JPH0815870B2 - 全油圧式パワ−ステアリング装置の制御方法 - Google Patents

全油圧式パワ−ステアリング装置の制御方法

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JPH0815870B2
JPH0815870B2 JP5493187A JP5493187A JPH0815870B2 JP H0815870 B2 JPH0815870 B2 JP H0815870B2 JP 5493187 A JP5493187 A JP 5493187A JP 5493187 A JP5493187 A JP 5493187A JP H0815870 B2 JPH0815870 B2 JP H0815870B2
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steering
power steering
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JP5493187A
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文博 清遠
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、全油圧式パワーステアリング装置の制御方
法に係り、詳しくは油圧ポンプ用電動モータの制御方法
に関する。
(従来の技術) 従来、フォークリフトのような産業車両に用いられる
パワーステアリング装置としては、全油圧式パワーステ
アリング装置と電気式パワーステアリング装置とが知ら
れている。前者の全油圧式パワーステアリング装置は、
ハンドル操作に連動してステアリングバルブユニットを
切換操作し、ハンドルの操作量に対応する油量の作動油
をパワーシリンダに供給して操舵輪を油圧操舵する方式
でであり、後者の電気式パワーステアリング装置は、ハ
ンドルを操作したときに発生するトルクを検出し、この
トルク検出値に基づいてサーボモータ等からステアリン
グアシスト力を出力させる方式である。なお、全油圧式
パワーステアリング装置としては、たとえば特開昭60−
261778号公報に開示され、また電気式パワーステアリン
グ装置としては、実開昭62−19477号公報に開示されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述した全油圧式パワーステアリング装置
の場合は、油圧ポンプ駆動用の電動モータを常時駆動し
ておき、ハンドル操作が実際に行なわれたときに油圧ポ
ンプからの吐出油をステアリングバルブユニットを介し
てパワーシリンダに送る方式であることから、ハンドル
操作が行なわれない直進時にも電動モータは駆動された
ままであり、エネルギーを無駄にしているという問題が
ある。一方、電気式パワーステアリング装置の場合は、
ハンドルを回転操作したときに、その操作力により生じ
たトルクを検出し、該検出トルクに対応して電動モータ
を駆動する方式であるから、エネルギーロスの問題がな
いという点において有効である。
従って、このような電気式パワーステアリング装置の
トルク検出方式を前者の全油圧式パワーステアリング装
置に採用することにより電動モータのON・OFFを制御し
て省エネを図ることも可能であるが、その場合には操舵
フィリングが悪くなるという問題がある。すなわち、電
気式パワーステアリング装置の場合は、ハンドルの遊び
の範囲に相当するトルクを越える操舵トルクを検出して
サーボモータを駆動する方式であるから、たとえば走行
中の路面の凹凸によってハンドルが瞬間的に回ったよう
な場合に、これが判定情報として取入れられることがな
いように前記操舵トルクがある時間継続して入力された
場合に限り駆動するように設定したとすると、オペレー
タは操舵初期において相当の重さを感じることになり、
良好な操舵フィーリングが得られなくなる。
そこで本発明は、上述した電動モータの常時駆動によ
るエネルギーロスの問題することができ、しかも操舵フ
ィーリングの良好な全油圧式パワーステアリング装置の
制御方法を提供することを、その目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するための本発明は、ハンドルの回転
操作の有無を判定して油圧ポン用電動モータの回転・停
止を制御する方法であって、ハンドル操作時の回転角速
度を判定情報とし、回転角速度が基準値を越えた場合に
はその回転角速度の大きさに対応する速度で電動モータ
を駆動し、回転角速度が基準値より低い場合にはハンド
ル位置が遊びの領域内では電動モータを停止し、ハンド
ル位置が遊びの領域外では電動モータを低速で駆動する
ようにしたことを要旨とする。
(作用) 従って、油圧ポンプ駆動用の電動モータは、ハンドル
が回転操作されない限り停止状態を保持され、ハンドル
が回転操作された場合には駆動される。そしてその場合
における電動モータの回転速度はハンドルがゆっくり回
されたときは所定の低速度であり、ハンドル回転が速い
ときはその回転速度に対応したものとなる。また、ハン
ドルの回転が瞬間的に生じたときは電動モータは停止状
態を維持する。
(実施例1) 以下、本発明の実施例1を第1図及び第2図に基づい
て具体的に説明する。第1図は全油圧式パワーステアリ
ング装置の油圧回路図であり、図中1はハンドル、2は
ハンドル1によって操作されるステアリングバルブユニ
ットであり、このステアリングバルブユニット2は、具
体的には図示を省略するが、ハンドル1により直接操作
されるロータリバルブと、油圧ポンプ3からロータリバ
ルブを経て送り込まれた作動油のうち、ハンドル1の回
転角に対応する油量の作動油をパワーシリンダ4に供給
するメータリング装置とからなっている。5,6はステア
リングバルブユニット2とパワーシリンダ4とを接続す
る油圧ラインであり、ハンドル1の回転操作時には一方
が作動油供給ラインとなり、他方が作動油戻しラインと
なる。7は油圧ポンプ3からの作動油の吐出ライン、8
はタンク9への戻りラインであり、それら両ライン7,8
間にはリリーフ弁10が設けられている。11はパワーシリ
ンダ4によって操作される操舵輪である。
上述の如き構成の全油圧式パワーステアリング装置に
おいて、前記ハンドル1のステアリングシャフト1aには
ハンドルの位置を検出するための回転型ポテンショメー
タ又はエンコーダ等の回転角検出器12が設置されてお
り、これによりハンドル1の中立位置からの回転変位量
を検出する。13はコントローラであり、回転角検出器12
からの検出信号を入力し、ハンドル1の一周期前の位置
信号と現在の位置信号とから回転角速度を演算し、それ
に基づいて前記油圧ポンプ3を駆動するための電動モー
タ14に出力するようになっている。
つぎに、第2図のフローチャートに基づいて制御作用
を説明する。ステップ1の初期設定を経たのち、ステッ
プ2では回転角検出器12からの検出信号によりハンドル
1の現在の絶対位置(基準位置に対する回転変位量)を
得る。つぎに、ステップ3に進み、ここでは一周期前の
ハンドル位置と現在のハンドル位置とに基づいてハンド
ル1の回転角速度を算出する。つづいて、ステップ4に
進み、算出された回転角速度が予め設定された基準値よ
り大きいか否かを判断する。そして回転角速度が基準値
より大きい場合にはステップ5に進み、その回転角速度
が一定時間継続しているか否かを判断し、継続していれ
ばステップ6に進む。すなわち、回転角速度が基準値よ
り大きく、かつ所定時間継続している場合には操舵要求
があったと判断し、ステップ6に進み、そして電動モー
タ14に対し駆動信号を出力するが、この場合の出力はハ
ンドル1の回転角速度の大きさに対応するヂューテイ比
制御であり、従って電動モータ14の回転速度はハンドル
の回転角速度に比例して増減し、油圧ポンプ3からの吐
出油量は操舵スピードに対応したものが得られ、無駄の
少ないものとなる。
一方、前記ステップ4においてハンドル1の回転角速
度が基準値より小さいと判断された場合にはステップ7
に進み、ここではハンドル1が遊び(全油圧式パワース
テアリング装置では、通常5〜6度に設定されている)
の領域内にあるか否かを判断し、遊びの領域内にあれば
ステップ8に進み、電動モータ14は停止となる。しかし
遊びの領域外であればこのときはハンドル1がゆっくり
回されていると判断し、ステップ9に進み、電動モータ
14に対し最低デューテイ比制御で出力され、駆動モータ
14は一定の低速度で回転される。また、前記ステップ5
において回転角速度が一定時間継続しなかった場合、す
なわち走行中における路面の凹凸等にる振動に原因して
ハンドル1が回転したような場合には、これを操舵要求
でないと判断し、ステップ8に進み、電動モータ14は停
止となる。なお、車両振動によるハンドル1の回転は瞬
間的なものであるから、角速度の継続時間の設定、つま
り車両振動に原因するか否かの判断はハンドル1の遊び
の範囲内で判断することが可能である。
(実施例2) つぎに、本発明の実施例2を第3図及び第4図に基づ
いて説明する。
この実施例は電動モータ14を制御するための入力情報
として、前述の実施例1で説明した回転角検出器12によ
り検出されるハンドル1の回転変位量を入力することに
加え、駆動輪16の回転速度をエンコーダ等の車速検出器
15により検出してこれをコントローラ14に入力するよう
にしたものである。すなわち、この実施例は車速が高い
場合には、たとえハンドル1の回転角速度が大きくても
電動モータ14の出力を抑え、逆に車速が低い場合にはハ
ンドル1の回転角速度が小さくても電動モータ14に対す
る出力を大きくするように制御してハンドル1の回転操
作力の均一化を図ったものである。
従って、この実施例によるときは第4図のフローチャ
ートに示すように、ステップ3として車速検出器15から
の入力により現在の車速を得るとともに、ステップ7に
おいて電動モータ14に対し回転角速度と車速とに対応し
た駆動信号を出力する点において、前述の実施例1と異
なるものであり、その他の各ステップに関しては同様に
機能するものである。このような制御方法によれば、電
動モータ14に対する出力をきめ細かく制御することが可
能となり、省エネを図る上でもより有効となる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、全油圧式パワ
ーステアリング装置において、実際にハンドル操作が行
なわれた場合に限り油圧ポンプ用の電動モータを駆動
し、直進走行時等の非操作時には電動モータを停止状態
に保持しておくことができるので、従来の常時駆動方式
に比較して省エネを図る上できわめて有効である。ま
た、本発明は操舵要求の判定情報としてハンドルの回転
角速度を利用したことにより、路面の凹凸等に原因する
車両振動によるハンドルの瞬時的な回転に関し、これを
操舵要求でないと判断するような制御形態をとったとし
ても、その判断をハンドルの遊びの範囲内で行なうこと
が可能であるから、このことによって操舵フィーリング
が損われることもない。しかも電動モータの回転速度を
ハンドルの回転角速度に応じてデューテイ比制御するの
で、操舵速度に応じた無駄の少ない制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は実施例1の全油
圧パワーステアリング装置とその制御回路図、第2図は
実施例1のフローチャート、第3図は実施例2の全油圧
式パワーステアリング装置とその制御回路図、第4図は
実施例2のフローチャートである。 1……ハンドル 2……ステアリングバルブユニット 3……油圧ポンプ、4……パワーシリンダ 11……操舵輪、12……回転角検出器 13……コントローラ、14……電動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの回転操作の有無を判定して油圧
    ポンプ用電動モータの回転・停止を制御する方法であっ
    て、ハンドル操作時の回転角速度を判定情報とし、回転
    角速度が基準値を越えた場合にはその回転角速度の大き
    さに対応する速度で電動モータを駆動し、回転角速度が
    基準値より低い場合にはハンドル位置が遊びの領域内で
    は電動モータを停止し、ハンドル位置が遊びの領域外で
    は電動モータを低速で駆動するようにした全油圧式パワ
    ーステアリング装置の制御方法。
JP5493187A 1987-03-10 1987-03-10 全油圧式パワ−ステアリング装置の制御方法 Expired - Lifetime JPH0815870B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2816462B2 (ja) * 1992-09-22 1998-10-27 三菱自動車工業株式会社 車両用電動油圧パワーステアリング装置
DE4301581A1 (de) * 1993-01-21 1994-07-28 Still Gmbh Hydraulische Lenkregelung bei einem Elektrofahrzeug
DE4422385C2 (de) * 1994-06-27 1996-05-09 Daimler Benz Ag Hydraulische Servolenkung
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JPH11235982A (ja) * 1997-12-16 1999-08-31 Toyota Autom Loom Works Ltd フォ−クリフトの油圧システム

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