JP2649073B2 - 分散供給装置の制御方法及び装置 - Google Patents

分散供給装置の制御方法及び装置

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JP2649073B2
JP2649073B2 JP63290570A JP29057088A JP2649073B2 JP 2649073 B2 JP2649073 B2 JP 2649073B2 JP 63290570 A JP63290570 A JP 63290570A JP 29057088 A JP29057088 A JP 29057088A JP 2649073 B2 JP2649073 B2 JP 2649073B2
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    • G01GWEIGHING
    • G01G13/00Weighing apparatus with automatic feed or discharge for weighing-out batches of material
    • G01G13/02Means for automatically loading weigh pans or other receptacles, e.g. disposable containers, under control of the weighing mechanism
    • G01G13/022Material feeding devices
    • G01G13/024Material feeding devices by gravity

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、主に自動組合せ秤に用いられ、同秤が常
に最適の組合せを維持し、安定した精度及び能力を発揮
するように各計量ホッパにほぼ均一に物品を供給する分
散供給装置の制御方法及び装置に関する。
<従来の技術> 従来の分散供給装置の用いられている組合せ秤を第11
図に示す。同図において、バケットコンベヤ1で搬送さ
れて上昇した物品3は水平フィーダ(クロスヘッドフィ
ーダ)2により漏斗状の供給ファネル4内に供給され
る。供給ファネル4の真下には傘状の分散フィーダ5が
あり、この分散フィーダ5は物品3をその周辺部へ送出
し、分散フィーダ5の周囲に続いて放射状に設けたいく
つかの直進フィーダ6に供給する。各直進フィーダ6の
送出端に続いて夫々供給ホッパ7があり、供給ホッパ7
の下には夫々計量ホッパ8がある。これらのホッパは平
面的には分散フィーダ5と同心の円周上に配列されてい
る。計量ホッパ8から排出される物品は集合シュート9
によって集められ、袋又は箱等に詰められる。このよう
な組合せ秤は現在では広く知られている。このような組
合せ秤において、計量ホッパ8に供給される1回分の物
品の量は、計量ホッパ数が10個の場合、目標重量の1/4
〜1/5に保つのが普通である。これは10個の中の4〜5
個の計量ホッパを組合せ選択したとき最も組合せ数が大
きく、これによって定量精度が高まることによる。しか
し、前述した従来の分散供給装置、すなわち、供給ファ
ネル4、分散フィーダ5、直進フィーダ6を単に接続し
てなる装置では、物品の性状(塊りがあるとか、からみ
やすい等)や供給速度の変動などで必ずしも各ホッパに
望ましい均等性を保って供給できない。また、能力を変
更したり物品を変えると、その都度供給状態の均等性を
確認し修正をする必要があり、各ホッパに物品をできる
だけ均一に供給するということは困難なことであった。
従って、組合せ秤の精度を高める一つの要素として、
計量ホッパ8内の物品の重量を可能な限り均等に規制す
ることが有効である。すなわち、例えば、組合せ目標値
を400gとしてのその組合せを4台の計量器によって得よ
うとするならば、各計量ホッパ内の物品が100gを中心に
可及的に小さな偏差で分布していることが望ましいから
である。
前記従来の装置の計量ホッパ8への物品供給量の規制
は、各直進フィーダ6上の物品の層厚hを可及的に所定
値に保つ必要性から、供給ホッパ7へ物品の投入を行う
際、直進フィーダ6上の物品の層厚hを調節するために
供給ファネル4と分散フィーダ5との間隔を調節した
り、供給ファネル4及び分散フィーダ5の中心軸の関係
を修正するなど、全てのオペレータの観察に基いて手作
業で行われていた。これらの作業は、組合せ秤の調節作
業で最も手間のかかるところである。先に述べた物品の
性状による不均一な供給についてはオペレータが特に任
意を払わなければならず、熟練を要する。
このような問題を解決しようとする従来の技術とし
て、特開昭60−196626号公報に開示されたものがある。
<発明が解決しようとする課題> 前記公報の技術には次のような問題がある。すなわ
ち、各計量槽で計量した値に基いて、分散フィーダ上の
偏りを検出しているため、検出遅れが出る。又、組合せ
演算の結果、選択されない計量槽のものが残るから、そ
れらはデータとして古いものとなり、その瞬間の分散フ
ィーダ上の物品の分布状態を検出したことにならないの
で、検出した偏りは不正確である。たとえ、計量槽で計
量した値の平均値又は累積値によって偏り量を検出した
としても、やはり選択されないで残っているものがある
と正確性に欠ける。また、被計量物の搬送に大きな変動
があって偏りが生じる場合があるが、このような場合に
即応性がないなどの問題がある。
この発明は、組合せ秤に使用される分散供給装置を、
常に高い均等性をもって分散供給動作させることを課題
とする。
<課題を解決するための手段> この発明の分散供給装置の制御方法は、供給装置から
分散フィーダ上へ供給される物品を分散フィーダの周辺
部へ送出し、さらにその分散フィーダの外方へ複数の直
進フィーダにより送出するように構成された分散供給装
置において、前記分散フィーダ及び直進フィーダの中心
位置に対する分散フィーダ及び直進フィーダ上の前記物
品による荷重の中心位置の偏心の方向又は偏心の方向と
偏心の程度を検出し、その検出に基いて前記供給装置の
前記分散フィーダに対する物品供給位置を前記偏心の方
向と逆の方向へ移動させることを特徴とする。
この発明の分散供給装置の制御装置は、供給装置から
分散フィーダ上へ供給される物品を分散フィーダの周辺
部へ送出し、さらにその分散フィーダの外方へ複数の直
進フィーダにより送出するように構成された分散供給装
置において、前記分散フィーダ及び直進フィーダの中心
位置に原点が一致する水平なX−Y直交座標軸を対応さ
せ前記物品による荷重の中心位置の原点に対する偏心の
方向又は偏心の方向と偏心の程度をX軸及びY軸方向の
夫々の成分として検出するように設けた荷重センサと、
前記供給装置の少なくも物品出口部分を水平方向に移動
自在に支持しその物品出口部分を前記座標軸の各々に沿
って移動させるようにX軸方向駆動部とY軸方向駆動部
とを設けた移動装置と、前記荷重センサによる検出に基
いて前記X軸方向駆動部及びY軸方向駆動部を動作させ
前記偏心の方向と逆の方向へ前記物品出口部分が移動す
るように制御する制御部と、を具備することを特徴とす
る。
前記分散供給装置の制御装置において、前記荷重セン
サは、前記原点を中心とする円の円周を3等分する夫々
の位置で前記分散フィーダ及び直進フィーダを支持する
ように設けるのがよい。
なお、前記分散供給装置の制御装置において、前記荷
重センサは、前記原点から等距離の位置にあるX軸上及
びY軸上の夫々の1点に作用する荷重を検出するように
設けられ、別に前記原点に対応する位置をフレクシャで
支持してあるものとするのがよい。
また、前記分散供給装置の制御装置において、前記荷
重センサは、前記原点を通る鉛直線に一致する中心線を
有し前記X軸及びY軸の夫々の回りのモーメントを検出
するように設けられているものとするものがよい。
<作用> 前記発明の方法において、分散供給装置は基本的に物
品を分散フィーダの中心部に分散供給装置を補う程度に
供給され、分散フィーダ及び直進フィーダ上の物品によ
る荷重の中心が分散フィーダの中心にある状で物品供給
の定量性が高いものである。分散フィーダ及び直進フィ
ーダ上の物品により荷重の中心位置の偏心の方向を検出
した場合は、分散フィーダに対する物品の供給位置を、
それまで供給していた位置から偏心の方向と逆の方向へ
いくらかの距離を移動させることによりその偏心の程度
を減少させることができる。例えば、比較的小さい一定
距離の移動を1回の偏心方向検出毎に1回行うものとす
れば、ある程度大きい偏心も何回かの移動で修正される
から、偏心方向検出と移動とを短い時間間隔で繰返すこ
とで物品による荷重の中心位置は分散フィーダ及び直進
フィーダの中心位置に対して殆ど偏心していない状態が
得られる。又、分散フィーダ及び直進フィーダ上の物品
による荷重の中心位置の偏心の方向と偏心の程度とを検
出した場合は、分散フィーダに対する物品の供給位置
を、それまで供給していた位置から偏心の方向と逆の方
向へ一定距離あるいは偏心の程度に応じた距離を移動さ
せることにより、その偏心の程度を適切に減少させるこ
とができる。このようにして物品による荷重の中心位置
が分散フィーダ及び直進フィーダの中心に略一致した状
態では、分散供給装置から供給される物品の定量性が高
まる。つまり、前記発明の制御方法によれば、分散供給
装置を常に高い均等性をもって分散供給動作させること
ができる。
前記発明の装置において、荷重センサによって分散フ
ィーダ及び直進フィーダ上の物品による荷重の中心位置
が原点に対してある方向に偏心していること又はある方
向に偏心していることとその偏心の程度をX軸方向及び
Y軸方向の夫々の成分として検出するから、この検出に
基いて制御部がX軸方向駆動部及びY軸方向駆動部を動
作させて供給装置の物品出口位置を偏心している方向と
逆の方へ移動さしめる。その移動距離は、偏心の方向の
みが検出される場合は、予め比較的小さい距離を決めて
おいて一定距離を移動させることになり、偏心の方向と
偏心の程度が検出される場合は、一定距離を又はその偏
心の程度に応じた距離を移動させることになる。この結
果分散フィーダ上へ供給装置から供給される物品の供給
位置が移動し、分散フィーダ及び直進フィーダ上の物品
により荷重中心は原点に向う方向へ移動するから、その
偏心程度が小さくなる。この動作が適当な瞬間間隔で繰
返されると、分散フィーダ及び直進フィーダ上の物品に
よる荷重の中心は原点に略一致する状態に維持されるか
ら、分散供給装置から供給される物品の供給量が常に均
等性の高いものになる。
<実施例> 第1実施例を第1図乃至第3図に示す。この実施例は
組合せ秤に組込まれている分散供給装置に実施したもの
である。その分散供給装置の制御装置は、移動装置32
と、荷重センサ59a、59b、59cと、制御部61とからな
る。図において、20は供給装置、21は分散供給装置、22
は供給ホッパ、23は計量ホッパ、24は集合シュートであ
る。
供給装置20は、被計量物品25を組合せ秤に供給するも
ので、組合せ秤からの指令によって供給と停止を行うよ
うになっているクロスヘッドフィーダ30と、供給装置の
出口部分を形成する供給シュート31とからなり、供給シ
ュート31が移動装置32に支持されている。
その移動装置32は、組合せ秤の機枠33に設けられてお
り、固定枠34、移動枠35、36X軸方向駆動部37、Y軸方
向駆動部38からなる。移動装置32は後述する原点を有す
る水平な直交座標軸X、Yに対応して設けられ、供給シ
ュート31をX軸方向とY軸方向とに移動させるようにな
っている。機枠33に植立した2本の支柱39に固定枠34が
高さ調節可能に支持され、その固定枠34に移動枠35がY
軸方向に移動するようにロッド40を介して支持され、移
動枠35に移動枠36がX軸方向に移動するように直接支持
されており、その移動枠36に供給シュート31が固定され
ている。X軸方向駆動部37は移動枠35に設けたモータ4
1、歯車42、43と、移動枠36に一端を固定されX軸方向
に伸延して歯車43の中心孔に螺合する雄ねじ44とからな
る。歯車43が回転すると雄ねじ44がX軸方向に移動す
る。Y軸方向駆動部38は固定枠34に設けたモータ45、歯
車46、47と、移動枠35に一端を固定されY軸方向に伸延
して歯車47の中心孔に螺合する雄ねじ48とからなる。歯
車47が回転すると雄ねじ48がY軸方向に移動する。図に
おいて、49、50は歯車43、47を夫々回転自在に支持して
いる軸受である。
分散供給装置21は、組合せ秤の中心部に位置し、供給
装置20から物品の供給を受けて、その外方下方の10個の
各供給ホッパ22へ物品を略定量ずつ供給するものであ
り、分散フィーダ51と10個の直進フィーダ52とからな
る。分散フィーダ51は、傘状の分散テーブル53の下部に
振動機54を設けたものでばねを介してフィーダを支持盤
55に支持されている。直進フィーダ52は、分散テーブル
53の外周を10等分する各位置から外方へ放射状に夫々独
立して設けられ、樋状部56の下部に夫々振動機57を有し
ばねを介してフィーダ支持盤55に支持されている。従っ
て分散供給装置21は全体がフィーダ支持盤55に支持され
ている。このフィーダ支持盤55は機枠33に設けたフィー
ダ支持台58に荷重センサ59a、59b、59cを介して支持さ
れている。
その荷重センサ59a、59b、59cは、分散供給装置21の
中心、すなわち分散フィーダ51の中心を原点とする水平
な直交座標軸X、Yに対し、第3図に示すようにその原
点を中心とする円の円周を3等分する位置A、B、Cに
配置してある。この直交座標軸X、Yは前述した移動装
置32を対応させたものと一致するものである。
供給ホッパ22は、各直進フィーダ52の外方先端下部に
位置し、その供給ホッパ22の下部に夫々計量ホッパ23が
位置し、さらにその全計量ホッパ23からの排出物品をま
とめて排出できる集合シュート24が下方に位置してい
る。これらの構成は周知であるから、詳細な図示は省略
してある。
この組合せ秤は、従来のものと同様に組合せ計量を行
うが、その間に分散供給装置21上へ供給される物品の供
給位置が変更される点が従来のものと異なる。組合せ計
量動作は、供給装置20が分散供給装置21上に常に略一定
した適当量の物品60があるように物品を供給し、分散供
給装置21が直進フィーダ51から対応する供給ホッパ22が
空になったき物品60を略一定量供給して停止することを
繰返し、各供給ホッパ22も対応する計量ホッパ23が空に
なったとき供給動作することを繰返し、そして物品60を
供給された計量ホッパ23が直ちに物品重量を検出し、そ
の検出重量に基いて目標重量となるようにいくつかの計
量ホッパ23が選択され、その選択された各計量ホッパ23
が排出動作することを繰返すようになっている。
分散供給装置21上へ供給される物品の供給位置の変更
は、分散供給装置21上の物品60による荷重の中心が前記
X−Y座標軸の原点から偏心している場合に、その偏心
の方向と偏心の程度を荷重センサ59a、59b、59cの検出
結果から別に設けられているコンピュータによって判断
されその制御部61からの指令により移動装置32が行う。
この制御装置の構成を第4図にブロック図で示す。同
時に示すように、荷重センサ59a、59b、59cで検出され
た荷重がベクトル演算器62へ入力される。各荷重センサ
59a、59b、59cによる検出荷重がfA、fB、fCであった場
合、荷重の中心X−Y座標の原点からの偏心量は、X軸
方向の成分ΣXとY軸方向の成分ΣYとに分けて考える
と、次の式(1)、(2)で表わされる。
ΣX=fB cos α−fC cos α (1) ΣY=fA−fB sin α−fC sin α (2) 第3図において、α=α=30゜であるから、式
(1)、(2)は次のようになる。
従って偏心の方向は となる。また、偏心位置がX−Y座標軸の第何象限にあ
るかを知るには、ΣXとΣYとが正か負かによって次表
のように判断できる。
これらの判断コンピュータのベクトル演算器62によっ
て行うようになっている。ベクトル演算器62には、各セ
ンサのイニシャル調節器67を接続してある。ベクトル演
算器62で得られる偏心位置の方向と偏心の程度は制御部
61に入る。
制御部61は、偏心の方向と偏心の程度のほかに、組合
せ秤の運転回数入力器63と、制御間隔設定器64又は1回
の移動量設定器65とが接続されている。66は切換スイッ
チである。制御間隔設定器64は一定運転回数毎に移動装
置32を偏心程度に応じて供給シュート31の移動量が変わ
るように動作させる場合に使用し、1回の移動量設定器
65は1回の供給シュート3の移動量をマニュアルで決め
る場合に使用する。また、制御部61は移動装置32の駆動
制御回路66に接続してある。駆動制御回路66はX軸方向
駆動部37のモータ41と、Y軸方向駆動部38のモータ45と
に接続している。
このような制御装置を有する分散供給装置21を組込ま
れた組合せ秤を運転する場合、組合せ計量用の各部の設
定のほかに、各荷重センサのイニシャル調節器67により
無荷重時の出力値を合せ、スイッチ66により設定器64又
は65のいずれかを選択し適宜設定しておく。運転により
分散供給装置21上の物品による荷重の中心がX−Y座標
の原点から外れると、その偏心方向及びその偏心程度
が、荷重センサ59a、59b、59cによる検出荷重に基いて
ベクトル演算器62で算出され、制御部61に送られる。制
御部61に制御間隔設定器64が接続されているときは設定
された制御間隔が運転回数をベースに決定されてタイミ
ング信号となり、例えば運転回数100回に1回とか、50
回に1回という一定間隔で、制御部61が前記偏心の方向
と偏心の程度に応じて駆動制御回路66へ動作信号を与え
る。駆動制御回路66はモータ41、45を動作させて、供給
シュート31を前記偏心の方向と反対の方向へ偏心の程度
が大きければ大きい距離を、小さければ小さい距離を、
偏心の程度に応じて移動させることになる。これによっ
て分散供給装置21上へ物品の供給される位置が、分散供
給装置21上の供給されている物品の少い方へ移動するか
ら、分散供給装置21上の物品による荷重中心がX−Y座
標の原点に近づくように補正される。
制御部61に1回の移動量設定器65が接続されていると
きは、その距離設定により供給シュート31の1回の移動
量が一定距離に決定される。この場合、制御部61では、
ベクトル演算器62で得られた結果と運転回数の値により
運転回数をベースにした制御間隔が決定される。すなわ
ち、前記偏心の程度が大きければ短い間隔に、小さけれ
ば大きい間隔に制御間隔が決定される。その決定された
間隔で、制御部61が前記一定移動距離の移動信号を駆動
制御回路66へ与える。駆動制御回路66はモータ41、45を
動作させて、供給シュート31を前記偏心の方向と反対の
方向へ一定移動距離を移動させることになる。これによ
って偏心している荷重中心が原点に近づくように補正さ
れる。
第2実施例の主要部を第5図乃至第7図に示す。この
実施例は、第1実施例における荷重センサ59a、59b、59
cに代えて荷重センサ70a、70bとフレクシャ71を用いた
ものである。これらは第1実施例で説明したフィーダ支
持盤55とフィーダ支持台58との間に設けてあり、他の部
分は第1実施例と同じであるから図示説明を省略する。
荷重センサ70a、70b及びフレクシャ71のフィーダ支持
盤55を支持している支持位置は第5図に示すようになっ
ている。すなわち、前述したと同じX−Y直交座標軸の
原点の位置にフレクシャ71を設け、原点を中心とする一
つの円のX軸と交わる位置に荷重センサ70aを、同円の
Y軸と交わる位置に荷重センサ70bを設けてある。
この実施例では、フレクシャ71が荷重の一部を支える
ので、分散供給装置21上の物品重量を検出できないが、
その物品による荷重中心の原点からの偏心の方向と偏心
の程度を検出できる。偏心の方向は、荷重センサ70aで
得られる値をX軸に、荷重センサ70bで得られる値をY
軸にそれぞれ対応させ、原点から各軸に沿うベクトルと
して合成すると得られる。この場合荷重センサ70a、70b
から得られる値は正負があり、各軸の正負の方向に対応
させる。この演算は基本的には第1実施例と同じで、荷
重センサ70a、70bの検出値が各軸方向成分として得られ
る分簡略化される。また、偏心の程度は、分散供給装置
21上の物品重量が大略一定に維持されるものであるか
ら、前記合成されたベクトルが大きい場合は偏心の程度
が大きく、小さい場合は偏心の程度が小さいと言える。
従って、この実施例の制御部に関連する構成は第1実施
例と略同様で、ブロック図にすれば第4図に示したもの
の荷重センサ59a、59b、59cが、荷重センサ70a、70bに
変るのみである。そして、物品による荷重の中心の原点
に対する偏心が同様に補正される。
第3実施例の主要部を第8図乃至第10図に示す。この
実施例は、第1実施例における荷重センサ59a、59b、59
cに代えて荷重センサ80を用いたものである。荷重セン
サ80は第1実施例で説明したフィーダ支持盤55とフィー
ダ支持台58との間に設けてあり、他の部分は第1実施例
と同じであるから図示説明を省略する。
荷重センサ80のフィーダ支持盤55を支持している位置
は第8図に示すように、前述したと同じX−Y直交座標
軸の原点の位置である。この場合荷重センサ80は第10図
に示すように、フィーダ支持盤55のX軸を含む鉛直面に
沿う傾きを生じる荷重によるモーメント、すなわちY軸
回りのモーメントを検出するストレインゲージR1、R
2と、フィーダ支持基盤55のY軸を含む鉛直面に沿う傾
きを生じる荷重によるモーメント、すなわちX軸回りの
モーメントを検出するストレインゲージR3、R4とを有す
るものである。
この実施例では、荷重センサ80がモーメントを検出す
るものであるから、分散供給装置21上の物品の重量を検
出できないが、その物品による荷重中心の原点からの偏
心の方向及び偏心の程度を検出できる。偏心の方向は、
荷重センサ80で得られたY軸回りのモーメントをX軸方
向のベクトルとし、X軸回りのモーメントをY軸方向の
ベクトルとして合成すると得られる。この場合X軸の正
の側に作用する荷重によるY軸回りのモーメントを正、
X軸の負の側に作用する荷重によるY軸回りのモーメン
トを負とし、またX軸回りのモーメントについても同様
に正負を決めて処理すると、合成したベクトルの方向に
物品による荷重の中心があることになる。この演算は第
2実施例の場合と同じである。また、偏心の程度は分散
供給装置21上の物品重量が大略一定に維持されるもので
あるから、第2実施例と略同様に前記合成されたベクト
ルが大きい場合は偏心の程度が大きく、小さい場合は偏
心の程度が小さい。従って、この実施例の制御部に関連
する構成も第1実施例と同様であるから、説明を省略す
る。物品による荷重の中心の原点に対する偏心と同様に
補正される。
第1実施例において、荷重センサ59a、59b、59cにつ
いて、特に説明しなかったが、パラレログラム形ロード
セルを用いてあり、このほかにベンディグ形のものに用
いてもよい。第1実施例では、各荷重センサで得られる
荷重の値を合計すると分散供給装置上の全物品の重量が
得られるから、これに基いて分散供給装置上の物品の層
厚を推定して供給装置からの供給量を制御するようにし
てもよい。
上記各実施例における制御間隔設定器64又は1回の移
動量設定器65の選択について、これは一定の運転回数毎
に偏心の程度に応じて補正量を変化させる方法と、1回
の補正量を一定として補正回数(補正頻度)を偏心の程
度に応じて変化させる方法との選択である。前者の方法
は、組合せ秤を設置したラインの被計量物品の供給状態
にむらがあって不安定な場合や、被計量物品の大きさに
大小の違いがあって搬送が円滑に行われないものあるい
は物品が互いにからみ合って塊ができ易いものの場合な
どに有利である。なぜなら、このような場合には急に分
散供給装置上で物品の片寄りが生じるので、これを早く
補正したいからである。後者の方法は、比較的流動性の
よい物品の場合、例えば大豆や小豆の場合に有効であ
る。すなわち、前者の方法によれば補正量が過大に行わ
れ易いから、徐々に補正する方が適切に補正できるので
ある。
前記各実施例において、分散供給装置上の物品による
荷重の中心が分散供給装置の中心、つまり原点から偏心
しているその偏心の方向と偏心の程度を検出するように
したが、場合によっては偏心の方向のみを検出して、供
給シュートの位置補正を一定距離行うようにしてもよ
い。
<発明の効果> この発明は、分散供給装置上の物品による荷重の中心
が分散供給装置の中心に対して偏心している偏心の方向
又は偏心の方向と偏心の程度を検出して、その偏心の方
向と反対の方向へ物品供給装置を移動させることにより
物品の片寄りの補正を行い、分散供給装置上の物品によ
る荷重の中心位置を分散供給装置の中心に近い位置に維
持することができるから、分散供給装置から分散供給さ
れる物品の量の均等性が向上する。従って、組合せ秤に
おいて、各計量ホッパ内の物品重量が小さい偏差で分布
している状態が得られるので、定量計量精度が向上す
る。
この発明の装置は、分散供給装置上の物品による荷重
の中心が分散供給装置の中心から偏心している偏心の方
向又は偏心の方向と偏心の程度を荷重センサによって検
出するようにしたから、検出遅れなく検出でき、その検
出に基いて直ちに分散供給装置への物品供給位置を移動
させて物品の片寄りを補正することができ、被計量物の
搬送に大きな変動がある場合にその補正の即応性が得ら
れる。従って、組合せ秤において定量計量精度の高い状
態を継続できる効果が得られる。
請求項(3)の記載の構成によれば、分散供給装置上
の全物品重量を検出可能であるから、この検出結果を用
いて分散供給装置の供給量の制御を行うようにして、従
来用いられていた供給量の制御のための光電センサや超
音波センサ等のレベルセンサを省略可能である。
請求項(4)、(5)に記載の構成によれば、荷重セ
ンサの数を少なくでき、安価に提供できる。
また、この発明の装置の荷重センサは、数が少ないこ
と及びその設置場所から、防塵防湿構造を容易に採用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の部分断面正面図、第2
図は同実施例の主要部の部分断面正面図、第3図は同実
施例の荷重センサの設置状態を示す部分拡大平面図、第
4図は同実施例の主要部のブロック図である。第5図は
この発明の第2実施例の荷重センサ設置状態を示す平面
図、第6図は第5図に示す部分の部分断面正面図、第7
図は同実施例のフレクシャ71の拡大斜視図である。第8
図はこの発明の第3実施例の荷重センサ設置状態を示す
部分平面図、第9図は第8図に示す部分の部分断面正面
図、第10図は同実施例の荷重センサを示し(a)は拡大
正面図、(b)は拡側面図である。第11図は従来の組合
せ秤の物品供給装置を含む概略正面図である。 20……物品供給装置、21……分散供給装置、22……供給
ホッパ、23……計量ホッパ、25……物品、31……供給シ
ュート(供給装置の出口)、32……移動装置、37……X
軸方向駆動部、38……Y軸方向駆動部、41、45……モー
タ、51……分散フィーダ、52……直進フィーダ、55……
フィーダ支持盤、58……フィーダ支持台、59a、59b、59
c……荷重センサ、61……制御部、70a、70b……荷重セ
ンサ、71……フレクシャ、80……荷重センサ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給装置から分散フィーダ上へ供給される
    物品を分散フィーダの周辺部へ送出し、さらにその分散
    フィーダの外方へ複数の直進フィーダにより送出するよ
    うに構成された分散供給装置において、前記分散フィー
    ダ及び直進フィーダの中心位置に対する分散フィーダ及
    び直進フィーダ上の前記物品による荷重の中心位置の偏
    心の方向又は偏心の方向と偏心の程度を検出し、その検
    出に基いて前記供給装置の前記分散フィーダに対する物
    品供給位置を前記偏心の方向と逆の方向へ移動させるこ
    とを特徴とする分散供給装置の制御方法。
  2. 【請求項2】供給装置から分散フィーダ上へ供給される
    物品を分散フィーダの周辺部へ送出し、さらにその分散
    フィーダの外方へ複数の直進フィーダにより送出するよ
    うに構成された分散供給装置において、前記分散フィー
    ダ及び直進フィーダの中心位置に原点が一致する水平な
    X−Y直交座標軸を対応させ前記物品による荷重の中心
    位置の原点に対する偏心の方向又は偏心の方向と偏心の
    程度をX軸及びY軸方向の夫々の成分として検出するよ
    うに設けた荷重センサと、前記供給装置の少なくとも物
    品出口部分を水平方向に移動自在に支持しその物品出口
    部分を前記座標軸の各々に沿って移動させるようにX軸
    方向駆動部とY軸方向駆動部とを設けた移動装置と、前
    記荷重センサによる検出に基いて前記X軸方向駆動部及
    びY軸方向駆動部を動作させ前記偏心の方向と逆の方向
    へ前記物品出口部分が移動するように制御する制御部
    と、を具備することを特徴とする分散供給装置の制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項(2)に記載の分散供給装置の制御
    装置において、前記荷重センサが、前記原点を中心とす
    る円の円周を3等分する夫々の位置で前記分散フィーダ
    及び直進フィーダを支持するように設けられていること
    を特徴とする分散供給装置の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項(2)に記載の分散供給装置の制御
    装置において、前記荷重センサが、前記原点から等距離
    の位置にあるX軸上及びY軸上の夫々の1点に作用する
    荷重を検出するように設けられ、別に前記原点に対応す
    る位置をフレクシャで支持してあることを特徴とする分
    散供給装置の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項(2)に記載の分散供給装置の制御
    装置において、前記荷重センサが、前記原点を通る鉛直
    線に一致する中心線を有し前記X軸及びY軸の夫々の回
    りのモーメントを検出するように設けられていることを
    特徴とする分散供給装置の制御装置。
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