JPH08159292A - 軟質軽金属用摺動部材 - Google Patents
軟質軽金属用摺動部材Info
- Publication number
- JPH08159292A JPH08159292A JP6319507A JP31950794A JPH08159292A JP H08159292 A JPH08159292 A JP H08159292A JP 6319507 A JP6319507 A JP 6319507A JP 31950794 A JP31950794 A JP 31950794A JP H08159292 A JPH08159292 A JP H08159292A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sericite
- seal ring
- resin
- wear
- pen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K3/00—Materials not provided for elsewhere
- C09K3/10—Materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K2200/00—Chemical nature of materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
- C09K2200/02—Inorganic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K2200/00—Chemical nature of materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
- C09K2200/06—Macromolecular organic compounds, e.g. prepolymers
- C09K2200/0645—Macromolecular organic compounds, e.g. prepolymers obtained otherwise than by reactions involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C09K2200/0657—Polyethers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 軟質軽金属製部材に摺接し、摺接面での油の
シールを行う摺動部シール部材であり、該部材がポリエ
ーテル・エーテルケトン樹脂及び/又はポリエーテルニ
トリル樹脂とセリサイトとよりなり、セリサイトの添加
量が全重量に対し20〜35%である摺動部材。 【効果】 軟質軽金属製摺動部を摩耗することが少な
く、良好なシール性が保持される。
シールを行う摺動部シール部材であり、該部材がポリエ
ーテル・エーテルケトン樹脂及び/又はポリエーテルニ
トリル樹脂とセリサイトとよりなり、セリサイトの添加
量が全重量に対し20〜35%である摺動部材。 【効果】 軟質軽金属製摺動部を摩耗することが少な
く、良好なシール性が保持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムやアルミ
ニウム合金などの軟質軽金属で作られた部材に摺接し、
摺接面での油のシールを行なう摺動シール部材の材料、
特に自動変速機の軽量化のため使用されるアルミ合金等
の軟質材を摺動相手とする摩耗が少なくシール性の良好
なオイルシールリングに関するものである。
ニウム合金などの軟質軽金属で作られた部材に摺接し、
摺接面での油のシールを行なう摺動シール部材の材料、
特に自動変速機の軽量化のため使用されるアルミ合金等
の軟質材を摺動相手とする摩耗が少なくシール性の良好
なオイルシールリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車のAT(自動変速機)を主体とす
る油圧機器の回転軸や往復動軸の材質としては、ADC
−12Z材などのアルミニウム合金材が多用されてい
る。アルミ合金材製の軸に対するシールリングは、耐摩
耗性維持のため鋳鉄製(JISFC250相当)で、合
口部両端部形状がカギ形に段の付いたカギ形段付リング
が用いられているが、この型式のシールリングは、シー
ル性の能力として油圧1MPa (≒10kgf /cm2 )程度
では2本当り500〜1000cc/分の洩れを示し、油
温変化と共に油漏れ量が大きく変化する欠点がある。
る油圧機器の回転軸や往復動軸の材質としては、ADC
−12Z材などのアルミニウム合金材が多用されてい
る。アルミ合金材製の軸に対するシールリングは、耐摩
耗性維持のため鋳鉄製(JISFC250相当)で、合
口部両端部形状がカギ形に段の付いたカギ形段付リング
が用いられているが、この型式のシールリングは、シー
ル性の能力として油圧1MPa (≒10kgf /cm2 )程度
では2本当り500〜1000cc/分の洩れを示し、油
温変化と共に油漏れ量が大きく変化する欠点がある。
【0003】この欠点を解決する手段として、熱膨張率
の大きい樹脂製シールリングの使用が試みられている。
然しながら樹脂製シールリングの使用は、シール性が大
いに改善されるものの、アルミ合金材を摺動相手材とし
た場合、相手部材を異常に摩耗させるという基本的な難
点がある。
の大きい樹脂製シールリングの使用が試みられている。
然しながら樹脂製シールリングの使用は、シール性が大
いに改善されるものの、アルミ合金材を摺動相手材とし
た場合、相手部材を異常に摩耗させるという基本的な難
点がある。
【0004】この難点を解決するため、例えば4フッ化
エチレン樹脂(以下PTFEと記す)製リング;ポリエ
ーテル・エーテルケトン樹脂(以下PEEKと記す)に
炭素繊維およびPTFE粉末を添加したシールリング;
PEEK、炭素繊維、及びPTFEに粉末状セリサイト
を添加したシールリング(特開平5−262976号公
報)などが提案されているが、アルミ合金材に相性のよ
い樹脂材は見出されていない。
エチレン樹脂(以下PTFEと記す)製リング;ポリエ
ーテル・エーテルケトン樹脂(以下PEEKと記す)に
炭素繊維およびPTFE粉末を添加したシールリング;
PEEK、炭素繊維、及びPTFEに粉末状セリサイト
を添加したシールリング(特開平5−262976号公
報)などが提案されているが、アルミ合金材に相性のよ
い樹脂材は見出されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軟質軽金
属、例えばアルミ合金材製の回転軸又は往復動軸に対す
るシールリングの上記の実情にかんがみ、軟質軽金属
材、特にアルミ合金材を異常に摩耗させることのない樹
脂材料を用い軟質軽金属材及び自己に対し良好な耐摩耗
性(以下このことを耐摩耗相関性と記す)を示すシール
リングを提供することを課題としている。
属、例えばアルミ合金材製の回転軸又は往復動軸に対す
るシールリングの上記の実情にかんがみ、軟質軽金属
材、特にアルミ合金材を異常に摩耗させることのない樹
脂材料を用い軟質軽金属材及び自己に対し良好な耐摩耗
性(以下このことを耐摩耗相関性と記す)を示すシール
リングを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】課題を解決する
ため、本発明の摺動シール部材は、英国I・C・I社の
VICTREX−PEEK樹脂及び/又は2,6─ジク
ロロベンゼンとレゾルシンから合成されたポリエーテル
ニトリル樹脂(出光石油化学(株)製、以下PENと記
す)を基材として用い、それに固体潤滑材の1つでもあ
るセリサイトを好適に添加、混合し、押出し又は射出成
形してなる部材よりなっている。
ため、本発明の摺動シール部材は、英国I・C・I社の
VICTREX−PEEK樹脂及び/又は2,6─ジク
ロロベンゼンとレゾルシンから合成されたポリエーテル
ニトリル樹脂(出光石油化学(株)製、以下PENと記
す)を基材として用い、それに固体潤滑材の1つでもあ
るセリサイトを好適に添加、混合し、押出し又は射出成
形してなる部材よりなっている。
【0007】本発明による摺動シール部材は、基材にP
EEK及び/又はPENを用い、その熱膨張、並びに熱
による軟化性を利用し、相手材シール面に適合するよう
考えられているため、シール性は既存技術の鋳鉄製カギ
シールリングより良好であり、セリサイトを添加してあ
るため自己の耐摩耗性も良好で、かつ相手材、例えばA
DC−12Z材、の摩耗も少ない。加えて基材がPEE
K及び/又はPENのため、PTFE基材に比べ摺動摩
擦時の圧縮クリープ性が高く、摺動シール部材の材料と
して好適なものとなっている。特開平5−262976
号公報によるオイルシールリングは、カーボン繊維を含
んでいる。カーボン繊維は硬度がマイクロビッカースで
約500程度と硬く、相手材が軟質軽合金材の場合には
相手摺動面を摩耗させることが多い。またカーボン繊維
の方向性によって、その摺動性能が異なることからシー
ルリングの材料への添加は避けたい。さらに、成型時の
樹脂の流動性をも阻害する。従って、本発明ではカーボ
ン繊維の添加を避けることで樹脂の流動性が高まり製造
が容易であり、かつ、PEEK及び/又はPENにセリ
サイトを添加するのみで、良好なオイルシールがえられ
ている。
EEK及び/又はPENを用い、その熱膨張、並びに熱
による軟化性を利用し、相手材シール面に適合するよう
考えられているため、シール性は既存技術の鋳鉄製カギ
シールリングより良好であり、セリサイトを添加してあ
るため自己の耐摩耗性も良好で、かつ相手材、例えばA
DC−12Z材、の摩耗も少ない。加えて基材がPEE
K及び/又はPENのため、PTFE基材に比べ摺動摩
擦時の圧縮クリープ性が高く、摺動シール部材の材料と
して好適なものとなっている。特開平5−262976
号公報によるオイルシールリングは、カーボン繊維を含
んでいる。カーボン繊維は硬度がマイクロビッカースで
約500程度と硬く、相手材が軟質軽合金材の場合には
相手摺動面を摩耗させることが多い。またカーボン繊維
の方向性によって、その摺動性能が異なることからシー
ルリングの材料への添加は避けたい。さらに、成型時の
樹脂の流動性をも阻害する。従って、本発明ではカーボ
ン繊維の添加を避けることで樹脂の流動性が高まり製造
が容易であり、かつ、PEEK及び/又はPENにセリ
サイトを添加するのみで、良好なオイルシールがえられ
ている。
【0008】本発明の材料による摺動シール部材は、良
好なシール性を活かすため、基材として熱可塑性、耐熱
性樹脂であるPEEK及び/又はPENを用い、摩擦特
性を良くするため充填材としてセリサイトを用いてい
る。セリサイトのPEEK材及び/又はPEN材への混
合比は重量%で全重量(セリサイト+PEEK及び/又
はPEN)の20〜35%が良く、特に30%が、自己
摩耗、相手材アルミ合金(例えばADC−12Z材)の
摩耗も少なく摩擦係数が小さいことが特徴である。
好なシール性を活かすため、基材として熱可塑性、耐熱
性樹脂であるPEEK及び/又はPENを用い、摩擦特
性を良くするため充填材としてセリサイトを用いてい
る。セリサイトのPEEK材及び/又はPEN材への混
合比は重量%で全重量(セリサイト+PEEK及び/又
はPEN)の20〜35%が良く、特に30%が、自己
摩耗、相手材アルミ合金(例えばADC−12Z材)の
摩耗も少なく摩擦係数が小さいことが特徴である。
【0009】セリサイトは325メッシュ以下、平均粒
径約10μのものを用い、各々秤量後混合攪拌し、常法
により押し出し機にかけてペレットとし、ペレットを射
出成形して目的とするシールリングをえる。
径約10μのものを用い、各々秤量後混合攪拌し、常法
により押し出し機にかけてペレットとし、ペレットを射
出成形して目的とするシールリングをえる。
【0010】以下に実施例を示して本発明を具体的に説
明する。PEEK基材又はPEN基材に325メッシュ
以下、平均粒径約10μのセリサイトを各々秤量後添
加、混合、攪拌し、押出機にかけてペレットを作成し
た。本発明材の摺動特性(耐摩耗性、摩擦係数)を従来
材のそれと測定比較するため、射出成形機を利用して外
径φ55m/m 、内径φ50m/m 、巾3m/m のリング状素
材を成形し、巾寸法3m/m を研磨機を用いて削り2.5m/
m に仕上げて摺動特性比較試験片とした。
明する。PEEK基材又はPEN基材に325メッシュ
以下、平均粒径約10μのセリサイトを各々秤量後添
加、混合、攪拌し、押出機にかけてペレットを作成し
た。本発明材の摺動特性(耐摩耗性、摩擦係数)を従来
材のそれと測定比較するため、射出成形機を利用して外
径φ55m/m 、内径φ50m/m 、巾3m/m のリング状素
材を成形し、巾寸法3m/m を研磨機を用いて削り2.5m/
m に仕上げて摺動特性比較試験片とした。
【0011】本発明材と比べた比較技術材は、PTFE
を基材とし、住友化学社の銘柄スミカスーパーE101
材を30%添加した材、PTFE基材に、カーボンファ
イバー10%及びブロンズ粉35%を添加した材及びP
EEK基材又はPEN基材にカーボンファイバーとPT
FE粉をそれぞれ15%添加した材であり、それより夫
々前述の寸法の試験片を製作し、摩耗摺動特性を測定し
た。テスト条件を表1に示す。
を基材とし、住友化学社の銘柄スミカスーパーE101
材を30%添加した材、PTFE基材に、カーボンファ
イバー10%及びブロンズ粉35%を添加した材及びP
EEK基材又はPEN基材にカーボンファイバーとPT
FE粉をそれぞれ15%添加した材であり、それより夫
々前述の寸法の試験片を製作し、摩耗摺動特性を測定し
た。テスト条件を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】相手摺動部材は、JISのADC−12Z
とし、摺動面を約Rz6μmに旋削加工して用いた。その
試験片の寸法形状は外径φ80m/m 、厚さ10m/m と
し、中央にATFを摺動面に導入するため穴φ20m/m
が加工されている。
とし、摺動面を約Rz6μmに旋削加工して用いた。その
試験片の寸法形状は外径φ80m/m 、厚さ10m/m と
し、中央にATFを摺動面に導入するため穴φ20m/m
が加工されている。
【0014】本発明材は、射出成形して試験片をえた
が、その成形条件の概要は、金型温度150℃、ノズル
温度400℃、射出圧1500kg/cm2 であった。そし
て本発明でえられた材料の顕微鏡組織を図1及び図2に
示す(夫々100倍)。白い部分が基材のPEEK及び
PENであり、灰色の部分が低摩擦を維持するためのセ
リサイト充填材である。
が、その成形条件の概要は、金型温度150℃、ノズル
温度400℃、射出圧1500kg/cm2 であった。そし
て本発明でえられた材料の顕微鏡組織を図1及び図2に
示す(夫々100倍)。白い部分が基材のPEEK及び
PENであり、灰色の部分が低摩擦を維持するためのセ
リサイト充填材である。
【0015】図3に摩耗試験機の要部を示す。ステータ
ホルダ1に直径80mm、厚さ10mmのAl合金(ADC−
12Z)製の円板2が着脱可能に固設されており、裏側
から注油孔3を通して円板2の中央に注油される。図示
しない油圧装置によってステータホルダ1には図におい
て右方へ向けて所定圧力で押圧力が掛るようにしてあ
る。回転軸6に固定された試験片ホルダ4には外径55
mm、内径50mm、巾2.5mmのリング状試験片5が取外し
可能に固設され、試験片の一方の端面がADC−12Z
製円板2に圧接し、図示しない駆動装置によって試験片
ホルダ4に回転を与えることにより、試験片が設定速度
で摺動回転をする。
ホルダ1に直径80mm、厚さ10mmのAl合金(ADC−
12Z)製の円板2が着脱可能に固設されており、裏側
から注油孔3を通して円板2の中央に注油される。図示
しない油圧装置によってステータホルダ1には図におい
て右方へ向けて所定圧力で押圧力が掛るようにしてあ
る。回転軸6に固定された試験片ホルダ4には外径55
mm、内径50mm、巾2.5mmのリング状試験片5が取外し
可能に固設され、試験片の一方の端面がADC−12Z
製円板2に圧接し、図示しない駆動装置によって試験片
ホルダ4に回転を与えることにより、試験片が設定速度
で摺動回転をする。
【0016】上述試験機を用い、比較樹脂材A、A′、
B及びCの4種類の材料及び表2及び表3に示したDか
らO迄の12種類の材料により製作された試験片につい
て、次の条件で試験を行った。油圧装置によりステータ
ホルダ1に面圧12kg/cm2を負荷し、円板2と試験片
5とが設定接触圧で圧接しながら摺動するようにしてお
いて、注油孔3を通して油温80℃のATFを毎分20
0cc給油しながら相対速度2m/sで7.2kmの摩擦距離
を摺動させた。所定距離を摺動させた後、円板2および
試験片5を取外して、試験片5については摩耗による幅
寸法(すなわち高さ寸法)の減少を、円板2については
摩耗によって生じた環状の溝状摩耗痕の半径方向断面積
を測定した。
B及びCの4種類の材料及び表2及び表3に示したDか
らO迄の12種類の材料により製作された試験片につい
て、次の条件で試験を行った。油圧装置によりステータ
ホルダ1に面圧12kg/cm2を負荷し、円板2と試験片
5とが設定接触圧で圧接しながら摺動するようにしてお
いて、注油孔3を通して油温80℃のATFを毎分20
0cc給油しながら相対速度2m/sで7.2kmの摩擦距離
を摺動させた。所定距離を摺動させた後、円板2および
試験片5を取外して、試験片5については摩耗による幅
寸法(すなわち高さ寸法)の減少を、円板2については
摩耗によって生じた環状の溝状摩耗痕の半径方向断面積
を測定した。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】PEEKを基材として用いた場合(表2)
の試験結果を図4及び図5に示す。図4はADC−12
Z材を相手材とし、A、B及びCの比較樹脂材と本発明
D材とを比べたものである。本発明D材に比べ、比較樹
脂材はいずれもADC−12Z材の摩耗が多いことが判
る。ここでA材はPEEK基材にカーボンファイバーと
PTFEとを夫々15%充填、射出成形した材であり、
B材はPTFE基材にカーボンファイバー10%及びブ
ロンズ粉30%を充填した材であり、C材はPTFE基
材に住友化学のスミカスーパーE101材を30%充填
した材である。
の試験結果を図4及び図5に示す。図4はADC−12
Z材を相手材とし、A、B及びCの比較樹脂材と本発明
D材とを比べたものである。本発明D材に比べ、比較樹
脂材はいずれもADC−12Z材の摩耗が多いことが判
る。ここでA材はPEEK基材にカーボンファイバーと
PTFEとを夫々15%充填、射出成形した材であり、
B材はPTFE基材にカーボンファイバー10%及びブ
ロンズ粉30%を充填した材であり、C材はPTFE基
材に住友化学のスミカスーパーE101材を30%充填
した材である。
【0020】又、PENを基材として用いた場合(表
3)の結果を図6及び図7に示す。図6はADC−12
Z材を相手材とし、比較樹脂材A′、B及びCと本発明
J材を比べたものである。本発明J材に比べ、比較樹脂
材はいずれもADC−12Z材の摩耗が多いことが判
る。ここで、A′材はPEN基材にカーボンファイバー
とPTFEとを夫々15%混合、射出成形した材であ
り、B及びC材は夫々前記した材である。
3)の結果を図6及び図7に示す。図6はADC−12
Z材を相手材とし、比較樹脂材A′、B及びCと本発明
J材を比べたものである。本発明J材に比べ、比較樹脂
材はいずれもADC−12Z材の摩耗が多いことが判
る。ここで、A′材はPEN基材にカーボンファイバー
とPTFEとを夫々15%混合、射出成形した材であ
り、B及びC材は夫々前記した材である。
【0021】図5及び図7は、本発明材のPEEK又は
PENとセリサイトとの混合材において、最良の摺動特
性をえるための混合比を判定するために行われた耐摩耗
テスト結果を示すグラフ図であり、使用したPEEK又
はPENとセリサイトとの混合比は表2又は表3に示し
たものである。尚、成形材料の強度を表わすため表2及
び表3に引張破断強度値も併せ記載した。
PENとセリサイトとの混合材において、最良の摺動特
性をえるための混合比を判定するために行われた耐摩耗
テスト結果を示すグラフ図であり、使用したPEEK又
はPENとセリサイトとの混合比は表2又は表3に示し
たものである。尚、成形材料の強度を表わすため表2及
び表3に引張破断強度値も併せ記載した。
【0022】図4乃至図7において、図の上半部に試験
片の7.2km当りの摩耗量(ミクロン)を示し、下半部に
各試験片による円板の7.2km当りの摩耗痕の平均摩耗深
さを定性的に比較して示している。図より判るように、
従来使用されているPTFE基材にカーボンブラック及
びブロンズ粉を充填した材や、PTFE基材にスミカス
ーパーE101材を充填した材の試験片B及びCは、自
己の摩耗が大きいうえ、相手のADC−12Z材を摩耗
させることも大である。PEEK基材又はPEN基材に
カーボンブラックとPTFEとを充填したA又はA′材
は、自己摩耗は本発明材と同程度であるが、相手材AD
C−12Zを大きく摩耗させることが判明した。
片の7.2km当りの摩耗量(ミクロン)を示し、下半部に
各試験片による円板の7.2km当りの摩耗痕の平均摩耗深
さを定性的に比較して示している。図より判るように、
従来使用されているPTFE基材にカーボンブラック及
びブロンズ粉を充填した材や、PTFE基材にスミカス
ーパーE101材を充填した材の試験片B及びCは、自
己の摩耗が大きいうえ、相手のADC−12Z材を摩耗
させることも大である。PEEK基材又はPEN基材に
カーボンブラックとPTFEとを充填したA又はA′材
は、自己摩耗は本発明材と同程度であるが、相手材AD
C−12Zを大きく摩耗させることが判明した。
【0023】セリサイトの充填量とADC−12Z材と
の摩耗相関性においては、セリサイト添加量が全量に対
し20%を割ると摩耗相関性が悪化し、材料組成として
好ましくなく、セリサイト量が35%以上になると引張
り破断強度も劣化し、摺動面よりセリサイトの脱落を生
じ、摩耗相関性の悪化をまねく結果を生じた。
の摩耗相関性においては、セリサイト添加量が全量に対
し20%を割ると摩耗相関性が悪化し、材料組成として
好ましくなく、セリサイト量が35%以上になると引張
り破断強度も劣化し、摺動面よりセリサイトの脱落を生
じ、摩耗相関性の悪化をまねく結果を生じた。
【0024】前記の結果より、PEEK基材及び/又は
PEN基材に350メッシュ以下のセリサイトを重量比
で全重量に対し約30%充填した材料が摺動特性が最良
であることが判った。セリサイトは軟かく、金属材料の
中でも軟質なAl合金材を損傷させず、摩擦係数も低いこ
とが判明した。更にAT用の回転軸シールリングへの適
用を考え、本発明によるD材を外径52m/m 、巾2.3m/
m 、厚さ2.3m/m のシールリングに加工し、図8に示す
試験機によりシール性の経時劣化とADC−12Z製軸
との耐摩耗性を試験した。
PEN基材に350メッシュ以下のセリサイトを重量比
で全重量に対し約30%充填した材料が摺動特性が最良
であることが判った。セリサイトは軟かく、金属材料の
中でも軟質なAl合金材を損傷させず、摩擦係数も低いこ
とが判明した。更にAT用の回転軸シールリングへの適
用を考え、本発明によるD材を外径52m/m 、巾2.3m/
m 、厚さ2.3m/m のシールリングに加工し、図8に示す
試験機によりシール性の経時劣化とADC−12Z製軸
との耐摩耗性を試験した。
【0025】図8に試験機の要部を示す。ADC−12
Z製の回転軸7の周囲に加工されたリング溝8に接した
状態で、軸シールリング9、10が嵌合されており、シ
ールリング9、10の外周面は炭素鋼(S45C)製ケ
ーシング11に接触し、回転軸7の回転に伴い、ケーシ
ング11の内面を摺動する。ケーシング11の側面には
油圧計12を有する潤滑作動油供給管13が取付けられ
ており、ケーシング11の底面にはシールリングから漏
れた油を排出する排出管14がバルブ15を介して取付
けられており、排出管14の下方には、排出管14の下
端開口より落ちる油を受けられるようにメスシリンダ1
6が置かれ、この中に溜った油の量を測定できるように
なっている。試験はAT用ミッションオイルを使用し、
軸回転数2,000rpm 、油圧12kg/cm2 で50時間の
耐久試験を行った。
Z製の回転軸7の周囲に加工されたリング溝8に接した
状態で、軸シールリング9、10が嵌合されており、シ
ールリング9、10の外周面は炭素鋼(S45C)製ケ
ーシング11に接触し、回転軸7の回転に伴い、ケーシ
ング11の内面を摺動する。ケーシング11の側面には
油圧計12を有する潤滑作動油供給管13が取付けられ
ており、ケーシング11の底面にはシールリングから漏
れた油を排出する排出管14がバルブ15を介して取付
けられており、排出管14の下方には、排出管14の下
端開口より落ちる油を受けられるようにメスシリンダ1
6が置かれ、この中に溜った油の量を測定できるように
なっている。試験はAT用ミッションオイルを使用し、
軸回転数2,000rpm 、油圧12kg/cm2 で50時間の
耐久試験を行った。
【0026】耐久試験後で実施した油温変化とオイル洩
れの測定結果が図9に示されている。図9は、表2の符
号Dの本発明の材料で作られたシールリングを装着して
行ったオイル洩れ試験結果を、前記B材で製造したシー
ルリング及び従来の鋳鉄製カギシールリングのそれと対
比して示した図である。本発明D材によるシールリング
は、B材によるシールリングに比べ、100cc/分以下
と安定したシール性を示し、油温変化による影響をうけ
がたい性能を示している。また鋳鉄製カギシールリング
は油温変化(即ち油の粘度低下)に伴いシール性が悪化
している。
れの測定結果が図9に示されている。図9は、表2の符
号Dの本発明の材料で作られたシールリングを装着して
行ったオイル洩れ試験結果を、前記B材で製造したシー
ルリング及び従来の鋳鉄製カギシールリングのそれと対
比して示した図である。本発明D材によるシールリング
は、B材によるシールリングに比べ、100cc/分以下
と安定したシール性を示し、油温変化による影響をうけ
がたい性能を示している。また鋳鉄製カギシールリング
は油温変化(即ち油の粘度低下)に伴いシール性が悪化
している。
【0027】油温120℃での耐久試験におけるADC
−12Z製軸壁及びリングの摩耗性を比べた結果を図1
0に示したが、本発明D材の自己摩耗(リングの巾摩
耗)並びにADC−12Z製軸壁(リング側面とのシー
ル面)の摩耗も鋳鉄リングと同等の良い結果がえられて
おり、摩耗試験でえられた結果を立証している。
−12Z製軸壁及びリングの摩耗性を比べた結果を図1
0に示したが、本発明D材の自己摩耗(リングの巾摩
耗)並びにADC−12Z製軸壁(リング側面とのシー
ル面)の摩耗も鋳鉄リングと同等の良い結果がえられて
おり、摩耗試験でえられた結果を立証している。
【0028】PEN基材に350メッシュ以下のセリサ
イトを全重量に対し30重量%充填した本発明によるJ
材を使用し、前記と同じ耐久試験を行うとともに、オイ
ル漏れを測定した。J材によるシールリングは、PTF
E基材を使用したB材製リングに比べ、100cc/分以
下と安定したシール性を示し、油温変化に影響をうけ
ず、自己及びADC−12Z製軸壁の摩耗も鋳鉄製シー
ルリングと同等の良い結果がえられ、その効果は、本発
明によるPEEK基材にセリサイトを充填したD材によ
るシールリングのそれと同等であった。
イトを全重量に対し30重量%充填した本発明によるJ
材を使用し、前記と同じ耐久試験を行うとともに、オイ
ル漏れを測定した。J材によるシールリングは、PTF
E基材を使用したB材製リングに比べ、100cc/分以
下と安定したシール性を示し、油温変化に影響をうけ
ず、自己及びADC−12Z製軸壁の摩耗も鋳鉄製シー
ルリングと同等の良い結果がえられ、その効果は、本発
明によるPEEK基材にセリサイトを充填したD材によ
るシールリングのそれと同等であった。
【0029】
【発明の効果】PEEK基材及び/又はPEN基材にセ
リサイトを添加混合して成形された本発明による摺動部
材は、良好な耐摩耗性を示し、相手材である軟質軽金属
製の摺動部材を摩耗すること及び自己摩耗の著しく少な
い摺動部材である。
リサイトを添加混合して成形された本発明による摺動部
材は、良好な耐摩耗性を示し、相手材である軟質軽金属
製の摺動部材を摩耗すること及び自己摩耗の著しく少な
い摺動部材である。
【図1】本発明のPEEK基材にセリサイトを充填した
場合の組織を示す顕微鏡組織写真である(×100)。
場合の組織を示す顕微鏡組織写真である(×100)。
【図2】本発明のPEN基材にセリサイトを充填した場
合の組織を示す顕微鏡組織写真である(×100)。
合の組織を示す顕微鏡組織写真である(×100)。
【図3】摩耗試験機の要部を示す一部断面を含む側面図
である。
である。
【図4】比較樹脂材と本発明のPEEK基材を用いたD
材の摩耗相関性を示すグラフ図である。
材の摩耗相関性を示すグラフ図である。
【図5】本発明材のセリサイトの適量を絞るために実施
したPEEKを基材とした場合の摩耗相関性を示すグラ
フ図である。
したPEEKを基材とした場合の摩耗相関性を示すグラ
フ図である。
【図6】比較樹脂材と本発明のPEN基材を用いたJ材
の摩耗相関性を示すグラフ図である。
の摩耗相関性を示すグラフ図である。
【図7】本発明材のセリサイトの適量を絞るために実施
したPENを基材とした場合の摩耗相関性を示すグラフ
図である。
したPENを基材とした場合の摩耗相関性を示すグラフ
図である。
【図8】油漏れ試験機の要部を示す断面図である。
【図9】本発明D材と従来材とにより作られたシールリ
ングの油漏れ試験結果を対比して示すグラフ図である。
ングの油漏れ試験結果を対比して示すグラフ図である。
【図10】図8の試験機を用いて50時間の耐久テスト
を実施し、本発明D材と従来技術のシールリング自己摩
耗と、ADC−12Z軸溝摩耗を示すグラフ図である。
を実施し、本発明D材と従来技術のシールリング自己摩
耗と、ADC−12Z軸溝摩耗を示すグラフ図である。
1 ADC−12Z材ステーターホールダー 2 ADC−12Zステーター 3 注油口 4 試験片ホルダ 5 試験片 6 回転軸 7 回転軸 8 リング溝 9、10 シールリング 11 ケーシング 12 油圧計 13 油供給管 14 漏油排出管 15 バルブ 16 メスシリンダ
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 軟質軽金属製部材に摺接し、摺接面での
油のシールを行なう摺動部シール部材であって、該部材
がポリエーテル・エーテルケトン樹脂及び/又はポリエ
ーテルニトリル樹脂とセリサイトよりなり、セリサイト
を全重量の20〜35%添加したことを特徴とする摺動
部材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31950794A JP3587894B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 軟質軽金属用摺動部材 |
DE19621787A DE19621787C2 (de) | 1994-11-30 | 1996-05-30 | Gleit- und Dichtmaterial für Leichtmetallmaterial |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31950794A JP3587894B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 軟質軽金属用摺動部材 |
US08/654,590 US5750266A (en) | 1994-11-30 | 1996-05-29 | Sliding material for light metal materials |
DE19621787A DE19621787C2 (de) | 1994-11-30 | 1996-05-30 | Gleit- und Dichtmaterial für Leichtmetallmaterial |
GB9611220A GB2313600B (en) | 1994-11-30 | 1996-05-30 | Sliding material for use with light metal materials |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159292A true JPH08159292A (ja) | 1996-06-21 |
JP3587894B2 JP3587894B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=27438376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31950794A Expired - Fee Related JP3587894B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 軟質軽金属用摺動部材 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3587894B2 (ja) |
DE (1) | DE19621787C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020036129A1 (ja) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | Nok株式会社 | ポリエーテルエーテルケトンを含有する樹脂組成物およびシールリング |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070090606A1 (en) * | 2005-10-20 | 2007-04-26 | Raytheon Company, A Corporation Of The State Of Delaware | Low wear piston sleeve |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP31950794A patent/JP3587894B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-05-30 DE DE19621787A patent/DE19621787C2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020036129A1 (ja) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | Nok株式会社 | ポリエーテルエーテルケトンを含有する樹脂組成物およびシールリング |
JPWO2020036129A1 (ja) * | 2018-08-14 | 2020-12-17 | Nok株式会社 | ポリエーテルエーテルケトンを含有する樹脂組成物およびシールリング |
US20210079214A1 (en) * | 2018-08-14 | 2021-03-18 | Nok Corporation | Polyetheretherketone-containing resin composition and seal ring |
US11597836B2 (en) | 2018-08-14 | 2023-03-07 | Nok Corporation | Polyetheretherketone-containing resin composition and seal ring |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3587894B2 (ja) | 2004-11-10 |
DE19621787C2 (de) | 2001-07-26 |
DE19621787A1 (de) | 1997-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070021547A1 (en) | Resin compositions with a low coefficient of thermal expansion and articles therefrom | |
US5836589A (en) | Sliding member for use with lightweight metal | |
US4098515A (en) | Abrasion resisting material and use of the same | |
JPH07268126A (ja) | 潤滑性樹脂組成物 | |
JPH10169782A (ja) | 回転シールリング及び流体シール装置 | |
CN111989511A (zh) | 活塞环以及压缩机 | |
KR20030051395A (ko) | 슬라이드 부재 | |
JP3226991B2 (ja) | オイルシールリング | |
KR100479797B1 (ko) | 불소수지조성물및스위블조인트용시일 | |
JPH09100919A (ja) | シールリング | |
JPH08159292A (ja) | 軟質軽金属用摺動部材 | |
JPH05239440A (ja) | シール装置 | |
JPH03292366A (ja) | 耐摩耗性樹脂組成物 | |
JPH07179846A (ja) | オイルシールリング | |
JP3382286B2 (ja) | 油圧シールリング | |
JP2831541B2 (ja) | 摺動シール組成物 | |
CN101747570B (zh) | 滑动部件及密封装置 | |
JPH02245085A (ja) | 摺動部品材料 | |
JP2006176544A (ja) | ポリテトラフルオロエチレン樹脂組成物 | |
JP2002022019A (ja) | シール材料、それを用いたシール部材およびそれを用いたシール | |
US5750266A (en) | Sliding material for light metal materials | |
WO2021117600A1 (ja) | シールリング | |
JP2007016173A (ja) | シール材 | |
JPH0841266A (ja) | 摺動部材用ふっ素樹脂組成物 | |
JPS581740A (ja) | 摺動部品材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040811 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |