JPH08156023A - 積層成形品の成形方法およびその金型 - Google Patents

積層成形品の成形方法およびその金型

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JPH08156023A
JPH08156023A JP30592694A JP30592694A JPH08156023A JP H08156023 A JPH08156023 A JP H08156023A JP 30592694 A JP30592694 A JP 30592694A JP 30592694 A JP30592694 A JP 30592694A JP H08156023 A JPH08156023 A JP H08156023A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】凹凸のある複雑な形状の成形品でも、その表面
にシワや破れ等の欠陥が生じないうえ、生産性の向上が
図れる積層成形品の成形方法およびその金型の提供。 【構成】摩擦係数の小さい滑り部材21, 22と、滑り部材
21, 22の一方を表皮面材に向かって押圧するコイルスプ
リング27とを備えた固定装置20を、表皮面材の各部の滑
り込み量に応じて金型10に複数離間して設ける。成形の
際、表皮面材が引っ張られても、表皮面材は、固定装置
20に挟持されながら、破れる前に設定された滑り込み量
だけ金型10内へ滑り込む。これにより、表皮面材の各部
に適度な張力が加わるようにし、成形品の表面にシワや
破れ等を生じなくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面が表皮面材で被覆
された積層成形品の製造方法に関し、シートバック、サ
イドピラー、および、ドアの内装パネル等の自動車部品
や、椅子の背もたれ等の家具部品等を製造する際に利用
できる。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車内装品等、例えば、ドア
の内装パネル、シートバック、および、サイドピラーに
は、合成樹脂製の本体の表面を、塩化ビニールおよび発
泡ポリプロピレン等からなる多層面材や、柔軟性を有す
る布等の表皮面材で被覆した積層成形品が利用されてい
る。このような積層成形品によれば、表面が柔軟な表皮
面材で覆われていることから、手で触れた際等に良好な
感触を与えることができるうえ、織物等を表皮面材とし
て用いれば、装飾性を付与することができる。また、表
皮面材の厚みを増すことにより良好なクッション性が得
られるため、コンソールボックスの蓋等に積層成形品を
用いれば、開閉の際の衝撃音、走行時の振動等を抑制で
きる。さらに、クッション性を有する表皮面材は、隙間
を密閉することが可能となるので、良好な遮音性やシー
ル性等を付与することができる。
【0003】このような積層成形品を製造するには、芯
となる本体を成形した後、この本体の表面に表皮面材を
接着することにより行うのが一般的であるが、表皮面材
を接着する作業が煩雑であるため、製造コストを高騰さ
せるという問題がある。この問題は、予め表皮面材を装
着しておいた金型に溶融樹脂を充填することで、成形と
同時に表皮面材と本体とを一体化し、接着作業を省略す
る製造方法により解消できる。このような製造方法で
は、表皮面材を金型に装着するのに、次のA〜Dのよう
な構造の装着手段を採用している。 A.雄型および雌型等の二つの型部に金型を分割し、金
型を閉鎖する際に、型部の合わせ面の間に表皮面材の端
縁を挟み込んで当該表皮面材を完全に固定してしまう装
着手段。 B.金型を二つの型部に分割するとともに、型部の分割
面の間に表皮面材の厚さとほぼ同一寸法の隙間を設け、
この隙間に表皮面材の端縁を配置し、表皮面材を両側か
ら押さえ付けず、金型内部へ表皮面材が自由に滑り込め
るように装着する装着手段。 C.金型からはみ出た表皮面材の端縁を引っ張るスプリ
ング等の引張装置を金型の周囲に設け、この引張装置の
張力に抗する力が表皮面材に与えられると、表皮面材の
端縁が金型の内部へ滑り込むことを可能とする表皮面材
を装着する装着手段(特開平2-229014号)。 D.雄型および雌型等の二つの型部に金型を分割し、こ
れら二つの型部の一方との間に表皮面材を挟み込む固定
枠と、固定枠を前記一方の型部に向かって押圧する複数
の流体シリンダ装置等とを設け、固定枠および型枠の間
に表皮面材を挟持するとともに、流体シリンダ装置等の
押圧力の調節により、固定枠および型枠の挟持力を調節
可能にした装着手段(特公平4-76291 号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のA〜Dの製造方
法には、それぞれ次のイ〜ニに示す問題がある。 イ.型部の間に挟み込んで表皮面材の端縁を移動不可能
に固定することから、凹凸のある立体的な成形品を成形
しようとすると、成形時に表皮面材に過大な張力が加わ
る。このため、布等の伸びない表皮面材は破れやすく、
発泡ポリプロピレン等のクッション性を有する表皮面材
は、引き伸ばされて厚みを失い、クッション性が損なわ
れるという問題がある。 ロ.金型内へ表皮面材が自由に滑り込めることから、表
皮面材に張力が全く与えられない。このため、凹凸のあ
る立体的な成形品を成形しようとすると、金型に充填さ
れる溶融樹脂の流動により、表皮面材が自由に変形し、
立ち上がり部分の付け根部分等にシワを発生させるとい
う問題がある。 ニ.引張装置を設けることにより、金型の構造が複雑に
なるとともに、引張装置は金型の周囲に設けられるの
で、金型の全体の寸法が大型化する。そのうえ、引張装
置で表皮面材を引っ張るには、引張装置と表皮面材とを
ある程度強固に接続する必要があるので、成形毎に行わ
れる表皮面材の装着作業が面倒となり、サイクルタイム
を長引かせ、積層成形品の生産性を向上できないという
問題がある。また、表皮面材を金型の外部にはみ出させ
ることから、表皮面材全体のうち有効利用できない割合
が大きくなり、表皮面材の無駄が多いという問題があ
る。 ホ.金型の型締め動作とは別個に固定枠を移動可能に設
ける必要があるので、金型の構造が複雑となり、金型毎
に固定枠を作成しなければならないので、金型の作成費
用を高騰させるという問題がある。また、固定枠を複数
に分割し、分割された各部毎に流体シリンダ装置を設
け、各シリンダ装置の押圧力を調節して挟持力を設定す
れば、表皮面材の各部毎に対する摩擦力や滑り込み量を
調節できるようになる。しかし、摩擦力や滑り込み量が
不連続となる境界線が生じるので、この境界線の両側で
滑り込み量が大きく相違すると、シワや破れが発生する
原因となるので、複雑な形状の積層成形品の成形は難し
いという問題がある。
【0005】本発明の目的は、凹凸のある複雑な形状の
成形品でも、その表面にシワや破れ等の欠陥が生じない
うえ、生産性の向上が図れる積層成形品の成形方法およ
びその金型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の積層成形品の成
形方法は、柔軟性を有する表皮面材が表面に貼り付けら
れた成形品を成形する積層成形品の成形方法であって、
予め前記成形品を成形する金型に前記表皮面材を挟持す
る固定手段を複数離間させて設けておき、前記固定手段
を用いて前記金型に前記表皮面材を取付けた後、溶融樹
脂を充填するとともに、前記固定手段で挟持した前記表
皮面材を滑らせながら、前記金型の内部の溶融樹脂を展
延させることを特徴とする。以上において、前記固定手
段は、前記表皮面材と当接する部分に前記表皮面材との
摩擦抵抗を小さくする滑り手段を備え、かつ、成形前に
予め前記表皮面材を挟持する挟持力が所定の大きさに調
節されていることが望ましい。また、成形方式として
は、金型内に充填した溶融樹脂を金型の型締めにより圧
縮して金型内部に展延する成形方式が採用できる。
【0007】本発明の積層成形品の金型は、柔軟性を有
する表皮面材が表面に貼り付けられた成形品を成形する
ための積層成形品の金型であって、前記表皮面材を挟持
する固定手段を複数離間させて設けたことを特徴とす
る。以上において、前記固定手段としては、前記表皮面
材と当接する部分に固定された摩擦係数の小さい部材か
らなる滑り手段、あるいは、前記表皮面材と当接する部
分に回転自在に取付けられた転がり装置からなる滑り手
段を有するものを採用し、成形品の成形を行う金型の必
要な箇所、例えば、キャビティの全周、または、一部分
に離間して配置することが望ましい。また、前記固定手
段には、前記滑り手段を前記表皮面材に向かって押圧す
るコイルスプリングと、前記コイルスプリングの押圧力
を調節する押圧力調節手段とを設け、表皮面材が滑り出
のに必要な張力を調節可能にすることが望ましい。
【0008】以上の成形方法では、次のような材料、成
形装置、および、成形手順を採用することができる。 (1)材 料 成形品を形成する合成樹脂としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ABS、ポリカーボネー
ト、ポリアミド等の熱可塑性樹脂、および、これらの熱
可塑性樹脂にタルク、炭酸カルシウム、マイカ、ガラス
繊維等の充填材を添加したものが採用できる。また、表
皮面材としては、織布、不織布、編布等の布、熱可塑性
樹脂面材、熱可塑性エラストマ製面材、熱可塑性樹脂の
発泡面材、および、模様等が印刷されたフィルム等の単
層面材、ならびに、これらの単層面材を適宜貼り合わせ
た多層面材が採用できる。
【0009】(2)成形装置 成形装置としては、射出成形機、プレス成形機、射出圧
縮成形機、もしくは、射出プレス成形機が採用できる。 (3)成形手順 以上のような成形装置等で成形を行う場合には、次のよ
うな成形手順が採用できる。 金型を開いた状態で、当該金型の移動側金型に表皮面
材を仮止めする。 金型を閉じるにあたり、完全に閉鎖する位置よりも所
定寸法、例えば、5〜50mm程度手前の位置に移動側の
金型を停止させ、この位置から移動側の金型が後退して
型開きしないように、同金型の後方をブロックしてお
く。ここで、表皮面材は、金型の固定手段に挟持され、
金型の内部からある程度以上の力で引っ張られると、金
型の内部へ滑る込めようになっている。 射出装置を駆動して溶融樹脂を金型内に充填する。 充填の完了の直前もしくは直後に金型内に圧縮力を加
えて圧縮工程を開始し、圧縮力により内部の樹脂を展延
して金型内に充満させる。この際、表皮面材は、金型内
部を流動する溶融樹脂により引っ張られ、適度な張力を
保ちつつ、金型の中心方向へ引き寄せられる。 必要により圧縮力を低下させる。 樹脂が冷却固化した後、金型を開いて成形品を取り出
す。
【0010】
【作用】このような本発明では、表皮面材が成形時に必
要とする滑り込み量に応じて固定手段を金型に設ける。
具体的には、表皮面材の滑り込み量を多く必要とする部
分には、固定手段を少なく配置し、表皮面材の滑り込み
量を小さくすべき部分には、固定手段を多く配置する。
そして、表皮面材の滑り込み量を連続的に異ならせる場
合には、固定手段の配置数を徐々に増減する。これによ
り、金型内を展延する溶融樹脂が表皮面材を引っ張る
と、表皮面材は、固定手段に挟持されていても、破れる
前に設定された滑り込み量だけ金型内へ滑り込み、表皮
面材の各部に適度な張力が加わるようになり、成形品が
凹凸を有する複雑な形状であっても、その表面にシワや
破れ等が生じなくなる。また、固定手段は、単に表皮面
材を挟持する簡単な構造で済むので、金型の構造を複雑
にしないうえ、表皮面材の取付作業を容易にし、成形サ
イクルを長引かせることがなく、これらにより、前記目
的が達成される。さらに、固定手段として、表皮面材と
当接する部分に当該表皮面材との摩擦抵抗が小さい滑り
手段を有するものを採用すれば、紙のように破れやすい
表皮面材でも、表皮面材が滑り出すのに必要な張力が小
さくなり、破れを生じさせない。また、滑り手段を前記
表皮面材に向かって押圧するコイルスプリングと、前記
コイルスプリングの押圧力を調節する押圧力調節手段と
を固定手段に設ければ、表皮面材が滑り出のに大きな張
力が必要となり、硬めの表皮面材でも成形できるように
なる。従って、表皮面材の種類によらず、シワや破れ等
の欠陥のない良好な積層成形品の成形が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2には、本実施例の金型10が示さ
れている。この金型10は、自動車のドアに取付けられる
内装パネルを成形するものであり、図中右側の固定金型
部10A と左側の可動金型部10B とに分割されている。金
型10の固定金型部10A および可動金型部10B の間には、
溶融樹脂が充填されるキャビティ10C が設けられてい
る。このキャビティ10C の周囲には、積層成形品の表面
部分を形成する表皮面材を挟持する固定手段として、複
数の固定装置20が離間して設けられている。
【0012】固定金型部10A は、前述の射出圧縮成形機
に移動不可能に固定された雄型である。この固定金型部
10A には、キャビティ10C に充填される溶融樹脂の通路
であるスプル11が設けられている。固定金型部10A に設
けられた成形面12には、自動車のドアに設けられる肘掛
けおよびポケットを成形するために、凸部13および凹部
14が形成されている。可動金型部10B は、前述の射出圧
縮成形機に移動可能に設けられた雌型である。この可動
金型部10B の成形面15には、固定金型部10A の凸部13お
よび凹部14の各々に対応する凹部16および凸部17が設け
られている。なお、固定金型部10A および可動金型部10
B の各々の四隅には、図示しない型締装置のガイドピン
を挿通させるための挿通孔18が設けられている。
【0013】固定装置20は、図3に示されるように、表
皮面材1を挟持するものであり、表皮面材1と当接する
部分に表皮面材1との摩擦抵抗を小さくする滑り手段と
しての滑り部材21, 22が設けられたものとなっている。
滑り部材21, 22は、摩擦係数の小さいテフロン樹脂等か
らなる部材である。滑り部材21, 22のうち、可動金型部
10B 側の滑り部材22は、可動金型部10B に接着され、可
動金型部10B と一体化している。一方、固定金型部10A
側の滑り部材21は、可動金型部10B に対して進退自在に
設けられた押圧ブロック23に接着されている。
【0014】押圧ブロック23は、固定金型部10A と螺合
するボルト24を挿通させる貫通孔25を有し、ボルト24の
軸方向に沿ってスライドするようになっている。ボルト
24には、ダブルナット26が螺合されている。このダブル
ナット26と押圧ブロック23との間にコイルスプリング27
が介装されている。コイルスプリング27は、押圧ブロッ
ク23に接着された滑り部材21を可動金型部10B 側の滑り
部材22に向かって押圧するようになっている。この際、
コイルスプリング27の押圧力は、ダブルナット26の螺合
位置を変えることで調節可能となっている。ここにおい
て、ボルト24およびダブルナット26は、コイルスプリン
グ27の押圧力を調節する押圧力調節手段となっている。
なお、ダブルナット26は、二つのナットから構成される
ものである。このダブルナット26を、コイルスプリング
27の押圧力の調節後、互いに逆方向に回転操作すること
により、ダブルナット26の螺合位置が固定され、金型10
に加わる振動等により、調節済みの押圧力が変動しない
ようになっている。
【0015】このような本実施例では、次のような手順
により射出圧縮成形を行う。なお、金型10を製作するに
あたり、予め、成形品の形状に応じて表皮面材1の各部
の滑り量を設定し、この滑り量に応じて固定装置20の数
と位置とを設定しておく。例えば、滑り量を多くしたい
部分には、固定装置20を設けない、あるいは、その数を
少なく設定する。一方、滑り量を少なくしたい部分に
は、固定装置20の数を多く設定する。そして、設定した
数の固定装置20をそれぞれ金型10の設定した位置に設け
る。本実施例では、図2に示したように、金型10のキャ
ビティ10C の図中上辺に4個、左辺に3個、下辺に3
個、右辺に2個、下辺および右辺の間の円弧状の切欠部
に1個の計13個の固定装置20がほぼ等間隔に配置され
る。また、射出圧縮成形を行う前に、表皮面材1の引っ
張り強さ等に応じてコイルスプリング27の押圧力を調節
しておく。これにより、表皮面材1が強く引っ張られた
時に、表皮面材1が固定装置20の滑り部材21, 22の間を
滑って移動するので、表皮面材1が破れやすい柔らかな
ものでも、表皮面材1の破れが防止されるとともに、表
皮面材1に適度な張力が与えられる。
【0016】射出圧縮成形を行うにあたり、まず、金型
10を開き、固定金型部10A に表皮面材1を仮止めした
後、金型10を閉じる。この際、可動金型部10B は、図4
(A)に示されるように、完全に閉鎖する位置イよりも
所定寸法aだけ手前の位置ロに停止させ、この位置ロか
ら後退して型開きしないように、その後方をブロックし
ておく。なお、寸法aは、5〜50mmの範囲内で設定で
きる。そして、この可動金型部10B の閉鎖が不完全な状
態で、射出装置を駆動して充填工程を開始し、金型10の
キャビティ10C の内部に溶融樹脂2を充填する。次に、
充填工程の完了直前もしくは完了直後に、型締装置を駆
動して圧縮工程を開始し、可動金型部10B を前進させ、
キャビティ10C 内部の溶融樹脂2に圧縮力を加える。こ
の際、圧縮された溶融樹脂2は、キャビティ10C の隅々
に向かって流動し、表皮面材1をキャビティ10C の内部
側に引っ張る。引っ張られた表皮面材1は、図4(B)
に示されるように、その端縁部が固定装置20の滑り部材
21, 22の間を滑って金型10の内部へ移動する。このた
め、表皮面材1には、適度な張力が与えられた状態とな
り、表皮面材1の破れやシワの発生が防止される。次い
で、溶融樹脂2を冷却固化し、溶融樹脂2が充分冷却固
化したら、金型10を開いて成形品を取り出す。なお、射
出が完了したら次の射出成形のために樹脂2を可塑化す
る可塑化工程を開始する。
【0017】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、表皮面材1が必要とする滑り
込み量に応じた複数の固定装置20を金型10に離間して設
け、金型内を展延する溶融樹脂2が表皮面材1を引っ張
ると、表皮面材1は、固定装置20に挟持されていても、
破れる前に設定された滑り込み量だけ金型内へ滑り込む
ようにしたので、表皮面材1の各部に適度な張力が加わ
るようになり、成形品が凹凸を有する複雑な形状であっ
ても、その表面にシワが発生せず、成形品の外観を向上
できる。
【0018】また、固定装置20の、表皮面材1と当接す
る部分に摩擦抵抗が小さい滑り部材21, 22を設けたの
で、表皮面材1が滑り出のに必要な張力が小さく制限さ
れ、紙のように強度がなく破れやすい表皮面材1でも、
表皮面材1の破れを未然に防止でき、この点からも成形
品の外観を向上できる。
【0019】さらに、表皮面材1を挟持する滑り部材2
1, 22、および、滑り部材21を表皮面材1に向かって押
圧するコイルスプリング27等の押圧手段等から固定装置
20を構成したので、金型10全体の構造を簡単なものにで
きるうえ、表皮面材1の取付けは、金型10を閉鎖する際
に、仮止めした表皮面材1を固定金型部10A および可動
金型部10B で挟むといった簡単な作業で行えるようにな
る。このため、表皮面材1の取付作業に時間がかから
ず、成形サイクルを長引かせることもなく、生産性を向
上させることができる。
【0020】また、摩擦係数の小さい滑り部材21, 22で
表皮面材1を挟持するとともに、滑り部材21を表皮面材
1に向かって押圧するコイルスプリング27の押圧力を調
節するダブルナット26を設けたので、滑り部材21, 22と
表皮面材1との摩擦力を微妙に調節することができるう
え、成形の際に大きな張力が必要となる場合には、摩擦
力を大きくすることができるので、破れやすい柔らかな
表皮面材から硬めの表皮面材までも成形でき、表皮面材
の種類によらず、破れやシワ等の欠陥のない良好な積層
成形品を成形できる。
【0021】続いて、本発明の効果を具体的な実験例に
基づいて説明する。 〔実験例1〕本実験例1は、前記実施例に基づいて積層
成形品を成形する実験である。 〔比較例1〕本比較例1は、前記実施例における固定装
置20を省略した金型を用い、前記実験例1と同様の成形
品を成形しようとする実験である。 〔比較例2〕本比較例2は、前記実施例における固定装
置20の滑り部材21, 22を摩擦係数が大きい金属板に代え
るとともに、コイルスプリング27の押圧力を著しく大き
くすることにより、表皮面材1に滑りが全く生じない状
態の金型で、前記実験例1と同様の成形品を成形しよう
とする実験である。なお、以上において、金型にはバル
ブ開閉式のゲートを2点設け、これらのゲートから溶融
樹脂を金型内に充填する。
【0022】〔成形品〕実験例1および比較例1,2で
成形しようとする成形品は、自動車のドアの内装パネル
としてのドアトリム30である。このドアトリム30には、
図5に示されるように、表面に肘掛け部31および小物入
れ用のポケット32が設けられている。ドアトリム30の各
寸法は、幅寸法Wが800mm、高さ寸法Hが700mm、
厚さ寸法tが2.5mmとなっている。なお、表皮面材1
のポケット32となる部分は、裏面に塩化ビニル製の内張
シートが仮貼着され、成形後に、樹脂部分と一体化した
表皮面材1を打ち抜くことにより、小物を入れる空間の
開口部が形成されるようになっている。 〔共通射出条件〕実験例1および比較例1,2では、以
下のような同一の材料、装置、および、成形条件等によ
り成形を行う。 (1)材 料 成形品を構成する合成樹脂としては、メルトインデック
スMIが 55g/10分(230℃、2.16kgf)のポリプロピレン
(出光石油化学(株)製 商品名:出光ポリプロJ-5050
H )を用いる。また、表皮面材としては、厚さ0.5mm
の塩化ビニル樹脂製の表皮層と、厚さ3.0mmのポリプ
ロピレンの発泡体とを一体化した厚さ3.5mmの積層シ
ート材を採用する。この表皮面材の表面(塩化ビニル樹
脂製の表皮層)には、牛皮等の表面を模した皮シボ模様
が設けられている。 (2)成形装置 成形装置としては、汎用の横型射出成形機(スクリュー
径:85mm,最大型締力:850ton 、三菱重工業
(株)製)に射出圧縮成形機構を組み込んだものを用い
る。 (3)成形条件 成形条件としては、以下のような値を採用する。 成形温度 : 190℃ 金型温度 : 30℃ 樹脂の射出圧力 : 90kg/cm2 (ゲージ圧) 射出時間 : 3秒間 圧縮開始タイミング :射出開始から2.8秒後 金型の圧縮量(寸法a): 30mm 可動金型部の圧縮速度 : 10mm/秒 圧縮力 : 400t 冷却時間 : 50秒間
【0023】〔実験結果〕 (1)実験例1により得られたドアトリム30の表皮面材
1には、シワや破れ等の欠陥が発生しないうえ、表皮面
材1の発泡体の厚みは、ドアトリム30の平坦部分におい
て2.5mm以上確保でき、良好なクッション性を保持す
ることができた。このことから、実験例1では、外観品
質の良好な成形品が得られることが判る。 (2)比較例1により得られたドアトリム30は、肘掛け
部31の付け根に、表皮面材1のたわみによるシワが発生
するという欠陥が生じ、比較例1では成形品の外観が損
なわれることが判る。 (3)比較例2により得られたドアトリム30は、肘掛け
部31の頂部の表皮面材1が引き伸ばされ、表皮面材1の
表面の皮シボ模様が薄くなって消えかかっていた。この
ため、本比較例2のドアトリム30は、商品としては使用
できないものとなり、比較例2では外観品質が著しく損
なわれることが判る。また、当該肘掛け部31の頂部の表
皮面材1の発泡体は、潰れてしまって消失しており、肘
掛け部31の頂部はクッション性を喪失していた。
【0024】以上、本発明について好適な実施例や実験
例を挙げて説明したが、本発明は、これらの実施例や実
験例に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能であ
る。例えば、成形品を構成する合成樹脂としては、ポリ
プロピレンに限らず、ポリエチレン、ポリスチレン、A
BS、および、ポリカーボネート、等の他の熱可塑性樹
脂や、これらの熱可塑性樹脂にタルク、炭酸カルシウ
ム、マイカ、ガラス繊維等の充填剤を添加したものでも
よい。
【0025】また、表皮面材としては、塩化ビニル樹脂
製の表皮層とポリプロピレンの発泡体とからなる積層シ
ート材に限らず、織布、不織布、編布等の布、他の熱可
塑性樹脂の発泡体、熱可塑性樹脂面材、および、模様等
が印刷されたフィルム等の単層面材でもよく、あるい
は、塩化ビニル樹脂や熱可塑性エラストマ等の表皮材
に、熱可塑性樹脂の発泡体等からなる裏地材を裏打ちし
たものであって前記表皮面材とは異なる多層面材でもよ
い。
【0026】さらに、成形品としては、ドアの内装パネ
ルに限らず、シートバックや、サイドピラー等の他の自
動車部品や、椅子の背もたれ等の家具部品等でもよい。
【0027】また、滑り手段を表皮面材に向かって押圧
する押圧手段としては、コイルスプリングに限らず、他
の形式のスプリング、空気式シリンダ装置、および、油
圧式シリンダ装置でもよい。さらに、コイルスプリング
の押圧力を調節する押圧力調節手段としては、ボルトに
ダブルナットを螺合させたものに限らず、コイルスプリ
ングの圧縮量を変えるサーボモータや油圧シリンダ装置
でもよい。
【0028】また、コイルスプリングの押圧力を調節す
る押圧力調節手段は省略できる。この際、ばね係数が異
なるばねを数種用意し、この中から、滑り量に応じたば
ね係数を有するものを選択して設置すれば、表皮面材に
対して所望の滑り量を付与することができる。さらに、
滑り手段としては、表皮面材と当接する部分に固定され
た摩擦係数の小さい部材に限らず、図6に示されるよう
に、表皮面材1と当接する部分に回転自在に取付けられ
たローラ28等の転がり装置でもよい。
【0029】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、凹凸があ
る複雑な形状の成形品であっても、その表面にシワや破
れ等の欠陥を生じさせず、生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る金型を示す断面図であ
る。
【図2】図1の金型の可動金型部の平面図である。
【図3】前記実施例の要部を示す拡大断面図である。
【図4】前記実施例の成形手順を説明するための図であ
る。
【図5】前記実験例の成形品であるドアトリムを示す二
面図である。
【図6】本発明の変形例を示す図3と同様の図である。
【符号の説明】
1 表皮面材 2 溶融樹脂 10 金型 20 固定手段としての固定装置 21, 22 滑り手段としての滑り部材 23 コイルスプリング 24 押圧力調節手段を構成するボルト 26 押圧力調節手段を構成するダブルナット 28 滑り手段としての転がり装置であるローラ 30 積層成形品としてのドアトリム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟性を有する表皮面材が表面に貼り付け
    られた成形品を成形する積層成形品の成形方法であっ
    て、 予め前記成形品を成形する金型に前記表皮面材を挟持す
    る固定手段を複数離間させて設けておき、 前記固定手段を用いて前記金型に前記表皮面材を取付け
    た後、溶融樹脂を充填するとともに、前記固定手段で挟
    持した前記表皮面材を滑らせながら、前記金型の内部の
    溶融樹脂を展延させることを特徴とする積層成形品の成
    形方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の積層成形品の成形方法に
    おいて、前記固定手段は、前記表皮面材と当接する部分
    に前記表皮面材との摩擦抵抗を小さくする滑り手段を備
    えていることを特徴とする積層成形品の成形方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の積層成形品の成形方法に
    おいて、前記固定手段は、成形前に予め前記表皮面材を
    挟持する挟持力が所定の大きさに調節されていることを
    特徴とする積層成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の積層成形品の成形方法に
    おいて、前記溶融樹脂は、前記金型の型締めにより圧縮
    されて前記金型の内部に展延されることを特徴とする積
    層成形品の成形方法。
  5. 【請求項5】柔軟性を有する表皮面材が表面に貼り付け
    られた成形品を成形するための積層成形品の金型であっ
    て、 前記表皮面材を挟持する固定手段を複数離間させて設け
    たことを特徴とする積層成形品の金型。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の積層成形品の金型におい
    て、前記固定手段は、前記表皮面材と当接する部分に前
    記表皮面材との摩擦抵抗を小さくする滑り手段を備えて
    いることを特徴とする積層成形品の金型。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の積層成形品の金型におい
    て、前記滑り手段は、前記固定手段の前記表皮面材と当
    接する部分に固定された摩擦係数の小さい部材であるこ
    とを特徴とする積層成形品の金型。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の積層成形品の金型におい
    て、前記滑り手段は、前記固定手段の前記表皮面材と当
    接する部分に回転自在に取付けられた転がり装置である
    ことを特徴とする積層成形品の金型。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の積層成形品の金型におい
    て、前記固定手段は、前記滑り手段を前記表皮面材に向
    かって押圧するコイルスプリングと、 このコイルスプリングの変位方向の任意の位置に固定可
    能にされて当該コイルスプリングの押圧力を調節する押
    圧力調節手段と、を備えていることを特徴とする積層成
    形品の金型。
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