JPH08156916A - 散薬の定量供給装置 - Google Patents

散薬の定量供給装置

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JPH08156916A
JPH08156916A JP29975494A JP29975494A JPH08156916A JP H08156916 A JPH08156916 A JP H08156916A JP 29975494 A JP29975494 A JP 29975494A JP 29975494 A JP29975494 A JP 29975494A JP H08156916 A JPH08156916 A JP H08156916A
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JP
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powdered medicine
hopper
chute
vibration
powder
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JP29975494A
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English (en)
Inventor
Shoji Yuyama
正二 湯山
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Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動フィーダの振動に関わらず、しかも、そ
の際、散薬の種類や形状に関わらず散薬の定量供給が行
なえるようにする。 【構成】 振動フィーダ10にホッパー15内の散薬の
レベルを測定するレベルセンサ30とそのレベルセンサ
30の測定出力に応じて振動ユニット14の振動を制御
してシュート16からの排出量を一定に保つ制御装置を
備えることにより、レベルセンサ30によって実際のホ
ッパー15内の散薬の減少量を測定し、その測定値に基
づいて排出量を制御して、フィーダ10の振動、散薬の
種類や粒子の大きさや形状に関わらず散薬の定量供給を
行なえるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動フィーダのホッ
パーに投入される散薬の種類や薬質に関わらす一定量の
散薬を供給する散薬の定量供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等で調剤される散薬の分包は例え
ば、図14に示すように、一定速度で回転する分割円盤
1の環状のU溝に、振動フィーダ2によって所要量の散
薬を供給し、回転掻出し器3で、所要分割数に切り出し
て順次分包している。このとき、散薬を正確に分割する
には、散薬を分割円盤1のU溝に均等に分布させること
が必要であり、そのためには、分割円盤1の回転を早く
して振動フィーダ2の薬剤の供給速度を一定に保つよう
にすればよい。
【0003】ところが、従来の振動フィーダ2では、そ
の振動周波数が一定であったので、振動フイーダ2に収
容している散薬の残量が少なくなると、加振力が大きく
なって散薬の供給量が多くなるという問題があった。
【0004】その問題の一つの解決策として、例えば図
14に示すように、重量センサを取付けた載置台4上に
振動フィーダ2を設け、散薬の残量を重量センサによっ
て測定し、その測定値によって振動フィーダ2の振動数
を変えるものが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
重量センサによって供給中の振動フィーダの重量を測定
し、その重量によって振動フィーダの振動数を変化させ
るものでは、振動がノイズとなって測定重量に誤差を生
じてしまうため、供給量を一定に保つことが難しい問題
がある。
【0006】また、散薬は粉末、細粒、顆粒などの種類
があり、また、その種類の中でも粒子の大きさや形状の
ことなるものがあるため、それぞれ、振動に対してシュ
ート上を移送する移送速度が異なる。このため、重量に
よって一律に同じ振動数をシーケンシャルに与えていた
のでは、設定値との間にハンチングなどが生じ易く、一
定量の供給を行なうのに問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、フィーダの振
動に関わらず、散薬の定量供給が行なえ、しかも、その
際、粉末、細粒、顆粒など、粒子の大きさや形状が異な
っても散薬の定量供給が行なえるようにすることであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明では、散薬が投入されるホッパーの下方
に設けられたシュートを振動手段で振動させて、そのホ
ッパー下端の排出口とシュートとの間に形成した隙間か
ら、前記ホッパーに投入された散薬を導出し、シュート
上を移送してシュート先端から排出する従来の振動フィ
ーダに、前記ホッパー上方に設けられ、ホッパー内の散
薬に対し光あるいは超音波を当ててその反射からホッパ
ー内の散薬のレベルを測定するレベルセンサと、そのレ
ベルセンサの測定出力に応じて振動手段の振動を制御し
て散薬のシュートからの排出量を一定に保つ制御装置を
備えた構成を採用したのである。
【0009】第2の発明では、上記ホッパー下端の排出
口とシュートとの間に形成した隙間の開度を変えるホッ
パー角調整機構を設けた構成を採用したのである。
【0010】第3の発明では、上記レベルセンサとして
ビデオカメラと、そのビデオカメラの画像データを処理
してホッパー内の散薬レベルを検出する画像処理装置を
設けた構成を採用したのである。
【0011】第4の発明では、上記画像処理装置が画像
データから散薬の粒子の大きさ、粒子形状を抽出し、そ
の抽出データに基づいて制御装置が散薬の排出量の補正
を行なう構成を採用したのである。
【0012】第5の発明では、上記シュート先端に、排
出される散薬を検出するセンサを設け、その検出出力に
基づいて制御装置が散薬の排出量の補正を行なう構成を
採用したのである。
【0013】第6の発明では、上記第1の発明乃至第3
の発明において、上記シュートに振動センサを設け、そ
の振動センサの検出出力に基づいて制御装置が散薬の排
出量の補正を行なう構成を採用したのである。
【0014】
【作用】このように構成される第1の発明では、ホッパ
ー上方からホッパー内の散薬に対して光あるいは超音波
を当ててその反射から散薬のレベルを測定し、そのレベ
ル出力に基づいて例えば、その変化量から散薬の排出量
を算出し、算出した排出量が一定となるように、制御装
置によって振動手段の振動数あるいは振動振幅などの振
動を制御して、散薬の定量供給が行う。その際、光ある
いは超音波の反射面である散薬の表面は、振動により均
されて平坦となるため、反射面が振動により、例えば前
後へ移動しても、散薬表面からの反射は振動に影響され
ることはない。そのため、振動に無関係にレベルの測定
が行なえる。
【0015】また、この場合、レベル測定によって直接
散薬の排出量を検出し、その検出値でもって供給量を制
御しているので、散薬粒子の大きさや形状に関わらず定
量供給が行なえる。
【0016】第2の発明では、ホッパー下端の排出口と
シュートとの間に形成した隙間の開度を変えることによ
り、散薬の導出量を調整できるので、供給量を調節でき
る。このとき、このホッパー角調整機構の開度を制御装
置により制御できるようにすれば、散薬の排出量を制御
装置からコントロールできる。
【0017】第3の発明では、ビデオカメラで撮影した
散薬表面の画像データを処理して散薬のレベルを測定す
る。このとき、画像処理装置がビデオカメラの撮影した
ホッパーやホッパー内の散薬表面の広い範囲の多数のデ
ータを処理するので、例えば散薬表面に少しぐらい凹凸
があっても、その誤差は演算によって丸めることができ
るので、表面の凹凸に関わらずレベルを検出することが
できる。
【0018】第4の発明では、上記画像処理装置が画像
データから散薬粒子の大きさ、形状などの特徴を抽出す
ることができるので、そのデータに応じて例えば、一定
量の散薬の供給が行なえるように、振動手段の振動とホ
ッパー角調整機構の開度を制御することができる。
【0019】第5の発明では、上記センサによってシュ
ートから散薬が一定量排出されているかどうかを実際に
検出して、その検出値でもって散薬が一定量排出される
ように振動あるいは隙間の開度を制御することにより、
シュート上を移送される散薬の種類あるいは形状に応じ
て定量供給が行なえるようにできる。
【0020】第6の発明では、振動センサにより、振動
フィーダの振動を検出して、その振動の変化とレベルセ
ンサによって検出される散薬の減少率とを比較すること
によって例えば、振動数が高くなるにも関わらず、散薬
のレベルが下がらないと、排出異常を検出することがで
きるので、その異常に即して振動フィーダを制御でき
る。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0022】図1及び図2に第1実施例として第1及び
第2の発明に係る散薬の定量供給装置を示す。
【0023】定量供給装置は、振動フィーダ10とその
振動フィーダ10を制御する制御装置11とからなって
おり、振動フィーダ10には、レベルセンサ30が設け
られている。
【0024】振動フィーダ10は、散薬を排出する供給
部12と、その供給部12を支持するベース13とを振
動ユニット14で連結した構成となっている。
【0025】供給部12は、散薬が投入されるホッパー
15とその下方に水平に設けられたシュート16とから
なっており、前記ホッパー15は、ホッパー角調整機構
17のガイドバー18により支持されてホッパー5下端
の排出口とシュート6間に隙間19が形成されるように
なっている。
【0026】ホッパー角調整機構17は、図3に示すよ
うに、パルスモータ21の回転軸に取付けられた連結棒
22と前記ガイドバー18とをリンク棒22’によって
回動自在に連結し、ガイドバー18を支持棒20によっ
て固定した構造となっており、前記パルスモータ21が
矢印のように回動すると、ガイドバー18が矢印の
ように前後に移動し、ホッパー15下端の排出口とシュ
ート16間の隙間19の開度が調節できるようになって
いる。このとき、支持棒20は、撓んでガイドバー18
にバネ圧を与え、パルスモータ21が作動していないと
きは、ホッパー15をシュート16上に圧接し、両者の
開度は0となってゼロ点に復帰できるようにしてある。
また、パルスモータ21は、制御装置11と接続され
て、隙間19の調整が制御装置11によってできるよう
になっている。
【0027】一方、シュート16は、図1に示すよう
に、供給台23の上に固定されており、その供給台23
の裏面には、振動ユニット14が取付けられる固定部2
4が設けられている。
【0028】ベース13は、角型の金属製の台で、例え
ば分割円盤の設けられた機台に干渉防止用バネを介して
ネジ止めされており、振動が機台に伝わらないようにな
っている。また、ベース13の上面には、振動ユニット
14を取付ける固定部24が形成されている。
【0029】振動ユニット14は、実施例では、両端に
取付け孔の形成された良導体の弾性板の両側に例えば、
チタン酸ジルコン酸鉛セラミックからなる圧電素子を固
着したバイモルフとなっており、両側の圧電素子に分極
方向が互いに反対となるように交流電圧を印加すると、
圧電素子が交互に伸縮し、バイモルフが湾曲して振動す
る。このため、この振動ユニット14でベース13と連
結された供給部12は前後に振動する。
【0030】また、供給部12のホッパー15上方には
レベルセンサ30がアームにより取付けられている。
【0031】レベルセンサ30は、実施例の場合、図4
に示すように、光発信器31と光受信器32とからな
り、光受信器32を例えば、ラインセンサとすることに
より、散薬の高さに応じた出力が得られるようにしてホ
ッパー15内の散薬レベルを測定できるようになってい
る。なお、光受信器32には、ラインセンサ以外にも例
えば、複数の受光素子を直列に並べたもの、あるいは、
半導体検出素子(PSD)を用いて反射スポット光の受
光面積や位置の変化を測定できるようにしたものも使用
可能である。
【0032】また、レベルセンサは、光センサを用いた
ものの他に、図5に示すように、超音波センサ33を用
いてその反射波の時間測定によってレベルを測定するよ
うにしても良い。このレベルセンサ30出力は制御装置
11と接続されている。
【0033】制御装置11は、図2に示すように、A/
D変換器40、演算処理装置41、D/A変換器42か
らなるデジタル制御装置となっている。
【0034】A/D変換器40は、上記センサ30出力
が入力されると、それらアナログ信号をデジタル信号に
変換し、演算処理装置41へ出力する。
【0035】演算処理装置41は、マイクロコンピュー
タを備え、入力手段43と接続されて、入力手段43で
設定される散薬の供給量と前記A/D変換器40から入
力されるセンサ30出力とを比較し、予めメモリ回路に
記憶した制御プログラムに従って振動ユニット14への
駆動信号とホッパー角調整機構のパルスモータ21への
駆動パルスを出力する。
【0036】このとき、上記振動ユニット14への駆動
信号は、D/A変換器42により、アナログ信号に変換
された後、ドライブ回路44により振動ユニット14に
出力される。一方、パルスモータ21への駆動パルス
は、バルスモータ駆動回路45によって、パルスモータ
駆動用のシリアルパルスに変換され、パルスモータ21
へ出力される。
【0037】この実施例は、以上のように構成されてお
り、次に、その制御方法を説明することにする。
【0038】この散薬の供給装置は、図6に示すよう
に、レベルセンサ30によるフィードバック制御によ
り、定値制御を行なって一定量の散薬の供給を行なうも
のである。
【0039】すなわち、この装置では、ホッパー15に
散薬を投入し、入力手段43から散薬の供給量の目標値
を設定すると、制御装置11は、操作変数としてホッパ
ー角調整機構17へ開度を与えるためのパルス出力と振
動ユニット14を振動させる駆動信号を出力する。この
ときの各信号のレートは、予め制御装置11に供給量に
対応した値を記憶させておくことにより、入力手段から
供給量を入力するだけで設定できるようにできる。
【0040】上記のように、パルス出力と振動ユニット
14への駆動信号が出力されると、振動フィーダ10の
ホッパー15が持ち上がってシュート16との間に隙間
19が形成され、振動ユニット14が振動を始めて散薬
の供給を開始する。
【0041】このように散薬の供給を開始すると、制御
装置11は、レベルセンサ30によりホッパー15内の
散薬のレベルを検出し、そのレベルの変化から散薬の供
給量を算出して目標値との偏差がゼロとなるようにパル
スモータ21へのパルス出力及び振動ユニット14への
駆動出力を制御する。このとき、散薬表面は振動により
均されており、正しいレベルが測定できる。したがっ
て、散薬の種類に関らず減少量を一定に保つことができ
るので、散薬の種類や形状の相違に関わらず一定量の散
薬が供給できる。
【0042】また、このとき、レベルセンサ30による
検出は、実施例の場合のように、ホッパー15が三角錐
状となったものであると、その形状により、測定される
レベルと減少量とが一致せず、一定量の散薬を排出して
いてもレベルの低下は一定ではない。そのため、それを
補正できるように本実施例では、ホッパー15の形状に
合わせてレベル対減少量の表を準備し、その表を制御装
置に組み込むことにより、対処できるようにしてある。
また、この補正は、上述したように表を利用する方法以
外に、ホッパー15の傾きを一次関数で近似して演算式
により求めるようにしても良い。
【0043】図7及び図8に第2実施例として第3及び
第4の発明に係る散薬定量供給装置を示す。この実施例
は、第1実施例の散薬供給装置のレベルセンサ30に代
えてビデオカメラ50と画像処理装置51を用いてホッ
パー15内の散薬のレベルと散薬の種類や形状を検出で
きるようにしたものである。
【0044】この場合、ビデオカメラ50によるレベル
の測定は、例えば実施例のように、ホッパー15が三角
錐形状の場合は、供給中のホッパー15の検出画面を画
像処理装置51で処理してホッパー15内の散薬面積の
減少により検出することができる。また、他の形状の場
合は、散薬の排出にともなって増加するホッパー15の
側壁面積を検出するようにすれば、散薬レベルを検出で
きる。このように、この装置では、ビデオカメラ50で
撮影した散薬表面の広い範囲の多数の画像データを処理
することによりレベルを測定するので、例えば散薬表面
に少しぐらい凹凸があっても、その誤差を演算によって
丸めることができるので、散薬表面の凸凹や凸凹を発生
する振動に関わらずレベルの測定を行うことができる。
また、このように、散薬のレベルを直接測定しているの
で、その種類や形状に関わらず、定量供給が行える。
【0045】このとき、例えばビデオカメラ50に制御
装置11によって作動することのできるズーミング機能
を付加して、上記画像処理装置41が画像データから散
薬粒子の大きさ、形状、粒子の粗さなどの特徴を抽出で
きるようにすれば、その特徴に応じて、ホッパー角調節
機構17のパルスモータ21へのパルス出力及び振動ユ
ニット14への駆動出力を細かく制御できるので、散薬
の種類や形状の相違に関わらず一定量の散薬を供給でき
る。
【0046】また、このとき、これら制御に使用する操
作変数値は、あらかじめ、粒子の大きさ、形状や粗さの
異なった多数の種類の散薬について、実際に装置に散薬
を定量供給させて、そのときのホッパー角調整機構のパ
ルスモータ21へのパルス出力と振動ユニット14への
駆動出力に対するデータを取って制御装置11に記憶さ
せておくようにすればよい。この際、前記データを一次
関数などの関数に近似させてその関数を係数化した補正
係数を準備し、その係数から操作変数値を算出して制御
を行なうようにしてもよい。
【0047】なお、他の構成及び作用については、第1
実施例と同じなので、説明は省略する。
【0048】図9に第3実施例として第5の発明に係る
一実施例を示す。このものは、第2実施例の定量供給装
置に図10(a)に示すように、シュート16の幅方向
と、長さ方向に発光素子と検出素子を複数個配置したゲ
ート状の流量センサ26を設け、図10(b)に示すよ
うに、マトリクス状に検出領域を設定して、単位時間内
にシュート16先端から落下する散薬が通過する面積を
検出して図10(c)に示すように、シュート16から
排出される散薬の供給量を演算処理により、制御装置1
1が測定できるようにしたものである。
【0049】そして、このようにしたことにより、この
ものでは、図11に示すように、レベルセンサ30(ビ
デオカメラ50)と流量センサ26とによるフィードバ
ック制御により定値制御を行なって一定量の散薬の供給
を行なうものである。
【0050】この実施例では、制御装置11は、まず、
流量センサ26によってホッパー15とシュート16の
隙間19から導出された散薬が、シュート16先端から
排出されるまでの経過時間を測定し、その測定時間に応
じてパルスモータ21へのパルス出力及び振動ユニット
14への駆動出力を制御する。例えば、経過時間が設定
時間内(定量供給では移送時間は常に一定のはずであ
る)であれば、隙間19の開度を小さくするようにパル
ス出力を出力するとともに、振動出力を小さくする。ま
た、経過時間が設定時間をオーバーした場合は、開度を
大きくするようにパルス出力を出力するとともに、振動
出力を大きくする。このようにして、制御装置11は、
シュート16上を移送される散薬が一定の移送速度で移
送されるかどうかを検出し、散薬の種類や形状の相違に
関わらず一定量の散薬が移送できるようにする。
【0051】こうして、制御装置11は、供給開始時の
散薬のシュート16上の移送速度を検出して散薬の種類
や形状の相違に関わらず散薬が一定量供給できるように
供給開始時の操作変数の初期設定を行なった後は、流量
センサ26によってシュート16から排出される散薬の
供給量とレベルセンサ30によりホッパー15内の散薬
のレベルとを検出し、その検出値と目標値との偏差がゼ
ロとなるようにパルスモータ21へのパルス出力及び振
動ユニット14への駆動出力を制御する。このため、散
薬の定量供給が振動フィーダ10の振動に関わらず、ま
た散薬の種類や重量及び形状に無関係に高精度で行なえ
る。
【0052】そして、流量センサ26は、ホッパー15
内の散薬が全て排出され、レベルセンサ30によってホ
ッパー15内の散薬が検出できなくなり、レベルセンサ
30によるフィードバックループが形成できなくなった
際には、シュート16上に残った散薬が全て排出される
まで、散薬を検出して、フィードバックループを形成
し、系を安定化して定量供給が行なえるようにする。
【0053】なお、実施例ではレベルセンサ30として
ビデオカメラ50を用いたが、これに限定されることは
なく、レベルセンサ30には光や超音波を用いたもので
も良い。
【0054】図12に第4実施例として第6の発明に係
る散薬定量供給装置の一実施例を示す。
【0055】この装置は、第3実施例の散薬の定量供給
装置に振動センサ25を設けたものである。
【0056】振動センサ25はシュート16を取り付け
た供給台23の裏面に取り付けられ、その出力は図13
に示すように、制御装置11と接続されている。そし
て、その振動センサ25により、制御装置11が振動フ
ィーダ10の実際の振動を検出することにより、例え
ば、ホッパー15とシュート16との隙間19に散薬の
つまりなどによる排出異常が生じると、操作変数の増加
を止めてシュート16上の散薬が一時に排出されるのを
防ぎ、定量供給が行なえるようにしたものである。
【0057】すなわち、排出異常が生じると、ホッパー
15内の散薬が減少しないため、制御装置11はパルス
モータ21へのパルス出力及び振動ユニット14への出
力を増加させて発振を起こすが、その異常振動を振動セ
ンサ25により検出して操作変数の増加を止めるという
ものである。
【0058】なお、実施例ではレベルセンサにビデオカ
メラを用いたが、これに限定されることはなく、第1実
施例の光や超音波を用いたレベルセンサでも良いことは
明白である。
【0059】
【効果】以上のように構成される第1の発明では、振動
フィーダにホッパー内の散薬のレベルを測定するレベル
センサと、そのレベルセンサの測定出力に応じて振動手
段の振動を制御して散薬のシュートからの排出量を一定
に保つ制御装置を備えたことにより、フィーダの振動に
関わらず散薬の定量供給が行なえる。しかも、その際、
散薬の種類や形状に関わらずに定量供給が行なえるよう
にできる。
【0060】第2の発明では、ホッパーとシュートとの
間に形成した隙間の開度を変えるホッパー角調整機構を
設けたことにより、散薬の供給量の制御が振動フィーダ
の振動を変える(振動数、振動振幅)以外にもホッパー
角調整機構により前記隙間の開度を制御することによっ
ても行なえるため、定量供給を精密に行なえる。
【0061】第3の発明では、レベルセンサをビデオカ
メラと画像処理装置としたことにより、検出面に凹凸が
あってもレベル測定が行なえる。
【0062】第4の発明では、画像処理装置によってホ
ッパー内の散薬粒子の大きさ、形状などの特徴を抽出
し、その特徴に基づいて散薬に合った振動あるいは開度
を設定できるので、散薬に応じた最適な制御が行なえ
る。
【0063】第5の発明では、シュート先端に、排出さ
れる散薬を検出するセンサを設けたことにより、排出さ
れる散薬を実際に検出してフィードバック制御を行なう
ので、定量供給の精度を向上させることができる。
【0064】第6の発明では、シュートに振動センサを
設けたことにより、振動フィーダの振動数あるいは振動
振幅の異常を検出することができるので、装置の発振を
防止して定量供給を行なうようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部切欠側面図
【図2】第1実施例のブロック図
【図3】第1実施例の作用説明図
【図4】第1実施例の作用説明図
【図5】第1実施例の作用説明図
【図6】第1実施例のブロック図
【図7】第2実施例の要部切欠側面図
【図8】第2実施例のブロック図
【図9】第3実施例の要部切欠側面図
【図10】第3実施例の作用説明図
【図11】第3実施例のブロック図
【図12】第4実施例の要部切欠側面図
【図13】第4実施例のブロック図
【図14】従来例の側面図
【符号の説明】
10 振動フィーダ 11 制御装置 14 振動ユニット 15 ホッパー 16 シュート 17 ホッパー角調整機構 19 隙間 21 パルスモータ 25 振動センサ 30 レベルセンサ 50 ビデオカメラ 51 画像処理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散薬が投入されるホッパーの下方に設け
    られたシュートを振動手段で振動させて、そのホッパー
    下端の排出口とシュートとの間に形成した隙間から、前
    記ホッパーに投入された散薬を導出し、シュート上を移
    送してシュート先端から排出する振動フィーダに、前記
    ホッパー上方に設けられ、ホッパー内の散薬に対し光あ
    るいは超音波を当ててその反射からホッパー内の散薬の
    レベルを測定するレベルセンサと、そのレベルセンサの
    測定出力に応じて振動手段の振動を制御して散薬のシュ
    ートからの排出量を一定に保つ制御装置を備えた散薬の
    定量供給装置。
  2. 【請求項2】 上記ホッパー下端の排出口とシュートと
    の間に形成した隙間の開度を変えるホッパー角調整機構
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の散薬の定量
    供給装置。
  3. 【請求項3】 上記レベルセンサとしてビデオカメラ
    と、そのビデオカメラからの画像データを処理してホッ
    パー内の散薬レベルを検出する画像処理装置を設けた請
    求項1または2に記載の散薬の定量供給装置。
  4. 【請求項4】 上記画像処理装置が画像データから散薬
    の粒子の大きさ、粒子形状を抽出し、その抽出データに
    基づいて制御装置が散薬の排出量の補正を行なうことを
    特徴とする請求項3に記載の散薬の定量供給装置。
  5. 【請求項5】 上記シュート先端に、排出される散薬を
    検出するセンサを設け、その検出出力に基づいて制御装
    置が散薬の排出量の補正を行なうことを特徴とする請求
    項1乃至4に記載の散薬の定量供給装置。
  6. 【請求項6】 上記シュートに振動センサを設け、その
    振動センサの検出出力に基づいて制御装置が散薬の排出
    量の補正を行なうことを特徴とする請求項1乃至4に記
    載の散薬の定量供給装置。
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