JP2000089679A - プラスチック製ボトル用ラベルおよびそれを使用したプラスチック製ボトル - Google Patents

プラスチック製ボトル用ラベルおよびそれを使用したプラスチック製ボトル

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JP2000089679A
JP2000089679A JP10253487A JP25348798A JP2000089679A JP 2000089679 A JP2000089679 A JP 2000089679A JP 10253487 A JP10253487 A JP 10253487A JP 25348798 A JP25348798 A JP 25348798A JP 2000089679 A JP2000089679 A JP 2000089679A
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plastic bottle
label
resin
resin layer
heat
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JP10253487A
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English (en)
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Tomoaki Nakagawa
知明 中川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベルとしての諸機能、例えば、強度、腰等
に優れ、そのしわ等の発生を防止し、かつ、透明性に優
れ、多色の印刷絵柄を施し美麗な装飾効果を奏し、更
に、使用後におきては、ボトルとラベルとを容易に分別
し、分別回収適性を有し、環境対応に適したプラスチッ
ク製ボトル用ラベルおよびそれを使用したプラスチック
製ボトルを提供するものである。 【解決手段】 プラスチック製ボトルの表面に貼り合わ
せるラベルであり、更に、該ラベルが、少なくとも、基
材フィルム層とヒ−トシ−ル性樹脂層との2層を積層し
た構成からなり、かつ、該ヒ−トシ−ル性樹脂層が、プ
ラスチック製ボトルの表面との接着強度を50〜800
g/15mm巾の範囲内に調整して該プラスチック製ボ
トルの表面と接着性を有すると共にそのプラスチック製
ボトルの表面と剥離性を有する樹脂層からなることを特
徴とするプラスチック製ボトル用ラベルおよびそれを使
用したプラスチック製ボトルに関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製ボ
トル用ラベルおよびそれを使用したプラスチック製ボト
ルに関し、更に詳しくは、ラベルとしての諸機能、例え
ば、強度、腰等に優れ、そのしわの発生等を防止し、か
つ、透明性に優れ、多色の印刷絵柄を施し美麗な装飾効
果を奏し、更に、使用後におきては、ボトルとラベルと
を容易に分別し得る分別回収適性を有し、環境対応に適
したプラスチック製ボトル用ラベルおよびそれを使用し
たプラスチック製ボトルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ジュ−ス、炭酸飲料、水、お茶等
の飲料水、あるいは、調味料、その他等の種々の液状な
飲食品を充填包装するために、種々の形態からなるプラ
スチック製ボトルが開発され、提案されている。而し
て、これらのプラスチック製ボトル等の表面には、通
常、内容物、製造会社名等を表示する目的で、文字、絵
柄、記号等を印刷した種々の形態からなるラベルが装着
されている。ところで、上記のプラスチック製ボトル等
の外表面に装着されるラベルとしては、一般的には、紙
基材あるいはプラスチックフィルム等からなる基材シ−
トの表面および/または裏面に、所望の印刷絵柄層を形
成し、更に、その裏面に、接着剤層ないし粘着剤層等を
形成し、該接着剤層ないし粘着剤層を介して、プラスチ
ック製ボトル等の外表面に貼り合わされているものであ
る。また、上記のラベルの他のものとしては、例えば、
熱収縮性プラスチックフィルムを主体とし、これから筒
状体を作り、これをボトル等の外表面に嵌着し、次い
で、加熱収縮させて、該ボトルの外表面に装着させてな
る熱収縮性ラベルも知られている。更には、ポリエチレ
ン系樹脂等からなる自己伸縮性のストレッチフィルムを
使用し、これから筒状体を作り、これをボトル等の外表
面に嵌着させ、その自己伸縮性を利用してプラスチック
製ボトルの外表面に装着させてなるストレッチラベルも
知られている。而して、上記のようなラベルは、文字、
図形、記号、絵柄等の美麗な表面装飾模様を有し、内容
物等の表示と共にその宣伝効果等を期待し、全てのプラ
スチック製ボトル等に使用されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、包装
用容器等のプラスチック成形品、あるいは、プラスチッ
クフィルム、その他等のプラスチック製品は、環境破壊
の元凶であるとされ、使用後、それらを回収し、その再
利用化を図ることが種々検討されている。しかしなが
ら、上記のような、その表面にラベル等を装着したプラ
スチック製ボトル等においては、該プラスチック製ボト
ルとラベルとを分離し、プラスチック製ボトルとラベル
とを分別回収し、再利用化を図るということは極めて困
難であるというのが実状である。例えば、上記の接着剤
層ないし粘着剤層を介して、プラスチック製ボトル等の
外表面に貼り合わされてなるラベルにおいては、該ラベ
ルは、プラスチック製ボトルの表面に強固に固着し、そ
のラベルをプラスチック製ボトルの表面から引き剥がす
ことは、極めて困難であり、従って、使用後、ラベルと
プラスチック製ボトルとを分別廃棄することは、不可能
に近いものであり、その廃棄適性が著しく劣るものであ
る。仮に、上記のラベルとプラスチック製ボトルとを分
別回収することができたとしても、プラスチック製ボト
ルの外表面に、接着剤層ないし粘着剤層が残留し、これ
が不純物とし作用し、回収したプラスチック製ボトルを
再利用化した再生品においては、その品質等を低下する
という問題点がある。また、上記の熱収縮性ラベル等に
おいて、例えば、2軸延伸ポリスチレンフィルム、ある
いは、2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム等
の熱収縮性プラスチックフィルムを使用してなる熱収縮
性ラベルは、使用後のプラスチック製ボトルを回収し、
再生工場等でその比重差等を利用し、水中等でプラスチ
ック製ボトルと熱収縮性ラベルとを分離して分別回収を
試みると、2軸延伸ポリスチレンフィルム、あるいは、
2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム等の熱収
縮性プラスチックフィルムは、その比重が1より大であ
ることから、水中でプラスチック製ボトルから熱収縮性
ラベルを完全に分別することが困難であり、プラスチッ
ク製ボトル側に熱収縮性ラベルの一部が混入し、プラス
チック製ボトルからの再生品の品質等を低下するという
問題点がある。更に、上記のストレッチラベルにおいて
も、上記と同様な問題点を有し、使用後、プラスチック
製ボトルを回収し、その再利用化を図ることにおいて
は、種々の問題点を有するというのが実状である。そこ
で本発明は、ラベルとしての諸機能、例えば、強度、腰
等に優れ、そのしわ等の発生を防止し、かつ、透明性に
優れ、多色の印刷絵柄を施し美麗な装飾効果を奏し、更
に、使用後におきては、ボトルとラベルとを容易に分別
し、分別回収適性を有し、環境対応に適したプラスチッ
ク製ボトル用ラベルおよびそれを使用したプラスチック
製ボトルを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究の結果、透明性、剛性、
強度等に優れた材料を基材フィルムとして使用するこ
と、および、ラベルの最内層を構成するヒ−トシ−ル性
樹脂層とプラスチック製ボトルの外表面との接着強度を
調整し、ラベルのプラスチック製ボトルの表面への接着
性と剥離性とを兼備させることに着目し、まず、少なく
とも、基材フィルム層とヒ−トシ−ル性樹脂層との2層
を積層した構成からなり、更に、ヒ−トシ−ル性樹脂層
が、プラスチック製ボトルの表面との接着強度を50〜
800g/15mm巾の範囲内に調整して該プラスチッ
ク製ボトルの外表面と接着性を有すると共にそのプラス
チック製ボトルの外表面から剥離性を有する樹脂層から
なるように調整してラベルを製造し、而して、該ラベル
を、プラスチック製ボトルの外表面にヒ−トシ−ル等に
より貼り合わせたところ、ラベルとしての諸機能、例え
ば、強度、腰等に優れ、例えば、温度変化によるラベル
のカ−ルの発生、あるいは、貼り合わせ時のしわ等の発
生等を防止し、かつ、透明性に優れ、多色の印刷絵柄を
施し美麗な装飾効果を奏し、更に、使用時においては、
ラベルがプラスチック製ボトルの表面に強固に接着して
その使用に充分に耐え、使用後においては、プラスチッ
ク製ボトルの表面からラベルを簡単に引き剥がすことが
でき、ラベルとプラスチック製ボトルとを容易に分別回
収し得る分別回収適性を有し、環境対応に適したプラス
チック製ボトル用ラベルおよびそれを使用したプラスチ
ック製ボトルを見出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、プラスチック製ボト
ルの表面に貼り合わせるラベルであり、更に、該ラベル
が、少なくとも、基材フィルム層とヒ−トシ−ル性樹脂
層との2層を積層した構成からなり、かつ、該ヒ−トシ
−ル性樹脂層が、プラスチック製ボトルの表面との接着
強度を50〜800g/15mm巾の範囲内に調整して
該プラスチック製ボトルの表面と接着性を有すると共に
そのプラスチック製ボトルの表面と剥離性を有する樹脂
層からなることを特徴とするプラスチック製ボトル用ラ
ベルおよびそれを使用したプラスチック製ボトルに関す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について図面等を用
いて以下に更に詳しく説明する。まず、図1は、本発明
にかかるプラスチック製ボトル用ラベルについてその一
例の概略の層構成を示す概略的断面図であり、図2は、
本発明にかかるプラスチック製ボトル用ラベルについて
別の形態からなるラベルの構成を例示する概略的平面図
であり、図3は、図1に示す本発明にかかるプラスチッ
ク製ボトル用ラベルを使用し、プラスチック製ボトルの
外表面に貼り合わせた状態の一例を示す概略的斜視図で
ある。
【0007】まず、本発明にかかるプラスチック製ボト
ル用ラベルについてその一例を例示すれば、該プラスチ
ック製ボトル用ラベル1は、図1に示すように、プラス
チック製ボトルの表面に貼り合わせるラベルであり、少
なくとも、基材フィルム層2とヒ−トシ−ル性樹脂層3
との2層を積層した構成からなり、かつ、該ヒ−トシ−
ル性樹脂層3が、プラスチック製ボトルの表面との接着
強度を50〜800g/15mm巾の範囲内に調整して
該プラスチック製ボトルの外表面と接着性を有すると共
にそのプラスチック製ボトルの外表面と剥離性を有する
樹脂層3aからなることを基本構造とするものである。
なお、上記のおいて、図中、4は、多色の印刷絵柄層を
表し、而して、該多色の印刷絵柄層4は、図1に示すよ
うに、基材フィルム層2の裏面のみならず、図示しない
が、その表面、または、その両者に設けることができる
ものである。また、上記において、図示しないが、必要
ならば、ヒ−トシ−ル性樹脂層3の下面には、離型紙等
を貼り合わせることができるものである。
【0008】次に、本発明にかかるプラスチック製ボト
ル用ラベルについて別の形態からなるラベルを例示する
と、図2に示すように、図1に示すプラスチック製ボト
ル用ラベル1の上横端部に、引き剥がし用摘まみ片5を
設けた構成からなるプラスチック製ボトル用ラベル1a
を例示することができる。上記のような引き剥がし用摘
まみ片5を設けると、プラスチック製ボトルの外表面に
ラベルを貼り合わせ、その使用後に、該プラスチック製
ボトルを廃棄処理する場合に、該引き剥がし用摘まみ片
5を手に持ってプラスチック製ボトルからラベル1aを
容易に引き剥がすことができるという利点を有するもの
である。なお、本発明において、上記の引き剥がし用摘
まみ片5を設ける個所は、任意であり、手に持って引き
剥がし易い位置であればいずれの位置でもよいものであ
る。上記の例示は、本発明にかかるプラスチック製ボト
ル用ラベルについてその一二例を例示したものであり、
これによって本発明は限定されるものではないことは言
うまでもないことである。
【0009】次に、本発明において、上記のような本発
明にかかるプラスチック製ボトル用ラベルを構成する材
料、その製造法等について説明すると、まず、本発明に
かかるプラスチック製ボトル用ラベルを構成する基材フ
ィルム層を形成する材料としては、これがラベルを構成
する基本素材となることから、物理的、あるいは、化学
的な諸物性に優れ、特に、剛性、強度等を有し、更に、
透明性を有する基材を使用することができ、例えば、高
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、線状(直鎖状)低密度ポリエチレン、その他等
の各種のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポ
リ(メタ)アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト
系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、その他等の強靱な樹脂
のフィルムないし−ト、更には、各種の紙基材、合成紙
等を使用することができる。なお、本発明においては、
上記のような樹脂を任意に組み合わせて共押し出し成形
してなる共押し出しフィルムないしシ−トも使用するこ
とができる。また、上記のような樹脂のフィルムないし
シ−トとしては、未延伸、あるいは、一軸方向若しくは
二軸方向に延伸した延伸フィルムないしシ−トを使用す
ることができ、その厚さとしては、5〜100μm位、
好ましくは、10〜80μm位の範囲内のものを使用す
ることが望ましい。
【0010】また、本発明において、本発明にかかるプ
ラスチック製ボトル用ラベルを構成するヒ−トシ−ル性
樹脂層を形成する材料としては、熱によって溶融し相互
に融着し得る樹脂を使用することができ、具体的には、
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタク
リル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポ
リマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性
ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メ
タ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリビニ
ルアルコ−ル系樹脂、ゼラチン、カゼイン、その他等の
各種の天然樹脂、その他等の各種の樹脂のを使用するこ
とができる。而して、本発明においては、ヒ−トシ−ル
性樹脂層としては、上記のような樹脂の1種ないしそれ
以上を、例えば、インフレ−ション法、Tダイ法、その
他等の製膜化法で製膜してなる樹脂のフィルムないしシ
−ト、あるいは、本発明においては、上記のような樹脂
を任意に組み合わせて共押し出し成形してなる共押し出
した樹脂のフィルムないしシ−トも使用することができ
る。また、本発明において、ヒ−トシ−ル性樹脂層とし
ては、上記のような樹脂の1種ないしそれ以上をビヒク
ルの主成分とし、これに、例えば、天然ワックスあるい
は合成ワックス等のワックス、可塑剤、充填剤、滑剤、
安定剤、その他等の添加剤を任意に添加し、溶剤、希釈
剤等で充分に混練してなる溶剤型、水性型、あるいは、
エマルジョン型、その他等の樹脂組成物を、例えば、グ
ラビアロ−ルコ−ト、リバ−スロ−ルコ−ト、キスコ−
ト、その他のコ−ティング法でコ−ティングしてなるヒ
−トシ−ル性コ−ティング層も使用することができる。
上記のような樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未
延伸、あるいは、一軸方向若しくは二軸方向に延伸した
延伸フィルムないしシ−トを使用することができ、ま
た、その膜厚さとしては、5〜100μm位、好ましく
は、10〜80μm位の範囲内のものを使用することが
望ましい。
【0011】而して、本発明において、上記のようなヒ
−トシ−ル性樹脂層は、プラスチック製ボトルの外表面
との接着強度を50〜800g/15mm巾の範囲内、
更に、好ましくは、150〜500g/15mm巾の範
囲内に調整して該プラスチック製ボトルの外表面と接着
性を有すると共にそのプラスチック製ボトルの外表面か
ら剥離性を有する樹脂層からなることを必要とするもの
である。このため、本発明においては、ヒ−トシ−ル性
樹脂層を構成する樹脂は、プラスチック製ボトルを構成
する樹脂との相対関係において上記のような材料から任
意に選定し、上記のような接着強度を有するように調整
して使用することが望ましいものである。すなわち、本
発明においては、前述のように、ヒ−トシ−ル性樹脂層
を形成する材料としては、上記のプラスチック製ボトル
の外表面との接着強度を50〜800g/15mm巾の
範囲内、好ましくは、150〜500g/15mm巾の
範囲内に調整し得る材料を使用することが望ましく、こ
れにより、プラスチック製ボトルに内容物等を充填包装
してその使用時においては、ラベルがプラスチック製ボ
トルの外表面との接着性を有して強固に接着し、その使
用に充分に耐え、他方、そのプラスチック製ボトルの使
用後においては、プラスチック製ボトルの外表面から剥
離性を有してそのラベルを簡単に引き剥がすことがで
き、而して、そのラベルとプラスチック製ボトルとを分
別可能とし、該プラスチック製ボトルを廃棄処理あるい
は再利用可能とし、その環境対応に適することを可能と
するものである。
【0012】本発明において、上記のように、ヒ−トシ
−ル性樹脂層が、プラスチック製ボトルの外表面との接
着強度を50〜800g/15mm巾の範囲内、好まし
くは、150〜500g/15mm巾の範囲内に調整し
てそのプラスチック製ボトルの外表面と接着性を有する
と共にそのプラスチック製ボトルの外表面から剥離性を
有する樹脂層からなることにより、プラスチック製ボト
ルに内容物を充填包装し、流通、消費等の過程におい
て、ラベルがプラスチック製ボトルから剥がれることな
く、その外観的な商品価値を維持することができるもの
である。而して、本発明において、プラスチック製ボト
ルの使用後においては、該ラベルがイ−ジピ−ル性を有
し、簡単に剥離し、プラスチック製ボトルとラベルとを
分離し得ることを可能とするものである。本発明は、上
記のようにラベルとプラスチック製ボトルとがある程度
の接着強度を有するとと共にイ−ジピ−ル性を有し剥離
可能な接着強度を有することからなるものである。上記
の本発明にかかるヒ−トシ−ル性樹脂層において、プラ
スチック製ボトルの外表面との接着強度が、50g/1
5mm巾未満、更には、150g/15mm巾未満の場
合は、ラベルとプラスチック製ボトルの外表面との接着
強度が劣り、プラスチック製ボトルの使用時、例えば、
流通、消費過程等においてラベルが剥がれてしまう等の
問題点があって好ましくなく、また、ラベルとプラスチ
ック製ボトルの外表面との接着強度が、800g/15
mm巾、更には、500g/15mm巾を越えると、そ
の接着強度が高くなり、もはや、人の手によってラベル
を引き剥がしてその両者を剥離することが困難になるこ
とから望ましくないものである。
【0013】本発明において、具体的には、例えば、プ
ラスチック製ボトルとして、ポリプロピレン系樹脂を主
体とするブロ−成形ボトルの場合には、ラベルを構成す
るヒ−トシ−ル性樹脂層を形成する材料としては、ヒ−
トシ−ル性を有するポリエチレン系樹脂とポリプロピレ
ン系樹脂とのブレンド物からなる樹脂のフィルム等を使
用することが望ましいものである。また、本発明におい
て、プラスチック製ボトルとして、ポリエチレンテレフ
タレ−ト系樹脂を主体とするブロ−成形ボトルからなる
場合には、ラベルを構成するヒ−トシ−ル性樹脂層を形
成する材料としては、例えば、低密度ポリエチレンフィ
ルム、あるいは、無延伸ポリプロピレンフィルム等のヒ
−トシ−ル性を有するポリエチレン系樹脂、ポリプロピ
レン系樹脂、あるいは、そのブレンド物等のポリオレフ
ィン系樹脂からなるフィルムを使用することが望ましい
ものである。
【0014】また、本発明において、ラベルを構成する
基材フィルム層とヒ−トシ−ル性樹脂層を形成する材料
としては、ラベルとしての腰、強度等を保持することが
できる材料を使用することが望ましく、このために、更
に、ヤング率6000Kg/cm2 以上の剛性を有する
材料を使用することが好ましいものである。本発明にお
いて、上記のヤング率とは、伸び弾性率とも呼ばれるも
のであり、試料に伸びを加えたときにの応力の変化を表
す値であり、一般に、数字が大きい程、剛性が高いとい
えるものである。その測定方法としては、ASTMD8
82によって測定される。本発明において、ヤング率
が、6000Kg/cm2 以上を有する基材フィルム層
とヒ−トシ−ル性樹脂層を使用することにより、経済性
に適した薄いフィルムを使用しても、ラベル装着に適し
た剛性が得られると共にカ−ルの発生、しわの発生等を
防止することができ、また、環境温度変化に対して安定
性を有するという利点があるものである。逆に、ヤング
率が、6000Kg/cm2 未満の表裏基材を使用する
と、剛性の不足を補うため、基材の厚さを上げる必要性
を生じ、また、薄い基材ではラミネ−ト時のテンション
により伸びが生じ、カ−ル、しわ等の発生要因となるこ
とから好ましくないものである。
【0015】次にまた、本発明において、プラスチック
製ボトル用ラベルを構成する基材フィルム層には、その
表面および/または裏面に、例えば、多色の印刷絵柄層
を設けることもできるものである。上記において、印刷
絵柄層としては、例えば、通常のグラビアインキ組成
物、オフセットインキ組成物、あるいは、スクリ−ンイ
ンキ組成物等を使用し、グラビア印刷方式、オフセット
印刷方式、スクリ−ン印刷方式、あるいは、転写印刷方
式等を利用して、例えば、文字、図形、記号、絵柄、そ
の他等の任意の印刷模様を印刷して形成することができ
る。而して、かかる印刷絵柄層は、基材フィルム層の表
裏両面、あるいは、そのいずれかの片面等に形成するこ
とができる。上記において、インキ組成物は、例えば、
インキ組成物を構成するビヒクルとしては、例えば、ポ
リエチレン系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂等のポ
リオレフィン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン系樹脂、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、フッ化ビニリデン系樹脂、ポ
リビニルアルコ−ル系樹脂、ポリビニルアセタ−ル系樹
脂、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、ポリブタジエン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アルキッ
ド系樹脂、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹
脂、熱硬化型ポリ(メタ)アクリル系樹脂、メラミン系
樹脂、尿素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノ−ル系
樹脂、キシレン系樹脂、マレイン酸樹脂、ニトロセルロ
−ス、エチルセルロ−ス、アセチルブチルセルロ−ス、
エチルオキシエチルセルロ−ス等の繊維素系樹脂、塩化
ゴム、環化ゴム等のゴム系樹脂、石油系樹脂、ロジン、
カゼイン等の天然樹脂、アマニ油、大豆油等の油脂類、
その他等の樹脂の1種ないし2種以上の混合物を使用す
ることができる。而して、本発明において、上記のよう
なビヒクルの1種ないし2種以上を主成分とし、これ
に、染料・顔料等の着色剤の1種ないし2種以上を加
え、更に、必要ならば、例えば、充填剤、安定剤、可塑
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の光安定剤、分散剤、
増粘剤、乾燥剤、滑剤、帯電防止剤、架橋剤、その他等
の添加剤を任意に添加し、溶剤、希釈剤等で充分に混練
してなる各種の形態からなるインキ組成物を製造するこ
とがてきる。
【0016】次に、本発明において、上記のような材料
を使用してラベルを製造する製造法について説明する
と、かかる方法としては、通常の包装材料を製造すると
きに使用するラミネ−ト方法、例えば、押し出しラミネ
−ト法、サンドラミネ−ト法、共押し出しラミネ−ト
法、ドライラミネ−ト法、無溶剤型ドライラミネ−ショ
ン法、その他等で行うことができる。而して、本発明に
おいては、上記のラミネ−トを行う際に、必要ならば、
例えば、コロナ処理、オゾン処理、フレ−ム処理等の前
処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソ
シアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、
ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティ
ング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポ
リエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ
−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知のアン
カ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
【0017】ところで、本発明において、上記のような
ラベルを構成する積層材の製造法において、押し出しラ
ミネ−トする際の接着剤層を構成する溶融押し出し樹脂
としては、例えば、ポリエチレン、エチレン−α・オレ
フィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイ
ソブテン、ポエイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、エチレン−メタクリル酸共重合体、あるいは
エチレン−アクリル酸共重合体等のエチレンと不飽和カ
ルボン酸との共重合体、あるいはそれらを変性した酸変
性ポリオレフィン系樹脂、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、アイ
オノマ−樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他
等を使用することができる。また、本発明において、ド
ライラミネ−トする際の接着剤層を構成する接着剤とし
ては、具体的には、ドライラミネ−ト等において使用さ
れる2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタ
ン系接着剤、ポリエ−テルウレタン系接着剤、アクリル
系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着
剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム
系接着剤、その他等を使用することができる。
【0018】次に、本発明においては、図3に示すよう
に、上記のような材料を積層して製造したプラスチック
製ボトル用ラベル1は、例えば、プラスチック製ボトル
6の外表面に重ね合わせ、次いで、ヒ−トシ−ル等によ
って、該プラスチック製ボトル6の外表面に貼り合わせ
て、プラスチック製ボトル用ラベル1を具備したプラス
チック製ボトル包装製品7を製造することができるもの
である。上記の例示は、本発明にかかるプラスチック製
ボトル用ラベル、および、それを使用した包装製品の一
例を例示するものであり、本発明は、これにより限定さ
れるものではない。
【0019】而して、本発明において、上記のプラスチ
ック製ボトルとしては、公知のもの、例えば、ポリエチ
レンテレフタレ−ト樹脂を主体とするブロ−成形ボト
ル、あるいは、ポリプロピレン系樹脂を主体とするブロ
−成形ボトル、その他等を使用することができる。その
大きさとしては、1.5l、2.7l、4l、5l等の
種々の形状のプラスチック製ボトルを使用することがて
きる。而して、上記のプラスチック製ボトルには、例え
ば、各種の飲料水、ジュ−ス、酒、焼酎、その他等を充
填包装することができ、また、その使用後においては、
プラスチック製ボトル用ラベルとプラスチック製ボトル
とを分別することができ、環境対応に適し、各種の用途
に供するものである。
【0020】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に詳し
く本発明を説明する。 実施例1 まず、2.7lのポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を主
体とするブロ−成形ボトルを用意した。他方、厚さ60
μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの裏面に、所定
の多色の印刷模様を印刷して印刷絵柄層を形成し、次
に、該印刷絵柄層の上に、2液硬化型ポリウレタン系接
着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングして
接着剤層を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚さ30
μmのヒ−トシ−ル性を有する延伸ポリプロピレンフィ
ルムをドライラミネ−トして、ラベルを製造した。な
お、上記において、ヒ−トシ−ル性を有する延伸ポリプ
ロピレンフィルムは、上記のポリエチレンテレフタレ−
ト樹脂を主体とするブロ−成形ボトルの表面に対する接
着強度を500g/15mm巾に調整した。次に、上記
のラベルを、上記のポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を
主体とするブロ−成形ボトルの外表面に重ね、しかる
後、その両者を温度、120℃で、圧力、300g/c
2 で加熱加圧して、上記のラベルを上記のポリエチレ
ンテレフタレ−ト樹脂を主体とするブロ−成形ボトルの
外表面に貼り合わせた。更に、上記でラベルを貼り合わ
せたポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を主体とするブロ
−成形ボトル内に、内容物として焼酎を充填包装して包
装製品を製造した。上記の包装製品は、貯蔵、流通、販
売等の過程において、ラベルの剥離は認められず、他
方、ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を主体とするブロ
−成形ボトルを使用後、その表面からラベルを手に持っ
て引き剥がしたところ、その両者を容易に剥離でき分別
することができた。
【0021】実施例2 まず、2.7lのポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を主
体とするブロ−成形ボトルを用意した。他方、厚さ75
μmの合成紙(王子油化株式会社製、商品名、ユポ)の
表面に、所定の印刷模様を印刷して印刷層を形成し、更
に、上記の合成紙の裏面の上に、ポリウレタン系接着剤
を厚さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングして接着
剤層を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚さ40μm
の無延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネ−トし
て、ラベルを製造した。なお、上記において、ヒ−トシ
−ル性を有する無延伸ポリプロピレンフィルムは、上記
のポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を主体とするブロ−
成形ボトルの表面に対する接着強度を500g/15m
m巾に調整した。次に、上記のラベルを、上記のポリエ
チレンテレフタレ−ト樹脂を主体とするブロ−成形ボト
ルの外表面に重ね、しかる後、その両者を温度、120
℃、圧力、300g/cm2 で加熱加圧して、上記のラ
ベルを上記のポリエチレンテレフタレ−ト樹脂を主体と
するブロ−成形ボトルの外表面に貼り合わせた。更に、
上記でラベルを貼り合わせたポリエチレンテレフタレ−
ト樹脂を主体とするブロ−成形ボトル内に内容物として
焼酎を充填包装して、包装製品を製造した。上記の包装
製品は、貯蔵、流通、販売等の過程において、ラベルの
剥離は認められず、他方、ポリエチレンテレフタレ−ト
樹脂を主体とするブロ−成形ボトルを使用後、その表面
からラベルを手に持って引き剥がしたところ、その両者
を容易に剥離でき分別することができた。
【0022】実施例3 まず、2.7lのポリプロピレン樹脂製のブロ−成形ボ
トルを用意した。他方、厚さ60μmの二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムの表面に、所定の印刷模様を印刷して
印刷層を形成し、次に、該二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムの裏面に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/m2
(乾燥状態)にコ−ティングして接着剤層を形成し、更
に、該接着剤層の面に、厚さ30μmの、ポリエチレン
系樹脂、65重量部とポリプロピレン系樹脂、35重量
部からなるブレンド物をフィルム化したヒ−トシ−ル性
樹脂フィルムをドライラミネ−トして、ラベルを製造し
た。なお、上記において、ヒ−トシ−ル性樹脂フィルム
は、ポリプロピレン樹脂製のブロ−成形ボトルの表面に
対する接着強度を200g/15mm巾に調整した。次
に、上記のラベルを、上記のポリプロピレン樹脂製のブ
ロ−成形ボトルの外表面に重ね、しかる後、その両者を
温度、120℃、圧力、300g/cm2 で加熱加圧し
て、上記のラベルを上記のポリプロピレン樹脂製のブロ
−成形ボトルの外表面に貼り合わせた。次いで、ポリプ
ロピレン樹脂製のブロ−成形ボトル内に内容物として焼
酎を充填包装して包装製品を製造した。上記の包装製品
は、貯蔵、流通、販売等の過程において、ラベルの剥離
は認められず、他方、ポリプロビレン樹脂製のブロ−成
形ボトルを使用後、その表面からラベルを手に持って引
き剥がしたところ、その両者を容易に剥離でき分別する
ことができた。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、透明性、剛性、強度等に優れた材料を基材フィルム
として使用すること、および、ラベルの最内層を構成す
るヒ−トシ−ル性樹脂層とプラスチック製ボトルの表面
との接着強度を調整し、ラベルのプラスチック製ボトル
の表面への接着性と剥離性とを兼備させることに着目
し、まず、少なくとも、基材フィルム層とヒ−トシ−ル
性樹脂層との2層を積層した構成からなり、更に、ヒ−
トシ−ル性樹脂層が、プラスチック製ボトルの表面との
接着強度を50〜800g/15mm巾の範囲内に調整
して該プラスチック製ボトルの表面と接着性を有すると
共にそのプラスチック製ボトルの表面から剥離性を有す
る樹脂層からなるように調整してラベルを製造し、而し
て、該ラベルを、プラスチック製ボトルの外表面にヒ−
トシ−ル等により貼り合わせて、ラベルとしての諸機
能、例えば、強度、腰等に優れ、例えば、温度変化によ
るラベルのカ−ルの発生、あるいは、貼り合わせ時のし
わ等の発生等を防止し、かつ、透明性に優れ、多色の印
刷絵柄を施し美麗な装飾効果を奏し、更に、使用時にお
いては、ラベルがプラスチック製ボトルの表面に強固に
接着してその使用に充分に耐え、使用後においては、プ
ラスチック製ボトルの表面からラベルを簡単に引き剥が
すことができ、ラベルとプラスチック製ボトルとを容易
に分別回収し得る分別回収適性を有し、環境対応に適し
たプラスチック製ボトル用ラベルおよびそれを使用した
プラスチック製ボトルを製造することができるというも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプラスチック製ボトル用ラベル
についてその一例の概略の層構成を示す概略的平面図で
ある。
【図2】本発明にかかるプラスチック製ボトル用ラベル
について別の形態からなるラベルの一例を例示する概略
的平面図である。
【図3】図1に示す本発明にかかるプラスチック製ボト
ル用ラベルを使用し、該ラベルをプラスチック製ボトル
の外表面に貼り合わせた構成の一例を示す概略的斜視図
である。
【符号の説明】
1 プラスチック製ボトル用ラベル 2 基材フィルム層 3 ヒ−トシ−ル性樹脂層 3a 樹脂層 4 印刷絵柄槽 5 引き剥がし用摘まみ片 6 プラスチック製ボトル 7 包装製品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製ボトルの表面に貼り合わ
    せるラベルであり、更に、該ラベルが、少なくとも、基
    材フィルム層とヒ−トシ−ル性樹脂層との2層を積層し
    た構成からなり、かつ、該ヒ−トシ−ル性樹脂層が、プ
    ラスチック製ボトルの表面との接着強度を50〜800
    g/15mm巾の範囲内に調整して該プラスチック製ボ
    トルの表面と接着性を有すると共にそのプラスチック製
    ボトルの表面と剥離性を有する樹脂層からなることを特
    徴とするプラスチック製ボトル用ラベル。
  2. 【請求項2】 プラスチック製ボトルが、ポリエチレン
    テレフタレ−ト系樹脂からなるブロ−成形ボトルからな
    ることを特徴とする上記の請求項1に記載するプラスチ
    ック製ボトル用ラベル。
  3. 【請求項3】 基材フィルム層が、2軸延伸ポリエチレ
    ンテレフタレ−トフィルムまたは合成紙からなることを
    特徴とする上記の請求項1または2に記載するプラスチ
    ック製ボトル用ラベル。
  4. 【請求項4】 ヒ−トシ−ル性樹脂層が、ポリオレフィ
    ン系樹脂を主体とするヒ−トシ−ル性樹脂層からなるこ
    とを特徴とする上記の請求項2または3に記載するプラ
    スチック製ボトル用ラベル。
  5. 【請求項5】 ラベルの横端部に、引き剥がし用摘まみ
    片を設けたことを特徴とする上記の請求項1、2、3ま
    たは4に記載するプラスチック製ボトル用ラベル。
  6. 【請求項6】 基材フィルム層の表面および/または裏
    面に印刷絵柄層を設けたことを特徴とする上記の請求項
    1、2、3、4または5に記載するプラスチック製ボト
    ル用ラベル。
  7. 【請求項7】 少なくとも、基材フィルム層とヒ−トシ
    −ル性樹脂層との2層を積層した構成からなり、更に、
    該ヒ−トシ−ル性樹脂層が、プラスチック製ボトルの表
    面との接着強度を50〜800g/15mm巾の範囲内
    に調整して該プラスチック製ボトルの表面と接着性を有
    すると共にそのプラスチック製ボトルの表面と剥離性を
    有する樹脂層からなるプラスチック製ボトル用ラベル
    を、プラスチック製ボトルの胴部外側壁面に貼り合わせ
    たことを特徴とするプラスチック製ボトル。
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JP2002080074A (ja) * 2000-09-11 2002-03-19 Fuji Seal Inc 容 器
JP2008292870A (ja) * 2007-05-26 2008-12-04 Fuji Seal International Inc 感熱ラベル及びラベル付き容器
JP2021124627A (ja) * 2020-02-06 2021-08-30 株式会社マツザキ ヒートシールラベル

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