JP3197825B2 - 回転飾り装置 - Google Patents

回転飾り装置

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JP3197825B2 JP20202496A JP20202496A JP3197825B2 JP 3197825 B2 JP3197825 B2 JP 3197825B2 JP 20202496 A JP20202496 A JP 20202496A JP 20202496 A JP20202496 A JP 20202496A JP 3197825 B2 JP3197825 B2 JP 3197825B2
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俊之 村田
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康浩 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾体を回転させ
て視覚的な装飾感を与える装飾時計の回転飾り装置に関
するものである。
【0002】■
【従来の技術】装飾体を回転させて装飾効果を高めるこ
とが、置物や玩具に適用されており、時計の駆動に同期
して装飾体を回転させ、時計の計時動作に視覚的な装飾
感を与える装飾時計も実用に供されている。この種の装
飾時計では、複数の装飾体を回転台の表面の複数個所に
回転自在に設けた飾り回転軸に固定し、回転台の回転で
回転台の中心の回りを複数の装飾体を公転させながら、
それぞれの飾り回転軸を軸心を中心に自転させる場合
に、複数の装飾体をそれぞれの飾り回転軸に、回転台の
半径方向に対して所定の角度位置に取り付けて、複数の
装飾体の回転時の視覚的な調和を図り、視覚での装飾効
果を高めることが必要な場合がある。
【0003】■
【発明が解決しようとする課題】このような場合、従来
の装飾時計では、複数の飾り回転軸に対して装飾体を取
り付ける際に、それぞれの装飾体が回転台の半径方向に
所定の角度位置になるように、角度測定器を使用して角
度設定をし、設定された角度位置に装飾体を固定する必
要があり、装飾体の取り付けがかなり煩雑であった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、装飾体を飾り回転軸に、回転台
の半径方向に対して所定の角度位置に簡単に取り付ける
ことが可能な回転飾り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転飾り装置は、太陽歯車と、上記太陽歯
車を覆うように回転軸に取り付けられた回転台と、上記
回転台の上板に回転自在にかつ軸方向に移動自在に取り
付けられ、上記上板から突出する一端部に装飾体が取り
付けられ、他端が上記回転台の下板に回転自在に保持さ
れた少なくとも一つの飾り回転軸と、上記上板と下板間
に位置する上記飾り回転軸に固定され、上記回転台回転
力が太陽歯車を介して伝達される遊星歯車と、上記飾り
回転軸に対する上記装飾体の取付前には、上記遊星歯車
を、上記回転台の上板に係合させて、上記遊星歯車を回
転禁止状態に保持し、上記飾り回転軸に対する上記装飾
体の取付後には、上記回転禁止状態を解除して、上記遊
星歯車を回転自在にする固定・回転切換手段と、上記飾
り回転軸に設けられ、上記遊星歯車の回転禁止状態で、
上記装飾体が、上記回転台の半径方向に対して所定の角
度位置に固定される取付手段とを有する。
【0006】また、本発明では、上記固定・回転切換手
段は、上記飾り回転軸と上記回転台の下板とにそれぞれ
設けられ、互いに磁気反発力を発生して上記飾り回転軸
の他端部を上記下板から浮上させる磁石を有し、この磁
気反発力によって上記遊星歯車と上記回転台の上板との
係合状態を保持させ、上記装飾体の重量は上記磁気反発
力より大きく設定してあり、上記回転禁止状態は上記装
飾体の自重により解除される。
【0007】本発明によれば、固定・回転切換手段によ
って、飾り回転軸に対する装飾体の取付前には、遊星歯
車が回転台の上板に係合して回転禁止状態に保持され、
この回転禁止状態で、取付手段によって、装飾体が飾り
回転軸に回転台の半径方向に対して所定角度位置に固定
されると、たとえば装飾体の自重により回転軸が鉛直方
向に下がり、回転禁止状態が解除されて遊星歯車が回転
自在にされる。これにより、簡単な操作で装飾体を飾り
回転軸に回転台の半径方向に対して所定角度位置に精度
よく取り付けることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を、図1乃至
図3に基づいて説明する。図1は本発明に係る装飾時計
の回転飾り装置の取付前の構成を示す説明図、図2は装
飾体の取付後の要部の構成を示す説明図、図3は本実施
の形態の装飾体の取付前の遊星歯車と回転台との係合関
係の説明図である。
【0009】本実施形態では、図1に示すように、たと
えば時計と同期して駆動される駆動体1の回転軸1aを
中心に太陽歯車2が配設され、回転軸1aには、回転台
3の上板3aが固定され、上板3aに柱15により下板
3bが固定され、上板3aと下板3bとで構成される回
転台3が、太陽歯車2を囲むように配置されている。回
転台3の上板3aには貫通孔5が形成され、この貫通孔
5には、最終の組立工程で上板3aからの突出端部に、
点線で示すように、装飾体6が固定される飾り回転軸7
が、軸心を中心に回動自在にかつ軸方向に移動自在に挿
通配設されている。回転台3の上板3aと下板3b間に
おいて、飾り回転軸7には、太陽歯車2と噛合する遊星
歯車8が固定され、飾り回転軸7の下端部は、筒状回転
台3の下板3bに形成された貫通孔10に臨んで配置さ
れている。飾り回転軸7の装飾体6を装着する部分は、
いわゆるDカット部7aが形成されている。
【0010】そして、本実施形態では、遊星歯車8の下
板3bと対向する面側に凹部14が形成され、この凹部
14の底面に、飾り回転軸7を囲んで磁石12が固定さ
れ、回転台3の下板3bの貫通孔10の周囲には磁石1
3が固定され、磁石12と磁石13とは同極性で、互い
に磁気反発力を生じるように選択され、回転台3の上板
3aには、図3に示すように、遊星歯車8と係合する突
起16が設けられている。
【0011】なお、装飾体6の重量は、装飾体6を飾り
回転軸7に装着したときに、自重により上板3aの突起
16と遊星歯車8との係合状態が解除されるように、磁
気反発力より大きく設定される。
【0012】このような構成の本実施形態における装飾
体の取付作業を説明する。本実施形態においては、装飾
体6の飾り回転軸7への取付前の状態では、磁石12、
13の磁気反発力によって、遊星歯車8は回転台3の下
板3bから離れる方向に移動して上板3aに対接してお
り、突起16が遊星歯車8の歯と係合している。この状
態で、作業員によって、飾り回転軸7に形成されている
Dカット部7aが、回転台3の半径方向外側を向いてい
ることが確認され、Dカット部7aが、回転台3の半径
方向外側を向いていない場合には、作業員は、指で飾り
回転軸7を押し込んで突起16との係合を解除し、Dカ
ット部7aが、回転台3の半径方向外側を向くように、
飾り回転軸7を、角度測定器を使用せずに目視で回動調
整し、指を離して遊星歯車8を突起16と係合し直す。
なお、回転台3の突起16と遊星歯車8との係合は、遊
星歯車8の端面に設けられた凹部で行うように構成する
ことも可能である。
【0013】この状態で、最終的に飾り回転軸7に対し
て装飾体6が取り付けられ、装飾体6の係合部を飾り回
転軸7のDカット部7aに係合固定することにより、飾
り回転軸7に回転台3の半径方向に対して、所定の角度
位置に装飾体6が取付られ、さらに装飾体6の取り付け
により、図2に示すように、装飾体6の自重で飾り回転
軸7は、下板3b方向に移動し、遊星歯車8と上板3a
の突起16との係合は解除され、飾り回転軸7は回転自
在な状態となる。
【0014】図1では回転台3に飾り回転軸7が一個設
けられた場合が図示されているが、通常は回転台3に複
数の飾り回転軸7が設けられ、それぞれの飾り回転軸7
に装飾体6が取り付けられることが多く、前述のように
して、装飾体6を全ての飾り回転軸7に回転台3の半径
方向に対して、所定の角度位置方向に取り付けることに
より、回転台3の回転と飾り回転軸7の自転による装飾
体6の視覚効果を、視覚的な調和を取って高めることが
必要となる。
【0015】このようにして組立が行われる本実施の形
態では、時計部が駆動されると、時計部に同期して駆動
体1が駆動され、回転軸1aが時計回り方向に回転し、
回転台3が時計回り方向に回転を開始する。この回転台
3の回転によって、回転台3の上板3aに回転自在に取
り付けられた飾り回転軸7が、回転台3と共に所定の円
周上を公転し、この公転によって、飾り回転軸7に固定
されている遊星歯車8が、太陽歯車1に噛合されて時計
回り方向に回転するので、飾り回転軸7の突出端部に固
定されている装飾体6が時計方向に回転する。この回転
によって、飾り回転軸7に回転台3の半径方向に対し
て、所定角度方向に取り付けられた装飾体6が、全て調
和を保って回転して、時計の計時動作に視覚的な装飾感
が与えられる。
【0016】また、本実施形態では、磁石12、13間
に磁気反発力が働くために、遊星歯車8が固定された飾
り回転軸7が、回転台3の下板3bから離れる方向に力
を受け、遊星歯車8が固定された飾り回転軸7の回転台
3の下板3bに対する軸受部分での摩擦負荷が小さくな
っている。このために、遊星歯車8は、小さな摩擦負荷
で円滑に回転し、駆動体1の回転軸1aに必要な回転力
が小さくなる。
【0017】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、装飾体6の取付前には、磁石12、13の磁気反発
力によって、遊星歯車8は回転台3の上板3aの突起1
6に係合固定されているので、飾り回転軸7のDカップ
部7aを回転台3の半径方向の外側に向け、固定状態の
飾り回転軸7に対して、装飾体6の係合部をDカップ部
7aに係合させる簡単な操作によって、取り付け角度を
回転台3の半径方向に対して一致させて、装飾体6を飾
り回転軸7に、別途角度測定器を用いずに迅速に取り付
けることができ、取付後には装飾体6の自重によって、
飾り回転軸7が回転自在に設定され、装飾体6の組付作
業を短時間で効率的に行うことが可能になる。
【0018】また、本実施形態によれば、磁石12、1
3の磁気反発力によって、飾り回転軸7の回転台3の下
板3bとの軸受部分の摩擦負荷が大幅に低減され、装飾
体6が取り付けられた飾り回転軸7を低回転力で回転さ
せることができ、駆動体1の駆動モータの消費電力を削
減し、バッテリの収容空間を縮小して装置全体を小型化
することが可能になる。
【0019】なお、以上に説明した実施形態では、遊星
歯車が太陽歯車に直接噛合されている場合を説明した
が、本発明は該実施の形態に限定されるものではなく、
遊星歯車が中間歯車を介して太陽歯車に噛合され、装飾
体を回転台と逆方向に回転させることも可能である。ま
た、以上に説明した実施形態では、装飾体の取付前に
は、磁石の磁気反発力を利用して遊星歯車を回転台の上
板に固定しているが、本発明は該実施形態に限定される
ものではなく、スプリングを利用して遊星歯車を回転台
の上板に固定することも可能である。さらに、以上に説
明した実施形態では、装飾体の取付前の遊星歯車と回転
体との係合を、回転体に設けた突起と遊星歯車の歯とに
より行う場合を説明したが、本発明は、本実施形態に限
定されるものではなく、遊星歯車と回転体との係合を、
遊星歯車または回転体のいずれかにそれぞれ設けた凹部
と突起間で行うことも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な操作で装飾体を飾り回転軸に回転台の半径方向に
対して所定角度位置に精度よく取り付けることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の装飾体の取付前の構成を
示す説明図である。
【図2】本実施形態の装飾体の取付後の要部の構成を示
す説明図である。
【図3】本実施の形態の装飾体の取付前の遊星歯車と回
転台との係合の説明図である。
【符号の説明】
1…駆動体 2…太陽歯車 3…回転台 3a…上板 3b…下板 6…装飾体 7…飾り回転軸 8…遊星歯車 12、13…磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 茂 埼玉県北葛飾郡庄和町大字大衾496 リ ズム時計工業株式会社庄和工場内 (56)参考文献 特開 平7−218654(JP,A) 実開 平6−12985(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 45/00 A63H 13/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽歯車と、 上記太陽歯車を覆うように回転軸に取り付けられた回転
    台と、 上記回転台の上板に回転自在にかつ軸方向に移動自在に
    取り付けられ、上記上板から突出する一端部に装飾体が
    取り付けられ、他端が上記回転台の下板に回転自在に保
    持された少なくとも一つの飾り回転軸と、 上記上板と下板間に位置する上記飾り回転軸に固定さ
    れ、上記回転台の回転力が太陽歯車を介して伝達される
    遊星歯車と、 上記飾り回転軸に対する上記装飾体の取付前には、上記
    遊星歯車を、上記回転台の上板に係合させて、上記遊星
    歯車を回転禁止状態に保持し、上記飾り回転軸に対する
    上記装飾体の取付後には、上記回転禁止状態を解除し
    て、上記遊星歯車を回転自在にする固定・回転切換手段
    と、 上記飾り回転軸に設けられ、上記遊星歯車の回転禁止状
    態で、上記装飾体が、上記回転台の半径方向に対して所
    定の角度位置に固定される取付手段とを有する回転飾り
    装置。
  2. 【請求項2】 上記固定・回転切換手段は、上記飾り回
    転軸と上記回転台の下板とにそれぞれ設けられ、互いに
    磁気反発力を発生して上記飾り回転軸の他端部を上記下
    板から浮上させる磁石を有し、この磁気反発力によって
    上記遊星歯車と上記回転台の上板との係合状態を保持さ
    せ、 上記装飾体の重量は上記磁気反発力より大きく設定して
    あり、 上記回転禁止状態は上記装飾体の自重により解除される
    請求項1記載の回転飾り装置。
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