JPH0759306A - コイル巻線・挿入方法及びそれに用いるパレット - Google Patents
コイル巻線・挿入方法及びそれに用いるパレットInfo
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- JPH0759306A JPH0759306A JP21528593A JP21528593A JPH0759306A JP H0759306 A JPH0759306 A JP H0759306A JP 21528593 A JP21528593 A JP 21528593A JP 21528593 A JP21528593 A JP 21528593A JP H0759306 A JPH0759306 A JP H0759306A
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- coil
- stator core
- pallet
- movable blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コイル巻線・挿入方法において、巻線時にコ
イルの端末を所定箇所に保持させ、リード線接続作業な
どを自動化しやすくする。 【構成】 パレット11にステータコア15を設置して
クランプ15で着脱自在に固定し、ステータコア15に
可動ブレード18を挿入し、その先端部が上端面から突
出した状態でスライダ23で固定する。巻線装置にてコ
イルを形成し、可動ブレード18に落とし込む際、コイ
ルの端末をワイヤ保持具24に固定しておく。その後、
プルスルー方式のコイル挿入装置によって、コイルをス
テータコア15のスロットに挿入し、ステータコアに端
子台を取付けた後、ワイヤ保持具24で保持されたコイ
ルの端末を端子台に固定する。
イルの端末を所定箇所に保持させ、リード線接続作業な
どを自動化しやすくする。 【構成】 パレット11にステータコア15を設置して
クランプ15で着脱自在に固定し、ステータコア15に
可動ブレード18を挿入し、その先端部が上端面から突
出した状態でスライダ23で固定する。巻線装置にてコ
イルを形成し、可動ブレード18に落とし込む際、コイ
ルの端末をワイヤ保持具24に固定しておく。その後、
プルスルー方式のコイル挿入装置によって、コイルをス
テータコア15のスロットに挿入し、ステータコアに端
子台を取付けた後、ワイヤ保持具24で保持されたコイ
ルの端末を端子台に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルを巻線してステ
ータコアのスロットに挿入するコイル巻線・挿入方法及
びそれに用いるパレットに関する。
ータコアのスロットに挿入するコイル巻線・挿入方法及
びそれに用いるパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】モータ等のステータコアにコイルを装着
する方法としては、ステータコアの内歯にワイヤを直
接巻き付ける直巻線方法、ステータコアを2つに分割
し、それぞれにワイヤを巻き付けた後、2つのコアを接
合する方法、巻線機によって巻線したコイルをコイル
挿入治具のブレードに落とし込み、これをストリッパと
呼ばれる押動子によってステータコアのスロットに押し
込む方法が主に知られている。
する方法としては、ステータコアの内歯にワイヤを直
接巻き付ける直巻線方法、ステータコアを2つに分割
し、それぞれにワイヤを巻き付けた後、2つのコアを接
合する方法、巻線機によって巻線したコイルをコイル
挿入治具のブレードに落とし込み、これをストリッパと
呼ばれる押動子によってステータコアのスロットに押し
込む方法が主に知られている。
【0003】上記の方法は、性能的には良好なものが
得られるが、生産能率が非常に悪いという問題点があ
る。また、上記の方法は、2つに分割したステータコ
アを接合するため、磁気特性が低下してしまうという問
題点がある。これらに対して、上記の方法は、生産能
率がよく、通常の用途では問題のない性能が得られるた
め、現在のところ最も普及している。
得られるが、生産能率が非常に悪いという問題点があ
る。また、上記の方法は、2つに分割したステータコ
アを接合するため、磁気特性が低下してしまうという問
題点がある。これらに対して、上記の方法は、生産能
率がよく、通常の用途では問題のない性能が得られるた
め、現在のところ最も普及している。
【0004】上記の方法は、コイル巻線装置とコイル
挿入装置とによって実施される。すなわち、コイル挿入
治具を巻線装置に配置して、巻線したコイルをブレード
の所定の間隙に落とし込み、このコイル挿入治具を挿入
装置に移動させ、ステータコアをブレードの先端に組み
付けた後、ストリッパを押し上げてコイルを挿入するの
である。その後、ステータコアをブレードから取り外し
て、コイルエンドの成形や導通試験などを行うようにし
ている。
挿入装置とによって実施される。すなわち、コイル挿入
治具を巻線装置に配置して、巻線したコイルをブレード
の所定の間隙に落とし込み、このコイル挿入治具を挿入
装置に移動させ、ステータコアをブレードの先端に組み
付けた後、ストリッパを押し上げてコイルを挿入するの
である。その後、ステータコアをブレードから取り外し
て、コイルエンドの成形や導通試験などを行うようにし
ている。
【0005】また、特開昭56−115161号には、
可動ブレードをステータコアの一端から挿入し、その先
端部が他端から突出した状態とした後、この状態で巻線
装置にて巻線されたコイルを可動ブレードの所定の間隙
に落とし込み、ステータコアの他端にウェッジガイド及
びストリッパを近接させて可動ブレードの外側及び内側
に摺接させ、ステータコアの他端からストリッパを押し
込むと共に可動ブレードを後退させることにより、コイ
ルをステータコアのスロット内に挿入する、いわゆるプ
ルスルー方式によるコイル挿入方法が開示されている。
この方法では、可動ブレードを移動させながらコイルを
挿入するので、コイルにかかる摩擦抵抗が小さくなり、
コイルの損傷を少なくすることができるという利点があ
る。
可動ブレードをステータコアの一端から挿入し、その先
端部が他端から突出した状態とした後、この状態で巻線
装置にて巻線されたコイルを可動ブレードの所定の間隙
に落とし込み、ステータコアの他端にウェッジガイド及
びストリッパを近接させて可動ブレードの外側及び内側
に摺接させ、ステータコアの他端からストリッパを押し
込むと共に可動ブレードを後退させることにより、コイ
ルをステータコアのスロット内に挿入する、いわゆるプ
ルスルー方式によるコイル挿入方法が開示されている。
この方法では、可動ブレードを移動させながらコイルを
挿入するので、コイルにかかる摩擦抵抗が小さくなり、
コイルの損傷を少なくすることができるという利点があ
る。
【0006】一方、本出願人による特開昭61−548
49号には、前記の直巻線方法において、ステータコ
アをパレットに着脱自在に固定し、このステータコアに
コイルを直巻した後、コイルの端部をパレットに設けら
れた保持部に保持させ、後の工程における導通試験など
を自動化しやすくしたステータ巻線装置が開示されてい
る。
49号には、前記の直巻線方法において、ステータコ
アをパレットに着脱自在に固定し、このステータコアに
コイルを直巻した後、コイルの端部をパレットに設けら
れた保持部に保持させ、後の工程における導通試験など
を自動化しやすくしたステータ巻線装置が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のコイル巻線・挿入方法では、巻線されたコイルを一旦
コイル挿入治具のブレードに保持させた後、このブレー
ドにステータコアを組み付けてコイル挿入操作を行うの
で、巻線時にはステータコアは直接必要とされない。し
たがって、ステータコアをパレットに載せて移動させる
ことは行われておらず、巻線時にコイルの端末をパレッ
ト上に保持させるという特開昭61−54849号に記
載された方法を採用することができなかった。
のコイル巻線・挿入方法では、巻線されたコイルを一旦
コイル挿入治具のブレードに保持させた後、このブレー
ドにステータコアを組み付けてコイル挿入操作を行うの
で、巻線時にはステータコアは直接必要とされない。し
たがって、ステータコアをパレットに載せて移動させる
ことは行われておらず、巻線時にコイルの端末をパレッ
ト上に保持させるという特開昭61−54849号に記
載された方法を採用することができなかった。
【0008】このため、上記のコイル巻線・挿入方法
では、巻線されたコイルをステータコアのスロットに挿
入した後、ステータコアをコイル挿入治具から取り外し
て、コイルの端末を手作業で所定の箇所に固定する必要
があった。したがって、端子接続、導通試験などを含め
た一連の作業を全部自動化することが困難であり、生産
性の向上や、人件費の節減等に限度があった。
では、巻線されたコイルをステータコアのスロットに挿
入した後、ステータコアをコイル挿入治具から取り外し
て、コイルの端末を手作業で所定の箇所に固定する必要
があった。したがって、端子接続、導通試験などを含め
た一連の作業を全部自動化することが困難であり、生産
性の向上や、人件費の節減等に限度があった。
【0009】したがって、本発明の1つの目的は、コイ
ルを巻線してステータコアのスロットに挿入する方法に
おいて、巻線時にコイルの端末を所定箇所に保持させて
作業を自動化しやすくしたコイル巻線・挿入方法を提供
することにある。また、本発明のもう一つの目的は、上
記コイル巻線・挿入方法において用いられるステータコ
ア等を載せるためのパレットを提供することにある。
ルを巻線してステータコアのスロットに挿入する方法に
おいて、巻線時にコイルの端末を所定箇所に保持させて
作業を自動化しやすくしたコイル巻線・挿入方法を提供
することにある。また、本発明のもう一つの目的は、上
記コイル巻線・挿入方法において用いられるステータコ
ア等を載せるためのパレットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコイル巻線・挿入方法は、ステータコアを
パレットに着脱自在に固定するステータコア取付け工程
と、可動ブレードを前記ステータコアの下端面から挿入
し、その先端部が上端面から突出した状態とした後、こ
の可動ブレードを前記パレットに着脱自在に固定して、
その駆動軸から分離する可動ブレード装着工程と、前記
パレットを巻線装置に移動させ、巻線装置にてワイヤを
巻線してコイルを形成し、このコイルを前記可動ブレー
ドの所定の間隙に落とし込むと共に、コイルの端末を前
記パレットの所定の箇所に着脱自在に固定する巻線工程
と、前記パレットをコイル挿入装置に移動させ、前記ス
テータコアの上端面にウェッジガイド及びストリッパを
近接させて前記可動ブレードの外側及び内側に摺接さ
せ、前記可動ブレードにその駆動軸を連結させ、前記ス
トリッパを上方から押し込むと共に、前記可動ブレード
を下降させることにより、前記コイルを前記ステータコ
アのスロットに挿入した後、前記可動ブレード、ウェッ
ジガイド及びストリッパを前記ステータコアから離すコ
イル挿入工程と、前記パレットを端子台供給装置に移動
させて前記ステータコアに端子台を取付ける端子台装着
工程と、前記パレットをリード線処理装置に移動させ
て、前記パレットに着脱自在に固定したコイルの端末を
前記端子台に固定するリード線固定工程と、前記ステー
タコアを前記パレットから取外すステータコア取外し工
程とを含むことを特徴としている。
め、本発明のコイル巻線・挿入方法は、ステータコアを
パレットに着脱自在に固定するステータコア取付け工程
と、可動ブレードを前記ステータコアの下端面から挿入
し、その先端部が上端面から突出した状態とした後、こ
の可動ブレードを前記パレットに着脱自在に固定して、
その駆動軸から分離する可動ブレード装着工程と、前記
パレットを巻線装置に移動させ、巻線装置にてワイヤを
巻線してコイルを形成し、このコイルを前記可動ブレー
ドの所定の間隙に落とし込むと共に、コイルの端末を前
記パレットの所定の箇所に着脱自在に固定する巻線工程
と、前記パレットをコイル挿入装置に移動させ、前記ス
テータコアの上端面にウェッジガイド及びストリッパを
近接させて前記可動ブレードの外側及び内側に摺接さ
せ、前記可動ブレードにその駆動軸を連結させ、前記ス
トリッパを上方から押し込むと共に、前記可動ブレード
を下降させることにより、前記コイルを前記ステータコ
アのスロットに挿入した後、前記可動ブレード、ウェッ
ジガイド及びストリッパを前記ステータコアから離すコ
イル挿入工程と、前記パレットを端子台供給装置に移動
させて前記ステータコアに端子台を取付ける端子台装着
工程と、前記パレットをリード線処理装置に移動させ
て、前記パレットに着脱自在に固定したコイルの端末を
前記端子台に固定するリード線固定工程と、前記ステー
タコアを前記パレットから取外すステータコア取外し工
程とを含むことを特徴としている。
【0011】また、本発明のパレットは、中央部に貫通
孔を有する板状のパレット本体と、この貫通孔の回りに
ステータコアを載置して着脱自在に固定するステータコ
ア保持具と、可動ブレードを前記ステータコアの下端面
から挿入し、その先端部を前記ステータコアの上端面か
ら突出させた状態で、前記パレットに着脱自在に固定す
る可動ブレード保持具と、前記可動ブレードに落とし込
まれるコイルの端末を着脱自在に固定するワイヤ保持具
とを備えていることを特徴としている。
孔を有する板状のパレット本体と、この貫通孔の回りに
ステータコアを載置して着脱自在に固定するステータコ
ア保持具と、可動ブレードを前記ステータコアの下端面
から挿入し、その先端部を前記ステータコアの上端面か
ら突出させた状態で、前記パレットに着脱自在に固定す
る可動ブレード保持具と、前記可動ブレードに落とし込
まれるコイルの端末を着脱自在に固定するワイヤ保持具
とを備えていることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明は、上記のコイル巻線・挿入方法のう
ち、前記特開昭56−115161号に記載されたよう
なプルスルー方式によるコイル挿入方法を採用すること
により、ステータコアをパレットに載せて移動させるこ
とを可能にし、巻線時にコイルの端末をパレット上に保
持させて、リード線の端子台への接続までを自動化でき
るようにしたものである。
ち、前記特開昭56−115161号に記載されたよう
なプルスルー方式によるコイル挿入方法を採用すること
により、ステータコアをパレットに載せて移動させるこ
とを可能にし、巻線時にコイルの端末をパレット上に保
持させて、リード線の端子台への接続までを自動化でき
るようにしたものである。
【0013】すなわち、まず、パレットにステータコア
を載置して、ステータコア保持具によって着脱自在に固
定する。次に、ステータコアの下端面から可動ブレード
を挿入し、その先端部がステータコアの上端面から突出
した状態にして、可動ブレードを可動ブレード保持具に
よってパレットに着脱自在に固定する。その後、可動ブ
レードの駆動軸は、可動ブレードから分離する。
を載置して、ステータコア保持具によって着脱自在に固
定する。次に、ステータコアの下端面から可動ブレード
を挿入し、その先端部がステータコアの上端面から突出
した状態にして、可動ブレードを可動ブレード保持具に
よってパレットに着脱自在に固定する。その後、可動ブ
レードの駆動軸は、可動ブレードから分離する。
【0014】このパレットを巻線装置に移動し、巻線装
置にてワイヤを巻線してコイルを形成し、このコイル
を、ステータコアの上端面から突出した可動ブレードの
所定の間隙に落とし込む。その際、コイルの巻き始め及
び巻き終りの端末をパレットのワイヤ保持具に固定す
る。巻線装置は、通常、補コイル用と主コイル用の2つ
の装置が用いられるが、その場合、パレットを補コイル
巻線装置と主コイル巻線装置に順次移動させて巻線を施
すことができる。
置にてワイヤを巻線してコイルを形成し、このコイル
を、ステータコアの上端面から突出した可動ブレードの
所定の間隙に落とし込む。その際、コイルの巻き始め及
び巻き終りの端末をパレットのワイヤ保持具に固定す
る。巻線装置は、通常、補コイル用と主コイル用の2つ
の装置が用いられるが、その場合、パレットを補コイル
巻線装置と主コイル巻線装置に順次移動させて巻線を施
すことができる。
【0015】続いて、上記パレットをプルスルー方式の
コイル挿入装置に移動させ、可動ブレードの先端部にウ
ェッジガイド及びストリッパを近接させ、ウェッジガイ
ドは可動ブレードの外側に、ストリッパは可動ブレード
の内側に摺接させる。また、可動ブレードにその駆動軸
を連結させ、パレットの可動ブレード保持具から可動ブ
レードを開放させる。そして、ストリッパを下方に押し
込むと同時に、可動ブレードを下方に後退させて、コイ
ルをステータコアのスロットに挿入する。
コイル挿入装置に移動させ、可動ブレードの先端部にウ
ェッジガイド及びストリッパを近接させ、ウェッジガイ
ドは可動ブレードの外側に、ストリッパは可動ブレード
の内側に摺接させる。また、可動ブレードにその駆動軸
を連結させ、パレットの可動ブレード保持具から可動ブ
レードを開放させる。そして、ストリッパを下方に押し
込むと同時に、可動ブレードを下方に後退させて、コイ
ルをステータコアのスロットに挿入する。
【0016】こうしてコイル挿入が終了したら、可動ブ
レード、ウェッジガイド及びストリッパをステータコア
から離す。その結果、パレット上には、ステータコアだ
けが残った状態となる。そして、ステータコアのスロッ
トにはコイルが挿入され、コイルの端末はパレットのワ
イヤ保持具に固定された状態となっている。
レード、ウェッジガイド及びストリッパをステータコア
から離す。その結果、パレット上には、ステータコアだ
けが残った状態となる。そして、ステータコアのスロッ
トにはコイルが挿入され、コイルの端末はパレットのワ
イヤ保持具に固定された状態となっている。
【0017】このパレットを端子台供給装置に移動させ
てステータコアに端子台を取付け、更にパレットをリー
ド線処理装置に移動させて、パレットに固定したコイル
の端末を上記端子台に固定する。この場合、コイルの端
末がパレットの所定の箇所に配置されたワイヤ保持具に
よって保持されているので、コイルの端末を端子台に固
定する操作を、リード線処理装置によって機械的に行う
ことができる。
てステータコアに端子台を取付け、更にパレットをリー
ド線処理装置に移動させて、パレットに固定したコイル
の端末を上記端子台に固定する。この場合、コイルの端
末がパレットの所定の箇所に配置されたワイヤ保持具に
よって保持されているので、コイルの端末を端子台に固
定する操作を、リード線処理装置によって機械的に行う
ことができる。
【0018】こうしてリード線を端子台に接続すれば、
端子台にコネクタ等を接続して、導通試験や、自己融着
電線の通電加熱などの作業を自動化して行うことができ
る。最後に、ステータコアをパレットから取り外すこと
によって、ステータコアへのコイル形成作業が終了す
る。空になったパレットには、再びステータコアが供給
され、上記工程を繰り返すことにより、ステータコアへ
のコイル形成作業を連続して行わせることができる。
端子台にコネクタ等を接続して、導通試験や、自己融着
電線の通電加熱などの作業を自動化して行うことができ
る。最後に、ステータコアをパレットから取り外すこと
によって、ステータコアへのコイル形成作業が終了す
る。空になったパレットには、再びステータコアが供給
され、上記工程を繰り返すことにより、ステータコアへ
のコイル形成作業を連続して行わせることができる。
【0019】
【実施例】図1、2には、本発明によるパレットの一実
施例が示されている。このパレット11は、ほぼ正方形
の板状をなすパレット本体12を有している。パレット
本体12の中央部には貫通孔13が形成されており、こ
の貫通孔13の内周には段部14が設けられていて、こ
の段部14にステータコア15が嵌合して設置されるよ
うになっている。貫通孔13の近傍には、軸16により
回動自在に支持されたクランプ17が取付けられてお
り、クランプ17の先端はステータコア15の上縁角部
に係合する爪部17aをなし、クランプ17の後端はレ
バー17bをなしている。このクランプ17が本発明に
おけるステータコア保持具をなしている。
施例が示されている。このパレット11は、ほぼ正方形
の板状をなすパレット本体12を有している。パレット
本体12の中央部には貫通孔13が形成されており、こ
の貫通孔13の内周には段部14が設けられていて、こ
の段部14にステータコア15が嵌合して設置されるよ
うになっている。貫通孔13の近傍には、軸16により
回動自在に支持されたクランプ17が取付けられてお
り、クランプ17の先端はステータコア15の上縁角部
に係合する爪部17aをなし、クランプ17の後端はレ
バー17bをなしている。このクランプ17が本発明に
おけるステータコア保持具をなしている。
【0020】18は、可動ブレードであり、その基端部
は、ブレードホルダ19に固定されている。ブレードホ
ルダ19の下面には、図示しない駆動軸の頭部が挿入さ
れ、着脱自在に嵌合する穴20が形成されている。ま
た、ブレードホルダ19の下部外周には、環状の溝21
が形成されている。そして、パレット本体12の下面に
は、両側から貫通孔13に向かって走るあり溝22が形
成されており、この対向する2つのあり溝22にスライ
ダ23が挿入されている。スライダ23は、図示してい
ないが、ブレードホルダ19の溝21に嵌合する円弧状
の端部を有し、ブレードホルダ19を着脱自在に固定で
きるようになっている。なお、23aは、スライダ23
をスライドさせるとき、図示しない駆動部を嵌合させる
孔である。このスライダ23が本発明における可動ブレ
ード保持具をなしている。
は、ブレードホルダ19に固定されている。ブレードホ
ルダ19の下面には、図示しない駆動軸の頭部が挿入さ
れ、着脱自在に嵌合する穴20が形成されている。ま
た、ブレードホルダ19の下部外周には、環状の溝21
が形成されている。そして、パレット本体12の下面に
は、両側から貫通孔13に向かって走るあり溝22が形
成されており、この対向する2つのあり溝22にスライ
ダ23が挿入されている。スライダ23は、図示してい
ないが、ブレードホルダ19の溝21に嵌合する円弧状
の端部を有し、ブレードホルダ19を着脱自在に固定で
きるようになっている。なお、23aは、スライダ23
をスライドさせるとき、図示しない駆動部を嵌合させる
孔である。このスライダ23が本発明における可動ブレ
ード保持具をなしている。
【0021】また、パレット本体12の外周4箇所に
は、ワイヤ保持具24が設置されている。このワイヤ保
持具24は、図17に示すように、軸25で開閉自在に
枢着された一対のレバー26、27を有し、一方のレバ
ー27がつるまきバネ28によって常時閉じる方向に付
勢されている。そして、レバー27の後部27aを矢印
方向に押すことにより、図中想像線で示す如くレバー2
7が回動して開くようになっている。なお、パレット本
体12の対向する2つの角部に形成された位置決め孔2
9は、パレット11を巻線装置や挿入装置などに移動さ
せたとき、パレット11を位置決めするための孔であ
る。
は、ワイヤ保持具24が設置されている。このワイヤ保
持具24は、図17に示すように、軸25で開閉自在に
枢着された一対のレバー26、27を有し、一方のレバ
ー27がつるまきバネ28によって常時閉じる方向に付
勢されている。そして、レバー27の後部27aを矢印
方向に押すことにより、図中想像線で示す如くレバー2
7が回動して開くようになっている。なお、パレット本
体12の対向する2つの角部に形成された位置決め孔2
9は、パレット11を巻線装置や挿入装置などに移動さ
せたとき、パレット11を位置決めするための孔であ
る。
【0022】したがって、ステータコア15は、パレッ
ト11の貫通孔13内周の段部14に嵌合して設置さ
れ、クランプ17によって着脱自在に固定される。ま
た、可動ブレード18及びブレードホルダ19は、パレ
ット11の下面からステータコア15内に挿入され、可
動ブレード18の先端部がステータコア15から突出し
た状態とされ、その状態でスライダ23をあり溝22に
沿って移動させ、スライダ23の先端部をブレードホル
ダ19の溝21に嵌合させることにより、着脱自在に固
定されるようになっている。
ト11の貫通孔13内周の段部14に嵌合して設置さ
れ、クランプ17によって着脱自在に固定される。ま
た、可動ブレード18及びブレードホルダ19は、パレ
ット11の下面からステータコア15内に挿入され、可
動ブレード18の先端部がステータコア15から突出し
た状態とされ、その状態でスライダ23をあり溝22に
沿って移動させ、スライダ23の先端部をブレードホル
ダ19の溝21に嵌合させることにより、着脱自在に固
定されるようになっている。
【0023】なお、上記において、ステータコア15の
保持具をなすクランプ17の代わりに、本出願人による
実願平5−3169号に開示されたような構造の保持具
を採用することもできる。また、ワイヤ保持具24の代
わりに、本出願人による特開昭61−54849号に開
示された、そろばん状の玉で弾性的に挟むような構造の
ワイヤ保持具を採用することもできる。更に、可動ブレ
ード保持具をなすスライダ23の代わりに、ブレードホ
ルダ19に形成された孔にパレット11に設けられたス
ライドピンを挿入する構造のものなどを採用することも
できる。
保持具をなすクランプ17の代わりに、本出願人による
実願平5−3169号に開示されたような構造の保持具
を採用することもできる。また、ワイヤ保持具24の代
わりに、本出願人による特開昭61−54849号に開
示された、そろばん状の玉で弾性的に挟むような構造の
ワイヤ保持具を採用することもできる。更に、可動ブレ
ード保持具をなすスライダ23の代わりに、ブレードホ
ルダ19に形成された孔にパレット11に設けられたス
ライドピンを挿入する構造のものなどを採用することも
できる。
【0024】図3には、本発明によるコイル巻線・挿入
方法を実施するための製造ラインが示されている。以
下、この製造ラインに沿って、本発明によるコイル巻線
・挿入方法の一実施例を説明する。
方法を実施するための製造ラインが示されている。以
下、この製造ラインに沿って、本発明によるコイル巻線
・挿入方法の一実施例を説明する。
【0025】図3において、30はフリーフローコンベ
アであり、前記パレット11を、図中の矢印A、B、
C、D、E、F、Gに沿って搬送する。また、31はス
テータコア供給装置であり、32はステータコア15の
スロットに絶縁紙を挿入するスロットセル挿入装置であ
る。33はステータコア取付け部で、ここでパレット1
1にステータコア15が載置され、前記クランプ17に
よって固定される。
アであり、前記パレット11を、図中の矢印A、B、
C、D、E、F、Gに沿って搬送する。また、31はス
テータコア供給装置であり、32はステータコア15の
スロットに絶縁紙を挿入するスロットセル挿入装置であ
る。33はステータコア取付け部で、ここでパレット1
1にステータコア15が載置され、前記クランプ17に
よって固定される。
【0026】こうしてステータコア15を取付けられた
パレット11は、コイル挿入装置34に移動し、ここで
可動ブレード18及びブレードホルダ19を挿入され
る。すなわち、図15に示すように、コイル挿入装置3
4には、ステータコア15を搭載したパレット11を挟
んで、下方に可動ブレード18、ブレードホルダ19及
びその駆動軸50が配置され、上方にウェッジガイド5
1及びストリッパ52が配置されている。そして、駆動
軸50が押し上げられて可動ブレード18及びブレード
ホルダ19がステータコア15の下端面から挿入され、
図16に示すように、可動ブレード18の上端部がステ
ータコア15の上端面から突出した状態とされた後、前
記図1に示したスライダ23が内側にスライドし、ブレ
ードホルダ19の溝21にスライダ23の端部が嵌合し
て、可動ブレード18及びブレードホルダ19がパレッ
ト11に固定される。そして、駆動軸50が下降してブ
レードホルダ19の穴20から引き抜かれ、可動ブレー
ド18及びブレードホルダ19から分離する。
パレット11は、コイル挿入装置34に移動し、ここで
可動ブレード18及びブレードホルダ19を挿入され
る。すなわち、図15に示すように、コイル挿入装置3
4には、ステータコア15を搭載したパレット11を挟
んで、下方に可動ブレード18、ブレードホルダ19及
びその駆動軸50が配置され、上方にウェッジガイド5
1及びストリッパ52が配置されている。そして、駆動
軸50が押し上げられて可動ブレード18及びブレード
ホルダ19がステータコア15の下端面から挿入され、
図16に示すように、可動ブレード18の上端部がステ
ータコア15の上端面から突出した状態とされた後、前
記図1に示したスライダ23が内側にスライドし、ブレ
ードホルダ19の溝21にスライダ23の端部が嵌合し
て、可動ブレード18及びブレードホルダ19がパレッ
ト11に固定される。そして、駆動軸50が下降してブ
レードホルダ19の穴20から引き抜かれ、可動ブレー
ド18及びブレードホルダ19から分離する。
【0027】その後、パレット11は図3中矢印Cに沿
って移動し、複数配列された補コイル巻線装置35のい
ずれかに導入されて補コイルを装着され、その後、同じ
く複数配列された主コイル巻線装置36のいずれかに導
入されて主コイルを装着される。補コイル巻線装置35
及び主コイル巻線装置36が複数ずつ、この実施例では
4台ずつあるのは、コイル巻線操作は、コイル挿入操作
などに比べて時間がかかるので、他工程での処理速度と
バランスをとるためである。
って移動し、複数配列された補コイル巻線装置35のい
ずれかに導入されて補コイルを装着され、その後、同じ
く複数配列された主コイル巻線装置36のいずれかに導
入されて主コイルを装着される。補コイル巻線装置35
及び主コイル巻線装置36が複数ずつ、この実施例では
4台ずつあるのは、コイル巻線操作は、コイル挿入操作
などに比べて時間がかかるので、他工程での処理速度と
バランスをとるためである。
【0028】図5〜8には、上記補コイル巻線装置35
及び主コイル巻線装置36における巻線操作が示されて
いる。なお、補コイル巻線装置35及び主コイル巻線装
置36は、共通の構造をなすので、以下の説明は両者に
共通するものである。
及び主コイル巻線装置36における巻線操作が示されて
いる。なお、補コイル巻線装置35及び主コイル巻線装
置36は、共通の構造をなすので、以下の説明は両者に
共通するものである。
【0029】図5に示すように、補コイル巻線装置35
及び主コイル巻線装置36は、上方のフレームに垂下し
て支持された回転筒37を中心に回転するフライヤ38
と、このフライヤ38の回転中心に配置された、軸方向
にスライド可能な支軸39に支持された一対の巻枠4
0、41を有している。巻枠40、41は、上方に向け
て次第に拡径された段部を有している。一方の巻枠40
は、パレット11上に固定された可動ブレード18に一
部入り込んでいる。
及び主コイル巻線装置36は、上方のフレームに垂下し
て支持された回転筒37を中心に回転するフライヤ38
と、このフライヤ38の回転中心に配置された、軸方向
にスライド可能な支軸39に支持された一対の巻枠4
0、41を有している。巻枠40、41は、上方に向け
て次第に拡径された段部を有している。一方の巻枠40
は、パレット11上に固定された可動ブレード18に一
部入り込んでいる。
【0030】そして、フライヤ38が回転すると、フラ
イヤ38から繰り出されるワイヤ42が巻枠40、41
の所定の段部に巻き付けられ、こうして形成されたコイ
ル43が可動ブレード18の所定の間隙に順次落とし込
まれる。一つの段部における巻線が終了すると、支軸3
9が下降して巻枠40、41が下がり、その一つ上の拡
径された段部への巻線がなされる。こうして段階的にル
ープ径が大きくなった同心状のコイル43が順次形成さ
れ、可動ブレード18の対応する間隙に順次落とし込ま
れる。
イヤ38から繰り出されるワイヤ42が巻枠40、41
の所定の段部に巻き付けられ、こうして形成されたコイ
ル43が可動ブレード18の所定の間隙に順次落とし込
まれる。一つの段部における巻線が終了すると、支軸3
9が下降して巻枠40、41が下がり、その一つ上の拡
径された段部への巻線がなされる。こうして段階的にル
ープ径が大きくなった同心状のコイル43が順次形成さ
れ、可動ブレード18の対応する間隙に順次落とし込ま
れる。
【0031】図2に示すように、補コイルは例えば〜
の順序で巻線がなされ、主コイルは例えば〜の順
序で巻線がなされる。補コイルをから巻き始めると
き、ワイヤ42の始端部は図2中右上のワイヤ保持具2
4に固定される。また、補コイルをまで巻き終ったと
き、ワイヤ42の終端部は図2中右下のワイヤ保持具2
4に固定される。同様に、主コイルをから巻き始める
とき、ワイヤ42の始端部は図2中左下のワイヤ保持具
24に固定される。また、補コイルをまで巻き終った
とき、ワイヤ42の終端部は図2左上のワイヤ保持具2
4に固定される。こうして、各コイルの始端部及び終端
部がパレット11の所定のワイヤ保持具24に固定され
るようになっている。
の順序で巻線がなされ、主コイルは例えば〜の順
序で巻線がなされる。補コイルをから巻き始めると
き、ワイヤ42の始端部は図2中右上のワイヤ保持具2
4に固定される。また、補コイルをまで巻き終ったと
き、ワイヤ42の終端部は図2中右下のワイヤ保持具2
4に固定される。同様に、主コイルをから巻き始める
とき、ワイヤ42の始端部は図2中左下のワイヤ保持具
24に固定される。また、補コイルをまで巻き終った
とき、ワイヤ42の終端部は図2左上のワイヤ保持具2
4に固定される。こうして、各コイルの始端部及び終端
部がパレット11の所定のワイヤ保持具24に固定され
るようになっている。
【0032】再び図5を参照すると、補コイル巻線装置
35及び主コイル巻線装置36には、水平方向(軸方
向)及び上下方向に移動可能で、かつ、回転自在に支持
された可動アーム44が設けられ、この可動アーム44
にワイヤ42をクランプし、切断することができるワイ
ヤクランプカッタ45が設けられている。ワイヤクラン
プカッタ45は、図示しない駆動部に連結されたリンク
46、47によって動作するようになっている。
35及び主コイル巻線装置36には、水平方向(軸方
向)及び上下方向に移動可能で、かつ、回転自在に支持
された可動アーム44が設けられ、この可動アーム44
にワイヤ42をクランプし、切断することができるワイ
ヤクランプカッタ45が設けられている。ワイヤクラン
プカッタ45は、図示しない駆動部に連結されたリンク
46、47によって動作するようになっている。
【0033】また、ワイヤクランプカッタ45は、図1
8に示すように、段部48aを有する固定刃48と、段
部49aを有する可動刃49とを備え、可動刃49が上
記リンク46、47に連動して、図中矢印で示すように
スライドするようになっている。なお、段部49aの軸
方向長さは、段部48aの軸方向長さよりも短くなって
いる。同図(a)はワイヤ42を軽くクランプした状態
を示し、同図(b)はワイヤ42を切断した状態を示し
ている。同図(b)の状態で、左側のワイヤ42はクラ
ンプされ、右側のワイヤ42は開放された状態となる。
8に示すように、段部48aを有する固定刃48と、段
部49aを有する可動刃49とを備え、可動刃49が上
記リンク46、47に連動して、図中矢印で示すように
スライドするようになっている。なお、段部49aの軸
方向長さは、段部48aの軸方向長さよりも短くなって
いる。同図(a)はワイヤ42を軽くクランプした状態
を示し、同図(b)はワイヤ42を切断した状態を示し
ている。同図(b)の状態で、左側のワイヤ42はクラ
ンプされ、右側のワイヤ42は開放された状態となる。
【0034】図5に示すように、巻線操作の開始に際し
て、ワイヤ42の始端部はワイヤクランプカッタ45に
よっていずれかのワイヤ保持具24に固定される。そし
て、フライヤ38が回転し、前述した方法でコイル43
が形成され、可動ブレード18の所定の間隙に順次落と
し込まれる。こうして巻線が終了すると、ワイヤクラン
プカッタ45がワイヤ42の終端部を図18(a)に示
した態様で軽くクランプする。
て、ワイヤ42の始端部はワイヤクランプカッタ45に
よっていずれかのワイヤ保持具24に固定される。そし
て、フライヤ38が回転し、前述した方法でコイル43
が形成され、可動ブレード18の所定の間隙に順次落と
し込まれる。こうして巻線が終了すると、ワイヤクラン
プカッタ45がワイヤ42の終端部を図18(a)に示
した態様で軽くクランプする。
【0035】この状態で図6に示すように、可動アーム
44が回転し、後退し、かつ、下降することによって、
ワイヤクランプカッタ45によって軽くクランプしたワ
イヤ42の終端部を対応するワイヤ保持具24に挿入す
る。ワイヤ保持具24は、前述したような態様で、ワイ
ヤ42をクランプする。
44が回転し、後退し、かつ、下降することによって、
ワイヤクランプカッタ45によって軽くクランプしたワ
イヤ42の終端部を対応するワイヤ保持具24に挿入す
る。ワイヤ保持具24は、前述したような態様で、ワイ
ヤ42をクランプする。
【0036】更に、図7に示すように、可動アーム44
が更に後退し、ワイヤ42の端末をリード線接続に必要
な長さだけ引き出す。そして、図18(b)に示した態
様で、ワイヤクランプカッタ45によってワイヤ42を
切断する。そして、切断されたワイヤ42のうち、コイ
ル43につながる方がワイヤクランプカッタ45から開
放され、フライヤ38につながる方がワイヤクランプカ
ッタ45によってクランプされる。
が更に後退し、ワイヤ42の端末をリード線接続に必要
な長さだけ引き出す。そして、図18(b)に示した態
様で、ワイヤクランプカッタ45によってワイヤ42を
切断する。そして、切断されたワイヤ42のうち、コイ
ル43につながる方がワイヤクランプカッタ45から開
放され、フライヤ38につながる方がワイヤクランプカ
ッタ45によってクランプされる。
【0037】その後、図8に示すように、可動アーム4
4が再び回転し、ワイヤクランプカッタ45が上方を向
く。この状態で、巻線が終了したパレット11が前記フ
リーフローコンベア30に載って移動し、新たなパレッ
ト11が移動してきて、新たな巻線操作が開始される。
4が再び回転し、ワイヤクランプカッタ45が上方を向
く。この状態で、巻線が終了したパレット11が前記フ
リーフローコンベア30に載って移動し、新たなパレッ
ト11が移動してきて、新たな巻線操作が開始される。
【0038】こうして、図3における補コイル巻線装置
35、主コイル巻線装置36による巻線工程を施した
後、パレット11を図中矢印D及びEに従って移動さ
せ、再びコイル挿入装置34に配置させる。このコイル
挿入装置34によって、可動ブレード18の間隙に落と
し込まれたコイル43のステータコア15のスロットへ
の挿入がなされる。以下、このコイル挿入工程を図9〜
14に従って説明する。
35、主コイル巻線装置36による巻線工程を施した
後、パレット11を図中矢印D及びEに従って移動さ
せ、再びコイル挿入装置34に配置させる。このコイル
挿入装置34によって、可動ブレード18の間隙に落と
し込まれたコイル43のステータコア15のスロットへ
の挿入がなされる。以下、このコイル挿入工程を図9〜
14に従って説明する。
【0039】図9に示すように、コイル挿入装置34に
は、ステータコア15及び可動ブレード18が搭載され
たパレット11を挟んで、下方に可動ブレード18の駆
動軸50が配置され、上方にウェッジガイド51及びス
トリッパ52が配置されている。これらの構造は、前記
特開昭56−115161号、あるいは本出願人による
特開昭61−244246号の第13〜20図に示され
た装置と基本的に同じである。
は、ステータコア15及び可動ブレード18が搭載され
たパレット11を挟んで、下方に可動ブレード18の駆
動軸50が配置され、上方にウェッジガイド51及びス
トリッパ52が配置されている。これらの構造は、前記
特開昭56−115161号、あるいは本出願人による
特開昭61−244246号の第13〜20図に示され
た装置と基本的に同じである。
【0040】この状態で、図10に示すように、ウェッ
ジガイド51を保持するハウジング53が下降すると共
に、ストリッパ52の駆動軸54が下降する。その結
果、ウェッジガイド51は可動ブレード18の外周に摺
接し、ストリッパ52は可動ブレード18の内周に挿入
される。なお、駆動軸54は、ストリッパ52と共に図
示しないウェッジプッシャを下降させる役割をなす。
ジガイド51を保持するハウジング53が下降すると共
に、ストリッパ52の駆動軸54が下降する。その結
果、ウェッジガイド51は可動ブレード18の外周に摺
接し、ストリッパ52は可動ブレード18の内周に挿入
される。なお、駆動軸54は、ストリッパ52と共に図
示しないウェッジプッシャを下降させる役割をなす。
【0041】更に、図11に示すように、駆動軸50が
上昇し、その先端部が、図1に示したブレードホルダ1
9の穴20に嵌合する。その状態で、スライダ23が外
側にスライドし、可動ブレード18及びブレードホルダ
19のパレット11への固定が解除される。
上昇し、その先端部が、図1に示したブレードホルダ1
9の穴20に嵌合する。その状態で、スライダ23が外
側にスライドし、可動ブレード18及びブレードホルダ
19のパレット11への固定が解除される。
【0042】そして、図12に示すように、駆動軸54
を更に下降させてストリッパ52を押し込むと共に、駆
動軸50を下降させて可動ブレード18及びブレードホ
ルダ19を下降させる。その結果、コイル43は、スト
リッパ52に押されて可動ブレード18と共に下降しな
がら、ステータコア15の所定のスロット内に挿入され
る。図12は、コイル挿入が半分まで進んだ状態を示し
ている。なお、このとき、図示しないウェッジプッシャ
もストリッパ52と一緒に下降し、ウェッジガイド51
を通して絶縁紙をステータコア15のスロット内に挿入
する。
を更に下降させてストリッパ52を押し込むと共に、駆
動軸50を下降させて可動ブレード18及びブレードホ
ルダ19を下降させる。その結果、コイル43は、スト
リッパ52に押されて可動ブレード18と共に下降しな
がら、ステータコア15の所定のスロット内に挿入され
る。図12は、コイル挿入が半分まで進んだ状態を示し
ている。なお、このとき、図示しないウェッジプッシャ
もストリッパ52と一緒に下降し、ウェッジガイド51
を通して絶縁紙をステータコア15のスロット内に挿入
する。
【0043】こうして、図13に示すように、コイル4
3のステータコア15のスロットへの挿入が終了し、可
動ブレード18及びブレードホルダ19がステータコア
15の下端面から抜き出される。更に、ハウジング53
及び駆動軸54が上昇し、図14に示すように、ウェッ
ジガイド51及びストリッパ52がステータコア15の
上端面から上方に離れる。こうしてコイル挿入操作が終
了する。
3のステータコア15のスロットへの挿入が終了し、可
動ブレード18及びブレードホルダ19がステータコア
15の下端面から抜き出される。更に、ハウジング53
及び駆動軸54が上昇し、図14に示すように、ウェッ
ジガイド51及びストリッパ52がステータコア15の
上端面から上方に離れる。こうしてコイル挿入操作が終
了する。
【0044】その後、パレット11は、フリーフローコ
ンベア30に乗って、図3中矢印F方向に進み、整形装
置55に配置される。整形装置55は、例えば本出願人
による特開昭63−59751号に開示された装置で構
成することができる。この整形装置55によって、ステ
ータコア15の上下端面から突出したコイルエンドの部
分が外側に押し広げられて整形される。
ンベア30に乗って、図3中矢印F方向に進み、整形装
置55に配置される。整形装置55は、例えば本出願人
による特開昭63−59751号に開示された装置で構
成することができる。この整形装置55によって、ステ
ータコア15の上下端面から突出したコイルエンドの部
分が外側に押し広げられて整形される。
【0045】次いで、パレット11は、再びフリーフロ
ーコンベア30に乗って移動し、端子台供給装置56に
配置される。この端子台供給装置56において、図19
に示すように、ステータコア15に端子台57が装着さ
れる。端子台57は、ワイヤ42を固定するための端子
58と、図示しないコネクタ等に差し込まれるピン59
とを有している。
ーコンベア30に乗って移動し、端子台供給装置56に
配置される。この端子台供給装置56において、図19
に示すように、ステータコア15に端子台57が装着さ
れる。端子台57は、ワイヤ42を固定するための端子
58と、図示しないコネクタ等に差し込まれるピン59
とを有している。
【0046】パレット11は、再びフリーフローコンベ
ア30に乗って移動し、リード線処理装置60に配置さ
れる。リード線処理装置60は、例えば図20に示すよ
うなロボットで構成されている。すなわち、リード線処
理装置60は、3軸直交ロボット61によって上下、左
右、前後の3方向に移動できるアーム62と、このアー
ム62の先端に、回転用エアシリンダ63によって回転
自在に取付けられたエアチャック64とを有し、エアチ
ャック64のノズル65でワイヤ42を保持して移動で
きるようになっている。そして、前記図19に示したよ
うに、コイル43の末端をなすワイヤ42を保持してパ
レット11のワイヤ保持具24から取外し、端子台57
の端子58に引き掛けて固定する動作を行う。こうし
て、コイル43の末端をなすワイヤ42を全て端子台5
7の端子58に接続する。
ア30に乗って移動し、リード線処理装置60に配置さ
れる。リード線処理装置60は、例えば図20に示すよ
うなロボットで構成されている。すなわち、リード線処
理装置60は、3軸直交ロボット61によって上下、左
右、前後の3方向に移動できるアーム62と、このアー
ム62の先端に、回転用エアシリンダ63によって回転
自在に取付けられたエアチャック64とを有し、エアチ
ャック64のノズル65でワイヤ42を保持して移動で
きるようになっている。そして、前記図19に示したよ
うに、コイル43の末端をなすワイヤ42を保持してパ
レット11のワイヤ保持具24から取外し、端子台57
の端子58に引き掛けて固定する動作を行う。こうし
て、コイル43の末端をなすワイヤ42を全て端子台5
7の端子58に接続する。
【0047】このリード線処理装置60での操作の後、
パレット11は、図示しない導通試験装置や、通電加熱
装置に送り、端子台57のピン59に図示しないコネク
タを接続して、導通試験や、熱融着電線の通電加熱など
を行わせることもできる。そして、全ての作業が終了す
ると、パレット11はステータコア取外しステーション
66に送られてステータコア15を取外され、取外され
たステータコア15は排出コンベア67から排出され
る。また、空となったパレット11は、ステータコア取
付けステーション33に送られ、再びステータコア15
を取付けられて、上記操作が繰り返される。
パレット11は、図示しない導通試験装置や、通電加熱
装置に送り、端子台57のピン59に図示しないコネク
タを接続して、導通試験や、熱融着電線の通電加熱など
を行わせることもできる。そして、全ての作業が終了す
ると、パレット11はステータコア取外しステーション
66に送られてステータコア15を取外され、取外され
たステータコア15は排出コンベア67から排出され
る。また、空となったパレット11は、ステータコア取
付けステーション33に送られ、再びステータコア15
を取付けられて、上記操作が繰り返される。
【0048】図4には、本発明によるコイル巻線・挿入
方法を実施するための製造ラインの他の例が示されてい
る。図中、図3の製造ラインと実質的に同一部分には同
符号を付してその説明を省略することにする。
方法を実施するための製造ラインの他の例が示されてい
る。図中、図3の製造ラインと実質的に同一部分には同
符号を付してその説明を省略することにする。
【0049】この製造ラインでは、フリーフローコンベ
ア30の搬送経路に、7台ずつの補コイル巻線装置35
及び主コイル巻線装置36、2台のコイル挿入装置3
4、及び2台のリード線処理装置60が設置されている
点が異なるだけで、他は図3の製造ラインと同じであ
る。このように、処理速度の遅い装置の台数を増やし、
処理速度の早い装置の台数は少なくすることにより、製
造ラインのコストを抑えつつ生産能力を高めることがで
きる。
ア30の搬送経路に、7台ずつの補コイル巻線装置35
及び主コイル巻線装置36、2台のコイル挿入装置3
4、及び2台のリード線処理装置60が設置されている
点が異なるだけで、他は図3の製造ラインと同じであ
る。このように、処理速度の遅い装置の台数を増やし、
処理速度の早い装置の台数は少なくすることにより、製
造ラインのコストを抑えつつ生産能力を高めることがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プルスルー方式のコイル挿入方法を採用し、ステータコ
ア及び可動ブレードをパレットに載せて移動させ、巻線
装置によりコイルを形成して可動ブレードに落とし込む
とき、コイルの端末をパレットのワイヤ保持具に保持さ
せ、このパレットを挿入装置に移動させてコイル挿入を
行った後、ステータコアに端子台を装着して、パレット
のワイヤ保持具に保持させたコイルの端末をこの端子台
に固定するようにしたので、コイル巻線操作、コイル挿
入操作及びリード線の接続操作に至る全ての作業を自動
化することが可能となる。このため、ステータコアへの
コイル装着作業の省力化を図り、製造コストを低減する
ことができる。
プルスルー方式のコイル挿入方法を採用し、ステータコ
ア及び可動ブレードをパレットに載せて移動させ、巻線
装置によりコイルを形成して可動ブレードに落とし込む
とき、コイルの端末をパレットのワイヤ保持具に保持さ
せ、このパレットを挿入装置に移動させてコイル挿入を
行った後、ステータコアに端子台を装着して、パレット
のワイヤ保持具に保持させたコイルの端末をこの端子台
に固定するようにしたので、コイル巻線操作、コイル挿
入操作及びリード線の接続操作に至る全ての作業を自動
化することが可能となる。このため、ステータコアへの
コイル装着作業の省力化を図り、製造コストを低減する
ことができる。
【図1】本発明によるパレットの一実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】同パレットの平面図である。
【図3】本発明によるコイル巻線・挿入方法を実施する
ための製造ラインの一例を示す概略説明図である。
ための製造ラインの一例を示す概略説明図である。
【図4】本発明によるコイル巻線・挿入方法を実施する
ための製造ラインの他の例を示す概略説明図である。
ための製造ラインの他の例を示す概略説明図である。
【図5】本発明によるコイル巻線・挿入方法における巻
線操作の途中の状態を示す説明図である。
線操作の途中の状態を示す説明図である。
【図6】同巻線操作において、巻線が終了した後、コイ
ルの端末をワイヤ保持具に保持させる状態を示す説明図
である。
ルの端末をワイヤ保持具に保持させる状態を示す説明図
である。
【図7】同巻線操作において、コイルの端末をワイヤ保
持具に保持させた後、所定長さ引き出す状態を示す説明
図である。
持具に保持させた後、所定長さ引き出す状態を示す説明
図である。
【図8】同巻線操作において、コイルの端末を切断した
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図9】本発明によるコイル巻線・挿入方法におけるコ
イル挿入操作の開始時の状態を示す説明図である。
イル挿入操作の開始時の状態を示す説明図である。
【図10】同コイル挿入操作におけるウェッジガイド及
びストリッパを下降させた状態を示す説明図である。
びストリッパを下降させた状態を示す説明図である。
【図11】同コイル挿入操作における可動プレートに駆
動軸を連結した状態を示す説明図である。
動軸を連結した状態を示す説明図である。
【図12】同コイル挿入操作におけるコイルをステータ
コアに半分挿入した状態を示す説明図である。
コアに半分挿入した状態を示す説明図である。
【図13】同コイル挿入操作におけるコイルをステータ
コアに完全に挿入した状態を示す説明図である。
コアに完全に挿入した状態を示す説明図である。
【図14】同コイル挿入操作におけるウェッジガイド、
ストリッパを上昇させた状態を示す説明図である。
ストリッパを上昇させた状態を示す説明図である。
【図15】巻線工程に先立ってパレットに設置されたス
テータコアに可動ブレードを挿入する状態を示す説明図
である。
テータコアに可動ブレードを挿入する状態を示す説明図
である。
【図16】同ステータコアに可動ブレードを挿入してパ
レットに固定し、その駆動軸を分離した状態を示す説明
図である。
レットに固定し、その駆動軸を分離した状態を示す説明
図である。
【図17】パレットに設けたワイヤ保持具の構造を示す
説明図である。
説明図である。
【図18】巻線装置に設けたワイヤクランプカッタの構
造を示す部分断面図である。
造を示す部分断面図である。
【図19】ステータコアに装着された端子台を示す平面
図である。
図である。
【図20】リード線処理装置の一例を示す説明図であ
る。
る。
11 パレット 12 パレット本体 13 貫通孔 15 ステータコア 17 クランプ 18 可動ブレード 19 ブレードホルダ 20 穴 21 溝 22 あり溝 23 スライダ 24 ワイヤ保持具 29 位置決め孔 30 フリーフローコンベア 31 ステータコア供給装置 33 ステータコア取付けステーション 34 コイル挿入装置 35 補コイル巻線装置 36 主コイル巻線装置 37 回転筒 38 フライヤ 39 支軸 42 ワイヤ 43 コイル 44 可動アーム 45 ワイヤクランプカッタ 50 駆動軸 51 ウェッジガイド 52 ストリッパ 53 ハウジング 54 駆動軸 55 整形装置 56 端子台供給装置 57 端子台 58 端子 59 ピン 60 リード線処理装置 66 ステータコア取外しステーション
Claims (2)
- 【請求項1】ステータコア(15)をパレット(11)
に着脱自在に固定するステータコア取付け工程と、 可動ブレード(18)を前記ステータコア(15)の下
端面から挿入し、その先端部が上端面から突出した状態
とした後、この可動ブレード(18)を前記パレット
(11)に着脱自在に固定して、その駆動軸(50)か
ら分離する可動ブレード装着工程と、 前記パレット(11)を巻線装置(35、36)に移動
させ、巻線装置(35、36)にてワイヤ(42)を巻
線してコイル(43)を形成し、このコイル(43)を
前記可動ブレード(18)の所定の間隙に落とし込むと
共に、コイル(43)の端末を前記パレット(11)の
所定の箇所(24)に着脱自在に固定する巻線工程と、 前記パレット(11)をコイル挿入装置(34)に移動
させ、前記ステータコア(15)の上端面にウェッジガ
イド(51)及びストリッパ(52)を近接させて前記
可動ブレード(18)の外側及び内側に摺接させ、前記
可動ブレード(18)にその駆動軸(50)を連結さ
せ、前記ストリッパ(52)を上方から押し込むと共
に、前記可動ブレード(18)を下降させることによ
り、前記コイル(43)を前記ステータコア(15)の
スロットに挿入した後、前記可動ブレード(18)、ウ
ェッジガイド(51)及びストリッパ(52)を前記ス
テータコア(15)から離すコイル挿入工程と、 前記パレット(11)を端子台供給装置(56)に移動
させて前記ステータコア(15)に端子台(57)を取
付ける端子台装着工程と、 前記パレット(11)をリード線処理装置(60)に移
動させて、前記パレット(11)に着脱自在に固定した
コイルの端末を前記端子台(57)に固定するリード線
固定工程と、 前記ステータコア(15)を前記パレット(11)から
取外すステータコア取外し工程とを含むことを特徴とす
るコイル巻線・挿入方法。 - 【請求項2】中央部に貫通孔(13)を有する板状のパ
レット本体(12)と、 この貫通孔(13)の回りにステータコア(15)を載
置して着脱自在に固定するステータコア保持具(17)
と、 可動ブレード(18)を前記ステータコア(15)の下
端面から挿入し、その先端部を前記ステータコア(1
5)の上端面から突出させた状態で、前記パレット(1
1)に着脱自在に固定する可動ブレード保持具(23)
と、 前記可動ブレード(18)に落とし込まれるコイル(4
3)の端末を着脱自在に固定するワイヤ保持具(24)
とを備えていることを特徴とするパレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21528593A JPH0759306A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | コイル巻線・挿入方法及びそれに用いるパレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21528593A JPH0759306A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | コイル巻線・挿入方法及びそれに用いるパレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0759306A true JPH0759306A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16669790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21528593A Pending JPH0759306A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | コイル巻線・挿入方法及びそれに用いるパレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759306A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000055960A1 (en) * | 1999-03-12 | 2000-09-21 | Pavesi Srl | Manufacturing method and apparatus of dynamo-electric machine having stator coils leads at final attachment points before insertion into a stator core |
WO2004088825A1 (en) * | 2003-04-03 | 2004-10-14 | Axis S.P.A. | Apparatus and methods for wire coil lead placement |
JP2011193699A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Denso Corp | 回転電機組付け用パレット、及び、回転電機組付け装置 |
JP2016055296A (ja) * | 2014-09-05 | 2016-04-21 | 本田技研工業株式会社 | プーリ導線回収装置 |
CN109378953A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-02-22 | 苏州爱知科技有限公司 | 一种扩张机 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP21528593A patent/JPH0759306A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6601288B2 (en) | 1999-03-12 | 2003-08-05 | Axis Usa, Inc. | Production of dynamo-electric machine stator coils having leads at final attachment points before insertion into a stator core |
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