JPH11235982A - フォ−クリフトの油圧システム - Google Patents

フォ−クリフトの油圧システム

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JPH11235982A
JPH11235982A JP10168733A JP16873398A JPH11235982A JP H11235982 A JPH11235982 A JP H11235982A JP 10168733 A JP10168733 A JP 10168733A JP 16873398 A JP16873398 A JP 16873398A JP H11235982 A JPH11235982 A JP H11235982A
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JP
Japan
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handle
tire
hydraulic
steering
angle
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JP10168733A
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English (en)
Inventor
Seiji Nakajima
聖二 中島
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/065Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by specially adapted means for varying pressurised fluid supply based on need, e.g. on-demand, variable assist

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル部のセンサ機構が簡単なフォ−クリ
フトの油圧システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 ハンドル5の軸部6にハンドル角センサ
7を設け、主コントロ−ラ8はこのハンドル角センサ7
から出力されるハンドル5の回転角信号に基づいてハン
ドル5の回転角速度を演算したうえ、その回転角速度に
基づいてモ−タ9を制御し、油圧ポンプ1からその回転
角速度に対応した流量の作動油を吐出させプライオリテ
ィバルブ2とステアリングバルブ3とを介してパワ−ス
テアリングシリンダ4に作動油を供給するとともに、ノ
ブ位置制御コントロ−ラ12はハンドル角センサ7から
の回転角信号とタイヤ角センサ13からのタイヤ角信号
に基づいてソレノイドバルブ14を制御し、ハンドル5
の回転角とタイヤ切れ角とが一致するようにパワ−ステ
アリングシリンダ4に供給される作動油をバイパスさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤをステアリ
ングするパワ−ステアリングシリンダに作動油を供給す
るフォ−クリフトの油圧システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンドルが回転操作されたとき、
パワ−ステアリングシリンダに油圧ポンプから作動油を
供給し、タイヤをステアリングさせるフォ−クリフトの
油圧システムは、ハンドルが回転操作されたときの回転
トルクに対応した信号を出力するトルクセンサと、ハン
ドルの回転角に対応した信号を出力するハンドル角セン
サと、タイヤの切れ角に対応した信号を出力するタイヤ
角センサとが設けられており、トルクセンサからの信号
に基づいた流量の作動油を油圧ポンプから吐出させてパ
ワ−ステアリングするように構成するとともに、ハンド
ル角センサとタイヤ角センサからの信号に基づいてソレ
ノイドバルブを駆動し、ハンドル角に対応した位置にタ
イヤの切れ角を制御するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフォ−クリ
フトの油圧システムは、ハンドルの回転トルクに対応し
た信号を出力するトルクセンサと、ハンドルの回転角に
対応した信号を出力するハンドル角センサとをハンドル
部に取り付ける必要があるため、ハンドル部のセンサ機
構が複雑で高価になるという問題がある。
【0004】そこで本発明では、ハンドル部のセンサ機
構が簡単なフォ−クリフトの油圧システムを提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハン
ドルの回転操作に従って油圧ポンプからタイヤステアリ
ング用のパワ−ステアリングシリンダに作動油を供給す
るフォ−クリフトの油圧システムにおいて、ハンドルの
回転角度に対応した回転角信号を出力するハンドル角セ
ンサと、タイヤの切れ角に対応したタイヤ角信号を出力
するタイヤ角センサと、前記回転角信号に基づいたハン
ドルの回転角速度に対応した流量の作動油を前記油圧ポ
ンプから吐出させるとともに前記回転角信号と前記タイ
ヤ角信号とに基づいて前記パワ−ステアリングシリンダ
に供給する作動油の流量を制御し前記タイヤを前記ハン
ドルの回転角度に対応してステアリングさせる制御手段
とを備えることである。
【0006】請求項1の発明によれば、ハンドルが回転
されたとき、ハンドル角センサから出力された回転角信
号に基づいてハンドルの回転角速度が演算され、この回
転角速度に対応した流量の作動油が油圧ポンプから吐出
されるとともに、回転角信号とタイヤ角信号とに基づい
てパワ−ステアリングシリンダに供給される作動油の流
量が制御され、タイヤがハンドルの回転角度に対応して
ステアリングされる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1のフォ−クリ
フトの油圧システムにおいて、ハンドルが回転操作され
ない状態では油圧ポンプを停止させることである。
【0008】請求項2の発明によれば、ハンドルが回転
操作されない状態では油圧ポンプが停止されるため、油
圧ポンプ駆動用の電力の消費が低減される。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2のフォ
−クリフトの油圧システムにおいて、前記油圧ポンプ
は、前記パワーステアリング用の作動油と荷役用の作動
油とを供給する兼用型とすることである。
【0010】請求項3の発明によれば、油圧ポンプがパ
ワーステアリング用と荷役用とを兼ねるため、パワース
テアリング用と荷役用の2台の油圧ポンプを据え付ける
スペースに比較して油圧ポンプの据え付けスペースを小
さくすることができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は2のフォ
−クリフトの油圧システムにおいて、前記油圧ポンプ
は、前記パワーステアリング用の作動油のみを供給する
ことである。
【0012】請求項4の発明によれば、油圧ポンプがパ
ワーステアリング専用となるため、油圧経路が簡単にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、第1の実施の形態のフォ−クリフトの油
圧システムの構成を示した油圧回路図である。図1に示
すように、フォ−クリフトの油圧システムは、油圧ポン
プ1から供給される作動油をプライオリティバルブ2か
らステアリングバルブ3を介してパワ−ステアリングシ
リンダ(PSシリンダ)4に供給し、ハンドル5の回転
操作に対応してタイヤをパワ−ステアリングさせるとと
もに、プライオリティバルブ2から図示していない荷役
コントロ−ルバルブを介して荷役シリンダに供給し、フ
ォ−ク等の荷役機器を駆動するように構成されたもので
ある。上記プライオリティバルブ2とステアリングバル
ブ3は一般に組み合わせて使用されるもので、その組み
合わせシステムの構成と作用に付いては日本特許番号7
97308の特許に詳しく説明されている。この組み合
わせシステムは、1台の油圧ポンプ1でパワーステアリ
ングシリンダ(PSシリンダ)4と他のアクチュエータ
(本実施の形態では図示していない荷役シリンダ)とに
作動油を供給するものであり、本実施の形態ではパワー
ステアリングシリンダ(PSシリンダ)4を駆動するス
テアリングバルブ3に対して優先的に作動油を供給する
ように油圧回路が構成されている。また、ステアリング
バルブ3はハンドル5が例えば右に回転操作されると、
図示していないスプ−ルが図面上、右に移動され、一方
の弁が開放されるため、プライオリティバルブ2からの
作動油がパイプ21を介してパワーステアリングシリン
ダ(PSシリンダ)4の右室に流れ、タイヤを右にステ
アリングさせる。また、ステアリングバルブ3はハンド
ル5が左に回転操作されると、図示していないスプ−ル
が図面上、左に移動され、左側の弁が開放されるため、
プライオリティバルブ2からの作動油がパイプ22を介
してパワーステアリングシリンダ(PSシリンダ)4の
左室に流れ、タイヤを左にステアリングさせる。
【0014】ハンドル5の軸部6には回転型のハンドル
角センサ7が設けられている。このハンドル角センサ7
は、ハンドル5が中立位置から右方向、あるいは左方向
に回転されると、図2のようなパルス信号が出力され
る。
【0015】図2の(A),(B),(C)は上記ハン
ドル角センサ7の出力信号の波形図であり、信号
(A),(B)はハンドル5が10度回転される毎に出
力されるパルス信号であって、信号(A),(B)のパ
ルス信号は2.25度の位相差(1/4周期の位相差)
を持つように設定されている。これにより、例えば信号
(A)が先に出力されると、ハンドル5が右に回転され
ていると認識し、信号(B)が先に出力されると、ハン
ドル5が左に回転されていると認識するように決める。
また、信号(C)はハンドル5が左右方向に1回転され
る毎に出力される信号であるが、後述のノブ位置制御コ
ントローラ12は後述のタイヤ角センサ13からタイヤ
の切れ角ゼロに対応した信号を入力している状態で信号
(C)を入力したとき、ハンドル5のノブ5A位置が中
立位置にあるという原点信号として認識する。
【0016】ハンドル角センサ7は主コントロ−ラ8と
ノブ位置制御コントロ−ラ12とに電気的に接続されて
おり、上記信号(A),(B),(C)は主コントロ−
ラ8、ノブ位置制御コントロ−ラ12に入力される。主
コントロ−ラ8は信号(A)又は(B)の入力パルス数
をカウントし、一定時間に入力されたパルス数に基づい
てハンドル5の回転角速度を演算する。また、ノブ位置
制御コントロ−ラ12は上記信号(A),(B)の入力
パルス数をカウントし、ハンドル5の中立位置からの回
転角を演算するとともに回転方向を検知する。
【0017】上記主コントロ−ラ8は、油圧ポンプ1を
回転させるモ−タ9と電気的に接続されており、ハンド
ル5の回転角速度に対応してモ−タ9の電圧を制御し、
可変速制御することにより、油圧ポンプ1から供給され
る作動油の流量を制御するものである。尚、上記主コン
トロ−ラ8には、前記荷役機器操作用の荷役レバ−の操
作量を検出する荷役レバ−センサ10が接続されてお
り、荷役レバ−センサ10から荷役レバ−の操作量に対
応した信号を入力すると、荷役に必要な流量の作動油を
油圧ポンプ1から供給させるようにモ−タ9の電圧を制
御し、可変速制御する。
【0018】ノブ位置制御コントロ−ラ12は、前記ハ
ンドル角センサ7の出力信号(A),(B),(C)に
基づいてハンドル5の中立位置からの回転角と、リアア
クスルのキングピン等に取着されたタイヤ角センサ13
からの信号に基づくタイヤのステアリング角との偏差を
演算し、その偏差がゼロに収束するように電磁比例ソレ
ノイドバルブ14を制御するものである。電磁比例ソレ
ノイドバルブ14は、図1に示すように、前記パワ−ス
テアリングシリンダ4に供給される作動油をバイパスさ
せることによって、タイヤの切れ角をハンドル5の回転
角に対応させるものである。
【0019】以上のように構成されたフォ−クリフトの
油圧システムにおいて、ハンドル5が例えば右方向に回
転されると、ハンドルの軸部6が回転され、ステアリン
グバルブ3のスプ−ル(図示せず)が右方向に移動され
る。また、前記ハンドル角センサ7の信号が主コントロ
−ラ8とノブ位置制御コントロ−ラ12とに入力され
る。
【0020】主コントロ−ラ8は、前述のように上記信
号(A)又は(B)の入力パルス数をカウントすること
によって一定時間における入力パルス数に基づいてハン
ドル5の回転角速度を演算する。そして、ハンドル5の
回転角速度に応じてモ−タ9を可変速制御し、油圧ポン
プ1からハンドル5の回転角速度に応じた流量の作動油
を吐出させる。また、ノブ位置制御コントロ−ラ12
は、信号(A)又は(B)の入力パルス数をカウントす
ることによってハンドル5の中立位置からの回転角を演
算するとともに、ハンドル5の回転方向を認識する。
【0021】油圧ポンプ1から吐出された作動油は、プ
ライオリティバルブ2からステアリングバルブ3に流
れ、ステアリングバルブ3のスプ−ルの位置に対応した
弁口からパイプ21を通ってパワ−ステアリングシリン
ダ4の右室に供給され、パワ−ステアリングシリンダ4
の左室の作動油はパイプ22、ステアリングバルブ3、
パイプ23等を通り、タンク24に戻る。この作動油の
流れによりパワ−ステアリングシリンダ4はタイヤを右
にステアリングする。
【0022】上記のようにタイヤが右にステアリングさ
れる過程で、ノブ位置制御コントロ−ラ12は、ハンド
ル5の中立位置からの回転角と、リアアクスルのキング
ピン等に取着されたタイヤ角センサ13からの信号に基
づくタイヤのステアリング角との偏差を演算し、その偏
差がゼロに収束するようにソレノイドバルブ14を制御
する。この制御において前記パワ−ステアリングシリン
ダ4の右室に供給される作動油が上記偏差に対応してバ
イパスされるため、タイヤの切れ角がハンドル5の回転
角に対応したものとなる。尚、ハンドル5が左方向に回
転されたときの作動油は、パワ−ステアリングシリンダ
4の左室に供給され、パワ−ステアリングシリンダ4の
右室の作動油はタンク24に戻るため、パワ−ステアリ
ングシリンダ4はタイヤを左にステアリングする。この
ように、荷役機器が駆動されずにステアリングのみの場
合、油圧ポンプ1から吐出される作動油の流量はハンド
ル5の回転角速度に対応したものとなる。
【0023】また、前記荷役レバ−の操作により荷役機
器のみを駆動させるとき、主コントロ−ラ8は、荷役レ
バ−センサ10からの信号に対応した作動油の流量を油
圧ポンプ1から吐出させるように前記モ−タ9を回転制
御する。
【0024】また、ステアリングと荷役とを同時に行う
場合、主コントロ−ラ8は、ステアリングと荷役の両方
に必要な流量の作動油を油圧ポンプ1から吐出させるよ
うにモ−タ9を回転制御する。そして、ステアリング、
荷役を共に行わない場合はモ−タ9を回転させず、油圧
ポンプ1を停止させる。そのため、モ−タ9で消費され
る電力を節約することができる。
【0025】以上のように、このフォ−クリフトの油圧
システムによれば、ハンドル5の回転機構部にハンドル
角センサ7のみを設けることによりタイヤのパワ−ステ
アリングが可能となるため、ハンドル部のセンサ機構が
簡単になる。また、油圧ポンプ1はステアリングと荷役
の両方に必要な流量の作動油を供給する兼用型であるた
め、ステアリング用と荷役用の2台の油圧ポンプを据え
付けるスペースに比較して油圧ポンプ1の据え付けスペ
ースを小さくすることができる。
【0026】尚、以上の実施の形態では主コントロ−ラ
8とノブ位置制御コントロ−ラ12とを分けているが、
一つのコントロ−ラに統一してもよい。また、プライオ
リティバルブ2の代わりに作動油の供給割合を可変する
一般的なフロ−ディバイダ等を使用してもよい。
【0027】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図3は、第2の実施の形態のフォ−クリフトの油圧
システムの構成を示した油圧回路図である。尚、この油
圧回路図では、図1に示した前記第1の実施の形態の油
圧回路と同じ部材については同一の符号を付している。
前記第1の実施の形態では油圧ポンプ1がステアリング
と荷役の両方に必要な流量の作動油を供給するのに対し
て、この第2の実施の形態の油圧ポンプ1Aはステアリ
ングにのみ必要な作動油を供給するものである。
【0028】図3に示すように、この油圧回路では、油
圧ポンプ1Aから供給される作動油をステアリングバル
ブ3を介してパワ−ステアリングシリンダ(PSシリン
ダ)4に供給し、ハンドル5の回転操作に対応してタイ
ヤをパワ−ステアリングさせるものである。また、ステ
アリングバルブ3はハンドル5の左右の回転操作に対応
して図示していないスプ−ルが移動され、プライオリテ
ィバルブ2から流出された作動油の流路が形成される。
【0029】ハンドル5の軸部6に設けられたハンドル
角センサ7は、第1の実施の形態で説明したようにハン
ドル5のノブ5Aが中立位置から右方向、あるいは左方
向に回転されると、前記図2のようなパルス信号を出力
する。
【0030】第1の実施の形態で説明したように図2に
示した信号(A),(B)はハンドル5が10度回転さ
れる毎にハンドル角センサ7から出力されるパルス信号
であって、信号(A),(B)のパルス信号は2.25
度の位相差(1/4周期の位相差)を持つように設定さ
れており、信号(C)は原点信号である。
【0031】ハンドル角センサ7はF/Vコンバータ1
1を介してPSコントロ−ラ8Aに接続されるとともに
ノブ位置制御コントロ−ラ12に接続されており、ハン
ドル角センサ7からの信号はF/Vコンバータ11で前
記パルス信号の周波数に対応した電圧信号に変換されP
Sコントロ−ラ8Aに入力される。また、ノブ位置制御
コントロ−ラ12には前記信号(A),(B),(C)
が直接入力される。PSコントロ−ラ8Aは、F/Vコ
ンバータ11で前記パルス信号の周波数から変換された
電圧信号に基づいてハンドル5の回転角速度を演算す
る。また、ノブ位置制御コントロ−ラ12は、信号
(A)又は(B)の入力パルス数をカウントすることに
よってハンドル5の中立位置からの回転角を演算すると
ともに、ハンドル5の回転方向を検知する。
【0032】PSコントロ−ラ8Aは、油圧ポンプ1A
を回転させるモ−タ9Aと電気的に接続されており、ハ
ンドル5の回転角速度に対応してモ−タ9Aを可変速制
御することにより、油圧ポンプ1Aから供給される作動
油の流量を制御するものである。
【0033】ノブ位置制御コントロ−ラ12は、前記ハ
ンドル角センサ7の出力信号(A),(B),(C)に
基づいてハンドル5の中立位置からの回転角と、リアア
クスルのキングピン等に取着されたタイヤ角センサ13
からの信号に基づくタイヤのステアリング角との偏差を
演算し、その偏差がゼロに収束するように電磁比例ソレ
ノイドバルブ14を制御するものである。電磁比例ソレ
ノイドバルブ14は、前記パワ−ステアリングシリンダ
4に供給される作動油をバイパスさせることによって、
タイヤの切れ角をハンドル5の回転角に対応させるもの
である。
【0034】以上のように構成されたフォ−クリフトの
油圧システムにおいて、ハンドル5が例えば右方向に回
転されると、ハンドルの軸部6が回転され、ステアリン
グバルブ3のスプ−ル(図示せず)が移動される。PS
コントロ−ラ8Aは、前述のようにハンドル角センサ7
からの信号(A)又は(B)の一定時間における入力パ
ルス数に基づいてハンドル5の回転角速度を演算する。
そして、ハンドル5の回転角速度に応じてモ−タ9Aを
可変速制御し、油圧ポンプ1Aからハンドル5の回転角
速度に応じた流量の作動油を吐出させる。また、ノブ位
置制御コントロ−ラ12は、信号(A),(B),
(C)に基づいてハンドル5の中立位置からの回転角を
演算するとともに、ハンドル5の回転方向を検知する。
【0035】油圧ポンプ1Aから吐出された作動油は、
ステアリングバルブ3に流れ、ステアリングバルブ3の
スプ−ルの位置に対応した弁口からパイプ21を通って
パワ−ステアリングシリンダ4の右室に供給され、パワ
−ステアリングシリンダ4の左室の作動油はパイプ2
2、ステアリングバルブ3、パイプ23等を通り、タン
ク24に戻る。この作動油の流れによりパワ−ステアリ
ングシリンダ4はタイヤを右にステアリングする。
【0036】上記のようにタイヤが右にステアリングさ
れる過程で、ノブ位置制御コントロ−ラ12は、ハンド
ル5の中立位置からの回転角と、リアアクスルのキング
ピン等に取着されたタイヤ角センサ13からの信号に基
づくタイヤのステアリング角との偏差を演算し、その偏
差がゼロに収束するようにソレノイドバルブ14を制御
する。この制御において前記パワ−ステアリングシリン
ダ4の右室に供給される作動油が上記偏差に対応してバ
イパスされるため、タイヤの切れ角がハンドル5の回転
角に対応したものとなる。尚、ハンドル5が左方向に回
転されたときの作動油は、パワ−ステアリングシリンダ
4の左室に供給され、パワ−ステアリングシリンダ4の
右室の作動油はタンク24に戻るため、パワ−ステアリ
ングシリンダ4はタイヤを左にステアリングする。
【0037】以上のように、このフォ−クリフトの油圧
システムによれば、第1の実施の形態と同様にハンドル
5の回転機構部にハンドル角センサ7のみを設けること
によりタイヤのパワ−ステアリングが可能となるため、
ハンドル部のセンサ機構が簡単になる。また、第1の実
施の形態と異なり、油圧ポンプ1Aはパワーステアリン
グ専用となるため油圧経路が簡単になる。尚、非ステア
リング時にモータ9Aを停止させることにより、電力消
費を抑制することができる。
【0038】また、PSコントロ−ラ8Aとノブ位置制
御コントロ−ラ12とを分けているが、一つのコントロ
−ラに統一してもよい。尚、第1の実施の形態と同様に
ハンドル角センサ7からのパルス信号を、直接PSコン
トロ−ラ8Aに入力してハンドルの回転角速度を演算さ
せるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ハンドル角セ
ンサから出力される回転角信号に基づいてパワ−ステア
リングシリンダに供給される作動油が油圧ポンプから吐
出されるとともに、タイヤがパワ−ステアリングされる
ため、ハンドル部のセンサ機構が簡単になるという効果
がある。
【0040】請求項2の発明によれば、ハンドルが回転
操作されない状態では油圧ポンプが停止されるため、油
圧ポンプ駆動用の電力の消費が低減される。
【0041】請求項3の発明によれば、油圧ポンプがパ
ワーステアリング用と荷役用とを兼ねるため、パワース
テアリング用と荷役用の2台の油圧ポンプを据え付ける
スペースに比較して油圧ポンプの据え付けスペースを小
さくすることができる。
【0042】請求項4の発明によれば、油圧ポンプがパ
ワーステアリング専用となるため油圧経路が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体的な構成を示
したブロック図である。
【図2】ハンドル角センサの出力信号の波形図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の全体的な構成を示
したブロック図である。
【符号の説明】
1,1A 油圧ポンプ 2 プライオリティバルブ 3 ステアリングバルブ 4 パワ−ステアリングシリンダ 5 ハンドル 5A ノブ 7 ハンドル角センサ 8 主コントロ−ラ 8A PSコントローラ 9A モ−タ 12 ノブ位置制御コントロ−ラ 13 タイヤ角センサ 14 電磁比例ソレノイドバルブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 117:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの回転操作に従って油圧ポンプ
    からタイヤステアリング用のパワ−ステアリングシリン
    ダに作動油を供給するフォ−クリフトの油圧システムに
    おいて、ハンドルの回転角度に対応した回転角信号を出
    力するハンドル角センサと、タイヤの切れ角に対応した
    タイヤ角信号を出力するタイヤ角センサと、前記回転角
    信号に基づいたハンドルの回転角速度に対応した流量の
    作動油を前記油圧ポンプから吐出させるとともに前記回
    転角信号と前記タイヤ角信号とに基づいて前記パワ−ス
    テアリングシリンダに供給する作動油の流量を制御し前
    記タイヤを前記ハンドルの回転角度に対応してステアリ
    ングさせる制御手段とを備えたフォ−クリフトの油圧シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルが回転操作されない状態で
    は前記油圧ポンプを停止させる請求項1に記載のフォ−
    クリフトの油圧システム。
  3. 【請求項3】 前記油圧ポンプは、前記パワーステアリ
    ング用の作動油と荷役用の作動油とを供給する請求項1
    又は2に記載のフォ−クリフトの油圧システム。
  4. 【請求項4】 前記油圧ポンプは、前記パワーステアリ
    ング用の作動油のみを供給する請求項1又は2に記載の
    フォ−クリフトの油圧システム。
JP10168733A 1997-12-16 1998-06-16 フォ−クリフトの油圧システム Pending JPH11235982A (ja)

Priority Applications (4)

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JP10168733A JPH11235982A (ja) 1997-12-16 1998-06-16 フォ−クリフトの油圧システム
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