JP2004248434A - コイル挿入方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータコアの内周面に形成したスロットへのコイル挿入作業を容易なものとする。
【解決手段】ステータコア15内に巻治具保持具23の仕切謙保持板33を挿入する。仕切謙保持板33は、円周方向に沿って等間隔に複数有し、この仕切兼保持板33とステータコア15の内周面との間に、コイル19を巻いてあるコイル巻治具21をセットする。コイル19の内周側にブレード37をセットした状態で、プッシャユニット39をコイル巻治具21の内側に挿入することで、プッシャユニット39の押圧フィン43が、ブレード37を介してコイル19を押圧し、複数のコイル19を一度の作業でスロット17に一括挿入する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータにおけるステータコアの内周部にて軸線方向に向けて形成したスロットにコイルを挿入するコイル挿入方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコイル挿入方法および装置としては、例えば特許文献1に記載のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−325408号公報
【0004】
これは、図7に示すような円筒形のステータコア1の内周面に形成した複数のスロット3に、その内周側から、コイル巻治具5に巻かれているコイル7を挿入するものである。
【0005】
コイル7は、複数のコイル巻治具5に連続して巻いてあり、このうち2つのコイル巻治具5を、ステータコア1内に挿入してある治具9にセットする。このとき、コイル巻治具5の側面と治具9との間には、コイル7が入り込む隙間11が形成されており、この隙間11の図7中で上部側に板状のブレード13を挿入しておく。
【0006】
そして、ブレード13を隙間11に沿って下方に移動させることで、コイル7を押し下げスロット3内に挿入する。コイル挿入後は、コイル7が外された2つのコイル巻治具5を治具9から取り外す。
【0007】
2つのコイル7をそれぞれ対応するスロット3に挿入したら、次にコイル7を挿入するスロット3が下方位置となるようステータコア1を回転させて、コイル7が巻かれた別の2つのコイル巻治具5を、前記と同様にして治具9にセットし、ブレード13によって2つのコイル7を挿入する。
【0008】
以後同様にして、ステータコア1を順次回転させ、コイル7を2つずつ対応するスロット3に挿入していく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のものは、コイル巻治具5を2つずつ治具9にセットし、2つずつのコイル7を対応するスロット3に挿入する作業を繰り返して行うので、コイル挿入作業が煩雑であり、改善が望まれている。
【0010】
そこで、この発明は、コイル挿入作業を容易なものとすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、環状のステータコアの内周部に沿って複数のスロットを、軸線方向に延長して形成し、この複数のスロットにコイルを挿入するコイル挿入方法において、前記コイルを巻いたコイル巻治具を、前記ステータコアの内周部に沿って複数セットし、前記複数のコイル巻治具の内側に、前記軸線方向に沿ってプッシャユニットを挿入することで、このプッシャユニットの外周部に円周方向に沿って設けた複数のコイル押圧部が、互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に進入しつつ前記複数のコイルをそれぞれ押圧して前記スロット内に挿入するコイル挿入方法としてある。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、ステータコアの内周部に沿って複数セットしたコイル巻治具の内側に、軸線方向に沿ってプッシャユニットを挿入することで、このプッシャユニットの外周部に設けた複数のコイル押圧部によって複数のコイルを同時に押圧してスロット内に挿入するので、複数のコイルを一括して挿入することができ、コイル挿入作業が容易なものとなる。。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0014】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるコイル挿入装置を示す分解斜視図である。ここでのステータコア15は、例えば3相モータに使用するものであり、前記図7に示した従来のものと同様に、内周面に沿って複数のスロット17を、中心軸線方向に延長して形成してある。
【0015】
上記したステータコア15は、図示していないが、コイル挿入装置のベース部に支持ブラケットを介して軸線方向が水平となる状態で固定してあり、このステータコア15の内周面に沿って、コイル19がそれぞれ巻かれた複数(ここでは12個)のコイル巻治具21をセットする。
【0016】
上記12個のコイル巻治具21に巻かれたそれぞれのコイル19は、3相分のコイルのうちの1相分に相当し、これら各コイル19は、コイル用巻線を連続して巻いたものであり、コイル19相互間が渡り線によって繋がっている。
【0017】
また、この12個のコイル巻治具21は、コイル19がそれぞれ巻かれた状態で、図2に斜視図として示す、ステータコア15内に挿入した状態の巻治具保持具23に保持させる。
【0018】
巻治具保持具23は、コイル挿入装置の前記したベース部上に、ステータコア15に対しその軸線方向に沿って接近離反移動可能となるように、ガイドレール25に沿って移動可能である。すなわち、ガイドレール25に対し底板27が移動可能であり、底板27上に立設された支持板29に、環状の支持部材31を介して、複数(ここでは12枚)の仕切兼保持板33を設けてある。
【0019】
複数の仕切兼保持板33は、支持部材31の外周部に、長手方向の一端側の内周部を固定するとともに、ステータコア15内に挿入した状態でステータコア15の中心側から外周側に向けて放射状となるよう円周方向に沿って配置される。この巻治具保持具23を、ステータコア15に接近させて、図1に示すように、仕切兼保持板33の支持部材31が存在しない部分を、ステータコア15内に挿入する。
【0020】
ここで、上記した互いに隣接する複数の仕切兼保持板33相互間の空間は、ステータコア15の中心軸方向から見て内周側が狭く外周側が広くなる形状を呈しており、前記したコイル巻治具21は、この形状の空間に挿入できるように、ステータコア15の中心軸方向から見てステータコア15の中心側から外周側に向けて幅広となるテーパ形状を呈している。
【0021】
図3は、ステータコア15内に挿入した仕切兼保持板33相互間の空間に、コイル巻治具21をセットした状態を示す軸線方向から見た図で、コイル巻治具21と、巻治具保持具23の仕切兼保持板33との間には、隙間35が形成される。そして、この隙間35の内周側端部のコイル19が存在しない部分には、板状のブレード37を挿入する。
【0022】
上記したブレード37の厚さは、隙間35の間隔とほぼ同程度で、かつ隙間35内を移動可能となるような寸法に設定してある。このブレード37を、コイル巻治具21と仕切兼保持板33との間に挿入して保持させた状態で、図1に示すプッシャユニット39を、環状に配置してある複数のコイル巻治具21内に挿入して複数のコイル19を、スロット17に一括して挿入する。
【0023】
プッシャユニット39は、円筒部41と、その周囲に軸線方向に沿って延びる板状のコイル押圧部としての複数の押圧フィン43とを備えている。押圧フィン43は、円周方向に沿って前記した隙間35に対応して設定してある。
【0024】
また、この押圧フィン43は、挿入方向前方側の傾斜部としての押し込み部43aと、押し込み部43aより後方側の押さえ部43bとを備える。押し込み部43aは、先端側ほどステータコア15の中心側となるよう傾斜している。一方、押さえ部43bは、ステータコア15の中心軸方向と平行であり、ステータコア15に挿入した状態でステータコア15の内周面とほぼ一致する位置となるよう形成してある。
【0025】
次に、上記した第1の実施形態によるコイル挿入装置を用いたコイル挿入方法について説明する。まず、図2に示す巻治具保持具23の複数の仕切兼保持板33をステータコア15内に挿入し、この状態で互いに隣接する仕切兼保持板33相互間の空間に、コイル19を巻いてあるコイル巻治具21をセットする。
【0026】
この状態で、図3に示すように、コイル巻治具21と仕切兼保持板33との間の内周側端部に、ブレード37を挿入して保持させ、これにより隙間35を形成する。
【0027】
そして、プッシャユニット39を、その複数の押圧フィン43が各ブレード37にそれぞれ対応する位置で、ステータコア15内に挿入すると、押圧フィン43の先端側の傾斜している押し込み部43aが、ブレード37の内周側に接触し、ブレード37を隙間35内を外周側に向けて徐々に移動させる。
【0028】
このブレード37の移動によりコイル19が押され、最終的には押圧フィン43の押さえ部43bがステータコア15内に挿入完了した時点で、1相分の各コイル19は、それぞれ対応するスロット17に同時に一括して挿入されることになる。
【0029】
挿入完了後は、プッシャユニット39をステータコイル15内から引き抜くとともに、ブレード37も引き抜き、コイル19が外された12個のコイル巻治具21も、ステータコア15の内周面と仕切兼保持板33との間の空間から取り外す。
【0030】
以後、他の2相分のコイルについては、スロット17が対応するコイルの挿入位置となるよう、ステータコア15を所定角度回転させるか、あるいは巻治具保持具23の仕切兼保持板33側を所定角度回転させた状態で、上記と同様にして1相分の複数のコイルを同時に一括して挿入する。
【0031】
3相分のコイル19をすべて対応するスロット17に挿入したら、巻治具保持具23をステータコイル15内から離反移動させる。
【0032】
このように、上記した第1の実施形態によれば、1相分の複数のコイル19をプッシャユニット39の挿入によって一度の作業で行えるので、コイル挿入作業が容易なものとなる。また、コイル挿入時に、ブレード37を使用することで、プッシャユニット39によってコイル19を直接押圧して挿入する場合に比べ、コイル19の傷つきを抑えることができる。
【0033】
図4および図5は、この発明の第2の実施形態を示す。この実施形態は、前記第1の実施形態における図2に示した巻治具保持具23を兼用する。ここでのコイル巻治具45は、図4に示すように環状部材47の外周に、円周方向に沿って所定間隔を置いて着脱可能に取り付ける。この環状部材47の外周には係合突起47aを軸線方向に沿って延長して設けてあり、一方コイル巻治具45の内周には係合突起47aが係合する係合溝45aを設け、これによりコイル巻治具45を環状部材47に対して軸線方向にスライドさせることで取り付ける。
【0034】
ここで、環状部材47の軸線方向の幅寸法は、コイル巻治具45の同幅寸法のほぼ半分としてある。図4では環状部材47の一方の端面に各コイル巻治具45の一方の端面を合わせた状態であり、したがってこのとき、コイル巻治具45の他方側のほぼ半分の内側には環状部材47が存在しない。
【0035】
さらに、上記した環状部材47と、12個のコイル巻治具45とを一体化させたものに、互いに隣接するコイル巻治具45相互間を隔てる仕切部材としての隔壁板49を備えた仕切具51を装着する。この仕切具51は、環状部材47とほぼ同形状の環状支持部53を備えており、この環状支持部材53の外周に上記した隔壁板49を備えている。
【0036】
上記した環状支持部材53は、少なくともその外径が環状部材47と同等であり、仕切具51を、環状部材47と12個のコイル巻治具45とを一体化させたものに取り付ける際に、12個のコイル巻治具45の内側に位置する。また、このとき隔壁板49は、互いに隣接するコイル巻治具45相互間の中央に位置する。
【0037】
隔壁板49をコイル巻治具45相互間に位置させたときには、隔壁板49とコイル巻治具45との間に、図5に示すように隙間55が形成される。
【0038】
上記した環状部材47,12個のコイル巻治具45および仕切具51の3つの部材を一体化したものを円形治具57とし、この円形治具57におけるコイル巻治具45に対し、コイルセット治具59によりコイル19をセットする。
【0039】
コイルセット治具59は、巻線モータ61と、巻線モータ61によって回転するコイル巻枠63と、コイル巻枠63に巻き付けたコイル19すなわち環状に形成したコイル19を、前記した隙間55に押し込む一対の押し込み爪65をそれぞれ備える。
【0040】
円形治具57は、図示しない円形治具保持具に回転可能に保持し、コイル19をセットする隙間55にコイル19が位置する状態で、位置決め固定する。
【0041】
次に、上記した第2の実施形態によるコイル挿入装置を用いたコイル挿入方法について説明する。まず、コイル19をコイル巻治具45にセットするときには、環状部材47,12個のコイル巻治具45および仕切部材51の3つの部材を一体化して円形治具57として組み立て、この円形治具57を図示しない円形治具保持具に回転可能に保持させる。
【0042】
そして、円形治具57における12個のうちの一つのコイル巻治具45が、図5に示すように、コイルセット治具59のコイル巻枠63に対向する位置となるよう円形治具57を回転させて位置決め固定する。一方このとき、コイル巻枠63は、巻線モータ61の駆動により回転してコイル19が巻かれた状態とする。
【0043】
この状態で、一対の押し込み爪65を円形治具57に向けて接近させることで、その先端がコイル19に接触して押し下げ、コイル19を隙間55内に挿入する。コイル19を隙間55内に挿入することで、コイル19は、コイル巻治具45に巻かれた状態となる。このとき挿入するコイル19は、互いに隣接するコイル巻治具45相互間に隔壁板49が挿入してあるので、既に巻終えてある隣接するコイル19に接触することがなく、隔壁板49にガイドされてスムーズに挿入作業が行える。
【0044】
一つのコイル巻治具45にコイル19をセットしたら、円形治具57を、次にコイル19をセットする隣接するコイル巻治具45に対向する位置となるよう所定角度回転させるとともに、コイル19が外されたコイル巻枠63に、巻線モータ61を再度駆動して巻き付ける。
【0045】
このようにして、複数のコイル巻治具45にコイル19を順次セットし、12個のコイル巻治具45のすべてにコイル19をセットし終えたら、円形治具57を、図示しない円形治具保持具から取り外す。その後、同じ相となるコイル19同士の結線を行う。
【0046】
次に、上記した円形治具57から、仕切部材51を取り外し、前記図4に示す状態の環状部材47と12個のコイル巻治具45とが一体化したものを、前記図2に示した第1の実施形態で使用した巻治具保持具23が挿入されているステータコア15内に挿入する。この挿入時でのコイル巻治具45と巻治具保持具23の仕切謙保持板33との位置関係は、前記図3に示した第1の実施形態でのコイル巻治具21と仕切謙保持板33との位置関係と同様である。
【0047】
つまり、コイル巻治具45と巻治具保持具23の仕切兼受け板33との間には、図3における隙間35と同様の隙間が、ブレード37の挿入によって形成される。
【0048】
この状態(ブレード37は未挿入の状態)で、環状部材47を12個のコイル巻治具45から取り外すと、各コイル巻治具45はその両側の仕切兼保持板33とステータコア15の内周面との間に保持される。
【0049】
そして、前記したブレード37を、第1の実施形態と同様にして、コイル巻治具45と仕切兼保持板33との間の隙間における内周側端部のコイル19が巻かれていない部分に板状のブレード37を挿入する。
【0050】
その後、第1の実施形態と同様にして、プッシャユニット39を、その複数の押圧フィン41が各ブレード37に対応する位置で、ステータコア15内に挿入することで、1相分の各コイル19を、それぞれ対応するスロット17に同時に一括して挿入する。
【0051】
挿入完了後は、プッシャユニット39をステータコイル15内から引き抜くとともに、ブレード37も引き抜き、コイル19が外された12個のコイル巻治具45も、ステータコア15と巻治具保持具23の隔壁板33との間から取り外す。
【0052】
以後、他の2相分のコイルについては、第1の実施形態と同様に、スロット17が対応するコイルの挿入位置となるよう、ステータコア15を適宜回転させるか、あるいは巻治具保持具23の仕切兼保持板33側を所定角度回転させた状態で、上記と同様にして1相分の複数のコイルを同時に一括して挿入する。
【0053】
3相分のコイル19をすべて対応するスロット17に挿入したら、巻治具保持具23をステータコイル15内から離反移動させる。
【0054】
このように、上記した第2の実施形態においても、1相分の複数のコイル19をプッシャユニット39の挿入によって一度の作業で行えるので、コイル挿入作業が容易なものとなるなど、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0055】
図6は、図示しない巻線リールからコイル用巻線69を繰り出して、前記第1の実施形態で使用した複数のコイル巻治具21に、1相分のコイル19を連続して巻き付ける装置の要部を示している。
【0056】
1相分のコイル19を巻き付ける複数のコイル巻治具21は、図中で左右方向に延長される回転支持軸71が挿入されて固定され、図示しないモータによって回転支持軸71とともに回転する。
【0057】
一方、図示しない巻線リールから、矢印Aで示す方向に繰り出されるコイル用巻線69は、第1のガイド部73とその前方の第2のガイド部75を備えた巻線送り機構を経てコイル巻治具21に送られる。そして、これら各ガイド部73,75を備えた巻線送り機構は、コイル巻治具21の回転に伴ってコイル巻治具21の配列方向すなわち図6中で右方向に沿って移動する。
【0058】
上記した第1のガイド部73は、巻線送り機構の図示しない移動体上に固定されてコイル用巻線69を単に前方へ送る際にガイドするものである。一方、第2のガイド部75は、コイル用巻線69の図6中で左側にて回転支持軸77を介して上記した移動体に対して回転可能となっており、そのガイド溝75aにコイル用巻線69がガイドされる。
【0059】
上記した巻線送り機構によれば、一つのコイル巻治具21へコイル用巻線69を巻き付け終えて、次のコイル巻治具21にコイル用巻線69を巻き付ける際には、第1,第2の各ガイド部73,75を備えた巻線送り機構を、その図示しない上記移動体とともに図6中で右方向へ移動させる。このとき第2のガイド部75が2点鎖線位置から実線位置となるよう回転支持軸77を中心として回転する。
【0060】
これにより、上記した巻線送り機構は、第2のガイド部75が回転しないものに比べ、第2のガイド部75でのコイル用巻線69の屈曲角度が小さくなり、コイル用巻線69の変形および傷の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるコイル挿入装置を示す分解斜視図である。
【図2】第1の実施形態で使用する巻治具保持具の斜視図である。
【図3】第1の実施形態によるステータコアに挿入した仕切謙保持板相互間の空間にコイル巻治具をセットした状態を示す軸線方向から見た説明図である。
【図4】この発明の第2の実施形態を示すコイル挿入装置に使用する円形治具の一部を分解した斜視図である。
【図5】第2の実施形態におけるコイル巻治具にコイルをセットする作業を示す説明図である。
【図6】巻線リールから巻線を繰り出して、第1の実施形態で使用したコイル巻治具に、1相分のコイルを連続して巻き付ける装置の概略図である。
【図7】従来例に係わるコイル挿入装置を示す説明図である。
【符号の説明】
15 ステータコア
17 スロット
19 コイル
21,45 コイル巻治具
23 巻治具保持具
33 仕切謙保持板
37 ブレード
39 プッシャユニット
43 押圧フィン(コイル押圧部)
43a 押し込み部(傾斜部)
47 環状部材
49 隔壁板(仕切部材)

Claims (12)

  1. 環状のステータコアの内周部に沿って複数のスロットを、軸線方向に延長して形成し、この複数のスロットにコイルを挿入するコイル挿入方法において、前記コイルを巻いたコイル巻治具を、前記ステータコアの内周部に沿って複数セットし、前記複数のコイル巻治具の内側に、前記軸線方向に沿ってプッシャユニットを挿入することで、このプッシャユニットの外周部に円周方向に沿って設けた複数のコイル押圧部が、互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に進入しつつ前記複数のコイルをそれぞれ押圧して前記スロット内に挿入することを特徴とするコイル挿入方法。
  2. 前記複数のコイル巻治具を、前記ステータコアの内周部に沿って複数セットする際に、前記ステータコア内に挿入した巻治具保持具に保持させることを特徴とする請求項1記載のコイル挿入方法。
  3. 前記コイル巻治具は、前記ステータコアの中心軸方向から見てステータコアの中心側から外周側に向けて幅広となるテーパ形状を呈し、前記巻治具保持具は、前記ステータコアの中心側から外周側に向けて放射状に延びかつ互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に位置する複数の仕切兼保持板を備えていることを特徴とする請求項2記載のコイル挿入方法。
  4. 前記複数のコイル巻治具の内側に前記プッシャユニットを挿入する際に、互いに隣接するコイル巻治具相互間にあらかじめセットしたブレードを介してコイルを押圧して前記スロット内に挿入することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコイル挿入方法。
  5. 前記プッシャユニットのコイル押圧部は、先端側ほど前記ステータコアの中心側となるよう傾斜する傾斜部を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコイル挿入方法。
  6. 前記複数のコイル巻治具を、環状部材の外周部にその円周方向に沿って所定間隔を置いて取り付けるとともに、互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に仕切部材を配置し、前記複数のコイル巻治具に対し、その外周側から、環状に形成したコイルを押し込んで巻き付けた状態とし、この状態で前記仕切部材を取り外し、前記ステータコア内に挿入してある前記巻治具保持具に前記複数のコイル巻治具が保持されるよう、前記複数のコイル巻治具を前記環状部材とともに前記ステータコア内に挿入し、その後前記環状部材を前記複数のコイル巻治具から取り外してコイル巻治具を前記巻治具保持具に保持させた状態とし、この状態で前記プッシャユニットを前記ステータコア内に挿入して前記スロット内にコイルを挿入することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコイル挿入方法。
  7. 環状のステータコアの内周部に沿って複数のスロットを、軸線方向に延長して形成し、この複数のスロットにコイルを挿入するコイル挿入装置において、前記ステータコアの内周部に沿ってセットする複数のコイル巻治具と、前記複数のコイル巻治具の内側に、前記軸線方向に沿って挿入することで、外周部に設けた複数のコイル押圧部が、互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に進入しつつ、各コイル巻治具に巻かれたそれぞれのコイルを押圧して前記スロット内に挿入するプッシャユニットとを、それぞれ備えていることを特徴とするコイル挿入装置。
  8. 前記ステータコア内に挿入した状態で前記コイル巻治具を保持する巻治具保持具を備えることを特徴とする請求項7記載のコイル挿入装置。
  9. 前記コイル巻治具は、前記ステータコアの中心軸方向から見てステータコアの中心側から外周側に向けて幅広となるテーパ形状を呈し、前記巻治具保持具は、前記ステータコアの中心側から外周側に向けて放射状に延びかつ互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に位置する複数の仕切兼保持板を備えていることを特徴とする請求項8記載のコイル挿入装置。
  10. 互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に挿入され、前記複数のコイル巻治具の内側に前記プッシャユニットを挿入する際に、前記コイルを押圧して前記スロット内に挿入するブレードを設けたことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のコイル挿入装置。
  11. 前記プッシャユニットのコイル押圧部は、先端側ほど前記ステータコアの中心側となるよう傾斜する傾斜部を備えていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載のコイル挿入装置。
  12. 前記コイル巻治具にコイルをセットする際に、複数のコイル巻治具を、外周部にその円周方向に沿って所定間隔を置いて取り付ける環状部材と、互いに隣接する前記コイル巻治具相互間に配置する仕切部材とをそれぞれ設けたことを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載のコイル挿入装置。
JP2003036788A 2003-02-14 2003-02-14 コイル挿入方法および装置 Expired - Fee Related JP4007208B2 (ja)

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