JPH08158850A - 自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置 - Google Patents

自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置

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JPH08158850A
JPH08158850A JP29723794A JP29723794A JPH08158850A JP H08158850 A JPH08158850 A JP H08158850A JP 29723794 A JP29723794 A JP 29723794A JP 29723794 A JP29723794 A JP 29723794A JP H08158850 A JPH08158850 A JP H08158850A
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JP
Japan
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oil
engine
filter
motorcycle
oil filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP29723794A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nishikawa
雅宏 西河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンをコンパクト化でき、エキゾーストパ
イプの配置レイアウトの自由度を増すと共に、着脱性を
向上させた自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置
を提供するにある。 【構成】クランクケース5の前下部に潤滑オイルの出入
口29,30を配置したエンジン1を有する自動二輪車
において、上記オイル出入口29,30に、潤滑オイル
の流れを車体軸31の右方向に直角に屈曲させるオイル
通路33,34を備えたフィルタ取付けホルダ32を取
付け、このフィルタ取付けホルダ32にオイル冷却装置
28とオイルフィルタ23とを同軸上に着脱自在に取り
付けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車用エンジンの
オイルフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンは内部に多くの摺動部や回転部
を有するため、潤滑装置を用いて各部にオイルを供給
し、オイルの働きにより各部の摩擦抵抗を減らし、エン
ジンの機能を充分に発揮させるようになっている。
【0003】例えば、ウェットサンプ方式を採用する潤
滑装置のオイルの流れは、まずエンジンのクランクケー
ス下部に設けられたオイルパンに貯留されるオイルが、
オイルポンプで吸い上げられる。
【0004】吸い上げられたオイルは、オイルフィルタ
で瀘過されてオイル通路等を経由してエンジン内各潤滑
部に送られる。
【0005】そして、オイルはエンジン内各部を潤滑し
た後、自然落下したり、再びオイル通路等を経由してオ
イルパンに戻ってくる。
【0006】オイルフィルタとしては、エンジンの外部
に着脱自在に取付可能なカートリッジ式のオイルフィル
タが、そのメンテナンス性の良さから多用されており、
規定の走行距離または時期がきたら交換されるようにな
っている。
【0007】ところで、自動二輪車には、図4に示すよ
うに、エンジンENのクランクケースCC前下部で、エ
ンジンENとエキゾーストパイプEPとの間の空間にカ
ートリッジ式オイルフィルタOFを配置した物が多い。
これによれば、ライダの足置場所およびバンク角の確保
が容易であるというメリットがある。
【0008】そして、オイルフィルタOFは、図の矢印
が示すように、車両の前後方向に着脱する形式を採用す
るのが一般的であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オイル
フィルタを車両の前後方向に着脱する配置形式の場合、
その縦長の外形を有する構造からオイルフィルタが車両
の前方向に突出するため、エキゾーストパイプをオイル
フィルタに干渉しないよう配置する必要がある。その結
果、エキゾーストパイプの配置レイアウトが制限された
り、また、エキゾーストパイプの一部が車体の幅方向に
屈曲されることがあり、排気抵抗が増える虞がある。
【0010】さらに、オイルフィルタの着脱性を良くす
るためにエンジンとエキゾーストパイプとの間にある程
度の空間を形成する必要がある。その結果、エキゾース
トパイプを含めたエンジンの前後寸法が増大し、コンパ
クト性が損なわれる。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、エンジンをコンパクト化でき、エキゾーストパ
イプの配置レイアウトの自由度を増すと共に、着脱性を
向上させた自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
用エンジンのオイルフィルタ装置は、上述した課題を解
決するために、請求項1に記載したように、クランクケ
ースの前下部に潤滑オイルの出入口を配置したエンジン
を有する自動二輪車において、上記オイル出入口に、潤
滑オイルの流れを車体軸の右方向に直角に屈曲させるオ
イル通路を備えたフィルタ取付けホルダを取付け、この
フィルタ取付けホルダにオイル冷却装置とオイルフィル
タとを同軸上に着脱自在に取り付けたものである。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、クラン
クケースの前下部に潤滑オイルの出入口を配置したエン
ジンを有する自動二輪車の上記オイル出入口に、潤滑オ
イルの流れを車体軸の右方向に直角に屈曲させるオイル
通路を備えたフィルタ取付けホルダを取付け、このフィ
ルタ取付けホルダにオイル冷却装置とオイルフィルタと
を同軸上に着脱自在に取り付けたため、上記エンジンの
前後寸法が縮小され、上記エンジンをコンパクト化でき
ると共に、上記エンジン前方に設けられたエキゾースト
パイプが上記オイルフィルタの着脱に干渉しなくなるの
で、上記エキゾーストパイプの配置レイアウトの自由度
が増すと共に、上記オイルフィルタの着脱性も向上す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は、この発明を適用した自動二輪車用
水冷4サイクル並列4気筒エンジンの一例を示す右側面
図である。また、図2はこのエンジンの左側面から見た
縦断面図であり、図3は図1のIII −III 線に沿う断面
図である。
【0016】図1〜図3に示すように、エンジン1は主
にシリンダヘッドカバー2、シリンダヘッド3、シリン
ダブロック4、そしてクランクケース5からその外形が
構成される。また、クランクケース5は例えばアッパー
クランクケース5aと、センタークランクケース5b
と、ロアークランクケース5cとから構成される。
【0017】クランクケース5内にはクランクシャフト
6が車体の幅方向に配置される。クランクシャフト6に
はクランクピン7を介してコンロッド8の大端部8aが
連結される。また、コンロッド8の小端部8bには、ピ
ストンピン9を介してピストン10が連結される。
【0018】ピストン10はシリンダブロック4内に摺
動自在に収納される。また、シリンダヘッド3とピスト
ン10との間の空間には燃焼室11が形成され、その中
央部には外方から点火プラグ12が装着される。
【0019】ピストン10の往復ストロークはクランク
シャフト6により回転運動に変換され、クランクシャフ
ト6の一端に設けられた図示しないプライマリードライ
ブギヤから図示しないクラッチ機構を介してミッション
機構13のカウンターシャフト14およびドライブシャ
フト15に伝達される。
【0020】シリンダヘッド3内には、カムシャフト1
6や吸・排気バルブ17等から構成される動弁装置18
が設けられる。また、シリンダヘッド3の前部からはエ
キゾーストパイプ19が延設され、このエキゾーストパ
イプ19は一旦下方に延びた後、クランクケース5前方
下部で車体後方に向かって折曲される。なお、シリンダ
ヘッド3の上部はシリンダヘッドカバー2により塞がれ
る。
【0021】このエンジン1にはエンジン潤滑装置20
が備えられる。エンジン潤滑装置20は、主にロアーク
ランクケース5c下部に設けられたオイルパン21内に
貯留される潤滑オイルを汲上げるオイルポンプ22と、
潤滑オイルを瀘過するオイルフィルタ23と、オイルポ
ンプ22とオイルフィルタ23およびオイルフィルタ2
3とクランクシャフト6や動弁装置、ミッション機構等
のエンジン1内各部とを接続する複数のオイル通路24
〜26とから構成される。なお、符号27はストレイナ
であり、オイルポンプ22に汲上げられる潤滑オイル中
の比較的大きな異物を除去するものである。また、この
エンジン1には高温になる潤滑オイルを冷却するオイル
冷却装置であるオイルクーラ28も備えられる。
【0022】図2および図3に示すように、エンジン1
の前下部、すなわちロアークランクケース5cの前部に
はオイル入口29およびオイル出口30が並設される。
オイルポンプ22からは、エンジン1の前方に向かって
車体の前後方向に延びる車体軸31と平行に第1オイル
通路24が延設され、オイル出口30に接続される。ま
た、オイル入口29には第2オイル通路25が接続さ
れ、この第2オイル通路25はロアークランクケース5
cの前部からエンジン1の後方に向かって車体の前後方
向に延びる車体軸31と平行に、かつ、第1オイル通路
24に隣接して延設される。一方、第1および第2オイ
ル通路24,25の上方には第3オイル通路26が車体
の幅方向に延設され、この第3オイル通路26に第2オ
イル通路25の後端部が接続される。また、この第3オ
イル通路26から図示しない複数のオイル通路がエンジ
ン1内各部に延設される。
【0023】ロアークランクケース5c前部に設けられ
たオイル入口29およびオイル出口30にはフィルタ取
付けホルダ32が図示しないボルト等で取付けられる。
フィルタ取付けホルダ32内にはオイルの流れを車体軸
31の右方向に直角に屈曲させる第4および第5オイル
通路33,34が形成され、第1オイル通路24には第
4オイル通路33が、第2オイル通路25には第5オイ
ル通路34がそれぞれ接続される。
【0024】フィルタ取付けホルダ32の右側面には車
体軸31と平行にクーラ取付部35が形成され、このク
ーラ取付部35に水冷式オイルクーラ28が取り付けら
れる。そして、このオイルクーラ28にカートリッジ式
のオイルフィルタ23が取り付けられる。なお、オイル
クーラ28とオイルフィルタ23とは同軸上に配置され
る。また、オイルクーラ28は必ずしも必要でない。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】ロアークランクケース5cの前下部に潤滑
オイルの出入口29,30を配置し、このオイル出入口
29,30に潤滑オイルの流れを車体軸31に直角に屈
曲させる第4および第5オイル通路33,34を形成し
たフィルタ取付けホルダ32を設けることにより、オイ
ルフィルタ23は車体の幅方向に着脱可能となる。その
結果、縦長の外形を有するオイルフィルタ23が横向き
に配置されるので、クランクケース5の前後長が短縮さ
れ、エンジン1のコンパクト化が可能となる。また、オ
イルフィルタ23の着脱にエキゾーストパイプ19が干
渉しなくなるため、エキゾーストパイプ19の配置レイ
アウトの自由度が増す。
【0027】さらに、フィルタ取付けホルダ32は、車
体軸31の右方向に屈曲されるため、例えば自動二輪車
を図示しないサイドスタンドで立たせた場合、第4およ
び第5オイル通路33,34の開口が斜め上方を向くこ
とになり、潤滑オイルが零れ出すことがなく、また、オ
イルフィルタ23の着脱も容易になる。
【0028】そして、縦長のオイルフィルタ23を横向
きに配置するので、オイルクーラ28とオイルフィルタ
23とを同軸上に配置してもクランクケース5の前後長
が延びず、エンジン1が大型化することはない。
【0029】そしてまた、フィルタ取付けホルダ32は
ロアークランクケース5cと別体に形成されるため、従
来機種に容易に取付け可能となり、コストの上昇を抑え
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置によれば、クラ
ンクケースの前下部に潤滑オイルの出入口を配置したエ
ンジンを有する自動二輪車において、上記オイル出入口
に、潤滑オイルの流れを車体軸の右方向に直角に屈曲さ
せるオイル通路を備えたフィルタ取付けホルダを取付
け、このフィルタ取付けホルダにオイル冷却装置とオイ
ルフィルタとを同軸上に着脱自在に取り付けたため、上
記エンジンの前後寸法が縮小され、上記エンジンをコン
パクト化できると共に、上記エンジン前方に設けられた
エキゾーストパイプが上記オイルフィルタの着脱に干渉
しなくなるので、上記エキゾーストパイプの配置レイア
ウトの自由度が増すと共に、上記オイルフィルタの着脱
性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車用エンジンのオイルフ
ィルタ装置の一実施例を示す自動二輪車用水冷4サイク
ル並列4気筒エンジンの右側面図。
【図2】図1に示すエンジンの左側面から見た縦断面
図。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】従来のオイルフィルタの取付け状態を示すエン
ジンの右側面図。
【符号の説明】
1 エンジン 5 クランクケース 19 エキゾーストパイプ 20 エンジン潤滑装置 23 オイルフィルタ 28 オイルクーラ(オイル冷却装置) 29 オイル入口 30 オイル出口 31 車体軸 24 第1オイル通路 25 第2オイル通路 26 第3オイル通路 32 フィルタ取付けホルダ 33 第4オイル通路 34 第5オイル通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースの前下部に潤滑オイルの
    出入口を配置したエンジンを有する自動二輪車におい
    て、上記オイル出入口に、潤滑オイルの流れを車体軸の
    右方向に直角に屈曲させるオイル通路を備えたフィルタ
    取付けホルダを取付け、このフィルタ取付けホルダにオ
    イル冷却装置とオイルフィルタとを同軸上に着脱自在に
    取り付けたことを特徴とする自動二輪車用エンジンのオ
    イルフィルタ装置。
JP29723794A 1994-11-30 1994-11-30 自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置 Pending JPH08158850A (ja)

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JP29723794A JPH08158850A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置

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JP29723794A JPH08158850A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置

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JPH08158850A true JPH08158850A (ja) 1996-06-18

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ID=17843948

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JP29723794A Pending JPH08158850A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 自動二輪車用エンジンのオイルフィルタ装置

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JP (1) JPH08158850A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757261A1 (fr) * 1996-12-18 1998-06-19 Valeo Thermique Moteur Sa Echangeur de chaleur a lames avec filtre integre pour le refroidissement d'huile
JP2001227317A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Suzuki Motor Corp 4サイクルエンジンの潤滑装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2757261A1 (fr) * 1996-12-18 1998-06-19 Valeo Thermique Moteur Sa Echangeur de chaleur a lames avec filtre integre pour le refroidissement d'huile
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