JPH08156148A - ラベル製造方法及びラベル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 写真、絵、ポスター、ロゴ等の資料を単独、
あるいは組み合わせてスキャナ５で読み取り、この読み
取ったものを、コンピュータ６を介してカラーモニター
７に映し出し、この画像をさらに、コンピュータ６を介
してカラーモニター７上で組み合わせ編集して、オリジ
ナルデザインを製作し、このカラーモニターの画像をカ
メラ８で撮影し、この写真ネガを焼き付けてオリジナル
のカラーラベルを製造するラベル製造方法。及びこの製
造方法で製造したオリジナルのカラーラベル。 【効果】 オリジナルカラーラベルを１枚からの小ロッ
ト生産でも安価に製造することが可能で、オリジナルカ
ラーラベルのサイズを自由に簡単に指定して製造でき、
さらに、モニター上で組み合わせデザインができ、これ
をダイレクトにカメラで撮影するために、製作スピード
が早く、製作コストも安価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、小ロットのオリジナル
カラーラベルでも廉価に簡単に製造できるラベル製造方
法及びラベルに関するものである。そして、このオリジ
ナルカラーラベルは、例えばライターの本体部分に貼着
したり、ポケットティッシュペーパーの包装袋に貼着し
たり、挿し入れたりして利用するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、カラー写真の中にデザイン文字、
または他のカラー写真等を入れたラベルを製造する場合
は、オフセット印刷、あるいは、現物と同一の製品を製
作後、それをカメラで撮影し、この写真ネガを焼き付け
てラベルを製造することが従来から行われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術であるオフセット印刷では、カラー写真の中に
デザイン文字（例えばロゴ）またはカラー写真を重ねて
入れるオリジナルカラーラベルを製作する場合は、先
ず、あるオリジナルなものをカメラで撮影し、このオリ
ジナルカラーネガと、他のオリジナルカラーネガ、ある
いはロゴを用いて、ネガのトリミング（位置及びサイズ
合わせ）及びロゴ（あるいは他のネガ）の位置合わせ、
サイズ合わせを行って、重ね焼きしてポジを作成する。
このポジによって、版下を作成する。さらに、製版作成
をするために、カラー写真とロゴを４色の色分解をして
４版の製版を行い、その製版の色校正をして、本印刷を
行う。このように多くの工程を経てラベルを製作するの
で、小ロットのラベル製作には高価になり採用すること
ができない問題があった。

【０００４】また、写真の場合は、モノクロで重ね焼き
にするラベル。あるいはカラー写真とは別位置に重なら
ないようにロゴまたは他のカラー写真を組み合わせたラ
ベルであれば可能であるが、カラー写真の中にデザイン
文字等のロゴ、または他のカラー写真を重ね入れる場合
には、先ず現物と同一の実物を製作し、この実物をカメ
ラで撮影して、ネガを得て、焼き付けてラベルを製作し
なければならない。したがって、現物を製作する必要が
あり、大ロットのラベル製作には可能であるが、小ロッ
トの場合、先のオフセット印刷と同じように高価になっ
てしまうので採用することができないという問題があっ
た。

【０００５】本発明は、これらの事情に鑑み、カラー写
真、デザイン文字（ロゴ）、カラー写真等の資料をスキ
ャナで読み込み、これをパーソナルコンピュータに接続
したモニターに映し出す。さらに、ここで文字入力等を
必要に応じて行い、コンピュータを介してモニターの画
面上で望みの構成を作り上げ、このモニターに映し出さ
れた画像をカメラで撮影し、これを現像して、ネガを
得、このネガを寸法調整して焼き増し、これを用いてオ
リジナルなカラーラベルを作るラベル製造方法及びラベ
ルを提供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の技術手段を採用した。請求項１記載
の発明においては、写真、絵、ポスター、ロゴ等の資料
を単独、あるいは組み合わせてスキャナで読み取り、こ
の読み取ったものを、コンピュータを介してカラーモニ
ターに映し出し、カラーモニターに映し出された画像を
カメラで撮影し、この写真ネガを焼き付けてオリジナル
のカラーラベルを製造するという技術手段を採用した。

【０００７】請求項２記載の発明においては、請求項１
記載のラベル製造方法に加えて、スキャナで読み取った
ものを、コンピュータを介してカラーモニターに映し出
し、この画像をさらに、コンピュータを介してカラーモ
ニター上で組み合わせ編集して、オリジナルデザインを
製作し、このカラーモニターの画像をカメラで撮影する
という技術手段を採用した。

【０００８】請求項３記載の発明においては、請求項
１、または請求項２に記載の製造方法で製造したオリジ
ナルのカラーラベルである。

【０００９】

【作用】本発明は、以上の技術手段を採用した結果、簡
単にオリジナルカラーラベルを製造できる。そして、１
枚からでも生産可能な、小ロット生産に対応するのにベ
ストである。しかも、ラベルサイズも容易に指定でき
る。何故ならばこれは、写真焼き付け時のズーム操作に
よりラベル（写真）の大きさを指定寸法に簡単に合わせ
ることができる。また、同一ラベルの縮小サイズ、拡大
サイズのラベルが容易に製作可能である。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。本発明は近年のカラーモニターの性
能向上及び操作ソフトの充実により実現可能になったも
のである。

【００１１】図１に示したものからも理解できるよう
に、先ず、カラー写真１、ロゴ２、写真３、バックパタ
ーン用素材４等、製作しようとする資料をスキャナ５に
入力し、この入力されたデータをパーソナルコンピュー
タ６を介して、モニター７に映し出す。このモニター７
に映し出された画像をワープロ文字等も含めて、パーソ
ナルコンピュータ６を介してモニター７画面上で、デザ
インしながらレイアウト編集をする。この編集されたモ
ニター７の画像をカメラ８で撮影をする。このカメラ８
で撮影されたフイルムを現像し、寸法調整等して、焼き
増す。これをカラーラベル９として使用できるようにす
る。さらに、裏面に接着剤、剥離紙等を貼着させると使
用が簡便となる。

【００１２】

【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次の効果を得ることができる。 （１）オリジナルカラーラベルを１枚からの小ロット生
産でも安価に製造することが可能である。 （２）オリジナルカラーラベルのサイズを自由に簡単に
指定して製造することができる。 （３）モニター上で組み合わせデザインができ、これを
ダイレクトにカメラで撮影するために、製作スピードが
早く、製作コストも安価にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例に関するラベル製造方法を説
明するブロック説明図である。

【符号の説明】

１‥‥カラー写真 ２‥‥ロゴ ３‥‥写真 ４‥‥バックパタ
ーン用素材 ５‥‥スキャナ ６‥‥コンピュー
タ ７‥‥モニター ８‥‥カメラ ９‥‥カラーラベル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 写真、絵、ポスター、ロゴ等の資料を単
   独、あるいは組み合わせてスキャナで読み取り、この読
   み取ったものを、コンピュータを介してカラーモニター
   に映し出し、カラーモニターに映し出された画像をカメ
   ラで撮影し、この写真ネガを焼き付けてオリジナルのカ
   ラーラベルを製造することを特徴とするラベル製造方
   法。
2. 【請求項２】 スキャナで読み取ったものを、コンピュ
   ータを介してカラーモニターに映し出し、この画像をさ
   らに、コンピュータを介してカラーモニター上で組み合
   わせ編集して、オリジナルデザインを製作し、このカラ
   ーモニターの画像をカメラで撮影するようにしたことを
   特徴とする請求項１記載のラベル製造方法。
3. 【請求項３】 請求項１、または請求項２に記載の製造
   方法で製造したオリジナルのカラーラベル。