JPH073083Y2 - 扉開閉機構 - Google Patents

扉開閉機構

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JPH073083Y2
JPH073083Y2 JP6601588U JP6601588U JPH073083Y2 JP H073083 Y2 JPH073083 Y2 JP H073083Y2 JP 6601588 U JP6601588 U JP 6601588U JP 6601588 U JP6601588 U JP 6601588U JP H073083 Y2 JPH073083 Y2 JP H073083Y2
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JP
Japan
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door
opening
box body
piece
cam
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Expired - Lifetime
Application number
JP6601588U
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JPH01168049U (ja
Inventor
晋也 田村
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、からくり時計などに用いられる扉の開閉機構
に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の扉開閉機構としては、その回転軸を直接
回転させるか、あるいはリンク機構を用いて行なってい
る。
[解決しようとする課題] 従来の扉開閉機構にあっては、その機構が開閉に要する
スペースに比較して大きくなってしまい、外観を損ねる
という問題点があった。
本考案は、扉の開閉を円滑に行ない、かつ構造が簡単で
小型な扉開閉機構を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の扉開閉機構におい
ては、断面形状が略扇形をなし、その径方向の面の一方
に開口部を有する中空の箱体と、 上記箱体の円弧状外周部に配置された駆動モータと、上
記駆動モータに連動して駆動されるように上記箱体の側
面部に回転自在に取付けられており、円弧状部と屈曲部
とが連接されたカムが形成してある歯車と、断面形状が
L字形をなし、その一方の片が上記箱体の上記開口部を
開閉するように、他方の片が上記箱体の中空内部を揺動
するように回動自在に支持されている扉と、先端部が上
記カムの回転軌跡内に外方より侵入して上記カムと係合
することができるように上記扉の上記他方の片と一体に
形成してある係合片と、上記扉を閉じる方向に付勢する
付勢ばねとからなるものである。
[実施例] 以下、本考案の詳細を添付図面に示した一実施例にそっ
て説明する。
第1〜3図において、箱体1は断面形状が実質的に扇形
をした中空状のものであって、その径方向の面の一方は
開口部1aとなっている。箱体1の円弧状部分1bの外周面
には駆動モータ2が取付けてある。駆動モータ2の出力
軸2aに固着してあるモータピニオン2bには歯車3が噛合
しており、この歯車3と一体のピニオン3aに歯車4が噛
合している。なお、歯車3と歯車4は、箱体1の側面部
とカバー6との間に回転自在に支持されている。歯車4
の内側面には、互いに連なっている円弧状部5aと屈曲部
5bとからなるリブ状のカム5が突出形成されている。屈
曲部5bは円弧状部5aから次第に半径長さが減少するよう
に中心近傍まで伸びているものである。また歯車4には
その中心部に突起4aが径方向に一体に突出形成してあ
り、この突起4aによって、カバー6の内側面に配設して
ある一回転検出スイッチSWを開閉制御するようになって
いる。一回転検出スイッチSWは、この実施例では片持ち
支持の一対のスイッチバネ片7a,7bにより構成してあ
り、両スイッチバネ片の基部はカバー6の内側面に取付
けてあるホルダ8によって支持されている。一回転検出
スイツチSWは、第2図示の初期状態にあってはスイッチ
バネ片7aが突起4aにより押圧されてスイッチバネ片7bか
ら離反してオフの状態にあるが、突起4aによるスイツチ
バネ片7aの押圧が解放された状態では一回転検出スイッ
チSWはオンの状態となるものである。
第3図に示すように、扉9はその断面形状がL字形のも
ので、箱体1に支軸10を中心として回動自在に取付けら
れている。第2図示のように扉9の一方の片9aは箱体1
の開口部1aを開閉可能であり、他方の片9bは箱体1の中
空内部で揺動変位可能である。扉9の片9bには、歯車4
上のカム5と係合可能な係合片9cが一体に形成してあ
る。係合片9cは、歯車4の外方より内方へ侵入し、その
先端部は第2図示の閉鎖状態でカム5の回転軌跡内に位
置している。
続いてこの扉開閉機構の動作について説明する。
外部からの信号により起動スイッチ(図示せず)がオン
になると駆動モータ2が回転する。するとこの駆動モー
タ2の出力軸2aに固着してあるモータピニオン2bに順次
噛合する歯車3およびピニオン3aを介して歯車4が回転
し、突起4aによるスイッチバネ片7aの押圧を解放する。
これによって一回転検出スイッチSWがオンの状態とな
り、起動スイッチ(図示せず)は瞬時にオフとなるが駆
動モータ2は回転を続けるので、歯車4は回転を続け
る。
こうして、第4図示のように、歯車4が駆動モータ2に
より回転駆動をうけて時計回りに回転すると、まず、扉
9の一方の片9bに設けてある係合片9cの下面先端部にカ
ム5の円弧状部5aの先端部が接触する。そして第5図示
のように円弧状部5aが係合片9cを押し上げ、扉9が支軸
10を中心とする反時計回りの回転を受けて開口部1aが開
いてゆき、第6図示のように開口部1aが完全に開いた状
態となる。この扉9が開口部1aを開いたままの状態を維
持する時間は歯車4の回転速度もさることながら、カム
5の円弧状部5aの外周長さによっても調節可能である。
なお扉9は付勢ばね11により開口部1aを閉じる方向に付
勢されているものであるため、歯車4がさらに回転を続
け、係合片9cが屈曲部5bにさしかかると、第7図示のよ
うに、屈曲部5bの外周に係合片9cが沿うかたちで支軸10
を中心として時計回りに回転しはじめる。
そしてやがて第2図示の初期状態に戻り、片9aが開口部
1aを完全に閉じる。この時点、すなわち開口部1aを完全
に閉じた時点で突起4aがスイッチバネ片7aを押圧して一
回転検出スイッチSWをオフにし、駆動モータ2の回転を
停止せしめる。
なお、扉9を閉じる方向に付勢するものはこの付勢ばね
に限定されるものではなく、扉9に重錘を取付けるなど
して偏重心を持たせることによっても同様の効果が得ら
れる。
[考案] 本考案は、以上説明したように構成されているので、扉
を開閉するための機構が簡単であり、かつ装置全体の小
形化が可能であり、しかも安定した扉の開閉を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、 第1図は背面図、第2図は第1図II−II線断面図、 第3図は第1図III−III線断面図、第4〜7図は動作状
態を示す概略図である。 1……箱体、1a……開口部、2……駆動モータ、4……
歯車、5……カム、9……扉、9c……係合片、11……付
勢ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が略扇形をなし、その径方向の面
    の一方に開口部を有する中空の箱体と、 上記箱体の円弧状外周部に配置された駆動モータと、 上記駆動モータに連動して駆動されるように上記箱体の
    側面部に回転自在に取付けられており、円弧状部と屈曲
    部とが連設されたカムが形成してある歯車と、 断面形状がL字形をなし、その一方の片が上記箱体の上
    記開口部を開閉するように、他方の片が上記箱体の中空
    内部を揺動するように回動自在に支持されている扉と、 先端部が上記カムの回転軌跡内に外方より侵入して上記
    カムと係合することができるように上記扉の上記他方の
    片と一体に形成してある係合片と、 上記扉を閉じる方向に付勢する付勢ばねと からなる扉開閉機構。
JP6601588U 1988-05-19 1988-05-19 扉開閉機構 Expired - Lifetime JPH073083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6601588U JPH073083Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 扉開閉機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6601588U JPH073083Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 扉開閉機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01168049U JPH01168049U (ja) 1989-11-27
JPH073083Y2 true JPH073083Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31291435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6601588U Expired - Lifetime JPH073083Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 扉開閉機構

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JP (1) JPH073083Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPH01168049U (ja) 1989-11-27

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