JPH0815445A - 光電センサ - Google Patents

光電センサ

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JPH0815445A
JPH0815445A JP14516394A JP14516394A JPH0815445A JP H0815445 A JPH0815445 A JP H0815445A JP 14516394 A JP14516394 A JP 14516394A JP 14516394 A JP14516394 A JP 14516394A JP H0815445 A JPH0815445 A JP H0815445A
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Toshiaki Yoshiyasu
利明 吉安
Masaharu Miyazaki
正治 宮崎
Yasunori Kashiyou
安記 嘉正
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異常報知が確実に行え、且つ安定な状態に復帰
したことを状態に応じて確実に検知して異常報知を解除
する光電スイッチを提供するにある。 【構成】受光信号のレベルが安定入光レベルより下回り
且つ安定遮光レベルLcより上回っている不安定状態に
なると、タイマ回路21が限時動作を開始しその状態が
所定時間T連続した時にタイマ回路21の働きにより自
己診断出力として異常報知信号が出力される。カウンタ
26は受光信号のレベルが動作レベルを下回っている間
に前記安定遮光レベルを下回るか否かにによって或る値
を加算或いは減算し、カウンタ25は受光信号のレベル
が動作レベルを上回っている間に安定入光レベルを上回
るか否か或いは完全入光レベルを上回るか否かによって
或る値を加算或いは減算し、カウンタ25、26の何れ
か一方のカウント値が所定値に達すれば、上記の異常報
知信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投光手段から投光さ
れ、検知対象物体によって反射された光パルスの受光信
号に基づいて検知対象物体を検知する光電センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の光電センサでは、光軸ずれ
や光学系のレンズ面の汚れ等により受光信号のレベルが
減少して動作レベルに対して余裕のないレベルつまり安
定入光レベルを上回らなくなったり、背景からの不要反
射等により非検出時の受光信号のレベルが増加し動作レ
ベルに対して余裕のないレベル、つまり安定遮光レベル
を下回らなくなったりすると、検知機能が十分に得られ
なくなるという問題があった。
【0003】そこで図6(a)に示すように動作レベル
Laより高いレベルで設定している安定入光レベルLb
を受光信号のレベルLが一定時間T(例えば0.3se
c)を上回らなくなったり、逆に動作レベルLaより低
いレベルで設定したある安定遮光レベルLcを一定時間
T下回らなくなった場合、不安定な状態にあると判定し
て図6(b)に示すように自己診断出力を発生して異常
を報知し、安定状態になれば解除する方法や、図7
(a)に示すように受光信号のレベルLが安定入光レベ
ルLbを越えない状態や或いは受光信号のレベルLが安
定遮光レベルLcを越えない不安定な状態で受光信号の
レベルLが動作レベルLaを越える度に制御出力が図7
(c)のように1回若しくは複数回反転すれば図8
(b)に示すように自己診断出力を発生して異常を報知
する方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例方法の内
前者の方法の場合、検知物体が設定された時間より高速
で移動している場合、受光信号のレベルが不安定な状態
にもかかわらず、異常状態を検出して報知することがで
きないという問題があった。また後者の方法の場合、検
知対象物体に対する検知状態の変化が所定回数発生しな
いと異常検出ができないため、検知状態の変化が長時間
起こらない場合には異常の発見が遅れて光電センサを使
用しているシステム等に大きな損害を与えるという問題
があった。
【0005】更に両方法に共通して、異常の解除が一回
の安定動作で行われるため、偶然に一度安定動作状態な
った場合、不具合が解消されていないにも関わらず異常
状態を解除してしまうという問題があった。本発明は、
上述の問題点に鑑みて為されたもので、その目的とする
ところは、検知物体が高速で移動して連続して検知動作
が行われる場合や、検知状態の変化が長時間起こらない
場合でも異常報知が確実に行え、且つ安定な状態に復帰
したことを状態に応じて確実に検出して異常報知を解除
する光電センサを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、投光手段から投光され、検知対
象物体によって反射された光を受光光学系を介して受光
する受光手段と、前記受光信号のレベルを可変可能な動
作レベルと比較して受光信号のレベルが動作レベルを越
えたときに検知出力を出力する第1の比較手段を備えた
光電センサにおいて、前記動作レベルに対して所定の割
合で小さい安定遮光レベルと前記受光信号のレベルとを
比較する第2の比較手段と、前記動作レベルに対して所
定の割合で大きい安定入光レベルと前記受光信号のレベ
ルとを比較する第3の比較手段と、前記安定入力レベル
より所定の割合で大きい完全入光レベルと前記受光信号
のレベルとを比較する第4の比較手段とを有し、上記各
比較手段の出力に基づき、前記受光信号のレベルが安定
入光レベルを下回り前記安定遮光レベルを上回る状態が
所定時間連続するかを判断する第1のタイマ回路と、前
記受光信号のレベルが安定入光レベルを上回るか或いは
前記安定遮光レベルを下回る状態が所定時間連続するか
を判断する第2のタイマ回路と、前記受光信号のレベル
が動作レベルを下回っている間に前記安定遮光レベルを
下回るか否かによって或る値を加算或いは減算する第1
のカウンタと、前記受光信号のレベルが動作レベルを上
回っている間に前記安定入光レベルを上回るか否か或い
は前記完全入光レベルを上回るか否かによって或る値を
加算或いは減算する第2のカウンタとを備えるととも
に、前記第1のカウンタ或いは第2のカウンタのカウン
ト値が第1の所定値になるか前記第1のタイマ回路の限
時時間が所定時間となった場合に外部に異常を知らせる
異常報知手段を備え、前記第1のカウンタ或いは第2の
カウンタのカウント値が第2の所定値になるか第2のタ
イマ回路の限時時間が所定時間となった場合に前記異常
報知手段の異常報知を解除するものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記各比較手段は投光手段の投光動作に同期して動
作する同期検波回路により検波された後積分されてその
積分出力が比較結果として用いられるものである。請求
項3の発明は、請求項1の発明において、投光手段から
投光され、検知対象物体によって反射された光を受光光
学系を介して受光する受光手段と、前記受光信号のレベ
ルを可変可能な動作レベルと比較して受光信号のレベル
が動作レベルを越えたときに検知出力を出力する第1の
比較手段を備えた光電センサにおいて、前記動作レベル
に対して所定の割合で小さい安定遮光レベルと前記受光
信号のレベルとを比較する第2の比較手段と、前記動作
レベルに対して所定の割合で大きい安定入光レベルと前
記受光信号のレベルとを比較する第3の比較手段と、前
記安定入力レベルより所定の割合で大きい完全入光レベ
ルと前記受光信号のレベルとを比較する第4の比較手段
とを有し、上記各比較手段の出力に基づき、前記受光信
号のレベルが安定入光レベルを下回り前記安定遮光レベ
ルを上回る状態が所定時間連続するかを判断する第1の
タイマ回路と、前記受光信号のレベルが安定入光レベル
を上回るか或いは前記安定遮光レベルを下回る状態が所
定時間連続するかを判断する第2のタイマ回路と、前記
受光信号のレベルが完全入光レベルを上回る状態が第2
のタイマ回路の判断に用いる所定時間より短い所定時間
連続するかを判断する第3のタイマ回路と、前記受光信
号のレベルが動作レベルを下回っている間に前記安定遮
光レベルを下回るか否かによって或る値を加算或いは減
算する第1のカウンタと、前記受光信号のレベルが動作
レベルを上回っている間に前記安定入光レベルを上回る
か否か或いは前記完全入光レベルを上回るか否かによっ
て或る値を加算或いは減算する第2のカウンタとを備え
るとともに、前記第1のカウンタ或いは第2のカウンタ
のカウント値が第1の所定値になるか前記第1のタイマ
回路の限時時間が所定時間となった場合に外部に異常を
知らせる異常報知手段を備え、前記第1のカウンタ或い
は第2のカウンタのカウント値が第2の所定値になるか
第2のタイマ回路或いは第3のタイマ回路の限時時間が
所定時間となった場合に前記異常報知手段の異常報知を
解除するものである。
【0008】請求項4は、請求項3の発明において、上
記各比較手段は投光手段の投光動作に同期して動作する
同期検波回路により検波された後積分されてその積分出
力が比較結果として用いられるものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、不安定状態の検出及
び安定状態への復帰検出の双方に不安定或いは安定状態
の継続時間や、検知動作に対する回数を監視する第1、
第2のタイマ回路、第1、第2のカウンタを設けたこと
により、検知対象物体が高速或いは低速で移動する場合
でも異常の検出が可能となり、検知状態の変化が長時間
起こらない場合でも、異常状態を外部に報知することが
でき、また正常状態に復帰したことを状態に応じて確実
に検出して速やかに異常状態の報知を解除することがで
きる。
【0010】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、同期検波を行うため、ノイズ光等による誤動
作を排除することができる。請求項3の発明によれば、
不安定状態の検出及び安定状態への復帰検出の双方に不
安定或いは安定状態の継続時間や、検知動作に対する回
数を監視する第1、第2、第3のタイマ回路、第1、第
2のカウンタを設けたことにより、検知対象物体が高速
で移動し連続して検知動作が行われる場合で、検知状態
の変化が長時間起こらない場合でも、異常状態を外部に
報知することができ、また正常状態復帰したことを状態
に応じて確実に検出して速やかに異常状態を解除するこ
とができ、特に受光レベルが完全に安定状態であること
を示す完全入光レベルを上回ったときには異常状態の報
知を迅速に解除することができるため、ワークの検知等
に使う場合、生産工程でのロスを減少させることができ
る。
【0011】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
において、同期検波を行うため、ノイズ光等による誤動
作を排除することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は請求項1、2の発明に対応する本実
施例を示しており、図示するように、発振回路1により
発振される所定周波数の発振出力で駆動回路2を通じて
発光ダイオードのような発光素子3を駆動して、光パル
スを投光用光学系を介して検知対象物体(例えば生産工
程におけるワーク等)へ投光させる投光回路部を備え、
また検知対象物体で反射された光パルスを受光用光学系
を介してフォトダイオードのような受光素子4で受光し
て電気信号である受光信号に変換し、この変換して得ら
れた受光信号を増幅回路5によって増幅して、この増幅
した受光信号のレベルLと比較レベル発生回路10にて
設定された動作レベルLaとを比較器6で比較して受光
信号のレベルが動作レベルLa以上にあるときに比較器
6より出力される比較出力を同期検波回路7を経て積分
回路8に入力し、その積分出力を出力回路9に送る受光
回路部を備えて、同期検波型の光電センサを構成してい
る。
【0013】同期検波回路7(後述する同期検波回路1
5、17も)は光パルスの投光に同期した受光信号に対
応する比較出力のみを検波して光パルスによる受光信号
以外のノイズ成分を検波しないように前記発振回路1の
発振信号を同期信号として取り込むようなっている。一
方出力回路9は積分出力が所定レベルに達した時、つま
り所定数の比較出力が積分回路8に入力して積分値が所
定以上になった時に検知対象物体の検知出力を発生し、
一過性のノイズ等による誤検知を防ぐようになってい
る。
【0014】これらの構成は光電センサとして基本的な
構成であって、この基本的な構成以外に本実施例は、第
2の比較器11、第3の比較器12、第4の比較器13
を備え、比較器11では上記動作レベルLaに対して所
定の割合で小さい安定遮光レベルLcと受光信号のレベ
ルLとを比較して受光遮光レベルLcより受光信号のレ
ベルLが下回ったときに比較出力を発生し、比較器12
では動作レベルLaに対して所定の割合で大きい安定入
光レベルLbと受光信号のレベルLとを比較して受光信
号のレベルが安定入光レベルLbを上回っているときに
比較出力を発生し、更に第4の比較器13では安定入光
レベルLbより所定の割合で大きい完全入光レベルLd
と受光信号のレベルLとを比較して、受光信号のレベル
Lが完全入光レベルLdを上回っているときに比較出力
を発生するようになっている。尚各レベルLb〜Ldは
動作レベルLaと同様に比較レベル発生回路10により
設定される。
【0015】そして比較器11、12の比較出力はオア
ゲート14にて論理和を取られた後、同期検波回路15
で検波され積分回路16で積分される。この積分回路1
6の出力は受光信号のレベルLが安定入光レベルLbと
安定遮光レベルLcとの間の不安定状態にあることを示
すものとなり、第1、第2の状態判定回路19,20及
び第2のタイマ回路22に取り込まれるとともに、ノッ
トゲート23により反転されて第1のタイマ回路21及
び第2の状態判定回路20に取り込まれる。一方比較器
13の比較出力は同期検波回路17で検波され積分回路
18で積分される。そしてこの積分回路18の出力は状
態判定回路19,20に取り込まれる。
【0016】状態判定回路19は積分回路8の出力、つ
まり受光信号のレベルが動作レベルLaを越えているこ
とを示す出力をノットゲート24を介して取り込み、こ
の反転検出出力に基づいて検知出力動作がオン→オフ→
オンに変化している間に、積分回路16の出力から受光
信号のレベルLが安定遮光レベルLcを一度でも受信信
号のレベルが下回わるかどうかを判定し、下回れば第1
のカウンタ26のカウント値に2を減じ、下回らなけれ
ば1を加えるように制御し、カウンタ26はカウント値
が第1の所定値である4に達したときにオアゲート27
へ信号を出力する。
【0017】また状態判定回路20は積分回路8の出
力、つまり検知出力に基づいて検知出力動作がオフ→オ
ン→オフに変化している間に、積分回路16、18の出
力に基づいて安定入力レベルLbが一度でも受光信号の
レベルLを上回るか否かを判定し、上回らなければ第2
のカウンタ25のカウント値に1を加え、上回れば2を
減じ、また完全入光レベルLdを受光信号のレベルが上
回った場合には4を加えるように制御し、カウンタ25
はカウント値が第1の所定値である4に達したときにオ
アゲート27へ信号を出力する。
【0018】第1のタイマ回路21は受信信号が安定入
光レベルLbを下回り且つ安定遮光レベルLcを上回る
場合に限時動作を開始してその状態が所定時間T(例え
ば0.3sec)以上連続した時にオアゲート27へ信
号を出力する。第2のタイマ回路22は受光信号のレベ
ルが安定入光レベルLbを上回るか或いは安定遮光レベ
ルLcを上回らないとき、つまり安定状態となった時に
限時動作を開始してその状態が所定時間T(例えば0.
3sec)以上連続した時にカウンタ26,28のカウ
ント値をリセットするとともにタイマ回路21の出力を
リセットする。
【0019】そして上記オアゲート27の出力が異常検
出出力を構成し、この異常検出出力を受けた出力回路2
8は異常報知信号を外部へ出力し、異常状態にあること
を報知する。而して図2(a)に示すように受光信号の
レベルLが安定入光レベルLbより下回り且つ安定遮光
レベルLcより上回っている不安定状態になると(時刻
1)、タイマ回路21が限時動作を開始しその状態が
所定時間T連続した時にタイマ回路21の出力信号によ
り自己診断出力として図2(b)に示す異常報知信号が
出力されることなる(時刻t2 )。
【0020】そして受光信号のレベルLが安定遮光レベ
ルLcを下回わると(時刻t3 )、タイマ回路22が限
時動作を開始しその状態が所定時間T継続した時にはタ
イマ回路22の出力信号によりタイマ回路21をリセッ
トして異常報知信号の出力を解除する(時刻t4 )。そ
して再び受光信号のレベルLが安定遮光レベルLcを上
回ると(時刻t5 )、タイマ回路21が限時動作を開始
しその状態が所定時間T連続した時にタイマ回路21の
出力信号により自己診断出力として異常報知信号が出力
されることなる(時刻t6 )。そして受光信号のレベル
Lが安定遮光レルLcを下回って(時刻t7 )、その下
回っている状態が所定時間Tを越えない場合には、タイ
マ回路21の信号による異常報知信号の出力は継続され
ることになる。また受光信号のレベルLが安定入力レベ
ルLbを越えると(時刻t8 )、タイマ回路22が限時
動作を開始しその状態が所定時間T連続した場合にはタ
イマ回路22の出力信号によりタイマ回路21をリセッ
トして異常報知信号の出力を解除する(時刻t9 )。こ
のようにして受信信号の入力レベルLが不安定状態にな
りその状態が所定時間T連続した時には異常報知信号が
出力され、また安定状態になった時にはその状態が所定
時間T連続した時にそれまで出力されていた異常報知信
号を解除するのである。
【0021】一方図3(a)に示す検知動作時の受信信
号のレベルLが検知動作のオフ→オン→オフの間に安定
入光レベルLb以下になった場合にはカウンタ25のカ
ウント値が1カウントアップし、安定入力レベルLbを
越えるとそのカウント値が2減ぜられるように動作し、
たとえば連続した4回の検知動作において安定入光レベ
ルLb以下となった場合、カウンタ25のカウント値は
図3(b)に示すようににカウントアップされ、その
時カウンタ25からの信号により図3(d)に示すよう
に自己診断出力として異常報知信号が出力されることに
なる(時刻t1)。そしてその後、連続した2回の検知
動作時において安定入力レベルLb以上に受信信号のレ
ベルLがあれば、カウンタ25のカウント値は第2の所
定値である0に減ぜられ、そのためカウンタ25からの
信号出力は停止し、異常報知信号の出力は解除される
(時刻t2 )。一方検知動作時の受信信号のレベルLが
検知動作のオン→オフ→オンの間において安定遮光レベ
ルLcを越えると、カウンタ26のカウント値が1つ加
算されることになるため、時刻t3 においてカウンタ2
6はカウント値を図3(c)に示すようににカウント
アップして信号を出力する。この信号により異常報知信
号が出力されることになる。カウンタ26のカウント値
は、受光信号のレベルが安定遮光レベルLcを下回った
時に2つ減ぜられ、カウント値が第2の所定値である0
になると信号出力を停止するが、時刻t 3 以後におい
て、カウンタ26のカウント値が0となった時に、他方
のカウンタ25のカウント値がになって信号を出力し
ている場合には、カウンタ25の信号により異常報知信
号の出力は継続される。そして図3(a)に示すように
検知動作時において受光信号のレベルLが完全入光レベ
ルLdを越えた場合にはカウンタ25のカウント値は4
つ減ぜられるため、ただちにカウント値が0になり、異
常報知信号の出力は解除される(時刻t4 )。
【0022】そして何れのカウンタ26、25も信号を
出力している状態において、タイマ回路22から信号が
発生すると、つまり安定状態が一定時間T継続される
と、リセットされて信号出力を停止し、異常報知信号の
出力が解除される。 (実施例2)本実施例は、実施例1の構成に図4に示す
ように更に第3のタイマ回路30を付加したものであ
る。つまり第3のタイマ回路30は積分回路20の積分
出力を取り込み、完全入光レベルLdを受光信号のレベ
ルLが越えた場合に、限時動作を開始してその越えてい
る状態が所定時間T’(例えば0.1s)以上連続した
時に信号を発生するようになっており、その信号はタイ
マ回路22の信号とオアゲート29により論理和がとら
れ、そのタイマ回路22の信号と同様に、カウンタ2
6,25及びタイマ回路21のリセット信号を構成す
る。
【0023】つまり図5(a)に示すように時刻t10
受光信号のレベルLが安定遮光レベルLcを上回って不
安定状態となり、その不安定状態が所定時間T(0.3
sec)以上継続すると、タイマ回路21の出力信号に
より異常報知信号が図5(b)に示すように出力される
ことになるが、。受光信号のレベルLが更に上昇して時
刻t11で受光信号のレベルLが完全入光レベルLdを越
えると、その時点からタイマ回路30が限時動作を開始
して、受光信号のレベルLが完全入光レベルLdを越え
ている状態が所定時間T’以上連続すると、タイマ回路
30は信号を出力して、タイマ回路21、カウンタ26
及びカウンタ25をリセットし、異常報知信号の出力を
解除するのである。
【0024】尚上記のタイマ回路30の動作以外につい
ては基本的には実施例1と同じであるためその構成、及
び動作説明は省略する。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、不安定状態の検出及
び安定状態への復帰検出の双方に不安定或いは安定状態
の継続時間や検知動作に対する回数を監視する第1、第
2のタイマ回路、第1、第2のカウンタを設けたことに
より、検知対象物体が高速或いは低速で移動する場合で
も異常の検出が可能となり、検知状態の変化が長時間起
こらない場合でも、異常状態を外部に報知することがで
き、また正常状態に復帰したことを状態に応じて確実に
検出して速やかに異常状態の報知を解除することができ
るという効果がある。 請求項2の発明は、請求項1の
発明において、同期検波を行うため、ノイズ光等による
誤動作を排除することができるという効果がある。
【0026】請求項3の発明は、不安定状態の検出及び
安定状態への復帰検出の双方に不安定或いは安定状態の
継続時間や、検知動作に対する回数を監視する第1、第
2、第3のタイマ回路、第1、第2のカウンタを設けた
ことにより、検知対象物体が高速で移動し連続して検知
動作が行われる場合で、検知状態の変化が長時間起こら
ない場合でも、異常状態を外部に報知することができ、
また正常状態復帰したことを状態に応じて確実に検出し
て速やかに異常状態を解除することができ、特に受光レ
ベルが完全に安定状態であることを示す完全入光レベル
を上回ったときには異常状態の報知を迅速に解除するこ
とができるため、ワークの検知等に使う場合、生産工程
でのロスを減少させることができるという効果がある。
【0027】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、同期検波を行うため、ノイズ光等による誤動作を排
除することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2の発明に対応する実施例の回路構
成図である。
【図2】同上のタイマ回路の動作説明用タイムチャート
である。
【図3】同上のカンタの動作説明用タイムチャートであ
る。
【図4】請求項3、4の発明に対応する実施例の回路構
成図である。
【図5】同上のタイマ回路の動作説明用タイムチャート
である。
【図6】従来例の動作動作説明用タイムチャートであ
る。
【図7】別の従来例の動作動作説明用タイムチャートで
ある。
【符号の説明】
25 カウンタ 26 カウンタ 21 タイマ回路 22 タイマ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光手段から投光され、検知対象物体によ
    って反射された光を受光光学系を介して受光する受光手
    段と、前記受光信号のレベルを可変可能な動作レベルと
    比較して受光信号のレベルが動作レベルを越えたときに
    検知出力を出力する第1の比較手段を備えた光電センサ
    において、前記動作レベルに対して所定の割合で小さい
    安定遮光レベルと前記受光信号のレベルとを比較する第
    2の比較手段と、前記動作レベルに対して所定の割合で
    大きい安定入光レベルと前記受光信号のレベルとを比較
    する第3の比較手段と、前記安定入力レベルより所定の
    割合で大きい完全入光レベルと前記受光信号のレベルと
    を比較する第4の比較手段とを有し、上記各比較手段の
    出力に基づき、前記受光信号のレベルが安定入光レベル
    を下回り前記安定遮光レベルを上回る状態が所定時間連
    続するかを判断する第1のタイマ回路と、前記受光信号
    のレベルが安定入光レベルを上回るか或いは前記安定遮
    光レベルを下回る状態が所定時間連続するかを判断する
    第2のタイマ回路と、前記受光信号のレベルが動作レベ
    ルを下回っている間に前記安定遮光レベルを下回るか否
    かによって或る値を加算或いは減算する第1のカウンタ
    と、前記受光信号のレベルが動作レベルを上回っている
    間に前記安定入光レベルを上回るか否か或いは前記完全
    入光レベルを上回るか否かによって或る値を加算或いは
    減算する第2のカウンタとを備えるとともに、前記第1
    のカウンタ或いは第2のカウンタのカウント値が第1の
    所定値になるか前記第1のタイマ回路の限時時間が所定
    時間となった場合に外部に異常を知らせる異常報知手段
    を備え、前記第1のカウンタ或いは第2のカウンタのカ
    ウント値が第2の所定値になるか第2のタイマ回路の限
    時時間が所定時間となった場合に前記異常報知手段の異
    常報知を解除することを特徴とする光電センサ。
  2. 【請求項2】上記各比較手段は投光手段の投光動作に同
    期して動作する同期検波回路により検波された後積分さ
    れてその積分出力が比較結果として用いられることを特
    徴とする請求項1記載の光電センサ。
  3. 【請求項3】投光手段から投光され、検知対象物体によ
    って反射された光を受光光学系を介して受光する受光手
    段と、前記受光信号のレベルを可変可能な動作レベルと
    比較して受光信号のレベルが動作レベルを越えたときに
    検知出力を出力する第1の比較手段を備えた光電センサ
    において、前記動作レベルに対して所定の割合で小さい
    安定遮光レベルと前記受光信号のレベルとを比較する第
    2の比較手段と、前記動作レベルに対して所定の割合で
    大きい安定入光レベルと前記受光信号のレベルとを比較
    する第3の比較手段と、前記安定入力レベルより所定の
    割合で大きい完全入光レベルと前記受光信号のレベルと
    を比較する第4の比較手段とを有し、上記各比較手段の
    出力に基づき、前記受光信号のレベルが安定入光レベル
    を下回り前記安定遮光レベルを上回る状態が所定時間連
    続するかを判断する第1のタイマ回路と、前記受光信号
    のレベルが安定入光レベルを上回るか或いは前記安定遮
    光レベルを下回る状態が所定時間連続するかを判断する
    第2のタイマ回路と、前記受光信号のレベルが完全入光
    レベルを上回る状態が第2のタイマ回路が判断に用いる
    所定時間より短い所定時間連続するかを判断する第3の
    タイマ回路と、前記受光信号のレベルが動作レベルを下
    回っている間に前記安定遮光レベルを下回るか否かによ
    って或る値を加算或いは減算する第1のカウンタと、前
    記受光信号のレベルが動作レベルを上回っている間に前
    記安定入光レベルを上回るか否か或いは前記完全入光レ
    ベルを上回るか否かによって或る値を加算或いは減算す
    る第2のカウンタとを備えるとともに、前記第1のカウ
    ンタ或いは第2のカウンタのカウント値が第1の所定値
    になるか前記第1のタイマ回路の限時時間が所定時間と
    なった場合に外部に異常を知らせる異常報知手段を備
    え、前記第1のカウンタ或いは第2のカウンタのカウン
    ト値が第2の所定値になるか第2のタイマ回路或いは第
    3のタイマ回路の限時時間が所定時間となった場合に前
    記異常報知手段の異常報知を解除することを特徴とする
    光電センサ。
  4. 【請求項4】上記各比較手段は投光手段の投光動作に同
    期して動作する同期検波回路により検波された後積分さ
    れてその積分出力が比較結果として用いられることを特
    徴とする請求項3記載の光電センサ。
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WO2021157307A1 (ja) * 2020-02-03 2021-08-12 ナブテスコ株式会社 光学センサの診断支援装置、光学センサの診断支援方法、診断支援システムおよび自動ドアセンサ
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