JPH04271613A - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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JPH04271613A
JPH04271613A JP5579991A JP5579991A JPH04271613A JP H04271613 A JPH04271613 A JP H04271613A JP 5579991 A JP5579991 A JP 5579991A JP 5579991 A JP5579991 A JP 5579991A JP H04271613 A JPH04271613 A JP H04271613A
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Toshiaki Yoshiyasu
利明 吉安
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受光素子からの受光信
号を投光回路からの同期信号に基づいて同期検波する構
成の光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、発光素子と受光素子とを対向さ
せて用いる透過形の光電スイッチにおいて、発光素子か
ら投光される周期的なパルス光を受光素子で受光し、こ
の受光素子からの受光信号を投光回路からの同期信号に
基づいて同期検波するものが供されている。
【0003】これは、例えば照明器具等のノイズ光によ
り光電スイッチが誤動作するのを防止するためで、受光
素子からの受光信号のうち投光タイミングつまり同期信
号のタイミングと一致するもののみを同期検波回路によ
り検出し、これを積分回路にて積分することにより、検
出された受光信号が所定回数以上連続したときのみ受光
状態と判断し、所定回数に達するまでに同期検波回路か
らの受光信号が途絶えたときには発光素子からのパルス
光の受光状態でないと判断する構成である。
【0004】このような構成とすることにより、受光素
子から出力される受光信号のうち、ノイズ光のような同
期信号のタイミングと一致する可能性の低い信号を除去
し、より確実な検出を行うことができる。
【0005】ところが、このように同期検波によりノイ
ズ光除去対策を施した光電スイッチであっても、従来、
互いに似通った投光周期を有する複数の光電スイッチを
並設した場合には相互に干渉して誤動作し易くなる問題
があった。これは、投光周期が近似していると、双方の
発光素子からのパルス光の投光タイミングが極めて近接
した状態が継続してしまい、単に同期検波による検出の
みでは双方を区別することができなくなるためである。
【0006】このような光電スイッチ間の相互干渉を防
ぐため、発光素子から投光される光の投光範囲を絞って
他の光電スイッチの受光素子に投光されないようにする
方法があるが、これでは光軸が狭くなるので調整が難し
く、その上、振動や衝撃によって光軸が少しでもずれる
と誤動作を生ずる。
【0007】また、双方の光電スイッチの発光素子と受
光素子との配置を逆にすることにより、一方の光電スイ
ッチの発光素子と他方の光電スイッチの受光素子とが対
向することがないようにして相互干渉を防止する方法も
あるが、この方法では、反射率の高い検出物体を検出す
る際には一方の光電スイッチの発光素子からのパルス光
が検出物体で反射して該発光素子と並設された他方の光
電スイッチの受光素子に入射し、結局相互干渉を起こし
てしまう虞がある。
【0008】そこで、上述のような不具合を解決すべく
、次のような光電スイッチが考えられている。
【0009】即ち、上述した積分回路における積分動作
を行う際に、投光回路の発光素子によるパルス光の投光
周期を変化させながら行うようにしたものである。つま
り、たとえノイズ光の入射周期が同期信号に一致した場
合でも、積分動作を繰り返すうちに投光回路のパルス光
の周期が変化されてゆくので、ノイズ光の周期とずれて
くるようになり、受光状態と判断する前に同期検波され
なくなるので、結局積分回路に対する入力がなくなり、
投光回路からのパルス光のみを確実に検出することがで
きるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来構成のものでも、同じタイプの光電スイッチ
からのパルス光がノイズ光として受光素子に入射した場
合には、同様の動作により発振周波数を変更してゆくた
め、これが同期検波により継続して検出されると受光状
態であると誤判定をしてしまう虞がある。
【0011】また、従来のものでは、受光信号の検出点
が投光パルスの立上りタイミングでのみ見ているため、
投光パルスの他のタイミングでノイズ光が入射されてい
る場合には、これを検出して除去することができない場
合があり、総じてノイズ除去率を向上できない状況であ
った。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ノイズ光の入射状態を迅速に検出して
その悪影響を極力低減させると共に、同タイプの光電ス
イッチを用いている場合でも、互いに相互干渉を起こし
て誤検出を起こすようなことがない光電スイッチを提供
するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、周期的な投光
パルスに基づいて発光素子を発光させる投光回路と、受
光素子により受光した信号を前記投光パルスに応じた同
期信号に基づいて同期検波を行う受光回路とを有する光
電スイッチを対象とするものであり、前記受光素子によ
る受光信号が前記投光パルスの立上り或は立下りの何れ
かのタイミングで検出して検出パルスを出力したときに
は前記投光パルスの発振周期を夫々異なる変化量で変更
する投光パルス周期変更手段を設けたところに特徴を有
する。
【0014】投光パルス周期変更手段を、受光素子から
増幅回路を介して得た出力が非受光レベルから正の所定
レベルに達したとき及び負レベルに達するときにノイズ
信号を検出し、これを検出パルスとして含むように構成
すると好ましい。
【0015】また、投光パルス周期変更手段を、受光素
子から増幅回路を介して得た出力が非受光レベルから受
光回路の検出レベルよりも低い所定の検出レベルに達し
たときにノイズ信号を検出する比較手段を含んで構成す
ると良い。
【0016】
【作用】請求項1記載の光電スイッチによれば、投光パ
ルス周期変更手段は、受光素子に入射された光による受
光信号を投光パルスの立上り或は立下りのタイミングで
検出して検出パルスを出力すると、投光パルスの発振周
期をそのときのタイミングが立上りか立下りかの何れか
に応じて異なる変化量で変更する。
【0017】これにより、ノイズ光の検出が投光パルス
の立上り及び立下りタイミングの両方で行われるので、
ノイズ光検出率が向上する。
【0018】また、このようにしていることにより、ノ
イズ光の発振周期と投光素子からのパルス光の発振周期
が同じであった場合には、投光パルスの立上りタイミン
グ側から受光素子へのノイズ光の入射が始まったときに
は、例えばパルス光の発振周期の変化量を多くして速や
かにノイズ光の発振周期からずらすようにし、投光パル
スの立下りタイミング側から受光素子へのノイズ光の入
射が始まったときには、例えばパルス光の発振周期を上
述の変化量よりも小さい変化量にする。
【0019】この結果、ノイズ光源が同じタイプの光電
スイッチから発せられている場合でも、これがノイズ光
の入射により検出パルスが出力される状況においては、
投光パルスの一方の立上りタイミングは他方の立下りタ
イミングとなるので、上述のようにして互いに異なる変
化量で投光パルスの発振周期を変更することにより、速
やかにノイズ光の悪影響は除去される。
【0020】請求項2記載の光電スイッチによれば、投
光パルス周期変更手段は、受光素子から増幅回路を介し
て出力される受光信号が正の所定レベルに達するか或は
負レベルに達したときにノイズ信号を検出し、これを検
出パルスとして含むので、例えば、受光素子に強いノイ
ズ光が入射したときには、増幅回路の出力が非受光レベ
ルから正の所定レベルを超えた後、非受光レベルよりも
低い負のレベルに低下することがあるが、このような負
のレベルから投光パルスの立上りタイミング側に近接し
てきたノイズ光に対して、発光素子からのパルス光にノ
イズ光が重畳する前にそのノイズ光を避けるように投光
パルスの発振周期を変更させることができる。
【0021】請求項3記載の光電スイッチによれば、比
較手段により、受光素子から増幅回路を介して出力され
た受光信号が所定の検出レベルつまり受光回路の検出レ
ベルよりも低い検出レベルに達したときにノイズ信号を
検出するので、例えば、ノイズ光が投光パルスに同期し
て入射された場合でも、そのノイズ光源が近接してレベ
ルが受光回路の検出レベルに達する以前にノイズとして
検出して投光パルスの発振周期を変更させるので、ノイ
ズ光による悪影響を未然に防止できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を反射形光電スイッチに適用し
た場合の一実施例について、図面を参照しながら説明す
る。
【0023】電気的構成の概略を示す図1において、発
光素子たる発光ダイオード1,駆動回路2及び発振回路
3は順次直列に接続され、投光回路4が構成されている
。駆動回路2は、発振回路3から与えられる投光パルス
に従って発光ダイオード1に駆動電流を与え、所定の発
振周期を有するパルス光を出力する。発振回路3は、後
述するように、カウンタ14から与えられるカウント値
に応じて、投光パルスの発振周期tnをt0〜t15(
t0>tn>t15)の範囲内で変更するようになって
おり、さらに、出力した投光パルスが立上がった後にカ
ウンタ14から与えられるカウント値が変化すると、そ
の時点で投光パルスの出力を停止するようになっている
【0024】受光素子たるフォトダイオード5は、発光
ダイオード1から出力されたパルス光が検出対象に投光
されたときの反射光を検出するためのもので、その出力
端子は増幅回路6の入力端子に接続されている。この増
幅回路6は、フォトダイオード5から出力される光電流
の交流成分を増幅して出力するようになっている。
【0025】比較回路7は、入力側が増幅回路6に接続
され、出力側が同期回路8に接続されており、増幅回路
6から与えられる受光信号の大きさが予め設定された検
出レベルLaを超えているかどうかを比較し、検出レベ
ルLa以上の受光信号が入力されたときには検出信号を
同期回路8に出力する。同期回路8は、後述するように
、投光パルスに基づく同期信号が与えられるようになっ
ており、この同期信号に基づいて検出信号を同期検波す
ることにより、投光パルスに同期して入射された光か否
かを判定し、同期一致信号を出力する。
【0026】同期回路8の出力端子は積分回路9に接続
されており、この積分回路9において、同期一致信号が
積分され、その積分値が所定値を超えると、出力回路1
0を介して受光検出信号を出力するようになっている。 そして、以上により受光回路11が構成されている。
【0027】さて、前記増幅回路6の出力は比較手段た
るノイズ検出回路12にも入力されるようになっている
。即ち、増幅回路6の出力端子は、比較器12aの非反
転入力端子及び比較器12bの反転入力端子に接続され
ている。そして、比較器12a,12bの出力端子はノ
イズ処理回路13に接続されている。
【0028】この場合、比較器12aの反転入力端子に
は、前述した比較回路7の検出レベルLaよりも低いレ
ベルでノイズ検出レベルLbが設定されている。また、
比較器12bの非反転入力端子には零レベルLcが設定
されている。従って、増幅回路6からの受光信号が、ノ
イズ検出レベルLbを超えるか、或は零レベルLcより
も低い即ち負のレベルに低下すると、ノイズ処理回路1
3に検出パルスが出力されるようになっている。
【0029】ノイズ処理回路13は、前述した発振回路
3から投光パルスが与えられるようになっており、投光
パルスの立上り或は立下りのタイミングで検出パルスが
入力されていたときには2個のパルスを検出パルスとし
てカウンタ14に与えるようになっている。
【0030】前記発振回路3の出力端子は、上述のよう
にノイズ処理回路13に接続されると共に、遅延回路1
5に接続されており、この遅延回路15の出力端子は前
記同期回路8に接続されると共に、立下り検出回路16
を介してカウンタ14に接続されている。カウンタ14
の出力端子は前記発振回路3に接続されている。この場
合、遅延回路15は、発振回路3から与えられる投光パ
ルスが所定幅に達すると遅延信号として出力するもので
ある。また、立下り検出回路16は、遅延回路16から
与えられた遅延信号の立下りを検出して立下り検出パル
スとしてカウンタ14に出力する。
【0031】カウンタ14は、ノイズ処理回路13から
検出パルスが与えられるとカウント値を減算し、立下り
検出回路16から立下り検出パルスが与えられるとカウ
ント値を加算するようになっており、このカウント値は
、前述の発振回路3に出力され、これに応じて発振回路
3は投光パルスの発生周期を変更するようになっている
。そして、以上により投光パルス周期変更手段17が構
成されている。
【0032】次に、本実施例の作用について、図2をも
参照しながら説明する。
【0033】いま、図2に領域(イ)で示す非入光状態
においては、発振回路3から出力される投光パルスa(
図中(a)参照)に基づいた周期で駆動回路2は発光ダ
イオード1を駆動してパルス光による投光動作を行う。 このとき、フォトダイオード5は、いま非入光状態を考
えているので、増幅回路6への受光信号はなく、従って
ノイズ処理回路13の出力もない。一方、遅延回路15
及び立下り検出回路16を介してカウンタ14には立下
り検出パルスが入力される。カウンタ14においては、
ノイズ処理回路13から検出パルスが与えられないので
、結局、カウンタ14のカウント値は「1」加算され、
例えば、「4」から「5」に変化する。これにより、発
振回路3は、カウンタ14から与えられるカウント値「
5」に応じてその発振周期をt4からt5(t5<t4
)に変更する。
【0034】この後、発振回路3の発振周期tnは、こ
の非入光状態においては上述と同様にして短くなるよう
に順次変更されてゆき、t0になった後には再びt15
に移行するようになっている。
【0035】さて次に、上述のような非入光状態、つま
り、発光ダイオード1からのパルス光が検出対象に反射
されてフォトダイオード5に入射されていない状態で、
外来のノイズ光がフォトダイオード5に入射する場合に
ついて述べる。
【0036】まず、図2の領域(ロ)で示す、投光パル
スaの立下りのタイミングでノイズ光が入射される場合
には、増幅回路6からの交流成分の受光信号b(図中(
b)参照)が比較器12aにおいてノイズ検出レベルL
bを超えている期間中検出パルスを出力し(図中(c)
参照)、一方、比較器12bにおいて、受光信号bがノ
イズ検出レベルLcを下回っている期間、つまり負のレ
ベルにアンダーシュートしている期間中検出パルスを出
力する(図中(d)参照)。
【0037】ノイズ処理回路13においては、比較器1
2aから与えられた検出パルスが投光パルスaの立下り
タイミングで入力されることにより、カウンタ14にノ
イズ検出パルスe(図中(e)参照)を2個与える。こ
れにより、カウンタ14のカウント値は、例えば「6」
から「4」に減算される(図中(g)参照)。この後、
カウンタ14には立下り検出回路16から投光パルスa
の立下りを検出して立下り検出パルスf(図中(f)参
照)が与えられる。
【0038】この結果、カウンタ14のカウント値は「
4」から「5」に加算され、結局、カウンタ14から発
振回路3に与えられるカウント値は「5」となり、発振
周期はt5に設定される。つまり、発振周期tnはt6
からt5に長くなるように変更されることになる。
【0039】一方、このときのノイズ光のレベルが比較
回路7の検出レベルLaを超えている場合には、同期回
路8に検出信号が与えられ、さらに遅延回路15から与
えられる同期信号により同期検波されると、同期一致信
号が積分回路9に出力される。つまり、この時点では、
積分回路9において発光ダイオード1からのパルス光を
受光した場合と同様にして同期一致信号が出力されてい
るのである。
【0040】続いて、フォトダイオード5において、再
び投光パルスの立下りタイミングでノイズ光が受光され
ると、上述同様にして発振回路3の発振周期tnがt5
からt4に変更され、同時に同期回路8からは前述同様
にして同期一致信号が積分回路9に出力される。
【0041】さて、次に、図2の領域(ハ)で示す、投
光パルスの立上りタイミングでノイズ光が入射される場
合について説明する。この場合には、例えばノイズ光が
投光パルスの立上りタイミング側から近接してくるよう
な状況や、或は、上述のようにして投光パルスの立下り
タイミングでノイズ光を検出して発振回路3の発振周期
が順次長くなって行く結果、ノイズ光の検出タイミング
が次第に投光パルスの立上りタイミングに一致するよう
になる状況である。
【0042】この場合には、投光パルスが出力される以
前にノイズ検出回路12の比較器12aから検出パルス
が出力されており(図中(c)参照)、この後、投光パ
ルスが出力されて立上りタイミングとなると、ノイズ処
理回路13から2個のノイズ検出パルスがカウンタに出
力される。したがって、カウンタ14のカウント値は例
えば「4」から「2」に変更される。
【0043】これにより、発振回路3においては、投光
パルスを出力した直後にカウンタ14からのカウント値
の変更があるため、この時点で投光パルスの出力を停止
する。また、これにより、遅延回路15は、投光パルス
のパルス幅が所定幅に達する前に停止することから、同
期回路8への同期信号の出力及び立下り検出回路16へ
の遅延出力はなくなる。この結果、発振回路3は、前回
の投光パルスを出力した時点から発振周期t2だけ経過
した時点で再び投光パルスを出力するようになる。
【0044】以下、同様にして、投光パルスの立上りタ
イミングでノイズ光が検出されると、カウンタ14のカ
ウント値は「2」ずつ減算されてゆき、発振回路3の発
振周期tnも、例えばt4からt2,t0へと順次変更
されて行く。この場合、発振周期t0は設定されている
一番長い周期である。カウンタ14は、カウント値が「
0」の状態で、さらにノイズ処理回路13から検出パル
スが与えられると、カウント値を「0」から「8」に変
更設定し、以下再び上述と同様にして動作するようにな
っている。
【0045】このように、発光ダイオード1或はノイズ
光源からフォトダイオード5に入光されると、発振回路
3から出力される投光パルスの発振周期がその立上りタ
イミングか、或は立下りタイミングかに応じて異なる変
化量で変更される。
【0046】従って、入射されている光がノイズ光のよ
うな投光パルスに応じたパルス光でない場合には、発振
周期が順次長くなっていくパルス光に追随していないの
で、検出タイミングがずれてくるため、ノイズ処理回路
13に検出されないようになる。また、同期回路8にお
いても、比較回路7にて出力される検出信号が遅延回路
15から与えられる同期信号とずれてくるため、同期検
波した結果同期一致信号を出力することはなくなり、も
ってノイズ光による誤検出が回避されたことになる。
【0047】尚、投光パルスaの立上り及び立下りのタ
イミング以外でフォトダイオードに入光した場合には、
投光パルスaとの同期が取られないため、ノイズ処理回
路13及び同期回路8の何れにおいても受光状態を検出
することはない。
【0048】このような本実施例によれば、投光パルス
周期変更手段17により、フォトダイオード5に入射さ
れた光による受光信号を、投光パルスの立上り及び立下
りの両方のタイミングで検出するようにすると共に、何
れのタイミングで検出したかに応じて投光パルスの発振
周期を異なる変化量で変更するようにしたので、同タイ
プの光電スイッチを並用する場合でも、互いのパルス光
を検出して誤動作するということがなくなり、ノイズ光
の除去率を向上させることができる。
【0049】また、本実施例によれば、ノイズ検出回路
12の比較器12bにより、増幅回路6からの受光信号
が負のレベルである場合も検出パルスを出力する構成と
したので、ノイズ光を、よりはやく検知してその悪影響
を除去することができ、誤検出をなくしたより確実な検
出ができる。
【0050】さらに、本実施例によれば、ノイズ検出回
路12の比較器12aにより、増幅回路6からの受光信
号の検出レベルLbを比較回路7の検出レベルLaより
も低い値としたので、ノイズ光の入光レベルが小さい状
態つまり近接する以前の状態でこれを検出してノイズ光
による悪影響を除去することができ、確実な検出ができ
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の光電スイッチによれば、
投光パルス周期変更手段を設けて、受光素子による受光
信号が投光パルスの立上り或は立下りの何れかのタイミ
ングで検出して検出パルスを出力したときには投光パル
スの発振周期を夫々異なる変化量で変更するようにした
ので、ノイズ光が何れのタイミングで近接してきたかに
応じて異なる対応をするので、たとえ同タイプの光電ス
イッチが並設されている場合でも、誤検出を起こすこと
がなくなると共に、ノイズ光の検出を投光パルスの立上
り及び立下りの両タイミングで見ているので、さらにノ
イズ光検出率が向上するという優れた効果を奏する。
【0052】請求項2記載の光電スイッチによれば、投
光パルス周期変更手段を、増幅回路を介して出力される
受光素子からの受光信号を正の所定レベル及び負レベル
の何れに達したときにもノイズ信号を検出しこれを検出
パルスとして含む構成としているので、ノイズ光の裾と
なる負のレベルの部分が投光パルスと重なるのをより迅
速に検出してこれらを除去することができるという優れ
た効果を奏する。
【0053】請求項3記載の光電スイッチによれば、投
光パルス周期変更手段を、増幅回路を介して出力される
受光素子からの受光信号を受光回路の検出レベルよりも
低い検出レベルにて検出してノイズ信号を出力するよう
にしたので、より微弱なノイズ光に対しても迅速にこれ
を検出して除去することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成の概略図

図2】各部の信号出力状態を示すタイムチャート
【符号の説明】
1は発光ダイオード(発光素子)、2は駆動回路、3は
発振回路、4は投光回路、5はフォトダイオード(受光
素子)、6は増幅回路、7は比較回路、8は同期回路、
9は積分回路、11は受光回路、12はノイズ検出回路
(比較手段)、13はノイズ処理回路、14はカウンタ
、15は遅延回路、16は立下り検出回路、17は投光
パルス周期変更手段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  周期的な投光パルスに基づいて発光素
    子を発光させる投光回路と、受光素子により受光した信
    号を前記投光パルスに応じた同期信号に基づいて同期検
    波を行う受光回路とを有する光電スイッチにおいて、前
    記受光素子による受光信号を前記投光パルスの立上り或
    は立下りの何れかのタイミングで検出して検出パルスを
    出力したときには前記投光パルスの発振周期を夫々異な
    る変化量で変更する投光パルス周期変更手段を設けたこ
    とを特徴とする光電スイッチ。
  2. 【請求項2】  投光パルス周期変更手段は、受光素子
    から増幅回路を介して得た出力が非受光レベルから正の
    所定レベルに達したとき及び負レベルに達するときにノ
    イズ信号を検出し、これを検出パルスとして含むように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の光電ス
    イッチ。
  3. 【請求項3】  投光パルス周期変更手段は、受光素子
    から増幅回路を介して得た出力が非受光レベルから受光
    回路の検出レベルよりも低い所定の検出レベルに達した
    ときにノイズ信号を検出する比較手段を含んで構成され
    ていることを特徴とする請求項1或は請求項2記載の光
    電スイッチ。
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JPH06169248A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Sunx Ltd 光電スイッチ
JP2013090301A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Azbil Corp 光電スイッチ

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