ
る。しかしながら、これらは表面に印刷部が形成されて
いるため、光沢が不十分で、しかも、容器類等に貼付さ
れ、内容物が充填された後に殺菌処理等の熱処理を施す
時、他と接触している印刷部が他に転移する性質を有す
る上に、熱や薬品等によって印刷部が変質するという問
題点があった
等の各種容器類、紙器類等ではタックラベルを貼付する
ことにより、商品等の表示等を行っているが、これらは
図2に示す如く透明フィルム1に接着剤2を塗布し、し
かる後離型剤3等の塗布された台紙4等のセパレーター
5と仮接着された構成のラベル基材を作成し、更にその
透明フィルム面に印刷6を施してラベル部材17として
いた。このようなラベル部材17はその使用時等にタッ
クラベル18とセパレーター5との境界面で剥離し、し
かる後容器類等に貼付され、使用に供されていたのであ
る。しかしながら、これらは表面に印刷部が形成されて
いるため、光沢が不十分で、しかも、容器類等に貼付さ
れ、内容物が充填された後に殺菌処理等の熱処理を施す
時、他と接触している印刷部が他に転移する性質を有す
る上に、熱や薬品等によって印刷部が変質するという問
題点があった
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような現状に鑑
み、本発明等は光沢性に優れ、熱処理時に印刷部の他へ
の転移が生じない上に、熱や薬品等によって印刷部が変
質しないタックラベルを追究するという課題に取り組
み、遂に本発明に到達した。
み、本発明等は光沢性に優れ、熱処理時に印刷部の他へ
の転移が生じない上に、熱や薬品等によって印刷部が変
質しないタックラベルを追究するという課題に取り組
み、遂に本発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、印刷部が形成された透明フィルムの、前記印刷部
を備えたフィルム面に、接着剤塗布層が形成されてなる
タックラベルの、前記接着剤塗布層とセパレーターとが
仮接着されてなるラベル部材を提供せんとする点にあ
る。
ろは、印刷部が形成された透明フィルムの、前記印刷部
を備えたフィルム面に、接着剤塗布層が形成されてなる
タックラベルの、前記接着剤塗布層とセパレーターとが
仮接着されてなるラベル部材を提供せんとする点にあ
る。
【0005】次に本発明における課題を解決するための
手段を種々述べることにする。本発明における透明フィ
ルムとはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、
それらの共重合体等のポリオレフィンからなるフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルから
なるフィルム、ポリアミドからなるフィルム等の熱可塑
性樹脂からなるフィルム等を例示でき、特に制限はない
が、好ましくは2軸延伸ポリプロピレン系(プロピレン
リッチのプロピレン−エチレン共重合体等のプロピレン
−アルファーオレフィン共重合体を含む)フィルム、2
軸延伸ポリエステル系(例えばエチレンテレフタレー
ト)フィルム等を例示でき、特に制限はない。
手段を種々述べることにする。本発明における透明フィ
ルムとはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、
それらの共重合体等のポリオレフィンからなるフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルから
なるフィルム、ポリアミドからなるフィルム等の熱可塑
性樹脂からなるフィルム等を例示でき、特に制限はない
が、好ましくは2軸延伸ポリプロピレン系(プロピレン
リッチのプロピレン−エチレン共重合体等のプロピレン
−アルファーオレフィン共重合体を含む)フィルム、2
軸延伸ポリエステル系(例えばエチレンテレフタレー
ト)フィルム等を例示でき、特に制限はない。
【0006】印刷部はグラビア印刷等適宜の方法により
形成されればよく、インクについても耐熱性のものがよ
いが、特に制限はない。このような印刷部は透明フィル
ムの全面に設けても部分的に設けてもどちらでもよい。
また、接着剤としては、特に制限はないが、好ましくは
耐熱性を有するものが望まれる。何故かというと、本発
明のタックラベルは、容器類等に貼付されて便用され、
前記容器類等は内容物を充填した後、殺菌処理等の熱処
理を施す工程等を取って、提供されることが多いからで
ある。好ましい接着剤としてはアクリル系、EVA系、
シリコン系等のものを例示できる。この際、接着剤塗布
層は印刷部側に設けることが必要で、こうしないと本発
明の目的は達成されない。また、接着剤塗布層は印刷部
側に全面に設けても部分的に設けてもどちらでもよい。
形成されればよく、インクについても耐熱性のものがよ
いが、特に制限はない。このような印刷部は透明フィル
ムの全面に設けても部分的に設けてもどちらでもよい。
また、接着剤としては、特に制限はないが、好ましくは
耐熱性を有するものが望まれる。何故かというと、本発
明のタックラベルは、容器類等に貼付されて便用され、
前記容器類等は内容物を充填した後、殺菌処理等の熱処
理を施す工程等を取って、提供されることが多いからで
ある。好ましい接着剤としてはアクリル系、EVA系、
シリコン系等のものを例示できる。この際、接着剤塗布
層は印刷部側に設けることが必要で、こうしないと本発
明の目的は達成されない。また、接着剤塗布層は印刷部
側に全面に設けても部分的に設けてもどちらでもよい。
【0007】セパレーター5はタックラベル8の接着剤
塗布層2に仮接着され、使用時に剥離されるもので、そ
の材質としては各種フィルム、紙等の基材4に各種離型
剤3が塗布されてなるもの、フッ素系フィルムのように
それ自身が離型性を有するもの等を例示でき、特に制限
はない。
塗布層2に仮接着され、使用時に剥離されるもので、そ
の材質としては各種フィルム、紙等の基材4に各種離型
剤3が塗布されてなるもの、フッ素系フィルムのように
それ自身が離型性を有するもの等を例示でき、特に制限
はない。
【0008】本発明は以上の構成により、使用時にセパ
レーターを剥離するだけでプラスチック容器、金属缶、
壜等の各種容器類、紙器類等適宜の材料に貼付して使用
すればよい。また、本発明はあらかじめ透明フィルムに
印刷部を形成しておく必要があり、このために大量生産
が可能で、しかも従来の如く仮接着した後に印刷部を形
成するものと比べ、印刷時における仮接着部分のズレ、
剥離等も生ぜず、またそのことが原因で印刷ミス等が生
ずることもない
レーターを剥離するだけでプラスチック容器、金属缶、
壜等の各種容器類、紙器類等適宜の材料に貼付して使用
すればよい。また、本発明はあらかじめ透明フィルムに
印刷部を形成しておく必要があり、このために大量生産
が可能で、しかも従来の如く仮接着した後に印刷部を形
成するものと比べ、印刷時における仮接着部分のズレ、
剥離等も生ぜず、またそのことが原因で印刷ミス等が生
ずることもない
【0009】
実施例1 厚さ50μの2軸延伸ポリプロピレンフィルムの片面に
部分的(全面でもよく、特に制限はない)に印刷部を形
成した後、前記印刷部の形成されたフィルム面にアクリ
ル系感圧接着剤を塗布して、塗布層を形成し、タックラ
ベルを得た。こうして得たタックラベルと、表面にシリ
コン系離型剤の塗布された厚さ40μのポリプロピレン
系フィルムとを仮接着せしめ、本発明のラベル部材を得
た。
部分的(全面でもよく、特に制限はない)に印刷部を形
成した後、前記印刷部の形成されたフィルム面にアクリ
ル系感圧接着剤を塗布して、塗布層を形成し、タックラ
ベルを得た。こうして得たタックラベルと、表面にシリ
コン系離型剤の塗布された厚さ40μのポリプロピレン
系フィルムとを仮接着せしめ、本発明のラベル部材を得
た。
【0010】比較例1 実施例1と同様の透明フィルムに、同様の感圧接着剤塗
布層を形成してなるフィルムと、実施例1と同様のセパ
レーターとを図2の如く仮接着せしめ、ラベル部材の中
間体を得た。次いで、この中間体のフィルム面に実施例
1と同様の印刷部を形成し、ラベル部材とした。しかる
後、実施例1と比較例1で得たそれぞれのラベル部材の
セパレーターを剥離し、タックラベル部分のみを小型の
ガラス壜に添付した。かかる小型のガラス壜を試料とし
て表1に記載の試験をした所、比較例のものは加熱時に
印刷部が相手側に転移する性質がみられる上に、耐薬品
性も不十分であった。
布層を形成してなるフィルムと、実施例1と同様のセパ
レーターとを図2の如く仮接着せしめ、ラベル部材の中
間体を得た。次いで、この中間体のフィルム面に実施例
1と同様の印刷部を形成し、ラベル部材とした。しかる
後、実施例1と比較例1で得たそれぞれのラベル部材の
セパレーターを剥離し、タックラベル部分のみを小型の
ガラス壜に添付した。かかる小型のガラス壜を試料とし
て表1に記載の試験をした所、比較例のものは加熱時に
印刷部が相手側に転移する性質がみられる上に、耐薬品
性も不十分であった。
【表1】
【0011】
【発明の効果】本発明は印刷部が表面に形成されていな
いため、光沢性に優れ、例えば容器類等に充填された内
容物を殺菌するための熱処理時に、例え容器類同志が接
触し、ラベルが触れたとしても、印刷部が相手側に転移
することがないという優れた効果を奏する。その上、熱
や薬品により印刷部が変質することもなく、見栄えのよ
いタックラベルを提供する等の格別な効果を奏する。
いため、光沢性に優れ、例えば容器類等に充填された内
容物を殺菌するための熱処理時に、例え容器類同志が接
触し、ラベルが触れたとしても、印刷部が相手側に転移
することがないという優れた効果を奏する。その上、熱
や薬品により印刷部が変質することもなく、見栄えのよ
いタックラベルを提供する等の格別な効果を奏する。
【図1】本発明に係るラベル部材の断面図。
【図2】従来品に係るラベル部材の断面図。
1 透明フィルム 2 感圧接着剤 3 離型剤 4 基材 5 セパレーター 6 印刷部 7、17 ラベル部材 8、18 タックラベル
Claims (3)
- 【請求項1】印刷部6が形成された透明フィルム1の、
前記印刷部6を備えたフィルム面に、接着剤塗布層2が
形成されてなるタックラベルの、前記接着剤塗布層2と
セパレーター5とが仮接着されてなることを特徴とする
ラベル部材。 - 【請求項2】透明フィルム1が、2軸延伸ポリプロピレ
ン系フィルムまたは2軸延伸ポリエステル系フィルムで
ある請求項1に記載のラベル部材。 - 【請求項3】セパレーター5が、離型剤3等の塗布され
た各種フィルム4である請求項1または2に記載のラベ
ル部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6333724A JPH08160859A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | ラベル部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6333724A JPH08160859A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | ラベル部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160859A true JPH08160859A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18269255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6333724A Pending JPH08160859A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | ラベル部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160859A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009229803A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Lintec Corp | 透過性発光シート |
WO2013030983A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-07 | ランベル合同会社 | ラベル及びラベルの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0676066U (ja) * | 1993-04-08 | 1994-10-25 | 冨士シール工業株式会社 | リサイクル容易なラベル付き容器 |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP6333724A patent/JPH08160859A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0676066U (ja) * | 1993-04-08 | 1994-10-25 | 冨士シール工業株式会社 | リサイクル容易なラベル付き容器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009229803A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Lintec Corp | 透過性発光シート |
WO2013030983A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-07 | ランベル合同会社 | ラベル及びラベルの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031216 |