JP2542769B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2542769B2
JP2542769B2 JP4112737A JP11273792A JP2542769B2 JP 2542769 B2 JP2542769 B2 JP 2542769B2 JP 4112737 A JP4112737 A JP 4112737A JP 11273792 A JP11273792 A JP 11273792A JP 2542769 B2 JP2542769 B2 JP 2542769B2
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Japan
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packing
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JP4112737A
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正諭 青木
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用パネルに関す
る。詳しくは、冷媒管、給湯管、給水管、ガス管などの
設備用配管を内部に通すためのさや管を内蔵させた建築
用パネルに関する。
【0002】
【背景技術】例えば、建物に空調装置を設置する場合、
建物の内部に室内器を、建物の外部に室外器をそれぞれ
設置し、その室内器と室外器との間で冷媒を循環させる
冷媒管を建物に配管する作業が必要となる。従来、これ
らの作業は全て建築現場において作業者が個々に配管作
業して行っているため、建築現場での作業が多く、能率
的でないという欠点がある。
【0003】そこで、本出願人は、先に、ユニット建物
において、これらの問題を解消した配管方法を提案して
いる(特開平2−282565号公報)。これは、工場
において、建物ユニットの製造時にその建物ユニットに
冷媒管を内部に挿通可能なさや管を取り付けおき、建築
現場において、複数の建物ユニットを組み合わせるとき
にこれら建物ユニットに取り付けられたさや管の接続端
部相互を接続した後、これらのさや管の内部に冷媒管を
挿通させる方法である。
【0004】これにより、複数の建物ユニットを建築現
場まで輸送し、そこで、これらを組み合わせるときに、
これら建物ユニットに取り付けられたさや管の接続端部
相互を接続した後、これらのさや管の内部に冷媒管を挿
通すればよいから、建築現場での作業を減らすことがで
きるとともに、工期を短縮できるという効果が期待でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
な作業方法では、工場において、建物ユニットの製造時
に、さや管を建物ユニットに取り付ける際、さや管を柱
や梁などの構造躯体や内外壁パネルを貫通して取り付け
なければならないから、これらの取り付け作業がきわめ
て面度で時間がかかるという欠点がある。しかも、さや
管を建物ユニットの天井側に配管するには、作業者は建
物ユニットの上面に載って作業しなければならないか
ら、作業がしずらい上、危険を伴うという欠点もある。
【0006】ここに、本発明の目的は、このような従来
の欠点を解消し、冷媒管、給湯管、給水管、ガス管など
の設備用配管の配管作業を能率的に行える建築用パネル
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の建築
用パネルは、建物躯体に取り付けられるパネル本体に、
冷媒管、給湯管、給水管、ガス管などの設備用配管を内
部に通すためのさや管を内蔵させ、そのさや管の端部に
前記パネル本体の表面から突出する弾性体からなるパッ
キンを設けるとともに、そのパッキンがパネル本体の表
面と面一まで潰されたときそのパッキンを収容できる大
きさの開口を前記パネル本体の表面に形成したことを特
徴としている。
【0008】
【作用】冷媒管、給湯管、給水管、ガス管などの設備用
配管の配管に当たっては、パネル本体に、冷媒管、給湯
管、給水管、ガス管などの設備用配管を内部に通すため
のさや管が内蔵されているから、これらの建築用パネル
を建物躯体に取り付けていけば、互いに接するパネル内
のさや管が連通されていくから、これらのさや管内を設
備用配管を挿通させるだけでよいまた、さや管の端部
にパネル本体の表面から突出する弾性体からなるパッキ
ンが設けられているから、互いに接するパネル内のさや
管が連通されたとき、パッキンが押し潰されて互いに密
着した状態となるから、さや管の接合端部に隙間が生じ
ることがない。しかも、押し潰されたパッキンはパネル
本体の表面に形成された開口内に収容されるから、パネ
ル間に隙間が生じることもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本発明の建築用パネルを用い
た建物の一部を示している。同図において、1は1階の
床パネル、2は1階の壁パネル、3は1階の天井と2階
の床とを兼ねる床天井パネル、4は2階の壁パネル、5
は屋根である。なお、6は基礎である。
【0010】2階の壁パネル4には空調装置を構成する
室内器11が取り付けられているとともに、1階の室外
側に室外器12が設置されている。室内器11と室外器
12とを連結しかつ内部に冷媒を流通させるための冷媒
管(図示省略)を内部に挿通させるための合成樹脂製の
さや管13,14,15が前記壁パネル4,2および床
天井パネル3の対応する部分に内蔵されている。
【0011】壁パネル4は、図2に示す如く、矩形枠状
に組んだ芯材21の両面に面材22,23を貼り付けて
構成したパネル本体24の内部に、前記さや管13を内
蔵させた構造である。さや管13の上端部は、図3に示
す如く、直角に折曲されたのち室内側の面材22の上部
に形成された開口25に臨ませられている。開口25
は、前記さや管13の上端部に面材22の表面から突出
して設けられたポリエチレンなどの弾性体からなるパッ
キン26が面材22の表面と面一まで潰されたとき、そ
のパッキン26を収容できる大きさに形成されている。
なお、27は開口25の裏面に取り付けられた裏当板で
ある。また、さや管13の下端部は、図4に示す如く、
芯材21の下枠材21Aに形成された開口28に臨ませ
られている。開口28は、前記さや管13の下端部に下
枠材21Aの表面から突出して設けられたポリエチレン
などの弾性体からなるパッキン29が下枠材21Aの表
面と面一まで潰されたとき、そのパッキン29を収容で
きる大きさに形成されている。
【0012】壁パネル2は、図1に示す如く、基本的に
は、前記壁パネル4と同一構造である。ただ、内蔵され
ているさや管14については、上端部が芯材21の上枠
材21Bに形成された開口25Aに臨ませられていると
ともに(図5参照)、下端部が直角に折曲されたのち室
外側の面材23の下部に形成された開口28A(図1参
照)に臨ませられている。なお、さや管14の上下端部
に設けられるパッキンについては、さや管13のパッキ
ン26,29と同様である。
【0013】床天井パネル3には、図5に示す如く、前
記壁パネル2,4のさや管13,14と連通する位置に
さや管15が内蔵されている。さや管15の上下端部
は、床天井パネル3のさや管13,14と連通する位置
に形成された開口31,32に臨ませられている。各開
口31,32は、前記さや管15の上下端部に床天井パ
ネル3の上下表面から突出して設けられたポリエチレン
などの弾性体からなるパッキン33,34がその上下表
面と面一まで潰されたとき、そのパッキン33,34を
収容できる大きさに形成されている。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。図1の
ように、壁パネル2,4および床天井パネル3を組み立
てると、これらのパネル2,3,4内に内蔵されたさや
管13,14,15が順次連通される。このとき、各さ
や管13,14,15の端部に設けられたパッキン2
6,29,33,34が押し潰されて互いに密着した状
態となるから、さや管13,14,15の接合端部に隙
間が生じることがない。しかも、押し潰されたパッキン
26,29,33,34はパネルの表面に形成された開
口25,28,25A,28A,31,32内に収容さ
れるから、パネル2,3,4の間に隙間が生じることも
ない。よって、空調装置を構成する室内器11と室外器
12とを連結する冷媒管(図示省略)をこれらのさや管
13,14,15内に容易にかつ簡単に挿通させること
ができる。
【0015】従って、本実施例によれば、壁パネル2,
4および床天井パネル3内にさや管13,14,15を
内蔵させたので、これらの壁パネル2,4および床天井
パネル3を建物躯体に取り付けていけば、互いに接する
パネル2,3,4内のさや管13,14,15が順に連
通されていくから、これらのさや管13,14,15内
に冷媒管を容易にかつ簡単に挿通させることができる。
【0016】また、各さや管13,14,15の端部に
パッキン26,29,33,34を設けてあるから、壁
パネル2,4および床天井パネル3を建物躯体に取り付
けていけば、これらのパッキンが押し潰されて互いに密
着した状態となるから、さや管13,14,15の接合
端部に隙間が生じることがない。しかも、押し潰された
パッキン26,29,33,34はパネルの表面に形成
された開口25,28,25A,28A,31,32内
に収容されるから、パネル2,3,4の間に隙間が生じ
ることもない。
【0017】なお、上記実施例では、冷媒管を内部に通
すためのさや管13,14,15をパネル本体24に内
蔵させた例について説明したが、冷媒管に限らず、例え
ば、給湯管、給水管、ガス管などの設備用配管を通すた
めのさや管を内蔵させるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明の建築用パネルによ
れば、冷媒管、給湯管、給水管、ガス管などの設備用配
管の配管作業を能率的に行えるという効果が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用パネルを用いた建物の部分断面
図である。
【図2】本発明の建築用パネルを示す斜視図である。
【図3】図2の III矢視断面図である。
【図4】図2のIV矢視断面図である。
【図5】図1のA部を示す拡大図である。
【符号の説明】
2,4 壁パネル 3 床天井パネル 13,14,15 さや管 24 パネル本体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体に取り付けられるパネル本体
    に、冷媒管、給湯管、給水管、ガス管などの設備用配管
    を内部に通すためのさや管を内蔵させ、そのさや管の端
    部に前記パネル本体の表面から突出する弾性体からなる
    パッキンを設けるとともに、そのパッキンがパネル本体
    の表面と面一まで潰されたときそのパッキンを収容でき
    る大きさの開口を前記パネル本体の表面に形成したこと
    を特徴とする建築用パネル。
JP4112737A 1992-05-01 1992-05-01 建築用パネル Expired - Lifetime JP2542769B2 (ja)

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JPH0642108A JPH0642108A (ja) 1994-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU207575U1 (ru) * 2021-07-07 2021-11-02 Василий Егорович Петрунин Устройство для защиты фреонопровода и электрического кабеля внешнего блока кондиционера, установленного на фасаде здания

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JPS5728971U (ja) * 1980-07-28 1982-02-16
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