JPH08158536A - 外壁パネル及び外壁構造 - Google Patents

外壁パネル及び外壁構造

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JPH08158536A
JPH08158536A JP30062594A JP30062594A JPH08158536A JP H08158536 A JPH08158536 A JP H08158536A JP 30062594 A JP30062594 A JP 30062594A JP 30062594 A JP30062594 A JP 30062594A JP H08158536 A JPH08158536 A JP H08158536A
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JP
Japan
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building
panel
wall
pipe space
wall panel
Prior art date
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JP30062594A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yoda
泰宏 余田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の外面側に設備配管を設置するに際し、
建物外観を向上し、且つ現地施工性を向上すること。ま
た、ユニット建物において、建物の外面側に設備配管を
設置するに際し、建物の工場生産化率を向上すること。 【構成】 建物10の外壁パネル22において、パネル
22内に、設備配管1を設置するためのパイプスペース
23を設けてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の外壁パネル及び外
壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の外面側に給水管、ガス管等
の設備配管を設置する際には、特開平5-295884号公報に
記載の如く、外壁の外面に沿って取着した設備配管の周
囲をパイプスペース用隔壁で覆うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、下記〜の問題点がある。 建物外周部にパイプスペース用隔壁が形成する凹凸を
生じ、建物外観を損なう。
【0004】パイプスペース用隔壁と外壁面との間の
止水を行なうが、この止水部分が建物外観を損なう上、
現地施工性も悪くする。
【0005】建物の工場生産化方式を採用するユニッ
ト建物にあっては、建物ユニットの工場搬出段階での輪
郭寸法に限りがあるため、建物ユニットの外面に張り出
る設備配管や上述の如くのパイプスペース用隔壁を予め
工場で取付けできない。従って、工場生産化率の向上を
困難にする。
【0006】本発明は、建物の外面側に設備配管を設置
するに際し、建物外観を向上し、且つ現地施工性を向上
することを目的とする。
【0007】また、本発明は、ユニット建物において、
建物の外面側に設備配管を設置するに際し、建物の工場
生産化率を向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、建物の外壁パネルにおいて、パネル内に、設備配管
を設置するためのパイプスペースを設けてなるものであ
る。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記パネルが、パネルフレー
ムと、このパネルフレームに取着される壁面材とからな
り、パイプスペースを壁面材によって囲み形成するとと
もに、設備配管をパネルフレームに支持可能としてなる
ものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、建物の外面に複数の外
壁パネルを固定して形成される外壁構造において、それ
ら複数の外壁パネルのうちの少なくとも一部のものが、
請求項1又は2に記載のパイプスペースを備えた外壁パ
ネルであるものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の本発明において更に、前記パイプスペースを備えた
外壁パネルが、パイプスペースを備えない他の標準外壁
パネルと同一の外形寸法をなし、同一の固定構造で建物
の外面に固定されるものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項3又は
4に記載の本発明において更に、前記建物がユニット建
物であるものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記、の
作用がある。 外壁パネル内にパイプスペースを設けてあるから、建
物外周部に凹凸を形成することなく、外壁パネル内に設
備配管を設置でき、建物外観を向上できる。
【0014】パイプスペースを備えた外壁パネルまわ
りの止水構造は、相隣る他の外壁パネルとの間の通常の
目地にガスケット等の止水材を設けることにて形成され
る。従って、止水部分が建物外観を損なうことがなく、
また現地施工性も良好となる。
【0015】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 外壁パネルがパネルフレームと壁面材とからなると
き、壁面材によって広いパイプスペースを囲み形成でき
る。また、設備配管をパネルフレームに強固に支持でき
る。
【0016】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 建物の外面に複数の外壁パネルがあるとき、いずれか
の外壁パネルをパイプスペースを備えた外壁パネルによ
って置き換えるだけで、建物外周部のどこにでもパイプ
スペースを設けることができる。
【0017】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 パイプスペースを備えた外壁パネルが標準外壁パネル
と同一の外形寸法、同一の固定構造で建物の外面に固定
されるから、パイプスペースを備えた外壁パネルの取付
構造、取付作業を標準仕様とすることができる。
【0018】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 ユニット建物において、パイプスペースを備えた上述
の外壁パネルを採用することにより、該外壁パネルを工
場生産段階で建物ユニットに取付けできる。そして、こ
の外壁パネルのパイプスペースに予め工場内で設備配管
を設置しておくこともできる。これらにより、ユニット
建物において、建物の外面側に設備配管を設置するに際
し、建物の工場生産化率を向上できる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す要部断面図、
図2はパイプスペースを備えた外壁パネルを用いた外壁
構造を示す模式図、図3は工場生産された外壁パネルの
設備配管プリセット状態を示す模式図、図4は標準外壁
パネルからなる外壁構造を示す模式図、図5はユニット
建物を示す模式図、図6は建物ユニットを示す模式図で
ある。
【0020】図5に示すユニット建物10は、予め工場
生産された図6に示す如くの建物ユニット11を現地に
搬入し、予め用意してある基礎12の上にてそれら複数
の建物ユニット11を接合して構築される。
【0021】建物ユニット11は、図6に示す如く、床
梁13、柱14、天井梁15を箱形に接合した骨組構造
体であり、予め工場にて内装、外装を施される。
【0022】ここで、ユニット建物10は、建物ユニッ
ト11の外面に複数の標準外壁パネル21を固定し、そ
れら標準外壁パネル21のうちの一部のものをパイプス
ペース23を備えた外壁パネル22としている。
【0023】標準外壁パネル21は、図4に示す如く、
ALC等からなり、裏面にはパネル取付金具31が設け
られ、両側面にはブチルゴム製ガスケット32、セラミ
ックファイバー製耐火目地材33が設けられている。こ
れにより、標準外壁パネル21は、パネル取付金具31
によって建物ユニット11の床梁13、天井梁15に固
定され、隣り合う他の標準外壁パネル21とそれらのガ
スケット22、目地材33を互いに圧接し合って止水、
防火を図っている。
【0024】外壁パネル22は、図1〜図3に示す如
く、形鋼製パネルフレーム24と、このパネルフレーム
24に取着される例えば厚さ1.6 mm以上の鋼板製壁面材
25とからなる。そして、外壁パネル22は、壁面材2
5によってパイプスペース23を囲み形成するととも
に、このパイプスペース23内に設けられる給水管、ガ
ス管等の設備配管1をパネルフレーム24に支持する。
【0025】このとき、パイプスペース23を備えた外
壁パネル22は、標準外壁パネル21と同一の外径寸法
(幅、高さ、厚み)をなし、同一の固定構造、止水構造
で建物ユニット11の外面に固定される。即ち、外壁パ
ネル22は、標準外壁パネル21と同様に、裏面にはパ
ネル取付金具31が設けられ、両側面にはガスケット3
2、目地材33が設けられている。そして、外壁パネル
22は、標準外壁パネル21と同様に、パネル取付金具
31によって建物ユニット11の床梁13、天井梁15
に固定され、隣り合う標準外壁パネル21とそれらのガ
スケット32、目地材33を互いに圧接し合って止水、
防火を図っている。
【0026】以下、本実施例の作用について説明する。 外壁パネル22内にパイプスペース23を設けてある
から、建物外周部に凹凸を形成することなく、外壁パネ
ル22内に設備配管1を設置でき、建物外観を向上でき
る。
【0027】パイプスペース23を備えた外壁パネル
22まわりの止水構造は、相隣る他の外壁パネル21と
の間の通常の目地にガスケット32等の止水材を設ける
ことにて形成される。従って、止水部分が建物外観を損
なうことがなく、また現地施工性も良好となる。
【0028】外壁パネル22がパネルフレーム24と
壁面材25とからなるとき、壁面材25によって広いパ
イプスペース23を囲み形成できる。また、設備配管1
をパネルフレーム24に強固に支持できる。
【0029】建物10の外面に複数の外壁パネル21
があるとき、いずれかの外壁パネル21をパイプスペー
ス23を備えた外壁パネル22によって置き換えるだけ
で、建物外周部のどこにでもパイプスペース23を設け
ることができる。
【0030】パイプスペース23を備えた外壁パネル
22が標準外壁パネル21と同一の外形寸法、同一の固
定構造で建物10の外面に固定されるから、パイプスペ
ース23を備えた外壁パネル22の取付構造、取付作業
を標準仕様とすることができる。
【0031】ユニット建物10において、パイプスペ
ース23を備えた上述の外壁パネル22を採用すること
により、該外壁パネル22を工場生産段階で建物ユニッ
ト11に取付けできる。そして、この外壁パネル22の
パイプスペース23に予め工場内で設備配管1を設置し
ておくこともできる。これらにより、ユニット建物10
において、建物10の外面側に設備配管1を設置するに
際し、建物10の工場生産化率を向上できる。
【0032】図3は、外壁パネル22に、工場生産段階
で、設備配管1をプリセットするとともに、パネル取付
金具31、ガスケット32、目地材33をプリセットし
たサブ組立品状態である。
【0033】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、パイプスペ
ースを備えた外壁パネルの外面は、隣り合う標準外壁パ
ネルの外面に施してあると同じ化粧を具備することがで
きる。
【0034】また、本発明のパイプスペースを備えた外
壁パネルは相隣る他の外壁パネルと外形寸法、固定構造
等を異にするものであっても良い。また、本発明のパイ
プスペースを備えた外壁パネルは、ユニット建物に限ら
ず、一般の建物にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、、建物の
外面側に設備配管を設置するに際し、建物外観を向上
し、且つ現地施工性を向上することができる。
【0036】また、本発明によれば、ユニット建物にお
いて、建物の外面側に設備配管を設置するに際し、建物
の工場生産化率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す要部断面図であ
る。
【図2】図2はパイプスペースを備えた外壁パネルを用
いた外壁構造を示す模式図である。
【図3】図3は工場生産された外壁パネルの設備配管プ
リセット状態を示す模式図である。
【図4】図4は標準外壁パネルからなる外壁構造を示す
模式図である。
【図5】図5はユニット建物を示す模式図である。
【図6】図6は建物ユニットを示す模式図である。
【符号の説明】
1 設備配管 10 ユニット建物 11 建物ユニット 21 標準外壁パネル 22 外壁パネル 23 パイプスペース 24 パネルフレーム 25 壁面材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁パネルにおいて、 パネル内に、設備配管を設置するためのパイプスペース
    を設けてなることを特徴とする外壁パネル。
  2. 【請求項2】 前記パネルが、パネルフレームと、この
    パネルフレームに取着される壁面材とからなり、 パイプスペースを壁面材によって囲み形成するととも
    に、設備配管をパネルフレームに支持可能としてなる請
    求項1記載の外壁パネル。
  3. 【請求項3】 建物の外面に複数の外壁パネルを固定し
    て形成される外壁構造において、 それら複数の外壁パネルのうちの少なくとも一部のもの
    が、請求項1又は2に記載のパイプスペースを備えた外
    壁パネルである外壁構造。
  4. 【請求項4】 前記パイプスペースを備えた外壁パネル
    が、パイプスペースを備えない他の標準外壁パネルと同
    一の外形寸法をなし、同一の固定構造で建物の外面に固
    定される請求項3記載の外壁構造。
  5. 【請求項5】 前記建物がユニット建物である請求項3
    又は4に記載の外壁構造。
JP30062594A 1994-12-05 1994-12-05 外壁パネル及び外壁構造 Pending JPH08158536A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117302A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Toyota Home Kk ユニット建物
CN107532866A (zh) * 2015-04-17 2018-01-02 株式会社电装 蒸发器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117302A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Toyota Home Kk ユニット建物
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