JP2799752B2 - 画像プリンタ - Google Patents

画像プリンタ

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JP2799752B2
JP2799752B2 JP33607989A JP33607989A JP2799752B2 JP 2799752 B2 JP2799752 B2 JP 2799752B2 JP 33607989 A JP33607989 A JP 33607989A JP 33607989 A JP33607989 A JP 33607989A JP 2799752 B2 JP2799752 B2 JP 2799752B2
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憲一 阪本
昌己 中川
敬之 河村
哲也 外村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主としてテレビジョン受像機の画像信号を
受像紙に印写する画像プリンタに関するものである。
〔従来の技術〕
近年、例えばカラーテレビジョン受像機の画像を受像
紙に手軽に、かつ、写真並に美しくプリントアウトする
ことができる画像プリンタが商品化されるに至ってお
り、この種の画像プリンタは一般に着脱自在なインクシ
ートカセットを用いて、サーマルヘッドをインクシート
に押し付けて、受像紙に転写することにより印写する方
式が採用されている。
従来、このような印写方式を備えた画像プリンタの一
例として、例えば第4図および第5図に示すような構成
を有するものが知られている。
すなわち、第4図は従来例の画像プリンタの要部正面
図、第5図はその要部斜視図である。これらの図におい
て、前掲のインクシートカセット(C)は、一端に無端
状に形成されたインクシート(S)の繰出側巻納部(C
a)を、他端に同シート(S)の巻取側巻納部(Cb)を
備え、これら両巻納部(Ca)(Cb)間に繰出側巻納部
(Ca)から繰り出されたインクシート部分(Sa)を張設
状態で保持すると共に、巻取側巻納部(Cb)に巻き取ら
れたインクシート(S)を再び繰出側巻納部(Ca)へ戻
す通路部(Cc)を両巻納部(Ca)(Cb)間に瓦って橋架
状に配設してなるもので、プリンタの外殻を構成する筺
体(1)内に設けたカセット装填部(2)に挿脱自在に
装填して使用される。
カセット装填部(2)はインクシートカセット(C)
を前方から挿脱自在に挿入できるように構成されてお
り、このカセット装填部(2)内の中央部に画像信号入
力に対応して駆動するサーマルヘッド(3)を装着して
ある。(4)はカセット装填部(2)に内装されたカセ
ットホルダであって、サーマルヘッド(3)の両側方に
配設された一対のホルダ部(4a)(4b)からなり、イン
クシートカセット(C)から繰り出されたインクシート
部分(Sa)がサーマルヘッド(3)に重合する位置へ導
かれるように同カセット(C)の両巻納部(Ca)(Cb)
案内・保持するものである。また、(5)はサーマルヘ
ッド(3)の下方で同ヘッド(3)に対して接離自在に
配設されたプラテンローラであって、インクシートカセ
ット(C)から繰り出されたインクシート部分(Sa)
と、図外の給紙手段により前記インクシート部分(Sa)
に重合する位置に送給される画像信号記録用の受像紙
(P)とをサーマルヘッド(3)に押圧するものであ
る。
このような構成を有する従来例の画像プリンタは、そ
の印画動作時において、プラテンローラ(5)は第4図
の二点鎖線で示す押圧位置まで矢印(a)方向に移動し
て、受像紙(P)およびインクシートカセット(C)か
ら繰り出されたインクシート部分(Sa)をサーマルヘッ
ド(3)に押圧する。このとき、受像紙(P)は矢印
(b)方向に搬送されてサーマルヘッド(3)により画
像信号が感熱印写され、また、インクシート(S)は矢
印(c)方向に巻き取られる。
また、第5図に示すように、インクシートカセット
(C)は前述のプリンタの印画動作に先立ち、カセット
装填部(2)の前方から矢印(d)方向に挿入され、カ
セットホルダ(4)に案内され、筐体(1)内の所定位
置で保持される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、インクシートカセット(C)における
インクシート(S)の巻納状態はカセット毎に、あるい
は同じカセットであっても、繰り出されたインクシート
部分端部(Sb)のインクシートカセット(C)に対する
位置関係に相違が生じるため、上記のような従来構成に
よると、インクシートカセット(C)を装填する際に例
えば第6図に示すように、前記インクシート後端部(S
b)がサーマルヘッ(3)の前端部(3a)に突き当たっ
て、繰り出されたインクシート部分(Sa)に皺(Sc)や
擦り傷が付く虞れがあり、そのまま強引に挿入すると破
損を招くことにもなり兼ねない。このような事態を招く
と、正常な印画動作ができなくなるだけでなく、未使用
のインクシート(S)の使用を不可能になるという問題
点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、インクシートの繰り出し部分がインクシート
カセットに対していかなる位置関係にあっても、つまり
どのような巻納状態にあっても、インクシートカセット
の装填に際して、インクシートがサーマルヘッドに突き
当たることなく、正常な状態で装填し得るようにした画
像プリンタを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明の画像プリンタは、
画像信号入力に対応して駆動するサーマルヘッドと、イ
ンクシートを巻納するインクシートカセットを挿脱自在
に保持するカセットホルダと、前記インクシートカセッ
トから繰り出されたインクシート部分とこれに重合して
配される画像信号記録用の受像紙とを前記サーマルヘッ
ドに押圧するプラテンローラとがプリンタ外殻を構成す
る筐体に内装され、かつ、前記カセットホルダはインク
シートカセットから繰り出された前記インクシート部分
が前記サーマルヘッドの前端から同サーマルヘッドに重
合する位置へ導かれるように同インクシートを挿入案内
するように構成されており、更に、前記サーマルヘッド
の前端部から前方へ連続する位置に前記インクシート部
分を前記サーマルヘッドの前端部に当接することなく、
同サーマルヘッドに重合する位置へ案内するインクシー
ト装着ガイドを配設したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は上記構成により、インクシートカセットをカ
セットホルダに挿入する際に、同インクシートカセット
から繰り出されたインクシート部分はインクシート装置
ガイドによって、サーマルヘッドの前端部に当接するこ
となく、同サーマルヘッドに重合する所定位置へ案内さ
れるので、インクシートカセットにおいて繰り出された
インクシート部分端部のインクシートカセットに対する
位置関係がいかなる状態であっても、つまりどのような
巻納状態にあっても、常に正常状態で装填することがで
きるものである。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
詳細に説明する。第1図はこの実施例に係る画像プリン
タの要部斜視図である。なお、この実施例において、前
述の従来例と構成並びに作用が共通する部分については
共通の符号を付し、重複を避けるためにその説明を省略
する。
第1図において、(1)は筐体、(2)はカセット装
填部、(3)はサーマルヘッド、(4)はカセットホル
ダである。なお、図示省略しているが、プラテンローラ
は上記従来と同様の構成・作用を有するものが設けられ
ている。また、(C)はインクシートカセット、(S)
はインクシートカセット(C)に巻納されたインクシー
ト、(P)は受像紙(第2図参照)である。
このような構成において、本実施例では、第2図に示
すように、サーマルヘッド(3)の前端部(3a)から前
方へ連続する位置にインクシートカセット(C)の繰出
側巻納部(Ca)から繰り出されたインクシート部分(S
a)をサーマルヘッド(3)の前端部(3a)に当接する
ことなく、同サーマルヘッド(3)の下面に重合する位
置へ案内するインクシート装着ガイド(6)が設けられ
ている。このインクシート装置ガイド(6)はサーマル
ヘッド(3)の第1図左右方向の幅員とほぼ同等の幅を
有し、かつ、サーマルヘッド(3)の前端部(3a)に接
合される後端部がサーマルヘッド(3)よりもやや分厚
く形成されており、その下面は後端部がサーマルヘッド
(3)の下面とほぼ面一となる円弧状に形成されてい
る。
いま、上記構成の画像プリンタにおいて、筐体(1)
内のカセット装填部(2)にインクシートカセット
(C)を装填するために、同インクシートカセット
(C)の両巻納部(Ca)(Cb)をそれぞれカセットホル
ダ(4)の対応するホルダ部(4a)(4b)に前方から第
2図の矢印(e)方向に挿入・案内させると、繰出側巻
納部(Ca)から繰り出されたインクシート部分(Sa)の
後端部(Sb)はインクシート装置ガイド(6)の円弧状
下面に沿ってサーマルヘッド(3)の下面側、つまりプ
ラテンローラ(5)の押圧側に極めてスムーズに案内さ
れ、その結果、インクシートカセット(C)はカセット
装填部(2)にインクシート(S)がサーマルヘッド
(3)の前端部(3a)に当たって損傷を被るといった虞
れもなく、常に、正常に装填されるものである。
なお、第2図に示したインクシート装着ガイド(6)
は筐体(1)に固定するように構成されているが、この
他、例えば第3図に示すように、サーマルヘッド(3)
の前端部(3)の前端部(3a)に例えば取付用ビス
(7)を用いて一体的に固定するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の画像プリンタによるとき
は、サーマルヘッドの前端部から前方へ連続する位置に
インクシートカセットから繰り出されたインクシート部
分をサーマルヘッドの前端部に当接することなく、同サ
ーマルヘッドに重合する位置へ案内するインクシート装
着ガイドを配設しているので、繰り出されたインクシー
部分がインクシートカセットに対していかなる位置関係
にあっても、つまりどのような巻納状態であっても、イ
ンクシートカセットの装填に際してインクシートがサー
マルヘッドに突き当たることなく、サーマルヘッドに重
合する位置へ正常に案内することができる。したがっ
て、インクシートカセットは極めてスムーズに装填され
るので、インクシートカセットの挿入動作において、イ
ンクシートに皺や傷を生じさせたり、破損させることに
よる異常印画動作や、未使用のインクシートを使用不可
能にしてしまうことを確実に防止できるという優れた効
果を奏するものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る画像プリンタの一実
施例を示し、第1図はその要部斜視図、第2図はインク
シートの挿入状態を示す要部拡大断面図、第3図は本発
明の他の実施例におけるインクシートの挿入状態を示す
要部拡大断面図、第4図は〜第6図は従来の画像プリン
タの一例を示し、第4図はその要部断面図、第5図は同
要部斜視図、第6図は従来例におけるインクシートの不
都合な挿入状態を示す要部拡大断面図である。 (1)……筐体、(3)……サーマルヘッド、(3a)…
…サーマルヘッドの前端部、(4)……カセットホル
ダ、(5)……プラテンローラ、(6)……インクシー
ト装着ガイド、(C)……インクシートカセット、
(P)……受像紙、(S)……インクシート、(Sa)…
…インクシート部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外村 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−188173(JP,A) 特開 昭63−72044(JP,A) 実開 平1−104361(JP,U) 実開 昭61−170557(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 17/32 B41J 35/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号入力に対応して駆動するサーマル
    ヘッドと、インクシートを巻納するインクシートカセッ
    トを挿脱自在に保持するカセットホルダと、前記インク
    シートカセットから繰り出されたインクシート部分とこ
    れに重合して配される画像信号記録用の受像紙とを前記
    サーマルヘッドに押圧するプラテンローラとがプリンタ
    外殻を構成する筐体に内装され、かつ、前記カセットホ
    ルダはインクシートカセットから繰り出された前記イン
    クシート部分が前記サーマルヘッドの前端から同サーマ
    ルヘッドに重合する位置へ導かれるように同インクシー
    トカセットを挿入案内するように構成されており、更
    に、前記サーマルヘッドの前端部から前方へ連続する位
    置に前記インクシート部分を前記サーマルヘッドの前端
    部に当接することなく、同サーマルヘッドに重合する位
    置へ案内するインクシート装着ガイドを配設したことを
    特徴とする画像プリンタ。
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