JP3213027B2 - 空調用配管の接続構造 - Google Patents

空調用配管の接続構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各階の住戸を構成する
住戸ユニットを前後左右上下に複数列配設し、前後左右
上下に隣接する各住戸ユニットを相互に一体化してなる
建築物において、各住戸ユニット内に設けられた空調用
配管を住戸ユニット間で接合する際の空調用配管の接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大都市の用地不足と、要請される
住宅戸数の消化のために、市街地集合住宅等において
は、中層から例えば10〜15階の高層の集合住宅が建
築されるようになってきた。これらは、一般に、柱をH
形鋼を主材とするSRC造とし、けた行は鉄骨梁と壁の
部分を一体とした大型PC板、戸境壁ははりブレース入
りPC板、床は現場打ちとし、基本的に従来のオフィス
ビルの工法技術を適用したものであった。
【0003】ところで、この種の集合住宅においても、
時間、資材、労力の冗費を削減し、品質の良い住宅を得
るために、戸建て住宅のようなプレハブ化が進められる
ようになってきた。前記プレハブ化の一つとして、ユニ
ット化工法が知られている。このユニット化工法は、鉄
骨造の四角箱状の住戸ユニットを、クレーンにより、現
場で積み上げて行くもので、ブロック工法とも呼ばれて
いるものである。なお、住戸ユニットの外壁は、耐鋼性
鋼鈑によるカーテンウォールが工場で先付けされ、さら
にサッシ、ガラスも工場において取り付けられるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ユニッ
ト化工法においては、ユニット内部の内装等を予め工場
で行うようにすれば、現場での施工の簡略化や内装の品
質の標準化等を図ることができる。しかし、空調用配管
(換気用も含む)のように複数の住戸ユニット間に渡っ
て連続して設けられる必要があるものは、最低限住戸ユ
ニット間の接続部分を現場での作業に頼らざるを得なか
った。
【0005】そして、前記空調用配管は、内装の内側
(天井裏等)に設けられるものであるから、配管の接続
作業を行う部分の内装を現場作業で行う必要があった。
従って、このような配管の接続作業が住戸ユニットから
なる建築物において、現場での施工を簡略化するため
に、工場での作業の比率を上げる際の妨げになってい
た。また、空調用の配管には、結露が発生する恐れがあ
り、住戸ユニットの接続部においては、現場で断熱材の
被覆作業を行う必要があり、住戸ユニットの接合作業を
煩雑なものにしていた。
【0006】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、住戸ユニット間での配管
の接続作業を容易なものとすることにより、住戸ユニッ
トからなる建築物の現場での施工の簡略化を図ることが
できる空調用配管の接続構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による空調用配管
の接続構造は、各階の住戸を構成する住戸ユニットを前
後左右上下に複数列配設し、前後左右上下に隣接する各
住戸ユニットを相互に一体化してなる建築物における
理された調和空気を供給するための空調用配管の接続構
造であって、前記空調用配管は、各住戸ユニット内に予
め工場等で設置され、互いに隣接する住戸ユニットは、
それぞれの壁面が間隔をあけて対向して配置され、これ
ら互いに対向する壁面には、前記空調用配管端部の接続
部が、それぞれの住戸ユニット内部から外部に向けて、
前記住戸ユニットの壁面を貫通すると共にそれぞれの壁
面を貫通した前記接続部が内部を密閉するように互いに
当接するように配置され、また、前記互いに対向する壁
面には、前記接続部の周囲を囲むようにリング状パッキ
ンがそれぞれ設けられ、これらリング状パッキンの先端
面がリング状パッキン内部を密閉するように互いに当接
されていることを前記課題の解決手段とした。
【0008】
【作用】本発明によれば、住戸ユニットからなる建築物
を施工する際に、隣接する住戸ユニットを所定の位置に
配置した段階で、空調用配管の接続部が当接され、かつ
その部分がリング状のパッキンに覆われるようになって
いる。従って、住戸ユニットを設置するだけで、隣接す
る住戸ユニット間の空調用配管の接続が終了する。この
際に、配管内部の冷気等は、当接する接続部とその周囲
を囲むパッキンとにより二重に密閉され、住戸ユニット
の接続部から外部に漏れる可能性がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1ないし図3は、本発明にかかる空調用配管
1の接続構造を示す図面であり、図4ないし図6は、本
実施例において、本発明が適用された住戸ユニット1
0、20からなる建築物Aの構成を示す図面である。
【0010】そして、本実施例の空調用配管1の接続構
造は、空調用配管1が、各住戸ユニット10、20内に
予め工場等で設置され、互いに隣接する住戸ユニット1
0、20は、それぞれの壁面(本実施例においては、壁
面の上端部を構成する上梁10b、22の外面)が間隔
をあけて対向して配置され、これら互いに対向する壁面
には、前記空調用配管1端部の接続部2が、それぞれの
住戸ユニット10、20内部から外部に向けて、前記住
戸ユニット10、20の壁面を貫通すると共にそれぞれ
の壁面を貫通した前記接続部2の先端面2aが互いに当
接するように配置され、また、前記互いに対向する壁面
には、前記接続部2の周囲を囲むようにリング状パッキ
ン3がそれぞれ設けられ、これらリング状パッキン3の
先端面3aがリング状パッキン3内部を密閉するように
互いに当接されてなるものである。
【0011】次に、空調用配管の接続構造の詳細な説明
に入る前に、建築物Aの説明をする。本実施例中の建築
物Aは、15階程度までの中高層のものであり、図4に
示すように、各階の住戸を構成する住戸ユニット10、
20を前後左右上下に複数列配設し、前後左右上下に隣
接する各住戸ユニット10、20を相互に一体化したも
のである。また、建築物Aの各階には、水平方向の荷重
を受け持たせるために剛性が強化された強化住戸ユニッ
ト20が少なくとも一つ配置され、かつ、これら強化住
戸ユニット20は上下方向に連続して少なくとも一列が
取り付けられている。
【0012】そして、この実施例では、剛性強化された
強化住戸ユニット20を、建築物の四隅において積み重
ね、四隅の列の各階に配置された住戸ユニット20によ
って、建築物の水平方向の荷重を受け持たせるようにし
ているものである。
【0013】すなわち、図4に示される建築物Aでは、
構築すべき建築物Aの四隅にそれぞれ強化住戸ユニット
20を積み重ねてなる強化住戸ユニット列Bが設けら
れ、これら強化住戸ユニット列Bの間に住戸ユニット1
0が設置されている。
【0014】図4は前記強化住戸ユニット20の斜視図
を示すもので、この強化住戸ユニット20は、4本の柱
部21…と、これら柱部21…の上端をそれぞれ連結す
る上梁部22…と、柱部21…の下端をそれぞれ連結す
る下梁部23…とにより直方体状のボックス型に組まれ
た架構と、該架構の上下面となる天井体(図示略)およ
び床体24と、建築物の外面を形成する壁体26とを具
備したもので、前記架構内部を居住空間Cとするもので
ある。ここで、柱部21…と上梁部22…、下梁部23
…とはピン接合等によって連結されるが、後述するよう
に壁体26により補強されることによって住戸ユニット
20は十分な強度を有したものとなる。
【0015】柱部21は、Lアングル状の鋼材によって
形成されたもので、主に鉛直力(鉛直荷重)に抗するも
のであり、その内角21a側が居住空間Cに向けて配設
され、かつ外角側21bが住戸ユニット20の角部にほ
ぼ一致するよう配設されたものである。また、壁面を形
成する柱部21、21間には、複数の中梁部27…が水
平方向に取付けられており、これら中梁部27…上(住
戸ユニット20の外面側)には壁体26が貼設されてい
る。壁体26は、十分な強度を有する鋼板からなるもの
で、前記中梁部27…に連結されることなどによって全
体が耐震壁とされている。そして、このような耐震壁と
された壁体26により、住戸ユニット20は地震等水平
力(水平荷重)にも十分抗するものとなっている。
【0016】ここで、柱部21を形成する鋼材は、強化
住戸ユニット20の積み上げ状態、すなわち多数の強化
住戸ユニット20…が積み上げられて形成される中高層
建築物Aにおける層位置もしくは建築物Aの高さによっ
て適宜その厚みが選択される。すなわち、強化住戸ユニ
ット20は、柱部21の厚みを変えることで、建築物の
高さ等によって異なる鉛直荷重に対応するようになって
いる。
【0017】なお、図面では、壁体26を耐震要素を構
成する耐力壁として適用しているが、本発明では、この
図示例に限定されるものではなく、例えば壁体26の代
わりに、ブレース、トラス等を設けるようにしても良
い。また、壁体26には、窓等の開口部を形成すること
も可能である。また、図面では、強化住居ユニット20
を構成する6面のうち周囲の4面に耐力壁を設ける構成
としたが、必ずしも周囲の4面に耐力壁を設ける必要は
なく、強化住戸ユニット20の強度を高める上で、最低
6面のうち隣接する2面が耐力壁等により強化されてい
れば良い。
【0018】また、前記強化住戸ユニット20として
は、図5に示す例に限定されるものではなく、その配列
位置も種々の形態が採られることは言うまでもない。
【0019】また、図3は、前記強化住戸ユニット20
の間に配列される住戸ユニット10の具体的な構成を示
す図であり、図示例では、住戸ユニット10は、四隅に
立てられた柱部10aと、これら柱部10aの上端およ
び下端間に架け渡されてユニットの上部および下部の枠
組みとなる上梁部10bおよび下梁部10cと、ユニッ
トの上下に架設された小梁部10fとを主体として構成
されている。
【0020】なお、この住戸ユニット10の構成も、図
示例に限定されるものではなく、構築すべき建築物の設
計要求等に基づき種々変更可能である。
【0021】次に、以上のような建築物における空調用
配管1の接続構造について説明する。空調用配管1は、
処理された調和空気を供給するためのものであって、断
熱性を有し、かつ柔軟性を有する配管であり、蛇腹状に
形成されている。図3等に示すように、この空調用配管
1は、各住戸ユニット10、20の天井裏すなわち、住
戸ユニット10、20の略上梁10b、22の高さに位
置に配管されている。そして、各住戸ユニット10、2
0は、配管下に天井が設けられた状態で、工場から現場
に送られる。すなわち、住戸ユニット10、20は、空
調用配管1が設置され、送風口6等が据え付けら、さら
に、天井等の内装が施された状態で、工場から現場に送
られるようになっている。
【0022】住戸ユニット10、20に配管された空調
用配管1は、その端部が、各階に配置された配管の末端
でない場合に隣接する住戸ユニット10、20の空調用
配管1の端部と接合することになる。前記空調用配管1
の端部には、管上の接続部2が設けられ、この接続部2
が住戸ユニット10、20の上梁10b、22を構成す
るチャンネル状鋼材に設けられた貫通孔4に、挿入され
ている。そして接続部2の先端部は、上梁10b、22
の外面側に突出した状態で、上梁10b、22の貫通孔
4に嵌合されている。そして、接続部2の突出部分の長
さは、互いに隣接する住戸ユニット10、20の上梁2
2(10b)同士の間の間隔の半分の長さよりも長く形
成されている。また、上梁10b、22の貫通孔4の周
囲は、ユニットの内側に突出するようにフレア加工が施
されており、このフレア5が、貫通孔4が設けられた鋼
材を強化すると共に、空調用配管1の端部をガイドする
ようになっている。
【0023】そして、空調用配管1と接続部2と上梁2
2(10b)の接続は、接続部1の一端が、空調用配管
1の端部の内側に嵌合すると共に、上梁22(10b)
のフレア5が、空調用配管1の内面と接続部2の外面に
挾持された状態となっている。
【0024】また、上梁22(10b)の外面には、上
梁22(10b)から突出した接続部の先端を囲むよう
にリング状のパッキン3が接着されている。このパッキ
ン3の厚みは、互いに隣接する住戸ユニット10、20
の上梁22(10b)同士の間の間隔の半分の距離より
も僅かに厚く形成されている。また、このパッキン3
は、弾性を有する樹脂、例えば、天然ゴムや剛性ゴムや
その他の樹脂により形成されている。また、接続部2
は、パッキン3よりも僅かに厚く形成されており、弾性
を有する樹脂、例えば、天然ゴムや剛性ゴムやその他の
樹脂により形成されている。
【0025】そして、住戸ユニット10、20を設置し
た際に、互いに隣接する住戸ユニット10、20の互い
に対向する上梁22(10b)にそれぞれ設けられた貫
通孔4は、貫通孔4同士が重なるようになっている。す
なわち、それぞれの貫通孔4に嵌合された接続部2は、
互いに先端を対向配置した状態になる。そして、接続部
2は、その先端面2aが互いに連通した状態で当接する
ようになっている。
【0026】また、対向する上梁22(10b)に接着
されたそれぞれのパッキン3も重なるようになってい
る。そして、前記接続部2及びパッキン3の厚みが、上
梁22(10b)同士の間隔の半分よりも厚いことから
互いに押圧した状態で、接続部2及びパッキン3の先端
面2a、3a同士が当接するようになっている。従っ
て、先端面2a、3aを当接した接続部2及びパッキン
3内部は、密封された状態となっている。従って、万が
一空調用配管1の接続部2同士の接続部分から冷気等が
漏れても、パッキン3により、その冷気がユニット間の
隙間に漏れだすことがなく、無駄に冷房が使われるのを
防止することができる。
【0027】なお、本実施例における空調システムは、
最上階に設けられらた空調機(図示略)から各住戸の冷
暖房及び換気を行うものである。そして、この空調用配
管1は、空調用の主配管(図示略)から分岐して各階に
水平に設けられるものである。また、前記主配管は、前
記強化住戸ユニット20の上下に沿う一列に設けられる
ようになっている。これは、剛性を強化する上で多くの
開口部を設けることが困難な強化住戸ユニット20の一
部を窓等の開口部を必要としない配管スペースとし、建
築物のスペースを有効に利用するためである。
【0028】次に、住戸ユニット10、20を現場で接
続して建築物を構築する際の空調用配管2の接続方法を
説明する。建築物を構築するには、強化住戸ユニット2
0および住戸ユニット10をそれぞれ空調用配管を設置
し、内装を施した状態で製造しておき、これらをトラッ
ク等により現場まで運搬し、1階より住戸ユニット1
0、20を縦横に4つずつ配列する。
【0029】これら住戸ユニット10、20の配列は、
強化住戸ユニット20を建築物の4隅に位置するように
設置し、これら強化住戸ユニット20の間に住戸ユニッ
ト10が並ぶように配置する。
【0030】次いで、クレーンにより、強化住戸ユニッ
ト20並びに住戸ユニット10の上にそれぞれ強化住戸
ユニット20、住戸ユニット10をそれぞれ連続して積
み重ねながら、前後左右に隣接するユニット同士を締結
する。この際に、隣接する住戸ユニット10、20のそ
れぞれの上梁10b、22の貫通孔が重なり、かつ、そ
れぞれの上梁10b、22の弾性を有するパッキン3及
び接続部2の先端面3、2aが当接した状態となる。な
お、二つのパッキン3を合わせた厚みは、僅かに対向す
る上梁10b、22の間隔より長くなるが、パッキン3
が弾性を有するので、僅かに圧縮された状態でその先端
面3aが当接した状態となる。また、接続部2の先端面
2aも互いに当接した状態となり、隣接する住戸ユニッ
ト10、20を接続した段階で空調用配管1の接続が終
了する。
【0031】以上のように、この実施例の空調用配管1
の接続構造によれば、隣接する住戸ユニット10、20
を設置するだけで、空調用配管1の接続部2が重なった
位置でその先端面2aを当接させると共に、その周りを
パッキン3で囲まれた状態、すなわち、空調用配管1の
接続部分が密封された状態になっているので、冷気等が
接続部分から漏れることがない。また、空調用配管1の
接続部分は、リング状パッキン3で密封された状態なの
で、結露の発生を防止することができ、また、万一、結
露が発生しても、結露水が住戸ユニット同士の接合部分
の隙間に漏出することがない。なお、実施例において示
した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、適用
する建築物の設計要求等に基づき種々変更可能であり、
例えば、上記実施例において、空調用配管1の接続部2
がチャンネル状の鋼材からなる上梁22(10b)を貫
通する構成としたが、上梁10b、23に限らず住戸ユ
ニット10、20の壁面部分ならどこでもよい。また、
上梁10b、23の形状もチャンネル状に限らず、H型
鋼、角型鋼管等でも良い。
【0032】また、図4ないし図6に示す実施例では、
建築物の架構だけを模式的に示したが、各住戸ユニット
には、耐火被覆等の施工がされることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、現場において、住戸ユニットを設置するだけで、
隣接する住戸ユニットのそれぞれの空調用配管が接続さ
れることになり、空調用配管の接続部分の内装を後回し
にすることなく、予め工場において施工することができ
るので、住戸ユニットからなる建築物の現場での施工の
簡略化を図ることができる。また、空調用配管の接続部
は、リング状パッキンで密封された状態なので、現場で
接続部を断熱材により被覆する必要がなく、住戸ユニッ
トを隣接して配置するだけで結露の発生を防止すること
ができ、また、万一、結露が発生しても、結露水が住戸
ユニット同士の接合部分の隙間に漏出することがない。
また、空調用配管の接続部分において冷気等が漏れるこ
ともなく、空調用配管の周囲に結露が発生することもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例の空調用配管の接続構造を示す断面
図である。
【図2】上記空調用配管の接続部分を示す斜視図であ
る。
【図3】上記空調用配管の配置を示す概略斜視図であ
る。
【図4】上記実施例の中高層建築物の構造を示す斜視図
である。
【図5】上記中高層建築物の住戸ユニットを示す斜視図
である。
【図6】上記中高層建築物の強化住戸ユニットを示す斜
視図である。
【符号の説明】
A 建築物 1 空調用配管 2 接続部 3 リング状パッキン 10 住戸ユニット 20 強化住戸ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗原 潤一 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−282565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 E04B 1/348

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各階の住戸を構成する住戸ユニットを前
    後左右上下に複数列配設し、前後左右上下に隣接する各
    住戸ユニットを相互に一体化してなる建築物における
    理された調和空気を供給するための空調用配管の接続構
    造であって、 前記空調用配管は、各住戸ユニット内に予め工場等で設
    置され、互いに隣接する住戸ユニットは、それぞれの壁
    面が間隔をあけて対向して配置され、これら互いに対向
    する壁面には、前記空調用配管端部の接続部が、それぞ
    れの住戸ユニット内部から外部に向けて、前記住戸ユニ
    ットの壁面を貫通すると共にそれぞれの壁面を貫通した
    前記接続部が内部を密閉するように互いに当接するよう
    に配置され、 また、前記互いに対向する壁面には、前記接続部の周囲
    を囲むようにリング状パッキンがそれぞれ設けられ、こ
    れらリング状パッキンの先端面がリング状パッキン内部
    を密閉するように互いに当接されていることを特徴とす
    る空調用配管の接続構造。
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