JPH0815456A - 時計装置 - Google Patents
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- JPH0815456A JPH0815456A JP14341494A JP14341494A JPH0815456A JP H0815456 A JPH0815456 A JP H0815456A JP 14341494 A JP14341494 A JP 14341494A JP 14341494 A JP14341494 A JP 14341494A JP H0815456 A JPH0815456 A JP H0815456A
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- Japan
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- gear
- section
- decorative
- outer peripheral
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Abstract
(57)【要約】
【目的】装飾体の動きを大きく見せることができ、視認
性の向上を図れる時計装置を実現する。 【構成】歯車131,132からなる回転伝達部13
と、歯車131を所定の起動信号に応じあらかじめ設定
された駆動力をもって回転駆動する駆動部12とを備え
た時計本体10と、中央部に回転伝達部の歯車131と
噛合する同心円状の内歯車24が設けられ、噛合状態で
外周部が時計本体の外周部の外側に位置する大きさを有
する胴体部20と、胴体部20の最外周部に相当する複
数の装飾体支持部22の頂点部に対して回転可能に軸支
された複数の装飾体30とを設ける。これにより、装飾
体30を、あたかも観覧車のように大きな軌跡をもって
回転させることができる。
性の向上を図れる時計装置を実現する。 【構成】歯車131,132からなる回転伝達部13
と、歯車131を所定の起動信号に応じあらかじめ設定
された駆動力をもって回転駆動する駆動部12とを備え
た時計本体10と、中央部に回転伝達部の歯車131と
噛合する同心円状の内歯車24が設けられ、噛合状態で
外周部が時計本体の外周部の外側に位置する大きさを有
する胴体部20と、胴体部20の最外周部に相当する複
数の装飾体支持部22の頂点部に対して回転可能に軸支
された複数の装飾体30とを設ける。これにより、装飾
体30を、あたかも観覧車のように大きな軌跡をもって
回転させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する装飾体を備え
た時計装置に関するものである。
た時計装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の時計装置としては、たと
えば図4(A)および(B)に示すように、秒針軸1、
分針軸2、時針軸3を文字盤4の前方に貫通させ文字盤
4の裏面に取り付けたムーブメント5と、前方に突き出
た駆動部6を有し、秒針軸1に装着された秒針1aと、
文字盤4の前方に所定間隔をおいて配置された透明な前
板7と、前板7の後方でかつ秒針1aの前方に配置され
前板7に回転可能に支持された回転体8と、回転体8に
回転中心に対し平衡するように取り付けられた装飾体と
しての重り9a,9bとを備え、秒針1aの駆動部6で
回転体8を回転駆動するようにした時計装置が知られて
いる(たとえば、実開昭59−106090号公報 参
照)。
えば図4(A)および(B)に示すように、秒針軸1、
分針軸2、時針軸3を文字盤4の前方に貫通させ文字盤
4の裏面に取り付けたムーブメント5と、前方に突き出
た駆動部6を有し、秒針軸1に装着された秒針1aと、
文字盤4の前方に所定間隔をおいて配置された透明な前
板7と、前板7の後方でかつ秒針1aの前方に配置され
前板7に回転可能に支持された回転体8と、回転体8に
回転中心に対し平衡するように取り付けられた装飾体と
しての重り9a,9bとを備え、秒針1aの駆動部6で
回転体8を回転駆動するようにした時計装置が知られて
いる(たとえば、実開昭59−106090号公報 参
照)。
【0003】このような構成を有する時計装置は、秒針
1aの回転に伴い駆動部6が回転体8に当接して回転体
8を時計回りに回転させ、これにより重り9a,9bと
回転体8との位置関係が時々刻々と変わり、時計使用者
に見る楽しさを与え、室内の装飾やアクセサリーともな
る等の利点がある。
1aの回転に伴い駆動部6が回転体8に当接して回転体
8を時計回りに回転させ、これにより重り9a,9bと
回転体8との位置関係が時々刻々と変わり、時計使用者
に見る楽しさを与え、室内の装飾やアクセサリーともな
る等の利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の時計装置では、回転体8が文字盤4の範囲内で
回転することから、回転体8および装飾体としての重り
9a,9bの回転範囲が限られ、その動きが細かく、場
合によっては落ちつきがないような感じを与え、また、
文字盤4に重ね合わせるようにして配置されていること
から、時刻が読み取り難い等の問題がある。
た従来の時計装置では、回転体8が文字盤4の範囲内で
回転することから、回転体8および装飾体としての重り
9a,9bの回転範囲が限られ、その動きが細かく、場
合によっては落ちつきがないような感じを与え、また、
文字盤4に重ね合わせるようにして配置されていること
から、時刻が読み取り難い等の問題がある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、装飾体の動きを大きく見せるこ
とができ、視認性の向上を図れる時計装置を提供するこ
とにある。
のであり、その目的は、装飾体の動きを大きく見せるこ
とができ、視認性の向上を図れる時計装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の時計装置は、少なくとも一の歯車からなる
回転伝達部と、当該歯車を所定の起動信号に応じあらか
じめ設定された駆動力をもって回転駆動する駆動部とを
備えた時計本体と、中央部に上記回転伝達部の歯車と噛
合する同心円状の歯車が設けられ、当該噛合状態で外周
部が時計本体の外周部の外側に位置する大きさを有する
胴体部と、上記胴体部の外周部に設けられた少なくとも
一の装飾体とを有し、上記駆動部の回転駆動により上記
胴体部が回転する。また、本発明の時計装置では、上記
装飾体が上記胴体部の外周部に対し回転可能に取り付け
られている。
め、本発明の時計装置は、少なくとも一の歯車からなる
回転伝達部と、当該歯車を所定の起動信号に応じあらか
じめ設定された駆動力をもって回転駆動する駆動部とを
備えた時計本体と、中央部に上記回転伝達部の歯車と噛
合する同心円状の歯車が設けられ、当該噛合状態で外周
部が時計本体の外周部の外側に位置する大きさを有する
胴体部と、上記胴体部の外周部に設けられた少なくとも
一の装飾体とを有し、上記駆動部の回転駆動により上記
胴体部が回転する。また、本発明の時計装置では、上記
装飾体が上記胴体部の外周部に対し回転可能に取り付け
られている。
【0007】また、本発明の時計装置では、上記回転伝
達部が、回転軸と一体的に取り付けられ、上記駆動部の
駆動力が伝達される第1の歯車と、上記回転軸に回転可
能に挿通され、上記胴体部の内歯車と噛合する第2の歯
車と、上記第2の歯車をあらかじめ設定された弾性力を
もって上記第1の歯車の取り付け位置方向に押圧して、
上記駆動部の駆動力により当該第1の歯車と第2の歯車
とを一体的に回転させる押圧部とから構成されている。
達部が、回転軸と一体的に取り付けられ、上記駆動部の
駆動力が伝達される第1の歯車と、上記回転軸に回転可
能に挿通され、上記胴体部の内歯車と噛合する第2の歯
車と、上記第2の歯車をあらかじめ設定された弾性力を
もって上記第1の歯車の取り付け位置方向に押圧して、
上記駆動部の駆動力により当該第1の歯車と第2の歯車
とを一体的に回転させる押圧部とから構成されている。
【0008】
【作用】本発明の時計装置によれば、正時信号やスイッ
チ操作等に基づく起動信号が駆動部に供給されると、駆
動部により回転伝達部の歯車が所定の駆動力をもって回
転させられる。これに伴い、胴体部の歯車に対して回転
力が伝達され、胴体部が回転する。このとき、胴体部の
外周部には装飾体が取り付けられており、胴体部の回転
とともに、時計本体の外周部の外側を所定の軌道に沿っ
て回転する。したがって、胴体部を含む装飾体は、あた
かも観覧車のように大きな軌跡をもって回転する。
チ操作等に基づく起動信号が駆動部に供給されると、駆
動部により回転伝達部の歯車が所定の駆動力をもって回
転させられる。これに伴い、胴体部の歯車に対して回転
力が伝達され、胴体部が回転する。このとき、胴体部の
外周部には装飾体が取り付けられており、胴体部の回転
とともに、時計本体の外周部の外側を所定の軌道に沿っ
て回転する。したがって、胴体部を含む装飾体は、あた
かも観覧車のように大きな軌跡をもって回転する。
【0009】また、本発明の時計装置によれば、装飾体
が胴体部に対して回転可能に取り付けられていると、装
飾体は、垂下状態となり、回転位置に応じて胴体部の一
部と重なり、あるいは、胴体部の外周部のさらに外側に
現れたりする。
が胴体部に対して回転可能に取り付けられていると、装
飾体は、垂下状態となり、回転位置に応じて胴体部の一
部と重なり、あるいは、胴体部の外周部のさらに外側に
現れたりする。
【0010】さらに、本発明の時計装置によれば、回転
伝達部が第1および第2の歯車を有する場合、駆動部の
駆動力が第1の歯車に伝達される。このとき、たとえば
胴体部に外力が加わっていないか、あるいは押圧部の押
圧力より小さな外力が加わっている場合には、第1の歯
車の回転に伴い第2の歯車も第1の歯車と一体的に回転
し、この回転力が胴体部の歯車に伝達される。これに対
して、胴体部に押圧部の押圧力より大きな外力が加わっ
ている場合には、第2の歯車が回転軸を中心に空回り
し、外力が第1の歯車を介して駆動部に伝達されない。
伝達部が第1および第2の歯車を有する場合、駆動部の
駆動力が第1の歯車に伝達される。このとき、たとえば
胴体部に外力が加わっていないか、あるいは押圧部の押
圧力より小さな外力が加わっている場合には、第1の歯
車の回転に伴い第2の歯車も第1の歯車と一体的に回転
し、この回転力が胴体部の歯車に伝達される。これに対
して、胴体部に押圧部の押圧力より大きな外力が加わっ
ている場合には、第2の歯車が回転軸を中心に空回り
し、外力が第1の歯車を介して駆動部に伝達されない。
【0011】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る時計装置の
一実施例の全体構成を示す図であって、図1は要部の裏
面図、図2は要部の切欠側面図である。図において、1
0は時計本体、20は胴体部、30は装飾体をそれぞれ
示している。
一実施例の全体構成を示す図であって、図1は要部の裏
面図、図2は要部の切欠側面図である。図において、1
0は時計本体、20は胴体部、30は装飾体をそれぞれ
示している。
【0012】時計本体10は、円筒状をなし、文字盤1
1の配置面と対向する裏面10a側に図示しない時計用
ムーブメントとは別個に胴体部20を回転させるための
駆動部12および歯車131,132からなる回転伝達
部13が設けられている。
1の配置面と対向する裏面10a側に図示しない時計用
ムーブメントとは別個に胴体部20を回転させるための
駆動部12および歯車131,132からなる回転伝達
部13が設けられている。
【0013】駆動部12は、モータからなり、正時信号
やスイッチ操作等に基づいて図示しない制御系から送出
される起動信号を受けると、所定の回転数をもって回転
する。この回転力は、出力軸121に設けられた歯車1
22により回転伝達部13の歯車131に伝達される。
なお、起動信号は、たとえばあらかじめプログラムされ
た複数の曲に合わせて送出され、所定時間、たとえば3
0秒あるいは60秒の間、アクティブ状態に保持され
る。すなわち、モータは30秒あるいは60秒の間回転
する。
やスイッチ操作等に基づいて図示しない制御系から送出
される起動信号を受けると、所定の回転数をもって回転
する。この回転力は、出力軸121に設けられた歯車1
22により回転伝達部13の歯車131に伝達される。
なお、起動信号は、たとえばあらかじめプログラムされ
た複数の曲に合わせて送出され、所定時間、たとえば3
0秒あるいは60秒の間、アクティブ状態に保持され
る。すなわち、モータは30秒あるいは60秒の間回転
する。
【0014】回転伝達部13は、歯車131と歯車13
2とが噛合状態にあり、歯車132は、胴体部20に設
けられた後述する内歯車24と噛合する。すなわち、回
転伝達部13は、駆動部12のモータの回転を所定の割
合をもって減速し、胴体部20に伝達する。
2とが噛合状態にあり、歯車132は、胴体部20に設
けられた後述する内歯車24と噛合する。すなわち、回
転伝達部13は、駆動部12のモータの回転を所定の割
合をもって減速し、胴体部20に伝達する。
【0015】胴体部20は、中央部に時計本体10の外
径より大きい内径を有する同心円状の中空部211が形
成された同心円状の本体部21と、本体部21の外周部
に所定間隔をおいて設けられた中空の三角柱状をなす複
数の装飾体支持部22と、これら装飾体支持部22の頂
点部近傍を連結するように形成されたリング部23とか
ら構成されている。そして、本体部21の内周部には、
内歯車24が中空部211内に位置するように、ネジ止
め等により固定されており、この内歯車24は、回転伝
達部13の歯車132と噛合状態にある。
径より大きい内径を有する同心円状の中空部211が形
成された同心円状の本体部21と、本体部21の外周部
に所定間隔をおいて設けられた中空の三角柱状をなす複
数の装飾体支持部22と、これら装飾体支持部22の頂
点部近傍を連結するように形成されたリング部23とか
ら構成されている。そして、本体部21の内周部には、
内歯車24が中空部211内に位置するように、ネジ止
め等により固定されており、この内歯車24は、回転伝
達部13の歯車132と噛合状態にある。
【0016】さらに、胴体部20の装飾体支持部22の
頂点部(胴体部20の最外周部)には、それぞれ断面が
円状をなす装飾体30が回転可能に軸支されている。装
飾体30は、胴体部20の回転に伴い、図1に示すよう
に、自重により垂下状態となり、回転位置に応じて胴体
部の一部と重なり、あるいは、胴体部の外周部のさらに
外側に現れたりする。
頂点部(胴体部20の最外周部)には、それぞれ断面が
円状をなす装飾体30が回転可能に軸支されている。装
飾体30は、胴体部20の回転に伴い、図1に示すよう
に、自重により垂下状態となり、回転位置に応じて胴体
部の一部と重なり、あるいは、胴体部の外周部のさらに
外側に現れたりする。
【0017】次に、上記構成による動作を説明する。た
とえば正時信号やスイッチ操作等に基づく信号が図示し
ない制御系に入力される、起動信号は駆動部12に送出
される。駆動部12では、起動信号が入力されると、モ
ータが所定の回転数をもって回転し、この回転力は、出
力軸121に設けられた歯車122により回転伝達部1
3の歯車131に伝達される。
とえば正時信号やスイッチ操作等に基づく信号が図示し
ない制御系に入力される、起動信号は駆動部12に送出
される。駆動部12では、起動信号が入力されると、モ
ータが所定の回転数をもって回転し、この回転力は、出
力軸121に設けられた歯車122により回転伝達部1
3の歯車131に伝達される。
【0018】回転伝達部13では、歯車131から歯車
132にモータの回転力が伝達され、歯車132からモ
ータの回転が所定の割合をもって減速された回転力が胴
体部20の内歯車24に伝達される。これにより、内歯
車24が所定の回転速度で回転することに伴い、胴体部
20の本体部21も回転する。このとき、本体部21の
外周部に設けられた装飾体支持部22の頂点部、すなわ
ち、胴体部20の最外周部にそれぞれ装飾体30が回転
可能に軸支されていることから、これら装飾体30が胴
体部20の回転とともに、時計本体10の外周部のかな
り外側を所定の軌道に沿って回転し、また、装飾体30
は、回転位置に応じて胴体部20の装飾体支持部22の
一部と重なり、あるいは、胴体部の最外周部のさらに外
側に現れたりする。したがって、胴体部20を含む装飾
体30は、あたかも観覧車のように大きな軌跡をもって
回転する。
132にモータの回転力が伝達され、歯車132からモ
ータの回転が所定の割合をもって減速された回転力が胴
体部20の内歯車24に伝達される。これにより、内歯
車24が所定の回転速度で回転することに伴い、胴体部
20の本体部21も回転する。このとき、本体部21の
外周部に設けられた装飾体支持部22の頂点部、すなわ
ち、胴体部20の最外周部にそれぞれ装飾体30が回転
可能に軸支されていることから、これら装飾体30が胴
体部20の回転とともに、時計本体10の外周部のかな
り外側を所定の軌道に沿って回転し、また、装飾体30
は、回転位置に応じて胴体部20の装飾体支持部22の
一部と重なり、あるいは、胴体部の最外周部のさらに外
側に現れたりする。したがって、胴体部20を含む装飾
体30は、あたかも観覧車のように大きな軌跡をもって
回転する。
【0019】以上説明したように、本実施例によれば、
歯車131,132からなる回転伝達部13と、歯車1
31を所定の起動信号に応じてあらかじめ設定された駆
動力をもって回転駆動する駆動部12とを備えた時計本
体10と、中央部に回転伝達部の歯車132と噛合する
同心円状の内歯車24が設けられ、噛合状態で外周部が
時計本体の外周部の外側に位置する大きさを有する胴体
部20と、胴体部20の最外周部に相当する複数の装飾
体支持部22の頂点部に対して回転可能に軸支された複
数の装飾体30とを設けたので、あたかも観覧車のよう
に大きな軌跡をもって回転させることができ、装飾体の
動きを大きく見せることができ、視認性の向上を図るこ
とができる。また、文字盤11と胴体部20および装飾
体30が重なることがないことから、時刻の確認がし難
い等の不都合もない。
歯車131,132からなる回転伝達部13と、歯車1
31を所定の起動信号に応じてあらかじめ設定された駆
動力をもって回転駆動する駆動部12とを備えた時計本
体10と、中央部に回転伝達部の歯車132と噛合する
同心円状の内歯車24が設けられ、噛合状態で外周部が
時計本体の外周部の外側に位置する大きさを有する胴体
部20と、胴体部20の最外周部に相当する複数の装飾
体支持部22の頂点部に対して回転可能に軸支された複
数の装飾体30とを設けたので、あたかも観覧車のよう
に大きな軌跡をもって回転させることができ、装飾体の
動きを大きく見せることができ、視認性の向上を図るこ
とができる。また、文字盤11と胴体部20および装飾
体30が重なることがないことから、時刻の確認がし難
い等の不都合もない。
【0020】なお、胴体部や装飾体の形状等は、本実施
例に限定されるものでないことはいうまでもない。ま
た、駆動部12として、ステッピングモータ等が適用で
きることはいうまでもない。
例に限定されるものでないことはいうまでもない。ま
た、駆動部12として、ステッピングモータ等が適用で
きることはいうまでもない。
【0021】図3は、本発明に係る回転伝達部13aの
他の実施例を示す要部断面図である。この回転伝達部1
3aは、図3に示すように、回転軸133と圧入等の手
段により一体的に取り付けられ駆動部12の歯車122
(図1)と噛合し、駆動部12による回転力が伝達され
る第1の歯車134と、回転軸133に回転可能に挿通
され、胴体部20の内歯車24と噛合する第2の歯車1
35と、第2の歯車1135の一面135aをあらかじ
め設定された弾性力をもって第1の歯車134の取り付
け位置方向に押圧し、駆動部12の駆動力により第1の
歯車134と第2の歯車135とを一体的に回転させる
押圧部136とから構成されている。
他の実施例を示す要部断面図である。この回転伝達部1
3aは、図3に示すように、回転軸133と圧入等の手
段により一体的に取り付けられ駆動部12の歯車122
(図1)と噛合し、駆動部12による回転力が伝達され
る第1の歯車134と、回転軸133に回転可能に挿通
され、胴体部20の内歯車24と噛合する第2の歯車1
35と、第2の歯車1135の一面135aをあらかじ
め設定された弾性力をもって第1の歯車134の取り付
け位置方向に押圧し、駆動部12の駆動力により第1の
歯車134と第2の歯車135とを一体的に回転させる
押圧部136とから構成されている。
【0022】押圧部136は、一端部が第2の歯車13
5の一面135aに対して所定の弾性押圧力Fを印加す
るバネ体137と、押圧力Fを一定に保持するように、
バネ体の中央部を分針座138を介して回転軸133の
後端部で固定するバネ受けパイプ139により構成され
ている。このバネ受けパイプ139は、回転軸133の
後端部に対して圧入され、この圧入量により上述した弾
性押圧力Fが調整される。
5の一面135aに対して所定の弾性押圧力Fを印加す
るバネ体137と、押圧力Fを一定に保持するように、
バネ体の中央部を分針座138を介して回転軸133の
後端部で固定するバネ受けパイプ139により構成され
ている。このバネ受けパイプ139は、回転軸133の
後端部に対して圧入され、この圧入量により上述した弾
性押圧力Fが調整される。
【0023】このような構成を有する回転伝達部13a
を用いた場合、駆動部12の駆動力は、図1および図2
の場合と同様に、第1の歯車134に伝達される。この
とき、たとえば胴体部20に外力が加わっていないか、
あるいは押圧部136の押圧力Fより小さな外力が加わ
っている場合には、第1の歯車134の回転に伴い第2
の歯車135も第1の歯車134と一体的に回転し、こ
の回転力が胴体部20の内歯車24に伝達され、通常の
装飾体30の回転が行われる。これに対して、図3に示
すように、胴体部20に押圧部136の押圧力Fより大
きな外力FL が図面に直交する方向に加わっている場合
には、外力FL が弾性押圧力Fに勝るため、第2の歯車
135のみが回転軸133を中心に空回りし、外力FL
が第1の歯車134を介して駆動部12に伝達されな
い。
を用いた場合、駆動部12の駆動力は、図1および図2
の場合と同様に、第1の歯車134に伝達される。この
とき、たとえば胴体部20に外力が加わっていないか、
あるいは押圧部136の押圧力Fより小さな外力が加わ
っている場合には、第1の歯車134の回転に伴い第2
の歯車135も第1の歯車134と一体的に回転し、こ
の回転力が胴体部20の内歯車24に伝達され、通常の
装飾体30の回転が行われる。これに対して、図3に示
すように、胴体部20に押圧部136の押圧力Fより大
きな外力FL が図面に直交する方向に加わっている場合
には、外力FL が弾性押圧力Fに勝るため、第2の歯車
135のみが回転軸133を中心に空回りし、外力FL
が第1の歯車134を介して駆動部12に伝達されな
い。
【0024】このように、いわゆるスリップ機構を有す
る図3の回転伝達部13aを適用することにより、駆動
部12のモータや歯車122を外力から保護することが
できる。
る図3の回転伝達部13aを適用することにより、駆動
部12のモータや歯車122を外力から保護することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の時計装置
によれば、装飾体の動きを大きく見せることができ、視
認性の向上を図ることができる。また、文字盤と胴体部
および装飾体が重ならないように構成できることから、
時刻の確認がし難い等の不都合がない。さらに、回転伝
達部に、いわゆるスリップ機構を設けたので、駆動部を
外力から保護することができる。
によれば、装飾体の動きを大きく見せることができ、視
認性の向上を図ることができる。また、文字盤と胴体部
および装飾体が重ならないように構成できることから、
時刻の確認がし難い等の不都合がない。さらに、回転伝
達部に、いわゆるスリップ機構を設けたので、駆動部を
外力から保護することができる。
【図1】本発明に係る時計装置の一実施例を示す要部の
裏面図である。
裏面図である。
【図2】本発明に係る時計装置の一実施例を示す要部の
切欠側面図である。
切欠側面図である。
【図3】本発明に係る回転伝達部の他の実施例を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図4】従来の時計装置の構成例を示す図である。
10…時計本体 10a…裏面 11…文字盤 12…駆動部 122…歯車 13…回転伝達部 131,132…歯車 13a…回転伝達部 133…回転軸 134…第1の歯車 135…第2の歯車 136…押圧部 137…バネ体 139…バネ受けパイプ 20…胴体部 21…本体部 22…装飾体支持部 23…リング部 24…内歯車 30…装飾体
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一の歯車からなる回転伝達部
と、当該歯車を所定の起動信号に応じあらかじめ設定さ
れた駆動力をもって回転駆動する駆動部とを備えた時計
本体と、 中央部に上記回転伝達部の歯車と噛合する同心円状の歯
車が設けられ、当該噛合状態で外周部が時計本体の外周
部の外側に位置する大きさを有する胴体部と、 上記胴体部の外周部に設けられた少なくとも一の装飾体
とを有し、 上記駆動部の回転駆動により上記胴体部が回転する時計
装置。 - 【請求項2】 上記装飾体が上記胴体部の外周部に対し
回転可能に取り付けられている請求項1記載の時計装
置。 - 【請求項3】 上記回転伝達部は、回転軸と一体的に取
り付けられ、上記駆動部の駆動力が伝達される第1の歯
車と、 上記回転軸に回転可能に挿通され、上記胴体部の歯車と
噛合する第2の歯車と、 上記第2の歯車をあらかじめ設定された弾性力をもって
上記第1の歯車の取り付け位置方向に押圧して、上記駆
動部の駆動力により当該第1の歯車と第2の歯車とを一
体的に回転させる押圧部とからなる請求項1または請求
項2記載の時計装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6143414A JP2849330B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 時計装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6143414A JP2849330B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 時計装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815456A true JPH0815456A (ja) | 1996-01-19 |
JP2849330B2 JP2849330B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=15338218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6143414A Expired - Fee Related JP2849330B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 時計装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2849330B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2704857A1 (fr) * | 1993-05-07 | 1994-11-10 | Adir | Nouvelles benzodioxines substituées, leur procédé de préparation et les compositions pharmaceutiques les contenant. |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523184U (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-26 | 株式会社精工舎 | 回転式文字板 |
JPH0643592U (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-10 | 株式会社松浦製作所 | 時計のムーブメント装置 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP6143414A patent/JP2849330B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0523184U (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-26 | 株式会社精工舎 | 回転式文字板 |
JPH0643592U (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-10 | 株式会社松浦製作所 | 時計のムーブメント装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2704857A1 (fr) * | 1993-05-07 | 1994-11-10 | Adir | Nouvelles benzodioxines substituées, leur procédé de préparation et les compositions pharmaceutiques les contenant. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2849330B2 (ja) | 1999-01-20 |
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