JPH0815960B2 - ▲高▼速シ−ト分割巻取装置 - Google Patents

▲高▼速シ−ト分割巻取装置

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JPH0815960B2
JPH0815960B2 JP61244736A JP24473686A JPH0815960B2 JP H0815960 B2 JPH0815960 B2 JP H0815960B2 JP 61244736 A JP61244736 A JP 61244736A JP 24473686 A JP24473686 A JP 24473686A JP H0815960 B2 JPH0815960 B2 JP H0815960B2
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晧 片岡
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、プラスチックフィルム、紙、金属箔等の
広幅の帯状シートをスリッターにより複数条に分割して
両側に振り分け、分割された帯状シート毎のタッチロー
ラを経て、分割した帯状シートに対応して設けた左右一
対の巻芯支持体に支持される巻芯のまわりに巻取るシー
ト分割巻取装置に関する。このシート分割巻取装置は、
特に、分割した帯状シートの巻取りシートロールとタッ
チローラとを接触させつつ、シートロールの巻太りにし
たがい、巻芯をタッチローラから後退させてゆく型式で
あって、シート分割幅を変更したとき、その分割幅に応
じて巻芯支持体の位置を変えることができる形式のもの
である。
〈従来の技術〉 従来、上記型式のシート分割巻取装置としては、特公
昭45-20644号公報に開示されるように、両端を軸受で回
転可能に支持されて帯状シート幅方向に伸びた共通軸
に、巻芯を支持する支持腕(巻取支持体)を摺動係合さ
せ、前記共通軸の回転により前記支持腕を揺動運動さ
せ、それによって、巻芯をタッチローラから旋回離反さ
せるものがある。
また、従来、特公昭55-293号公報に開示されているよ
うに、下端部を共通の支持台上に枢支され、僅かな角度
範囲で揺動可能な、垂直方向に伸びた支持アーム(巻取
支持体)の上端部にシートロール(巻芯)を支持し、シ
ートロールをそれぞれ支持アームに設けた接圧付加機構
により、固定位置に支持された単一の共通タッチローラ
に圧接させ、支持アームが全体として常に実質上垂直支
持状態を維持するよう、前記共通の支持台を、前記共通
のタッチロールから水平方向に自動制御により積極的に
後退させるようにした形式のシート分割巻取装置が知ら
れている。更に、実開昭60-90242号公報には、床盤上に
敷設したレールに車輪を載せた台車からなる巻取フレー
ムに立設した一対の支持柱間に巻芯を支持し、前記支柱
に取着したナット部材、及び回転駆動されるネジ軸を備
えた駆動装置により、前記巻芯を巻取フレームと共にシ
ートロールの巻太りにしたがいタッチローラから水平方
向に後退させるようにしたシート分割巻取装置が開示さ
れている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来、シート分割巻取装置において品質の良いシート
ロールを得るためには、巻取中にシートの巻取張力、シ
ートロールとタッチローラとの接触圧、及び巻取位置へ
のシート供給張力をそれぞれ適正に制御するのが良いと
されている。特に、通気性の悪いシートを巻取る場合、
シートロールの巻層間に空気が巻込まれ、その巻層間の
摩擦係数が低下することにより、巻取られたシートが巻
取中に横ずれしてシートロールの端面が不揃いになり易
い。そのため、その場合にはシートロールの巻層間に巻
込まれる空気が適正量になるよう前記接触圧を精密に制
御するようにしている。
ところが、最近では、例えば表面が鏡面状に処理され
たポリエステルフィルムのように非常に滑り易い性質の
シートを、高速で分割巻取りして大径のシートロール得
ることが要求されるようになっている。そして、このよ
うなシートを上述の従来装置により高速で巻取ると、巻
上がったシートロールの端面が不揃いになり、はなはだ
しい時には、巻取った分割シートが巻取中に横ずれして
巻取り作業を停止しなければならなくなるという問題が
生ずる。そして、前記接触圧を如何に適正に設定して正
確に制御しても、また、前記接触圧だけでなく巻取張力
及び供給張力を如何に適正に設定して正確に制御して
も、上述の分割シートの横ずれ現象を防ぎ得ない。その
ため、上述の従来装置で高品質のシートロールを得るに
は、巻取速度を高速にせずに巻取りを行わなければなら
ず、生産性の向上を図ることは困難であった。
そこで、本発明者は研究を行い、その結果、巻取った
分割シートが巻取中に横すべりしてシートロールの端面
不揃いを生じる原因は巻取部の振動にあり、前記接触圧
の制御は、巻取部の振動を抑えた状態において有効であ
ることをつきとめた。つまり、巻芯の偏心支持によるシ
ートロールの偏心回転や、シートの厚みむらに起因する
変形、アンバランス等を生じたシートロールの回転が振
動源となること、この振動源により多様な方向の振動が
生じ得ること、そして、その振動によりタッチローラと
シートロールとの接触圧が波状に変化して不安定とな
り、巻層間への空気巻込み調節機能が不充分となりそれ
がシートが横滑りの原因になること、そして、この振動
源を取り除くことはできないが、その振動を支障のない
程度に抑えれば、巻取速度を高速化しても品質良いシー
トロールが得られること等が明らかになった。
しかし、揺動可能な支持腕で巻芯を支持し、支持腕を
揺動運動させることにより巻芯をタッチローラから旋回
離反させる前述のシート分割巻取装置では、シートロー
ルの振動を充分に抑制することができない。
つまり、支持腕は揺動駆動機構により押し引きされて
揺動支点を中心に揺動運動するが、揺動駆動機構の小型
化を図るためには、この揺動駆動機構と支持腕との係合
点から揺動支点までの距離を、揺動支点からの支持腕の
巻芯支持点までの距離より小さくし、揺動駆動機構の押
し引きのストロークが小さくても巻芯支持点移動量を大
きくできるようにしなればならない。しかし、このよう
にすると、巻芯支持点に支持腕を揺動させようとする力
が生じたとき、この力が拡大され、揺動駆動機構に集中
して働く。そして、前記揺動駆動機構と支持腕の係合点
や揺動支点等の可動部分の僅かな隙間に起因して支持腕
に微小角度の遊びが生じ、その遊びが前記支持腕の先端
の巻芯支持点では拡大されて大きな遊びとなる。しか
も、タッチローラから巻芯を充分離反させて外径の大き
なシートロールを得るためには支持腕を長くしなければ
ならず、その支持腕は長くてたわみ易い構造となり、ま
た、各支持腕を取り付けた共通軸は長く、かつ両端支持
されるので、それ自体もたわみ易い構造となる。更に、
前記支持腕の揺動角、前記共通軸上の支持腕の位置、シ
ートロールの重量等の変化により前記共通軸に働く力は
複雑に変化する。そのため、支持腕を振動させようとす
る力に充分対抗できる装置を得ることができない。
また、下端を中心に揺動可能な支持アームの上端部を
巻芯を支持する前述のシート分割巻取装置についても、
巻取中に支持アームは、その上端部に非常に重量の大き
なシートロールを支持するので不安定であり、シートロ
ールは振動状態になり易い。
更に、床盤上に敷設したレールに車輪を載せた巻取用
フレーム上に巻芯を支持する前述のシート分割巻取装置
では、前記巻取用フレームを上下方向に、拘束する機構
を持たないので、巻取中の多様な方向の振動源に対し、
振動を充分に抑制することができない。しかも、巻取用
フレームを、巻芯を支持する支柱に取着したナット部材
とネジ軸を備えた駆動装置によりタッチローラから後退
させるため、シート分割幅の変更に容易に対処できな
い。それゆえ、生産性の大幅な向上を図るには、巻取速
度の高速化という観点ばかりか分割幅変更に伴う巻取準
備時間の短縮化という観点においても充分とはいえな
い。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明は、広幅の帯状シートをスリッターに
より複数条に分割し、該分割した帯状シートを両側の巻
取位置へ、各分割した帯状シートに対応する個別のタッ
チローラ経由で振り分け、上記タッチローラを、各分割
した帯状シート毎の巻芯へ向けて所要の力で押し付けな
がら、上記巻芯を個別に中心駆動して該巻芯のまわりに
巻取ると共に、その巻太りに応じて上記巻芯を上記タッ
チローラから水平又は略水平方向に離してゆくシート分
割巻取装置において、上記広幅の帯状シートを上記スリ
ッターへ上方から走行させる走行路と、上記両側の巻取
位置にそれぞれ設けた間隔調整台と、上記間隔調整台上
に帯状シート幅方向に移動可能に案内、支持され、かつ
巻取中はクランプにより該間隔調整台に固定される、上
記巻芯を支持するための各一対の巻芯支持体と、帯状シ
ート長手に伸びたレール、及び該レールに上下及び帯状
シート幅方向の移動を阻止して摺動可能に係合した可動
体からなり、かつ上記レール又は可動体のいずれか一方
が基盤上又は地面上に固定され、上記レール又は可動体
のうちの、上記基盤上又は地面上に固定されてない方に
上記間隔調整台を固定して支持する、帯状シート幅方向
に所定の間隔で配置された案内機構と、帯状シート幅方
向に間隔をおいて配置され、かつ上記案内機構の案内方
向に平行に伸びて上記間隔調整台に係合した、複数のネ
ジ軸、及び該ネジ軸を駆動するモータを有する、上記間
隔調整台を上記タッチローラから離すための駆動機構と
を備えることを特徴とする。
〈作用〉 本発明によれば、間隔調整台は、上記案内機構により
上下及び帯状シート幅方向の移動を阻止された状態で基
盤又は地面近くを安定性良く帯状シート長手方向に案内
される。そして、各巻芯支持体は、巻取中、クランプに
より間隔調整台に固定されて間隔調整台と一体になり、
間隔調整台と共に上下及び帯状シート幅方向に拘束され
た状態でタッチローラから後退することができる。ま
た、帯状シートをスリッターへ上方から走行させるた
め、巻取位置の下方に帯状シートの走行路を設ける必要
がなく、低い位置で巻芯を支持できる。そして、基盤又
は地面上に案内機構を設けるので、間隔調整台の長さに
応じて案内機構を必要な位置に設置することができ、間
隔調整台を、容易にたわまないように効果的に支持する
ことができる。更に、駆動機構は、帯状シート幅方向に
間隔をおいて配置され、かつ、上記案内機構の案内方向
に平行に伸びて上記間隔調整台に係合した複数のネジ軸
を回転駆動することにより、該間隔調整台を移動させる
ので、間隔調整台が帯状シート幅方向に長く伸びたもの
であっても、それを確実に平行移動させて各巻芯を一様
にタッチローラから後退させることができる。そして、
間隔調整台がネジ軸の回転により強制的に移動するの
で、間隔調整台と一体になった巻芯支持体は、それに前
後方向の力が外部から働いても、その力に抗し得る。
したがって、各巻芯支持体は、シートロールの巻太り
に応じた、案内機構による案内方向の動き以外の動きを
生じないよう強固に拘束された状態で案内され、それを
振動させようとする力が働いても、その振動を効果的に
抑制でき、それによって、タッチローラとシートロール
との接触圧等の制御が有効に作用するようになる。しか
も、各巻芯支持体は、間隔調整台の上に帯状シート幅方
向に移動可能に案内、支持されているので、クランプが
解かれた状態で間隔調整台上を案内されながら所要位置
に移動し、その位置にクランプで固定することができ
る。
〈実施例〉 第1、2図にこの発明の一実施例を示す。
第1図は、この発明によるシート分割巻取装置の立面
説明図、第2図は、同平面説明図である。
広幅シートSは、巻取作業空間の上方にあるシート走
行路を走行し、ローラ群を経て溝付きローラ1に至り、
スリッターKによって複数条に分割される。そして、分
割されたシートは、溝付ローラ1から直ちに前後の案内
ローラ1a、1bへ振分けられ、タッチローラ2を経由し
て、該タッチローラ2に平行に該タッチローラと同じ高
さで一対の巻芯支持体10の先端部に支持された夫々の巻
芯Cのまわりに、シートロールRとして巻取られる。
第1図の右半分はシートロールRを巻上げた状態、左
半分は巻上げたシートロールRを搬出機構24へ渡して巻
芯支持体10を後退させた状態を示す。また第1図左半分
には巻芯支持体10を前進(図では右進)させて、支持し
た巻芯Cをタッチローラ2に接触せしめた巻取開始時の
状態を鎖線で示している。巻取中巻芯Cは、第1図左半
分に画いた巻取開始時の鎖線位置から巻取完了の実線位
置まで動く。シートロールRの巻太りにつれ、巻芯C
が、次第にタッチローラ2から離れてゆくのである。
なお、第1図は第2図の切断線a−aの断面を示す。
前後の巻取位置沿いには夫々間隔調整台13がシート幅
方向に水平に備えられており、巻芯支持体10は、この間
隔調整台13上に支持されている。
この場合、間隔調整台13はその上部にシート幅方向に
伸びた鳩尾形突条13aを有し、これに基部を摺動係合し
ている巻芯支持体10は間隔調整台上においてシート幅方
向にのみ移動可能に案内される。そして、スリッターK
によるシート分割位置が変わっても、巻芯支持体10は、
間隔調整台13上を摺動して新たなシート分割位置に対応
する巻取位置に移動し、その基部に設けたクランプ14に
より固定することができる。また各一対の巻芯支持体の
片方または双方には所要の張力で分割シートを巻取るた
めに巻芯Cを中心駆動する巻芯駆動機構(図示せず)を
備えている。そして、間隔調整台13は、巻芯Cのタッチ
ロール2からの離反を可能にするために、前後の巻取位
置下方のシート幅方向において3箇所に配置した案内機
構12によりシート幅方向に直角に水平に移動可能に支
持、案内される。
案内機構12は、基盤11上に固定された、帯状シート幅
方向に直角(つまり帯状シート長手方向)に水平に伸び
るレール12aと、第3図に示すように、レール12aに振動
の原因となる上下、左右(つまり帯状シート幅方向)の
ガタが生じないようにかぶさり嵌って案内される複数の
可動体(はめ合部材)14aとからなる。そして、可動体1
4aは、間隔調整台13の脚台14を固定して支持しており、
この脚台14の上に間隔調整台13が固定されている。そし
て、基盤11と間隔調整台13.13間には、両側の間隔調整
台13.13を対称方向へ一斉に駆動する駆動機構16を備え
ている。この実施例の場合、駆動機構16は、主として、
間隔調整台毎にレール12aに平行に左右2箇所に配置さ
れ間隔調整台13に固定されためねじ部16bに螺合した実
質的にバックラッシュの無い回転抵抗の小さなボールネ
ジ軸16a、巻取中上記ボールネジ軸16aを低速駆動するサ
ーボモータ16c、上記ボールネジ軸16aを高速駆動する正
逆方向に回転可能なモータ16d、これらのモータ16c、16
dの回転をボールネジ軸16aに伝達するための差動歯車機
構16e、伝動軸16f、傘歯車機構16gを有する。そして、
左右のボールネジ軸16aは同期駆動され、間隔調整台1
3、巻芯支持体10の巻芯Cはタッチローラ2と平行に支
持された状態で接近離反することができる。更にボール
ネジ軸16aは、それ自身の回転による間隔調整台13の変
位以外の変位を制止しようとするので、外部から間隔調
整台13に大きな力が作用しても、それによって間隔調整
台13は容易に変位することがない。
なお、ボールネジ軸16aの配置は2箇所に限るもので
はないし、また、モータ16c、16dを1台のモータで兼用
してもよい。ボールネジ軸の代りに他のネジを使うこと
も可能である。
巻芯を支持するための巻芯支持体10及び間隔調整台13
は、巻芯Cを強固に支持して、シートロールRが偏心成
長して高速回転しても、シートの横ずれを生じさせる程
度の振動を生ぜしめないものでなければならない。従っ
て、巻取中は巻芯支持体10が、クランプ15により間隔調
整台13に固定され、巻芯を支持する先端部と、間隔調整
台13との間に、回動部または前後方向の摺動部を含まな
い一体構造となる。そして、巻芯に振動をおこさせよう
とする力が働いても、これに同調しないようにするため
の十分な重量(例えば間隔調整台13には鉄筋を組んでセ
メントを埋める等)と剛性をもっており、案内機構12を
介して基盤11と直結した背丈が低い形になるようにして
いる。
また、間隔調整台13を載せた両側の脚台14は、帯状シ
ート幅方向に直角に長くつき出て、間隔調整台13の安定
度を高めている。その脚台14.14間上面に作業床板17を
はって、巻取位置の両外側で作業し易くしている。な
お、実施例において脚台14は間隔調整台13の両端と中間
に合計3箇所に設けており抗振機構を高めている。そし
て、必要に応じて、上記中間に多数個所に脚台14および
案内機構を設けることができる。
なお、間隔調整台上面の鳩尾形突条13aの中央部に
は、間隔調整台全長にわたり溝13bが設けられており、
この溝13b内に回転駆動機構18の駆動により正転逆転可
能なねじ軸19が入っている。そして、各巻芯支持体10
は、上記ねじ軸19に適時係合離脱機構をそれぞれ保持し
た係合部10aを上記溝13b内に設けており、クランプ15を
緩めた状態で、ねじ軸の正転または逆転中、係脱機構を
操作してねじ軸に係合、離脱することにより、間隔調整
台上を所定の位置に短時間で移動することが可能であ
る。
一方、この装置の中央部には、両側巻取位置の各巻芯
Cに対応する各タッチローラ2の支持腕21と右または左
へつき出した調整台22、これに載せてシート幅方向に伸
びるタッチローラ案内台20がある。
支持腕21は、一端を中心に揺動可能に調整台22が支持
され、タッチローラ押付機構(この場合、流体圧シリン
ダ)23の駆動により支持腕21の他端に支持されたタッチ
ローラ2をシートロールRに対して所要の押付力で押付
けることができる。また、各調整台22は、前記巻芯支持
体10と同様に、シート分割位置に対して、シート幅方向
に位置を変えることができる。そして各調整台22にはタ
ッチローラ押付機構23のほか、図示しないタッチローラ
の変位を検出するタッチローラ変位検出装置が付けられ
ている。
巻取中の巻芯Cの離反駆動の制御は、タッチローラ変
位検出装置と巻取量検出装置(図示せず)から検出信号
を入力し、タッチローラ押付機構23によってタッチロー
ラ2を所要の接触圧でシートロールRに押付けつつ、タ
ッチローラ2をほぼ一定位置に保ちながら巻芯Cがタッ
チローラ2から離反するように、駆動機構16のサーボモ
ータ16cに回転を指令する図示しない制御装置によって
行われる。なお、制御装置は、これに限定されず、駆動
機構16の形式等に応じて公知のものを使用すればよい。
また、タッチローラは、支持腕を調整台に摺動係合し
て、直線的に変位できるようにすることも可能である。
この実施例によれば巻芯支持体10、間隔調整台13、案
内機構12等の巻芯Cを移動可能に支持する機構と、調整
台22、タッチローラ案内台20等のタッチローラを支持す
るための機構との間のシートロールR下方の空間には、
シートロールRをコンベヤに載せてシート幅方向へ搬送
する搬送機構24が設けられている。そして、巻芯支持体
10は、コ字形をしており、シートロール受取位置に搬出
機構24のコンベヤを受入れるための空間をシートロール
下方に有している。巻芯支持体の形状は、上述のような
搬出装置を設けない場合は真直ぐ上方へ伸びる形状でも
よく、必要に応じて、台形状、逆L字型、C字型、間隔
調整台からタッチローラ方向に斜め、または横に伸びた
一文字型、柱状等、多様に変わり得る。
この装置の運転要領を概略説明すると、第1図左側の
ように、巻上げたシートロールRを搬出機構24に渡して
実線位置へ後退した各一対の巻芯支持体10.10に対し、
まず新しい巻芯Cを支持し、そして、シートロールRが
搬出されて、搬出機構24が待機位置へ戻ったところで、
駆動機構のモータ16Cを高速で回して巻芯支持体10.10を
全部、タッチローラ2の方へ進めて、第1図左半分の鎖
線のように巻芯Cをタッチローラ2に接触せしめる。
新しい各巻芯Cに各分割シート切断端を接着し、図示
しない、巻芯駆動機構の運転を開始すると、巻芯C外周
のシートロールRが次第に巻太り、タッチローラ押付機
構23により、その駆動力に応じてシートロールRとタッ
チローラ2との間に所要の接触圧力を与えながら前述の
制御装置の指令をサーボモータ16cに与え駆動機構16に
よって巻芯支持体10、間隔調整台13もろとも巻芯Cを後
退させる。
こうして、シートロールRが巻上がると、シートロー
ルRの大きさにより変わる中心部の真下まで、搬出機構
24を横移動させて受取位置に付ける。運転を停め搬出機
構24を上昇させてシートロールRの下面を搬出機構24の
受取面で支えてから巻芯支持体10の巻芯端クランプをは
ずし、モータ16Cを高速で逆転させて巻芯支持体10を後
退させた後、シートロールRは搬出機構24に載って搬出
される。
また、シート分割幅を変えるために、スリッターKの
位置を変えた時には、各巻芯支持体10のクランプ15をゆ
るめ、間隔調整台13上を滑らせて対応位置につける。こ
れにともない各タッチローラ2の位置も変えるが、左右
共用の案内台20上に滑らせて、両側タッチローラ2を同
時に位置決めしてゆく事ができる。
本実施例装置によると巻取例を次に示すと、巻取速度
600m/minにおける巻芯支持体の振動を5ミクロン以下に
抑えることができた。このとき巻芯支持体10の上にコイ
ンを立ててみたが倒れなかった。そして、この装置によ
って一般包装用のPETフィルムを巻取速度約600m/minで
高品質に巻取ることができた。また、厚み14μで表面が
鏡面状の非常に滑り易い磁気テープ用のPETフィルムを
巻取速度400〜500m/minで高品質に巻取ることができ
た。なお、これは従来装置例での巻取速度のおよそ2倍
である。また、その巻芯支持体の振動の実測値は200ミ
クロン以上であり、前記振動をそれより小さくすること
ができなかった。
以上、一実施例について説明したが、この発明は実施
条件に応じて、設計者の周知技術により多様に変化、応
用し得る。
例えば、前述の実施例におけるはめ合部材(可動体)
14aを床または基盤上に固定しておき、間隔調整台に固
定したレールをはめ合部材で案内したり、脚台を介さ
ず、間隔調整台を直接的にレールで案内したり、市販の
直線運動軸受(通称リニアウェイ)を使用したり、ある
いは、レールの案内面とはめ合部材間に車輪等の転動体
を介して案内したりしてもよい。また、間隔調整台への
巻取支持体の取付け方は、市販の直線運動軸受けを使用
し、摺動係合させる等、上述の実施例に限らないし、巻
芯支持体の固定は、ボルト、その他のクランプ機構を用
いてもよいし、間隔調整台の上側に巻取支持体が係合す
るものに限らない。また、実施例では、間隔調整台の両
端部および中央部に、それぞれ設けた3本1組のレール
で、間隔調整台を支持しているが、レールの数や位置
等、必要に応じては変わり得る。上述の実施例において
は、巻芯は水平に離反するようにしているが、略水平に
離反するようにしてもよい。
〈発明の効果〉 本発明によれば、シート巻取速度を高速にしても、巻
取部の振動を充分抑制することができ、シートロールと
タッチローラとの接触圧等の制御が有効に作用するよう
になるので、シートロールの端面不揃いを防止すること
ができる。それゆえ、表面の極めて滑りやすいプラスチ
ックフィルムのような巻取不良を生じ易い帯状シートの
分割巻取りにおいて、歩留の低下を招くことなく巻取速
度を高速化することができる。そして、比較的簡素な構
造で巻取中の振動を効果的に抑制することができるの
で、装置が高価にならず、非常に幅の広い原反を分割巻
取りするための大型装置も容易に得ることができる。し
かも、シート分割位置を変更したとき、巻芯支持体を間
隔調整台上の所要位置に容易に短時間で移動させること
ができる。したがって、多様な分割幅のシートロールの
生産性を大幅に向上させることができ、設備コストの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図はこの発明の一実施例の正面図、平面図、第
3図は案内機構関係断面図である。 C……巻芯、S……広幅シート、K……スリッター、2
……タッチローラ、10……巻芯支持体、11……基盤、12
……案内機構、12a……レール、13……間隔調整台、14a
……可動体、15……クランプ、16……駆動機構、16a…
…ネジ軸、16c……モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広幅の帯状シートをスリッターにより複数
    条に分割し、該分割した帯状シートを両側の巻取位置
    へ、各分割した帯状シートに対応する個別のタッチロー
    ラ経由で振り分け、上記タッチローラを、各分割した帯
    状シート毎の巻芯へ向けて所要の力で押し付けながら、
    上記巻芯を個別に中心駆動して該巻芯のまわりに巻取る
    と共に、その巻太りに応じて上記巻芯を上記タッチロー
    ラから水平又は略水平方向に離してゆくシート分割巻取
    装置において、上記広幅の帯状シートを上記スリッター
    へ上方から走行させる走行路と、上記両側の巻取位置に
    それぞれ設けた間隔調整台と、上記間隔調整台上に帯状
    シート幅方向に移動可能に案内、支持され、かつ巻取中
    はクランプにより該間隔調整台に固定される、上記巻芯
    を支持するための各一対の巻芯支持体と、帯状シート長
    手方向に伸びたレール、及び該レールに上下及び帯状シ
    ート幅方向の移動を阻止して摺動可能に係合した可動体
    からなり、かつ上記レール又は可動体のいずれか一方が
    基盤上又は地面上に固定され、上記レール又は可動体の
    うちの、上記基盤上又は地面上に固定されてない方に上
    記間隔調整台を固定して支持する、帯状シート幅方向に
    所定の間隔で配置された案内機構と、帯状シート幅方向
    に間隔をおいて配置され、かつ上記案内機構の案内方向
    に平行に伸びて上記間隔調整台に係合した複数のネジ
    軸、及び該ネジ軸を駆動するモータを有する、上記間隔
    調整台を上記タッチローラから離すための駆動機構とを
    備えることを特徴とする高速シート分割巻取装置。
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