JPH081574Y2 - 電源プラグ - Google Patents

電源プラグ

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JPH081574Y2
JPH081574Y2 JP1988143594U JP14359488U JPH081574Y2 JP H081574 Y2 JPH081574 Y2 JP H081574Y2 JP 1988143594 U JP1988143594 U JP 1988143594U JP 14359488 U JP14359488 U JP 14359488U JP H081574 Y2 JPH081574 Y2 JP H081574Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
blade
core portion
base end
exterior
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JP1988143594U
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JPH0264170U (ja
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正朗 天野
斉 村林
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Yukita Electric Wire Co Ltd
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Yukita Electric Wire Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電源プラグに関するものである。
(従来の技術) 従来より、プラグ本体内に、電圧の安定やノイズカッ
ト等を図るために、例えばコンデンサー等の各種電子部
品を組み込むことが行われているが、この種の電源プラ
グは、一般に、硬質の合成樹脂からなる固定用ケースに
栓刃を貫挿保持させるとともに該ケース内に上記電子部
品を組み込み、軟質の外装用合成樹脂を固定用ケースの
内部に充填するとともに該ケースの外周を被覆したもの
であった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の電源プラグにあっては、硬
質の合成樹脂からなる固定用ケースの一部、すなわち栓
刃が突出している面が露出しているため、外部から過大
な衝撃や荷重が加わった場合に固定用ケースが破損し易
く、該固定用ケース内の電子部品が悪影響を受けるとい
った問題があった。
また、電子部品は固定用ケースに単に収められている
だけであるため、外装用合成樹脂により被覆を行った際
に、該合成樹脂の流動圧によって電子部品と栓刃とが干
渉したまま被覆されてしまうことがあり、このような状
態が生じると、使用時に栓刃を流れる電流によって電子
部品が動作不良または破損するおそれがあるといった問
題があった。
またそれとともに、電子部品が、例えば、フェライト
ビース等の動き易くて位置決めしにくい部品である場
合、前記した合成樹脂の流動圧によって該部品が動いて
しまい、外装用合成樹脂の表面から該部品の一部が露出
呈するおそれが多分にあった。このため、一定の品質を
得ることが困難であるといった問題があった。
さらに、固定用ケースと外装用合成樹脂とは単に面接
触しているだけであるから、コンセントから引き抜く際
に受ける外力によって、外装用合成樹脂が固定用ケース
から剥がれるといった問題があった。
またさらに、栓刃と外装用合成樹脂との密着性が低い
ため、固定用ケースの栓刃挿通孔と栓刃との間隙から水
が内部に浸入し易く、浸入した水が固定用ケースの内面
を伝って電子部品にまで達し、電子部品の極間でショー
トするおそれがあるといった問題があった。
本考案は、係る従来の問題点に鑑み、衝撃や荷重が加
わっても破損するおそれがなく、また電子部品と栓刃と
の干渉が防止し得るとともに、防水性に優れ、外装用合
成樹脂の剥離等のない電源プラグを提供することを目的
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案に係る電源プラグ
は、栓刃の基端部と、この栓刃の基端部に接続されたコ
ードの接続端部および電子部品とが一体的に硬質の合成
樹脂でモールドされてコア部が形成され、さらにこのコ
ア部が軟質の外装用合成樹脂でモールドされてなる電源
プラグであって、栓刃の基端部およびコードの接続部
と、電子部品との間に、これら栓刃の基端部およびコー
ドの接続部と、電子部品との間を隔てる干渉防止空部
が、コア部の表面に開口するように凹設され、この干渉
防止空部に外装用合成樹脂が充填されているものであ
る。
(作用) 栓刃の基端部と、この栓刃の基端部に接続されたコー
ドの接続端部および電子部品とが一体的に硬質の合成樹
脂でモールドされてなるコア部は、軟質の外装用合成樹
脂でモールドされているので、どのような方向から衝撃
や荷重等の外力が加わっても、該外力は外装用合成樹脂
で吸収されてしまい、コア部にまで達することがない。
また、コア部は外装用合成樹脂でモールドされている
ため、コア部と外装用合成樹脂とが分離するようなこと
がなく、外部から水が浸入しにくくなる。
さらに、コア部内の干渉防止空部によって電子部品が
栓刃の基端部およびコードの接続端部から隔絶されてい
るため、万一、栓刃がぐらつくようなことがあっても、
コア部内において電子部品と栓刃とが干渉し合うおそれ
がない。しかも、この干渉空部内に外装用合成樹脂が充
填されることにより、コア部と外装用合成樹脂との一体
化がさらに強固なものとなる。
加えて、干渉防止空部は、コア部の成形時に、例えば
コア部成形用金型内にピン等を配することにより形成さ
れるから、コア部成形時の各部品の金型内における位置
決めが容易となるとともに、樹脂の流動圧によって各部
品が移動し、干渉し合うのを防ぐことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図(a)乃至同図(c)に本考案に係る電源プラ
グを示す。
この電源プラグ1は、栓刃2,2の基端部21,21と、この
栓刃2,2の基端部21,21に接続されたコード3の接続端部
31,31および電子部品4とが一体的に硬質の合成樹脂5
でモールドされてコア部6が形成され、さらにこのコア
部6が軟質の外装用合成樹脂9でモールドされてなるも
のである。
ここで、上記電子部品4とは、通常、この種の電源プ
ラグにおいて電圧の安定化やノイズカット等の目的で使
用される。例えばコンデンサ、コイル、抵抗、フェライ
トビーズ、および部品相互の接続に用いられる接続用リ
ード線や部品固定用のプリント基板等である。本例で
は、2つのコンデンサ41,41と、これらコンデンサ41,41
を互いに接続および固定するためのプリント基板42と、
これらコンデンサ41,41と栓刃2,2の基端部21,21とを接
続するためのリード線43,43と、コード3に外嵌された
フェライトビーズ44とがコア部6内にモールドされてい
る。また、プリント基板42には、その適所にモールド成
形時における合成樹脂5の流動性を高めるための透孔42
a,42aが形成されている。
前記コア部6は、第2図(a)乃至同図(c)に示す
ように、その内部において、栓刃2,2の基端部21,21およ
びコード3の接続端部31,31と、コンデンサ41,41との間
に、両端が該コア部6の表面にそれぞれ開口する柱状の
2つの干渉防止空部7,7が設けられており、これら干渉
防止空部7,7によって栓刃2,2の基端部21,21およびコー
ド3の接続端部31,31と、コンデンサ41,41とが隔絶され
ている。また、フェライトビーズ44の近傍にも、両端が
コア部6の表面にそれぞれ開口する空部8が設けられて
いる。
このコア部6を形成する硬質の合成樹脂5としては、
例えば、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン
樹脂、セルローズアセテート樹脂、ABS樹脂、ポリアセ
タール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リエチレン樹脂等が挙げられる。これらのなかでも、成
形後透明となる塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、および
ポリスチレン樹脂が、コア部6内における部品の姿勢や
結線状態を確認することができるうえで望ましく、特
に、成形温度が低く射出成形に適している点から塩化ビ
ニル樹脂が最も好適である。
上記のようになるコア部6を成形するには、まず、コ
ンデンサ41,41が予め実装されたプリント基板42と栓刃
2,2とを金型(図示省略)内に、セットし、これらプリ
ント基板42と栓刃2,2の基端部21,21とをリード線43,43
で結線するとともに、栓刃2,2の基端部21,21にコード3
の接続端部31,31を結線する。このように、コンデンサ4
1,41をプリント基板42に実装し、これと栓刃2,2の基端
部21,21とをリード線43,43で結線しておくと、万一、水
が栓刃2,2を伝ってその基端部21,21にまで浸入した場合
でも、浸入した水がさらにプリント基板42にまで達して
コンデンサ41,41をショートさせるおそれがないので特
に好ましい。
ここで、コア部6内に干渉防止空部7,7および空部8
を形成するには、それら空部7,7,8を形成するためのピ
ン(図示省略)等を金型内の所定位置(空部7,7,8に対
応する位置)に配設する。このように、金型内にピン等
を配設すると、上記各部品の金型内における位置決めが
容易になり、量産化が可能となる。
そして、上記金型内に合成樹脂5を充填し、電子部品
4をモールドしてコア部6を成形する。
なお、コア部6は、成形後前記したように外装用合成
樹脂9によりモールドされるものであるから、その外形
形状および寸法精度に特別な配慮をする必要がなく、極
端な場合、コード3の一部や電子部品4の一部がコア部
6の表面に露出していても支障はない。
上記のようにして成形されたコア部6は、前記した外
装用合成樹脂9によりモールドされるとともに、干渉防
止空部7,7および空部8内に該合成樹脂が充填されて一
体化される。
この外装用合成樹脂9としては、軟質であってしかも
成形性に優れたものであればよく、その種類は電源プラ
グ1の使用目的や使用環境等に応じて適宜決定すればよ
い。また、必要に応じて着色を施してもよい。さらに、
例えばコア部6に塩化ビニル樹脂またはポリエチレン樹
脂を用い、外装用合成樹脂9に塩化ビニル樹脂を用いる
と、両者の密着性が非常に高いものとなり、防水性に優
れた電源プラグを得ることができる。
なお、図示例では横型のプラグとしているが、縦型の
プラグであってもよく、またコア部6内にモールドされ
る部品4は上記した例に限るものではない。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案の電源プラグは、栓刃の基
端部と、この栓刃の基端部に接続されたコードの接続端
部および電子部品とを一体的に硬質の合成樹脂でモール
ドしてコア部を形成し、このコア部を軟質の外装用合成
樹脂でモールドしたものであるから、どのような方向か
ら衝撃や荷重等の外力が加わっても、該外力は外装用合
成樹脂で吸収されてしまい、コア部にまで達することが
なく、耐衝撃性に優れている。
しかも、コア部と外装用合成樹脂とが分離するような
ことがなく、耐久性にも優れ、またプラグ内部に水が浸
入しにくく、防水性にも優れている。
さらに、コア部内に干渉防止空部が設けられており、
電子部品が栓刃の基端部およびコードの接続端部から隔
絶されるから、万一、栓刃がぐらつくようなことがあっ
ても、コア部内において電子部品と栓刃とが干渉し合う
おそれがなく、信頼性に優れている。また、干渉防止空
部はコア部の成形時に、例えばコア部成形用金型内にピ
ン等を配するといったことが必然的に行われて形成され
るものであるから、コア部成形時の電子部品の金型内に
おける位置決めが容易となり、量産化を図ることができ
ると同時に、樹脂の流動圧によって各部品が移動し、干
渉し合うのを防ぐことができる。したがって、コア部の
表面から電子部品が露出することがなく、常に品質およ
び外観に優れた良品を得ることができる。また仮に、電
子部品のモールド時に電子部品がコア部の表面から露出
するような事態が不測に生じても、コア部はさらに外装
用合成樹脂でモールドされるものであるから、品質およ
び外観に優れた良品を安定して得ることができる。
しかも、コア部の干渉防止空部内に外装用合成樹脂が
充填されているので、コア部と外装用合成樹脂との一体
化がさらに強固なものとなり、より一層耐久性の高いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る電源プラグの一実施例を示し、第1
図(a)は電源プラグの平面図、同図(b)は同正面
図、同図(c)は同右側面図、第2図(a)はコア部の
平面図、同図(b)は同正面図、同図(c)は同右側面
図である。 1……電源プラグ、2……栓刃 3……コード、4……電子部品 5……硬質の合成樹脂、6……コア部 7……干渉防止空部、8……空部 9……外装用合成樹脂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓刃の基端部と、この栓刃の基端部に接続
    されたコードの接続端部および電子部品とが一体的に硬
    質の合成樹脂でモールドされてコア部が形成され、さら
    にこのコア部が軟質の外装用合成樹脂でモールドされて
    なる電源プラグであって、 栓刃の基端部およびコードの接続部と、電子部品との間
    に、これら栓刃の基端部およびコードの接続部と、電子
    部品との間を隔てる干渉防止空部が、コア部の表面に開
    口するように凹設され、この干渉防止空部に外装用合成
    樹脂が充填されていることを特徴とする電源プラグ。
JP1988143594U 1988-11-01 1988-11-01 電源プラグ Expired - Lifetime JPH081574Y2 (ja)

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JP1988143594U JPH081574Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 電源プラグ

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JP1988143594U JPH081574Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 電源プラグ

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JPH0264170U JPH0264170U (ja) 1990-05-14
JPH081574Y2 true JPH081574Y2 (ja) 1996-01-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5144895U (ja) * 1974-09-30 1976-04-02
JPS58120578U (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 藤成型株式会社 電源プラグ

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JPH0264170U (ja) 1990-05-14

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