JPH08155566A - 熱交換器のヘアピン管挿通方法及びその装置 - Google Patents

熱交換器のヘアピン管挿通方法及びその装置

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JPH08155566A
JPH08155566A JP4865895A JP4865895A JPH08155566A JP H08155566 A JPH08155566 A JP H08155566A JP 4865895 A JP4865895 A JP 4865895A JP 4865895 A JP4865895 A JP 4865895A JP H08155566 A JPH08155566 A JP H08155566A
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shaped
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、熱交換器を形成する複数の放熱フィ
ンの夫々の貫通孔に対して容易に、且つ瞬時に所定の間
隔を有して折り曲げられたヘアピン管を確実に挿通する
ことが出来る非常に作業性の優れた、しかも熱交換器の
生産効率の極めて高い熱交換器のヘアピン管挿通方法及
びその装置を提供するものである。 【構成】複数の貫通孔10が穿設された放熱フィン8aから
形成された熱交換器本体7 の少なくとも一端側から、進
退自在な往復作動体2 に具備された棒状挿通体3 を前記
貫通孔10の少なくとも一部に挿通することにより該各放
熱フィン8aの貫通孔10を整列させ、その後、前記棒状挿
通体3 を前記熱交換器本体7 より抜脱すべく後退させる
際又は後退させた後、前記熱交換器本体7 の他端側及び
/又は棒状挿通体3 が挿通された貫通孔10を除く貫通孔
10に対応する熱交換器本体7 の一端側から、予め位置決
めされたヘアピン管9 を進退自在なヘアピン管移送体11
を介して前記貫通孔10に挿通することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貫通孔が穿設された複
数の放熱フィンが夫々の貫通孔を一致させるべく複数重
ねられた熱交換器の前記貫通孔にヘアピン管を自動挿通
するための熱交換器のヘアピン管挿通方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、拡管用のヘアピン管を、熱交換器
を形成する複数の板体状放熱フィンの夫々に挿通する場
合には、図10に示す様に、拡管用のヘアピン管17の挿通
用の貫通孔18が一定のパターンで穿設された複数の放熱
フィン19の夫々のパターンを一致させるべく該放熱フィ
ン19の夫々を重合して所定の枠体20に収納し、その後該
枠体20に収納された熱交換器16の一端側の放熱フィン19
a の貫通孔18から、作業者自らが拡管用のヘアピン管17
を順次手送りによって他端側の放熱フィン19b まで挿通
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記従来
の様に、作業者自らが拡管用のヘアピン管を前記複数積
み重ねられた放熱フィンの貫通孔に順次手送りによって
挿通する場合には下記の様な問題点があった。
【0004】即ち、上記の如く複数積み重ねられた板状
放熱フィンには、熱交換器の種類等によってヘアピン管
を挿通するための貫通孔が種々のパターンで複数設けら
れてなるものである。
【0005】よって、複数の挿通孔が所定のパターンで
設けられて重合された放熱フィンの夫々に、拡管用のヘ
アピン管を順次手送りによって挿通する場合に、所定の
間隔を有して折り曲げられたヘアピン管の夫々の管部を
同時に、しかも前記放熱フィンの夫々の貫通孔に対して
容易に、且つ瞬時に挿通するためには予め寸分の違いも
なく該放熱フィンの夫々の貫通孔を同直線上となるべく
位置決めさせておかなければならないが、如何せん、前
記重合された放熱フィンの夫々の貫通孔の位置も決して
高精度に、且つ正確に貫通されたものではなく、プレス
機や旋盤等によって加工されたものである。
【0006】従って、上記放熱フィンの夫々の貫通孔を
同直線上に位置決めさせるべく、該放熱フィンの夫々を
前記枠体を介して正確に揃えても必ずしも複数の放熱フ
ィンの夫々の貫通孔を同直線上に位置決めすることは出
来ず、よって拡管用のヘアピン管を前記の如く重合され
た放熱フィンの貫通孔に順次手送りによって挿通する際
に多くの時間ロスが発生するばかりでなく、強いては熱
交換器の生産性の低下を引き起こすという重大な問題が
生じていた。
【0007】然して、本発明は上記の問題を全て解決す
るものであり、熱交換器を形成する複数の放熱フィンの
夫々の貫通孔に対して容易に、且つ瞬時に所定の間隔を
有して折り曲げられたヘアピン管を確実に挿通すること
が出来る非常に作業性の優れた、しかも熱交換器の生産
効率の極めて高い熱交換器のヘアピン管挿通方法及びそ
の装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために全く新しい熱交換器のヘアピン管挿通方法
及びその装置を発明し、以下の手段を講じたものであ
る。
【0009】即ち、本発明は、複数の貫通孔10が穿設さ
れた放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも
一端側から、棒状挿通体3を前記貫通孔10の全て又は一
部に挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交換器本
体7より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本体
7の他端側から、予め該他端側に位置決めされたヘアピ
ン管9を前記棒状挿通体3の後退に同調させて前記貫通
孔10に挿通する方法にある。
【0010】更に、本発明は、複数の貫通孔10が穿設さ
れた放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも
一端側から、棒状挿通体3を前記貫通孔10の全て又は一
部に挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交換器本
体7より抜脱すべく後退させる際に前記熱交換器本体7
の他端側から、予め該他端側に位置決めされたヘアピン
管9を前記棒状挿通体3の後退に伴って前記貫通孔10に
挿通する方法にある。
【0011】更に、本発明は、複数の貫通孔10が穿設さ
れた放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも
一端側から、棒状挿通体3を前記貫通孔10の少なくとも
一部に挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交換器
本体7より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本
体7の他端側及び/又は棒状挿通体3が挿通された貫通
孔10を除く他の貫通孔10に対応する熱交換器本体7の一
端側より予め位置決めされたヘアピン管9を前記棒状挿
通体3の後退に伴って貫通孔10に挿通する方法にある。
【0012】又、本発明は、複数の貫通孔10が穿設され
た放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも一
端側から、進退自在な往復作動体2に具備された棒状挿
通体3を前記貫通孔10の少なくとも一部に挿通すること
により該各放熱フィン8aの貫通孔10を整列させ、その
後、前記棒状挿通体3を前記熱交換器本体7より抜脱す
べく後退させる際又は後退させた後、前記熱交換器本体
7の他端側及び/又は棒状挿通体3が挿通された貫通孔
10を除く他の貫通孔10に対応する熱交換器本体7の一端
側より予め位置決めされたヘアピン管9を進退自在なヘ
アピン管移送体11を介して前記貫通孔10に挿通する方法
にある。
【0013】更に、本発明は、熱交換器本体7の一端側
の放熱フィン8aの貫通孔10から往復作動体2に具備され
た棒状挿通体3を該往復作動体2の前進を介して挿通
し、その後前記熱交換器本体7の他端側の放熱フィン8b
の貫通孔10から突出した棒状挿通体3の先端3aに、予め
他端側の放熱フィン8bの貫通孔10に対向して位置決めさ
れたヘアピン管9の開口端部9aを当接させ、その後熱交
換器本体7より離間する往復作動体2と共に後退する棒
状挿通体3の先端3aに前記ヘアピン管9の開口端部9aを
当接させた状態を維持すべく該ヘアピン管9をヘアピン
管移送体11により前記往復作動体2の動きに同調させて
熱交換器本体7の他端側の放熱フィン8bの貫通孔10から
挿通する方法にある。
【0014】又、上記方法を実施するための装置として
本発明は、ヘアピン管9を挿通するための貫通孔10が穿
設された複数の放熱フィン8から形成された熱交換器本
体7と、該熱交換器本体7の一端側の放熱フィン8aの貫
通孔10から他端側に位置する放熱フィン8b側へと挿通可
能な棒状挿通体3が具備された進退自在な往復作動体2
と、前記熱交換器本体7の他端側に設けられたヘアピン
管9の開口端部9aを該熱交換器本体7の他端側の放熱フ
ィン8aの貫通孔10から挿通すべく前記ヘアピン管9を移
送するヘアピン管移送体11とから構成された点にある。
【0015】更に、上記方法を実施するための装置とし
て本発明は、ヘアピン管9を挿通するための貫通孔10が
穿設された複数の放熱フィン8から形成された熱交換器
本体7と、該熱交換器本体7の一端側の放熱フィン8aの
貫通孔10から他端側に位置する放熱フィン8b側へと挿通
可能な棒状挿通体3が、前記貫通孔10の少なくとも一部
に対応すべく具備された進退自在な往復作動体2と、前
記熱交換器本体7の他端側及び/又は前記棒状挿通体3
に対応する貫通孔10を除く他の貫通孔10に対応すべく前
記熱交換器本体7の一端側に位置決めされたヘアピン管
9の開口端部9aを、前記熱交換器本体7の他端側及び/
又は一端側の放熱フィンの貫通孔10から挿通すべく前記
ヘアピン管9を移送するヘアピン管移送体11とから構成
された点にある。
【0016】更に、上記方法を実施するための装置とし
て本発明は、ヘアピン管9を挿通するための貫通孔10が
穿設された複数の放熱フィン8から形成された熱交換器
本体7と、該熱交換器本体7の一端側の放熱フィン8aの
貫通孔10から他端側に位置する放熱フィン8b側へと挿通
可能な棒状挿通体3を前記熱交換器本体7の一端側の放
熱フィン8aの貫通孔10に対向させて往復自在に具備した
往復作動体2と、該往復作動体2の前進を介して前記熱
交換器本体7の他端側の放熱フィン8bの貫通孔10から突
出した棒状挿通体3の先端3aが、夫々の開口端部9aに当
接可能に該開口端部9aを前記他端側の放熱フィン8bの貫
通孔10に対向して位置決めされたヘアピン管9と、該ヘ
アピン管9を前記貫通孔10に挿通させるべく移送するヘ
アピン管移送体11とからなり、しかも該ヘアピン管移送
体11が、前記熱交換器本体7からの往復作動体2の離間
時に、該往復作動体2と共に後退する棒状挿通体3の先
端3aに前記ヘアピン管9の開口端部9aを当接させた状態
を維持すべく該ヘアピン管9を前記往復作動体2の動き
に同調して熱交換器本体7の他端側の放熱フィン8bの貫
通孔10から挿通させるべく移動する構成にある。
【0017】又、前記棒状挿通体3が、挿通体回転装置
4を介して回転する点にある。
【0018】更に、前記往復作動体2には、複数の棒状
挿通体3が設けられ、且つ夫々隣合わせに位置する棒状
挿通体3が、挿通体回転装置4を介して夫々逆方向に回
転する点にある。
【0019】更に、前記棒状挿通体3が、挿通体振動装
置5を介して振動する点にある。
【0020】又、前記棒状挿通体3が、所定ピッチでの
前進と停止を繰り返しながら前記熱交換器本体7に挿通
される点にある
【0021】更に、前記棒状挿通体3が、該棒状挿通体
3全体又は先端3aを揺動させる点にある。
【0022】更に、前記棒状挿通体3の先端3aが、先鋭
に形成された点にある。
【0023】又、前記往復作動体2に具備された棒状挿
通体3が、前記熱交換器本体7の一端側の放熱フィン8a
の貫通孔10に対向して設けられた案内ガイド体15を介し
て該貫通孔10に一直線状で挿通される点にある。
【0024】更に、前記棒状挿通体3の一部又は全体
が、湾曲又は折曲可能に形成された点にある。
【0025】更に、前記往復作動体2がヘアピン管挿通
装置本体1a内部に設けられ、しかも該往復作動体2に具
備された棒状挿通体3が、前記熱交換器本体7の一端側
の放熱フィン8aの貫通孔10に対向して設けられた略U字
状の案内ガイド体15の直線部15a を介して該貫通孔10
に、一直線状に矯正されて挿通される点にある。
【0026】
【作用】上記構成からなる熱交換器のヘアピン管挿通方
法に於いては、複数の貫通孔10が穿設された放熱フィン
8aを有する熱交換器本体7の少なくとも一端側から、棒
状挿通体3を前記貫通孔10の全て又は一部に挿通し、そ
の後前記棒状挿通体3を前記熱交換器本体7より抜脱す
べく後退させる際に、前記熱交換器本体7の他端側か
ら、予め該他端側に位置決めされたヘアピン管9を前記
棒状挿通体3の後退に同調させて前記貫通孔10に挿通す
ることから、前記各放熱フィンの貫通孔10に順次挿通さ
れる棒状挿通体3を介して夫々の放熱フィンの全ての貫
通孔10を一直線状となるべく順次整列させることが出来
るだけでなく、一直線状に整列された各放熱フィンの貫
通孔10には、ヘアピン管9の両端の開口端部9aを全く当
接させることなくスムーズに挿通することが出来る。
【0027】更に、本発明は、複数の貫通孔10が穿設さ
れた放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも
一端側から、棒状挿通体3を前記貫通孔10の全て又は一
部に挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交換器本
体7より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本体
7の他端側から、予め該他端側に位置決めされたヘアピ
ン管9を前記棒状挿通体3の後退に伴って前記貫通孔10
に挿通することから、前記各放熱フィンの貫通孔10に順
次挿通される棒状挿通体3を介して夫々の放熱フィンの
全ての貫通孔10を一直線状となるべく順次整列させるこ
とが出来るだけでなく、一直線状に整列された各放熱フ
ィンの貫通孔10には、前記棒状挿通体3の後退速度と完
全に同調せずとも、容易にヘアピン管9の両端の開口端
部9aを当接させることなくスムーズに挿通することが出
来る。
【0028】更に、本発明は、複数の貫通孔10が穿設さ
れた放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも
一端側から、棒状挿通体3を前記貫通孔10の少なくとも
一部に挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交換器
本体7より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本
体7の他端側及び/又は棒状挿通体3が挿通された貫通
孔10を除く他の貫通孔10に対応する熱交換器本体7の一
端側より予め位置決めされたヘアピン管9を前記棒状挿
通体3の後退に伴って貫通孔10に挿通することから、熱
交換器本体7の貫通孔10に挿通される棒状挿通体3の数
を必ずしも貫通孔10の数と同数に設ける必要もなく各放
熱フィンの一部の貫通孔10に順次挿通される棒状挿通体
3を介して夫々の放熱フィンの全ての貫通孔10を一直線
状となるべく順次整列させることが出来るだけでなく、
前記棒状挿通体3が挿通された貫通孔10を除く他の貫通
孔10には、熱交換器本体7の他端側や一端側を限定する
ことなく任意の方向より、又必ずしも棒状挿通体3の後
退速度と同調せずともヘアピン管9を容易に挿通するこ
とが出来る。
【0029】又、本発明は、複数の貫通孔10が穿設され
た放熱フィン8aを有する熱交換器本体7の少なくとも一
端側から、進退自在な往復作動体2に具備された棒状挿
通体3を前記貫通孔10の少なくとも一部に挿通すること
により該各放熱フィン8aの貫通孔10を整列させ、その
後、前記棒状挿通体3を前記熱交換器本体7より抜脱す
べく後退させる際又は後退させた後、前記熱交換器本体
7の他端側及び/又は棒状挿通体3が挿通された貫通孔
10を除く他の貫通孔10に対応する熱交換器本体7の一端
側より予め位置決めされたヘアピン管9を進退自在なヘ
アピン管移送体11を介して前記貫通孔10に挿通すること
から、熱交換器本体7の貫通孔10に挿通される棒状挿通
体3の数を必ずしも貫通孔10の数と同数に設ける必要も
なく各放熱フィンの一部の貫通孔10に順次挿通される棒
状挿通体3を介して夫々の放熱フィンの全ての貫通孔10
を一直線状となるべく順次整列させることが出来るだけ
でなく、前記棒状挿通体3が挿通された貫通孔10を除く
他の貫通孔10又は棒状挿通体3が離間した熱交換器本体
7の貫通孔10の全てには、熱交換器本体7の他端側や一
端側を限定することなく任意の方向よりヘアピン管9を
確実に、且つ容易に挿通することが出来る。
【0030】複数の貫通孔10が穿設された放熱フィン8a
から形成された熱交換器本体7 の一端側から、進退自在
な往復作動体2 に具備された棒状挿通体3 を前記貫通孔
10に挿通することにより該各放熱フィン8aの貫通孔10を
整列させ、その後、前記棒状挿通体3 を前記熱交換器本
体7 より抜脱すべく後退させる際又は後退させた後、前
記熱交換器本体7 の他端側から、予め該他端側に位置決
めされたヘアピン管9を進退自在なヘアピン管移送体11
を介して前記貫通孔10に挿通することから、前進する棒
状挿通体3を介して重合された放熱フィン8の貫通孔10
の夫々を、一直線上に瞬時に揃えることができ、従って
ヘアピン管9を熱交換器本体7に容易に案内し挿通させ
ることが出来る。
【0031】又、上記熱交換器のヘアピン管挿通方法を
実施するための装置として本発明は、ヘアピン管9を挿
通するための貫通孔10が穿設された複数の放熱フィン8
が夫々の貫通孔10を一致させるべく形成された熱交換器
本体7と、該熱交換器本体7の一端側の放熱フィン8aの
貫通孔10から他端側に位置する放熱フィン8b側へと挿通
可能な棒状挿通体3が具備された進退自在な往復作動体
2と、前記熱交換器本体7の他端側に設けられるヘアピ
ン管9の開口端部9aを該熱交換器本体7の他端側の放熱
フィン8aの貫通孔10から挿通すべく前記ヘアピン管9を
移送するヘアピン管移送体11とから構成されているの
で、往復作動体2介して棒状挿通体3を熱交換器本体7
の一端側へ前進させることにより、重合された放熱フィ
ン8の各貫通孔10を一直線上に瞬時に揃えることができ
る。よって、前記棒状挿通体3を後退させて各貫通孔10
から抜脱することにより、各貫通孔10は一直線上に穿通
され、容易にヘアピン管移送体11を介してヘアピン管9
を熱交換器本体7 に挿通することができる。
【0032】更に、前記棒状挿通体3が、挿通体回転装
置4を介して回転することから、該棒状挿通体3を、重
合された各放熱フィン8の貫通孔10に、よりスムーズに
抵抗なく挿通することが出来る。
【0033】更に、前記往復作動体2には、複数の棒状
挿通体3が設けられ、且つ夫々隣合わせに位置する棒状
挿通体3が夫々逆方向に回転することから、重合された
放熱フィン8の夫々に生じる棒状挿通体3の回転による
歪みの発生を、夫々の棒状挿通体3の逆回転により打ち
消して防止することが出来るだけでなく、前記棒状挿通
体3を各放熱フィン8の貫通孔10にスムーズに挿通させ
ることが出来る。
【0034】又、前記棒状挿通体3が、挿通体振動装置
5を介して振動することから、該棒状挿通体3の振動を
介して重合された放熱フィン8の夫々を順次整列させな
がら各放熱フィン8の貫通孔10に棒状挿通体3を挿通す
ることが出来る。
【0035】更に、前記棒状挿通体3が、所定ピッチで
の前進と停止を繰り返しながら前記熱交換器本体7に挿
通されることから、前記棒状挿通体3の前進、停止を介
して重合された放熱フィン8の夫々を順次整列させつつ
棒状挿通体3を挿通することが出来る。
【0036】更に、前記棒状挿通体3が、該棒状挿通体
3全体又は先端8aを揺動させることから、重合された放
熱フィン8の夫々を順次整列させつつ棒状挿通体3を挿
通することが出来る。
【0037】又、前記棒状挿通体3の先端3aが、先鋭に
形成されてなることから、重合された各放熱フィン8の
貫通孔10に容易に、且つ確実に棒状挿通体3の先端3aを
挿通することが出来るだけでなく、熱交換器本体7の他
端側の放熱フィン8bの貫通孔10から突出した棒状挿通体
3の先端3aを、ヘアピン管9の開口端部9aの開口部内に
挿入することが出来るだけでなく、該開口端部9aの開口
周縁にも前記棒状挿通体3の先端3aの周面部を密着した
状態で当接することが出来る。
【0038】更に、前記往復作動体2 に具備された棒状
挿通体3 が、前記熱交換器本体7 の一端側の放熱フィン
8aの貫通孔10に対向して設けられた案内ガイド体15を介
して該貫通孔10に一直線状で挿通されることにより、例
えば、長い棒状挿通体3 を用いる場合であっても、棒状
挿通体3 は前記案内ガイド体15によって途中で湾曲する
こともなく、確実に放熱フィン8aの貫通孔10に挿通され
る。
【0039】又、前記往復作動体2 がヘアピン管挿通装
置本体1a内部に設けられ、しかも該往復作動体2 に具備
された棒状挿通体3 の一部又は全体が、湾曲又は折曲可
能であり、且つ前記熱交換器本体7 の一端側の放熱フィ
ン8aの貫通孔10に対向して設けられた略U字状の案内ガ
イド体15の直線部15a を介して該貫通孔10に一直線状に
矯正されて挿通される構成であれば、棒状挿通体3 が放
熱フィン8aの貫通孔10に挿通され、しかも棒状挿通体3
がヘアピン管挿通装置本体1a内部に収納されることとな
るため、ヘアピン管挿通装置本体1aを小型化することが
出来る。
【0040】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0041】図1に於いて、1は熱交換器のヘアピン管
挿通装置を示し、1aはヘアピン管挿通装置本体を示すと
共に、1c,1dはヘアピン管挿通装置本体1aの基台1bに具
備され、且つ複数の貫通孔10が一定のパターンで形成さ
れた放熱フィン8の夫々が、該パターンを一致させるべ
く重合されて形成された熱交換器本体7をヘアピン管挿
通装置本体1aに固定するための熱交換器保持体を示す。
【0042】2は前記構成からなる熱交換器本体7の一
端側の放熱フィン8aの貫通孔10から他端側の放熱フィン
8b側へと挿通可能で、且つ先鋭な先端3aを有した複数の
先鋭な棒状挿通体3を、前記熱交換器本体7の一端側の
放熱フィン8aの貫通孔10に対向させると共に、前記ヘア
ピン管挿通装置本体1a上に設けられた第1の案内溝1eに
沿って往復自在に具備した往復作動体を示す。
【0043】6は前記熱交換器保持体1c,1dを介してヘ
アピン管挿通装置本体1aに固定された熱交換器本体7の
他端側の放熱フィン8bの貫通孔10の夫々に対向して該貫
通孔10に挿通されるヘアピン管9を前記貫通孔10側にス
ライド自在に保持するヘアピン管保持体を示す。
【0044】11は前記ヘアピン管保持体6を介して熱交
換器本体7の他端側の放熱フィン8bの貫通孔10の夫々に
対向してスライド自在に保持されたヘアピン管9を前記
貫通孔10側にスライドさせて挿通すべく前記熱交換器本
体7に設けられた第2の案内溝1fに沿って往復動するヘ
アピン管移送体を示し、且つ該ヘアピン管移送体11の前
記ヘアピン管9との当接部には、該ヘアピン管9のU字
状部が嵌入可能なヘアピン管嵌入用凹状部11a が設けら
れてなる。
【0045】本実施例における熱交換器のヘアピン管挿
通装置は以上の構成からなるが、次にかかる装置を用い
て重ねられた放熱フィンを介して形成された熱交換器に
拡管用のヘアピン管を挿通する場合について説明する。
【0046】先ず、図2(イ)に示す様に、上記構成か
らなる熱交換器のヘアピン管挿通装置本体1aに設けられ
た往復作動体2を前記第1の案内溝1eに沿って熱交換器
本体7へと前進(矢印C)させることにより、前記往復
作動体2に設けられた棒状挿通体3は複数重ねられた放
熱フィン8の貫通孔10の夫々を、該棒状挿通体3の先鋭
な先端3aを介して容易に、且つ瞬時に一直線上に揃えな
がら挿通されると共に、他端側の放熱フィン8bの貫通孔
10より突出(矢印D)することになる。
【0047】よって、上記の如く熱交換器本体7の他端
側の放熱フィン8bの貫通孔10より突出(矢印D)した棒
状挿通体3の先端3aは、同図(ロ)の様に、夫々の開口
端部9aを前記他端側の放熱フィン8bの貫通孔10に対向し
て位置決めされたヘアピン管9の前記開口端部9aの開口
部内に挿入(矢印E)するだけでなく、該開口端部9aの
開口周縁にも前記棒状挿通体3の先端3aの周面部を密着
した状態で当接することになる。
【0048】従って、その後先端3aをヘアピン管9の前
記開口端部9aの開口部内に挿入するだけでなく、該開口
端部9aの開口周縁にも先端3aの周面部を密着した棒状挿
通体3を具備した往復作動体2が、同図(ハ)に示す様
に、熱交換器本体7から離間(矢印F)する際、前記ヘ
アピン管移送体11が該往復作動体2と共に後退する棒状
挿通体3の先端3aに前記ヘアピン管9の開口端部9aを当
接させた状態を維持すべく該ヘアピン管9を前記往復作
動体2の動きに同調して熱交換器本体7の他端側の放熱
フィン8bの貫通孔10から押動挿通させるべく移動(矢印
G)することから、前進する棒状挿通体3を介して重合
された放熱フィン8の貫通孔10の夫々を、一直線上に瞬
時に揃えることが出来るだけでなく、該棒状挿通体3の
後退時にヘアピン管9の開口端部9aが夫々の放熱フィン
の非貫通孔部10a に当接することなく、該ヘアピン管9
を作業者等の人手を全く介することなく熱交換器本体7
に挿通する作業を完全自動化することが出来るのであ
る。
【0049】尚、上記実施例に於いて、放熱フィンを介
して形成された熱交換器に拡管用のヘアピン管を挿通す
る場合に、棒状挿通体3を介して前記放熱フィン8の貫
通孔10の夫々を一直線上に揃えながら挿通した後、ヘア
ピン管9の開口端部9aを前記棒状挿通体3の先端3aに当
接させた状態を維持すべく、ヘアピン管移送体11が前記
往復作動体2の動きに同調して熱交換器本体7の他端側
の放熱フィン8bの貫通孔10から押動挿通させるべく移動
させる方法であったが、必ずしもヘアピン管移送体11が
前記往復作動体2の動きに同調して移送される必要はな
く、棒状挿通体3を介して前記放熱フィン8の貫通孔10
の夫々を一直線状に揃えて整列させた後、先ず、かかる
棒状挿通体3を先に後退させて前記貫通孔10から抜脱し
た後、ヘアピン管移送体11を介して前記ヘアピン管9を
別途挿通してもよい。
【0050】又、図3(イ)に示す様に、往復作動体2
を熱交換器本体7へと前進(矢印M)させて、前記放熱
フィン8の貫通孔10の夫々を、該棒状挿通体3の先鋭な
先端3aを介して容易に、且つ瞬時に一直線上に揃えなが
ら挿通することで他端側の放熱フィン8bの貫通孔10より
棒状挿通体3の先端3aを突出(矢印N)させ、次に同図
(ロ)の様に、棒状挿通体3の先端3aをヘアピン管9の
開口端部9aの開口部内に挿入(矢印O)するか、又は開
口部の近傍まで近寄った(図示せず)時点で、同図
(ハ)に示す様に、前記往復作動体2を熱交換器本体7
から離間(矢印P)させるに伴い前記ヘアピン管移送体
11を前進(矢印Q)させてヘアピン管9を作業者等の人
手を全く介することなく熱交換器本体7に挿通してもよ
く、この場合に於いて、前記ヘアピン管9を移送すべく
移動するヘアピン管移送体11の前進速度と棒状挿通体3
を有した往復作動体2の後退速度とが同じであっても、
又多少のタイムラグがあってもよいのは言うまでもな
い。
【0051】更に、上記実施例に於いて、熱交換器の一
端側には往復作動体が、他端側にはヘアピン管移送体が
夫々設けられてなるが、図4(イ)に示す様に、熱交換
器本体7の一端側から、棒状挿通体3を前記貫通孔10の
一部にのみ挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交
換器本体7より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換
器本体7の他端側に予め位置決めされたヘアピン管9の
全てを前記棒状挿通体3の後退に伴って貫通孔10に挿通
してもよく、要は熱交換器本体7の貫通孔10に挿通され
る棒状挿通体3の数を必ずしも貫通孔10の数と同数に設
ける必要もなく各放熱フィンの一部の貫通孔10に挿通さ
れる棒状挿通体3を介して夫々の放熱フィンの全ての貫
通孔10を一直線状となるべく順次整列させた後、熱交換
器本体7の他端側に予め位置決めされたヘアピン管9の
全てを前記貫通孔10に挿通してもよい。
【0052】又、同図(ロ)に示す様に、熱交換器本体
7の一端側から、棒状挿通体3を貫通孔10の一部にのみ
挿通し、その後前記棒状挿通体3を前記熱交換器本体7
より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本体7の
一端側に予め位置決めされたヘアピン管9及び前記熱交
換器本体7の他端側に予め位置決めされたヘアピン管9
の夫々を熱交換器本体7を間に夫々対峙すべく接離自在
に設けられたヘアピン管移送体11の夫々を用いて互いに
反する方向より挿通してもよいのは言うまでもなく、又
ヘアピン管移送体11の配置箇所等も熱交換器本体7の他
端側や一端側に限定する必要もなく、又必ずしも棒状挿
通体3の後退速度と同調せずともよい。
【0053】更に、上記実施例に於いて、複数重ねられ
た放熱フィン8の貫通孔10の夫々を一直線状に揃えて整
列させるべく往復作動体2 に、先鋭な先端3aを有した複
数の棒状挿通体3が具備されているが、必ずしも前記貫
通孔10の夫々を一直線上に揃える手段は直線胴部を有し
た完全な棒状挿通体3に限定されず、例えば、図5及び
図6に示す様に、芯材であるワイヤー12に帯状のスプリ
ング材13が巻着され、且つ通常の状態にあっては棒状
で、負荷が懸かると湾曲又は折曲可能なフレキシブルシ
ャフト14を棒状挿通体3として用いてもよい。
【0054】かかる棒状挿通体3は、ヘアピン管挿通装
置本体1a内部に収納された往復作動体2にその一端14a
が固着され、且つ他端14b に先鋭な先端3aが設けられて
なり、しかも基台1bに載置された放熱フィン8aの貫通孔
10に対向すべく設けられた略U字状の案内ガイド体15に
夫々挿通され、ヘアピン管挿通装置本体1aの上面外部で
その先端3aが案内ガイド体15から突出されている。即
ち、前記往復作動体2を前進させることにより、前記棒
状挿通体3は案内ガイド体15の内面に沿って湾曲しなが
ら前進するが、案内ガイド体15の直線部15aを通過する
際に、一直線状に矯正されて、その先端3aが放熱フィン
8aの貫通孔10に挿通されることとなるのである。
【0055】このように、棒状挿通体3を湾曲又は折曲
可能なフレキシブルシャフト14にて構成することによ
り、棒状挿通体3をヘアピン管挿通装置本体1a内部に収
納することができるので、上記実施例の様に、棒状挿通
体3をヘアピン管挿通装置本体1aの上面外部に設ける必
要がない。従って、上記実施例に比して、ヘアピン管挿
通装置本体1aの長さを短くすることができ、省スペース
化することができるという利点がある。尚、上記実施例
のように、往復作動体2をヘアピン管挿通装置本体1aの
上面外部に設けた場合であっても、湾曲又は折曲可能な
棒状挿通体3を用いることも可能であることは言うまで
もない。
【0056】また、上記実施例に於いて、往復作動体2
には複数で、且つ先鋭な棒状挿通体3が、熱交換器本体
7に設けられた貫通孔10の穿設パターンに対向すべく設
けられてなるが、例えば、図7(イ)に示す様に、前記
往復作動体2又はヘアピン管挿通装置本体1aの少なくと
も何れかに挿通体回転装置4を設けることにより、夫々
隣合わせに位置する棒状挿通体3を夫々逆方向に回転
(矢印H)させ、その後同図(ロ)の様に、往復作動体
2を熱交換器本体7側へと移動(矢印I)させて、重合
された放熱フィン8の夫々に生じる棒状挿通体3の回転
による歪みの発生を、夫々の棒状挿通体3の逆回転によ
り打ち消しながら該棒状挿通体3を各放熱フィン8の貫
通孔10にスムーズに挿通することが出来る利点がある。
【0057】更に、上記実施例に於いて、図8(イ)に
示す様に、往復作動体2に挿通体振動装置5を設けるこ
とで前記往復作動体2に具備された棒状挿通体3そのも
のを振動させてもよく、この場合には、棒状挿通体3の
振動を介して重合された放熱フィン8の夫々を順次整列
させながら各放熱フィン8の貫通孔10に棒状挿通体3を
挿通することが出来る利点がある。
【0058】更に、同図(ロ)に示す様に、前記往復作
動体2が、挿通体回転装置4や挿通体振動装置5の有無
に全く関係なく所定ピッチでの前進と停止を繰り返しな
がら前記熱交換器本体7に棒状挿通体3を挿通すべく駆
動する構成であってもよく、この場合には、前記棒状挿
通体3の前進、停止を介して重合された放熱フィン8の
夫々を順次整列させつつ棒状挿通体3を挿通することが
出来る利点がある。
【0059】更に、同図(ハ)の様に、前記棒状挿通体
3の全体又は先端8aが上下方向(矢印K)又は左右方向
(図示せず)に揺動するか、又は同図(ニ)に示す様
に、揺動する棒状挿通体3が、該棒状挿通体3の先端8a
の軌跡を円状(矢印L)に揺動してもよく、この場合に
は、重合された放熱フィン8の夫々を順次整列させつつ
棒状挿通体3を挿通することが出来る利点がある。
【0060】更に、上記実施例に於いて、棒状挿通体3
の先端3aは、先鋭に形成されてなることから、重合され
た各放熱フィン8の貫通孔10に容易に、且つ確実に棒状
挿通体3の先端3aを挿通することが出来るだけでなく、
熱交換器本体7の他端側の放熱フィン8bの貫通孔10から
突出した棒状挿通体3の先端3aを、ヘアピン管9の開口
端部9aの開口部内に挿入することが出来るだけでなく、
該開口端部9aの開口周縁にも前記棒状挿通体3の先端3a
の周面部を密着した状態で当接することが出来る利点を
有するが、必ずしも、本発明に於ける必須の要件ではな
く、例えば、棒状挿通体3の先端3aが半球状に形成され
ていてもよく、又棒状挿通体3の先端3aがヘアピン管9
の貫通孔10に挿入する凸部(図示せず)と、ヘアピン管
9の開口端部9aの開口周縁に当接する当接部(図示せ
ず)とを有すべく凸凹状に形成されていてもよく、又棒
状挿通体3の先端3aが、必ずしもヘアピン管9の貫通孔
10に挿入されなくともよく、要は棒状挿通体3の先端3a
がヘアピン管9の開口端部9aに当接可能であれば、往復
作動体2に具備された棒状挿通体3の本数や具体的な該
棒状挿通体3の長さや外径、更に先端3aの形状や大きさ
等も決して限定されない。
【0061】又、上記実施例に於いて、往復作動体2に
具備された棒状挿通体3の先端3a側は、何ら支持されて
いないが、例えば、図9に示す様に棒状挿通体3の先端
3a側に略筒状の案内ガイド体15を設けてもよい。このよ
うに、棒状挿通体3に案内ガイド体を設けることによっ
て、該棒状挿通体3は途中で湾曲することもなく、確実
に放熱フィン8の貫通孔10に挿通出来る利点を有するこ
ととなる。
【0062】更に、上記実施例に於いて、棒状挿通体3
は、夫々隣合わせに位置する棒状挿通体3を夫々逆方向
に回転することで重合された放熱8の夫々に生じる棒状
挿通体3の回転による歪みの発生を、夫々の棒状挿通体
3の逆回転により打ち消しながら各放熱フィン8の貫通
孔10にスムーズに挿通されるが、必ずしも、夫々隣合わ
せに位置する棒状挿通体3が夫々逆方向に回転する必要
もなく、全ての棒状挿通体3が一斉に同方向に回転して
もよく、更に、所定の棒状挿通体3がランダムに正転と
逆転を行う構成であってもよい。
【0063】尚、上記実施例に於いて、往復作動体2及
びヘアピン管移送体11は、シリンダ、モーター等の周知
の駆動手段を用いればよく、要は進退自在であればよ
い。また、その他の構成も適宜変更可能であり、往復作
動体2、熱交換器保持体6及びヘアピン管移送体11等の
具体的な機構、形状、数量等も決して上記実施例に限定
されるものではない。
【0064】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、複数の貫通孔が
穿設された放熱フィンが多数重合された熱交換器本体の
一端側から、進退自在な往復作動体に具備された棒状挿
通体を前記貫通孔に挿通することにより該各放熱フィン
の貫通孔を整列させた後、前記棒状挿通体を抜脱する
際、又は抜脱した後、前記熱交換器本体の他端側及び/
又は棒状挿通体が挿通された貫通孔を除く貫通孔に対応
する熱交換器本体の一端側から、ヘアピン管を進退自在
なヘアピン管移送体を介して前記貫通孔に挿通すること
から、一直線上に整列された各放熱フィンの貫通孔に
は、ヘアピン管を容易に、且つスムーズに案内挿通する
ことが出来る。
【0065】更に、本発明にかかる熱交換器のヘアピン
管挿装置によれば、ヘアピン管を挿通するための貫通孔
が穿設された複数の放熱フィンが夫々の貫通孔を一致さ
せるべく多数重合された熱交換器本体と、該熱交換器本
体の一端側の放熱フィンの貫通孔から他端側に位置する
放熱フィン側へと挿通可能な棒状挿通体が具備された進
退自在な往復作動体と、前記熱交換器本体の他端側に設
けられるヘアピン管の開口端部を該熱交換器本体の他端
側の放熱フィンの貫通孔から挿通すべく前記ヘアピン管
を移送するヘアピン管移送体とから構成されているの
で、往復作動体を介して棒状挿通体を熱交換器本体の一
端側へ前進させることにより、重合された放熱フィンの
各貫通孔を一直線上に瞬時に揃えることができる。そし
て、前記棒状挿通体を後退させて各貫通孔から抜脱する
ことにより、各貫通孔は一直線上に穿通され、容易にヘ
アピン管移送体を介してヘアピン管を熱交換器本体に挿
通することができる。従って、作業者等はヘアピン管に
何ら触れることもなく熱交換器本体にヘアピン管を挿通
できるので、かかる作業を完全自動化することが出来
る。
【0066】更に、前記棒状挿通体が、挿通体回転装置
を介して回転することから、該棒状挿通体を、重合され
た各放熱フィンの貫通孔に、よりスムーズに抵抗なく挿
通することが出来る。
【0067】更に、前記往復作動体には、複数の棒状挿
通体が設けられ、且つ夫々隣合わせに位置する棒状挿通
体が夫々逆方向に回転することから、重合された放熱フ
ィンの夫々に生じる棒状挿通体の回転による歪みの発生
を、夫々の棒状挿通体の逆回転により打ち消して防止す
ることが出来るだけでなく、前記棒状挿通体を各放熱フ
ィンの貫通孔にスムーズに挿通させることが出来る。
【0068】又、前記棒状挿通体が、挿通体振動装置を
介して振動することから、該棒状挿通体の振動を介して
重合された放熱フィンの夫々を順次整列させながら各放
熱フィンの貫通孔に棒状挿通体を挿通することが出来
る。
【0069】更に、前記棒状挿通体が、所定ピッチでの
前進と停止を繰り返しながら前記熱交換器本体に挿通さ
れることから、前記棒状挿通体の前進、停止を介して重
合された放熱フィンの夫々を順次整列させつつ棒状挿通
体を挿通することが出来る。
【0070】更に、前記棒状挿通体が、該棒状挿通体全
体又は先端を揺動させることから、重合された放熱フィ
ンの夫々を順次整列させつつ棒状挿通体を挿通すること
が出来る。
【0071】又、前記棒状挿通体の先端が、先鋭に形成
されてなることから、重合された各放熱フィンの貫通孔
に容易に、且つ確実に棒状挿通体の先端を挿通すること
が出来るだけでなく、熱交換器本体の他端側の放熱フィ
ンの貫通孔から突出した棒状挿通体の先端を、ヘアピン
管の開口端部の開口部内に挿入することが出来るだけで
なく、該開口端部の開口周縁にも前記棒状挿通体の先端
の周面部を密着した状態で当接させることが出来る。
【0072】従って、熱交換器を形成する複数の放熱フ
ィンの夫々の貫通孔に対して容易に、且つ瞬時に所定の
間隔を有して折り曲げられたヘアピン管を確実に挿通す
ることが出来る非常に作業性の優れた、しかも熱交換器
の生産効率の極めて高い熱交換器のヘアピン管挿通方法
及びその装置を提供することが出来るという効果を有す
るに至った。
【0073】更に、前記往復作動体に具備された棒状挿
通体が、前記熱交換器本体の一端側の放熱フィンの貫通
孔に対向して設けられた案内ガイド体を介して一直線状
で該貫通孔に挿通されることにより、例えば、長い棒状
挿通体を用いる場合であっても、棒状挿通体は前記案内
ガイド体によって途中で湾曲することもなく、確実に放
熱フィンの貫通孔に挿通されることとなる。
【0074】更に、前記往復作動体がヘアピン管挿通装
置本体内部に設けられ、しかも該往復作動体に具備され
た棒状挿通体の一部又は全体が、湾曲又は折曲可能であ
って、且つ前記熱交換器本体の一端側の放熱フィンの貫
通孔に対向して設けられた略U字状の案内ガイド体の直
線部15a を介して該貫通孔に一直線状に矯正されて挿通
される構成であれば、棒状挿通体がヘアピン管挿通装置
本体内部に収納することが可能となり、しいてはヘアピ
ン管挿通装置本体を小型化でき、作業場等に於ける装置
スペースを全く取らずに省スペース化を実現することが
できるという格別な効果をも有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器のヘアピン管挿通方法を実施
するための熱交換器のヘアピン管挿通装置の斜視図。
【図2】本発明の熱交換器のヘアピン管挿通装置の作動
時の状態を示し、同図(イ),(ロ),(ハ)は要部拡
大一部切り欠き図。
【図3】他の実施例に於ける熱交換器のヘアピン管挿通
装置の作動時の状態を示し、同図(イ),(ロ),
(ハ)は要部拡大一部切り欠き図。
【図4】他の実施例に於ける熱交換器のヘアピン管挿通
装置の作動時の状態を示し、同図(イ),(ロ)は要部
拡大一部切り欠き図。
【図5】他の実施例に於ける熱交換器のヘアピン管挿通
装置の斜視図。
【図6】図5の要部拡大断面図。
【図7】他の実施例に於ける熱交換器のヘアピン管挿通
装置の作動時の状態を示し、同図(イ),(ロ)は斜視
図。
【図8】本発明の熱交換器のヘアピン管挿通装置の棒状
挿通体の他の実施例を示し、同図(イ),(ロ),
(ハ),(ニ)は要部拡大側面図。
【図9】他の実施例に於ける棒状挿通体の案内ガイド体
を示す一部切欠斜視図。
【図10】従来のヘアピン管の挿通作業時の一部切り欠
き正面図。
【符号の説明】
1…熱交換器のヘアピン管挿通装置 1a…ヘアピン管挿通装置本体 2…往復作動体 3…棒状挿通体 4…挿通体回転装置 5…挿通体振動装置 6…ヘアピン管保持体 7…熱交換器本体 8…放熱フィン 9…ヘアピン管 10…貫通孔 15…案内ガイド体

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫通孔(10)が穿設された放熱フィ
    ン(8a)を有する熱交換器本体(7) の少なくとも一端側か
    ら、棒状挿通体(3) を前記貫通孔(10)の全て又は一部に
    挿通し、その後前記棒状挿通体(3) を前記熱交換器本体
    (7) より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本体
    (7) の他端側から、予め該他端側に位置決めされたヘア
    ピン管(9) を前記棒状挿通体(3) の後退に同調させて前
    記貫通孔(10)に挿通することを特徴とする熱交換器のヘ
    アピン管挿通方法。
  2. 【請求項2】 複数の貫通孔(10)が穿設された放熱フィ
    ン(8a)を有する熱交換器本体(7) の少なくとも一端側か
    ら、棒状挿通体(3) を前記貫通孔(10)の全て又は一部に
    挿通し、その後前記棒状挿通体(3) を前記熱交換器本体
    (7) より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本体
    (7) の他端側から、予め該他端側に位置決めされたヘア
    ピン管(9) を前記棒状挿通体(3) の後退に伴って前記貫
    通孔(10)に挿通することを特徴とする熱交換器のヘアピ
    ン管挿通方法。
  3. 【請求項3】 複数の貫通孔(10)が穿設された放熱フィ
    ン(8a)を有する熱交換器本体(7) の少なくとも一端側か
    ら、棒状挿通体(3) を前記貫通孔(10)の少なくとも一部
    に挿通し、その後前記棒状挿通体(3) を前記熱交換器本
    体(7) より抜脱すべく後退させる際に、前記熱交換器本
    体(7) の他端側及び/又は棒状挿通体(3) が挿通された
    貫通孔(10)を除く他の貫通孔(10)に対応する熱交換器本
    体(7) の一端側より予め位置決めされたヘアピン管(9)
    を前記棒状挿通体(3) の後退に伴って貫通孔(10)に挿通
    することを特徴とする熱交換器のヘアピン管挿通方法。
  4. 【請求項4】 複数の貫通孔(10)が穿設された放熱フィ
    ン(8a)を有する熱交換器本体(7) の少なくとも一端側か
    ら、進退自在な往復作動体(2) に具備された棒状挿通体
    (3) を前記貫通孔(10)の少なくとも一部に挿通すること
    により該各放熱フィン(8a)の貫通孔(10)を整列させ、そ
    の後、前記棒状挿通体(3) を前記熱交換器本体(7) より
    抜脱すべく後退させる際又は後退させた後、前記熱交換
    器本体(7) の他端側及び/又は棒状挿通体(3) が挿通さ
    れた貫通孔(10)を除く他の貫通孔(10)に対応する熱交換
    器本体(7) の一端側より予め位置決めされたヘアピン管
    (9) を進退自在なヘアピン管移送体(11)を介して前記貫
    通孔(10)に挿通することを特徴とする熱交換器のヘアピ
    ン管挿通方法。
  5. 【請求項5】 熱交換器本体(7) の一端側の放熱フィン
    (8a)の貫通孔(10)から往復作動体(2) に具備された棒状
    挿通体(3) を該往復作動体(2) の前進を介して挿通し、
    その後前記熱交換器本体(7) の他端側の放熱フィン(8b)
    の貫通孔(10)から突出した棒状挿通体(3) の先端(3a)
    に、予め他端側の放熱フィン(8b)の貫通孔(10)に対向し
    て位置決めされたヘアピン管(9) の開口端部(9a)を当接
    させ、その後熱交換器本体(7) より離間する往復作動体
    (2) と共に後退する棒状挿通体(3)の先端(3a)に前記ヘ
    アピン管(9) の開口端部(9a)を当接させた状態を維持す
    べく該ヘアピン管(9) をヘアピン管移送体(11)により前
    記往復作動体(2) の動きに同調させて熱交換器本体(7)
    の他端側の放熱フィン(8b)の貫通孔(10)から挿通するこ
    とを特徴とする熱交換器のヘアピン管挿通方法。
  6. 【請求項6】 ヘアピン管(9) を挿通するための貫通孔
    (10)が穿設された複数の放熱フィン(8) から形成された
    熱交換器本体(7) と、該熱交換器本体(7) の一端側の放
    熱フィン(8a)の貫通孔(10)から他端側に位置する放熱フ
    ィン(8b)側へと挿通可能な棒状挿通体(3) が具備された
    進退自在な往復作動体(2) と、前記熱交換器本体(7) の
    他端側に設けられたヘアピン管(9) の開口端部(9a)を該
    熱交換器本体(7) の他端側の放熱フィン(8a)の貫通孔(1
    0)から挿通すべく前記ヘアピン管(9) を移送するヘアピ
    ン管移送体(11)とからなることを特徴とする熱交換器の
    ヘアピン管挿通装置。
  7. 【請求項7】 ヘアピン管(9) を挿通するための貫通孔
    (10)が穿設された複数の放熱フィン(8) から形成された
    熱交換器本体(7) と、該熱交換器本体(7) の一端側の放
    熱フィン(8a)の貫通孔(10)から他端側に位置する放熱フ
    ィン(8b)側へと挿通可能な棒状挿通体(3) が、前記貫通
    孔(10)の少なくとも一部に対応すべく具備された進退自
    在な往復作動体(2) と、前記熱交換器本体(7) の他端側
    及び/又は前記棒状挿通体(3) に対応する貫通孔(10)を
    除く他の貫通孔(10)に対応すべく前記熱交換器本体(7)
    の一端側に位置決めされたヘアピン管(9) の開口端部(9
    a)を、前記熱交換器本体(7) の他端側及び/又は一端側
    の放熱フィンの貫通孔(10)から挿通すべく前記ヘアピン
    管(9) を移送するヘアピン管移送体(11)とからなること
    を特徴とする熱交換器のヘアピン管挿通装置。
  8. 【請求項8】 ヘアピン管(9) を挿通するための貫通孔
    (10)が穿設された複数の放熱フィン(8) から形成された
    熱交換器本体(7) と、該熱交換器本体(7) の一端側の放
    熱フィン(8a)の貫通孔(10)から他端側に位置する放熱フ
    ィン(8b)側へと挿通可能な棒状挿通体(3) を前記熱交換
    器本体(7) の一端側の放熱フィン(8a)の貫通孔(10)に対
    向させて往復自在に具備した往復作動体(2) と、該往復
    作動体(2) の前進を介して前記熱交換器本体(7) の他端
    側の放熱フィン(8b)の貫通孔(10)から突出した棒状挿通
    体(3) の先端(3a)が、夫々の開口端部(9a)に当接可能に
    該開口端部(9a)を前記他端側の放熱フィン(8b)の貫通孔
    (10)に対向して位置決めされたヘアピン管(9) と、該ヘ
    アピン管(9) を前記貫通孔(10)に挿通させるべく移送す
    るヘアピン管移送体(11)とからなり、しかも該ヘアピン
    管移送体(11)が、前記熱交換器本体(7) からの往復作動
    体(2) の離間時に、該往復作動体(2) と共に後退する棒
    状挿通体(3) の先端(3a)に前記ヘアピン管(9) の開口端
    部(9a)を当接させた状態を維持すべく該ヘアピン管(9)
    を前記往復作動体(2) の動きに同調して熱交換器本体
    (7) の他端側の放熱フィン(8b)の貫通孔(10)から挿通さ
    せるべく移動することを特徴とする熱交換器のヘアピン
    管挿通装置。
  9. 【請求項9】 前記棒状挿通体(3) が、挿通体回転装置
    (4) を介して回転することを特徴とする請求項6乃至8
    の何れかに記載の熱交換器のヘアピン管挿通装置。
  10. 【請求項10】 前記往復作動体(2) には、複数の棒状
    挿通体(3) が設けられ、且つ夫々隣合わせに位置する棒
    状挿通体(3) が、挿通体回転装置(4) を介して夫々逆方
    向に回転することを特徴とする請求項9記載の熱交換器
    のヘアピン管挿通装置。
  11. 【請求項11】 前記棒状挿通体(3) が、挿通体振動装
    置(5) を介して振動することを特徴とする請求項6乃至
    10の何れかに記載の熱交換器のヘアピン管挿通装置。
  12. 【請求項12】 前記棒状挿通体(3) が、所定ピッチで
    の前進と停止を繰り返しながら前記熱交換器本体(7) に
    挿通されることを特徴とする請求項6乃至11の何れか
    に記載の熱交換器のヘアピン管挿通装置。
  13. 【請求項13】 前記棒状挿通体(3) が、該棒状挿通体
    (3) 全体又は先端(3a)を揺動させることを特徴とする請
    求項6乃至12の何れかに記載の熱交換器のヘアピン管
    挿通装置。
  14. 【請求項14】 前記棒状挿通体(3) の先端(3a)が、先
    鋭に形成されてなることを特徴とする請求項6乃至13
    の何れかに記載の熱交換器のヘアピン管挿通装置。
  15. 【請求項15】 前記往復作動体(2) に具備された棒状
    挿通体(3) が、前記熱交換器本体(7) の一端側の放熱フ
    ィン(8a)の貫通孔(10)に対向して設けられた案内ガイド
    体(15)を介して該貫通孔(10)に一直線状で挿通される請
    求項6乃至14の何れかに記載の熱交換器のヘアピン管
    挿通装置。
  16. 【請求項16】 前記棒状挿通体(3) の一部又は全体
    が、湾曲又は折曲可能に形成されてなる請求項6乃至1
    5の何れかに記載の熱交換器のヘアピン管挿通装置。
  17. 【請求項17】 前記往復作動体(2) がヘアピン管挿通
    装置本体(1a)内部に設けられ、しかも該往復作動体(2)
    に具備された棒状挿通体(3) が、前記熱交換器本体(7)
    の一端側の放熱フィン(8a)の貫通孔(10)に対向して設け
    られた略U字状の案内ガイド体(15)の直線部(15a) を介
    して該貫通孔(10)に、一直線状に矯正されて挿通される
    請求項16記載の熱交換器のヘアピン管挿通装置。
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