JPH08156361A - インクリボンガイド - Google Patents

インクリボンガイド

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JPH08156361A
JPH08156361A JP32950894A JP32950894A JPH08156361A JP H08156361 A JPH08156361 A JP H08156361A JP 32950894 A JP32950894 A JP 32950894A JP 32950894 A JP32950894 A JP 32950894A JP H08156361 A JPH08156361 A JP H08156361A
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JP
Japan
Prior art keywords
ribbon
guide
platen roller
ink ribbon
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP32950894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Asai
伸司 浅井
Isao Fukui
勲 福井
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Priority to JP32950894A priority Critical patent/JPH08156361A/ja
Publication of JPH08156361A publication Critical patent/JPH08156361A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンに搬送経路で生じ易い皺の発生
を確実に防止し得るリボンガイドを提案する。 【構成】 熱転写型記録装置において、少なくともプラ
テンローラ5のリボン供給側に配置されるリボンガイド
21、望ましくはリボン供給側とリボン巻取側とに配置
されるリボンガイド21、23のエッジ21a、23a
に、それぞれリボン幅方向で中央部が膨らむ緩やかな円
弧を形成するようにし、インクリボンRに皺の発生を抑
える均一なテンションを付与するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンを用いる
熱転写型記録装置のリボンパス経路に配設されるリボン
ガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写型の記録装置では、プラテンロー
ラにより記録紙とインクリボンとを重ね合わせた状態で
導通し、プラテンローラ上で該ローラに圧接されるサー
マルヘッドによりインクリボンのインクを記録紙に熱転
写して印字が行われるようになっている。その際、イン
クリボンユニットの供給芯から記録紙送りと同調して繰
り出されるインクリボンは、プラテンローラの入口側で
記録紙と合流され、プラテンローラの出口側で記録紙と
分離されて印字済みのリボンのみが巻取芯に巻き取られ
ることになるが、このリボンパスラインの途中には、イ
ンクリボンの搬送経路を規定し、同時にインクリボンに
適度なテンションを付与して皺の原因となる弛みを除く
目的でリボンガイドが配設されるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リボンガイドでは、ガイド部材により付与されるテンシ
ョンが幅方向で必ずしも均一に作用しないため、インク
リボンに縦方向の皺を発生して印字不良を引き起こすこ
とがあった。また、リボンパス経路の途中でガイド部材
により一旦皺が除去されても、広幅のインクリボンでは
プラテンローラ上の印字位置に至るまでの経路で搬送中
に再度皺を発生し易い傾向が見られる。
【0004】本発明は、インクリボンに搬送経路で生じ
易い皺の発生を確実に防止し得るリボンガイドを提案す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の問題
点を克服解消するための手段として、熱転写型記録装置
において、少なくともプラテンローラのリボン供給側に
配置されるリボンガイドのエッジに、リボン幅方向で中
央部が膨らむ緩やかな円弧を形成するようにしている。
【0006】また、リボン供給側のみならず、プラテン
ローラを挟んでリボン供給側とリボン巻取側とに配置さ
れるリボンガイドのエッジに、それぞれ上記の円弧を形
成することがより有効となる場合がある。
【0007】そして、さらに望ましくは、円弧形状にす
るリボンガイドのエッジは、プラテンローラに圧接され
るサーマルヘッドを保持しかつプラテンローラの両側で
至近位置に配置されるサーマルヘッドユニットのユニッ
トフレームに一体又は別体に付設される樹脂製部材で形
成するのが好適となる。
【0008】
【作用】インクリボンと接触されるリボンガイドのエッ
ジをリボン幅方向で円弧を有するものに形成すれば、イ
ンクリボンに対して均一に或いは皺を両側に逃がす方向
の分力を有したテンションを付与することができるの
で、皺の発生を抑え或いは既に発生している皺を除去す
ることができる。
【0009】また、プラテンローラを挟んでリボン供給
側とリボン巻取側とに配置されるリボンガイドの双方に
適用すれば、後の実施例に示すインクリボン巻戻し方式
の記録装置では、印字部でのインクリボンの皺の防止が
より確実となる。
【0010】そして、円弧状のエッジを有するリボンガ
イドをプラテンローラの両側で至近位置に配置されるサ
ーマルヘッドユニットのユニットフレームと一体化して
設けるようにすれば、リボンガイドで皺を除去した直後
のインクリボンが印字部に導入され、皺の混入により印
字不良の防止がより確実なものとなる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図3に実施例を図示して説明す
る。この実施例はロール紙内蔵タイプのファクシミリ装
置に適用した場合を示す。
【0012】そこで、まず図3を参照して、装置の概要
を説明すると、ファクシミリ装置は読取部2と記録部3
とからなり、記録部3はインクリボンを用いた熱転写式
記録装置で構成されている。記録部3は、トップカバー
4に取り付けられて本体1内の中央部に配置されるプラ
テンローラ5と、その直下で本体1内の定位置に配置さ
れるサーマルヘッドユニット6とからなり、このサーマ
ルヘッドユニット6にプラテンローラ5に圧接されるサ
ーマルヘッド7が組み付けられている。
【0013】記録部3には、本体1の後部に設けた記録
紙収納ボックス8に収容されるロール紙9から繰り出さ
れる記録紙Pと、本体1内の中央部でサーマルヘッドユ
ニット6の下側にセットされるインクリボンユニット
(リボンホルダ)10の供給芯(供給ロール)10aか
ら繰り出されるインクリボンRとが重ね合わせて導通さ
れ、サーマルヘッド7で熱転写印字された記録紙Pはそ
の前方に設けたカッターユニット11を通して排出され
る一方、印字済みのインクリボンRは、記録紙Pと分離
されてインクリボンユニット(リボンホルダ)10の巻
取芯(巻取ロール)10bに巻き取られるようになって
いる。但し、このファシクミリ装置では、後述するよう
に、記録紙Pをカッターユニット11で切断した後、本
体1内でUターンさせて本体1上に排出させる方式を採
用しているため、カット記録紙を排出する都度、記録紙
Pの先端部と共に未印字で巻取芯10bに巻き取られた
インクリボンRが供給芯10aに巻き戻されることにな
る。
【0014】記録部3で印字された記録紙Pは、プラテ
ンローラ5の紙送りによってカッターユニット11とそ
の前方に設けたUターン紙パス経路12を通して上向き
にUターンされ、カッターユニット11で所定の記録紙
サイズにカットされる。そして、カット記録紙は、Uタ
ーン紙パス経路12の上端部に設けられた排紙ローラ対
13によりニップされて記録紙排出口14からトップカ
バー4の上に設けられている記録紙排出部15の上に排
出される一方、未印字の記録紙Pはプラテンローラ5を
逆転してインクリボンRと共に引き戻され、その先端が
プラテンローラ5の近傍にセットされる。
【0015】記録部3とインクリボンパスラインの詳細
が図1に示されている。プラテンローラ5の直下には、
前述したサーマルヘッドユニット6が断面U字型の板金
材で形成されたユニットフレーム(本体ミドルフレー
ム)16を支持部材として固定され、サーマルヘッドユ
ニット6の両側下方部に位置する本体1内には、前方に
巻取芯10bを、後方に供給芯10aを配してインクリ
ボンユニット10が上下方向で着脱可能に装填されてい
る。
【0016】サーマルヘッドユニット6のユニットフレ
ーム16には、その両側からプラテンローラ5の軸部を
挟持して位置決めするための位置決めガイド17が突出
されており、フレーム16上には、サーマルヘッド7
と、サーマルヘッド7を押え板18を介しプラテンロー
ラ5に弾発付勢する押えピン19とが設けられ、さらに
インクリボンRの有無を検出するリボンセンサ20等が
組み込まれている。そして、ユニットフレーム16の両
側には、プラテンローラ5との至近距離に位置してフレ
ーム16と別体に形成されたリボンガイド21、23が
それぞれ取り付けられている。
【0017】プラテンローラ5のリボン供給側に配置さ
れるリボンガイド21は、板金製のL型部材からなり、
ユニットフレーム16の後部側面から上部開口部を塞ぐ
ように取り付けられ、その上端部21aの先端は、イン
クリボンRをプラテンローラ5のニップ点に誘導すべく
前方斜め下向きに屈曲形成されている。
【0018】そして、このリボンガイド21の外側面の
ガイドエッジに当たる部分に、インクリボンRと接触し
てその搬送経路を規制しつつ適度なテンションを付与す
るための部材として、薄板状の樹脂製補助ガイド22が
設けられている。この補助ガイド22は、図3に示すよ
うに、その上端面が丸く面とりされ、かつリボン幅方向
で中央部が両端部に比較して僅かに膨らむ緩やかな円弧
面22a(例えば図3においてa−b=0.5mm )が形成
されていると共に、図示しない固定具を止着してガイド
本体21に一体に取り付けられている。
【0019】なお、図示の実施例の場合は、板金製のガ
イド本体21のエッジに寸法精度を要する加工を施すこ
とが困難であることの理由から別体の補助ガイド22を
取り付けるようにしたが、リボンガイド21を樹脂製部
材で形成する場合には、そのエッジ部分に直接上記円弧
形状を付与することも可能である。
【0020】一方、リボン巻取側でユニットフレーム1
6に取り付けられる上記リボンガイド23についても、
供給側のガイド21、22と同様のエッジ処理が施され
ている。すなわち、リボン巻取側のリボンガイド23
は、図2に示すように、ユニットフレーム16の前部側
面に固定具を止着して一体に取り付けられる断面T型の
樹脂製部材からなり、その上部前方端のエッジ部分に上
記補助ガイド22と同じくリボン幅方向で中央部が両端
部に比較して僅かに膨らむ緩やかな円弧面23aが形成
されている。
【0021】上記の熱転写式記録装置では、図1に二点
鎖線で併記するように、プラテンローラ5のリボン供給
側に配置されるリボンガイド21のエッジ部分の付近
で、ロール紙9から繰り出される記録紙Pとインクリボ
ンユニット10の巻取芯10aから繰り出されるインク
リボンRとが合流して上下に重ね合わされ、リボン巻取
側に配置されるリボンガイド23のエッジ部分で、カッ
ターユニット11に送られる記録紙Pからインクリボン
Rが分離されて巻取芯10bに巻き取られる。
【0022】かくして、プラテンローラ5のリボン供給
側に円弧状のガイドエッジを有するリボンガイド21、
22を配置したものでは、印字の際に、巻取芯10aか
らプラテンローラ5に印字面に繰り込まれるインクリボ
ンRに対して、補助ガイド22の円弧面22aで均一に
或いは皺を両側に逃がす方向の分力を有したテンション
を付与することができるので皺の発生が抑えられ、又は
既に発生している皺が除去される。
【0023】また、特に実施例に示す印字記録紙の排出
後に、記録紙Pと共にインクリボンRの巻き戻し処理を
実施する記録装置の場合においては、リボン供給側のみ
ならず、巻取側のリボンガイド23についてもガイドエ
ッジ23aを円弧化していることにより、巻戻しの際に
皺が混入して来る危険性も確実に排除することができ
る。
【0024】そして、プラテンローラ5を挟んでその両
側に配置されるリボンガイド21、23を、その直下に
設置されるサーマルヘッドユニット6のユニットフレー
ム16と一体化して取り付けるようにすることで、ガイ
ド取付構造が簡素化できる上に、リボンガイド21、2
3をプラテンローラ5の両側で至近位置に無理なく配置
することができる。そのため、一旦ガイド部材により皺
が除去されたインクリボンRに印字部への搬送中に再度
皺を生じるというやっかいな現象も有効に回避すること
ができる。
【0025】本発明に係るインクリボンガイドは、熱転
写型記録装置のインクリボンパスラインにおける皺防止
対策として一般的に利用価値を有する。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明に基づくエッジ部分
を円弧化したインクリボンガイドを用いれば、インクリ
ボンに搬送経路で均一なテンションを付与して印字不良
の原因となる皺の発生を的確に防止することができる。
また、特にリボン巻戻し方式の記録装置に対しては、プ
ラテンローラの両側で適用することで、より完全な皺対
策が実現され、さらにインクリボンガイドをプラテンロ
ーラに圧接されるサーマルヘッドユニットのユニットフ
レームと一体化することによって、ガイド取付構造の簡
素化を図りつつリボンガイドから印字部に至る搬送距離
を短縮し、皺の再発生をより完全に防止する効果が得ら
れるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す熱転写型ファクシミリ装置におけ
る記録部の拡大断面図である。
【図2】図1におけるリボン供給側ガイドの分解斜視図
である。
【図3】図1の記録部を有するファクシミリ装置の全体
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 読取部 3 記録部 4 トップカバー 5 プラテンローラ 6 サーマルヘッドユニット 7 サーマルヘッド 8 記録紙収納ボックス 9 ロール紙 10 インクリボンユニット(リボンホルダ) 10a 供給芯(供給ロール) 10b 巻取芯(巻取ロール) 11 カッターユニット 12 Uターン紙パス経路 13 排紙ローラ対 14 記録紙排出口 15 記録紙排出部 16 ユニットフレーム(本体ミドルフレーム) 17 位置決めガイド 18 押え板 19 押えピン 20 リボンセンサ 21 リボンガイド 22 補助ガイド 22a ガイドエッジ(円弧面) 23 リボンガイド 23a ガイドエッジ(円弧面) P 記録紙 R インクリボン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンローラのリボン供給側に配置さ
    れるリボンガイドのエッジに、リボン幅方向で中央部が
    膨らむ緩やかな円弧を形成したことを特徴とするインク
    リボンガイド。
  2. 【請求項2】 プラテンローラを挟んでリボン供給側と
    リボン巻取側とに配置されるリボンガイドのエッジに、
    それぞれリボン幅方向で中央部が膨らむ緩やかな円弧を
    形成したことを特徴とするインクリボンガイド。
  3. 【請求項3】 円弧を有するリボンガイドのエッジが、
    プラテンローラに圧接されるサーマルヘッドを保持しか
    つプラテンローラの両側で至近位置に配置されるサーマ
    ルヘッドユニットのユニットフレームに一体又は別体に
    付設された樹脂製部材からなる請求項1又は2記載のイ
    ンクリボンガイド。
JP32950894A 1994-12-03 1994-12-03 インクリボンガイド Pending JPH08156361A (ja)

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JP32950894A JPH08156361A (ja) 1994-12-03 1994-12-03 インクリボンガイド

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JP32950894A JPH08156361A (ja) 1994-12-03 1994-12-03 インクリボンガイド

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JPH08156361A true JPH08156361A (ja) 1996-06-18

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ID=18222165

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JP32950894A Pending JPH08156361A (ja) 1994-12-03 1994-12-03 インクリボンガイド

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JP (1) JPH08156361A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557275A2 (en) 2004-01-26 2005-07-27 Alps Electric Co., Ltd. Thermal head
JP2007083658A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Brother Ind Ltd 印刷装置
EP1557274A3 (en) * 2004-01-26 2007-09-26 Alps Electric Co., Ltd. Heat transfer printer
CN110949018A (zh) * 2019-12-31 2020-04-03 江门市得实计算机外部设备有限公司 条码打印机

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