JPH0643755Y2 - 装飾体時計の扉開閉機構 - Google Patents

装飾体時計の扉開閉機構

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JPH0643755Y2
JPH0643755Y2 JP1382290U JP1382290U JPH0643755Y2 JP H0643755 Y2 JPH0643755 Y2 JP H0643755Y2 JP 1382290 U JP1382290 U JP 1382290U JP 1382290 U JP1382290 U JP 1382290U JP H0643755 Y2 JPH0643755 Y2 JP H0643755Y2
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JP
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door
doll
gear
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support plate
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JP1382290U
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俊之 村田
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は時報等に合せて音楽を鳴らすと共に人形等を出
現させる装飾体時計に関し、尚詳しくは人形を出現させ
る為の扉の開閉機構に関するものである。
[従来の技術] 今日、1時間毎又は30分毎等に音楽を鳴らすと共に、時
計本体から人形を出現させる様にした装飾体時計が多く
使用される様になってきた。
この装飾体時計の一例としては、回転円板を水平に設け
て該円板の略前半を時計体の前面よりも突出させてお
き、該円板上に人形を載置し、円板を回転させることに
より人形を時計体の前面よりも前方に移動させ得る様に
しておき、時計体の前面には開閉可能な扉を設け、該扉
はスプリング等により常時は閉状態としておき、前記円
板が回転したとき、円板に設けた突出部によりスプリン
グに抗して該扉が押し開かれ、円板上に載置された人形
が扉の位置を通って時計体の前面よりも前に出現する様
にしたもの(実開昭63−50.090号)が有り、又、扉のみ
を開閉する機構としては、リンク機構により扉を開閉す
るものや、扉を左右に開く観音開きとし、左右扉の支持
軸と同軸に歯車を回転させることにより歯車と一体とし
た扉を開くものが有る。
[考案が解決しようとする課題] 前述の様に、回転円盤に人形を載置するものでは人形に
動きを与える機構を組み込むことが困難であり、又、観
音開きの扉をリンク機構や歯車を用いて開閉するもの
は、扉の開閉動作を停止させて扉を開いた状態で人形に
動きを与える為、通常、扉開閉の為に専用のモータが人
形の動作用とは別に用いられ、時計体の小型化等が困難
であった。
[課題を解決するための手段] モータにより駆動される駆動歯車と噛合する遊合歯車を
扉の支持軸と同軸としつつ支持軸に対して回転自在に設
け、前記支持軸を回転中心として扉を回転させる扉の支
持板に人形駆動軸を貫通させて軸支し、該人形駆動軸は
支持板を貫通させると共に該人形駆動軸の一端に遊星歯
車を固定し、該遊星歯車を前記遊合歯車と噛合させ、且
つ、前記人形駆動軸と支持板との間の摩擦力により人形
駆動軸の回転には僅かな制動を加え、遊合歯車には前記
駆動歯車を介して回転を与えることとする。
[作用] 本考案は遊星歯車を扉の支持板へ軸支する様に人形駆動
軸に固定すると共に、扉の支持軸と同軸の遊合歯車へ該
遊星歯車を噛合させている故、遊合歯車の回転によっ
て、遊星歯車は人形駆動軸を軸として自転すると共に扉
の支持軸を中心として公転することが可能であり、人形
駆動軸の回転には支持板との摩擦力により僅かな制動が
加えられる故、遊合歯車の回転による人形駆動軸の回転
即ち遊星歯車の自転に際して遊星歯車は公転も行ない、
遊星歯車の公転は支持板を回転させ、支持板の回転が所
定位置で制止されるときは遊星歯車が自転のみを行なう
ことになり、遊星歯車の自転によって人形駆動軸が回転
を行なうことになる。
[実施例] 本考案に係る扉開閉機構を有する装飾体時計は、第5図
に示す様に、時計本体11の両側に開閉扉を有し、該扉は
円筒状の上部扉30が回転して第5図の左半に示す様に壁
面をスライドさせて開き、この上部扉30の回転に合せて
平板状の下部扉40を観音開きとするものであり、円筒状
の上部扉30の内部は、例えば4個のブロックとする様に
3枚の仕切板35を設けて各ブロック内に人形51を取り付
け、上部扉30を回転により開いたとき、該人形51を出現
させ、上部扉30を開くと同時に下部扉40を開いて時計本
体11に設けてあるスピーカ15を出現させる様にして該ス
ピーカ15から音楽を鳴らすものである。
この扉の開閉機構は、第5図のA−A断面である第1図
に示す様に、駆動モータ20の回転を適宜の減速歯車列21
により減速して駆動歯車22を回転させ、以て駆動歯車22
と噛合する遊合歯車25を先ず回転させるものであり、こ
の遊合歯車25は扉の支持軸32を回転中心として回転自在
に設けておき、他方、前記上部扉30及び下部扉40を支持
板31をもって支持軸32に固定し、以て支持軸32を回転中
心として支持体31と一体に上部扉30及び下部扉40を回動
させることにより開閉し得る様にすると共に、支持体31
を貫通させる人形駆動軸55を設け、前記遊合歯車25と噛
合させた遊星歯車27を該人形駆動軸55の下端に固定し、
以て該遊星歯車27は扉の支持軸32を中心として支持板31
と共に遊合歯車25の周囲を移動する様に公転しつつ遊合
歯車25との噛合状態を維持させる様にするものであり、
支持板31に対しては人形駆動軸55を回転軸として人形駆
動軸55と一体に回転(自転)し得る構造とするものであ
る。
そしてこの実施例における時計体の扉は、第3図に示す
様に円板状の支持板31の直径に等しい内径を有する円筒
状の上部扉30と、該上部扉の曲率半径に等しい曲率半径
を有する円筒状の湾曲部42により上部扉と一体にされ且
つ時計本体11の前面形状に合せた平板状の下部扉40と、
で構成し、上部扉30は約120°の開放部37を有する円筒
状にして、該上部扉30の上端には天板33を設け、天板33
の中央に扉の回転中心となる上部支持軸34を設け、上部
扉30の下端位置に前記支持板31を固定して扉と支持板31
とを一体とし、該支持板31の中央に下部支持軸32を設け
る構造とする。
更に、該支持板31と前記天板33の間に例えば3枚の仕切
板35を設けて上部扉30の内部を区分けし、前記支持板31
には、第4図に示す様に人形駆動軸55を貫通させる透孔
39を設けると共に、仕切板35にも人形駆動軸55を貫通さ
せる透孔を設け、これらの透孔39は上部扉30の開放部37
と対称となる位置に設けておく。
そして、仕切板35及び支持板31の各透孔39を貫通する棒
状の人形駆動軸55を回転可能に取り付け、該人形駆動軸
55の下端に遊星歯車27を固定し、該遊星歯車27と支持板
31との間に付勢バネ29を挿入して支持板31と人形駆動軸
55との間に摩擦力を生じさせ、遊星歯車27及び人形駆動
軸55の回転に多少の制動を加える様にしておく。尚、こ
の付勢バネ29は遊星歯車27と支持板31との間に挿入する
場合に限ることなく、人形駆動軸55の下端に挿入して遊
星歯車27を支持板31に押圧する等により人形駆動軸55の
支持板31に対する回転を多少固くすれば足りるものであ
り、更に付勢バネ29を用いる場合に限ることなく、支持
板31の透孔39にゴムリングを挿入する等により人形駆動
軸55の回転を固くすることにより支持板31と人形駆動軸
55との間の摩擦力を多少大きくして制動を加えることも
できる。
又、前記支持板31及び仕切板35の上には人形51を取り付
け、該人形51は前後又は左右に揺動自在として人形51の
下方からの支持棒52により支持し、人形51の下端等から
後方に突出部53を設けて前記人形駆動軸55に取り付けた
突起部57と突出部53の先端とが接触し、人形駆動軸55の
回転により突起部57が突出部53の先端に当ると人形51が
揺れる様にする。尚、該人形51は、弾性体をもって人形
51の下方又は背後から支持することにより揺動自在とす
ることも有る。
この様に揺動可能とした人形51を収納した扉を天板33の
中央に設けた上部支持軸34及び支持板31の中央に設けた
下部支持軸32により時計本体11に取り付け、第2図に示
す様に支持板31に設けた支持軸32を回転中心として該支
持軸32に対して自由に回転し得る様に遊合歯車25を設
け、該遊合歯車25は前記遊星歯車27を噛合させる様に
し、更にモータ20から減速歯車列21を介して回転させら
れる駆動歯車22を該遊合歯車25に噛合させる様にする。
従ってモータ20を回転させれば、減速歯車列21及び駆動
歯車22により遊合歯車25が回転させられ、遊合歯車25と
噛合する遊星歯車27が回転することになるも、該遊星歯
車27の回転には前記の様に付勢バネ29による制動が加え
られ遊星歯車27及び人形駆動軸55の回転に抵抗が生じて
いる故、遊星歯車27は回転(自転)しつつ遊合歯車25の
回転方向に移動することとなり、支持軸32を中心に支持
板31等と共に遊合歯車25の周囲に沿って移動(公転)す
る。
この様にして遊星歯車27が回転しつつ移動することによ
り支持板31は支持軸32を中心に回転し、第7図に示す様
に上部扉30及び下部扉40を開かせ、遊星歯車27の自転に
より人形駆動軸55が回転し、人形51を揺らすことができ
る。そして、上部扉30及び下部扉40が所定位置迄開き、
下部扉40が時計本体11の外枠に接触して回転が停止した
後、又は時計本体11の固定部に設けた適宜の突起等を接
触させて支持板31の回転を停止させ、以て扉の開き動作
が停止させられた後は、遊合歯車25の回転に従って遊星
歯車27は自転のみを行なって人形51に動きを与えること
になる。
この後、モータ20を逆転させると遊星歯車27も逆方向に
回転しつつ扉を閉じる様に遊合歯車25の周囲に沿って移
動し、扉を閉じた後、モータ20の逆転を停止させること
とし、このモータ20の正転及び逆転中はスピーカ15から
音楽を鳴らすものである。
尚、上記実施例は円筒状の上部扉30の内側に仕切板35を
3枚取り付けて人形51を4個組み込み、又、上部扉30の
下に平板状の下部扉40を設ける様にしているも、時計体
の形状に応じて扉を円筒状の扉のみ又は平板状の扉のみ
とすることも可能であり、仕切板35の枚数も適宜に変更
して仕切板35を設けない様にすることも可能である。
更に、支持板31の形状も円形に限ることなく第8図に示
す様に、平板状の扉の内側に略台形の支持板31を取り付
け、該支持板31に支持軸32と透孔39とを設けることも有
る。
[考案の効果] 本考案は扉の支持軸を回転中心とする遊合歯車と、前記
支持軸を回転中心とする扉の支持板へ取り付ける遊星歯
車とを噛合させている故、遊合歯車を回転させると遊星
歯車は回転(自転)を行なうと共に遊合歯車の周囲に沿
って移動する様に回転(公転)し、この移動によって扉
を開くことができ、扉が所定位置迄開いて扉の動きが阻
止された後は遊星歯車の自転のみが行なわれて人形駆動
軸の回転が継続される故、1個のモータで扉の開閉を行
ないつつ人形に動きを与え、且つ、扉の開閉動作が阻止
されて扉の動きが停止しているときでもモータの回転を
単に持続させるのみで人形に動きを与え続けることので
きる装飾体時計の扉開閉機構であって、扉の開閉及び人
形の駆動を一つのモータと歯車の組合せとによって行な
うことができ、小型且つ安価に時計体へ組み込むことが
できる扉の開閉機構である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る扉開閉機構を示す垂直断面図にし
て、 第2図は該開閉機構の要部拡大図であり、 第3図は扉の構造を示す背面図、 第4図は扉の底面図、 第5図は本考案に係る開閉機構を用いた時計体の正面図
であり、 第6図及び第7図は各々扉を閉じた状態及び開いた状態
を示す時計体の水平断面図、 第8図は他の扉形状の実施例を示す図である。 11=時計本体、15=スピーカ、20=モータ、22=駆動歯
車、25=遊合歯車、27=遊星歯車、30=上部扉、 31=支持板、32,34=支持軸、37=開放部、40=下部
扉、51=人形、55=人形駆動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の支持軸と同軸とした歯車であって該支
    持軸に対して自由に回転し得る遊合歯車を有し、又、前
    記支持軸を中心として扉を開閉させる様に回動する扉の
    支持板を有し、該支持板を貫通して回転し得る人形駆動
    軸に前記遊合歯車と噛合する遊星歯車を取り付け、以て
    該人形駆動軸を遊星歯車と一体に回転し得る構造とし、
    且つ、前記支持板と人形駆動軸との間の摩擦力により人
    形駆動軸の回転に僅かな制動を加え、モータによって回
    転させられる駆動歯車と前記遊合歯車とを噛合させるこ
    とにより遊合歯車を回転させる構造としたことを特徴と
    する装飾体時計の扉開閉機構。
JP1382290U 1990-02-15 1990-02-15 装飾体時計の扉開閉機構 Expired - Lifetime JPH0643755Y2 (ja)

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JP1382290U JPH0643755Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 装飾体時計の扉開閉機構

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JPH03106487U JPH03106487U (ja) 1991-11-01
JPH0643755Y2 true JPH0643755Y2 (ja) 1994-11-14

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ID=31517211

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JP1382290U Expired - Lifetime JPH0643755Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 装飾体時計の扉開閉機構

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JP (1) JPH0643755Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249509A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Citizen Holdings Co Ltd 装飾腕時計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249509A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Citizen Holdings Co Ltd 装飾腕時計

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JPH03106487U (ja) 1991-11-01

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