JP2019013164A - 稚貝の取付方法及び稚貝の取付装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従来は、人の手で係止ピンに稚貝を取付けていた。しかし、近年、省力化の要求に伴って、係止ピンへ稚貝を取付ける作業の自動化が求められるようになり、そのための自動化装置が各種提案されてきた(例えば、特許文献1(図16)参照)。
図12(a)に示すように、向かって左の稚貝100L(Lは左を示す添え字である。以下同じ)は、左の稚貝チャックユニット101Lで保持されている。稚貝チャックユニット101Lは、稚貝100Lの耳部をチャックする稚貝チャック爪102Lと稚貝100Lの先端(図では下端)を押さえる稚貝押さえ部材103Lとを含む。稚貝押さえ部材103Lは、稚貝チャック爪102Lと同じベースから延びているため、稚貝チャック爪102Lと一緒に水平移動する。
同様に、右の稚貝100Rの係止穴106Rの入口に、バリ107Rが被さっており、係止穴106Rに係止ピン111を挿入することができないことがある。
挿入することができないと、係止ピン111に稚貝100L(又は110R)が取付けられないままとなり、その分だけ、生産歩留まりが低下する。
対策の一つとして、図13の前段階で、図12(b)に示すバリ107L、108Lを除去し、図12(c)に示すバリ107R、108Rを除去するバリ取り工程を加えることが考えられる。この対策では、バリ取り機構を自動化装置に追加する必要があり、自動化装置は複雑化し、高価になる。
この曲がりにより、バリ取り機構でバリを取ったとしても、挿入ミスがある頻度で発生する。この点からも、自動化装置の信頼性が低下し、その対策が求められる。
ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付工程と、
前記稚貝の耳部に、係止穴を開ける穴開け工程と、
前記係止穴へ前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入工程とからなり、
このピン挿入工程では、前記係止ピンと前記稚貝との少なくとも一方を、振動発生器により振動させることを特徴とする。
ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付工程と、
前記稚貝の耳部に、係止穴を開ける穴開け工程と、
前記係止穴へ前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入工程とからなり、
このピン挿入工程では、前記係止ピンの前記先端部を、回転機構により前記係止ピンの軸回りに120°を超えない回転角で往復回転させることを特徴とする。
前記係止ピンは、前記先端部にV字状に開く一対の貝係止片を備え、これらの貝係止片より先端に略半球状のヘッド部を備えていることを特徴とする。
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、第1ドリルでピン穴を開ける第1穴開け機構と、
この第1穴開け機構で開けられた前記ピン穴へ、前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、この稚貝クランパーと前記ピン・クランパーとの少なくとも一方に付設される振動発生器と、を備えていることを特徴とする。
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、第1ドリルでピン穴を開ける第1穴開け機構と、
この第1穴開け機構で開けられた前記ピン穴へ、前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、このピン・クランパーを前記係止ピンの軸回りに120°を超えない回転角で往復回転させる回転機構と、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、を備えていることを特徴とする。
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、前記係止ピンを収納するピン収納溝を有する案内針を差込む案内針差込み機構と、
この案内針差込み機構で差込まれた前記係止ピンの前記ピン収納溝へ、前記係止ピンを差込むことで前記ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、この稚貝クランパーと前記ピン・クランパーとの少なくとも一方に付設される振動発生器と、を備えていることを特徴とする。
係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付装置であって、
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、前記係止ピンを収納するピン収納溝を有する案内針を差込む案内針差込み機構と、
この案内針差込み機構で差込まれた前記係止ピンの前記ピン収納溝へ、前記係止ピンを差込むことで前記ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、このピン・クランパーを前記係止ピンの軸回りに120°を超えない回転角で往復回転させる回転機構と、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、を備えていることを特徴とする。
前記ピン挿入機構は、前記係止ピンの先端部が前記係止穴に挿入されたことを検知するピン検出センサを備えていることを特徴とする。
係止ピン又は稚貝が振動しているため、係止ピンが係止穴の回りのバリに当たると、バリが落ちる。加えて、係止ピン又は稚貝が振動しているため、係止ピンが係止穴に入りやすくなる。
よって、本発明によれば、稚貝の耳部に開けた係止穴にバリが残り且つ係止ピンに若干の曲がりが存在しても、係止穴に係止ピンを挿入することができる。
よって、本発明によれば、稚貝の耳部に開けた係止穴にバリが残り且つ係止ピンに若干の曲がりが存在しても、係止穴に係止ピンを挿入することができる。
加えて、係止ピンは、先端部にV字状に開く一対の貝係止片を備えている。係止ピンの軸に対称に一対の貝係止片が備えられているため、振動の偏りや回転の偏りが無くなり、バランスの取れた振動や回転が得られる。
請求項1と同様に、係止ピン又は稚貝が振動しているため、係止ピンが係止穴の回りのバリに当たると、バリが落ちる。加えて、係止ピン又は稚貝が振動しているため、係止ピンが係止穴に入りやすくなる。
よって、本発明によれば、稚貝の耳部に開けた係止穴にバリが残り且つ係止ピンに若干の曲がりが存在しても、係止穴に係止ピンを挿入することができる。
請求項2と同様に、係止ピンが回転するため、係止ピンが係止穴の回りのバリに当たると、バリが落ちる。加えて、係止ピンが回転しているため、係止穴に入りやすくなる。
よって、本発明によれば、稚貝の耳部に開けた係止穴にバリが残り且つ係止ピンに若干の曲がりが存在しても、係止穴に係止ピンを挿入することができる。
請求項6は、請求項4の効果を引き継ぐ上に、ロープに大きめのロープ穴を開ける必要がないため、ロープに固く係止ピンを取付けることができる。
請求項7は、請求項5の効果を引き継ぐ上に、ロープに大きめのロープ穴を開ける必要がないため、ロープに固く係止ピンを取付けることができる。
図1(a)に示すように、係止ピン10は、例えばナイロン製の細長い軸部11と、この軸部11の先端部12に一体形成される貝係止片13、13と、軸部11の中央にハの字を書くように一体形成されるロープ係止片14、14と、先端部12の先端に形成される略半球状のヘッド部15とからなる。
貝係止片13、13は、係止ピン10の軸16に線対称となるようにV字状に開いている。貝係止片13、13は、釣り針の返しの役割を果たす。
貝係止片13、13Bは、V字状に開いているが、一方の貝係止片13に比較して他方の貝係止片13Bは、小形である。貝係止片13Bが小形であるため、先端部12をロープや稚貝に挿入するときの抵抗が図1(a)よりは小さくなる。
貝係止片13は、係止ピン10Cの片側のみに設けられ、レ字状に開いている。
よって、係止ピン10は、先端部12にV字状に開く一対の貝係止片13、13を備え、これらの貝係止片13、13より先端に略半球状のヘッド部15を備えている形態のものが推奨される。
すなわち、実施例では上述の配置としたが、第1ステージ21に第2穴開け機構27、27を配置し、第2ステージ26に第1穴開け機構22及びピン取付機構24を配置してもよい。
または、第1ステージ21と第2ステージ26は直列(シリーズ)に配置する他、並列(パラレル)に配置してもよい。
モータ22hで電動機22dを前後進させ、電動機22dで第1ドリル22eを回転し、この第1ドリル22eでロープ66にピン穴67を開けることができる。
クランプ爪開閉機24dのクランプ爪24e、24eで係止ピン10をクランプする。モータ24hでクランプ爪開閉機24dを前後進させる。クランプ爪開閉機24dのクランプ爪24e、24eで係止ピン10をクランプしつつ移動することができる。
そのため、ロープ66に第1ドリル22eでピン穴67を開け、このピン穴67から第1ドリル22eを引き抜き、ピン穴67に係止ピン10を差込むことができる。これらの一連の動作は、第1ステージ21において、ロープ66が停止しているときに、素早く実施する。
このピン挿入機構30は、稚貝70をクランプする稚貝クランパー31と、ロープ66に取付けられている係止ピン10をクランプするピン・クランパー40とを備えている。
図3に示すように、ピン・クランパー40は、ベース32と、このベース32に敷設されたレール42と、このレール42に吊されたスライダ43、43と、これらのスライダ43、43から下へ延ばされた左右一対のクランプ爪44L、44Rと、一方のクランプ爪44Rに付設された振動発生器45と、一方のスライダ43に固定された左ねじナット46Lと、他方のスライダ43に固定された右ねじナット46Rと、左ねじナット46Lにねじ込まれる左ねじ部47Lを有すると共に右ねじナット46Rにねじ込まれる右ねじ部47Rを有するねじ軸48と、このねじ軸48を回す回転機49とからなる。
ねじ軸48を逆方向に回すと、左ねじナット46Lと右ねじナット46Rが互いに離れ、クランプ爪44L、44Rが開く。
図4(a)に示すように、振動発生器45により、係止ピン10の先端部12が振動している。この状態で、スライダ34をレール33に沿って前進させる。
図4(b)に示すように、係止ピン10の先端部12に稚貝70が到達する。
この点、ヘッド部15が略半球形状であれば、曲がり難くなり、先端部12が係止穴72に入りやすくなる。
ヘッド部15が略半球形状であれば、曲がり難くなり、バリ74を叩き落とす役割が強化される。
すなわち、無振動であるため係止ピン10の先端部12が係止穴72に入り難いときであっても、係止ピン10を振動させることにより、係止ピン10の先端部12を、係止穴72に入ることができる。
そこで、好ましくは、図5(b)に示すように、上のクランプ爪36(又は、スライダ34)にピン検出センサ80を付設する。
内筒82内に、先端部12が存在すると、投光の一部が受光素子84に到達しなくなり、受光強度が一定強度未満になる。すなわち、投光素子83から発射された赤外線85が受光素子84に到達しても強度が弱いと、投光素子83と受光素子84との間に物(先端部12)が有ると判定する。
また、図5(b)であれば、図5(c)のピン検出センサ80は、物有りと判定する。この判定により、係止ピン10が係止穴72に正常に挿入されたと判定する。
また、振動発生器45をクランプ爪44Rと上のクランプ爪36の双方に設けてもよい。
すなわち、振動発生器45は、稚貝クランパー31とピン・クランパー40の少なくとも一方に付設される。
図6に示すように、第1ステージでは、第1ドリルを前進してロープに穴を開ける(1)。
穴開け後に第1ドリルを後退させる(2)。
この(2)と同期して係止ピンを前進させ、ロープに取付ける(3)。
取付け後、係止ピンをクランプしていたクランプ爪をアンクランプ状態にして後退させる(4)。
(6)ロープ前進に備えて、若干のアイドル時間を設ける(5)。
係止穴が開いたら、第2ドリルを後退させる(8)。
(6)ロープ前進に備えて、アイドル時間を設ける(9)。
稚貝を前進させる(11)。
稚貝の耳部に係止ピンの先端が接触するところで稚貝を停止し、バリ取りを行う(12)。
バリ取り後、稚貝を再度前進させる(13)。
確認できたら、クランパー(ピン・クランパー及び貝クランパー)を後退する(15)。
(6)ロープ前進に備えて、若干のアイドル時間を設ける(16)。
なお、先にも述べたとおり、第1ステージで(7)〜(9)を実施し、第2ステージで(1)〜(5)を実施するようにしてもよい。また、第1ステージと第2ステージを同時並行して実施してもよい。
図7のステップ(以下、STと記載する。)01でロープを停止する。
停止後に、係止ピン(又は稚貝)の振動を開始する(ST02)。
続いて、稚貝の前進を開始する(ST03)。
一定時間が経過したら、稚貝の前進を再開する(ST05)。このときには、係止穴に係止ピンの先端部が挿入された状態になるため、振動は不要になる。そこで、振動を停止する(ST06)。振動期間を必要最小限に留めるため、振動発生に必要な電気エネルギーの節約が可能となる。
通過していれば、ST08へ進み、クランパー(ピン・クランパー及び貝クランパー)を後退させ、ロープを前進させる(ST09)。
すなわち、図2に示す制御部60にて、緑ランプ62が消され、赤ランプ63が点滅を開始し、ブザー64が鳴される。
ロープ66は停止中であるため、作業者は、手で係止ピン10の先端部12を係止穴72へ強制的に挿入するなどの処置を講じることができる。
図2の係止ピン10に稚貝70を取付ける稚貝の取付方法であって、
第1ステージ21にて、ロープ66に係止ピン10を取付けるピン取付工程と、
第2ステージ26にて、稚貝70の耳部71に、係止穴72を開ける穴開け工程と、
第3ステージ29にて、係止穴72へ係止ピン10の先端部12を挿入するピン挿入工程とからなり、
このピン挿入工程では、係止ピン10と稚貝70との少なくとも一方を、振動発生器45により振動させる。
図8に示すように、ピン・クランパー40を係止ピン10の軸回りに120°を超えない回転角で往復運動させる回転機構90を備えている。その他、図3と共通する構成要素は図3の符号を流用し、詳しい説明は省略する。
揺動機94は、音楽で使用するメトロノームのような作動を行い、出力軸が所定の回転角θで往復回転する。
図9(b)に示すように、係止ピン10が左又は右にθ(例えば、90°)だけ回転する。
非回転の先端部12が係止穴72に入り難い場合であっても、先端部12を回転させると係止穴72に簡単に且つ円滑に入ることが期待される。
図2に示した第1穴開け機構22を、案内針差込み機構23に変更すると共にピン取付機構24の角度を変更した点が、異なる。その他は、図2と共通するため、共通する構成要素には図2の符号を流用して、詳細な説明は省略する。
ピン取付機構24は、図2で説明した機構と同じで差し支えないが、クランプされる係止ピン10が傾くように、配置されている。
また、案内針クランパー23dは、係止ピン10を検出するピン検出センサ23mを備えている。ピン検出センサ23mは、タッチセンサなどの機械式センサや、光センサなどの光学式センサが採用でき、要は係止ピン10の有無を判別できれば良く、形式は任意である。
図11(b)に示すように、傾斜ピン10がピン収納溝23jへ差込まれる。この傾斜ピン10の先端がピン検出センサ23mで検知されたら、差込みは完了である。
図11(c)に示すように、案内針23eをロープ66から抜く。すると、ロープ66に係止ピン10が残り、ロープ66に係止ピン10が取付けられる。
この点、変更例であれば、図11(c)に示すように、案内針23eが引き抜けれた瞬間に、ロープ66が元に戻ろうとして、係止ピン10を適度に拘束する。よって、取付けられた係止ピン10がガタつく心配はない。
Claims (8)
- 係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付方法であって、
ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付工程と、
前記稚貝の耳部に、係止穴を開ける穴開け工程と、
前記係止穴へ前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入工程とからなり、
このピン挿入工程では、前記係止ピンと前記稚貝との少なくとも一方を、振動発生器により振動させることを特徴とする稚貝の取付方法。 - 係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付方法であって、
ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付工程と、
前記稚貝の耳部に、係止穴を開ける穴開け工程と、
前記係止穴へ前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入工程とからなり、
このピン挿入工程では、前記係止ピンの前記先端部を、回転機構により前記係止ピンの軸回りに120°を超えない回転角で往復回転させることを特徴とする稚貝の取付方法。 - 請求項1又は請求項2記載の稚貝の取付方法において、
前記係止ピンは、前記先端部にV字状に開く一対の貝係止片を備え、これらの貝係止片より先端に略半球状のヘッド部を備えていることを特徴とする稚貝の取付方法。 - 係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付装置であって、
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、第1ドリルでピン穴を開ける第1穴開け機構と、
この第1穴開け機構で開けられた前記ピン穴へ、前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、この稚貝クランパーと前記ピン・クランパーとの少なくとも一方に付設される振動発生器と、を備えていることを特徴とする稚貝の取付装置。 - 係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付装置であって、
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、第1ドリルでピン穴を開ける第1穴開け機構と、
この第1穴開け機構で開けられた前記ピン穴へ、前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、このピン・クランパーを前記係止ピンの軸回りに120°を超えない回転角で往復回転させる回転機構と、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、を備えていることを特徴とする稚貝の取付装置。 - 係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付装置であって、
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、前記係止ピンを収納するピン収納溝を有する案内針を差込む案内針差込み機構と、
この案内針差込み機構で差込まれた前記係止ピンの前記ピン収納溝へ、前記係止ピンを差込むことで前記ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、この稚貝クランパーと前記ピン・クランパーとの少なくとも一方に付設される振動発生器と、を備えていることを特徴とする稚貝の取付装置。 - 係止ピンに稚貝を取付ける稚貝の取付装置であって、
この稚貝の取付装置は、
前記ロープに、前記係止ピンを収納するピン収納溝を有する案内針を差込む案内針差込み機構と、
この案内針差込み機構で差込まれた前記係止ピンの前記ピン収納溝へ、前記係止ピンを差込むことで前記ロープに前記係止ピンを取付けるピン取付機構と、
前記稚貝の耳部に、第2ドリルで係止穴を開ける第2穴開け機構と、
この第2穴開け機構で開けられた前記係止穴へ、前記係止ピンの先端部を挿入するピン挿入機構と、からなり、
このピン挿入機構は、前記ロープに取付けられている前記係止ピンを所定位置にクランプするピン・クランパーと、このピン・クランパーを前記係止ピンの軸回りに120°を超えない回転角で往復回転させる回転機構と、前記稚貝をクランプする稚貝クランパーと、を備えていることを特徴とする稚貝の取付装置。 - 請求項4〜7のいずれか1項記載の稚貝の取付装置において、
前記ピン挿入機構は、前記係止ピンの先端部が前記係止穴に挿入されたことを検知するピン検出センサを備えていることを特徴とする稚貝の取付装置。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017131298A Active JP6938016B2 (ja) | 2017-07-04 | 2017-07-04 | 稚貝の取付方法及び稚貝の取付装置 |
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JP (1) | JP6938016B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0471436A (ja) * | 1990-07-10 | 1992-03-06 | Susumu Hirai | ホタテ稚貝の母線への連結方法 |
JPH05211827A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-24 | Eagle Ind Co Ltd | 養殖貝類の耳吊り装置 |
JPH06153737A (ja) * | 1992-11-17 | 1994-06-03 | Eagle Ind Co Ltd | 養殖貝類の耳吊り装置 |
JPH08155566A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-06-18 | Kyoshin Kogyo Kk | 熱交換器のヘアピン管挿通方法及びその装置 |
WO2009009838A1 (en) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | Peter Kvietelaitis | Improvements in or relating to mollusc farming |
JP3166376U (ja) * | 2010-12-20 | 2011-03-03 | 株式会社M.C.Iエンジニアリング | 貝係止具の自動挿入機 |
JP2014018171A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Tohoku Sogo Kenkyusha:Kk | 帆立貝養殖用の係止ピンの切断方法及び帆立貝養殖用の係止ピン |
-
2017
- 2017-07-04 JP JP2017131298A patent/JP6938016B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0471436A (ja) * | 1990-07-10 | 1992-03-06 | Susumu Hirai | ホタテ稚貝の母線への連結方法 |
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JP6938016B2 (ja) | 2021-09-22 |
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