JP2897854B2 - ユニット建物における空調機用冷媒管の配管方法及び配管構造 - Google Patents

ユニット建物における空調機用冷媒管の配管方法及び配管構造

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JP2897854B2 JP4252792A JP25279292A JP2897854B2 JP 2897854 B2 JP2897854 B2 JP 2897854B2 JP 4252792 A JP4252792 A JP 4252792A JP 25279292 A JP25279292 A JP 25279292A JP 2897854 B2 JP2897854 B2 JP 2897854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調機用冷媒管の配管方
法及び配管構造に係り、特に、ユニット建物を構成する
下階建物ユニットと、その上に組合わされる上階建物ユ
ニットとに設けられた室内機と室外機間とを連結する際
に利用できる。
【0002】
【背景技術】ユニット建物は、予め工場で生産された複
数の建物ユニットを建設現場で組合わせることで構成さ
れる。このようなユニット建物には、一般に空気調和機
(以下、空調機という)の室内機と室外機とが設けられ
ており、これら室内機と室外機とを繋ぐ冷媒管の配管の
仕方としては、次のような方法が行われている。すなわ
ち、建物ユニット内に設けられた室内機と建物ユニット
外に設けられた室外機とは、複数の建物ユニットが建設
現場で組合わされた後で連結されており、この際の冷媒
管は、断熱材で被覆された銅管を前記室内機と室外機と
の距離に合わせて配管している。
【0003】このような冷媒管の配管では、配管作業の
すべてが現場作業となり、冷媒管を支持する各種ブラケ
ット等の取付けや、冷媒管の寸法の調整等に手間が掛か
るので、冷媒管の断熱性を確保しつつ配管を効率よく行
うために、本出願人は先に実願平2ー26865号を提
出した。この配管方法の概略を説明すると、図5に示す
ように1階建物ユニット40と、この1階建物ユニット40
上に載せられて組合わされる2階建物ユニット41とに略
対応する長さに形成されたガイド管42,43 が、1階建物
ユニット40の上梁44と、2階建物ユニット41の下梁45と
に取付けられたブラケット46,47で支持されており、こ
れらブラケット46,47間に弾性部材48が設けられてい
る。これらは、予め工場で取付けられており、建設現場
では、各建物ユニット40,41 が組合わされた後、例えば
ワイヤ等を使用して冷媒管49を各ガイド管42,43 の中を
通し、一方の端部は室内機に、他方の端部は室外機にそ
れぞれ連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各建物
ユニット40,41 が組合わされた後、冷媒管49をガイド管
42,43 の中に通して設ける方法では、現場で、まずガイ
ド管42,43 の一方から冷媒管49が繋がれた例えばワイヤ
等を通し、このワイヤ等をガイド管42,43 の他方から引
っ張らなければならず、現場作業が増えるとともに、手
間が掛かり面倒である。また、冷媒管49は銅管製なので
曲がり易く、従って、ガイド管42,43 の中を通す際は、
急激に引っ張ったりするとガイド管42,43 の曲がり角等
で潰れてしまう虞れがある。従って、慎重に作業しなけ
ればならず、効率が悪いという問題がある。さらに、ガ
イド管42,43 を各ユニット40,41 毎に設けなければなら
ないから、その分部品代が増えてコストが高くなるとと
もに、部品点数が増加してその管理や取付作業が煩雑に
なって工場での作業性も悪いという問題もあった。
【0005】ここに本発明の目的は、現場及び工場での
作業を少なくできて冷媒管の配管を容易にかつ効率よく
でき、さらにコストも低減できるユニット建物における
空調機用冷媒管の配管方法及び配管構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の配管方法は、複
数の建物ユニットが組合わされて構成されるユニット建
物において室内機と室外機間とを連結する空調機用冷媒
管の配管方法であって、前記複数の建物ユニットに跨が
って配置される冷媒管を前記各建物ユニット毎に分割す
るとともに、この分割された各冷媒管を予め工場で各建
物ユニットにその冷媒管の他の冷媒管に接続される端部
がその接続方向には建物ユニットから突出しないように
装着し、建設現場での各建物ユニットの組合わせ時に、
各冷媒管の端部同士を近づけて各端部を接続することを
特徴とするものである。
【0007】また、本発明の配管構造は、複数の建物ユ
ニットが組合わされて構成されるユニット建物において
室内機と室外機間とを連結する空調機用冷媒管の配管構
造であって、前記複数の建物ユニットに跨がって配置さ
れる冷媒管を前記各建物ユニット毎に分割しかつ各冷媒
管の接続端部が互いに近接する方向に移動可能に予め工
場で各建物ユニットに装着し、各冷媒管の接続端部を、
これらが離反している際はそれぞれが開口を閉じ、前記
各建物ユニットが組合わされて相互に接続された際は各
冷媒管が連通可能となる一対の接続部材によって接続し
たことを特徴とするものである。
【0008】さらに、本発明の配管構造としては、各冷
媒管の接続端部を、各冷媒管が嵌挿される挿通孔を備
え、温度変化によって挿通孔の径が変化する形状記憶合
金製の継手によって接続してもよい。
【0009】
【作用】このような本発明では、室内機と室外機間とを
連結する冷媒管を建物ユニット毎に分割して形成し、こ
の分割された冷媒管を予め工場でそれぞれ建物ユニット
各冷媒管の接続端部が互いに近接する方向に移動可能
取付ける。これにより、冷媒管の端部を各建物ユニッ
トから突出しないように設けることができ、輸送時や建
物ユニットの設置時に冷媒管の端部が邪魔にならず、作
業性が向上する。そして、各建物ユニットを建設現場で
組み合わせる際に各冷媒管の端部同士を近づけて各端部
同士を接続して配管する。建設現場では冷媒管の接続作
業のみを行えばよいので作業性が向上し、ガイド管が不
要になるから工場での作業性も向上し、かつコストも低
減する。なお、各冷媒管の接続は、各冷媒管端部を溶接
接合したり、連結パイプを螺合したりしてもよいが、特
に各冷媒管の接続端部に、各冷媒管が離反している際は
開口が閉じられ、相互に接続されている際は各冷媒管を
連通可能とする一対の接続部材を設ければ、各冷媒管内
に冷媒となるフロンガス等を封入しておくことも可能と
なる。また、各冷媒管の接続端部を形状記憶合金製の継
手によって接続すれば溶接接合等に比べて接続作業が容
易にかつ確実に行える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明の第1実施例の空調機用冷媒管
の配管構造が適用された住宅等のユニット建物1の全体
斜視図が、図2には、同ユニット建物1の分解側面図が
それぞれ示されている。これらの図において、1階建物
ユニット10の上部に2階建物ユニット20が載せられ、こ
れらが組合わされてユニット建物1が構成されている。
そして、このユニット建物1には、それぞれの階の建物
ユニット10,20内に設けられた室内機11,21 と、1階建
物ユニット10の外部に設けられた室外機12とからなる空
調機2が設けられている。
【0011】前記室内機11,21 と室外機12間とは、図1
に示すように上下方向に行きと帰りとの2本の冷媒管3
で連結されているが、この冷媒管3は、図2に示すよう
に上下方向に2分割されて1階用冷媒管3Aと2階用冷媒
管3Bに構成されている。すなわち、1階建物ユニット10
の側面には、上下2か所を配管サポート13で支持されて
1階建物ユニット10に取付けられた1階用冷媒管3Aが設
けられており、この1階用冷媒管3Aの一端は、建設現場
で室外機12に連結可能とされ、その他端には、予め工場
でおす型カップリング14が取付けられている。また、こ
の1階用冷媒管3Aには、図2に示すようにその途中から
1階建物ユニット10内の室内機11に連結する分岐冷媒管
15が取付けられており、この分岐冷媒管15は工場で室内
機11に連結されている。
【0012】これに対して2階建物ユニット20の側面に
は、図1,2に示すように2階用冷媒管3Bが設けられて
おり、この2階用冷媒管3Bは、配管サポート22で支持さ
れ、かつ2階建物ユニット20の外壁の取付穴20A を貫通
するとともに、2階建物ユニット20内の室内機21に予め
工場で連結されている。この2階用冷媒管3Bの一端に
は、前記おす型カップリング14と接続して一対の接続部
材4を構成する、めす型カップリング23が予め工場で取
付けられている。
【0013】この一対の接続部材4のおす型カップリン
グ14とめす型カップリング23とは、それらが離反してい
る際はそれぞれ開口を閉じているが、それらが接続した
際は、その内部が連通する構成とされており、一般に使
用される市販のものである。従って、これらのカップリ
ング14,23が接続すれば、2階用冷媒管3Bと1階用冷媒
管3Aとが連通するようになっている。
【0014】また、前記おす型カップリング14は、その
水平な上面位置が1階建物ユニット10の上面と略同一の
高さに配置され、めす型カップリング23は、その先端が
2階建物ユニット20の下面と略同一の高さに配置され
各建物ユニット10,20の上面や下面から突出しないよう
にされている。そして、これら両カップリング14,23が
取付けられた冷媒管3Aと3Bの先端部は、配管サポート1
3,22 に対して、わずかに上下動等できるようになって
おり、各建物ユニット10,20 が組合わされた後、作業者
が冷媒管3Aと3Bの先端部を引っ張って近づけることで、
これらのカップリング14,23を接続できるようになって
いる。なお、前記各冷媒管3Aと3Bとは、その接合部の隙
間が少ないと接続部材4の接続が容易なので、各建物ユ
ニット10,20 を構成する図略の柱に近い位置に配管され
ると好適である。
【0015】このような冷媒管3は、図3に示すよう
に、銅管30とその周囲に充分に巻付けられ、かつ銅管30
の断熱材である被覆材31とで形成されている。この被覆
材31は、1階用冷媒管3Aにおいてはその上面が前記おす
型カップリング14の水平な上面位置と略同一の面になる
ように巻付けられている。これに対して2階用冷媒管3B
では、めす型カップリング23の下面位置と略同一の面と
されており、その面の縁部から下方に延出する重合部31
A を有している。そして、この重合部31A は1,2階用
冷媒管3A,3Bが接続した際、1階用冷媒管3Aの被覆材31
を覆うようになっており、これにより、接合部の断熱効
果の低下が防止されている。
【0016】次に、このような本実施例の作用を説明す
る。まず、1階建物ユニット10,2階建物ユニット20等
を工場で生産し、各建物ユニット10,20内に室内機11,
21を工場でそれぞれ設置する。
【0017】次いで、1階建物ユニット10の側面に配管
サポート13を介して1階用冷媒管3Aを取付ける。この
際、冷媒管3Aの上部は、そこに装着されているおす型カ
ップリング14の水平な上面が、1階建物ユニット10の上
面と略同一の面に位置するように配置し、冷媒管3Aの下
部は、現場で1階建物ユニット10の外部に設置される室
外機12に連結可能な位置になるように配置する。また、
この1階用冷媒管3Aから分岐した冷媒管15を、1階建物
ユニット10内の室内機11に工場で連結させておく。
【0018】これに対して、2階建物ユニット20の側面
に配管サポート22を介して2階用冷媒管3Bを取付ける。
この際、冷媒管3Bの下部は、そこに装着されているめす
型カップリング23の水平な下面が、2階建物ユニット20
の下面と略同一の面に位置するように配置し、冷媒管3B
の上部は、2階建物ユニット20の外壁に明けられた取付
穴20A から差込み、2階建物ユニット20内に設置された
室内機21に工場で連結させておく。
【0019】このように各冷媒管3A,3Bを予め工場で取
付けた1階建物ユニット10,2階建物ユニット20を、建
設現場に搬入したら、各冷媒管3A,3Bを接続する前に1
階建物ユニット10の外部に室外機12を設置する。そし
て、作業者はこの室外機12に、1階用冷媒管3Aの一端を
適宜接続金具等により固定し、これらを連結する。
【0020】次に、2階建物ユニット20を1階建物ユニ
ット10の上に載せてユニット建物1を構成する。この際
作業者は、軽くフリーの状態にある各冷媒管3A,3Bの先
端を掴み、カップリング14,23 が上下方向に略一直線に
なるように接続させる。このことにより、閉じられてい
るそれぞれの開口が開き、両者の内部が連通する。ま
た、両冷媒管3A,3Bの接合部は、2階用冷媒管3Bの被覆
材31の重合部31A により覆われる。
【0021】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、冷媒管3の配管は、建設現場
で1階用冷媒管3Aを室外機12に繋いだ後、1階建物ユニ
ット10と2階建物ユニット20とを組合わせる時、一対の
接続部材4を接続すれば室内機21と室外機12とを繋ぐ冷
媒管3の配管が終了するので、現場作業が少なくて済む
という効果がある。
【0022】また、冷媒管3の接続は、おす型カップリ
ング14とめす型カップリング23との接続で行われ、その
ことで両者の内部が連通するようになっているので、冷
媒管3の接続が容易に行え、配管作業の効率がよくなる
という効果がある。
【0023】さらに、各冷媒管3A,3Bは各建物ユニット
10,20の外壁に近づけて設けてあるので、各建物ユニッ
ト10,20を現場に搬入する際、邪魔にならない。その
上、各冷媒管3A,3Bの端部は各建物ユニット10,20から
突出しないように設けられているので、輸送時や各建物
ユニット10,20の設置時に各冷媒管3A,3Bの端部が邪魔
にならず、その分、作業性を向上できる。また、各冷媒
管3A,3Bは各建物ユニット10,20に予め工場で取付けて
あるので、冷媒管を別個に搬入する従来に比べ、それを
紛失したりすることがない。また、冷媒管3の接合部
は、被覆材31に重合部31A が形成されており、冷媒管3
の接合時にこの重合部31A が反対側の被覆材31の外周を
覆うので、接合部の断熱効果が低下することがないとい
う効果がある。
【0024】また、1階用冷媒管3Aと室外機12との連結
部にも、前記一対の接続部材4と同様の接続金具を使用
すれば、各接続部材4は連結している際のみ連通され、
離れている場合にはその開口を閉じているので、2階建
物ユニット20内の室内機21と2階用冷媒管3B内と、1階
建物ユニット10内の室内機11および1階用冷媒管3A内と
に、予め工場でフロンガス等の冷媒を充填しておくこと
もできる。このようにすれば、現場で各冷媒管3A,3Bを
連結した後でフロンガス等の冷媒を充填する手間が省
け、現場作業性をより向上できるという効果がある。
【0025】さらに、従来のようにガイド管が必要ない
ので、工場においてはガイド管の取付け作業や管理が不
要になって作業性を向上でき、部品点数が減少すること
からコストも低減できる。
【0026】図4には、本発明の第2実施例が示されて
いる。本実施例は、前記第1実施例と同様に工場におい
て各建物ユニット10,20 毎に取付けられた各冷媒管3A,
3Bを形状記憶合金製の継手50で接続したものである。形
状記憶合金製の継手50は、銅系合金あるいはニッケル・
チタン合金によってパイプ状に形成されたものである。
この継手50の挿通孔51にその内径を拡大した状態で冷媒
管3A,3Bの銅管30を挿入し、継手50を加熱すると形状記
憶合金が収縮して連通孔51が縮小し、各銅管30に密着し
てこれを締め付ける。この形状記憶合金はいったん収縮
した場合には−40度程度の低温にしなければ再度拡大し
ないので、常温では収縮状態に維持されて冷媒管3A,3B
を強固にかつ確実に接続することができる。なお、本実
施例では、冷媒管3A,3B はユニット建物の外壁52及び内
壁53間に配置され、1階建物ユニット10の上梁54下面に
取付けられた天井面材55及び2階建物ユニット20の下梁
56上面に取付けられた床面材57を貫通して設けられ、屋
外や室内に冷媒管3が露出しないようにされている。
【0027】このような本実施例では、冷媒管3A,3B が
予め取付けられた各建物ユニット10,20 を組合わせる際
に、各冷媒管3A,3B の端部の銅管30を継手50の挿通孔51
内に挿入し、さらに継手50を加熱して収縮させて各冷媒
管3A,3B を接続する。
【0028】このような本実施例においても、前記第1
実施例と同様に、現場作業を少なくできて配管作業の効
率を向上できるとともに、ガイド管が不要なことから工
場での作業性も向上できてコストも低減できる。また、
形状記憶合金製の継手50を用いているので、簡単な作業
で確実に各冷媒管3A,3B を接続することができる。
【0029】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、本
発明において各冷媒管3A,3B を接続するには、前記第
1,2実施例に記載された方法に限らず、溶接、ろう付
け、フレア継手、各種機械式継手等を用いて接続しても
よい。但し、前記第1,2実施例の接続方法を用いたほ
うが、現場作業性を向上できるという利点がある。
【0030】また、前記各実施例では冷媒管3の配管構
造を2階建てのユニット建物1に使用したが、これに限
るものではなく、ユニット建物1内に室内機と室外機と
が設けられており、これらを連結する冷媒管の配管が行
われるものであれば、例えば3階建てのユニット建物
や、あるいは複数の建物ユニットを並設した平屋形式の
ユニット建物にも利用できる。
【0031】さらに、前記第1実施例では、冷媒管3の
接続におす型カップリング14とめす型カップリング23と
からなる一対の接続部材4を使用し、おす型カップリン
グ14を1階建物ユニット10側に取付け、めす型カップリ
ング23を2階建物ユニット20側に取付けたが、この配置
は逆にしてもよい。
【0032】また、室外機12は1階建物ユニット10の外
部に設置したが、これに限らず、例えば2階建物ユニッ
ト20側に設置してもよく、要は室内機21に連結できれば
よい。
【0033】また、前記各実施例では、室内機11,21を
予め工場でそれぞれ建物ユニット10,21に取付けてあ
り、これに各冷媒管3A,3Bを工場で連結してあるが、こ
れに限らない。例えば、各冷媒管3A,3Bのみを建物ユニ
ット10,21に工場で取付けておき、室内機11,21および
室外機12は現場で建物ユニット10,21に取付け、これら
を現場で連結する場合にも利用できる。この際にも、各
冷媒管3A,3Bと室内機11,21および室外機12との接続に
前記各実施例の構造を用いれば、それらの接続が容易に
行えるという利点がある。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の空調器
用冷媒管の配管方法及び配管構造によれば、現場及び工
場での作業を少なくできて冷媒管の配管を容易にかつ効
率よくできるとともに、コストも低減できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の配管構造が適用されたユ
ニット建物の全体を示す斜視図である。
【図2】同ユニット建物の分解側面図である。
【図3】冷媒管の接続構造を示す要部詳細図である。
【図4】本発明の第2実施例の冷媒管の接続構造を示す
要部詳細図である。
【図5】従来の空調機用冷媒管の配管構造図である。
【符号の説明】
1 ユニット建物 2 空気調和機(空調機) 3 冷媒管 3A 1階用冷媒管 3B 2階用冷媒管 4 一対の接続部材 11,21 室内機 12 室外機 14 おす型カップリング 23 めす型カップリング 30 銅管 50 継手 51 挿通孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−164623(JP,A) 特開 平2−282565(JP,A) 特開 平1−169038(JP,A) 実開 平3−50658(JP,U) 実開 平2−124417(JP,U) 実開 昭61−91693(JP,U) 実開 昭56−134491(JP,U) 実開 昭55−67946(JP,U) 実開 昭55−15537(JP,U) 実開 昭55−6747(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 5/00 N F25B 41/00 F E04B 1/348 V

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の建物ユニットが組合わされて構成
    されるユニット建物において室内機と室外機間とを連結
    する空調機用冷媒管の配管方法であって、前記複数の建
    物ユニットに跨がって配置される冷媒管を前記各建物ユ
    ニット毎に分割するとともに、この分割された各冷媒管
    を予め工場で各建物ユニットにその冷媒管の他の冷媒管
    に接続される端部がその接続方向には建物ユニットから
    突出しないように装着し、建設現場での各建物ユニット
    の組合わせ時に、各冷媒管の端部同士を近づけて各端部
    を接続することを特徴とするユニット建物における空調
    機用冷媒管の配管方法。
  2. 【請求項2】 複数の建物ユニットが組合わされて構成
    されるユニット建物において室内機と室外機間とを連結
    する空調機用冷媒管の配管構造であって、前記複数の建
    物ユニットに跨がって配置される冷媒管は前記各建物ユ
    ニット毎に分割されかつ各冷媒管の接続端部が互いに近
    接する方向に移動可能に予め工場で各建物ユニットに装
    着され、各冷媒管の接続端部は、これらが離反している
    際はそれぞれが開口を閉じ、前記各建物ユニットが組合
    わされて相互に接続された際は各冷媒管が連通可能とな
    る一対の接続部材によって接続されていることを特徴と
    するユニット建物における空調機用冷媒管の配管構造。
  3. 【請求項3】 複数の建物ユニットが組合わされて構成
    されるユニット建物において室内機と室外機間とを連結
    する空調機用冷媒管の配管構造であって、前記複数の建
    物ユニットに跨がって配置される冷媒管は前記各建物ユ
    ニット毎に分割されて予め工場で各建物ユニットに装着
    され、各冷媒管の接続端部は、各冷媒管が嵌挿される挿
    通孔を備え、温度変化によって挿通孔の径が変化する形
    状記憶合金製の継手によって接続されていることを特徴
    とするユニット建物における空調機用冷媒管の配管構
    造。
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